JPH10211373A - 自動模様作成装置 - Google Patents

自動模様作成装置

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JPH10211373A
JPH10211373A JP1868597A JP1868597A JPH10211373A JP H10211373 A JPH10211373 A JP H10211373A JP 1868597 A JP1868597 A JP 1868597A JP 1868597 A JP1868597 A JP 1868597A JP H10211373 A JPH10211373 A JP H10211373A
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pattern creation
pattern
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JP1868597A
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Eiji Shibata
英治 柴田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上糸、下糸の色交換や補給等に要する時間を
短縮することにより、全体の模様作成時間を短縮化した
自動模様作成装置を提供すること。 【解決手段】 加工布5の一面側に設けられた第1のア
ーム部231と、同じく第2のアーム部と、前記第1と
第2のアーム部231,232に対応するように加工布
5の他面側に設けられたベッド部29と、前記第1と第
2のアーム部231,232及びベッド部29を前記加
工布5の面方向に移動させるための平面リニアモータ3
を備え、前記第1のアーム部231と第2のアーム部2
32とは互いに独立して移動することにより、前記ベッ
ド部29と対をなして加工布5上に模様を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め設定された情
報に基づいて第1支持体と第2支持体の対を駆動制御
し、固定された加工布の上に自動的に模様を作成する自
動模様作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミシン針の上下運動に同期させ
て、記憶装置から送られた出力信号により駆動源を動作
させ、加工布を保持する保持枠をX軸方向の移動とY軸
方向の移動とを組み合わせることにより、平面内を自在
に移動させて縫製を行う自動模様作成装置が知られてい
る。
【0003】しかしながら、従来の自動模様作成装置で
は、加工布の保持手段である保持枠のXY方向移動とミ
シン針の上下運動で縫目を形成するが、加工布の保持手
段である保持枠をXY方向に移動させるため、保持枠の
X、Y長さ方向の2倍、即ち、面積で4倍のスペースを
必要とするため、その分据付面積が大きくなってしまう
という問題がある。
【0004】また、縫製時間を短縮するためにはミシン
針の昇降速度に同期し、保持枠の移動速度を上げるため
の検討も行われているが、前記移動速度の向上には限界
があり、縫製における生産能力を一層高めることは困難
であるという問題がある。
【0005】そこで、本出願人は、前記従来の模様作成
装置の問題点を解決するために、ミシン針の上下運動に
同期させて、記憶装置から送られた出力信号により駆動
源を動作させ、予め設定された情報に基づいて複数の第
1支持体と第2支持体の対を駆動制御して平面内を自在
に移動させることにより、固定された加工布の上に縫製
を行う自動模様作成装置を、特願平8−161394号
において提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動模様作成装置では、上糸を補給する際、縫製を中断
し、糸駒を交換後、再び縫製を開始する必要があり、さ
らに、糸駒の交換場所が決まっている場合には糸駒の交
換場所まで移動し、元の縫製位置に戻る必要があり、縫
製の中断時間がさらに多くなる。
【0007】この作業は刺繍の縫製のような縫製途中で
上糸の色を交換する場合にも発生する。また、下糸を補
給又は色交換する場合もボビン交換のため同様な動作が
必要である。
【0008】よって、上糸、下糸の色交換や補給の作業
の間中、縫製が中断し、全体の模様作成時間が長くかか
るという問題があった。
【0009】本発明は、上糸、下糸の色交換や補給等に
要する時間を短縮することにより、全体の模様作成時間
