JPH10210990A - Hiv−1の検出のためのプライマー - Google Patents
Hiv−1の検出のためのプライマーInfo
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Abstract
酸を同定する手段の提供。 【解決手段】 HIV−1のgag遺伝子からの核酸の
ポリメラーゼ鎖反応(PCR)増幅のための改良された
プライマー。
Description
酸化学の分野に関する。より具体的には、本発明は、ヒ
ト免疫不全ウィルスタイプ1(HIV−1)を検出する
ための方法及び試薬に関する。従って、本発明は、一般
的に医学、特に医学診断の分野、及び分子生物学の分野
に適用される。
法、特にポリメラーゼ連鎖反応(PCR)の発明は、こ
れまで検出できないほど小量である、サンプルに存在す
る核酸の急速な検出を可能にする(アメリカ特許第4,
683,195号;第4,683,202号;及び第
4,965,188号を参照のこと)。PCRの開発及
び適用は、文献において広範囲に記載されている。
スは、PCR Technology-principlesand applications fo
r DNA amplification, 1989, (ed. H.A.Erlich) Stockt
onPress, New York, NY ; PCR Protocols : A guide to
methods and Applications, 1990 (ed. M.A.Innisな
ど.,) Academic Press, San Diego, CA ; 及びPCR Stra
tagies, 1995, (ed. M.A.Innisなど.) Academic Press,
San Diego, CAに論ぜられている。商業上の提供者、た
とえばPerkin Elmer (Norwalk, CT)は、PCR試薬を市
販し、そしてPCRプロトコールを公開している。
ためへのPCR及びプローブハイブリダイゼーションの
使用は、Kwok, 1992, Ann.Med. 24 : 211-214;及びCo
utlee など., 1991, Mol.Cell.Probes 5:241-259 に
再考されている。PCRに基づくHIV−1検出アッセ
イは、たとえばアメリカ特許第5,008,182号及
び第5,176,775号;Kellogg and Kwok, 1990,
PCR Protocols : A Guide to Methods and Application
s, (ed. Innis など.), Academic Press, SanDiego, CA
: 337-347 ; Holodniyなど., 1991, J.Inf.Dis. 163 :
802-865 ; Jockson など., 1991, AIDS 5:1463-1467
; 及びMulderなど., 1994, J.Clin.Microbiol. 32
(2) : 292-300に記載されている。
キットは、Hoffmann-La Roche (Nutley, NJ)から市販さ
れている。AmplicorTM HIV-1 Test は、HIV−1プロ
ウィルスDNAの検出のためのインビトロアッセイであ
る。AMPLICOR HIV-1 MONITOR TM Test は、HIV−1
RNAの定量化のためのインビトロアッセイである。A
mplicorアッセイの両者は、Mulderなど., 1994,
J.Clin.Microbiol.32 (2) : 292-300に記載され、そし
てAmplicor HIV-1プライマーとして本明細書に言及され
るプライマー対SK462(配列番号5)及びSK43
1(配列番号6)を用いてHIV−1核酸を増幅する。
示す。HIV−1 gag及びenv遺伝子の核酸配列
の系統分類分析は、Myers など., 1993, Human Retrovi
rusand AIDS 1993, Los Alamos National Laboratory,
Los Alamos, NM (引用により本明細書に組込まれる)
に記載される。Mグループ内に、サブタイプA−Jが同
定されている。
化学の従来の技法は、文献に説明されている。たとえ
ば、Sambrookなど., 1989, Molecular Cloning-A Labor
atoryManual, Cold Spring Harbor Laboratory, Cold S
pring Harbor, New York ; Oligonucleotide Synthesis
(M.J.Gait, ed., 1984) ; Nucleic Acid Hybridizatio
n (B.D.Hames and S.J.Higgins. eds., 1984);及び一
連のMethods in Enzymology (Academic Press, Inc.)を
参照のこと。
