JPH10210563A - 受信機 - Google Patents

受信機

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Publication number
JPH10210563A
JPH10210563A JP9008328A JP832897A JPH10210563A JP H10210563 A JPH10210563 A JP H10210563A JP 9008328 A JP9008328 A JP 9008328A JP 832897 A JP832897 A JP 832897A JP H10210563 A JPH10210563 A JP H10210563A
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JP
Japan
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intermittent operation
operation cycle
receiver
period
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP9008328A
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English (en)
Inventor
Koichi Mizozoe
公一 溝添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信開始の指令を含む信号を受信しない状態
では受信期間の短い間欠動作を行い、受信開始の指令を
含む信号を受信すると受信期間延長を行って信号全体を
受信する受信機において、特に状況に応じた最適な応答
時間を実現し、消費電力を必要最小限に抑制する。 【解決手段】 受信期間延長が不正常な信号によりなさ
れたことに基づいて間欠動作周期を延長する間欠動作周
期延長機能や、受信期間延長がなされないことに基づい
て間欠動作周期を短縮する間欠動作周期短縮機能を備え
た制御部11を設ける。また、設定入力部15の操作に
より、間欠動作周期を任意に変更できる設定入力機能を
制御部11に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間欠動作を行う無
線受信機に係り、特に状況に応じた最適な応答時間を実
現でき、消費電力を必要最小限に抑制できる受信機に関
する。
【0002】
【従来の技術】無線信号の受信機では、消費電力節約等
のため、高周波受信部の間欠動作(受信期間の短い間欠
動作)を行い、受信開始のための同期信号又はプロトコ
ルを受信したときに、受信期間を延長して信号全体を読
取る方式がある。このような間欠動作を行う無線受信機
においては、受信開始のための同期信号又はプロトコル
が送信されてきた場合、内容が適合しない信号であって
も、毎回高周波受信部分の動作期間延長をしてすべての
内容を読み込む構成となっていた。そして、上記間欠動
作の周期が一定とされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の間欠
動作を行う受信機の場合には、以下のような改善すべき
問題点があった。 (1)まず、周囲の電波環境によっては、ノイズ等の受
信により、適正な信号入力を待つ状態(待機状態)の消
費電力が高くなるという問題があった。というのは、無
線機の周囲環境は、通常図6に示すようになっている。
すなわち、受信機1の周囲には、対応する送信機2から
の電磁波の他に、他の送信機3又は他の受信機4が発生
する電磁波や、電気機器等のノイズ源5の発生する電磁
波など各種の電磁波が飛び交っている。
【0004】このため、間欠動作を行う無線機にもこの
ような不正常な信号が各種入力され、なかには受信開始
のための信号として読取られてしまうものがある。そし
て従来では、このような場合にも、毎回高周波受信部分
の動作期間延長をして一連の信号すべての読み込みを行
うため、特にこのような不正常な信号が頻繁に入力され
る場合には、単位時間当たりの動作期間が格段に長くな
り、不必要に待機状態の消費電力を上げる原因となって
いた。
【0005】(2)また、間欠動作の周期が一定とされ
