JPH10212563A - 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法 - Google Patents

亜鉛系メッキ鋼板の製造方法

Info

Publication number
JPH10212563A
JPH10212563A JP1575797A JP1575797A JPH10212563A JP H10212563 A JPH10212563 A JP H10212563A JP 1575797 A JP1575797 A JP 1575797A JP 1575797 A JP1575797 A JP 1575797A JP H10212563 A JPH10212563 A JP H10212563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
film
zinc
galvanized steel
aqueous solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1575797A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Imokawa
透 妹川
Takayuki Urakawa
隆之 浦川
Satoru Hashimoto
哲 橋本
Shuji Nomura
修二 野村
Michitaka Sakurai
理孝 櫻井
Junichi Inagaki
淳一 稲垣
Masaru Sagiyama
勝 鷺山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP1575797A priority Critical patent/JPH10212563A/ja
Publication of JPH10212563A publication Critical patent/JPH10212563A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス成形時の金型との摺動抵抗が小さく、
スポット溶接電極の損耗が小さく、且つ接着板の剥離強
度が大きな亜鉛系メッキ鋼板の製造方法。 【解決手段】 Fe2++Ni2+≧0.1mol/l 以上含
み、Fe2+/(Fe2++Ni2+)=0.004〜0.9
(但し、mol 比率) 、F- 、Cl- 、Br- 及びI -
らなる群から選ばれた一種または二種以上を合計で0.
3mol/l 以上含み、pH=2.0〜3.5、そして温度
が30〜70℃の水溶液で亜鉛系メッキ鋼板を処理して
表面にFe−Ni−O系皮膜を形成させる。 【効果】 プレス成形性、スポット溶接性及び接着性に
優れた亜鉛系メッキ鋼板を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、亜鉛系メッキ鋼
板の改良に関するものであり、プレス成形性、スポット
溶接性及び接着性に優れた亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】亜鉛系メッキ鋼板は種々の優れた特徴を
有するために、各種の防錆鋼板として広く使用されてい
る。この亜鉛系メッキ鋼板を自動車用防錆鋼板として使
用するためには、耐食性、塗装適合性等の他に、車体製
造工程において要求される性能として、プレス成形性、
スポット溶接性及び接着性に優れていることが重要であ
る。
【0003】しかし、亜鉛系メッキ鋼板は、一般に、冷
延鋼板に比べてプレス成形性が劣るという欠点がある。
これは亜鉛系メッキ鋼板とプレス金型との摺動抵抗が、
冷延鋼板の場合に比較して高いことが原因である。即
ち、この摺動抵抗が大きいので、亜鉛系メッキ鋼板がプ
レス金型に流入しにくくなり、鋼板の破断が起こりやす
くなる。
【0004】亜鉛系メッキ鋼板のプレス成形性を向上さ
せる方法としては、一般に、高粘度の潤滑油を塗布する
方法が広く用いられている。しかしこの方法では、潤滑
油が高粘度であるために、次の塗装工程で脱脂不良によ
る塗装欠陥が発生したり、また油切れにより、プレス性
能が不安定になる等の問題がある。従って、亜鉛系メッ
キ鋼板のプレス成形性の改善が強く要請されている。
【0005】一方、亜鉛系メッキ鋼板は、スポット溶接
時に電極である銅が、溶融した亜鉛と反応して脆い合金
層を形成しやすいために、銅電極の損耗が激しく、その
寿命が短いので、冷延鋼板に比べて連続打点性に劣ると
いう問題がある。
【0006】更に、自動車車体の製造工程においては、
防錆、制振等の目的で各種の接着剤が使用されるが、近
年になって亜鉛系メッキ鋼板は冷延鋼板に比較して接着
性が劣ることが明らかになってきた。
【0007】上記問題を解決する方法として、特開平2
−190483号公報は、亜鉛系メッキ鋼板の表面に電