ー、特にAmplicor HIV-1プライマー、SK462(配列
番号5)及びSK431(配列番号6)を用いて増幅で
きないか又は効果的に増幅できない多くのヒト免疫不全
ウィルスタイプ1(HIV−1)グループM単離物が同
定されている。それらの単離物は、Amplicor HIV-1プラ
イマーのプライマー結合部位を包含する領域内にこれま
で見出されていない配列変性性を示す。
るすべての単離物の他に、それらの新しく発現された単
離物からの効果的な増幅を可能にする改良されたプライ
マーを供給することが本発明の目的である。さらに、本
発明のプライマーは、新たな一定した効率を伴ってすべ
ての既知のHIV−1グループのM単離物からの増幅を
可能にする。本発明の1つの観点は、新たな一定した効
率を伴って及び非標的配列の同時増幅を伴わないで、サ
ブタイプA−GからのHIV−1グループM単離物から
gag遺伝子の領域のポリメラーゼ鎖反応(PCR)増
幅を可能にする改良されたオリゴヌクレオチドプライマ
ーに関する。
3)及びSKCC3(配列番号4)から成る群から選択
される、ヒト免疫不全ウィルスタイプ1(HIV−1)
核酸の増幅のためのオリゴヌクレオチドプライマーに関
する。好ましくは、それらのプライマーの個々は、SK
145(配列番号1)及びSKCC1(配列番号3)か
ら成る一対のオリゴヌクレオチドプライマー又はSK1
45(配列番号1)及びSKCC3(配列番号4)から
成る一対のオリゴヌクレオチドプライマーと組合され
る。
イマーは、オリゴヌクレオチドプライマーSK145
(配列番号1)、SKCC1(配列番号3)及びSK1
45M2(配列番号2)から成る一組のオリゴヌクレオ
チドプライマー又はオリゴヌクレオチドプライマーSK
145(配列番号1)、SKCC3(配列番号4)及び
SK145M2(配列番号2)から成る一組のオリゴヌ
クレオチドプライマーにおいてプライマーSK145M
2(配列番号2)と組合され得る。
マーを用いてPCRを実施することを含んで成る、HI
V−1グループMサブタイプからgag遺伝子の領域を
増幅するための改良された方法に関する。本発明のさら
なる観点は、本発明の増幅プライマーを含むキットに関
する。それらのキットは、追加の試薬、たとえば検出プ
ローブ、又は1又は複数の増幅試薬、たとえばポリメラ
ーゼ、緩衝液及びヌクレオシド三リン酸を含むことがで
きる。
用語が下記に定義される。用語“核酸”及び“オリゴヌ
クレオチド”とは、ポリデオキシリボヌクレオチド(2
−デオキシ−D−リボースを含む)、ポリリボヌクレオ
チド(D−リボースを含む)、及びプリンもしくはピリ
ミジン塩基又は修飾されたプリン又はピリミジン塩基の
Nグリコシドであるいづれか他のタイプのポリヌクレオ
チドを意味する。用語“核酸”と“オリゴヌクレオチ
ド”との間に長さに関して意図された区別は存在せず、
そしてそれらの用語は交換可能的に使用されるであろ
う。それらの用語は、分子の一次構造体のみを意味す
る。従って、それらの用語は、二本鎖及び一本鎖DN
A、並びに二本鎖及び一本鎖RNAを包含する。
9, Meth.Enzymol. 68 : 90-99のホスホトリエステル
法;Brown など., 1979, Meth.Enzymol. 68 : 109-151
のジエチルホスホラミジット法;及びアメリカ特許第
4,458,066号の固体支持法による、適切な配列
のクローニング及び制限酵素処理、及び直接的な化学合
成を包含するいづれか適切な方法により調製され得る。
合成法の総説は、Goodchild, 1990, Bioconjugate Chem
istry 1 (3) : 165-187に提供される。
補的塩基対合による2つの一本鎖核酸による複合体の形
成を意味する。ハイブリダイゼーションは、十分に相補
的な核酸鎖間に、又はミスマッチのマイナー領域を含む
“実質的に相補的な”核酸鎖間で生じることができる。
十分に相補的な核酸鎖のみがハイブリダイズするであろ
う条件は、“緊縮ハイブリダイゼーション条件”又は
“配列特異的ハイブリダイゼーション条件”として言及
される。実質的に相補的な配列の安定した複合体は低い
緊縮ハイブリダイゼーション条件下で達成され得;許容
されるミスマッチの程度は、ハイブリダイゼーション条
件の適切な調整により調節され得る。
ばオリゴヌクレオチドの長さ及び塩基対濃度、イオン強
度、及びミスマッチされる塩基対の発生率を、当業界に
より提供されるガイドに従って、実験的に考慮して複合
体の安定性を決定することができる(たとえば、Sambro
okなど., 1989, Molecular Cloning-A Laboratory Manu
al, Cold Spring Harbor Laboratory, Cold Spring Har
bor, New York ; 及びWetmur, 1991, Critical Reviews
in Biochem. and Mol.Biol. 26 (3/4) : 227-259を参
