JPH10211541A - 耐久性鋳型 - Google Patents

耐久性鋳型

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JPH10211541A
JPH10211541A JP9012571A JP1257197A JPH10211541A JP H10211541 A JPH10211541 A JP H10211541A JP 9012571 A JP9012571 A JP 9012571A JP 1257197 A JP1257197 A JP 1257197A JP H10211541 A JPH10211541 A JP H10211541A
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mold
weight
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silicon carbide
sintering
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JP9012571A
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Takashi Hattori
高志 服部
Abuhei Mene
メネ・アブヘイ
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Hitachi Metals Ltd
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/04Portland cements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り返し使用でき、注湯された溶湯の冷却速
度を制御できる耐久性鋳型を提供すること。 【解決手段】 炭化珪素85〜95重量%と粘結剤とし
てアルミナ、シリカをそれぞれ2〜5重量%、硬化剤と
してポルトランドセメント1〜5重量%よりなり、焼結
して得られる耐久性鋳型である。炭化珪素粉末に粘結剤
としてアルミナ、シリカをそれぞれ2〜5重量%、硬化
剤としてポルトランドセメント1〜5重量%添加し、炭
化珪素含有量が重量%で85〜95重量%となるように
混合調整した粉末に、該混合調整した粉末100に対し
て5〜10重量%の水を添加してスラリーとし、該スラ
リーを型内に流し込み成形・乾燥した後、1000〜1
200°Cで1〜10時間の焼結を施して得られる耐久
性鋳型である。なお、粘結剤としてはアルミナセメント
粉末としてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属溶湯鋳造用と
して繰り返し使用できる鋳型、いわゆる耐久性鋳型に関
する。
【0002】
【従来の技術】鋳鉄の鋳造に使用される鋳型は、コスト
や生産性に優れる生砂鋳型を中心とした砂型が一般的で
ある。しかしながら、砂型は砂そのものに起因する砂噛
み不良や砂の廃棄等、抱える課題も多い。一方、金型鋳
造ではこのような砂に起因する課題を解決でき、さらに
金型内での金属溶湯の冷却制御が可能なため、急冷によ
る緻密な金属組織や内引けの対策が可能等の長所があ
る。しかし、金型そのものの製作コストが高く、砂型の
ように多数の鋳型を使えないため生産性が劣る等の理由
により、全体として製造コストが高くなるため、量産さ
れる鋳鉄製部品の製造への金型鋳造の適用は拡大してい
ない。
【0003】特開昭50−62123号公報では、耐久
鋳型に使用されるバインダーを組合せ複合することによ
る性能の向上と、骨材に熱伝導の良い材料を混合してク
ラックを発生し難くして耐用寿命を大巾に向上させた搗
き固め式の耐久鋳型を開示している。すなわち、「骨
材、バインダー、硬化剤を含有してなる搗き固め式の耐
久鋳型において、バインダーとしてりん酸系バインダー
とコロイダルシリカを複合して用い、骨材にSiCを混
合することにより、エロージョンを防止し、かつ耐久
性、強度、耐剥離性及び耐熱衝撃性を向上させた耐久鋳
型。」を提案している。
【0004】また、特開昭49−35224号公報に
は、従来のセラミック質鋳型の欠点を改良し、金型に匹
敵する耐久度を有するセラミック質鋳型を提供するた
め、特定のセラミック材料を特定の条件下で処理するこ
とにより、膨張、収縮がほとんど認められず、しかも鋳
造金属に対し、ほとんど濡れ性を示さないという耐久性
セラミック質鋳型の製造方法を開示している。すなわ
ち、「(1)(イ)溶融ケイ酸のスリップ20〜90重
量部、(ロ)粒径250〜5000μの粒子を50重量
%以上含む溶融ケイ酸5〜75重量部および(ハ)溶融
ケイ酸より熱伝導率の高い無機質材料5〜60重量部か
らなる調合物を水分15重量%以下において成形し、乾
燥後800〜1200°Cで加熱焼成する耐久性セラミ
ック質鋳型の製造方法。(2)(イ)溶融ケイ酸のスリ
