JPH10211200A - 歯科用パノラマ断層撮影装置 - Google Patents

歯科用パノラマ断層撮影装置

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JPH10211200A
JPH10211200A JP9014061A JP1406197A JPH10211200A JP H10211200 A JPH10211200 A JP H10211200A JP 9014061 A JP9014061 A JP 9014061A JP 1406197 A JP1406197 A JP 1406197A JP H10211200 A JPH10211200 A JP H10211200A
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文夫 大林
Masahiro Saeki
政博 佐伯
Yukio Kaneishi
幸男 金石
Michizo Yamanaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複雑な形状をした歯牙列全体に近
似した断層領域を設定することができる歯科用パノラマ
断層撮影装置を提供する。 【解決手段】 被写体である歯牙列にX線を照射するX
線源と、前記歯牙列を透過した透過X線に含まれる前記
歯牙列の断層情報を収集するシンチレータ層29a乃至
29c、CCDセンサ31を有する断層情報収集手段
と、前記X線源、断層情報収集手段を支持して回転する
支持体とを有し、前記歯牙列のパノラマ断層像を得る歯
科用パノラマ断層撮影装置であって、前記断層情報収集
手段のシンチレータ層29a乃至29cは、前記支持体
の回転軸との距離が異なる複数の断層情報検知面を有す
ることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用パノラマ断
層撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来提案されている歯科用パノラマX線
装置においては、X線フィルムを使用するタイプも電気
的センサであるCCDセンサを使用するタイプも、X線
フィルム又はCCDセンサを、X線源を支持するアーム
の回転軸と平行な一つの面上に配置している。この為、
被写体の断層平面を前記回転軸に対してX線フィルムの
幅又はCCDセンサの長さ分だけ平行移動してできる断
層領域を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際の歯牙
列は、アームの回転軸に対して傾斜して位置づけされ
る。つまり、実際の歯牙列の前歯部は、その歯冠部がX
線フィルムやCCDセンサ側に傾斜している。又、患者
の上顎の前歯部の歯軸と、下顎の前歯部の歯軸とはそれ
ぞれ交わるように傾斜している。
【0004】従って、前歯部の歯根部を歯科用パノラマ
断層撮影装置による断層領域に入れようとすると歯冠部
が断層領域から外れてしまう。逆に前歯部の歯冠部を断
層領域に入れようとすると歯根部が断層領域から外れて
しまう。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、断層像を形成するための断層情報収集手段にお
ける断層情報検知面(照射野)の位置によって、被写体
の断層平面の形状や位置を変化させ、結果的に複雑な形
状の歯牙列に近似した断層領域を得ることができれば、
より鮮明な歯牙列の情報が得られることに着目し、断層
情報検知面の構成を改良して、複雑な形状をした歯牙列
全体に近似した断層領域を設定することができる歯科用
パノラマ断層撮影装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被写体である歯牙列にX線を照射するX線源と、前記歯
牙列を透過した透過X線に含まれる前記歯牙列の断層情
報を収集する断層情報収集手段と、前記X線源、断層情
報収集手段を支持して回転する支持体とを有し、前記歯
牙列のパノラマ断層像を得る歯科用パノラマ断層撮影装
置であって、前記断層情報収集手段は、前記支持体の回
転軸との距離が異なる複数の断層情報検知面を有するこ
とを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の歯
科用パノラマ断層撮影装置において、X線検知手段と受
光手段との間に光ファイバーを設けたことを特徴とする
ものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の歯
科用パノラマ断層撮影装置において、前記断層像情報収
集手段の複数の断層情報検知面の内の一部が前記支持体