照のこと)。
相補的なプライマー延長生成物の合成が誘発される条件
下で、すなわち適切な緩衝液中、4種の異なったヌクレ
オシド三リン酸及び重合のための剤(たとえばDNAポ
リメラーゼ又は逆転写酵素)の存在下で及び適切な温度
で、DNA合成の開始点として作用することができる、
天然又は合成のいづれかのオリゴヌクレオチドを意味す
る。プライマーは好ましくは、一本鎖オリゴデオキシリ
ボヌクレオチドである。プライマーの適切な長さは、プ
ライマーの意図された使用に依存するが、しかし典型的
には、15〜35個のヌクレオチドの範囲である。
十分に安定したハイブリッド複合体を形成するためによ
り低い温度を要する。プライマーは、鋳型核酸の正確な
配列に対して影響を及ぼさないが、しかし鋳型とハイブ
リダイズするために十分に相補的であるべきである。プ
ライマーは、そのプライマーの検出又は固定化を可能に
するが、しかしDNA合成の開始点として作用するプラ
イマーの基本的性質を変更しない追加の特徴を含むこと
ができる。たとえば、プライマーは、標的核酸に対して
ハイブリダイズしないが、しかし増幅された生成物のク
ローニングを促進する、5′端での追加の核酸配列を含
むことができる。ハイブリダイズするために鋳型に対し
て十分に相補的であるプライマーの領域が、ハイブリダ
イジング領域として本明細書に言及される。
流”のプライマーとは、その延長生成物がコード鎖の後
続物(subsequence )であるプライマーを意味する。
“下流”のプライマーとは、その延長生成物が相補的非
コード鎖の後続物(subsequence)であるプライマーを
意味する。用語“標的配列”、“標的領域”、及び“標
的核酸”とは、増幅され、検出され、又はそうでなけれ
ば分析される予定である核酸の領域を意味する。
は、そのプライマーと標的配列との間に存在するミスマ
ッチの数が該プライマーとサンプル中に存在するかもし
れない非標的配列との間に存在するミスマッチの数より
も少ない場合、標的配列に対して“特異的”である。
的配列との間に存在するミスマッチの数よりも多くない
場合にのみ安定した複合体が形成されるハイブリダイゼ
ーション条件が選択され得る。そのような条件下で、標
的−特異的プライマーは、標的配列と共にのみ安定した
複合体を形成することができる。従って、適切な緊縮増
幅条件下での標的−特異的プライマーの使用は、標的プ
ライマー結合部位を含む配列の特異的増幅を可能にす
る。同様に、適切な緊縮ハイブリダイゼーション条件下
での標的−特異的プローブの使用は、特異的標的配列の
検出を可能にする。
実施するために必要な試薬を含む溶液を意味し、そして
典型的には、適切な緩衝液中にプライマー、熱安定性D
NAポリメラーゼ、dNTP、及び二価金属カチオンを
含む。反応混合物は、それが反応を実施するために必要
なすべての試薬を含む場合、「完全」として言及され、
そしてそれが必要な試薬のサブセットのみを含む場合、
「不完全」として言及される。
濃度の適用依存的調整を可能にするために、それぞれが
全成分のサブセットを含有する複数の別個の溶液とし
て、反応成分が日常的に貯蔵されること、及び反応成分
が完全な反応混合物を形成するように反応の前、混合さ
れることは、当業者により理解されるであろう。さら
に、反応成分が市販のために別々に包装され、そして有
用な市販のキットが本発明のプライマーを包含する反応
成分のいづれかのサブセットを含むことができること
は、当業者により理解されるであろう。
イプからの核酸の増幅を可能にする。本発明のプライマ
ーは、新しく発見される単離物を包含する、グループM
に属するサブタイプA−Gのすべての単離物からのga
g遺伝子の核酸の増幅をほとんど領域からの一定した効
率を伴って可能にすることにおいて、これまで記載され
て来たプライマーよりも有意な改良点を示す。前記プラ
イマーのヌクレオチド配列は、下記に提供されており、
ここで配列は5′側から3′側の方向に左側から右側に
示される。
示される上流プライマーのいづれかと共に使用され得
る。本発明の下流プライマーは、好ましくは上流プライ
マーSK145(配列番号1)と共に、場合によって
は、上流プライマーSK145M2(配列番号2)と一
緒に使用され得る。上流プライマーSK145(配列番
号1)は、Kellogg and Kwok, 1990, PCT Protocols :
A Guide to Methods and Applications, (ed. Innis な
ど.), Academic Press, San Diego, CA : 337-347に記
載されている。第2の上流プライマー、SK145M2
(配列番号2)は、SK145(配列番号1)と同じ領
域でハイブリダイズするが、しかし、サブタイプA及び
Eの一定のHIV−単離物のヌクレオチド配列とより密
接に適合するよう企画されている。例において示される
ように、両上流プライマーの使用は特定のサブタイプの