ップ20〜90重量部、(ロ)粒径250〜5000μ
の粒子を50重量%以上含む溶融ケイ酸5〜75重量部
および(ハ)溶融ケイ酸より熱伝導率の高い無機質材料
5〜60重量部および(ニ)これらの全重量に対し4〜
20重量%の気硬性もしくは熱硬化性のバインダーから
なる調合物を成形後400°C以下で十分乾燥する耐久
性セラミック質鋳型の製造方法。」を提案している。
【0005】上記特開昭50−62123号公報に記載
の発明は、搗き固め式のため、成型するために工数がか
かり、搗き固めが不十分な場合欠陥が発生しやすいとい
う、コスト上および強度上の問題点がある。また上記特
開昭49−35224号公報に記載の発明は、溶融ケイ
酸を成分の主体とするため、熱伝導率において金型に著
しく劣り冷却速度の低下を招く。その結果、鋳造金属の
組織の粗大化や鋳造サイクルの延長が問題となり、金型
に対し、品質、コスト両面で有利にならないという問題
点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特開
昭50−62123号公報や特開昭49−35224号
公報に記載の発明における課題や、鋳鉄用の砂型の課題
を解決し、さらに金型の抱えるコストの課題も解決する
鋳型を提供することにある。つまり、品質の優れた鋳鉄
製部品を安価なコストで製造できる繰り返し使用可能な
鋳型を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、セラミッ
ク材よりなるスラリーを流し込んで成形し、焼結してセ
ラミック材よりなる鋳型とし、繰り返し使用することが
可能で、金型同様に冷却制御が可能な耐久性鋳型を発明
した。即ち、本発明の耐久性鋳型は、炭化珪素85〜9
5重量%と粘結剤としてアルミナ、シリカをそれぞれ2
〜5重量%、硬化剤としてポルトランドセメント1〜5
重量%を含有し、焼結して得られることを特徴とする。
【0008】本発明の耐久性鋳型は、炭化珪素粉末に粘
結剤としてアルミナ、シリカをそれぞれ2〜5重量%、
硬化剤としてポルトランドセメント1〜5重量%を添加
し、炭化珪素含有量が85〜95重量%となるように混
合調整した粉末、該混合調整した粉末100に対して5
〜10重量%の水を添加してスラリーとし、該スラリー
を型内に流し込み成形・乾燥した後、1000〜120
0°Cにて1〜10時間の焼結を施して得られることを
特徴とする。
【0009】また、本発明の耐久性鋳型は、前記ポルト
ランドセメントに代えて、アルミナセメント粉末とした
ことを特徴とする。なお、焼結のときの雰囲気はアルゴ
ンガス等の不活性雰囲気が好ましい。このようにして得
られる本発明の耐久性鋳型は、炭化珪素をその成分の主
体とするため、金型の場合よりも冷却速度がやや小さい
が、砂鋳型の場合よりも冷却速度が大であるので適切な
金属組織およびサイクルタイムが得られ、本発明の耐久
性鋳型を使用することにより製品品質および作業効率の
向上が図れる。さらに経済的には、本発明の耐久性鋳型
の製作にはスラリーの流し込み用に木製模型を使用でき
るため、耐久性鋳型自体の製作コストが有利である。ま
た、生砂鋳型等に比べ、使用時に粉塵等の発生がないの
で、作業環境の改善に寄与することができる。
【0010】本発明の耐久性鋳型を構成する材料につい
て以下説明する。 1)炭化珪素(SiC)の平均粒度 炭化珪素(SiC)粉末は、炉や取鍋の壁用材料として
通常平均粒度2〜5mmのものが販売されているが、こ
のように粒度が2〜5mmのもので鋳型を製作した場合
には、複雑な形状の鋳型の場合鋳型面と模型面との抵抗
が大きくなって、型抜きが困難となる。また、綺麗な肌
を有する鋳物を得ることができない。従って、本発明の
耐久性鋳型を構成する骨材としての炭化珪素(SiC)
粉末の平均粒度は、平均粒度2〜5mmのものをさらに
粉砕して得られる平均粒度500μm以下とすることが
好ましい。特に綺麗な肌を有する鋳物用の場合には平均
粒度は10μm以下が好ましい。ただし、鋳型の要求機
能によって多少面粗さが大きくなっても差し支えない場
合は、2〜5mmの炭化珪素を配合し、鋳型の耐久性を
向上させることもできる。
【0011】2)混合調整した粉末中の炭化珪素(Si
C)の含有量:85〜95重量% 炭化珪素(SiC)90重量%を含有したセラミック材
料を調査した結果、下記〜に示す特性を有すること
を勘案し、砂型と金型の中間の冷却速度、どちらかと言
うと金型に近い冷却速度を有する高い熱伝導率を付与す
るために、下限を85重量%とし、上限の含有量は高い
熱伝導率の付与とともに経済的観点から95重量%とす
る。 耐熱衝撃性に優れている。耐スラグ浸食性を有す
る。 SiO2を95重量%含有する鋳物砂の熱伝導率
(1.0Kcal/mh°C)に比較して高い熱伝導率
(8.6Kcal/mh°C)を有する。 軟化開始温度が高い(1600〜1800°C)。 常温耐圧強度(1000Kgf/cm2)も十分であ
る。 気孔率24%を有する。 熱膨張係数(〜1400°C)が小さい(0.7
%)。
