JPH10210840A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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Publication number
JPH10210840A
JPH10210840A JP10090934A JP9093498A JPH10210840A JP H10210840 A JPH10210840 A JP H10210840A JP 10090934 A JP10090934 A JP 10090934A JP 9093498 A JP9093498 A JP 9093498A JP H10210840 A JPH10210840 A JP H10210840A
Authority
JP
Japan
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air
dust
housing
engine
fan
Prior art date
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Pending
Application number
JP10090934A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Kirihata
畑 俊 紀 桐
Shigemi Hidaka
高 茂 實 日
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP10090934A priority Critical patent/JPH10210840A/ja
Publication of JPH10210840A publication Critical patent/JPH10210840A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Combines (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン(21)の防音防塵並びに冷
却効率の向上などを図る。 【解決手段】 エンジン(21)を筐体(60)に内設
させるコンバインにおいて、前記筐体(60)内部に外
気を送込む送気ファン(87)を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続的に穀稈を刈取
って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】運転席の近くに配設さ
せるエンジンの防音対策として、エンジンを密閉形筐体
に内設させると、エンジンの冷却が不充分になってオー
バーヒートし易くなる不具合がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、エン
ジンを筐体に内設させるコンバインにおいて、前記筐体
内部に外気を送込む送気ファンを設けたもので、送気フ
ァンの外気導入によって筐体内部を正圧状態に維持し乍
ら強制的に換気を行い得、筐体内部の温度上昇を防止し
得ると共に、収穫作業によって発生する塵が筐体内部に
侵入するのを防止し得、エンジンの防音防塵並びに冷却
効率の向上などを容易に図り得るものである。
【0004】また、除塵スクリーンを介して取入れた外
気を、送気ファンによって筐体内部に送込むように構成
したもので、エンジンの防音と防塵の両方を容易に行い
得るものである。
【0005】また、筐体外部にラジエータを配設させ、
ラジエータの空冷ファン負圧側に、除塵空気を取入れる
除塵スクリーンの集塵部を連通させたもので、除塵スク
リーンに付着する塵を空冷ファンを利用して除去し得、
除塵スクリーンの目詰り防止を容易に図り得るものであ
る。
【0006】また、筐体内部に外気を圧送させる送気フ
ァンの導風路を折曲させたもので、筐体内部のエンジン
騒音が導風路から外部に伝わるのを防止し得、筐体外部
に漏れるエンジン騒音を容易に低減し得るものである。
【0007】また、筐体内部を脱穀部の選別部に連通さ
せたもので、筐体内部の熱い空気を選別部に送出し得る
と共に、筐体の換気出口から外部に漏れるエンジン騒音