増幅の効率の平等化を助けることができる。
能にするが、しかし非標的配列の増幅を回復する有意に
緊縮な条件下で行なわれる。好ましい増幅反応条件は、
Mulderなど., 1994, J.Clin.Microbiol. 32 (2) : 292
-300に、及びAMPLICOR HIV-1 MONITOR Test の生成物挿
入において記載されている。その正確な条件は、本発明
の決定的な観点ではない。増幅条件の最適化は、通常、
本明細書に提供されるガイドに基づいて実施され得る。
1プロウィルスDNA又はHIV−1 RNAのいづれ
かを検出するために使用され得る。逆転写/ポリメラー
ゼ連鎖反応(RT−PCR)を用いてのRNAの増幅
は、当業界において良く知られており、そしてアメリカ
特許第5,322,770号及び第5,310,652
号;Myers and Gelfand, 1991, Biochemistry 30 (31)
: 7661-7666 ; 及びYoung など., 1993, J.Clin.Micro
biol. 31 (4) : 882-886に記載されている。HIV−
1 RNAのRT−PCR増幅は、Mulderなど., 1994,
J.Clin.Microbiol.32 (2) : 292-300及びHolodniyな
ど., 1991, J.Inf.Dis. 163 : 802-865に記載されてい
る。
めに適切なサンプル分離法は、文献に記載されている。
使用される特定の方法は、本発明の決定的な観点ではな
い。当業者は、本明細書に提供されるガイドに基づい
て、適切なサンプル調製法を選択し、そして最適化する
ことができる。HIV−1プロウィルスDNAの検出に
使用するための好ましいサンプル調製法は、Casareale
など., 1992, PCR Methods and Applications 2 : 149
-153及びButcher and Spadoro, 1992, Clin.Immunol.Ne
wsletter 12 : 73-76に記載されている。
めの好ましいサンプル調製キットは、Amplicor HIV-1 T
est の一部として市販されている。血漿中のHIV−1
RNAの検出に使用するための好ましいサンプル調製
法は、Mulderなど., 1994, J.Clin.Microbiol. 32 (2)
: 292-300に記載されている。HIV−1 RNAの検
出及び/又は定量化のための好ましいサンプル調製キッ
トは、AMPLICOR HIV-1MONITOR Test の一部として市販
されている。
使用するいづれの用途のためにも適切である。たとえ
ば、HIV−1配列のクローニング及び/又は配列決定
は、本発明のプライマーの使用により促進される。PC
R増幅された核酸を検出するための方法は、当業界にお
いて良く知られている。増幅された核酸を分析するため
に使用される方法は、本発明の決定的な観点ではなく、
そしていづれかの適切な方法が使用され得る。好ましく
は、HIV−1 RNAの増幅は、ウィルス負荷を定量
化するために例に記載されるようにして使用される。
は、ゲル電気泳動による増幅生成物の分析、及び相補的
オリゴヌクレオチドプローブとのハイブリゼイゼーショ
ンによる検出を包含する。標的−プローブハイブリダイ
ゼーションを検出するための適切なアッセイ形態は、当
業界において良く知られており、そしてドット−ブロッ
ト及び逆ドット−ブロットアッセイ形を包含する。
た標的DNAが固体支持体、たとえばナイロン膜上に固
定される。その膜−標的物複合体が、適切なハイブリダ
イゼーション条件下でラベルされたプローブと共にイン
キュベートされ、ハイブリダイズされていないプローブ
が適切な緊縮条件下で洗浄により除去され、そして前記
膜が、結合したプローブの存在についてモニターされ
る。PCR増幅生成物のドット−ブロット検出は、たと
えばSaiki など., 1986, Nature 324 : 163-166及びア
メリカ特許第5,468,613号に記載されている。
ブが固体支持体、たとえばナイロン膜上に固定され、そ
して増幅された標的DNAがラベルされる。標的DNA
は典型的には、ラベルされたプライマーの組込みによ
り、増幅の間、ラベルされる。一方の又は両方のプライ
マーがラベルされ得る。膜−プローブ複合体が、適切な
ハイブリダイゼーション条件下で、ラベルされそして増
幅された標的DNAと共にインキュベートされ、ハイブ
リダイズされていない標的DNAが適切な緊縮条件下で
洗浄により除去され、そして次に、フィルターが、結合
した標的DNAの存在についてモニターされる。逆ドッ
ト−ブロット法は、たとえばSaiki など.,1989, Proc.N
atl.Acad.Sci. USA 86:6230及びアメリカ特許第5,
468,613号に記載されている。
は、多くのプローブハイブリダイゼーション部位又はウ
ェルを有する固体支持体を用いて実施され得る。たとえ