解処理、浸漬処理、塗布酸化処理、または加熱処理を施
すことにより、ZnOを主体とする酸化膜を形成させて
溶接性、または加工性を向上させる技術(以下、先行技
術1という)を開示している。
【0008】特開平3−17282号公報は、Fe、N
iおよびCoから選ばれた1種または2種以上の金属を
亜鉛系メッキ鋼板の表面に置換析出させる方法(以下、
先行技術2という)を開示している。
【0009】特開平3−191093号公報は、Ni酸
化物を生成させてプレス成形性および化成処理性を向上
させる技術(以下、先行技術3という)を開示してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行技術には下記の問題がある。先行技術1は、上述
した各種処理によりメッキ層表面にZnOを主体とする
酸化物を生成させる方法であるため、プレス金型とメッ
キ鋼板との間の摺動抵抗の低減効果は小さく、プレス成
形性の改善効果が小さい。また、ZnO主体の酸化物が
メッキ層表面に存在すると鋼板の接着性が劣化する。
【0011】先行技術2は、Ni及びFe等の金属を析
出させる方法であり、金属の接着剤に対する濡れ性が小
さいために十分な接着性が得られない。また、皮膜の金
属的性質が強いためにプレス成形性の改善効果が小さい
という問題がある。また、水溶液のpHが低いため、置
換析出効率が低く必要な付着量の確保が困難であるとい
う問題、更には、皮膜形成時にメッキ層のZnの溶出速
度が大きく、浴中のZn2+濃度の増加速度が大きいた
め、浴寿命が短くなってしまうという問題がある。
【0012】先行技術3は、Ni酸化物単相の皮膜を生
成させる方法であって、プレス成形性は向上するが、一
方、接着性が低下するという問題がある。先行技術4
は、不活性皮膜を生成させる方法であるため、化成処理
性や接着性を劣化させるという問題がある。
【0013】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決して、プレス成形性、スポット溶接性及び接着性
に優れた亜鉛系メッキ鋼板の製造方法を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、亜鉛系メッキ
鋼板のメッキ層の表面に、Fe−Ni−O系の適正な皮
膜を形成することにより、プレス成形性、スポット溶接
性及び接着性を改善することができることを見出した。
【0015】即ち、従来の亜鉛系メッキ鋼板は、プレス
成形性において、冷延鋼板に比較して劣る。それは、亜
鉛系メッキ鋼板とプレス金型との摺動抵抗が大きいから
である。その原因は、高面圧下において、低融点の亜鉛
と金型とが凝着現象を起こすためである。これを防ぐた
めには、亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の表面に、亜鉛ま
たは亜鉛合金メッキ層より硬質で、且つ高融点の皮膜を
形成することが有効である。この発明におけるFe−N
i−O系皮膜は、硬質且つ高融点であるから、亜鉛系メ
ッキ鋼板の表面にFe−Ni−O系皮膜を形成させるこ
とにより、プレス成形時におけるメッキ層表面とプレス
金型との摺動抵抗が低下し、亜鉛系メッキ鋼板がプレス
金型へ滑り込み易くなり、プレス成形性が向上する。
【0016】従来の亜鉛系メッキ鋼板は、スポット溶接
における連続打点性において、冷延鋼板と比較して劣
る。その原因は、溶接時に溶融した亜鉛が電極の銅に拡
散して脆弱な合金層を生成するために、合金層の剥離に
よる電極先端径の拡大を生じるためである。従って、亜
鉛系メッキ鋼板の連続打点性を改善する方法としては、
メッキ表面に、高融点の皮膜を形成し、メッキ金属と銅
電極との反応を抑制することが有効である。本発明者
は、亜鉛系メッキ鋼板のスポット溶接性を改善するため
に、各種の皮膜について検討した結果、NiあるいはN
i酸化物皮膜が特に有効であることを見出した。この理
由の詳細は明らかではないが、NiがZnと反応し高融
点のZn−Ni合金を形成し、亜鉛と銅電極との反応を
抑制するものと推定される。
【0017】従来の亜鉛系メッキ鋼板の接着性が、冷延
鋼板に比較して劣ることは知られていたが、この原因は
明らかになっていなかった。そこで、本発明者は、この
原因について調査した結果、接着性は鋼板表面の酸化皮
膜の組成に支配されていることが明らかになった。すな
わち、冷延鋼板の場合には、鋼板表面の酸化皮膜はFe
酸化物が主体であるのに対し、亜鉛系メッキ鋼板の場合
には、Zn酸化物が主体となる。この酸化皮膜の組成に
より接着性が異なっており、Zn酸化物はFe酸化物に
比べて接着性が劣っていた。従って、本発明のように亜
鉛系メッキ鋼板の表面にFe酸化物を含有する皮膜を形
成することによって、接着性を改善することが可能であ
る。
【0018】上述したように、亜鉛系メッキ鋼板の表面
