JPH10210841A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH10210841A
JPH10210841A JP10092828A JP9282898A JPH10210841A JP H10210841 A JPH10210841 A JP H10210841A JP 10092828 A JP10092828 A JP 10092828A JP 9282898 A JP9282898 A JP 9282898A JP H10210841 A JPH10210841 A JP H10210841A
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JP
Japan
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engine
radiator
air
cooling
fan
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Application number
JP10092828A
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English (en)
Inventor
Shigemi Hidaka
高 茂 實 日
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combines (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン(21)設置場所を閉塞して低
騒音化を行うと共に、エンジン(21)からラジエータ
(84)を分離させてラジエータ(84)の冷却効率を
向上させる。 【解決手段】 作業者が座乗する運転席(20)の近
くにエンジン(21)を配設させるコンバインにおい
て、エンジン(21)を内設させる閉塞空間(81)に
隣接させてラジエータ(84)を配設させ、エンジン
(21)とラジエータ(84)の間を遮閉させたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続的に穀稈を刈取
って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、ラジエータを冷
却する空冷ファンの排風位置にエンジンを設置させてい
たから、エンジン設置空間が開放されて低騒音化を容易
に行い得ないと共に、空冷ファンによるラジエータ冷却
効率を容易に向上させ得ない等の問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、作業
者が座乗する運転席の近くにエンジンを配設させるコン
バインにおいて、エンジンを内設させる閉塞空間に隣接
させてラジエータを配設させ、エンジンとラジエータの
間を遮閉させたもので、エンジン設置場所を閉塞して低
騒音化を容易に行い得ると共に、エンジンからラジエー
タを分離させることによってラジエータの冷却効率を容
易に向上させ得るものである。
【0004】また、エンジンを内設させる閉塞空間にラ
ジエータの冷却風の一部を導入させ、脱穀選別風供給部
に導出させたもので、ラジエータの冷却風を利用してエ
ンジンの冷却を行い、かつ脱穀選別風供給部に温風を送
給し得、エンジン騒音低下並びにエンジン冷却並びにエ
ンジン排熱利用を容易に図り得るものである。
【0005】また、ラジエータを冷却する空冷ファンに
エンジン以外の常時回転軸を連結させたもので、空冷フ
ァンをエンジン出力軸に連結させる必要がないから、空
冷ファン及びエンジンの設置を互に制限されることなく
行い得るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2
は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレ
ーム(1)に架設する機台、(4)はフィードチェン
(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内
蔵している脱穀機である脱穀部、(8)は刈刃(9)及
び穀稈搬送機構(10)などを備える刈取部、(11)
は刈取フレーム(12)を介して刈取部(8)を昇降さ
せる油圧シリンダ、(13)は排藁チェン(14)終端
を臨ませる排藁処理部、(15)は脱穀部(4)からの
穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する穀物タンク、
(17)は前記タンク(15)の穀粒を機外に搬出する
排出オーガ、(18)は運転操作ハンドル(19)及び
運転席(20)を備える運転キャビン、(21)は運転
キャビン(18)下方に設けるエンジンであり、連続的
に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0007】また、図3に示す如く、図中(22)は機
体の前後方向に軸架する軸流型の扱胴(6)を内設させ
る扱室、(23)は前記扱室(22)に穀稈を挿入する
扱口、(24)は前記扱室(22)下方に張架させるク
リンプ網、(25)は前記クリンプ網(24)下方に前
端を臨ませて前後方向に揺動自在に支持する揺動選別
盤、(26)(27)は前記クリンプ網(24)の下方
に上下2段に配設する選別盤(25)の前後フィードパ
ン、(28)は前フィードパン(26)の後端側に上下
揺動自在に設ける選別篩い線、(29)は後フィードパ
ン(27)後端後方に連設するチャフシーブ、(30)
はチャフシーブ(29)下方に配設するグレンシーブ、
(31)は前後フィードパン(26)(27)の上下間
に選別風を送給するプレファンである送塵ファン、(3
2)はチャフシーブ(29)とグレンシーブ(30)間
及びグレンシーブ(30)下方に選別風を送給するメイ
ンの送風装置である唐箕、(33)は揚穀筒(16)に
連通させて穀物タンク(15)に穀粒を取出す1番コン
ベア、(34)は2番物を2番還元装置である2番還元
コンベア(35)を介し前記選別盤(25)の篩い線
(28)上方に還元する2番コンベア、(36)は前記
選別盤(25)を前後及び上下動させる揺動駆動軸、
(37)は前記選別盤(25)の後端上方に配設する吸
排塵ファン、(38)は該ファン(37)上方を遮閉し
て排藁を搬出案内する四番樋であり、前記扱胴(6)及
び処理胴(7)により脱穀された穀粒を揺動選別盤(2
5)で選別し整粒のみを前記穀物タンク(15)に取出
し、前記選別盤(25)後端の三番口(39)から藁屑
を機外に放出させると共に、排藁を排藁チェン(14)
を介し排藁処理部(13)に送り込んで排藁カッタ(1
3a)により切断して機外に排出させるように構成して
いる。また、前記扱室(22)後部の排塵口(40)を
介して扱胴(6)後部の脱粒物を処理胴(7)に送給
し、扱胴(6)の脱粒物を処理胴(7)によって再処理
して揺動選別盤(25)上に落下させ、処理胴(7)か
らの穀粒を二番コンベア(34)に収集し、かつ藁屑を
ファン(37)または三番口(39)から機外に排出さ
せるように構成している。
【0008】さらに、図4、図5、図6に示す如く、前
記エンジン(21)の動力をカウンタケース(41)に
伝える自在継手付ドライブシャフト(42)を設けると
共に、脱穀出力軸(43)、選別出力軸(44)、刈取
出力軸(45)、走行出力軸(46)をカウンタケース
(41)に設ける。前記脱穀出力軸(43)に設ける脱
穀プーリ(47)を介して扱胴(6)及び処理胴(7)
を駆動すると共に、送塵ファン(31)、唐箕(3
2)、1番コンベア(33)、二番コンベア(34)、
揺動駆動軸(36)、吸排塵ファン(37)、排藁カッ
タ(13a)を、選別出力軸(44)の選別プーリ(4
8)を介して駆動する。
【0009】また、前記ドライブシャフト(42)を連
結させるカウンタケース(41)の入力軸(49)上に
作業油圧ポンプ(50)を設け、入力軸(49)を介し
てポンプ(50)を駆動し、油タンクを兼用するカウン
タケース(41)内の作動油を前記油圧シリンダ(1
1)などに送給して作動させると共に、前記走行出力軸
(46)及び作業軸(51)にギヤ(52)を介して入
力軸(49)を常時連結させ、刈取低速ギヤ(53)及
び刈取高速ギヤ(54)を係合軸支させた選別出力軸
(44)に、油圧シリンダ(55)によってオンにする
脱穀クラッチ(56)を介して作業軸(51)を連結さ
せ、選別出力軸(44)にベベルギヤ(57)を介して
脱穀出力軸(43)を連結させ、脱穀クラッチ(56)
を介して各プーリ(47)(48)を駆動し、脱穀部
(4)各部に動力を伝えるように構成している。
【0010】また、油圧シリンタ(58)(59)によ
ってオンにする刈取低速クラッチ(60)及び刈取高速
クラッチ(61)を設け、選別出力軸(44)の各ギヤ
(53)(54)を刈取出力軸(45)に各クラッチ
(60)(61)を介して連結させると共に、刈取出力