の回転軸に対して傾斜配置であることを特徴とするもの
である。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1記載の歯
科用パノラマ断層撮影装置において、前記断層情報収集
手段の複数の断層情報検知面が、前記支持体の回転軸に
対して異なる距離の平行配置であることを特徴とするも
のである。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1記載の歯
科用パノラマ断層撮影装置において、 前記断層情報収
集手段は、シンチレータ層とCCDセンサとからなり、
CCDセンサを構成する画素群の受光面の傾斜を調整可
能としたことを特徴とするものである。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項3又は5記
載の歯科用パノラマ断層撮影装置において、前記断層情
報収集手段は、フレキシブル基板上に取り付けたCCD
センサと、シンチレータ層とからなることを特徴とする
ものである。
【0012】以下、本発明の作用について詳述する。請
求項1記載の発明によれば、被写体である歯牙列の断層
情報を収集する断層情報収集手段が、支持体の回転軸と
の距離が異なる複数の断層情報検知面を有するので、複
数の断層情報検知面により被写体の断層面の形状や位置
に応じた断層情報を収集でき、複雑な形状の歯牙列全体
の鮮明な断層像を構築できる。
【0013】請求項2の発明によれば、前記X線検知手
段と、前記受光手段との間に光ファイバーを設けたの
で、X線検知手段の検知出力を受光手段に導く自由度が
高まり、被写体である歯列のよりきめ細かい画像形成が
可能である。
【0014】請求項3記載の発明によれば、前記断層像
情報収集手段の複数の断層情報検知面の内の一部が、前
記支持体の回転軸に対して傾斜配置であるので、傾斜配
置の断層情報検知面の部分により被写体である傾斜した
形状の歯牙列の断層情報を収集してその鮮明な断層像を
構築できる。
【0015】請求項4記載の発明によれば、前記断層情
報収集手段の複数の断層情報検知面を、前記支持体の回
転軸に対して異なる距離の平行配置としているので、複
数の断層情報検知面により、X線源からの距離が異なる
歯牙列を構成する各歯牙の各断層情報を各々収集してそ
の鮮明な断層像を構築できる。
【0016】請求項5記載の発明によれば、前記断層情
報収集手段を、シンチレータ層とCCDセンサとにより
構成し、CCDセンサを構成する画素群の受光面の傾斜
を調整可能としたので、歯牙列の傾斜状態に応じた断層
情報を収集してその鮮明な断層像を構築できる。
【0017】請求項6記載の発明によれば、請求項3又
は5記載の歯科用パノラマ断層撮影装置において、前記
断層情報収集手段は、フレキシブル基板上に取り付けた
CCDセンサと、シンチレータ層とにより構成したの
で、フレキシブルに患者毎の歯牙列に合った傾斜等を設
定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0019】図1、図2は、本発明の実施の形態のパノ
ラマ断層撮影装置における画像構築法を説明したもので
ある。図1、図2において、点Oを含むS−A上の点の
X線像はa点に結像される。これをX線フィルムで検知
し、記録する。この時a点に結像される像はX線源から
X線フィルムまでのS−A上のすべての点の情報が含ま
れている。尚、SはX線源の位置である。また、図1、
図2において、他の任意の一点をM点、X線源及びX線
フィルムを支持するアームの回転中心をRとする。
【0020】次に、アームが回転して図2に示すイの位
置からロの位置に変わると、他の点Oを含むS´−A´
上のX線像はa´点に生じる。
【0021】この時、アームの回転とともに移動するX
線フィルム上の像がa点からa´点まで移動していれ
ば、O点に対応するX線像はX線フィルム上のa´点に
記録される。一方、M点を含むS´−B´上の点のX線
像は、ロのアームの位置でb´点に生じる。従って、X
線フィルム上の像をa点からa´点に移動させた時に、
M点のX線像はロのアームの位置の時にb´点に記録さ
れる。
【0022】以下順次アームを回転させながらX線フィ
ルムを移動させることを繰り返せば、O点のX線像はX
線フィルム上の任意のa点に繰り返し記録される。これ
に対して、M点のX線像はX線フィルム上の各点に分散
されて記録される。この為、充分な黒化度が得られな
い。このようにして、O点のX線像のみが強調され、O
点の断層像が得られる。
【0023】X線フィルムの代わりにシンチレータ層を
有したCCDセンサを使用する場合には、a点の画素に
X線像に応じた電荷がチャージされる。CCDセンサは
