JPH104748A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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Publication number
JPH104748A
JPH104748A JP18413596A JP18413596A JPH104748A JP H104748 A JPH104748 A JP H104748A JP 18413596 A JP18413596 A JP 18413596A JP 18413596 A JP18413596 A JP 18413596A JP H104748 A JPH104748 A JP H104748A
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JP
Japan
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driver
seat
cab
engine
shaft
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Pending
Application number
JP18413596A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hasebe
谷 部 健 長
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication of JPH104748A publication Critical patent/JPH104748A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一体構成により運転台(103)構造
の簡略化並びに組立分解作業性の向上などを図る。 【解決手段】 運転席(20)及び運転操作部(1
9)を運転台(103)に装設させるコンバインにおい
て、作業者の足を載せるステップ(108)と、前記運
転席(20)を設ける受台(109)を、一体的に連設
して前記運転台(103)を構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続的に穀稈を刈取
って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、脱穀部を搭載す
る機台を延設してステップを設けると共に、エンジンを
内設させるエンジン室の筐体上面などを利用して運転席
を取付けていたから、ステップと運転席を各別に着脱す
る必要があり、運転台構造の簡略化並びに組立分解作業
性の向上などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、運転
席及び運転操作部を運転台に装設させるコンバインにお
いて、作業者の足を載せるステップと、前記運転席を設
ける受台を、一体的に連設して前記運転台を構成したも
ので、前記ステップと受台を一体構成して運転台構造の
簡略化並びに組立分解作業性の向上などを容易に行い得
ると共に、ステップ及び運転席を取付ける本機側支持構
造の簡略化なども容易に行い得るものである。
【0004】また、運転台の底面を板体によって形成し
たもので、運転席の下方に配設させるエンジンの熱風を
容易に遮断し得、断熱仕切り構造の簡略化を容易に行い
得るものである。
【0005】また、斜前方上方乃至斜後方下方に運転席
を位置調節自在に受台に取付けたもので、斜前方上方に
運転席を位置調節することにより、前方下方の低位置の
視界を容易に確保し得、従来の立ち作業姿勢に近似した
視界を容易に得られるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2
は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレ
ーム(1)に架設する機台、(4)はフィードチェン
(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内
蔵している脱穀機である脱穀部、(8)は刈刃(9)及
び穀稈搬送機構(10)などを備える刈取部、(11)