に、少なくとも、NiおよびFeの、金属および酸化物
からなる混合皮膜、即ち、Fe−Ni−O系皮膜を適正
に形成することにより、プレス成形性、スポット溶接性
及び接着性のいずれにおいても優れたものが得られるこ
とを知見した。
【0019】この発明は、上述した知見に基づいてなさ
れたものであって、以下の通りである。この発明の亜鉛
系メッキ鋼板の製造方法は、Fe2+及びNi2+を合計で
0.1mol/l 以上含有し、Fe2+(mol/l )とNi
2+(mol/l )との和に対するFe2+(mol/l )の比率が
0.004〜0.9の範囲内にあり、F- 、Cl- 、B
-及びI- からなる群から選ばれた一種または二種以
上を合計で0.3mol/l 以上含有し、pHが2.0〜
3.5の範囲内にあり、そして、温度が30〜70℃の
範囲内にある水溶液で亜鉛系メッキ鋼板を処理すること
により、前記亜鉛系メッキ鋼板の表面にFe−Ni−O
系皮膜を形成させることに特徴を有するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、この発明の製造条件を上述
したように限定した理由を説明する。なお、この発明に
おいて、亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の表面にFe−N
i−O系皮膜を形成させるために用いる水溶液を、「皮
膜形成水溶液」という。
【0021】〔皮膜形成水溶液のFe2+及びNi2+の適
正濃度、及びその添加方法について〕この発明におい
て、Fe−Ni−O系皮膜の形成速度は、皮膜形成水溶
液中のF- 、Cl- 、Br- 及びI- の合計濃度、及び
皮膜形成水溶液の温度によって変化し、Fe2+及びNi
2+の濃度の影響は小さい。しかし、Fe2+とNi2+との
合計濃度が0.1mol/l 未満と極端に低い場合、F-
Cl- 、Br- 及びI-の合計濃度及び温度を高くして
も皮膜形成速度が小さく、適正な付着量のFe−Ni−
O系皮膜を形成させるためには長時間を要し、生産性の
低下を招く。
【0022】なお、皮膜形成水溶液中におけるFe2+
びNi2+の各濃度の溶解度限が、当該皮膜形成水溶液の
Fe2+及びNi2+以外の成分組成、温度及びpH、並び
に処理方式等の条件により定まる。この発明におけるF
2+及びNi2+の合計濃度は上記溶解度限により定まる
濃度以下であればよい。従って、Fe2+とNi2+との合
計濃度は0.1mol/l 以上とすべきである。
【0023】皮膜形成水溶液へのFe2+及びNi2+の添
加方法は、特に限定しないが、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩
及び塩化物等の各種の塩を溶解させる方法、あるいは鉄
及びニッケルの金属を直接溶解させる方法等がある。
【0024】この発明に用いる皮膜形成水溶液中のFe
含有量(mol/l )とNi含有量(mol/l )との和に対す
るFe含有量(mol/l )の比率(Fe/(Fe+N
i))を適正な範囲内にすることによって、亜鉛系メッ
キ鋼板の表面に所望のFeーNiーO系皮膜を形成させ
ることができる。皮膜形成水溶液中のFe/(Fe+N
i)が、0.004未満では接着性の改善効果がなく、
一方、皮膜形成水溶液中のFe/(Fe+Ni)が0.
9を超えるとスポット溶接性の改善効果が小さくなる。
従って、皮膜形成水溶液中のFe/(Fe+Ni)は、
0.004〜0.9の範囲内にすべきである。
【0025】〔F- 、Cl- 、Br- 及びI- の皮膜形
成水溶液中での作用、及び、その適正濃度について〕図
1は、皮膜形成水溶液中のCl- 濃度とFe−Ni−O
系皮膜付着量の金属元素換算重量との関係を示すグラフ
である。但し、同図において、浴のFe2+濃度、Ni2+
濃度はいずれも0.2mol/l 、pHは2.5、そして温
度は50℃の場合である。処理時間は10sec.とした。
Cl- 濃度の増加により、皮膜付着量は増加しており、
従って、皮膜形成速度が大きくなることが明らかであ
る。本発明者は更に検討を重ね、F- 、Br- 及びI-
にもCl- と同様、皮膜形成を促進する作用があり、こ
れらハロゲン元素イオンの合計濃度が高くなると皮膜形
成速度が大きくなることを見い出した。
【0026】上述したように、皮膜形成水溶液中の
- 、Cl- 、Br- 及びI- の合計濃度が高いと、皮
膜形成速度が大きくなり、生産性が向上する。この理由
の詳細は明らかでないが、以下のように推定される。F
- 、Cl- 、Br- 及びI- は、各種電極上に特異吸着
し易いことが知られている。従って、亜鉛系メッキ鋼板
を皮膜形成水溶液によって処理すると、メッキ層の表面
にF- 、Cl- 、Br- 及びI- が特異吸着し、皮膜形
成反応の触媒として作用するものと考えられる。