ば、マイクロウェルプレートは、本発明の方法の大規模
な臨床用途において特に有用である。プローブは、受動
的な結合により、又はマイクロウェルプレートに付着す
るタンパク質中間体、たとえばウシ血清アルブミンを通
して、マイクロウェルプレートに固定され得る(Tungな
ど., 1991, Bioconjugate Chem. 2 : 464-465を参照の
こと)。
る逆ドット−ブロット法は、アメリカ特許第5,23
2,829号;Loeffelholz など., 1992, J.Clin.Micr
obiol.30 (11) : 2847-2851 ; Jackson など., 1991, A
IDS 5 : 1463-1467 ; Mulder など., 1994, J.Clin.Mi
crobiol. 32 (2) : 292-300 ; the Amplicor HIV-1Tes
t製品挿入物;及びAMPLICOR HIV-1 MONITOR Test 製品
挿入物に記載されている。
/又は定量化は、Amplicor HIV-1 Test 又はAMPLICOR H
IV-1 MONITOR Test の試薬及びプロトコールを用いて、
マイクロウェルプレート上に固定されたオリゴヌクレオ
チドプローブとのハイブリダイゼーションにより行なわ
れる。HIV−1 RNAを定量化するためへの本発明
の方法の使用も例に記載されている。あるいは、BSA
−接合されたプローブが磁気微粒子に結合される。結合
されたプローブは、ラベルされた増幅生成物に溶液中で
ハイブリダイズされ、そしてその得られるものが溶液か
ら磁気的に除去される。その磁気的に固定されたハイブ
リダイゼーション複合体は、上記方法におけるようにし
て検出される。
れるもう1つの適切なアッセイ方法は、アメリカ特許第
5,210,015号及び第5,487,972号、及
びHolland など., 1988, Proc.Natl.Acad.Sci. USA 88
: 7276-7280に記載される。5′−ヌクレアーゼアッセ
イにおいては、プローブがDNA合成のためのプライマ
ーとして作用するのを妨げるための変性されているラベ
ルされた検出プローブが、増幅の間、反応混合物に添加
される。
延長の間、標的DNAにハイブリダイズするいづれかの
プローブが、DNAポリメラーゼ、たとえばTaq D
NAポリメラーゼの5′から3′へのエキソヌクレアー
ゼ活性により分解される。次に、プローブからの分解生
成物が検出される。従って、プローブ分解生成物の存在
は、プローブと標的DNAとの間のハイブリダイゼーシ
ョンが生じ、そして増幅反応が生じたことを示す。アメ
リカ特許第5,491,063号及び第5,571,6
73号は、増幅と同時に生じるプローブの分解を検出す
るための改良された方法を記載する。
ッド複合体の検出を促進するためにラベルされたオリゴ
ヌクレオチドを用いる。オリゴヌクレオチドは、分光、
光化学、生化学、免疫化学又は化学的手段により検出で
きるラベルを組込むことによってラベルされ得る。有用
なラベルは、32P、螢光色素、電子密集試薬、酵素(E
LISASにおいて通常使用されるような)、ビオチ
ン、又は抗血清もしくはモノクローナル抗体が利用でき
るハプテン及びタンパク質を包含する。本発明のラベル
されたオリゴヌクレオチドは、オリゴヌクレオチドを合
成するための上記技法を用いて合成され、そしてラベル
され得る。
の上昇をモニターすることによりHIV−1核酸の増幅
を検出するためのもう1つの方法は、Higuchi など., 1
992,Bio/Technology 10 : 413-417 : Higuchiなど.,
1993, Bio/Technology 11: 1026-1030;及びヨーロッ
パ特許公開第512,334号に記載される。二本鎖標
的DNAの検出は、臭化エチジウム(EtBr)及び他
のDNA結合ラベルが、二本鎖DNAに結合される場合
に示す高められた螢光に依存する。DNA結合ラベルが
増幅反応混合物に添加される。標的配列の増幅は、二本
鎖DNAの増加をもたらし、これが螢光の検出可能な上
昇をもたらす。
実施するための有用な成分を含んで成る複数容器単位に
も関する。有用なキットは、HIV−1核酸のPCR増
幅のためのプライマーを含む。キットはまた、増幅され
たHIV−1核酸を検出するための手段、たとえばオリ
ゴヌクレオチドプローブも含むことができる。多くの場
合、プローブは適切な支持膜に固定されている。キット
のための他の任意の成分は、たとえばプライマー延長生
成物の合成を触媒するための試薬、基質ヌクレオシド三
リン酸、ラベルするために使用される手段(たとえば、
アビジン−酵素接合体及び酵素基質、及びラベルがビオ
チンの場合、色原体)、PCR又はハイブリダイゼーシ
ョン反応のための適切な緩衝液、及び本発明を実施する
ための説明書を包含する。
て、本発明を限定するものではない。例1 .定量標準の作製 AMPLICOR HIV-1 MONITOR Test を用いて実施されるよう