は刈取フレーム(12)を介して刈取部(8)を昇降さ
せる油圧シリンダ、(13)は排藁チェン(14)終端
を臨ませる排藁処理部、(15)は脱穀部(4)からの
穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する穀物タンク、
(17)は前記タンク(15)の穀粒を機外に搬出する
排出オーガ、(18)は運転操作ハンドル(19)及び
運転席(20)を備える運転キャビン、(21)は運転
キャビン(18)下方に設けるエンジンであり、連続的
に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0007】また、図3に示す如く、図中(22)は機
体の前後方向に軸架する軸流型の扱胴(6)を内設させ
る扱室、(23)は前記扱室(22)に穀稈を挿入する
扱口、(24)は前記扱室(22)下方に張架させるク
リンプ網、(25)は前記クリンプ網(24)下方に前
端を臨ませて前後方向に揺動自在に支持する揺動選別
盤、(26)(27)は前記クリンプ網(24)の下方
に上下2段に配設する選別盤(25)の前後フィードパ
ン、(28)は前フィードパン(26)の後端側に上下
揺動自在に設ける選別篩い線、(29)は後フィードパ
ン(27)後端後方に連設するチャフシーブ、(30)
はチャフシーブ(29)下方に配設するグレンシーブ、
(31)は前後フィードパン(26)(27)の上下間
に選別風を送給するプレファンである送塵ファン、(3
2)はチャフシーブ(29)とグレンシーブ(30)間
及びグレンシーブ(30)下方に選別風を送給するメイ
ンの送風装置である唐箕、(33)は揚穀筒(16)に
連通させて穀物タンク(15)に穀粒を取出す1番コン
ベア、(34)は2番物を2番還元装置である2番還元
コンベア(35)を介し前記選別盤(25)の篩い線
(28)上方に還元する2番コンベア、(36)は前記
選別盤(25)を前後及び上下動させる揺動駆動軸、
(37)は前記選別盤(25)の後端上方に配設する吸
排塵ファン、(38)は該ファン(37)上方を遮閉し
て排藁を搬出案内する四番樋であり、前記扱胴(6)及
び処理胴(7)により脱穀された穀粒を揺動選別盤(2
5)で選別し整粒のみを前記穀物タンク(15)に取出
し、前記選別盤(25)後端の三番口(39)から藁屑
を機外に放出させると共に、排藁を排藁チェン(14)
を介し排藁処理部(13)に送り込んで排藁カッタ(1
3a)により切断して機外に排出させるように構成して
いる。また、前記扱室(22)後部の排塵口(40)を
介して扱胴(6)後部の脱粒物を処理胴(7)に送給
し、扱胴(6)の脱粒物を処理胴(7)によって再処理
して揺動選別盤(25)上に落下させ、処理胴(7)か
らの穀粒を二番コンベア(34)に収集し、かつ藁屑を
ファン(37)または三番口(39)から機外に排出さ
せるように構成している。
【0008】さらに、図4、図5、図6に示す如く、前
記エンジン(21)の動力をカウンタケース(41)に
伝える自在継手付ドライブシャフト(42)を設けると
共に、脱穀出力軸(43)、選別出力軸(44)、刈取
出力軸(45)、走行出力軸(46)をカウンタケース
(41)に設ける。前記脱穀出力軸(43)に設ける脱
穀プーリ(47)を介して扱胴(6)及び処理胴(7)
を駆動すると共に、送塵ファン(31)、唐箕(3
2)、1番コンベア(33)、二番コンベア(34)、
揺動駆動軸(36)、吸排塵ファン(37)、排藁カッ
タ(13a)を、選別出力軸(44)の選別プーリ(4
8)を介して駆動する。
【0009】また、前記ドライブシャフト(42)を連
結させるカウンタケース(41)の入力軸(49)上に
作業油圧ポンプ(50)を設け、入力軸(49)を介し
てポンプ(50)を駆動し、油タンクを兼用するカウン
タケース(41)内の作動油を前記油圧シリンダ(1
1)などに送給して作動させると共に、前記走行出力軸
(46)及び作業軸(51)にギヤ(52)を介して入
力軸(49)を常時連結させ、油圧シリンダ(53)に
よってオンにする脱穀クラッチ(56)及びギヤ(5
4)(55)を介して作業軸(51)を選別出力軸(4
4)に連結させ、選別出力軸(44)にベベルギヤ(5
7)を介して脱穀出力軸(43)を連結させ、脱穀クラ
ッチ(56)を介して各プーリ(47)(48)を駆動