ていたため、受信機の応答時間が一定であり、状況に応
じた最適な応答性が実現できなかった。すなわち、間欠
動作の周期をより短く設定すれば、応答時間は短縮され
応答性が増すことになるが、この場合には間欠動作によ
る節電効果が減少し、上述の待機状態の消費電力上昇の
程度も高まる。また逆に、間欠動作の周期をより長く設
定すれば、節電効果が高まり、上記待機状態の消費電力
上昇も抑えられる。
【0006】このため、周囲の電波環境が悪く、それ程
応答性が要求されないような場合には、間欠周期が長く
設定されるべきであるし、その逆の状況であれば、間欠
周期を短く設定すべきである。また、使用者の使用状況
等により、電波環境や消費電力に無関係に、応答性を高
めたい状況もありうる。ところが従来の受信機は、間欠
動作の周期を変更する機能がなかったため、このような
最適設定が実現できなかった。
【0007】そこで本発明は、状況に応じた最適な応答
時間を実現でき、消費電力を必要最小限に抑制できる受
信機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の受信機は、受信開始の指令を含む信
号を受信しない状態では受信期間の短い間欠動作を行
い、受信開始の指令を含む信号を受信すると受信期間延
長を行って信号全体を受信する受信機において、前記受
信期間延長が不正常な信号によりなされたことに基づい
て、間欠動作周期を延長する間欠動作周期延長機能を備
えたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の受信機は、受信した信号に
含まれるIDコードの照合を行い、IDコードが一致せ
ずに受信期間が延長される動作が、一定時間内に規定回
数繰返された場合に、前記間欠動作周期の延長が実行さ
れることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の受信機は、前記間欠動作周
期の延長は設定された最長間欠動作周期を上限として行
われることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の受信機は、受信開始の指令
を含む信号を受信しない状態では受信期間の短い間欠動
作を行い、受信開始の指令を含む信号を受信すると受信
期間延長を行って信号全体を受信する受信機において、
前記受信期間延長がなされないことに基づいて、間欠動
作周期を短縮する間欠動作周期短縮機能を備えたことを
特徴とする。
【0012】請求項5記載の受信機は、前記受信期間延
長が、一定時間内に規定回数以上実行されない場合に、
前記間欠動作周期を短縮することを特徴とする。
【0013】請求項6記載の受信機は、前記間欠動作周
期の短縮は設定された最短間欠動作周期を下限として行
われることを特徴とする。
【0014】請求項7記載の受信機は、前記受信期間延
長が適正な信号によりなされたことに基づいて、間欠動
作周期を設定された初期値に戻す自動リセット機能を有
することを特徴とする。
【0015】請求項8記載の受信機は、前記間欠動作周
期が初期値よりも延長されている状態が規定時間連続し
た場合に、間欠動作周期を設定された初期値に戻す自動
リセット機能を有することを特徴とする。
【0016】請求項9記載の受信機は、受信開始の指令
を含む信号を受信しない状態では受信期間の短い間欠動
作を行い、受信開始の指令を含む信号を受信すると受信
期間延長を行って信号全体を受信する受信機において、
前記間欠動作周期が設定された範囲内で任意の時間に設
定変更できる設定入力機能を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の受信機の一構成
例を示す図である。この受信機10は、例えば車両のキ
ーレスエントリーシステムのリモートコントロール信号
を受信するための受信機であって、例えばマイクロコン
ピュータのCPUにより構成される制御部11と、アン
テナ12を介して入力される高周波の電磁波信号を受信
して、制御部11で扱えるデジタル信号に変換して出力
する高周波受信部13と、制御部11への信号の入出力
を行う入出力部14と、制御部11に対して操作入力を
行う設定入力部15とを備える。
【0018】制御部11は、図示省略したROM等に登
録されたプログラムに従って後述の如く動作して、本発
