JP2002292760A - 排水桝の製造方法 - Google Patents

排水桝の製造方法

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JP2002292760A
JP2002292760A JP2001102952A JP2001102952A JP2002292760A JP 2002292760 A JP2002292760 A JP 2002292760A JP 2001102952 A JP2001102952 A JP 2001102952A JP 2001102952 A JP2001102952 A JP 2001102952A JP 2002292760 A JP2002292760 A JP 2002292760A
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JP2001102952A
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Yoji Nishibori
洋史 西堀
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Mitsubishi Plastics Inc
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Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上部に立ち上がり管受口が、側部に上流側受口
と下流側差口がそれぞれ突設された排水桝を形成するに
あたり、桝本体部と各突出開口部の成形金型を部分的に
共用して製造コストの低減を図る。 【解決手段】本体成形金型に上流側受口成形金型と下流
側差口成形金型を固定して桝本体部を成形するととも
に、立ち上がり管受口成形金型で中心軸が屈曲した立ち
上がり管受口部を成形し、立ち上がり管受口部の天面を
桝本体部の下流側差口とは反対の方向に傾むくように配
置して、立ち上がり管受口部を桝本体部の上部開口に接
合一体化させて排水桝を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立ち上がり管を接
続して埋設される排水桝に関する。
【0002】
【従来の技術】排水管路中には、地上と通じた立ち上が
り管の受口を備えた排水桝が設置され、地上から排水管
のメンテナンスを行えるようになっている。図7は管路
の屈曲点に設置される、立ち上がり管受口を備えた排水
桝の外観を示している。図示されるように、この排水桝
60は所謂45°曲がりの排水桝であり、桝本体61の
上部に、外側に膨らんだ受口形状を呈する立ち上がり管
受口62を突設し、桝本体61の側部に略135°の開
き角度で上流側受口63と下流側差口64を突設して形
成されている。上流側受口63と下流側差口64は、桝
本体61の廻りで略135°の開き角度をなして突出し
ており、桝本体61のインバート部には上流側受口63
側から下流側差口64側へ下方傾斜した勾配が設けてあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような排水桝60
の製造は、射出成形による一体成形により行われてお
り、上流側受口63と下流側差口64の曲がり方向が右
曲がりのものと左曲がりのものとで、別々の成形金型を
用いて成形を行っていた。曲がり排水桝は、図示したも
のの他に、90°曲がりのものも多用され、両排水桝で
少なくとも四つの曲がり方向の異なる成形金型が用いら
れるが、金型に要する費用は製造コストの中で大きな割
合を占め、これを削減できればコスト低減が図れて望ま
しい。
【0004】本発明はこのような従来技術に鑑み、上部
に立ち上がり管受口が、側部に上流側受口と下流側差口
がそれぞれ突設された排水桝を製造するにあたり、桝本
体部と各突出開口部の成形金型を部分的に共用して成形
することにより、製造コストの低減を図ることを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、本体成形金型に上流側受口成形金型と下流側
差口成形金型を固定して、上流側受口と下流側差口を備
え、且つ上部が開口した桝本体部を成形する工程と、立
ち上がり管受口成形金型で中心軸が屈曲した立ち上がり
管受口部を成形する工程と、立ち上がり管受口部の中心
軸が桝本体部の略反下流側差口側又は略上流側受口側に
傾むくように配置して、立ち上がり管受口部を桝本体部
の上部開口に接合する工程とを有することを特徴とす
る。
【0006】本発明を実施するには、桝本体部を成形す
る金型と立ち上がり管受口部を成形する金型が用いられ
る。桝本体部を成形する金型は、本体成形金型と、これ
に固定及び分離可能な上流側受口成形金型と下流側差口
成形金型で構成される。本体成形金型は、排水桝の本体
を成形するものであり、桝本体は側部に上流側受口と下
流側差口が、上部に立ち上がり管受口部がそれぞれ接合