を短縮化した自動模様作成装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の自動模様作成装置は、加
工布の一面側に設けられた第1支持体と、その第1支持
体に対応するように加工布の他面側に設けられた第2支
持体と、前記第1支持体と第2支持体とを前記加工布の
面方向に移動させるための駆動制御手段を備え、第1支
持体と第2支持体とが対をなして加工布上に模様を作成
するものを対象として、特に、前記第1支持体及び前記
第2支持体のうち少なくとも一方は、複数の支持体によ
り構成され、前記複数の支持体は、それぞれ前記加工布
の面方向に互いに独立して移動可能であって、他方の支
持体と対をなすことが可能であるように構成している。
【0011】従って、前記複数の支持体を構成する支持
体のうち任意の支持体を、前記加工布を挟んで反対側の
支持体と対向する位置に移動させて加工布上に模様を作
成することができる。
【0012】また、請求項2に記載の自動模様作成装置
は、前記駆動制御手段が、前記第1支持体及び第2支持
体を移動させるための平面リニアモータを有する。従っ
て、前記駆動制御手段は前記平面リニアモータにより前
記第1支持体及び第2支持体を移動させることができ
る。
【0013】また、請求項3に記載の自動模様作成装置
は、前記駆動制御手段が、前記複数の支持体のうち、少
なくとも一つの支持体を模様作成状態に、且つ残りの少
なくとも一つの支持体を待機状態に設定し、前記模様作
成状態の支持体と前記待機状態の支持体とを交代させる
ための交代手段を備えている。従って、前記駆動制御手
段は、前記複数の支持体のうち、少なくとも一つの支持
体を模様作成状態に、且つ残りの少なくとも一つの支持
体を待機状態に設定し、前記交代手段は、前記模様作成
状態の支持体と前記待機状態の支持体とを交代させる。
【0014】また、請求項4に記載の自動模様作成装置
は、前記模様作成状態の支持体と前記待機状態の支持体
とを交代させる前に、その待機状態の支持体を前記模様
作成状態の支持体の近傍へ移動させるための移動手段を
備えている。従って、前記移動手段は、前記模様作成状
態の支持体と前記待機状態の支持体とを交代させる前
に、その待機状態の支持体を前記模様作成状態の支持体
の近傍へ移動させる。
【0015】また、請求項5に記載の自動模様作成装置
は、前記模様作成状態の支持体に搭載された消費材の残
量を検出するための検出手段を備え、前記交代手段は、
前記検出手段が前記消費材の残量が無くなったことを検
出したときに、前記模様作成状態の支持体と前記待機状
態の支持体とを交代させるように構成している。従っ
て、前記検出手段は、前記模様作成状態の支持体に搭載
された消費材の残量を検出し、前記交代手段は、前記検
出手段が前記消費材の残量が無くなったことを検出した
ときに、前記模様作成状態の支持体と前記待機状態の支
持体とを交代させる。
【0016】また、請求項6に記載の自動模様作成装置
は、前記移動手段が、前記検出手段が前記消費材の残量
が所定量よりも少なくなったことを検出したときに、前
記待機状態の支持体を前記模様作成状態の支持体の近傍
へ移動させるように構成している。従って、前記移動手
段は、前記検出手段が前記消費材の残量が所定量よりも
少なくなったことを検出したときに、前記待機状態の支
持体を前記模様作成状態の支持体の近傍へ移動させる。
【0017】また、請求項7に記載の自動模様作成装置
は、前記支持体に搭載された消費材の交換時を検出する
交換時検出手段を備え、前記交代手段は、前記交換時検
出手段により消費材の交換時が検出されたときに、前記
模様作成状態の支持体と前記待機状態の支持体とを交代
させるように構成している。従って、前記交換時検出手
段は前記支持体に搭載された消費材の交換時を検出し、
前記交代手段は、前記交換時検出手段により消費材の交
換時が検出されたときに、前記模様作成状態の支持体と
前記待機状態の支持体とを交代させる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は、平面リニアモータ3を用いた自動
模様作成装置1の全体斜視図である。
【0020】平面リニアモータ3を利用した本実施の形
態の自動模様作成装置1の構成を、図1の全体斜視図を
参照して説明する。図に示すように自動模様作成装置1
は、基台11と、その基台11の四隅に設けられた支柱
13と、その支柱に支持された天井15とで構成されて
いる。
【0021】天井15の裏面には、固定子としてのプラ
テン17aが設けられている。前記プラテン17aの下
部には、そのプラテン17aの領域内を自在に移動でき
る複数の可動子191aが磁気的に結合されている。こ