明の各機能(間欠動作周期延長機能、間欠動作周期短縮
機能、自動リセット機能,設定入力機能)やキーレスエ
ントリーシステムとしての基本動作を実現するものであ
る。
【0019】また高周波受信部13は、詳細構成を図示
省略しているが、例えば受信した高周波信号を増幅する
高周波増幅回路と、その増幅信号が変調信号として入力
されて検波が行われる超再生検波回路と、この超再生検
波回路により得られた検波信号を増幅する低周波増幅回
路等を有して、受信した信号を制御部11で扱えるコー
ドデータに変換して出力するものである。この高周波受
信部13は、制御部11による起動停止制御(供給電圧
のON,OFFによる起動停止制御)によって起動停止
して、上記受信動作を間欠的に実行する。
【0020】設定入力部15は、例えばディップスイッ
チ、ロータリースイッチ、可変抵抗器等よりなる操作入
力手段で、高周波受信部13の間欠動作周期を自動制御
するモード(以下、自動制御モードという。)を制御部
11に対して指令したり、前記間欠動作周期を制御部1
1に対して強制的に設定したり、前記間欠動作周期を初
期値に戻すことを指令する信号(リセット信号)を制御
部11に入力するためのものである。なおこの設定入力
部15には、目盛や対応する表示等が形成されることに
より、設定されている数値や制御部11に対する指令内
容が一見して分るように構成するのが好ましい。
【0021】次に、上記受信機10の動作を、制御部1
1の処理内容を中心として説明する。まず、キーレスエ
ントリーシステムとしての基本動作を説明する。制御部
11は、図2に示すように起動停止制御によって高周波
受信部13を間欠動作させ、受信開始を指令する同期信
号又はプロトコルが受信された場合には、図3に示すよ
うに受信期間延長を行って信号全体を受信してその内容
を読取る。
【0022】そして、信号に含まれるIDコードが図示
省略したROM等に記録された固有のIDコードに一致
するか否かの照合を行い、一致すれば、信号に含まれる
解錠指令又は施錠指令に応じて施錠装置(図示省略)を
制御する。すなわち、入出力部14を介して施錠装置の
アクチュエータに制御信号を送り、解錠動作又は施錠動
作を行わせる。
【0023】次に、制御部11により実現される本発明
の各機能について説明する。まず、設定入力部15によ
り自動制御モードが設定されている場合について説明す
る。この場合制御部11は、始動後の通常の待機状態で
は図2に示すような通常周期(例えば前述のROMに登
録された初期値)で高周波受信部を間欠動作させる。そ
して、前記受信期間延長が不正常な信号(以下本例で
は、誤コードという。)によりなされた場合には、一定
条件下、間欠動作周期を延長する(間欠動作周期延長機
能)。
【0024】例えば、IDコードが一致せずに受信期間
が延長される動作が、一定時間内に規定回数N繰返され
た場合に、制御部11は、その後の間欠動作周期をそれ
までの周期に対して例えば2倍程度に延長する。なお、
上記間欠動作周期の延長は、例えば予め前述のROM等
に登録された最長間欠動作周期を上限として行われ、こ
の最長間欠動作周期を越える値への延長は行われない。
【0025】また逆に、前記受信期間延長がなされない
場合には、一定条件下、前記間欠動作周期を短縮する
(間欠動作周期短縮機能)。例えば、前記受信期間延長
が、一定時間内に規定回数以上実行されない場合には、
制御部11は、前記間欠動作周期をそれまでの周期の例
えば1/2に短縮する。なお、この間欠動作周期の短縮
は、例えば予め前述のROM等に登録された最短間欠動
作周期を下限として行われ、この最短間欠動作周期を下
回るような短縮は行われない。
【0026】また制御部11は、一定条件下、延長又は
短縮された間欠動作周期を設定された初期値に戻す(自
動リセット機能)。例えば、前記受信期間延長が適正な
信号によりなされたとき、或いは、前記間欠動作周期が
最長間欠動作周期等に延長されている状態が規定時間連
続したときに、間欠動作周期を設定された初期値(前述
の通常周期)に戻す。
【0027】次に、設定入力部15により強制的に間欠
動作周期が指令されている場合(マニュアル操作の場
合)には、制御部11は、最長間欠動作周期以下で最短
間欠動作周期以上の範囲で、設定入力部15の指令どお
りの間欠動作周期で高周波受信部を作動させて信号の受