【0027】F- 、Cl- 、Br- 及びI- の合計濃度
は、0.3mol/l 未満では皮膜形成速度が遅く、Feー
NiーO系皮膜を適正量付着させるのに長時間を要し、
生産性の低下を招く。
【0028】なお、皮膜形成水溶液中におけるF- 、C
- 、Br- 及びI- の各濃度の溶解度限が、当該皮膜
形成水溶液のF- 、Cl- 、Br- 及びI- 以外の成分
組成、温度及びpH、並びに処理方式等の条件により定
まる。この発明におけるF-、Cl- 、Br- 及びI-
の合計濃度は上記溶解度限により定まる濃度以下であれ
ばよい。従って、F- 、Cl- 、Br- 及びI- の合計
濃度は、0.3mol/l以上とすべきである。
【0029】皮膜形成水溶液中へのF- 、Cl- 、Br
- 及びI- の添加方法は、特に限定しないが、フッ化水
素酸、塩酸、臭化水素酸及びヨウ化水素酸等の酸の形態
で添加する方法、あるいは、塩化ニッケル、塩化第一
鉄、塩化ナトリウム、塩化カリウム及び臭化ナトリウム
等の金属塩を溶解させる一般的な方法でよい。
【0030】〔皮膜形成時におけるメッキ層からのZn
の溶出現象、及び皮膜形成水溶液の適正pHについて〕
本発明の方法においては、皮膜形成時に下記アノード・
カソード反応が起こっていると考えられる。但し、皮膜
形成反応としては、下記以外に、金属イオンが水酸化物
として沈殿し皮膜中に取り込まれる反応も起こっている
ものと考えられる。
【0031】 カソード反応:Fe2++2e→Fe ------------------(1) Ni2++2e→Ni ------------------(2) H+ +e→1/2H2 ------------------(3) アノード反応:Zn→2e+Zn2+ ------------------(4) 即ち、本発明の方法では、皮膜形成の主反応(1)及び
(2)式以外に、水素発生反応(3)式及び亜鉛系メッ
キ鋼板のメッキ層中のZnの溶解反応(4)式が起こ
り、特にZnの溶解反応(4)式の結果、皮膜形成水溶
液中のZn2+濃度が不可避的に上昇する。皮膜形成水溶
液中のZn2+濃度は、低濃度であれば悪影響はないが、
0.5mol/l を超えると所望の効果が得られなくなるか
ら、浴を更新する必要が生じる。従って、浴寿命を長く
するために、皮膜形成時にメッキ層からのZnの溶解反
応を極力抑制しなければならない。
【0032】そこで、本発明者は、上記Znの溶解速度
を低く抑制する方法を見い出すために研究を重ねた。そ
の結果、一定の付着量のFeーNiーO系皮膜を形成さ
せたときに、この間に溶出したZnの溶解量は、皮膜形
成水溶液のpHに依存し、その他の条件の影響は小さい
ことを見い出した。
【0033】図2は、Fe−Ni−O系皮膜を金属元素
換算量で100mg/m2 のFeーNiーO系皮膜を形成さ
せる間に、メッキ層から溶出したZn量を、皮膜形成水
溶液のpHに対してプロットしたグラフである。但し、
皮膜形成水溶液の組成は塩化ニッケル0.2mol/l 、塩
化第一鉄0.2mol/l で、温度は50℃の場合である。
同図から、pHが2.0未満では、Zn溶出量が急激に
増加するため、連続的に皮膜形成処理を行なうと浴寿命
が短くなってしまう。一方、pHが3.5を超えると、
第二鉄のスラッジが大量発生し、亜鉛系メッキ鋼板表面
に付着して表面欠陥の原因となる。従って、皮膜形成水
溶液のpHは、2.0〜3.5の範囲内に限定すべきで
ある。
【0034】〔皮膜形成水溶液の適正温度について〕皮
膜形成水溶液の温度が高くなるにつれて反応速度が速く
なり、Ni及びFeの析出効率が良く、生産性が向上す
る。その温度が30℃未満では、反応速度が遅く、亜鉛
系メッキ鋼板の所期に必要なNi及びFe付着量を確保
するんために長時間を要し、生産性の低下を招く。一
方、その温度が70℃を超えると、皮膜形成水溶液の蒸
発量が多くなって浴濃度のコントロールが困難になる。
従って、皮膜形成水溶液の温度は、30〜70℃の範囲
内にすべきである。
【0035】〔処理方式について〕皮膜形成水溶液を用
いて、FeーNiーO系皮膜を形成させる方式として
は、亜鉛系メッキ鋼板を皮膜形成水溶液に浸漬する方法
が簡便であるが、吹付け法あるいはロール塗布法等でも
よい。
【0036】〔皮膜形成水溶液への酸化剤添加につい
て〕この発明においては、上述した条件を備えた皮膜形
成水溶液に、更に酸化剤を含有させることにより、Fe
ーNiーO系皮膜中の酸素含有量を調整することができ
る。酸化剤の種類は、特に限定する必要はなく、例え
ば、硝酸イオン、亜硝酸イオン、塩素酸イオン、臭素酸
イオン、過酸化水素酸イオン及び過マンガン酸カリウム
からなる群から選ばれた一種または二種以上を、合計
0.1〜50gr/l含有させればよい。
【0037】〔皮膜形成水溶液中の微量元素について〕
