JP3094147B2 - 焼成受け治具 - Google Patents

焼成受け治具

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JP3094147B2 JP08077077A JP7707796A JP3094147B2 JP 3094147 B2 JP3094147 B2 JP 3094147B2 JP 08077077 A JP08077077 A JP 08077077A JP 7707796 A JP7707796 A JP 7707796A JP 3094147 B2 JP3094147 B2 JP 3094147B2
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力夫 福田
清夫 館林
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NAPAC CO.,LTD.
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末冶金の製造工
程で使用される焼成受け治具(以下、セッターと呼ぶこ
ともある)に関する。
【0002】
【従来の技術並びに発明が解決しようとする課題】粉末
冶金の製造工程において、成形体を焼結させ、金属の持
つべき特性を十分に発現させるために焼成工程は必要不
可欠であり、また求める特性を十分に得るためにセッタ
ーが極めて重要な役割を果たしている。このセッター
は、ムライト製の台盤にSUS304のトレイを載せて
構成されるのが一般的である。しかし、上記の現在主流
となっているセッターは、SUS304は製品が付着す
るという問題があり、またムライト製の台盤は曲げ強さ
が3.9MPaと実用上問題の無い程度に高いものの、
密度が3.0g/cm3 と高いことから、加熱効率が悪
く省エネルギーの観点から問題がある。特に、最近で
は、製品の小型化が進行しており、セッターに比べて被
焼成物の重量が小さくなる傾向にあり、焼成燃費に占め
るセッター加熱の割合が無視できない状況にある。
【0003】本発明は上記の状況に鑑みてなされたもの
であり、粉末冶金における省エネルギー及びコスト削減
を目的に、耐熱衝撃性を維持しつつ軽量化した焼成受け
治具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明
、水硬性アルミナ、カオリン、シリカフラワー及びム
ライト粉末を主成分とする耐火物原料粉末と、スメクタ
イトと、アルミナファイバーとを水と混合して得られた
スラリーを脱水成形した後、高温焼成して得られること
を特徴とする焼成受け治具によって達成される。
【0005】上記の構成によれば、下記の如き作用効果
が得られる。ムライトはその粉末自体の焼結性は良く
ないが、原料粉末中に配合することにより、ムライト化
反応の核として作用させて、ムライト特有の耐熱性を
成受け治具に効果的に付与することができ、また焼成時
間を短縮することできる。水硬性アルミナはマトリ
ックス形成の他に無機バインダーとしての機能も果た
し、脱水成形した成形体(以下、原料成形体と呼ぶ)の
ハンドリング強度を増大させる。スメクタイトを添加
することにより、スラリーの粘性が高まり、またスラリ
ー調製時における混合中の剪断力が増大して出発原料の
分散性が良くなるとともに、水硬性アルミナとゲル化反
応を起こし原料成形体の硬化を促進する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の焼成受け治具
関して詳細に説明する。原料粉末は水硬性アルミナ、カ
オリン、シリカフラワー及びムライト粉末を主成分とす
る。また、原料粉末の組成は水硬性アルミナ、カオリ
ン、シリカフラワー及びムライトを60:7:15:1
8〜25:20:25:30、特に35:14:22:
29〜39:10:26:25であることが好ましい。
原料粉末の組成において、上記の範囲外にある場合に
は、ムライト質の生成が不十分となり、機械的強度の向
上が得られない。また、原料粉末を構成する前記各成分
の平均粒径は3〜40μm)、特に5〜20μmである
ことが好ましい。
【0007】アルミナファイバーは、ムライト質マトリ
ックスを補強するために配合される成分である。このア
ルミナファイバーは、原料粉末に対して5〜35重量
%、特に15〜20重量%混合されることが好ましく、
これより少ないと得られる補強効果が発現しない。
【0008】本発明においては、上記原料粉末、アルミ
ナファイバーに加えてスメクタイトの粉末を必須成分と
する。スメクタイトは粘土質であることから、水スラリ
ーとした時の粘度調整剤として機能するとともに、スラ
リーの分散性を向上させることができる。また、原料成
形体とする時の成形性及び形状安定性が向上するととも
に、焼成時に原料成形体の亀裂や破損を防止することが
でき、焼成受け治具の機械的強度を向上させることがで
きる。また、スメクタイトは、その焼成生成物がマトリ
ックス中に均一に分散して存在する。このスメクタイト
の添加量としては、原料粉末とアルミナファイバーとの
合計量に対して0.5〜8重量%、特に1〜4重量%で
あることが好ましい。
【0009】そして、上記の原料粉末、アルミナファイ
バー及び必要に応じて添加されるスメクタイトとからな