信を行う(設定入力機能)。これにより使用者は、前記
間欠動作周期を一定範囲内で任意の時間に設定変更でき
る。また、設定入力部15によりリセット信号を入力す
れば、随時初期値に戻すことも容易に可能である。
【0028】なお図6は、上記間欠動作周期延長機能や
自動リセット機能を実現するための具体的なプログラム
の一例を示すフローチャートであり、他の機能(間欠動
作周期短縮機能等)も同様の手順により容易に可能であ
る。以下、この図6のフローチャートを説明する。
【0029】まず、ステップS2では、間欠時間Ta
(高周波受信部13を間欠動作させる周期)の値を初期
値である間欠基本時間A0に設定するとともに、間欠繰
り返し時間Tb(各パラメータを自動的に初期値に戻す
ための基準となる時間)の値を初期値である間欠繰り返
し基本時間B0に設定する。次いでステップS4では、
間欠繰り返し時間計測用タイマTmの値と、不正常な延
長受信の回数Nの値を、0にリセットする。
【0030】次にステップS6では、間欠時間計測用タ
イマTinの値を0にリセットするとともに、この時点
からタイマTinの値を所定のクロック周期に基づいて
増加させる(即ち、計時を開始する)。次いでステップ
S8では、タイマTinの値が間欠時間Taに達したか
否かを判定し、達していればステップS10に進み、達
していなければ、この判定処理を繰り返す。そしてステ
ップS10では、受信時間の短い受信動作を行う。以上
のステップS6,8,10の処理により、図2の最上段
に示すような間欠的な受信動作の一周期が実現される。
【0031】次いでステップS12では、この短時間で
の受信動作において、正規の同期コードが受信されたか
否かを判定し、正規の同期コードが受信されれば、ステ
ップS14に進み、正規の同期コードが受信されなけれ
ば、ステップS28に進む。そしてステップS14で
は、受信時間の長い受信動作を継続して行う。このた
め、正規の同期コードが受信されて、ステップS14に
進んだときには、例えば図3に示すように受信時間が延
長されて、入力された信号が正規のものであれば、その
信号全体が受信され読取られることになる。一方、正規
の同期コードが受信されずに、ステップS28に進んだ
ときには、例えば図2に示すように受信時間の延長はな
されず、その後のステップS6,8,10の処理によっ
て受信時間の短い間欠動作が繰り返されることになる。
【0032】次にステップS16では、ステップS14
による受信動作で読取られた信号の内容(IDコード)
が正規のものであるか否か判定する。そして、正規のも
のであれば、ステップS18においてその信号に応じた
動作(例えば解錠処理)を行った後、ステップS20に
進む。一方、正規のものでなければ、解錠処理等の動作
は行わずにステップS22に進む。
【0033】次いでステップS20では、間欠時間Ta
の値が改めて初期値である間欠基本時間A0に設定さ
れ、本発明の自動リセット機能が実現される。すなわ
ち、後述のステップS26の処理によって間欠時間Ta
が延長されていた場合、正規コードが受信された時点
で、本ステップS20に処理が進み、間欠時間Taの値
は間欠基本時間A0に戻される。
【0034】次にステップS22では、不正常な延長受
信の回数Nの値が1回分増やされて、ステップS24に
進む。そしてステップS24では、上記回数Nの値が規
定値N1の値に到達したか否かを判定し、到達していれ
ばステップS26に進み、到達していなければステップ
S28に進む。
【0035】次にステップS26では、間欠時間Taの
値を間欠時間変更分A1だけ増加させて、ステップS2
8に進む。次いでステップS28では、間欠繰り返し時
間計測用タイマTmの値が、間欠繰り返し時間Tb(初
期値B0)の値に到達したか否かを判定し、到達してい
ればステップS30に進み、到達していなければステッ
プS32に進む。
【0036】そして、ステップS30では、各パラメー
タ(Ta,Tb,Tm,N)の値を初期値或いは0にリ
セットし、ステップS6に戻る。また一方、ステップS
32では、間欠繰り返し時間計測用タイマTmの値を間
欠時間Taだけ増加させた後、ステップS6に戻って処
理を繰り返す。
【0037】以上のステップS22〜32の処理によれ
ば、間欠繰り返し時間計測用タイマTmの値が間欠繰り