【0012】3)粘結剤:2〜5重量% 本発明の耐久性鋳型では、高い熱伝導率の付与するため
に炭化珪素(SiC)含有量を85〜95重量%を含有
させることを特徴とする。従って粘結剤は粘結性を損わ
れない最小限の量とする。粘結剤としてはアルミナ、シ
リカをそれぞれ2〜5重量%とする。
【0013】4)硬化剤:1〜5重量% 硬化剤としては、ポルトランドセメント1〜5重量%と
するが、ポルトランドセメントに代えてアルミナセメン
ト粉末としてもよい。なおアルミナセメント粉末の粒度
は100μm以下が好ましい。
【0014】5)水:5〜10重量% 水の添加量が5重量%未満では、良好な流動性を有する
スラリーが得られず、一方10重量%を越えるとスラリ
ーの流動性は非常に良好となるが、スラリー流し込み後
の乾燥時間が長くなること、また乾燥時のクラックの発
生を助長することから水の添加量を混合調整した粉末1
00に対して5〜10重量%とする。
【0015】6)焼結条件:焼結温度1000〜120
0°Cおよび焼結時間1〜10時間 焼結温度が1000°C以下では焼結後の鋳型強度が劣
り、一方1200°Cを越える焼結温度ではSiO2
溶出してガラス状のあぶく肌が生じるため、焼結温度を
1000〜1200°Cとする。また焼結時間は、焼結
温度1000〜1200°Cにおいて1時間以上10時
間で十分な焼結が得られる。なお、焼結作業はアルゴン
ガス等の不活性ガス雰囲気中で行なうのが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について実施
例に基づき説明する。 (実施例1) 重量%で、平均粒度10μmのSiC粉
末90%、アルミナ4%、シリカ3%、ポルトランドセ
メント3%よりなる原料粉末100に対して、水を8%
添加し、混練した後、得られたスラリーを木製模型に流
し込んで成形し、離型した後、200°Cで24時間の
乾燥を行ない、アルゴンガス雰囲気中で1200°C×
5時間焼結して耐久性鋳型を製作した。次いで、この耐
久性鋳型を400°Cに予熱し、球状黒鉛鋳鉄溶湯を1
400°Cで注湯し、800°Cで型バラシ(解体)を
行なった。以後、同様の注湯を100回まで繰り返し行
なった。第1回目の注湯後での鋳放し鋳物肌の面粗さR
aは3.3ミクロンであった。また、第100回目の注
湯後での鋳放し鋳物肌の面粗さRaは2.0ミクロンで
あった。このことから、本発明の耐久性鋳型を繰り返し
使用した場合でも、注湯後での鋳放し鋳物肌の面粗さに
は何等問題を生じないことが確認できた。
【0017】(実施例2) 実施例1と同様の条件で、
表1に示す種々の焼結条件により試験片を製作し、曲げ
強度試験を行った。曲げ強度試験片はJIS R221
3−1978に準拠し、70mm角、支点用ロール支点
間距離を200mmとし、支点間距離中心に直径25m
mの荷重用ロールに荷重を負荷することにより曲げ強度
試験を行った。なお、焼結温度が1250°Cになる
と、鋳型の表面にSiO 2が溶出してあぶく肌となり問
題となるため、所要の曲げ強度が得られる1000〜1
200°Cの焼結温度で1〜10時間の焼結で十分と考
えられる。
【0018】
【表1】
【0019】(実施例3) 外径寸法が104mm×1
04mm×70mm(高さ)で、その上面中心に直径3
0mmで、高さ400mmのキャビティを設けた耐久性
鋳型を実施例1と同様の条件で製作した。次いで、この
鋳型を400°Cに予熱し、重量%で、C3.90、S
i2.41、Mn0.26、P0.015、S0.01
1、Cu0.14、Ni0.03、Cr0.04、Mg
0.033の組成のフェライト系球状黒鉛鋳鉄溶湯をキ
ャビティに1400°Cで注湯し、所定時間経過毎の溶
湯の温度をキャビティの中心部位にセットした熱電対に
より測定した。所定時間(秒)経過毎の溶湯の温度測定
結果を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】予熱温度を400°Cとした場合の金属組
織写真(倍率:100倍)を図1に示す。図1に見られ
るように鋳物表面部位にチルの発生がない。また、黒鉛
化状態を示す図2において黒鉛粒数が335個/m
2、黒鉛球状化率82.5%と良好であった。
【0022】(比較例1) 鋳鉄製金型を用い、該金型
の予熱温度を200°Cとしたこと、および重量%で、
C3.66、Si2.34、Mn0.22、P0.01
5、S0.008、Cu0.09、Ni0.02、Cr
0.02、Mg0.034の組成のフェライト系球状黒
鉛鋳鉄溶湯を用いたこと以外は、実施例3と同様にして
実施した。この場合の金属組織写真(倍率:100倍)
を図3に示す。黒鉛化状態を示す図4において黒鉛粒数
が327個/mm2、黒鉛球状化率は84.6%であっ
た。つまり、本発明の鋳型とほぼ同様の緻密な組織とな
っている。
【0023】(比較例2) 予熱なしの生砂鋳型を用い
たこと、および重量%で、C3.79、Si2.46、
Mn0.29、P0.015、S0.007、Cu0.