を容易に低減し得るものである。
【0008】また、同一の除塵スクリーンを介して筐体
内部と、筐体外側のラジエータとに除塵済み空気を取入
れるように構成したもので、除塵スクリーンの兼用によ
って防塵構造の簡略化並びに製造コストの低減などを容
易に行い得るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はエンジン部の平面図、図2はコ
ンバインの全体左側面図、図3は同平面図、図4は同右
側面図、図5は同右側斜視図であり、図中(1)は走行
クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は
前記トラックフレーム(1)に架設する機台、(4)は
フィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処
理胴(7)を内蔵している脱穀機である脱穀部、(8)
は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)などを備える刈
取部、(11)は刈取フレーム(12)を介して刈取部
(8)を昇降させる油圧シリンダ、(13)は排藁チェ
ン(14)終端を臨ませる排藁処理部、(15)は脱穀
部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する
穀物タンク、(17)は前記タンク(15)の穀粒を機
外に搬出する排出オーガ、(18)は運転操作ハンドル
(19)及び運転席(20)を備える運転キャビン、
(21)は運転キャビン(18)下方に設けるエンジン
であり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成し
ている。
【0010】また、図6に示す如く、図中(22)は機
体の前後方向に軸架する軸流型の扱胴(6)を内設させ
る扱室、(23)は前記扱室(22)に穀稈を挿入する
扱口、(24)は前記扱室(22)下方に張架させるク
リンプ網、(25)は前記クリンプ網(24)下方に前
端を臨ませて前後方向に揺動自在に支持する揺動選別
盤、(26)(27)は前記クリンプ網(24)の下方
に上下2段に配設する選別盤(25)の前後フィードパ
ン、(28)は前フィードパン(26)の後端側に上下
揺動自在に設ける選別篩い線、(29)は後フィードパ
ン(27)後端後方に連設するチャフシーブ、(30)
はチャフシーブ(29)下方に配設するグレンシーブ、
(31)は前後フィードパン(26)(27)の上下間
に選別風を送給するプレファンである送塵ファン、(3
2)はチャフシーブ(29)とグレンシーブ(30)間
及びグレンシーブ(30)下方に選別風を送給するメイ
ンの送風装置である唐箕、(33)は揚穀筒(16)に
連通させて穀物タンク(15)に穀粒を取出す1番コン
ベア、(34)は2番物を2番還元装置である2番還元
コンベア(35)を介し前記選別盤(25)の篩い線
(28)上方に還元する2番コンベア、(36)は前記
選別盤(25)を前後及び上下動させる揺動駆動軸、
(37)は前記選別盤(25)の後端上方に配設する吸
排塵ファン、(38)は該ファン(37)上方を遮閉し
て排藁を搬出案内する四番樋であり、前記扱胴(6)及
び処理胴(7)により脱穀された穀粒を揺動選別盤(2
5)で選別し整粒のみを前記穀物タンク(15)に取出
し、前記選別盤(25)後端の三番口(39)から藁屑
を機外に放出させると共に、排藁を排藁チェン(14)
を介し排藁処理部(13)に送り込んで排藁カッタ(1
3a)により切断して機外に排出させるように構成して
いる。また、前記扱室(22)後部の排塵口(40)を
介して扱胴(6)後部の脱粒物を処理胴(7)に送給
し、扱胴(6)の脱粒物を処理胴(7)によって再処理
して揺動選別盤(25)上に落下させ、処理胴(7)か
らの穀粒を二番コンベア(34)に収集し、かつ藁屑を
ファン(37)または三番口(39)から機外に排出さ
せるように構成している。
【0011】さらに、図7に示す如く、前記エンジン
(21)の動力をカウンタケース(41)に伝える自在
継手付ドライブシャフト(42)を設けると共に、脱穀
出力軸(43)、選別出力軸(44)、刈取出力軸(4