返し時間Tbに到達しない限り、不正常な信号による受
信時間の延長(ステップS14の処理)が実行される度
に、回数Nの値が1ずつ増加する。そして、この回数N
の値が規定値N1に到達すると、それ以降は、不正常な
信号による受信時間の延長が実行される度に間欠時間T
aの値が間欠時間変更分A1だけ増加して、間欠動作周
期延長機能が実現されることになる。
【0038】なお、回数Nの値が規定値N1に到達する
前に、タイマTmの値が間欠繰り返し時間Tbに到達し
た場合には、ステップS30の処理によりNの値が0に
リセットされるため、結局、時間Tbで規定される時間
内に、不正常な信号による受信時間の延長が規定回数N
1回以上実行されたときに、上記間欠動作周期延長機能
が働くことになる。また、間欠動作周期延長機能が働い
た後でも、タイマTmの値が間欠繰り返し時間Tbに到
達した場合には、やはりステップS30の処理により間
欠時間Taの値が初期値A0に戻されて、応答性が低下
した状態が無制限に継続することが避けられる。
【0039】なお、以上説明した図6のフローチャート
は、あくまで一例であって、各種の態様があり得る。例
えば、図6におけるステップS22,24の処理は削除
して、不正常な信号による受信時間の延長があった場合
には、即座に間欠時間Taを増やすようにすることもで
きる。また、例えばステップS26の処理の前に、間欠
時間Taが最長間欠動作周期に到達したか否かを判定
し、到達している場合には、ステップS26の延長処理
をスキップする処理を設ければ、前述したように間欠周
期が上限値を越えないようにすることができる。
【0040】さらに例えば、ステップS12の判定処理
で、正規の同期コードと判定されない回数をカウント
し、この回数が規定値に達したときに間欠時間Taを減
少させる処理を設ければ、本発明の間欠動作周期短縮機
能を実現できる。そしてこの場合にも、間欠時間Taを
減少させる処理の前に、間欠時間Taが最短間欠動作周
期に到達したか否かを判定し、到達している場合には、
間欠時間Taを減少させる処理をスキップする処理を設
ければ、前述したように間欠周期が下限値を越えないよ
うにすることができる。
【0041】以上説明した受信機10によれば、状況に
応じた最適な応答時間が設定され、待機時の消費電力が
必要最小限に抑制される。すなわち、まず自動制御モー
ドの場合には、周囲の電波環境に応じて、自動的に最適
な応答時間に設定される。
【0042】すなわち、例えば、他の同車種の車両のキ
ーレスエントリーシステムのリモートコントロール信号
(IDコードが異なるもの)が、近距離において送信さ
れて本受信機10で受信されてしまう場合などには、リ
モートコントロール信号に含まれる同期信号は本受信機
10にとっても正規なものである場合があり、この場合
には図4に示すように、受信期間を延長して信号全部を
受信する動作が本来不必要であるにもかかわらず実行さ
れてしまう。そして、この状態が放置されれば、そのよ
うな信号の入力回数が多ければ多いほど、単位時間当た
りの受信期間が増加して電力を無意味に消費することに
なる。
【0043】また、例えば近距離にある電気機器等のノ
イズ源の発生する電磁波が、偶然に同期コードに一致す
る場合には、その電気機器等が作動する度に、図5に示
す如く毎回受信期間が延長されて、やはり電力を無意味
に消費することになる。
【0044】ところが、自動制御モードに設定された本
例の受信機10であれば、このような誤コードが規定回
数以上入力される等の条件が成立すれば、図4に示すよ
うに、その後の間欠動作周期が延長され、結果として応
答時間が低下する。そのため、その後に同様な不正常な
信号が入力されても、これが受信される可能性が延長が
行われるほど低くなり、最終的にはこのような不正常な
信号の多数が無視されるような状態になって、電力の無
意味な消費が抑制される。
【0045】しかも、受信期間延長が長期間なされない
場合には、前述の条件成立により、前記間欠動作周期が
短縮される。また、受信期間延長が適正な信号によりな
されたとき、或いは、前記間欠動作周期が最長間欠動作
周期等に延長されている状態が規定時間連続したときに
は、間欠動作周期が初期値に戻される。このため、前記
間欠動作周期が延長されたままとされ、結果的に受信の