し、脱穀部(4)各部に動力を伝えるように構成してい
る。
【0010】また、油圧シリンダ(58)によってオン
にする刈取クラッチ(59)及び刈取高速クラッチ(6
1)を設け、作業軸(51)を刈取出力軸(45)に前
記クラッチ(59)及び(60)(61)を介して連結
させると共に、刈取出力軸(45)に刈取プーリ(6
2)を軸支させている。そして、刈取部(8)の各部を
駆動する刈取入力1軸(63)に入力プーリ(64)を
設け、前記1軸(63)を介してフィードチェン(5)
を駆動すると共に、前記1軸(63)に手動クラッチ
(65)を介して刈取2軸(66)を連結させ、刈取部
(8)各部に動力を伝えるように構成している。
【0011】さらに、前記走行出力軸(46)に走行プ
ーリ(67)を軸支させると共に、左右一対の走行クロ
ーラ(2)(2)を駆動する走行変速ケース(68)を
設け、油圧ポンプ及び油圧モータを内蔵する油圧無段変
速機(69)を走行変速ケース(68)に取付け、走行
出力軸(46)の走行プーリ(67)に変速機(69)
の変速入力軸(70)をベルト連結させ、エンジン(2
1)動力によって変速入力軸(70)を常時回転させる
もので、変速機(69)の変速出力により変速ケース内
の変速ギヤを介して左右の走行クローラ(2)(2)を
駆動する。また、変速入力軸(70)上にチャージポン
プ(71)を取付けて入力軸(70)によってポンプ
(71)を駆動し、油タンクを兼用するカウンタケース
(41)内の作動油をチャージポンプ(71)によって
変速機(69)に補給するもので、チャージポンプ(7
1)を常時駆動するから、前記作業油圧ポンプ(50)
の代わりにチャージポンプ(71)を用いて作業油圧を
供給できる。
【0012】また、前記走行変速ケース(68)に車速
同調出力軸(72)を設け、走行クローラ(2)の前進
走行速度に比例させて出力軸(72)を増減速回転させ
ると共に、出力軸(72)に一方向クラッチ(73)を
介して軸支させる車速同調プーリ(74)と、前記刈取
入力1軸(63)の入力プーリ(64)を、刈取テンシ
ョンクラッチ(75)を介してベルト連結させる。ま
た、前記刈取プーリ(62)に車速同調プーリ(74)
をベルト連結させ、テンションクラッチ(75)入のと
き、低速走行状態で車速同調出力軸(72)回転数が刈
取出力軸(45)回転数よりも低いと、刈取出力軸(4
5)によって1軸(63)が駆動される一方、高速走行
状態で車速同調出力軸(72)回転数が刈取出力軸(4
5)回転数よりも高いと、車速同調出力軸(72)によ
って1軸(63)が駆動され、走行速度に比例した速度
で刈取部(8)及びフィードチェン(5)が駆動され
る。
【0013】また、図5において、図中(76)は前記
エンジン(21)に冷却風を供給する空冷ファン、(7
7)は運転キャビン(18)の冷房用コンプレッサであ
り、前記変速入力軸(70)に空冷ファン(76)及び
コンプレッサ(77)を連結させて駆動する。また、オ
ーガテンションクラッチ(78)を介してベルト連結さ
せるプーリ(79)(80)と、ベベルギヤ(81)を
設け、エンジン(21)出力を取出すと共に、横送オー
ガ(82)と縦送オーガ(83)を設け、縦送オーガ
(83)軸芯回りに穀物タンク(15)を水平回転させ
るときに係脱するクラッチ(84)を介してエンジン
(21)出力を各オーガ(82)(83)(17)に伝
え、穀物タンク(15)の穀粒を各オーガ(82)(8
3)(17)によってトラック荷台などに搬出させるよ
うに構成している。
【0014】さらに、図6に示す如く、前記脱穀クラッ
チ(56)の油圧シリンダ(53)を作動させる電磁脱
穀クラッチバルブ(85)と、前記刈取クラッチ(5
9)の油圧シリンダ(58)を作動させる電磁刈取クラ
ッチバルブ(86)を、前記カウンタケース(41)に
取付け、前記チャージポンプ(71)にラインフィルタ
(87)を介して各バルブ(85)(86)を油圧接続
させ、チャージポンプ(71)の圧油によって各クラッ
チ(56)(59)を入作動させると共に、前記排出オ
ーガ(17)を上下に揺動させるオーガ昇降バルブ(8
8)と、前記機台(3)の左右傾斜を修正する水平制御
バルブ(89)と、前記刈取部(8)を昇降させる油圧
シリンダ(11)を作動させる刈取昇降バルブ(90)