こで、平面リニアモータ3は、例えば、特開平8−66
42号公報に開示されているような周知の装置で構成さ
れている。即ち、例えば、前記可動子19aの上面に
は、その矩形4辺に沿ってそれぞれリニアモータ(図示
せず)が配置され、その互いに対向する各辺に対応する
一対のリニアモータがX,Y方向の一方の推力を発生
し、対向する他の各辺に対応する一対のリニアモータが
X,Y方向の他方の推力を発生するようになっている。
そして、前記プラテン17aの下面には、磁性体材料で
ある鋼板(図示せず)が固定されると共に、この鋼板の
表面には、X,Y方向に等間隔に規則正しく正方形状の
歯(図示せず)を多数形成し、この歯部以外の溝部に非
磁性体としてのエポキシ樹脂等が充填されている。
【0022】前記可動子191aの下部には、図2に示
すように、加工布5に模様を作成するためのミシン針2
1、上糸が巻かれた糸駒22とを備えた第1のアーム部
231が設けられており、ミシン針21は、アーム部2
31に設けられた図示しない上軸モータにより、図1中
の矢印A方向に往復運動可能な構成を採っている。ま
た、第1のアーム部231には、更に糸駒22の上糸の
残量を検出する図示しない残量検知手段が備えられてい
る。
【0023】また、可動子192aは、前記可動子19
1aと全く同一の構成を有するものであり、下部には前
記第1のアーム部231と同一の構成の第2のアーム部
232が設けられている。
【0024】尚、第1のアーム部231と第2のアーム
部232とは本発明の第1支持体及び複数の支持体を、
残量検知手段は検出手段を、上糸は消費材をそれぞれ構
成するものである。また、図1の状態において、第1の
アーム部231は本発明の模様作成状態の支持体を、第
2のアーム部232は待機状態の支持体をそれぞれ構成
するものである。
【0025】一方、基台11の上面にも、固定子として
のプラテン17bが設けられており、前記プラテン17
bの上部には、そのプラテン17bの領域内を自在に移
動できる可動子19bが磁気的に結合されている。その
可動子19bの上部には、釜30及び下糸を巻いたボビ
ン31を備えたベッド部29が設けられており、釜30
は、ベッド部29に設けられた図示しない下軸モータに
より、図2中の矢印B方向に回転運動可能な構成を採っ
ている。
【0026】尚、ベッド部29が本発明の第2支持体を
構成するものである。
【0027】また、前記可動子191aと前記プラテン
17a、前記可動子192aと前記プラテン17a、前
記可動子19bと前記プラテン17bとでそれぞれにお
いて、平面リニアモータ3を構成している。
【0028】また、前記プラテン17aとプラテン17
bとの間には、加工布5を張った状態で保持する保持枠
7が設けられている。
【0029】次に、前記第1と第2のアーム部231,
232と前記ベッド部29とが搭載されたそれぞれの平
面リニアモータ3を駆動し、所定量の移動と位置決めを
行なうために、平面リニアモータ3には、図示しない配
線により制御回路10が結合されており、ここからパル
ス信号を出力することにより、それらを独立に駆動する
ことが可能である。但し、対をなす第1のアーム部23
1の載る平面リニアモータ3とベッド部29の載る平面
リニアモータ3とは、縫目を形成するために同期して駆
動される。制御回路10から平面リニアモータ3に出力
されるパルス信号は、この制御回路10に接続された記
憶装置12からの信号に基づき決定される。この記憶装
置12は、加工布5に模様を作成していく全工程におけ
るミシン針21と加工布5との平面内での相対位置を、
座標情報として記憶しているものである。
【0030】尚、制御回路10と平面リニアモータ3と
は、本発明の駆動制御手段を構成するものである。
【0031】このような自動模様作成装置1は、ミシン
針21の往復動作と釜30の回転とを同期させつつ、記
憶装置12からの出力信号に応じて、制御回路10が各
々の平面リニアモータ3に所定のパルス信号を送り、可
動子191a、19bを同期させ平面内を駆動すること
によって、所定の模様を加工布5に形成する。
【0032】次に、以上のように構成された自動模様作
成装置1の動作について図3のフローチャートに従って
説明する。
【0033】制御回路10は、ステップ1(以下S1と
し、他のステップも同じ)において記憶装置12からデ
ータを読み取り、S2において、そのデータに基づいて
上糸の色、縫製開始位置などの初期設定を行う。S3に
おいて、制御回路10は、図1において右方に位置する
第1のアーム部231及びベッド部29を駆動して所定
の模様を形成するため縫製作業を行う。