軸(45)に一方向クラッチ(62)を介して刈取プー
リ(63)を軸支させ、各ギヤ(53)(54)の低速
及び高速出力によって刈取プーリ(63)を回転させる
一方、刈取出力軸(45)の回転よりも高速回転で刈取
プーリ(63)が空転するように構成している。そし
て、刈取部(8)の各部を駆動する刈取入力1軸(6
4)の入力プーリ(65)に刈取プーリ(63)をベル
ト連結させ、前記1軸(64)を介してフィードチェン
(5)を駆動すると共に、前記1軸(64)に手動クラ
ッチ(66)を介して刈取2軸(67)を連結させ、刈
取部(8)各部に動力を伝えるように構成している。
【0011】さらに、前記走行出力軸(46)に走行プ
ーリ(68)を軸支させると共に、左右一対の走行クロ
ーラ(2)(29を駆動する走行変速ケース(69)を
設け、油圧ポンプ及び油圧モータを内蔵する油圧無段変
速機(70)を走行変速ケース(69)に取付け、走行
出力軸(46)の走行プーリ(68)に変速機(70)
の変速入力軸(71)をベルト連結させ、エンジン(2
1)動力によって変速入力軸(71)を常時回転させる
もので、変速機(70)の変速出力により変速ケース内
の変速ギヤを介して左右の走行クローラ(2)(2)を
駆動する。また、変速入力軸(71)上にチャージポン
プ(72)を取付けて入力軸(71)によってポンプ
(72)を駆動し、油タンクを兼用するカウンタケース
(41)内の作動油をチャージポンプ(72)によって
変速機(70)に補給するもので、チャージポンプ(7
2)を常時駆動するから、前記作業油圧ポンプ(50)
の代わりにチャージポンプ(72)を用いて作業油圧を
供給できる。
【0012】また、前記走行変速ケース(69)に車速
同調出力軸(73)を設け、走行クローラ(2)の前進
走行速度に比例させて出力軸(73)を増減速回転させ
ると共に、出力軸(73)に一方向クラッチ(74)を
介して軸支させる車速同調プーリ(75)と、前記刈取
入力1軸(64)の入力プーリ(76)を、刈取テンシ
ョンクラッチ(77)を介してベルト連結させる。そし
て、テンションクラッチ(77)切のとき、刈取出力軸
(45)の低高速出力により1軸(64)を駆動すると
共に、テンションクラッチ(77)入のとき、低速走行
状態で車速同調出力軸(73)回転数が刈取出力軸(4
5)回転数よりも低いと、刈取出力軸(45)によって
1軸(64)が駆動される一方、高速走行状態で車速同
調出力軸(73)回転数が刈取出力軸(45)回転数よ
りも高いと、車速同調出力軸(73)によって1軸(6
4)が駆動され、走行速度に比例した速度で刈取部
(8)及びフィードチェン(5)が駆動される。
【0013】また、図5において、図中(78)は前記
エンジン(21)に冷却風を供給する空冷ファン、(7
9)は運転キャビン(18)の冷房用コンプレッサであ
り、前記変速入力軸(71)に空冷ファン(78)及び
コンプレッサ(79)を連結させて駆動する。また、図
6において、図中(70a)はチャージポンプ(72)
に接続させる給油管(70b)のストレーナ、(70
c)はポンプ(72)の戻り油管である。
【0014】上記から明らかなように、エンジン(2
1)の動力をドライブシャフト(42)によりカウンタ
ケース(41)に入力させると共に、脱穀部(4)、刈
取部(8)、走行変速ケース(69)にカウンタケース
(41)から動力を分配し、従来のベルト横引荷重によ
ってエンジン(21)が一方向に引張られる不具合をな
くすことができ、エンジン(21)の設置構造の簡略化
並びに耐久性向上などを図ると共に、刈取部(8)駆動
機能の向上並びに油圧配管の省略などを図るもので、カ
ウンタケース(41)から一定回転(低速、高速)用の
動力を刈取出力軸(45)を介して刈取部(8)に分配
でき、作業者が任意に高速回転で刈取部(8)を駆動で
き、作業の効率を向上させると共に、油圧タンクを兼ね
るカウンタケース(41)に作業油圧ポンプ(50)を
取付けるから、エンジン(21)に油圧ポンプを設ける
必要がなく、油圧ポンプ(50)のタンク側配管を省け
る。
【0015】さらに、エンジン(21)の動力をカウン
タケース(41)に入力させ、脱穀部(4)、刈取部
(8)、走行変速ケース(69)にエンジン(21)駆
動力を分配すると共に、刈取低速及び高速クラッチ(6
0)(61)をカウンタケース(41)に内設させ、従
来のベルトテンションクラッチを不要にしてベルト調整
など保守作業の簡略化を行えると共に、エンジン(2
1)周辺構造の簡略化並びに防振防音などを図れる。ま