情報の呼び出し時に各画素を構成するセルにチャージさ
れた電荷を隣のセルに順に移し替え、最終端でアナログ
/デジタル変換をかけてデジタル量として出力する。
【0024】ここで、図2に示すイのアーム位置でX線
が照射されS−A上の点のX線像がCCDセンサ上のa
点のセルに結像され、その強さに応じた電荷がチャージ
される。その電荷の量をQ1とすると、Q1の電荷量は
隣のセルに順次移送されるが、アームがロの位置にきた
とき電源周波数の次のサイクルで再びX線が照射される
と、S´−A´上の点のX線像がa´点のセルに結像さ
れる。
【0025】この時、最初にイのアーム位置で蓄えられ
た電荷量Q1が、a´点のセルまで移動しているとQ1
の電荷に加えてQ2の電荷がチャージされることにな
る。Q2はS´−A´上のすべての点の透過X線量に対
応した電荷量である。この時、O点のX線像だけは2回
分加算されることになる。
【0026】このようにして、CCDセンサの画素の電
荷の転送速度を適当にコントロールすることにより、X
線フィルム上に、ある点のX線像が繰り返し結像される
のと同様に、CCDセンサのセル上を移動するO点のX
線像に応じた電荷量が繰り返しチャージされることによ
り、O点のX線像のみが強調され、O点の断層像が得ら
れる。
【0027】ここで、a点の電荷Q1をロのアームの位
置の時にb´点にまで移動させれば、M点を含むS´−
B´上の点の透過X線量に対応した電荷がQ1に加え合
わせられる。
【0028】以上のように画素を構成するセル中にチャ
ージされた電荷を転送する速度を変化させることで、得
られる断層像の位置を変えることができる。
【0029】ここで、CCDセンサが図2に示す例より
X線源から遠い位置にある場合を考察する。図3におい
て線分F−F´上と線分f−f´上にCCDセンサがあ
る場合を想定する。点Oを含むS−A上の点の透過X線
像は、線分F−F´上のCCDセンサ上ではa点に結像
されるが、線分f−f´のCCDセンサ上ではc点に結
像される。
【0030】次に、アームが回転してX線ビームが図3
に示すロの位置にくると、O点を含むS´−A´上の点
のX線像は、線分F−F´のCCDセンサ上ではa´点
に結像される。この時、線分F−F上のCCDセンサに
おいて、電荷がa点からa´点ヘ移動していれば、O点
の断層像が得られることは既述した場合と同様である。
【0031】ここで、線分f−f´上のCCDセンサの
c点から線分a−a´の距離だけ電荷が移動した点をc
´とすると、c´点に結像するX線像には、前記O点の
X線像は含まれないことになる。すなわち、アームの回
転に伴いc´点にはS´−C´に含まれる点のX線像が
結像することになる。
【0032】図3から明らかなように、c点及びc´点
の双方にX線像を結像するのは、S−AとS´−C´の
交点であるO´点のみである。従って、線分f−f´上
にCCDセンサがある場合には、線分F−F´上にCC
Dセンサがある場合と同じ分だけ電荷を移動させたと
き、線分F−F´上のCCDセンサで断層像が得られる
O点よりもX線源に近いO´点の断層像が得られること
が理解できる。
【0033】次に、図4に本実施の形態の歯科用パノラ
マ断層撮影装置の全体構成を示す。図4に示す歯科用パ
ノラマ断層撮影装置は、X線源から歯牙列を透過してく
るX線を検知するシンチレータ層29a乃至29cと、
シンチレータ層29a乃至29cによるX線検知に基づ
く光を導く光ファイバー30a乃至30cと、この光フ
ァイバー30a乃至30cにより導かれる光を受光し歯
牙列の断層情報としての電気信号に変換するCCDセン
サ31とからなる歯牙列の断層情報を収集する断層情報
収集手段を有している。
【0034】また、図4に示す歯科用パノラマ断層撮影
装置は、前記CCDセンサ31の画素群の電荷の転送速
度をコントロールするコントロール回路21と、画像構
成用コンピューター22と、画像モニター24と、図示
しないX線源を保持するアームの回転速度のコントロー
ル回路25と、図示しないX線へッドの制御回路26
と、メモリを含むCPU27と、撮影開始スイッチ28
とを具備している。
【0035】前記断層情報収集手段のシンチレータ層2
9a乃至29cは、図4に示すように、X線源からの距
離、すなわち、X線源を保持するアームの回転軸からの
距離が異なるよう配置している。この場合、CCDセン
サ31に不感部が生じ画像に暗部が生じないようにシン
チレータ層29a乃至29cを千鳥状に配置し、これに
より、図5に示すような前歯部4の歯牙列の形状に対応
した千鳥状の断層領域1乃至3を得るようにしている。
【0036】また、前記断層情報収集手段としては、図
6に示すようなフラット部29yの一部に凸部29xを