【0034】次に、S4において、第1のアーム部23
1内の糸駒22の残量検知手段の信号により、制御回路
10が糸駒22の糸が無くなったか否かの判別を行い、
NOの場合にはS3へ戻り縫製作業を続ける。一方、Y
ESと判別した場合には、S5において、糸駒22に十
分の糸量がある第2のアーム部232を搭載した可動子
192aを移動し、前記第1のアーム部231による縫
製作業を中断し、第1のアーム部231と第2のアーム
部232とを交代した後、S3に戻って第2のアーム部
232により再び縫製を開始し、第1のアーム部231
は所定の待機位置へ移動する。
【0035】本実施の形態によれば、予め十分な糸量を
有するアーム部を待機させておき、縫製中のアーム部の
糸が無くなった時点で、直ちにアーム部を交代させるよ
うに構成したので、糸を補給に要する時間を大幅に削減
でき、よって全体の縫製時間を短縮することができる。
【0036】尚、S5の処理工程は本発明の交代手段と
して機能するものである。
【0037】次に、自動模様作成装置1の動作の他の実
施の形態について図4のフローチャートに従って説明す
る。
【0038】制御回路10は、S6において記憶装置1
2からデータを読み取り、S7において、そのデータに
基づいて上糸の色、縫製開始位置などの初期設定を行
う。S8において、制御回路10は、図1において右方
に位置する第1のアーム部231及びベッド部29を駆
動して所定の模様を形成するため縫製作業を行う。
【0039】次に、S9において、第1のアーム部23
1内の糸駒22の残量検知手段の信号により制御回路1
0が糸駒22の残量が所定量よりも少なくなったか否か
の判別を行い、NOの場合にはS8に戻り縫製作業を続
ける。一方、YESと判別した場合には、S10におい
て、糸駒22に十分の糸量がある第2のアーム部232
を搭載した可動子19aを、縫製作業中の第1のアーム
部231の近傍に移動させる。
【0040】次に、S11において、アーム部231内
の糸駒22の残量検知手段の信号により制御回路10が
糸駒22の糸がなくなったか否かの判別を行い、NOの
場合には縫製作業を続ける。一方、YESと判別した場
合には、S12において、縫製作業を中断し、第1のア
ーム部231と第2のアーム部232とを交代させた
後、S8に戻って、第2のアーム部232を駆動して再
び縫製を開始し、第1のアーム部231は所定の待機位
置へ移動する。
【0041】本実施の形態によれば、第1のアーム部2
31と第2のアーム部232とを交代させる直前に、第
2のアーム部232を予め第1のアーム部231の近傍
に移動させるので、アーム部の交代に要する時間を前記
実施の形態よりもさらに短縮することが可能である。
【0042】尚、S10の処理工程は本発明の移動手段
として、S12の処理工程は交代手段としてそれぞれ機
能するものである。
【0043】以上詳述したように、本実施の形態の自動
模様作成装置によれば、予め上糸を十分に装填したアー
ム部を待機させておき、模様作成中のアーム部の上糸が
無くなった場合には直ちに前記待機中のアーム部と交代
させるように構成しているので、上糸の補給作業の間
中、縫製作業が中断することを防止することができ、縫
製時間の短縮化、生産性の向上を達成することができ
る。
【0044】尚、本発明は以上詳述した実施の形態に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変更を加えることができる。
【0045】例えば、前記実施の形態においては、第1
と第2のアーム部231及び232、ベッド部29を同
期駆動する手段として、平面リニアモータ3を用いた
が、アーム部23、ベッド部29を同期駆動可能であれ
ば、それぞれX軸、Y軸方向に駆動するための一軸のリ
ニアモータ2基を組み合わせて構成してもよい。
【0046】また、前記実施の形態においては、本発明
を上糸の補給について適用したが、上糸の色交換や、下
糸の補給及び色交換のためのボビン交換等についても適
用することが可能である。ここで、本発明を上糸あるい
は下糸の色交換について適用する場合には、制御回路1
0が読み取った模様データより上糸あるいは下糸の交換
時を検出するように構成し、前記交換時を検出したとき
にアーム部あるいはベッド部を交代させるように構成し
てもよい。尚、この場合、制御回路10が本発明の交換
時検出手段を構成するものである。
【0047】また、前記実施の形態では、アーム部を、
第1のアーム部231と第2のアーム部232とからな
る2基のアーム部により構成したが、3基以上のアーム
部により構成してもよい。また、その場合、少なくとも