5)、走行出力軸(46)をカウンタケース(41)に
設ける。前記脱穀出力軸(43)に設ける脱穀プーリ
(47)を介して扱胴(6)及び処理胴(7)を駆動す
ると共に、送塵ファン(31)、唐箕(32)、1番コ
ンベア(33)、二番コンベア(34)、揺動駆動軸
(36)、吸排塵ファン(37)、排藁カッタ(13
a)を、選別出力軸(44)の選別プーリ(48)を介
して駆動し、その1番コンベア(33)に揚穀筒(1
6)を、2番コンベア(34)に2番還元コンベア(3
5)をそれぞれ連動連結する。また前記刈取出力軸(4
5)に刈取部(8)の刈取入力軸(49)をベルト連結
させ、その刈取入力軸(49)を介してフィードチェン
(5)に動力を伝えると共に、刈取部(8)の各部に動
力を伝える。さらに前記走行出力軸(46)を入力部に
油圧無段変速機(50)を備える走行変速ギヤケース
(51)の入力軸(52)にベルト連結させ、そのケー
ス(51)の左右独立の出力軸(53)を介して左右走
行クローラ(2)(2)に動力を伝える。
【0012】また、図9において、図中(54)は前記
エンジン(21)に冷却風を供給する空冷ファン、(5
5)は運転キャビン(18)の冷房用コンプレッサであ
り、前記変速入力軸(52)に空冷ファン(54)及び
コンプレッサ(55)を連結させて駆動する。さらに図
中(56)は前記エンジン(21)の動力を前記オーガ
(17)に伝えるオーガ駆動軸であり、前記ドライブシ
ャフト(42)にオーガ駆動軸(56)を連結させて駆
動し、そのオーガ駆動軸(56)に軸継手(57)及び
前記タンク(15)の下部排出オーガ(58)及び縦排
出オーガ(59)を介して前記上部排出オーガ(17)
を連結させて各オーガ(58)(59)(17)を駆動
する。
【0013】さらに、図1、図8、図9に示す如く、筐
体(60)によって形成する四角形略密閉状態のエンジ
ン室(61)にエンジン(21)を内設させ、筐体(6
0)の左側面開口(62)を介してドライブシャフト
(41)を取付けると共に、筐体(60)外側前方にエ
ンジン(21)水冷用ラジエータ(64)を右向きに設
置させ、ラジエータ(64)の背面機内側に前記空冷フ
ァン(54)を配設させる。また、前記キャビン(1
8)下方の機体右外側面に相当する前記筐体(60)右
側及びラジエータ(64)正面側に風洞カバー(65)
を取付け、回転させて吸込み面の塵を除去させる回転式
フィルターであるロータリスクリーン(66)を設ける
円形の外気取り入れ口(67)を風洞カバー(65)の
外面に開設すると共に、前記風洞カバー(65)内面で
前記ラジエータ(64)正面側の冷却フィン郡(コルゲ
ート)(64a)正面側に四角形の排風口(68)を開
設し、ロータリスクリーン(66)、ラジエータ(6
4)を経由してラジエータ(64)背面側の空冷ファン
(54)に外気を取り込み、ラジエータ(64)を冷却
する。
【0014】また、前記筐体(60)前面に導入口(6
9)を形成し、前記空冷ファン(54)の背面後半部分
からの排風を導入口(69)からエンジン室(61)に
流入させる導入ガイド板(70)を設け、ラジエータ
(64)を冷却したファン(54)の冷却風の一部をエ
ンジン室(61)に導入させると共に、前記筐体(6
0)後面に導出口(71)を形成し、脱穀部(4)に設
ける送塵ファン(31)の外気取入口(72)に導出ガ
イド板(73)を介して導出口(71)を連通させ、エ
ンジン室(61)に外気を導入、通過させ、エンジン
(21)を水冷と空冷の両方で冷却すると共に、エンジ
ン室(61)内を通過した暖気を導出口(710)から
取入口(72)を介して送塵ファン(31)に供給さ
せ、エンジン室(61)からの暖気を選別風として利用
する。
【0015】図10、図11、図12に示す如く、前記
ロータリスクリーン(66)は、ハブ(74)、スポー
ク(75)、リム(76)から成る車輪形スクリーンフ
レームの外面に円形の防塵網(77)を張設したもの
で、前記風洞カバー(65)の外気取り入れ口(67)
内側に前記スクリーン(66)をスクリーン軸(78)
を介して回転自在に軸支させると共に、前記外気取り入
れ口(67)周囲内方に120°間隔で軸支したベアリ
ングである3つのころ(79)に前記スクリーン(6