を、前記作業油圧ポンプ(50)に油圧接続させ、カウ
ンタケース(41)内の作動油を作業油圧ポンプ(5
0)によって各バルブ(88)(89)(90)に送給
するように構成している。なお、図6中の符号(91)
はオイルクーラーである。上記のように、脱穀部
(4)、刈取部(8)、走行変速ケース(68)にカウ
ンタケース(41)から動力を分配し、従来のベルト横
引荷重によってエンジン(21)が一方向に引張られる
不具合をなくすことができ、エンジン(21)の設置構
造の簡略化並びに耐久性向上などを図ると共に、刈取部
(8)駆動機能の向上並びに油圧配管の省略などを図る
もので、油圧タンクを兼ねるカウンタケース(41)に
作業油圧ポンプ(50)を取付けるから、エンジン(2
1)に油圧ポンプを設ける必要がなく、油圧ポンプ(5
0)のタンク側配管を省けると共に、カウンタケース
(41)からの刈取り駆動力と、走行変速ケース(6
8)からの車速同調刈取り駆動力を、刈取部(8)の刈
取入力軸である刈取入力1軸(64)に伝達させるよう
に構成し、カウンタケース(41)からの刈取り駆動力
によって刈取部(8)の最低駆動速度を維持し乍ら、走
行変速ケース(68)からの車速同調刈取り駆動力によ
って車速に比例した速度で刈取部(8)を駆動させる。
【0015】さらに、図7、図8、図9に示す如く、筐
体(92)によって形成する四角形略密閉状態のエンジ
ン室(93)にエンジン(21)を内設させ、筐体(9
2)の左側面にドライブシャフト(42)を貫挿させる
と共に、筐体(92)外側前方にエンジン(21)水冷
用ラジエータ(94)を右向きに設置させ、ラジエータ
(94)の背面機内側に前記空冷ファン(76)を配設
させる。また、前記筐体(92)右側及びラジエータ
(94)正面側に風洞カバー(95)を取付け、回転さ
せて吸込み面の塵を除去させるロータリスクリーン(9
6)を風洞カバー(95)内部の冷却風路(97)に設
け、前記スクリーン(96)、風路(97)及びラジエ
ータ(94)を介して空冷ファン(76)に外部空気を
取込み、ラジエータ(94)を冷却する。
【0016】また、前記筐体(92)前面に導入口(9
8)を形成し、前記空冷ファン(76)の背面後半分か
らの排風を導入口(98)からエンジン室(93)に流
入させる導入ガイド板(99)を設け、ラジエータ(9
4)を冷却したファン(76)の冷却風の一部をエンジ
ン室(93)に導入させると共に、前記筐体(92)後
面に導出口(100)を形成し、脱穀部(4)に設ける
送塵ファン(31)の外気取入口(101)に導出ガイ
ド板(102)を介して導出口(100)を連通させ、
エンジン室(93)内の暖気を導出口(100)から取
入口(101)を介して送塵ファン(31)に供給さ
せ、エンジン(21)からの暖気を選別風として揺動選
別盤(25)などを乾燥させ乍ら選別作業を行わせるも
ので、揺動選別盤(25)上の湿材を乾燥させて穀粒の
収集効率を高めたり、塵を乾燥させて選別風による飛散
排出を容易にして塵の堆積を防ぐものである。
【0017】上記から明らかなように、作業者が座乗す
る運転席(20)の近くにエンジン(21)を配設さ
せ、エンジン(21)を内設させる閉塞空間であるエン
ジン室(93)に隣接させてラジエータ(94)を配設
させ、エンジン(21)とラジエータ(94)の間を筐
体(92)によって遮閉させることにより、エンジン
(21)設置場所を閉塞して低騒音化を容易に行うこと
ができると共に、エンジン(21)からラジエータ(9
4)を分離させることによってラジエータ(94)の冷
却効率を容易に向上させることができる。また、エンジ
ン(21)を内設させる閉塞空間であるエンジン室(9
3)にラジエータ(94)の冷却風の一部を導入させ、
脱穀選別風供給部である外気取入口(101)に導出さ
せ、ラジエータ(94)の冷却風を利用してエンジン
(21)の冷却を行い、かつ脱穀選別風供給部(10
1)に温風を送給でき、エンジン(21)騒音低下並び
にエンジン(21)冷却並びにエンジン(21)排熱利
用を図ると共に、ラジエータ(94)を冷却する空冷フ
ァン(76)にエンジン(21)以外の常時回転軸であ
る変速入力軸(70)を連結させ、空冷ファン(76)
をエンジン(21)出力軸に連結させる必要がない構造
とし、空冷ファン(76)及びエンジン(21)の設置