た、脱穀クラッチ(56)をカウンタケース(41)に
内設させ、脱穀クラッチ(56)の動力伝達下手側に刈
取低速及び高速クラッチ(60)(61)を配設させ、
脱穀部(4)を駆動しているときにだけ刈取部(8)を
駆動でき、脱穀部(4)を停止させた状態で刈取部
(8)が駆動される不具合をなくすことができると共
に、カウンタケース(41)からの刈取り駆動力と、走
行変速ケース(69)からの車速同調刈取り駆動力を、
刈取部(8)の刈取入力軸である刈取入力1軸(64)
に伝達させるように構成し、カウンタケース(41)か
らの刈取り駆動力によって刈取部(8)の最低駆動速度
を維持し乍ら、走行変速ケース(69)からの車速同調
刈取り駆動力によって車速に比例した速度で刈取部
(8)を駆動させる。
【0016】さらに、図7、図8、図9に示す如く、筐
体(80)によって形成する四角形略密閉状態のエンジ
ン室(81)にエンジン(21)を内設させ、筐体(8
0)の左側面開口(82)を介してドライブシャフト
(83)を取付けると共に、筐体(80)外側前方にエ
ンジン(21)水冷用ラジエータ(84)を右向きに設
置させ、ラジエータ(84)の背面機内側に前記空冷フ
ァン(78)を配設させる。また、前記筐体(80)右
側及びラジエータ(84)正面側に風洞カバー(85)
を取付け、回転させて吸込み面の塵を除去させるロータ
リスクリーン(86)を風洞カバー(85)内部の冷却
風路(87)に設け、前記スクリーン(86)、風路
(87)及びラジエータ(84)を介して空冷ファン
(78)に外部空気を取込み、ラジエータ(84)を冷
却する。
【0017】また、前記筐体(80)前面に導入口(8
8)を形成し、前記空冷ファン(78)の背面後半分か
らの排風を導入口(88)からエンジン室(81)に流
入させる導入ガイド板(89)を設け、ラジエータ(8
4)を冷却したファン(78)の冷却風の一部をエンジ
ン室(81)に導入させると共に、前記筐体(80)後
面に導出口(90)を形成し、脱穀部(4)に設ける送
塵ファン(31)及び唐箕(32)の外気取入口(9
1)(92)に導出ガイド板(93)を介して導出口
(90)を連通させ、エンジン室(81)内の暖気を導
出口(90)から各取入口(91)(92)を介して送
塵ファン(31)及び唐箕(32)に供給させ、エンジ
ン(21)からの暖気を選別風として揺動選別盤(2
5)及びコンベア(33)(34)などを乾燥させ乍ら
選別作業を行わせるもので、揺動選別盤(25)上の湿
材を乾燥させて穀粒の収集効率を高めたり、塵を乾燥さ
せて選別風による飛散排出を容易にして塵の堆積を防ぐ
ものである。
【0018】上記から明らかなように、作業者が座乗す
る運転席(20)の近くにエンジン(21)を配設させ
るコンバインにおいて、エンジン(21)を内設させる
閉塞空間であるエンジン室(81)に隣接させてラジエ
ータ(84)を配設させ、エンジン(21)とラジエー
タ(84)の間を筐体(80)によって遮閉させ、エン
ジン(21)設置場所を閉塞して低騒音化を容易に行う
ことができると共に、エンジン(21)からラジエータ
(84)を分離させることによってラジエータ(84)
の冷却効率を容易に向上させることができる。また、エ
ンジン(21)を内設させる閉塞空間であるエンジン室
(81)にラジエータ(84)の冷却風の一部を導入さ
せ、脱穀選別風供給部である外気取入口(91)(9
2)に導出させ、ラジエータ(84)の冷却風を利用し
てエンジン(21)の冷却を行い、かつ脱穀選別風供給
部(91)(92)に温風を送給でき、エンジン(2
1)騒音低下並びにエンジン(21)冷却並びにエンジ
ン(21)排熱利用を図ると共に、ラジエータ(84)
を冷却する空冷ファン(78)にエンジン(21)以外
の常時回転軸である変速入力軸(71)を連結させ、空
冷ファン(78)をエンジン(21)出力軸に連結させ
る必要がない構造とし、空冷ファン(78)及びエンジ
ン(21)の設置を互に制限されることなく行えるよう
に構成している。
【0019】さらに、図10に示す如く、前記無段変速
機(70)及びチャージポンプ(72)に動力を伝える
変速入力軸(71)の端部に、前記空冷ファン(78)
などに動力をベルト伝動するPTOプーリ(94)と、
前記変速機(70)を空気冷却するHSTファン(9
5)を取付けると共に、前記ファン(95)を内設させ
るファンカバー(96)を変速機(70)外面にステー
(97)を介してボルト止め固定させる。また、前記フ
ァン(95)の吸気側に配設させる防塵網(98)にフ