設けたシンチレータ層29と、光ファイバー30と、C
CDセンサ31とからなる構成とすることもできる。
【0037】この断層情報収集手段によれば、凸部29
xの部分の隆起量に応じた断層領域を形成できる。歯科
用パノラマX線撮影装置は、理論上アームの回転中心と
被写体との距離が長い場合、すなわち、臼歯部の場合で
は充分に幅のある断層領域が得られる。従って、この部
分では凸部29xにより断層領域が変化していても、す
べての歯牙は断層領域へ入る。
【0038】撮影部分が犬歯部から前歯部になると、断
層領域は狭くなる。この時、顎部から歯根部にかけての
断層領域はシンチレータ層29のフラット部29yに、
また、歯根部から歯冠部にかけての断層領域は、シンチ
レータ層29の凸部29xによって形成される。
【0039】前記凸部29xの断層領域は、フラット部
29yの断層領域よりも患者の顔面のより前方向の部分
に対応する。従って、従来例の場合では、断層領域が薄
くて例えば、前歯部の歯根部しか断層領域に入らなかっ
たが、本実施の形態により歯冠部を含む前歯部全体を断
層領域に入れることが可能となる。
【0040】また、前記断層情報収集手段としては、図
7に示すように、フレキシブルな基板40上に形成され
たCCDセンサ41上に、シンチレータ層42を設けた
構成とすることもできる。この場合、図8に示すよう
に、シンチレータ層42をCCDセンサ41の各画素4
1a毎に形成すると、CCDセンサ41の隣り合う同士
の画素間に生じるクロストーク、すなわち、シンチレー
タ層42の隣り合う部分同士の光の干渉を防止し、又は
低減できる。
【0041】図4に示す歯科用パノラマ断層撮影装置に
おいて、撮影開始スイッチ28を押下すると、撮影開始
スイッチ28からの信号を受けたCPU27により、図
示しないX線へッドの制御回路26へ電力供給信号を送
り、X線ヘッドを駆動する。また、CPU27はアーム
の回転速度のコントロ−ル回路25にスタート信号を送
り、CCDセンサ31の画素の転送速度のコントロール
回路21に転送速度コントロール信号を送る。
【0042】CCDセンサ31の転送コントロール信号
は、X線源を保持するアームの動きに同期して制御され
るが、アームのスタート位置だけをリミットスイッチ等
により検出し、この後は時間計側によりアームの現在位
置を知り、それに応じてCCDセンサ31の画素の電荷
の転送速度をコントロールしても良い。もちろん、アー
ムの現在位置をデコーダーで検出しても良いし、アーム
の回転用のパルスモーターヘのパルス数によりアーム位
置を検出しても良い。
【0043】この歯科用パノラマ断層撮影装置におい
て、患者の被写体である前歯部のポジショニングにはチ
ンレストの高さをダイヤルにより機械的に動かすことに
より行われる。この時、レーザーポインターや光ビーム
等のポジショニングゲージを使用することができる。
【0044】さらに、被写体の撮影時には、被写体であ
る前歯部の歯軸の傾きに光ビームが沿うように手動で調
整して、その調整機構に設けられたセンサーからの情報
を入力しCPU17のメモリに記憶させるか、又は、別
途設けたTVカメラによる前歯部の画像情報を画像処理
して、その前歯部の歯冠部の位置や歯軸の傾きから歯根
部の位置等を推測して自動的にCPU17のメモリに記
憶させる。そして、このような情報を被写体の撮影に利
用することで、被写体である前歯部の正確な断層像を得
ることができる。
【0045】このような歯科用パノラマ断層撮影装置の
動作により、複雑な形状を有し、位置の微妙な違い有す
る歯牙列に対応した断層情報を収集し、歯牙列の断層像
を鮮明に構築することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の断
層情報検知面により被写体の断層面の形状や位置に応じ
た断層情報を収集でき、複雑な形状の歯牙列全体の鮮明
な断層像を構築できる歯科用パノラマ断層撮影装置を提
供することができる。
【0047】請求項2の発明によれば、前記X線検知手
段と、前記受光手段との間に光ファイバーを設けたの
で、X線検知手段の検知出力を受光手段に導く自由度が
高まり、被写体である歯列のよりきめ細かい画像形成が
可能な歯科用パノラマ断層撮影装置を提供することがで
きる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、傾斜した形
状の歯牙列の断層情報を収集してその鮮明な断層像を構
築できる歯科用パノラマ断層撮影装置を提供することが
できる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、X線源から
の距離が異なる歯牙列を構成する各歯牙の各断層情報を