6)の内側端縁を転接支持させ、また風洞カバー(6
5)内に取り付けた電動モータ(80)によって回転さ
せる駆動輪(81)と弾圧接転輪(82)で前記スクリ
ーン(66)のリム(76)を挾み、前記風洞カバー
(65)の外気取り入れ口(67)に一定速度で回転さ
せる前記ロータリスクリーン(66)を構成し、前記外
気取り入れ口(67)からロータリスクリーン(66)
を介して塵埃や藁屑を取り除いた清潔な外気を風洞カバ
ー(65)内部に取り込むように構成している。
【0016】また、風洞カバー(65)の外気取り入れ
口(67)の周囲には毛先を前記スクリーン(66)外
周面に摺接させるブラシ体(83)を取り付け、風洞カ
バー(65)とスクリーン(66)の隙間を塞ぎ、この
隙間から塵埃が風洞カバー(65)内に侵入するのを防
止している。
【0017】さらに、前記風洞カバー(65)の外気取
り入れ口(67)の前側にカバー(65)外面からカバ
ー(65)内面に貫通する送塵通路(84)を設け、カ
バー(65)外面の送塵通路(84)入口から前記スク
リーン(66)外面でこの中心部に内面側を開放する吸
塵カバー(85)を延設させ、前記送塵通路(84)に
連通接続する吸塵口(86)をスクリーン(66)の防
塵網(77)の外面でこの中心部から外縁までに形成す
ると共に、前記筐体(60)の前方で空冷ファン(5
4)の上方に吸気ファン(87)を設け、吸気ファン
(87)軸を空冷ファン(54)軸にベルト連結させ、
吸気ファン(87)を内設するファンケース(88)の
排気口(89)を排塵ガイド(90)を介して前記空冷
ファン(54)の排風側に開放し、また前記ファンケー
ス(88)の吸気口(91)を吸塵ダクト(92)を介
してカバー(65)内面の送塵通路(84)出口に連通
接続させ、前記スクリーン(66)の防塵網(77)外
面及び網目に付着する塵埃や藁屑を前記吸塵口(86)
から吸取り、空冷ファン(54)の排風側に排出させ、
前記スクリーン(66)の防塵網(77)の目詰りを防
止し、ラジエータ(64)及びエンジン(21)の冷却
に必要な外気が供給不足となるのを防止している。
【0018】また、前記風洞カバー(65)は後面を前
記筐体(60)の右側後面に上下2組の蝶番(93)を
介して外側に開放自在に支持させると共に、風洞カバー
(65)の前面下部に支軸(94)を介して揺動自在に
設ける操作レバー付きフック(95)を機台(3)側に
固定するロックピン(96)に係合させることにより、
前記風洞カバー(65)内面の排風口(68)及び送塵
通路(84)出口をラジエータ(64)正面側の冷却フ
ィン郡(64a)外周面及びファンケース(88)の吸
塵ダクト(92)の吸込口外周面に接合させるセット位
置に固定させ、またメンテナンス等を行う時、前記フッ
ク(95)をロックピン(96)から離脱させたとき、
前記風洞カバー(65)が機外側に開放できるようにな
っている。
【0019】尚、風洞カバー(65)の排風口(68)
の周囲には冷却フィン部(64a)外周面との接合面か
らの漏れを防止するパッキン(97)が取付けられ、フ
ァンケース(88)の吸塵ダクト(92)先端の吸気口
周囲には風洞カバー(65)の送塵通路(84)出口と
の接合面からの漏れを防止するパッキン(98)が取付
けられている。さらに前記スクリーン(66)の内方で
吸塵口(86)の上方の風洞カバー(65)内部にL形
の邪魔板(99)を取付け、風洞カバー(65)内部で
外気を滞留させるのを防止し、ラジエータ(64)側に
外気を効率良く導出するようにしている。
【0020】図13は、前記ファンケース(88)の吸
気口(91)を吸気ダクト(100)を介して風洞カバ
ー(65)内に連通接続させると共に、前記ファンケー
ス(88)の排気口(89)を排気ダクト(101)を
介して筐体(60)の導入口(69)に連通接続させ、
前記外気取り入れ口(67)からスクリーン(66)を
介して風洞カバー(65)内に取り込む外気を吸気ファ
ン(87)を用いてエンジン室(61)内に導入する、
エンジン室(61)内への外気取り込み系路を開示して
いる。この外気取り込み系路の場合は風洞カバー(6
5)内面の送塵通路(84)の出口を排塵ダクト(10
2)を介して前記空冷ファン(54)の吸込み側に延設