を互に制限されることなく行えるように構成している。
【0018】さらに、図10、図11、図12に示す如
く、前記運転キャビン(18)を装設させる運転台(1
03)を設け、運転台(103)の前部下面側を回動支
点台(104)を介して機台(3)に回転自在に取付
け、運転台(103)の後部下面を前記筐体(92)上
面に緩衝材(105)を介して当接させ、前記支点台
(104)を中心に運転台(103)を前方に展開さ
せ、ラジエータ(94)取付部上面を開放させるように
構成している。また、前部が低くかつ後部が高い側面視
階段形の一枚の板体(106)を台フレーム(107)
を介して張設させ、ステップ(108)と受台(10
9)を一体的に連設した運転台(103)を形成すると
共に、前記ハンドル(19)を取付けるフロントコラム
(110)を台フレーム(107)前部に立設させ、か
つ複数の操作レバー(図示省略)を取付けるサイドコラ
ム(111)を台フレーム(107)左側部に設け、ア
ームレスト(112)を取付ける右ガードフレーム(1
13)を台フレーム(107)右側に一体固定させ、前
記ステップ(108)右側の乗降部分を開放するように
構成すると共に、リレー(114)及びブレーカ(11
5)及び制御盤(116)などの電装品を内設させる配
電ボックス(117)を台フレーム(107)後部に立
設させ、前記受台(109)上面に設ける運転席(2
0)の後方に配電ボックス(117)を配置させ、運転
席(20)を前方に回動させて配電ボックス(117)
前面を開放させ、内部の電装品の交換などを行えるよう
に構成している。
【0019】上記から明らかなように、運転席(20)
及び運転操作部である運転操作ハンドル(19)を運転
台(103)に装設させるコンバインにおいて、作業者
の足を載せるステップ(108)と、前記運転席(2
0)を設ける受台(109)を、前記台フレーム(10
7)を介して板体(106)により一体的に連設して前
記運転台(103)を構成し、前記ステップ(108)
と受台(109)を板体(106)によって一体構成し
て運転台(103)構造の簡略化並びに組立分解作業性
の向上などを行うことができ、またステップ(108)
及び運転席(20)を取付ける本機側支持構造の簡略化
なども行えると共に、運転台(103)の底面を一枚の
板体(106)によって形成し、前記ラジエータ(9
4)上面側を板体(106)によって遮塞することによ
り、運転席(20)の下方に配設させるエンジン(2
1)及びラジエータ(94)からの熱風を板体(10
6)によって遮断でき、運転席(20)の断熱仕切り及
び防音構造の簡略化を行うことができるように構成して
いる。
【0020】さらに、図13に示す如く、前記受台(1
09)上面に基板(118)を一体固定させ、基板(1
18)に軸(119)(119)を介して左右一対の前
後平行リンク(120)(121)一端側を回転自在に
連結させ、前記リンク(120)(121)他端側に軸
(122)(122)を介してシートフレーム(12
3)を回転自在に連結させ、昇降レバー(124)を固
定した筋違リンク(125)の一端を前平行リンク(1
20)の軸(122)に連結させ、筋違リンク(12
5)他端側の複数ノッチ付溝(126)に後平行リンク
(121)中間のピン(127)を挿通させると共に、
平行リンク(120)(121)を軸(119)回りに
前方回転させるバネ(128)と、前記溝(126)の
ノッチにピン(127)を係入保持させるバネ(12
9)を設け、基板(118)とシートフレーム(12
3)間に張設させる蛇腹形伸縮カバー(130)内に平
行リンク(120)(121)などを取付ける。また、
前後方向に摺動自在なレール(131)をスライドレバ
ー(132)操作によって係脱自在にシートフレーム
(123)上面に固定させ、前記レール(131)後端
部の緩衝板(133)に運転席(20)後部下面を当接
させると共に、前記レール(131)前端の支軸(13
4)に運転席(20)前部下面を回転自在に連結させ
る。
【0021】そして、前記昇降レバー(124)操作に
よって溝(126)のノッチをピン(127)から離脱
させることにより、バネ(128)によって平行リンク
(120)(121)が起立し、運転席(20)が実線