応答性が低下した状態が無意味に長期間連続することが
避けられ、また、必要に応じて応答性が高められる。
【0046】すなわち、前記間欠動作周期が延長された
後、上述したような誤コードの入力が少ない電波環境に
戻った場合には、受信期間延長が長期間なされなくなる
ので、前記間欠動作周期がこの場合には逆に短縮され、
誤コードの入力による受信期間延長のない最小限の間欠
動作周期に自動的に変更され、結果的に応答性が不必要
に劣化したままになる不具合が避けられる。
【0047】また、本来受信すべき適正な信号を受信し
た場合に、間欠動作周期が初期値に戻されるので、適正
な信号の受信により即座に初期の応答時間に復帰して、
電波環境によらず必要な応答性が回復する。また、前記
間欠動作周期が最長間欠動作周期等に延長されている状
態が規定時間連続したときには、間欠動作周期が初期値
に戻されるので、長時間応答性が大きく劣化した状態と
なることが回避される。
【0048】また、前記間欠動作周期が初期値に設定さ
れている状態でも、前記受信期間延長が一定時間内に規
定回数以上実行されない場合には、前記間欠動作周期は
例えば1/2に短縮される。このため、誤コード等の入
力のない良好な電波環境にある場合には、応答時間が通
常よりも短縮されることになり、結果的に最良の応答性
が実現される。
【0049】次に、マニュアル操作の場合には、使用者
が設定入力部15により強制的に間欠動作周期を指令す
れば、前記間欠動作周期は一定範囲内で任意の時間に設
定変更できる。このため、例えば長期間車両を使用しな
いときなど、施錠装置を長期間リモートコントロール制
御しない場合などに、上記間欠動作周期の設定変更によ
り応答時間を長くして、誤コード等によって不必要に受
信機が作動しないようにし、バッテリーの消耗を最低限
に抑えることができる。また逆に、頻繁に施錠装置を作
動させて車両を使用する場合などには、多少消費電力が
増えても受信機の応答性を高めたい場合があり、そのよ
うな場合には、上記間欠動作周期の設定変更により応答
時間を短くすることができて便利である。
【0050】しかも本例の場合には、自動制御モードの
場合も、マニュアル操作の場合にも、前記間欠動作周期
の変更は、最長間欠動作周期以下で最短間欠動作周期以
上の範囲内で行われる。このため、過度に応答性が劣化
する状態や、過度に消費電力が増加する状態が防止され
る。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の受信機によれば、受信期
間延長が不正常な信号によりなされたことに基づいて、
間欠動作周期が延長されるため、不正常な信号の入力に
よる待機時の消費電力上昇が自動的に抑制される。
【0052】請求項2記載の受信機によれば、受信した
信号に含まれるIDコードの照合を行い、IDコードが
一致せずに受信期間が延長される動作が、一定時間内に
規定回数繰返された場合に、前記間欠動作周期の延長が
実行される。このため、IDコードが一致しない不正常
な信号が頻繁に入力されることによる待機時の大幅な消
費電力上昇が自動的に抑制される。
【0053】請求項3記載の受信機によれば、前記間欠
動作周期の延長は設定された最長間欠動作周期を上限と
して行われるため、過度な応答性の低下が防止される。
【0054】請求項4記載の受信機によれば、受信期間
延長がなされないことに基づいて、間欠動作周期が短縮
される。このため、電波環境に応じた最良の応答性が自
動的に設定される。
【0055】請求項5記載の受信機によれば、受信期間
延長が、一定時間内に規定回数以上実行されない場合
に、間欠動作周期が短縮される。このため、電波環境に
応じた最良の応答性が自動的にかつ決め細かく設定され
る。
【0056】請求項6記載の受信機によれば、間欠動作
周期の短縮は設定された最短間欠動作周期を下限として
行われるため、過度な消費電力の上昇が防止される。
【0057】請求項7記載の受信機によれば、受信期間
延長が適正な信号によりなされたことに基づいて、間欠
動作周期が設定された初期値に戻る。このため、例えば
間欠動作周期が延長されていた場合には、適正な信号の
受信により即座かつ自動的に初期の応答時間に復帰し
て、電波環境によらず必要な応答性が回復する。また、
間欠動作周期が短縮されていた場合にも、適正な信号の
受信により即座かつ自動的に初期の応答時間に復帰し