各々収集してその鮮明な断層像を構築できる歯科用パノ
ラマ断層撮影装置を提供することができる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、CCDセン
サを構成する画素群の傾斜を調整可能としたので、歯牙
列の傾斜状態に応じた断層情報を収集してその鮮明な断
層像を構築できる歯科用パノラマ断層撮影装置を提供す
ることができる。
【0051】請求項6記載の発明によれば、フレキシブ
ルに患者毎の歯牙及び歯牙列に合った傾斜等を設定する
ことができ、画質の良好な断層像を構築できる歯科用パ
ノラマ断層撮影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯科用パノラマ断層撮影装置における
画像構築法を示す説明図である。
【図2】本発明の歯科用パノラマ断層撮影装置における
画像構築法を示す説明図である。
【図3】本発明の歯科用パノラマ断層撮影装置における
画像構築法を示す説明図である。
【図4】本発明の歯科用パノラマ断層撮影装置の実施の
形態を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態の歯科用パノラマ断層撮影装置に
おける断層領域の一例を示す説明図である。
【図6】本実施の形態の歯科用パノラマ断層撮影装置に
おける断層情報収集手段の一例を示す図である。
【図7】本実施の形態の歯科用パノラマ断層撮影装置に
おける断層情報収集手段の他例を示す図である。
【図8】図7の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 断層領域 2 断層領域 3 断層領域 4 歯牙列 21 コントロール回路 22 画像構成用コンピューター 24 画像モニター 25 回転速度のコントロール回路 26 X線へッドの制御回路 27 CPU 28 撮影開始スイッチ 29a シンチレータ層 29b シンチレータ層 29c シンチレータ層 30a 光ファイバー 30b 光ファイバー 30c 光ファイバー 31 CCDセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 通三 東京都墨田区江東橋1−3−6 株式会社 吉田製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体である歯牙列にX線を照射するX
    線源と、前記歯牙列を透過した透過X線に含まれる前記
    歯牙列の断層情報を収集する断層情報収集手段と、前記
    X線源、断層情報収集手段を支持して回転する支持体と
    を有し、前記歯牙列のパノラマ断層像を得る歯科用パノ
    ラマ断層撮影装置であって、 前記断層情報収集手段は、前記支持体の回転軸との距離
    が異なる複数の断層情報検知面を有することを特徴とす
    る歯科用パノラマ断層撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記断層情報検知面は、X線検知手段と
    受光手段との間に光ファイバーを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の歯科用パノラマ断層撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記断層像情報収集手段の複数の断層情
    報検知面の内の一部が前記支持体の回転軸に対して傾斜
    配置であることを特徴とする請求項1記載の歯科用パノ
    ラマ断層撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記断層情報収集手段の複数の断層情報
    検知面が、前記支持体の回転軸に対して異なる距離の平
    行配置であることを特徴とする請求項1記載の歯科用パ
    ノラマ断層撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記断層情報収集手段は、シンチレータ
    層とCCDセンサとからなり、CCDセンサを構成する
    画素群の受光面の傾斜を調整可能としたことを特徴とす
    る請求項1記載の歯科用パノラマ断層撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記断層情報収集手段は、フレキシブル
    基板上に取り付けたCCDセンサと、シンチレータ層と
    からなることを特徴とする請求項3又は5記載の歯科用
    パノラマ断層撮影装置。
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