皮膜形成水溶液には、メッキ皮膜等に含まれるZn、C
o、Mn、Mo、Al、Ti、Sn、W、Si、Pb、
Nb、Taなど陽イオン並びにこれらの水酸化物及び酸
化物を含有していてもよい。特に、連続的に製造すると
亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の溶解によって、上述した
通り皮膜形成水溶液中のZn2+濃度が上昇するが、微量
であれば悪影響はない。但し、0.5mol/l を超えると
皮膜形成に際し所望の効果が得られなるので、Zn2+
度は、0.5mol/l にしなければならない。その他、皮
膜形成水溶液には、F- 、Cl- 、Br- 及びI- 以外
に、陰イオンを含有していてもよい。
【0038】〔皮膜処理前の亜鉛系メッキ鋼板につい
て〕この発明に用いられる亜鉛系メッキ鋼板は、母材で
ある鋼板の表面に、溶融メッキ法、電気メッキ法及び気
相メッキ法等によりメッキ層を形成させた鋼板である。
亜鉛系メッキ層の組成は、純亜鉛の他、Fe、Ni、C
o、Mn、Cr、Al、Mo、Ti、Si、W、Sn、
Pb、NbおよびTa等の金属もしくは酸化物、また
は、有機物の1種または2種以上を含有する単層または
複層のメッキ層からなってもよい。また、上層メッキ層
にSiO2 およびAl2 3 等の微粒子を含有していて
もよい。また、亜鉛系メッキ鋼板として、メッキ層の組
成を変化させた複層メッキ鋼板および機能傾斜メッキ鋼
板を使用することもできる。
【0039】この発明の方法により、亜鉛系メッキ鋼板
のメッキ層の表面に形成されるFe−Ni−O系皮膜に
関し、皮膜の付着量(但し、金属元素への換算量(mg/m
2 ))、皮膜中のFe含有量とNi含有量との和に対す
るFe含有量のwt.%比率、および、皮膜中の酸素含有率
(wt.%)を適正な範囲内の値に調整することができ、こ
の場合に所望の効果が得られる。
【0040】FeーNiーO系皮膜の金属換算付着量が
適正に制御されることにより、プレス成形性、スポット
溶接性及び接着性の向上効果が得られる。その金属元素
換算付着量が10mg/m2 未満では、プレス成形性、
スポット溶接性及び接着性の向上効果が得られない。一
方、1500mg/m2 を超えると、上記諸効果が飽和する
と共に、化成処理性が劣化傾向を示す。従って、Fe−
Ni−O系皮膜の金属換算付着量は、10mg/m2 以上に
なるよう調整しなければならず、また、1500mg/m2
以下になるよう調整することが望ましい。
【0041】Fe−Ni−O系皮膜中に適正量の酸素が
含有されることにより、プレス成形性及び接着性が向上
する。しかしながら、FeーNiーO系皮膜中の酸素含
有量が、0.5 wt.%未満では、皮膜の金属的性質が強
くなるため、プレス成形性およびスポット溶接性の改善
効果が発揮されない。一方、酸素含有率が10 wt.%を
超えると、酸化物の量が多くなり過ぎるため、スポット
溶接性が劣化する。従って、FeーNiーO系皮膜中の
酸素含有率は0.5〜10wt.%の範囲内になるよう調整
しなければならない。
【0042】Fe−Ni−O系皮膜中に適正量のFeが
含有されることにより、接着性が改善される。しかしな
がら、FeーNiーO系皮膜中のFe含有率(wt.%)と
Ni含有率(wt.%)との和に対するFe含有率(wt.%)
の比率(Fe/(Fe+Ni))が0.05未満では、
接着性の改善効果が発揮されない。従って、皮膜中のF
e/(Fe+Ni)は0.05〜0.9の範囲内になる
よう調整しなければならない。
【0043】上述したFeーNiーO系皮膜の金属換算
付着量、酸素含有率及びFe/(Fe+Ni)の調整方
法は、この発明の範囲内の条件下において、製造条件を
常法により調整することにより達成される。
【0044】
【実施例】次に、この発明を実施例により更に詳細に説
明する。先ず、本発明法及び比較法によりFeーNiー
O系皮膜の形成水溶液に浸漬処理する前の亜鉛系メッキ
鋼板として、下記GA、GI、EG、Zn−Fe、Zn
−Ni、Zn−Cr及びZn−Alの内いずれかのメッ
キ種が形成されたものを使用した。
【0045】GA:合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(10w
t.%Fe、残部Zn)であり、付着量は両面共に60g/
m2 である。 GI:溶融亜鉛メッキ鋼板であり、付着量は両面共に9
0g/m2 である。
【0046】EG:電気亜鉛メッキ鋼板であり、付着量
は両面共に40g/m2 である。 Zn−Fe:電気Zn−Fe合金メッキ鋼板(15wt.%
Fe)であり、付着量は両面共に40g/m2 である。
【0047】Zn−Ni:電気Zn−Ni合金メッキ鋼
板(12wt.%Ni)であり、付着量は両面共に30
g/m2 である。 Zn−Cr:電気Zn−Cr合金メッキ鋼板(4wt.