る出発原料を水に混合してスラリーとし、これを脱水成
形してなる原料成形体を所定温度で焼成することで軽量
の焼成受け治具が得られる。ここで、スラリーにおける
出発原料と水との混合割合は、成形に支障の無い範囲で
あれば特に制限されない。脱水成形は、例えばスラリー
を金型に注入した状態で乾燥炉中50℃で1時間加熱し
た後、金型から外し、更に乾燥炉中100℃で1時間加
熱、乾燥して行われる。
【0010】そして、原料成形体は、所定の温度で焼成
される。焼成温度はムライト質の生成に必要な温度であ
る。この温度は出発原料の組成により変化し、また一般
に焼成温度が高くなると、焼結体の収縮率が大きくなり
密度が高くなる傾向があることから、用途に応じて目的
とする密度と曲げ強度とを考慮して焼成温度を設定する
ことが好ましい。本発明においては、セッターとして実
用上好ましい密度1.0kg/cm3 以下、曲げ強度
8.0MPaを目的としており、これらを満足するため
には、上記の好ましい原料組成において焼成温度は概ね
1600〜1650℃である。
【0011】上記の如く得られる本発明の焼成受け治具
は、ムライト質をマトリックスとし、その中にアルミナ
ファイバーが均一に分散し、またスメクタイトを添加し
た場合にはスメクタイト焼成生成物も均一に分散した構
造を有する。
【0012】以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳細
に説明する。表1に示す割合で、出発原料と水とを攪拌
機を用いて2分間攪拌してスラリーを調製した。
【0013】
【表1】
【0014】そして、スラリーを金枠(120×120
×10mm)中に流し込み、その表面をSUS製のコテ
を使用して平滑化した。尚、離型性を上げるためにグラ
スクロスを底部に敷き、金枠にマシン油を塗布した。次
いで、スラリーを流し込んだ金枠を乾燥炉中50℃で1
時間加熱した後、金枠及びグラスクロスから外し、更に
乾燥炉中100℃で1時間加熱、乾燥して原料成形体を
作成した。前記脱水成形した原料成形体を(株)広築製
HLF 203 5型高温電気炉を用いて、温度を変え
て空気中で30分間保持して焼成した。焼成条件は、急
熱急冷とした。
【0015】得られた焼成体について、密度及び収縮率
を測定するとともに、(株)島津製作所製オートグラフ
AG−A型を用いて、3点曲げ試験を行った。下部支点
距離は、50mm、クロスヘッド速度は、0.5mm/
minとした。測定結果を、図1及び図2に示す。実施
例1及び実施例2とも、ムライト台盤とSUSとから構
成された従来品以上の曲げ強度を有し、特に本発明で目
的とする値を実現できた。また、密度に関しても、本発
明で目的とする値を実現できた。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記の如き作用効果が得られる。ムライトはその粉末自
体の焼結性は良くないが、原料粉末中に配合することに
より、ムライト化反応の核として作用させて、ムライト
特有の耐熱性を焼成受け治具に効果的に付与することが
でき、また焼成時間を短縮することできる。水硬性
アルミナはマトリックス形成の他に無機バインダーとし
ての機能も果たし、原料成形体のハンドリング強度を増
大させる。スメクタイトを添加することにより、スラ
リーの粘性が高まり、またスラリー調製時における混合
中の剪断力が増大して出発原料の分散性が良くなるとと
もに、水硬性アルミナとゲル化反応を起こし原料成形体
の硬化を促進する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において、焼成温度と得られた焼成体
の密度、曲げ強度並びに収縮率の関係を示すグラフであ
る。
【図2】実施例2において、焼成温度と得られた焼成体
の密度、曲げ強度並びに収縮率の関係を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 595109708 ナパック株式会社 長野県駒ヶ根市飯坂1丁目32番2号 (72)発明者 西山 文毅 長野県長野市丹波島2−2−3 (72)発明者 矢島 洋一 長野県長野市大字風間1374−15 (72)発明者 塚原 幹夫 千葉県印旛郡印西町小倉台1−1 (72)発明者 福田 力夫 長野県上水内郡牟礼村大字牟礼708−4 (72)発明者 館林 清夫 長野県長野市松代町東寺尾3893 (72)発明者 鈴木 明 長野県駒ケ根市梨ノ木6−24 (56)参考文献 特開 昭63−113294(JP,A) 特開 平7−69743(JP,A) 特開 昭63−307159(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 33/32 C04B 38/00 303

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水硬性アルミナ、カオリン、シリカフラ
    ワー及びムライト粉末を主成分とする耐火物原料粉末
    と、スメクタイトと、アルミナファイバーとを水と混合
    して得られたスラリーを脱水成形した後、高温焼成し
    得られることを特徴とする焼成受け治具
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