1基のアーム部を模様作成状態に設定して、残りの少な
くとも1基のアーム部を待機状態に設定するように構成
してもよい。
【0048】また、前記実施の形態の自動模様作成装置
1では、アーム部231,232、ベッド部29におい
て、本縫い刺繍を作成するための構成に具体化したもの
について説明したが、他の刺繍、加工に用いてもよい。
例えば、サガラ刺繍を作成するために、アーム部23に
カギ針を、ベッド部にルーパーと糸駒を搭載し糸の色換
え又は補給に同等の制御を適用するように構成してもよ
い。また、マーキング加工を施すためにアーム部23
に、ペン、インクヘッド等のマーキング機構を搭載し、
インクの色換え又は補給に前記実施の形態と同様の制御
を行うように構成することも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に記載の自動模様作成装置は、加工布
の一面側に設けられた第1支持体と、その第1支持体に
対応するように加工布の他面側に設けられた第2支持体
と、前記第1支持体と第2支持体とを前記加工布の面方
向に移動させるための駆動制御手段を備え、第1支持体
と第2支持体とが対をなして加工布上に模様を作成する
ものを対象として、特に、前記第1支持体及び前記第2
支持体のうち少なくとも一方は、複数の支持体により構
成され、前記複数の支持体は、それぞれ前記加工布の面
方向に互いに独立して移動可能であって、他方の支持体
と対をなすことが可能であるように構成している。
【0050】従って、前記複数の支持体を構成する支持
体のうち任意の支持体を、前記加工布を挟んで反対側の
支持体と対向する位置に移動させて加工布上に模様を作
成することができるので、前記複数の支持体のうち、加
工布に模様を作成している支持体を他の支持体と交代す
ることにより、模様作成時間を短縮して生産性の向上を
達成することができる。
【0051】また、請求項2に記載の自動模様作成装置
は、前記駆動制御手段が、前記第1支持体及び第2支持
体を移動させるための平面リニアモータを有する。従っ
て、平面リニアモータによって第1支持体及び第2支持
体を加工布の面方向に移動させるため、駆動機構が複雑
にならないと共にその駆動スピードを上げることがで
き、模様作成時間を大幅に短縮することができる。
【0052】また、請求項3に記載の自動模様作成装置
は、前記駆動制御手段が、前記複数の支持体のうち、少
なくとも一つの支持体を模様作成状態に、且つ残りの少
なくとも一つの支持体を待機状態に設定し、前記模様作
成状態の支持体と前記待機状態の支持体とを交代させる
ための交代手段を備えている。従って、模様作成のため
の消費材の補給や交換等に時間を要することがなく、全
体の模様作成時間を短縮して生産性の向上を達成するこ
とができる。
【0053】また、請求項4に記載の自動模様作成装置
は、前記模様作成状態の支持体と前記待機状態の支持体
とを交代させる前に、その待機状態の支持体を前記模様
作成状態の支持体の近傍へ移動させるための移動手段を
備えている。従って、極めて短時間で支持体の交代を行
うことができ、全体の模様作成時間をさらに短縮して生
産性の向上を達成することができる。
【0054】また、請求項5に記載の自動模様作成装置
は、前記模様作成状態の支持体に搭載された消費材の残
量を検出するための検出手段を備え、前記交代手段は、
前記検出手段が前記消費材の残量が無くなったことを検
出したときに、前記模様作成状態の支持体と前記待機状
態の支持体とを交代させるように構成している。従っ
て、前記消費材の残量が無くなったときに、直ちに前記
模様作成状態の支持体と前記待機状態の支持体とを交代
させることができ、全体の模様作成時間を短縮して生産
性の向上を達成することができる。
【0055】また、請求項6に記載の自動模様作成装置
は、前記移動手段が、前記検出手段が前記消費材の残量
が所定量よりも少なくなったことを検出したときに、前
記待機状態の支持体を前記模様作成状態の支持体の近傍
へ移動させるように構成している。従って、前記消費材
の残量がなくなる前に前記待機状態の支持体を前記模様
作成状態の支持体の近傍へ移動させるので、より短時間
で前記模様作成状態の支持体と前記待機状態の支持体と
を交代させることができ、全体の模様作成時間を短縮し
て生産性の向上を達成することができる。
【0056】また、請求項7に記載の自動模様作成装置
は、前記支持体に搭載された消費材の交換時を検出する
交換時検出手段を備え、前記交代手段は、前記交換時検
出手段により消費材の交換時が検出されたときに、前記
模様作成状態の支持体と前記待機状態の支持体とを交代
させるように構成している。従って、前記消費材の交換