%Cr)であり、付着量は両面共に20g/m2 であ
る。
【0048】Zn−Al:溶融Zn−Al合金メッキ鋼
板(5wt.%Al)であり、付着量は両面共に60g
/m2 である。 上記亜鉛系メッキ鋼板を、本発明の範囲内及び範囲外の
皮膜形成処理をした(以下、それぞれ実施例及び比較例
という)。表1及び2に、実施例及び比較例における処
理条件を示す(処理No.1〜27)。但し、処理No.1
は、皮膜処理しない場合である。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】はじめに、処理No.2〜27の各条件で、
合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(GA)を処理した。次い
で、処理No.12の条件で、上記亜鉛系メッキ鋼板の
内、合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(GA)を除くすべての
亜鉛系メッキ鋼板(GI、EG、Zn−Fe、Zn−N
i、Zn−Cr及びZn−Al)を処理した。また、全
メッキ種鋼板(GA〜Zn−Al)について、皮膜形成
処理をしない亜鉛系メッキ鋼板を準備した。こうして、
本発明処理を施された亜鉛系メッキ鋼板(本発明供試
体)、並びに比較処理を施されたか、又は非処理の亜鉛
系メッキ鋼板(比較用供試体)を調製した。
【0052】上記各供試体のFeーNiーO系皮膜につ
いて、皮膜の金属換算付着量(mg/m 2 )、皮膜中Fe/
(Fe+Ni)(wt.%比率)、及び皮膜の酸素含有率
(wt.%)を下記方法で測定した。
【0053】〔皮膜の付着量(金属元素換算)、及び、
皮膜中Fe/Fe+Niの測定〕メッキ種が、GI、E
G、Zn−Cr、Zn−Alの供試体については、Fe
−Ni−O系皮膜を、下層のメッキ皮膜(Zn系メッ
キ、以下同じ)の表層部と共に希塩酸により溶解剥離さ
せ、ICP法によりFe及びNiの定量分析を行ない、
Fe及びNiそれぞれの付着量を測定した。次いで、F
eーNiーO系皮膜の付着量(金属元素換算)及び皮膜
中Fe/(Fe+Ni)を算定した。
【0054】メッキ種が、GA、Zn−Fe、Zn−N
iの供試体については、下層のメッキ皮膜中にFe−N
i−O系皮膜の元素を含むので、ICP法では上層のF
e−Ni−O系皮膜中成分元素と、下層のメッキ皮膜中
成分元素とを完全に分離することは困難である。そこ
で、ICP法では下層のメッキ皮膜中に含まれていない
Fe−Ni−O系皮膜の成分元素のみを定量分析した。
更に、Arイオンスパッタした後、オージェ電子分光法
(AES)によりFeーNiーO系皮膜中各元素の測定
を表面から繰り返すことにより、メッキ皮膜中の深さに
対する各元素の組成分布を測定した。この測定方法にお
いては、下層のメッキ皮膜中に含まれていないFe−N
i−O系皮膜の成分元素が最大濃度である深さと、その
元素が検出されなくなった深さとの半分の位置と、表面
との間隔を、Fe−Ni−O系皮膜の厚さとした。そし
て、ICP法の結果とAESの結果とから、Fe−Ni
−O系皮膜の付着量(金属元素換算)および皮膜中Fe
/(Fe+Ni)を算定した。
【0055】〔皮膜の酸素含有量の測定〕皮膜の酸素含
有率は、オージェ電子分光法(AES)の深さ方向分析
結果から求めた。
【0056】各供試体について、プレス成形性の評価を
供試体とビードとの摩擦係数で、スポット溶接性の評価
を連続打点数で、そして接着性の評価を供試体の表面同
士を接着させた後の剥離強度で行なった。各評価試験方
法は次の通りである。
【0057】〔摩擦係数測定試験〕プレス成形性を評価
するために、各供試体の摩擦係数を、下記装置により測
定した。
【0058】図3は、摩擦係数測定装置を示す概略正面
図である。同図に示すように、供試体から採取した摩擦
係数測定用試料1が試料台2に固定され、試料台2は、
水平移動可能なスライドテ−ブル3の上面に固定されて
いる。スライドテ−ブル3の下面には、これに接したロ
−ラ4を有する上下動可能なスライドテ−ブル支持台5
が設けられ、これを押上げることにより、ビ−ド6によ
る摩擦係数測定用試料1への押付荷重Nを測定するため
の第1ロ−ドセル7が,スライドテ−ブル支持台5に取
付けられている。上記押付力を作用させた状態で、スラ
イドテ−ブル3の水平移動方向の一方の端部には、スラ
イドテ−ブル3を水平方向へ移動させるための摺動抵抗
力Fを測定するための第2ロ−ドセル8が、スライドテ
−ブル3の一方の端部に取付けられている。
【0059】なお、潤滑油として、日本パーカライジン
グ社製ノックスラスト550HNを摩擦係数測定用試料
1の表面に塗布して試験を行なった。供試体とビ−ドと
の間の摩擦係数μは、式:μ=F/Nで算出した。但
し、押付荷重N:400kgf、試料の引き抜き速度
(スライドテ−ブル3の水平移動速度):100cm/
minとした。
【0060】図4は、使用したビ−ドの形状・寸法を示
す概略斜視図である。ビ−ド6の下面が試料1の表面に
押しつけられた状態で摺動する。その下面形状は、幅1
0mm、摺動方向長さ3mmの平面を有し、その前後面
の幅10mmの各々の線に4.5mmRをもつ筒面の1
/4筒面が同図のように接している。
【0061】〔連続打点性試験〕スポット溶接性を評価
するために、各供試体について連続打点性試験を行なっ
た。
【0062】同じNO.の供試体を2枚重ね、それを両面
から1対の電極チップで挟み、加圧通電して電流を集中
させた抵抗溶接(スポット溶接)を、下記溶接条件で連
続的に実施した。 ・電極チップ:先端径6mmのド−ム型、 ・加圧力:250kgf、 ・溶接時間:0.2秒、 ・溶接電流:11.0kA、 ・溶接速度:1点/sec。
【0063】連続打点性の評価としては、スポット溶接
時に、2枚重ねた溶接母材(供試体)の接合部に生じた
溶融凝固した金属部(以下、ナゲットという)の径が、
4×t1/2 (t:1枚の板厚)未満になるまでに連続打
点溶接した打点数を用いた。なお、上記打点数を以下、
電極寿命という。
【0064】〔接着性試験〕各供試体から次の接着性試
験用試験体を調製した。図5は、その組み立て過程を説