なウィルス負荷の定量化は、同じプライマー対を用いて
増幅されるが、しかし別のプローブを用いて検出される
定量標準(QS)を用いる。QSは、既知の対照シグナ
ルを提供するために既知濃度で試験サンプルに添加され
る。広範囲の標的物濃度のためには、増幅された標的物
又は増幅されたQSから生成されるシグナルは、その存
在する量に比例する。標的物のコピー数は、既知のQS
から生成されるシグナルに対する、未知の標的物の増幅
から生成されるシグナルの比較から計算される。
ONITOR Test (the Amplicor QS) に含まれるQS内に十
分には包含されない領域を増幅する。従って、新規QS
が、本発明のプライマーと共に使用するために作製され
た。その新規QSは、SKCC1(配列番号3)及びS
KCC3(配列番号4)の結合部位を包含するようAmpl
icor QS 配列を延長することによって、Amplicor QS か
ら構成された。その得られるQSは、AMPLICOR HIV-1 M
ONITOR Test に使用されるQS−特異的プローブを用い
て検出できる。そこからQS RNAが転写される、新
規QS配列を含むプラスミドの作製は、下記標準技法を
用いて実施され得る。
るAmplicor QS は、下記例2に実質的に記載されるよう
な条件下で、SK145(配列番号1)及びSK151
(配列番号7)を用いて増幅される。その増幅は、SK
145(配列番号1)及びSK151(配列番号7)の
ためのプライマー結合部位を含み、そしてQS−特異的
プローブの結合部位を含む内部配列を保持するDNA生
成物を生成する。
CC1(配列番号3)のプライマー結合部位を包含する
よう延長し、そして生成物のクローニングを可能にする
ためにリンカーを添加する。これは、HindIII リン
カー及びSKCC1(配列番号3)を含むよう5′端で
延長されるSK145(配列番号1)を用いて前記生成
物を再増幅することによって達成される。適切な増幅条
件は、Kellogg and Kwok, 1990, PCR Protocols : A Gu
id to Methods and Applications, (ed. Innisなど.,),
Academic Press, San Diego, CA : 337-347に記載され
るが、但し、より低いアニーリング/延長温度(たとえ
ば42℃)が、SKCC1(配列番号3)のハイブリダ
イゼーションを可能にするために使用される。
CC3(配列番号4)のプライマー結合部位を包含する
ようさらに延長し、そして生成物のクローニングを可能
にするために他の端で第2のリンカーを付加する。これ
は、上記と同じ増幅条件を用いて、XBaIリンカーを
包含するよう5′端で延長されるSKCC3(配列番号
4)と一緒に、上記のようにHindIII リンカーを包
含するよう5′端で延長されるSK145(配列番号
1)を用いて、生成物を増幅することによって達成され
る。
に挿入する。その増幅されたDNA及びプラスミドpS
P64(Pramega, Madison, WI)を、HindIII 及び
XBaIにより別々に消化し、そして次に、標準の方法
を用いて連結する。コンピテント細胞を組換えプラスミ
ドにより形質転換し、そして正しい挿入体を含むクロー
ンを得る。得られる組換えプラスミド中のクローン化さ
れた挿入体を、プライマー又はプローブ結合部位中に突
然変異が導入されていないことを決定するために、配列
決定すべきである。QS RNAを、MEGA script TM S
P6キット(Ambion, Inc., Austin, TX)を用いて、QS
配列を含む組換えプラスミドから転写する。
効率の評価を記載する。比較のために、増幅をまた、AM
PLICOR HIV-1 MONITOR Test Kit を用いて行なった。H
IV−1単離物を、HIV−1陽性臨床サンプルから得
た。gag遺伝子の領域を、標準技法を用いてクローン
化し、そして配列決定し、そしてクローン化されたHI
V−1のサブタイプを、その配列に基づいて決定した。
多くのそれらのHIV−1単離物を新規であるものとし
て発見した。この例のためには、ヌクレオチド配列に基
づいて、AMPLICOR HIV-1 MONITOR Test のためには問題
があるものとして予測される特定の単離物を選択した。
さらに、グループMサブタイプに存在する配列変動を示
す単離物を用いた。
含むプラスミドを作製し、そしてHIV−1 RNA鋳
型を、Holodniyなど., 1991, J.Inf.Dis. 163: 802-865
に実質的に記載されるようにして、転写した。個々の鋳
型のストック液を製造し、そして鋳型の濃度をアッセイ
した。ストック液を、個々の反応に添加される鋳型の濃
度が同じであるように、評価された相対濃度に基づいて
希釈した。反応に添加される鋳型のコピーの絶対数は約
4000〜8000であった。
は、100のコピー/反応で、個々の反応混合物中に導