させて開放することによって、吸塵力を得ることができ
る。
【0021】上記から明らかなように、エンジン(2
1)を筐体(60)に内設させるコンバインにおいて、
前記筐体(60)内部に外気を送込む送気ファンである
吸気ファン(87)を設け、吸気ファン(87)の外気
導入によって筐体(60)内部を正圧状態に維持し乍ら
強制的に換気を行え、筐体(60)内部の温度上昇を防
ぐと共に、収穫作業によって発生する塵が筐体(60)
内部に侵入するのを防ぎ、エンジン(21)の防音防塵
並びに冷却効率の向上などを図れると共に、除塵スクリ
ーンであるロータリスクリーン(66)を介して取入れ
た外気を、吸気ファン(87)によって筐体(60)内
部に送込み、エンジン(21)の防音と防塵の両方を行
えるもので、筐体(60)外部にラジエータ(64)を
配設させ、ラジエータ(64)の空冷ファン(54)負
圧側に、除塵空気を取入れるロータリスクリーン(6
6)の集塵部を連通させ、ロータリスクリーン(66)
に付着する塵を空冷ファン(54)を利用して除去さ
せ、ロータリスクリーン(66)の目詰り防止を図れる
ように構成している。
【0022】また、筐体(60)内部に外気を圧送させ
る吸気ファン(87)の導風路である吸気ダクト(10
0)と排気ダクト(101)を折曲させたもので、筐体
(60)内部のエンジン(21)騒音が前記ダクト(1
00)(101)から外部に伝わるのを防止し、筐体
(60)外部に漏れるエンジン(21)騒音を低減させ
ると共に、筐体(60)内部を脱穀部(4)の選別部に
連通させ、筐体(60)内部の熱い空気を選別部に送出
させると共に、筐体(60)の換気出口である導出口
(71)から外部に漏れるエンジン(21)騒音を低減
させるもので、同一のロータリスクリーン(66)を介
して筐体(60)内部と、筐体(60)外側のラジエー
タ(64)とに除塵済み空気を取入れ、ロータリスクリ
ーン(66)の兼用によって防塵構造の簡略化並びに製
造コストの低減などを行えるように構成している。
【0023】図14は、電動モータ(80)に連結する
駆動ローラ(103)と従動ローラ(104)間に網状
の防塵ベルト(105)を張設し、スライドさせて吸込
み面の塵を除去させるスライド式フィルターであるスラ
イドスクリーン(106)を開示している。このスライ
ドスクリーン(106)の場合はベルト(105)の移
動方向に直交する方向でベルト(105)の全幅にわた
って吸塵口(86)を形成することによって、前記スク
リーン(106)のベルト(105)外面及び網目に付
着する塵埃や藁屑を吸取ることができ、またこのスライ
ドスクリーンはデザイン的に前記したような円形のロー
タリスクリーン(66)及び外気取り入れ口(67)が
構成し難い部分に外観を損なわずに組込むことができ、
さらにスクリーンが2重になり防塵に効果的である。尚
スライドスクリーン(106)を内設させる風洞カバー
(65)の外気取り入れ口は四角形状に形成される。
【0024】図15は、前記ラジエータ(64)の冷却
フィン郡(64a)の前面側上部に複数の噴気口(10
7)を下向きに略等間隔に開設する導管(108)を横
架し、冷却フィン郡(64a)の前面側でこの上から下
へ空気を吹出させ、冷却フィン郡(64a)の前面にエ
アカーテンを形成することにより、冷却フィン郡(64
a)への塵の付着を防止し、エンジン(21)の水冷効
率が低下するのを防止する。この場合の空気は前記導管
(108)の一端を前記空冷ファン(54)の排風側に
吸気ダクト(109)を介して開放することによって得
ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、エンジン(21)を筐体(60)に内設させるコン
バインにおいて、前記筐体(60)内部に外気を送込む
送気ファン(87)を設けたもので、送気ファン(8
7)の外気導入によって筐体(60)内部を正圧状態に
維持し乍ら強制的に換気を行うことができ、筐体(6
0)内部の温度上昇を防止できると共に、収穫作業によ
って発生する塵が筐体(60)内部に侵入するのを防止
でき、エンジン(21)の防音防塵並びに冷却効率の向
上などを容易に図ることができるものである。
【0026】また、除塵スクリーン(66)を介して取