て、不必要に応答性が高められて電力を余分に消費する
状態が自動解除される。
【0058】請求項8記載の受信機によれば、間欠動作
周期が初期値よりも延長されている状態が規定時間連続
した場合に、間欠動作周期が設定された初期値に戻され
るので、長時間応答性が劣化した状態となることが自動
的に回避される。
【0059】請求項9記載の受信機によれば、間欠動作
周期が設定された範囲内で任意の時間に設定変更できる
ため、使用状況等に応じて使用者が最適な応答性と待機
時の消費電力を調整することができて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信機の一例を示すブロック図であ
る。
【図2】同受信機の動作(無信号状態)を示す図であ
る。
【図3】同受信機の動作(正規コード受信状態)を示す
図である。
【図4】同受信機の動作(誤コード受信状態)を示す図
である。
【図5】同受信機の動作(ノイズ受信状態)を示す図で
ある。
【図6】同受信機の動作プログラムの一例を示すフロー
チャートである。
【図7】受信機周辺の一般的な電波環境を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 受信機 11 制御部 13 高周波受信部 15 設定入力部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信開始の指令を含む信号を受信しない
    状態では受信期間の短い間欠動作を行い、受信開始の指
    令を含む信号を受信すると受信期間延長を行って信号全
    体を受信する受信機において、 前記受信期間延長が不正常な信号によりなされたことに
    基づいて、間欠動作周期を延長する間欠動作周期延長機
    能を備えたことを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 受信した信号に含まれるIDコードの照
    合を行い、IDコードが一致せずに受信期間が延長され
    る動作が、一定時間内に規定回数繰返された場合に、前
    記間欠動作周期の延長が実行されることを特徴とする請
    求項1記載の受信機。
  3. 【請求項3】 前記間欠動作周期の延長は設定された最
    長間欠動作周期を上限として行われることを特徴とする
    請求項1又は2記載の受信機。
  4. 【請求項4】 受信開始の指令を含む信号を受信しない
    状態では受信期間の短い間欠動作を行い、受信開始の指
    令を含む信号を受信すると受信期間延長を行って信号全
    体を受信する受信機において、 前記受信期間延長がなされないことに基づいて、間欠動
    作周期を短縮する間欠動作周期短縮機能を備えたことを
    特徴とする受信機。
  5. 【請求項5】 前記受信期間延長が、一定時間内に規定
    回数以上実行されない場合に、前記間欠動作周期を短縮
    することを特徴とする請求項4記載の受信機。
  6. 【請求項6】 前記間欠動作周期の短縮は設定された最
    短間欠動作周期を下限として行われることを特徴とする
    請求項4又は5記載の受信機。
  7. 【請求項7】 前記受信期間延長が適正な信号によりな
    されたことに基づいて、間欠動作周期を設定された初期
    値に戻す自動リセット機能を有することを特徴とする請
    求項1乃至6の何れかに記載の受信機。
  8. 【請求項8】 前記間欠動作周期が初期値よりも延長さ
    れている状態が規定時間連続した場合に、間欠動作周期
    を設定された初期値に戻す自動リセット機能を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至3記載の受信機。
  9. 【請求項9】 受信開始の指令を含む信号を受信しない
    状態では受信期間の短い間欠動作を行い、受信開始の指
    令を含む信号を受信すると受信期間延長を行って信号全
    体を受信する受信機において、 前記間欠動作周期が設定された範囲内で任意の時間に設
    定変更できる設定入力機能を備えたことを特徴とする受
    信機。
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