09、Ni0.02、Cr0.02、Mg0.035の
組成のフェライト系球状黒鉛鋳鉄溶湯を用いたこと以外
は、実施例3と同様にして実施した。金属組織写真(倍
率:100倍)を図5に示す。黒鉛化状態を示す図6に
おいて黒鉛粒数が112個/mm2、黒鉛球状化率は7
7.9%と粗大な組織となっている。
【0024】
【発明の効果】以上の説明の通り、炭化珪素(SiC)
を主体として焼結により製作する本発明の耐久性鋳型
は、下記〜の効果を有し、製造される品質向上、生
産効率等への寄与並びに経済的メリットは大きい。 本発明の耐久性鋳型では、注湯された溶湯の冷却速
度を制御できるため、緻密な組織を有する鋳物も製造す
ることができる。 繰り返し使用が可能であり、耐久性に優れる。 耐久性鋳型自体の製作に際して、簡便な木型模型に
スラリーを流し込んで安価に製作できるので、経済的メ
リット大である。 耐久性鋳型の使用に際しては、粉塵等の発生が無い
ので、作業環境の改善に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係り、耐久性鋳型を予熱温度400°
Cとして、注湯した球状黒鉛鋳鉄鋳物の表面部位の金属
組織写真(倍率:100倍)を示す図である。
【図2】本発明に係り、耐久性鋳型を予熱温度400°
Cとして、注湯した球状黒鉛鋳鉄鋳物の黒鉛化状態を示
す金属組織写真(倍率:100倍)の図である。
【図3】金型鋳造用金型を予熱温度200°Cとして、
注湯した球状黒鉛鋳鉄鋳物の表面部位の金属組織写真
(倍率:100倍)を示す図である。
【図4】金型鋳造用金型を予熱温度200°Cとして、
注湯した球状黒鉛鋳鉄鋳物の黒鉛化状態を示す金属組織
写真(倍率:100倍)の図である。
【図5】予熱なしの生砂鋳型に注湯した球状黒鉛鋳鉄鋳
物の表面部位の金属組織写真(倍率:100倍)を示す
図である。
【図6】予熱なしの生砂鋳型に注湯した球状黒鉛鋳鉄鋳
物の黒鉛化状態を示す金属組織写真(倍率:100倍)
の図である。
【符号の説明】
(なし)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化珪素85〜95重量%と粘結剤とし
    てアルミナ、シリカをそれぞれ2〜5重量%、硬化剤と
    してポルトランドセメント1〜5重量%を含有し、焼結
    を施して得られることを特徴とする耐久性鋳型。
  2. 【請求項2】 炭化珪素粉末に粘結剤としてアルミナ、
    シリカをそれぞれ2〜5重量%、硬化剤としてポルトラ
    ンドセメントを1〜5重量%を添加し、炭化珪素含有量
    が85〜95重量%となるように混合調整した粉末、該
    混合調整した粉末100に対して5〜10重量%の水を
    添加してスラリーとし、該スラリーを型内に流し込み成
    形・乾燥した後、1000〜1200°Cにて1〜10
    時間の焼結を施して得られることを特徴とする耐久性鋳
    型。
  3. 【請求項3】前記ポルトランドセメントに代えて、アル
    ミナセメント粉末としたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の耐久性鋳型。
JP9012571A 1997-01-27 1997-01-27 耐久性鋳型 Pending JPH10211541A (ja)

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Cited By (3)

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