ック(99)を設け、該フック(99)をファンカバー
(96)縁に係止させ、かつファンカバー(96)にパ
ッチン錠(100)により防塵網(98)を連結させ、
防塵網(98)をファンカバー(96)に着脱自在に取
付け、工具を用いることなく前記網(98)だけを取外
して掃除を行い、面倒なファンカバー(96)の脱着操
作を不要にしている。
【0020】さらに、図11は、図8の変形例を示すも
ので、図8のロータリスクリーン(86)に代えて防塵
網(101)を固定させ、電動モータ(102)によっ
て回転させる防塵ファン(103)を前記網(101)
の内側に取付け、図6の脱穀クラッチ(56)をオンに
して脱穀作業を開始したときに一定時間毎に一定時間だ
けモータ(102)をオンにしたり、コンバインのキー
スイッチ(図示省略)をオフにしたときに一定時間だけ
モータ(102)をオンにし、前記網(101)の外側
に付着した塵藁を、冷却風吸気と逆方向のファン(10
3)の風力によって飛散させて防塵することも行える。
また、エンジン(21)が停止したとき、前記ファン
(103)により防塵を行うと、エンジン室(81)の
暖気がファン(103)によって機外に放出され、作業
終了時にエンジン(21)を速やかに冷却できる。
【0021】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、作業者が座乗する運転席(20)の近くにエンジン
(21)を配設させるコンバインにおいて、エンジン
(21)を内設させる閉塞空間(81)に隣接させてラ
ジエータ(84)を配設させ、エンジン(21)とラジ
エータ(84)の間を遮閉させたもので、エンジン(2
1)設置場所を閉塞して低騒音化を容易に行うことがで
きると共に、エンジン(21)からラジエータ(84)
を分離させることによってラジエータ(84)の冷却効
率を容易に向上させることができるものである。
【0022】また、エンジン(21)を内設させる閉塞
空間(81)にラジエータ(84)の冷却風の一部を導
入させ、脱穀選別風供給部(91)(92)に導出させ
たもので、ラジエータ(84)の冷却風を利用してエン
ジン(21)の冷却を行い、かつ脱穀選別風供給部(9
1)(92)に温風を送給でき、エンジン(21)騒音
低下並びにエンジン(21)冷却並びにエンジン(2
1)排熱利用を容易に図ることができるものである。
【0023】また、ラジエータ(84)を冷却する空冷
ファン(78)にエンジン(21)以外の常時回転軸
(71)を連結させたもので、空冷ファン(78)をエ
ンジン(21)出力軸に連結させる必要がないから、空
冷ファン(78)及びエンジン(21)の設置を互に制
限されることなく行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図。
【図2】同平面図。
【図3】脱穀部の側面図。
【図4】コンバインの駆動説明図。
【図5】同拡大図。
【図6】カウンタケースの説明図。
【図7】エンジン部の側面図。
【図8】同平面図。
【図9】同正面図。
【図10】走行変速ケース部の部分図。
【図11】図8の変形例を示す平面図。
【符号の説明】
(20) 運転席 (21) エンジン (71) 変速入力軸(常時回転軸) (78) 空冷ファン (81) エンジン室(閉塞空間) (84) ラジエータ (91)(92) 外気取入口(脱穀選別風供給部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業者が座乗する運転席の近くにエンジ
    ンを配設させるコンバインにおいて、エンジンを内設さ
    せる閉塞空間に隣接させてラジエータを配設させ、エン
    ジンとラジエータの間を遮閉させたことを特徴とするコ
    ンバイン。
  2. 【請求項2】 エンジンを内設させる閉塞空間にラジエ
    ータの冷却風の一部を導入させ、脱穀選別風供給部に導
    出させたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイ
    ン。
  3. 【請求項3】 ラジエータを冷却する空冷ファンにエン
    ジン以外の常時回転軸を連結させたことを特徴とする請
    求項1に記載のコンバイン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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