で示す前方上方位置に上昇すると共に、前記レバー(1
24)操作によって溝(126)のノッチとピン(12
7)の係合を解除した状態で、運転席(20)を下方に
押えることにより、バネ(128)に抗して平行リンク
(120)(121)が後方に傾倒し、運転席(20)
が仮想線で示す後方下方位置に下降するもので、斜前方
上方乃至斜後方下方に運転席(20)を位置調節自在に
受台(109)に取付け、斜前方上方に運転席(20)
を位置調節することにより、作業者の座乗位置が前方上
方となり、前方下方の刈取部(8)低位置の視界を確保
でき、作業者が運転席(20)に座った状態で従来の立
ち作業姿勢に近似した視界を得ることができるように構
成している。
【0022】また、前記スライドレバー(132)操作
によってレール(131)のロックを解除することによ
り、レール(131)を前後に摺動させ、運転席(2
0)を前後に移動させることができると共に、前記支軸
(134)回りに運転席(20)を前方に回動させるこ
とができるように構成している。
【0023】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、運転席(20)及び運転操作部(19)を運転台
(103)に装設させるコンバインにおいて、作業者の
足を載せるステップ(108)と、前記運転席(20)
を設ける受台(109)を、一体的に連設して前記運転
台(103)を構成したもので、前記ステップ(10
8)と受台(109)を一体構成して運転台(103)
構造の簡略化並びに組立分解作業性の向上などを容易に
行うことができると共に、ステップ(108)及び運転
席(20)を取付ける本機側支持構造の簡略化なども容
易に行うことができるものである。
【0024】また、運転台(103)の底面を板体(1
06)によって形成したもので、運転席(20)の下方
に配設させるエンジン(21)の熱風を容易に遮断で
き、断熱仕切り構造の簡略化を容易に行うことができる
ものである。
【0025】また、斜前方上方乃至斜後方下方に運転席
(20)を位置調節自在に受台(109)に取付けたも
ので、斜前方上方に運転席(20)を位置調節すること
により、前方下方の低位置の視界を容易に確保でき、従
来の立ち作業姿勢に近似した視界を容易に得ることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図。
【図2】同平面図。
【図3】脱穀部の側面図。
【図4】コンバインの駆動説明図。
【図5】同拡大図。
【図6】カウンタケースの説明図。
【図7】エンジン部の側面図。
【図8】同平面図。
【図9】同正面図。
【図10】運転台の左側面図。
【図11】同右側面図。
【図12】同正面図。
【図13】運転席取付け説明図。
【符号の説明】
(19) 運転操作ハンドル(運転操作部) (20) 運転席 (103) 運転台 (106) 板体 (108) ステップ (109) 受台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席及び運転操作部を運転台に装設さ
    せるコンバインにおいて、作業者の足を載せるステップ
    と、前記運転席を設ける受台を、一体的に連設して前記
    運転台を構成したことを特徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 運転台の底面を板体によって形成したこ
    とを特徴とする上記請求項1に記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 斜前方上方乃至斜後方下方に運転席を位
    置調節自在に受台に取付けたことを特徴とする上記請求
    項1に記載のコンバイン。
JP18413596A 1996-06-24 1996-06-24 コンバイン Pending JPH104748A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009089617A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Kubota Corp 作業機の操縦部

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