入した。プライマー 反応A−Fを、次のプライマーの組合せを用いて行なっ
た。
トマイクロウェルプレート形においての検出を可能にす
るために5′端でビオチニル化した。上記に記載されな
い追加のプライマーの配列を下記に提供し、これは5′
側から3′側の方向に示されている。
び条件を用いて行なった。増幅反応Bを、次の試薬を含
む100μlの体積において実施した:
的に使用されるような条件下で実施したが、但し、次の
変更を伴った:
て実質的に使用されるような条件下で行なったが、但
し、10%の濃度のグリセロールを用いた。反応混合物
における少々の差異は、個々のプライマー対のための増
幅条件の前の最適化に起因した。増幅反応B−Fを、次
の温度プロフィールを用いて、TC9600DNA熱サ
イクラー(Perkin Elmer, Norwalk, CT )で実施した:
幅された生成物の検出 増幅された生成物を、AMPLICOR HIV-1 MONITOR Test の
試薬及びプロトコールを用いて検出した。推定される初
期標的物濃度を、本明細書に記載されるようにして計算
した。
期標的物濃度は、既知濃度のQSの増幅の後に生成され
るシグナルに対する、標的物の増幅の後に生成されるシ
グナルの比較から見積もられる。QSの既知濃度は予備
増幅値であるが、ところが比較されるシグナルは後−増
幅シグナルであるので、増幅の相対的効率の変化は、未
知の標的物の初期濃度の評価に影響を及ぼすであろう。
AMPLICORHIV-1 MONITOR Test 定量化を、HIV−1サ
ブタイプBの増幅効率に基づいて検量する。他のHIV
−1サブタイプは低い効率を伴って増幅され得、そして
結果的に、推定される標的物濃度は真の濃度の過小評価
であることが知られている。
既知濃度で個々の反応に添加した。従って、個々の単離
物のための相対的増幅効率を、評価された標的物濃度を
比較することによって決定することができる。AMPLICOR
HIV-1 MONITOR Test 定量化はHIV−1サブタイプB
の増幅効率に基づいて検量されるので、サブタイプB
(クローン105−1)の推定される標的物濃度が対照
として使用された。個々の単離物のためには、サブタイ
プB(クローン105−1)のための推定される標的物
濃度が、相対的増幅効率の測定を提供するために、単離
物のための推定される標的物濃度により割り算された。
それらの相対的増幅効率は、下記表に報告されている。
“--- ”の記入は、反応が実施されなかったことを示
す。
t (反応A)が、効率における有意な変動を伴って、異
なったHIV−1単離物を増幅したことを示す。いくつ
かの単離物、たとえばサブタイプE単離物、クローン1
10−5は、サブタイプB、クローン105−1の増幅
の効率よりも少なくとも約500倍低い効率を伴って増
幅された。
が、プライマー対SK145(配列番号1)及びSK1
51(配列番号7)の使用(反応B)は、増幅効率の均
等性を有意に改良すると思われた。しかしながら、サブ
タイプE単離物、クローン110−5は、サブタイプ
B、クローン105−1の増幅の効率よりも約500倍
低い効率を伴って、まだ、増幅された。
(配列番号3)の使用(反応C)は、サブタイプB、ク
ローン105−1の増幅の効率の約3倍以内の効率で、
サブタイプE単離物、クローン110−5を包含するす
べての単離物の増幅を可能にした。SK145M2(配
列番号2)の添加(反応D)は、サブタイプB対照株の
効率と実質的に同等であるように単離物110−5の増
幅の効率をさらに改良した。
KCC3(配列番号4)の使用(反応E)は、サブタイ
プB、クローン105−1の増幅の効率の約5倍以内の
効率を伴って、サブタイプE単離物、クローン110−
5を包含するすべての単離物の増幅を可能にした。SK
145M2(配列番号2)の添加(反応F)は、サブタ
イプB対照株の効率に実質的に同等であるように単離物
110−5の増幅の効率をさらに改良した。
定量化 この例においては、セネガルからの血清陽性患者から得
られた30の臨床サンプルを、HIV−1 RNAの存
在についてアッセイした。その臨床サンプルに存在する
サブタイプは測定されなかった。しかしながら、サブタ
イプA及びDはアフリカのこの地域において通常である
ので、臨床サンプルのいくつかは増幅されないか、又は
AMPLICOR HIV-1 MONITOR Test を用いて効果的に増幅さ
れないだろうことが予測された。
検体(80〜250μl)を、1.5mlの円錐形遠心分
離管において0.25%(w/v)の赤色Estapo
rポリスチレン微小球体(Bangs Laboratories, Inc.,
Carmel, IN )20μlと共に組合し、そして25,3
00×gで1時間、4℃で遠心分離した。上清液をアス
ピレートし、そしてペレットを250μlの溶解緩衝液
(50μlの溶解緩衝液は、6.7μlの300/μl
RNasin(Promega, Madison, WI);0.67μ