する開口を有し、内部にこれら口部を連通する流路を有
する殻状に形成される。桝本体のインバート部には傾斜
した勾配は形成されない。上流側受口成形金型と下流側
差口成形金型は、それぞれ上流側受口と下流側差口を成
形するものであり、両金型は本体成形金型に対し、その
固定位置を交換できるように構成される。すなわち、桝
本体の側部に形成される受口と差口の二つの開口の両方
に接合して上流側受口と下流側差口を一体に形成できる
ように構成される。本体成形金型は、桝本体の対向両側
に上流側受口と下流側差口が突出した桝のの形態と、桝
本体の側部に適宜な開き角度で上流側受口と下流側差口
が突出した曲がり桝の形態では、桝本体の形状が異なる
ため、それぞれの形態の金型が必要となるが、上流側受
口成形金型と下流側差口成形金型は両形態の金型で共用
される。また、立ち上がり管受口部を成形する金型は、
前記桝本体部に接合する立ち上がり管受口部を成形する
ものであり、立ち上がり管受口部は上部が外側に膨らん
だ受口形状、下部が桝本体上部の開口に接合する形状を
呈する、中心軸が一側に屈曲した管状に形成される。立
ち上がり管受口成形金型は、前記桝の形態の違いに関わ
りなく共用される。
【0007】前記構成の金型で桝本体部と立ち上がり管
受口部を成形した後、立ち上がり管受口部の上端開口天
面を桝本体部の略反下流側差口側、より好ましくは桝本
体部の略上流側受口側に傾くように配置して、つまり立
ち上がり管受口部の中心軸が略反下流側差口側或いは上
流側受口側へ屈曲するように配置して、立ち上がり管受
口部を桝本体部の上部開口に接合し、両部を一体化させ
ることにより、側部に上流側受口と下流側差口が突設
し、上部に立ち上がり管受口が突設した排水桝が得られ
る。
【0008】このように形成された排水桝は、立ち上が
り管受口部が下流側差口側とは反対の方向に屈曲してお
り、これを立ち上がり管受口部の天面が水平となる向き
で設置すれば、全体が傾いて上流側受口が高く、下流側
差口が低くなり、上流側から下流側へ下方傾斜した勾配
がつくので、内部を下水がスムーズに流れ、ゴミや泥が
溜まることはない。また、本発明によれば、ユニット化
された金型を用いて排水桝を成形し、本体成形金型をベ
ースとして各金型を共用することで、金型にかかる費用
を削減し、製造コストを低減することが可能となる。と
りわけ、曲がり排水桝を成形する場合に、本体成形金型
に対する上流側受口成形金型と下流側差口成形金型の固
定位置を交換することで、これら一組の金型で左曲がり
と右曲がり両方の排水桝を成形することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1及び図2は桝本体部の成形工程で成
形される桝本体部の平面図、図3は桝本体部の成形金型
を示す概略断面図、図4は桝本体部と立ち上がり管受口
部を接合する工程を示す両部の断面図、図5は桝本体部
に立ち上がり管受口部を接合させた曲がり排水桝の側面
図、図6は本発明により形成された排水桝を設置した状
態を示す図である。
【0010】前述のように、本発明の製造方法では、桝
本体部を成形する工程と、立ち上がり管受口部を成形す
る工程と、両部を接合一体化する工程を経て排水桝が形
成される。
【0011】図1は、桝本体部の成形工程で形成される
桝本体部を示している。この桝本体部2は、桝本体3の
対向両側部に上流側受口4と下流側差口5を突設し、上
部に立ち上がり管受口部6が接合する開口3aを設け、
これら各開口が桝本体3内部の流路3bで連通した形状
に形成してある。桝本体3のインバート部には傾斜勾配
は設けられていない。桝本体部2の成形金型は、図3に
示されるように、桝本体3を成形する金型3A、上流側
受口4を成形する金型4A及び下流側差口5を成形する
金型5Aにユニット化されており、本体成形金型3Aに
上流側受口成形金型4Aと下流側差口成形金型5Aを固
定して成形金型を構成し、桝本体部2が一体に成形され
る。
【0012】図2は、桝本体3の側部に略90°の開き
角度で上流側受口4と下流側差口5を突出させた桝本体
部2を示しており、同図(A)は右曲がり桝の形態、
(B)は左曲がり桝の形態である。桝本体部2の上部に
は立ち上がり管受口部6が接合する開口3aが設けら
れ、各開口は桝本体3内部の湾曲した流路3bで連通さ
せてあるが、インバート部には傾斜勾配は設けられてい
ない。桝本体部2の成形金型は、前記金型3Aとは受口
と差口の開口位置及び内部流路の形状が異なる本体成形
金型3Bに、前記上流側受口成形金型4Aと下流側差口
成形金型5Aを固定して構成され、上流側受口成形金型
4Aと下流側差口成形金型5Aの固定位置を交換するこ
とにより、同一の金型で右曲がりと左曲がりの桝本体部
2が成形される。
【0013】立ち上がり管受口部を成形する工程では、
立ち上がり管受口成形金型(図示せず)を用い、桝本体
部2とは別体に、立ち上がり管受口部を成形する。成形
される立ち上がり管受口部6は、図4に示されるよう
に、上部に外側に膨らんだ受口6a、下部に桝本体部2