明する概略斜視図である。同図に示すように、幅25m
m、長さ200mmの2枚の供試体10を、その間に0.
15mmのスペーサー11を介して、接着剤12の厚さが0.
15mmとなるように重ね合わせて接着した試験体13を作
成し、150°C×10minの焼き付けを行なう。こ
のようにして調製された前記試験体を図6に示すように
T型に折り曲げ、引張試験機を用いて200mm/mi
nの速度で引張試験をし、試験体が剥離した時の平均剥
離強度(n=3回)を測定した。剥離強度は、剥離時の
引張荷重曲線の荷重チャ−トから、平均荷重を求め、単
位:kgf/25mmで表わした。図6中、Pは引張荷
重を示す。なお接着剤は塩ビ系のヘミング用アドヒシブ
を用いた。
【0065】表3、4及び5に、各供試体の試験結果を
示す。
【0066】
【表3】
【0067】
【表4】
【0068】
【表5】
【0069】皮膜形成条件の内一つでも、この発明の範
囲外にある場合(比較例)には、供試体の亜鉛系メッキ
鋼板のプレス成形性、スポット溶接性及び接着性の内い
ずれかが劣っており、すべての性能に優れたものは得ら
れていない。
【0070】これに対して、すべての条件がこの発明の
範囲内にある場合(実施例)には、上記すべての性能に
優れた亜鉛系メッキ鋼板が得られている。
【0071】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
亜鉛系メッキ鋼板のメッキ層の表面に形成されたFe−
Ni−O系皮膜が、亜鉛または亜鉛合金メッキ層に比べ
て硬質、且つ、高融点であるために、亜鉛系メッキ鋼板
のプレス成形時におけるメッキ層表面とプレス金型との
摺動抵抗が低下し、亜鉛系メッキ鋼板がプレス金型へ滑
り込み易くなる。また、Fe−Ni−O系皮膜の存在、
特に、Niが所定量含有れているので溶接時に高融点の
Zn−Ni合金の形成が確保されるために、電極の損耗
が抑制され、その結果スポット溶接性における連続打点
性が向上する。更に、Fe−Ni−O系皮膜中のFe酸
化物の存在により、接着板の剥離強度が向上する。
【0072】従って、本発明によれば、プレス成形性、
スポット溶接性及び接着性に優れた亜鉛系メッキ鋼板を
提供することができ、工業上極めて有用な効果がもたら
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】皮膜形成水溶液中のCl- 濃度と、亜鉛系メッ
キ鋼板上に形成されるFeーNiーO系皮膜の金属元素
換算付着量との関係を示すグラフである。
【図2】皮膜形成水溶液のpHと、金属元素換算で10
0mg/m2 のFeーNiーO系皮膜を形成する間に溶解す
るZn量との関係を示すグラフである。
【図3】摩擦係数測定装置を示す概略正面図である。
【図4】図3中のビ−ドの形状・寸法を示す概略斜視図
である。
【図5】接着性試験用試験体の組み立て過程を説明する
概略斜視図である。
【図6】接着性試験における剥離強度測定時の引張荷重
の負荷を説明する概略斜視図である。
【符号の説明】
1 摩擦係数測定用試料 2 試料台 3 スライドテ−ブル 4 ロ−ラ 5 スライドテ−ブル支持台 6 ビ−ド 7 第1ロ−ドセル 8 第2ロ−ドセル 9 レ−ル 10 供試体 11 スペ−サ− 12 接着剤 13 接着試験用試験体 N 押付加重 P 引張荷重 F 摺動抵抗力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 修二 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 櫻井 理孝 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 稲垣 淳一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 鷺山 勝 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe2+及びNi2+を合計で0.1mol/l
    以上含有し、 Fe2+(mol/l )とNi2+(mol/l )との和に対するF
    2+(mol/l )の比率が0.004〜0.9の範囲内に
    あり、 F- 、Cl- 、Br- 及びI- からなる群から選ばれた
    一種または二種以上を合計で0.3mol/l 以上含有し、 pHが2.0〜3.5の範囲内にあり、そして、 温度が30〜70℃の範囲内にある水溶液で亜鉛系メッ
    キ鋼板を処理することにより、前記亜鉛系メッキ鋼板の
    表面にFe−Ni−O系皮膜を形成させることを特徴と
    する亜鉛系メッキ鋼板の製造方法。
JP1575797A 1997-01-29 1997-01-29 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法 Pending JPH10212563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1575797A JPH10212563A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1575797A JPH10212563A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10212563A true JPH10212563A (ja) 1998-08-11

Family

ID=11897663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1575797A Pending JPH10212563A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10212563A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000129485A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Nkk Corp プレス成形性、スポット溶接性および接着性に優れた亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP2003213393A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Jfe Engineering Kk 亜鉛系めっき鋼板およびその製造方法