lの100mM DTT;2μlの10% NP40(Pi
erce, Rockford, IL);0.25μlの4mg/mlポリ−
rA RNA;及び40.4μlのDepc−処理され
た水の溶液に等しい)に再懸濁した。ペレットを室温で
少なくとも15分間インキュベートし、そして混合を確
かにするために回転せしめた。
よう配合された増幅試薬の2×混合物50μl及びウィ
ルス溶解物の溶液50μlを含む100μlの反応にお
いて行なった。適切なQSの約100のコピーを、試薬
混合物の一部として、個々の反応に添加した。増幅され
た生成物の検出を、上記のようにして、AMPLICOR HIV-1
MONITOR Test の試薬及びプロトコールを用いて実施し
た。個々のサンプルの増幅は、次のプライマーの組合せ
を用いて実施された。
記に要約される。
B及びCが、多くの臨床サンプルからの増幅を可能にし
たことを示す。プライマー組合せB及びCは、30種の
サンプルのうち1つを除いて他のすべてのサンプルから
の増幅を可能にした。対照的に、AMPLICOR HIV-1 MONIT
OR Test は、29種のサンプルのうち6種のサンプルの
増幅に失敗した。AMPLICOR HIV-1 MONITOR Test を用い
てのサンプルMIH053の増幅は、強い標的物シグナ
ルをもたらしたが、しかしQSシグナルの生成には失敗
した。従って、そのサンプルは定量化できず、そして上
記表においては、“+”として示されている。
プライマー組合せB又はCのいづれかを用いて推定され
るコピー数は、AMPLICOR HIV-1 MONITOR Test を用いて
推定されたコピー数よりも、有意に高かった。上記、例
2に示される増幅効率変動性に基づけば、AMPLICOR HIV
-1 MONITORを用いて得られる鋳型濃度の低い推定値が、
たぶん、有意に低い増幅効率をもたらした。ウィルスR
NAは、サンプルMIN067には検出されなかった。
しかしながら、これがプライマーハイブリダイゼーショ
ン又はプローブハイブリダイゼーションのいづれかによ
り妨害される、標的配列における見知の変動性による
か、又はいくつかの他の原因によるものなのかは知られ
ていない。
Claims (15)
- 【請求項1】 SKCC1(配列番号3)及びSKCC
3(配列番号4)から成る群から選択される、ヒト免疫
不全ウィルスタイプ1(HIV−1)核酸の増幅のため
のオリゴヌクレオチドプライマー。 - 【請求項2】 SK145(配列番号1)及びSKCC
1(配列番号3)から成る一対のオリゴヌクレオチドプ
ライマー。 - 【請求項3】 請求項2記載の一対のオリゴヌクレオチ
ドプライマー及びSK145M2(配列番号2)から成
る一組のオリゴヌクレオチドプライマー。 - 【請求項4】 SK145(配列番号1)及びSKCC
3(配列番号4)から成る一対のオリゴヌクレオチドプ
ライマー。 - 【請求項5】 請求項4記載の一対のオリゴヌクレオチ
ドプライマー及びSK145M2(配列番号2)から成
る一組のオリゴヌクレオチドプライマー。 - 【請求項6】 請求項1記載のオリゴヌクレオチドプラ
イマーを含んで成る、ヒト免疫不全ウィルスタイプ1
(HIV−1)核酸を検出するためのキット。 - 【請求項7】 請求項2記載の一対のオリゴヌクレオチ
ドプライマーを含んで成る、ヒト免疫不全ウィルスタイ
プ1(HIV−1)核酸を検出するためのキット。 - 【請求項8】 請求項3記載の一組のオリゴヌクレオチ
ドプライマーを含んで成る、ヒト免疫不全ウィルスタイ
プ1(HIV−1)核酸を検出するためのキット。 - 【請求項9】 請求項4記載の一対のオリゴヌクレオチ
ドプライマーを含んで成る、ヒト免疫不全ウィルスタイ
プ1(HIV−1)核酸を検出するためのキット。 - 【請求項10】 請求項5記載の一組のオリゴヌクレオ
チドプライマーを含んで成る、ヒト免疫不全ウィルスタ
イプ1(HIV−1)核酸を検出するためのキット。 - 【請求項11】 SKCC1(配列番号3)又はSKC
C3(配列番号4)を用いてポリメラーゼ連鎖反応を実
施することを含んで成る、ヒト免疫不全ウィルスタイプ
1(HIV−1)核酸を増幅するための方法。 - 【請求項12】 前記ポリメラーゼ連鎖反応がSK14
5(配列番号1)及びSKCC1(配列番号3)を用い
て実施される請求項11記載の方法。 - 【請求項13】 前記ポリメラーゼ連鎖反応がまた、S
K145M2(配列番号2)を用いて実施される請求項
12記載の方法。 - 【請求項14】 前記ポリメラーゼ連鎖反応がまた、S
K145(配列番号1)及びSKCC3(配列番号4)
を用いて実施される請求項11記載の方法。 - 【請求項15】 前記ポリメラーゼ連鎖反応がまた、S
K145M2(配列番号2)を用いて実施される請求項
11記載の方法。
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