入れた外気を、送気ファン(87)によって筐体(6
0)内部に送込むように構成したもので、エンジン(2
1)の防音と防塵の両方を容易に行うことができるもの
である。
【0027】また、筐体(60)外部にラジエータ(6
4)を配設させ、ラジエータ(64)の空冷ファン(5
4)負圧側に、除塵空気を取入れる除塵スクリーン(6
6)の集塵部を連通させたもので、除塵スクリーン(6
6)に付着する塵を空冷ファン(54)を利用して除去
でき、除塵スクリーン(66)の目詰り防止を容易に図
ることができるものである。
【0028】また、筐体(60)内部に外気を圧送させ
る送気ファン(87)の導風路(100)(101)を
折曲させたもので、筐体(60)内部のエンジン(2
1)騒音が導風路(100)(101)から外部に伝わ
るのを防止でき、筐体(60)外部に漏れるエンジン
(21)騒音を容易に低減できるものである。
【0029】また、筐体(60)内部を脱穀部(4)の
選別部に連通させたもので、筐体(60)内部の熱い空
気を選別部に送出できると共に、筐体(60)の換気出
口(71)から外部に漏れるエンジン(21)騒音を容
易に低減できるものである。
【0030】また、同一の除塵スクリーン(66)を介
して筐体(60)内部と、筐体(60)外側のラジエー
タ(64)とに除塵済み空気を取入れるように構成した
もので、除塵スクリーン(66)の兼用によって防塵構
造の簡略化並びに製造コストの低減などを容易に行うこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン部の平面図。
【図2】コンバインの全体左側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】コンバインの全体右側面図。
【図5】コンバインの全体右側斜視図。
【図6】脱穀部の断面側面図。
【図7】駆動系統図。
【図8】エンジン部の側面図。
【図9】エンジン部の正面図。
【図10】ロータリスクリーン部の側面図。
【図11】ロータリスクリーン部の平面図。
【図12】ロータリスクリーン部の正面図。
【図13】エンジン室への外気導入系路の変形例を示す
エンジン部の平面図。
【図14】スライドスクリーンの斜視図。
【図15】ラジエータ冷却フィン部の防塵構造を示すラ
ジエータの前面図。
【符号の説明】
(4) 脱穀部 (21) エンジン (54) 空冷ファン (60) 筐体 (64) ラジエータ (66) ロータリスクリーン(除塵スクリーン) (87) 吸気ファン(送気ファン) (100)吸気ダクト(導風路) (101)排気ダクト(導風路)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを筐体に内設させるコンバイン
    において、前記筐体内部に外気を送込む送気ファンを設
    けたことを特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 除塵スクリーンを介して取入れた外気
    を、送気ファンによって筐体内部に送込むように構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 筐体外部にラジエータを配設させ、ラジ
    エータの空冷ファン負圧側に、除塵空気を取入れる除塵
    スクリーンの集塵部を連通させたことを特徴とする請求
    項2に記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 筐体内部に外気を圧送させる送気ファン
    の導風路を折曲させたことを特徴とする請求項1に記載
    のコンバイン。
  5. 【請求項5】 筐体内部を脱穀部の選別部に連通させた
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  6. 【請求項6】 同一の除塵スクリーンを介して筐体内部
    と、筐体外側のラジエータとに除塵済み空気を取入れる
    ように構成したことを特徴とする請求項1に記載のコン
    バイン。
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