のタイミングで、直ちに前記模様作成状態の支持体と前
記待機状態の支持体とを交代させることができ、全体の
模様作成時間を短縮して生産性の向上を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の自動模様作成装置の全体
斜視図である。
【図2】アーム部、ベッド部の正面図である。
【図3】自動模様作成装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】自動模様作成装置の動作の変形例を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】自動模様作成装置の電気的構成を説明するため
のブロック図である。
【符号の説明】
1 自動模様作成装置 3 平面リニアモータ 5 加工布 10 制御回路 17a、17b プラテン 191a、192a、19b 可動子 29 ベッド部 231 第1のアーム部 232 第2のアーム部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工布の一面側に設けられた第1支持体
    と、その第1支持体に対応するように加工布の他面側に
    設けられた第2支持体と、前記第1支持体と第2支持体
    とを前記加工布の面方向に移動させるための駆動制御手
    段を備え、第1支持体と第2支持体とが対をなして加工
    布上に模様を作成する自動模様作成装置において、 前記第1支持体及び前記第2支持体のうち少なくとも一
    方は、複数の支持体により構成され、 前記複数の支持体は、それぞれ前記加工布の面方向に互
    いに独立して移動可能であって、他方の支持体と対をな
    すことが可能であるように構成したことを特徴とする自
    動模様作成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動制御手段は、前記第1支持体及
    び第2支持体を移動させるための平面リニアモータを有
    することを特徴とする請求項1に記載の自動模様作成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記駆動制御手段は、前記複数の支持体
    のうち、少なくとも一つの支持体を模様作成状態に、且
    つ残りの少なくとも一つの支持体を待機状態に設定し、 前記模様作成状態の支持体と前記待機状態の支持体とを
    交代させるための交代手段を、更に備えたことを特徴と
    する請求項1若しくは2に記載の自動模様作成装置。
  4. 【請求項4】 前記模様作成状態の支持体と前記待機状
    態の支持体とを交代させる前に、その待機状態の支持体
    を前記模様作成状態の支持体の近傍へ移動させるための
    移動手段を、更に備えたことを特徴とする請求項3に記
    載の自動模様作成装置。
  5. 【請求項5】 前記模様作成状態の支持体に搭載された
    消費材の残量を検出するための検出手段を更に備え、 前記交代手段は、前記検出手段が前記消費材の残量が無
    くなったことを検出したときに、前記模様作成状態の支
    持体と前記待機状態の支持体とを交代させるように構成
    したことを特徴とする請求項3若しくは4に記載の自動
    模様作成装置。
  6. 【請求項6】 前記移動手段は、前記検出手段が前記消
    費材の残量が所定量よりも少なくなったことを検出した
    ときに、前記待機状態の支持体を前記模様作成状態の支
    持体の近傍へ移動させるように構成したことを特徴とす
    る請求項5に記載の自動模様作成装置。
  7. 【請求項7】 前記支持体に搭載された消費材の交換時
    を検出する交換時検出手段を更に備え、 前記交代手段は、前記交換時検出手段により前記消費材
    の交換時が検出されたときに、前記模様作成状態の支持
    体と前記待機状態の支持体とを交代させるように構成し
    たことを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の
    自動模様作成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195299A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Nakanihon Juki Kk テープ縫付け装置および生地への印付け装置

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