JP2010077455A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Jfe Steel Corp 合金化溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法
JP2016204695A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 Jfeスチール株式会社 電気亜鉛めっき鋼板の製造方法
CN108856661A (zh) * 2018-08-09 2018-11-23 辽宁科技大学 连铸机沟槽内壁结晶器铜板生产方法及采用的电镀槽结构

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000129485A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Nkk Corp プレス成形性、スポット溶接性および接着性に優れた亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP2003213393A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Jfe Engineering Kk 亜鉛系めっき鋼板およびその製造方法
JP2010077455A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Jfe Steel Corp 合金化溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法
JP2016204695A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 Jfeスチール株式会社 電気亜鉛めっき鋼板の製造方法
CN108856661A (zh) * 2018-08-09 2018-11-23 辽宁科技大学 连铸机沟槽内壁结晶器铜板生产方法及采用的电镀槽结构
CN108856661B (zh) * 2018-08-09 2023-11-03 辽宁科技大学 连铸机沟槽内壁结晶器铜板生产方法及采用的电镀槽结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100206669B1 (ko) 아연계 도금강판 및 그 제조방법
JPH10212563A (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3111903B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3368846B2 (ja) プレス成形性、スポット溶接性および接着性に優れた亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3111920B2 (ja) プレス成形性および接着性に優れた亜鉛系めっき鋼板
JP3111904B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3303768B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3191687B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板
JP3191688B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3111921B2 (ja) プレス成形性に優れた亜鉛系めっき鋼板
JP3191648B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3191646B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3191647B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3111888B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3191637B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3111929B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板
JPH09143792A (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JPH05214558A (ja) プレス成形性及びスポット溶接性に優れた亜鉛系メッキ鋼板
JP5194702B2 (ja) 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP3191660B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板およびその製造方法
JP3111880B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3111910B2 (ja) プレス成形性および接着性に優れた亜鉛系メッキ鋼板
JPH09170086A (ja) プレス成形性および接着性に優れた亜鉛系メッキ鋼板
JP3331951B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板の製造方法
JP3191635B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板