の開口3aに接合する開口6bを有し、その中心軸が一
側に屈曲した管状に形成される。
【0014】個別の金型で桝本体部2と立ち上がり管受
口部6を成形した後、両部を接合一体化させることによ
って排水桝1が構成される。図4は、図1に示される桝
本体部2に立ち上がり管受口部6を接合する工程を示し
ており、立ち上がり管受口部6の中心軸が桝本体部2の
略上流側受口4側に傾むくように向けてその開口6bを
桝本体部2の上部開口3aに接合し、接着等の固着手段
によって両部は一体化される。図2に示された曲がり排
水桝も同様に、立ち上がり管受口部6の中心軸が桝本体
部2の略上流側受口4側に屈曲するように配置して開口
6bを開口3aに接合し、両部が一体化される。
【0015】このような工程を経て形成された排水桝1
は、図6に示されるように、立ち上がり管受口部6の天
面が水平になるように設置され、上流側受口4と下流側
差口5には排水管7が接続され、立ち上がり管受口部6
には立ち上がり管8が接続される。排水桝1は、立ち上
がり管受口部6の天面が水平になるように設置され、排
水桝1の全体が上流側受口4が高く、下流側差口5が低
くなる向きに傾いているから、排水管7を流れる下水が
桝内部で滞留するようなことはなく、ゴミや泥が溜まる
こともない。なお、図示した形態では、立ち上がり管受
口部6を上流側受口4側へ傾けて構成してあるが、少な
くとも立ち上がり管受口部6の中心軸が下流側差口側5
とは反対の方向に傾いていれば、排水桝1全体に上流側
から下流側へ下方傾斜した勾配をつけることが可能であ
る。また、排水桝1の傾斜角度は、立ち上がり管受口部
6の屈曲度合いによって異なるが、屈曲度合いの異なる
立ち上がり管受口部6を複数成形しておき、これらを選
択的に桝本体部2に接合できるようにしておけば、設置
場所等に応じた傾斜角度の排水桝を容易に構成すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、ユニット化された金型
を用いて排水桝を成形し、本体成形金型をベースとして
各金型を共用しているので、金型にかかる費用を削減で
き、製造コストの低減化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】桝本体部の成形工程で成形される桝本体部の平
面図である。
【図2】(A)、(B)は桝本体部の成形工程で成形さ
れる曲がり桝形態の桝本体部の平面図である。
【図3】桝本体部の成形金型を示す概略断面図である。
【図4】桝本体部と立ち上がり管受口部を接合する工程
を示す両部の断面図である。
【図5】(A)、(B)は桝本体部に立ち上がり管受口
部を接合させた曲がり排水桝の側面図である。
【図6】本発明により形成された排水桝を設置した状態
を示す図である。
【図7】曲がり排水桝の一形態の外観図である。
【符号の説明】
1 排水桝 2 桝本体部 3 桝本体 3A、3B 本体成形金型 4 上流側受口 4A 上流側受口成形金型 5 下流側差口 5A 下流側差口成形金型 6 立ち上がり管受口部 7 排水管 8 立ち上がり管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D063 DA26 DA30 3H019 BA02 BD03 4F202 AG06 AH49 AR07 CA11 CB01 CK43 4F213 AG06 AH49 AR07 WA05 WA15 WA43 WB01 WC01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桝本体の側部に上流側受口と下流側差口
    が突設され、桝本体の上部に立ち上がり管受口が突設さ
    れてなる排水桝を製造するにあたり、 本体成形金型に上流側受口成形金型と下流側差口成形金
    型を固定して、上流側受口と下流側差口を備え、且つ上
    部が開口した桝本体部を成形する工程と、 立ち上がり管受口成形金型で中心軸が屈曲した立ち上が
    り管受口部を成形する工程と、 立ち上がり管受口部の中心軸が桝本体部の略反下流側差
    口側又は略上流側受口側に傾むくように配置して、立ち
    上がり管受口部を桝本体部の上部開口に接合する工程と
    を有することを特徴とする排水桝の製造方法。
JP2001102952A 2001-04-02 2001-04-02 排水桝の製造方法 Pending JP2002292760A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007070890A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Aron Kasei Co Ltd 合成樹脂製排水ます
JP2018084068A (ja) * 2016-11-22 2018-05-31 積水化学工業株式会社 マンホール更生構造およびマンホール更生方法

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