JPH10210268A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH10210268A
JPH10210268A JP9006502A JP650297A JPH10210268A JP H10210268 A JPH10210268 A JP H10210268A JP 9006502 A JP9006502 A JP 9006502A JP 650297 A JP650297 A JP 650297A JP H10210268 A JPH10210268 A JP H10210268A
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JP9006502A
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Mitsugi Tanaka
貢 田中
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙幣や有価証券等本来複写されるべきでない
特定原稿が複写された場合に、この複写機器を特定する
ための特定パターンを印刷出力中に多重する際に、印刷
画像領域のみに特定パターンを多重する様に構成し、画
質を劣化させる事なく、より高品位な出力画像を得るこ
とが可能な画像処理装置を提供する。 【解決手段】 メモリ106より出力される画像データ
に特定パターン発生器109よりの特定パターンを付加し
て多重する際に、比較判別回路111で画像データの画
像領域が所定のデータ長あるか否かを判別し、入力され
る画像データの画像領域が所定のデータ長あり、かつ機
器を特定する特定パターンの出力領域である場合のみ特
定パターンを画像データに多重してレーザドライバ20
2に出力し、印刷出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置及び方法に
関し、例えば、電子写真方式あるいは静電記録方式で画
像を出力する画像形成に適した画像処理装置及び方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタや複写機等の画像形
成装置の高画質化、カラー化に伴い、紙幣や有価証券
等、本来複写されるべきでない特定原稿が複写され、使
用されるという社会問題が発生する恐れがあった。
【0003】この問題を防止するために特開平4−29
4682号公報に示されるように、画像形成装置の出力
画像に人間の視覚特性を利用した識別しにくい機材番号
などの特定パターンを付加することにより、出力を行っ
た画像形成装置を特定するという技術が提案されてい
る。
【0004】ここで、上述の従来の特定パターンを付加
する特定パターン付加部の構成を図8に示す。
【0005】図8において、R,G,Bの各入力信号
は、画像データ処理部1209に入力され、ここで対応
するY.M.C.Kの濃度画像信号に変換され出力され
る。画像データ処理部1209より出力された画像デー
タは加算器1105に出力される。一方、予め特定パタ
ーン発生器1210に記憶された画像データに付加すべ
き特定パターンは、主走査カウンタ1212及び副走査
カウンタ1213によって制御されるアドレス制御部よ
りのアドレス情報に従って読み出され、加算器1105
に出力される。
【0006】そして、加算器1105によって画像デー
タ処理部1209より出力された画像データと特定パタ
ーン発生器1210より出力された特定パターンとが加
算され、レーザドライバ1202に出力される。レーザ
1204からはこのレーザドライバ1202への入力信
号に対応した光が照射され、不図示の感光ドラムを走査
して感光ドラム上に潜像を形成し、形成した潜像を記録
媒体に転写して顕像化することにより印刷出力が行われ
ていた。
【0007】以上の構成を備える従来のこの種の装置の
画像データを読み出す場合のアドレス制御を図9のタイ
ミングチャートに示す。図9において、楕円で描いてあ
るのは特定パターンの各画素の存在を表わす。
【0008】付加すべきアドレスは、主走査カウンタ1
212及び副走査カウンタ1213によって制御され
る。主走査カウンタ1212及び副走査カウンタ121
3に入力されるHSync信号は、主走査方向の同期信
号であり、“H”の区間において主走査開始位置を定め
ている。また、副走査カウンタ1213に入力されるV
Sync信号は、副走査方向の同期信号であり、“H”
の区間において画像が有効である画像有効期間を定めて
いる。
【0009】主走査カウンタ1212は、HSync信
号によりリセットされ、クロック(CLK)信号により
nビットカウンタとしてアドレスを発生する。また、副
走査カウンタ1213は、VSyncによりリセットさ
れ、HSync信号によりカウントアップすることによ
り、画像ラインを形成する。
【0010】以上説明したように従来のこの種の装置に
おける特定パターンの付加は、主走査カウンタ1212
及び副走査カウンタ1213からなるアドレスカウンタ
によりアドレス制御が行われ、特定パターン発生部12
10に格納されている特定パターンが規則的な周期で繰
り返し、画像が形成されていた。
【0011】以上に説明したように、従来は特定パター
ンと画像データが加算器1105にて加算されるが、加
算器1105では、画像データに特定パターンが加算さ
れることにより画像データ本来の色味がわからないよう
に面積階調による濃度の平均化を行っている。この様子
を図10に示す。
【0012】ここで、特定パターンの生成について図1
0中の符号Bにて示されているマトリクス部分を参照し
て説明する。特定パターンを印刷するエリアをM対Nと
した場合、その中のM1に示す画素エリアをプラス濃度
としてM2に示す画素エリアをマイナス濃度とする。な
お、図において、プラス濃度領域とマイナス領域が同じ
大きさなので、この場合濃度のプラス幅とマイナス幅は
同じにすれば良い。このようにして形成されたパターン
の平均濃度化が施される。
【0013】このようにして、形成されたパターンが所
定の周期で繰り返され(図中のC参照)この画素間距離
内(図中、A参照)に特定パターン(P)を前記同様に
付加する。この、特定パターン(P)が付加される位置
による付加情報が加算器1105にて加算され出力され
る。その後、レーザドライバ部に送出されたデータがレ
ーザドライバ1202にて変調駆動され、その後半導体
レーザ1204で発光され、対応するレーザビームとし
て出力される。このようにして付加されたパターンは、
一般的に人間の目がY(イエロー)のトナーで描かれた
パターンにたいしては識別能力が低いことを利用して、
Y(イエロー)の印刷の際に画像データに付加してい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
例では、印刷される出力画像に関係なく印刷可能な全領
域に上述した特定パターンを所定の周期で繰り返し画像
データに多重していたので、出力画像の品質を劣化させ
ていた。また、付加するトナー(イエロー)も必ず一定
量が消費されてしまっていた。
【0015】本発明は、係る課題に鑑みてなされたもの
で、印刷する出力画像領域に応じて、特定パターンを所
定の周期で繰り返し画像データに多重するか否かを選択
できる構成とすることにより、出力する印刷画像領域の
みに特定パターンを多重する様に構成し、画質を劣化さ
せる事なく、より高品位な出力画像を得ることが可能な
画像処理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成する一手段として、例えば以下の構成を備える。
【0017】即ち、入力される画像データに所定の特定
パターンを付加する付加手段を有する画像処理装置にお
いて、前記所定の特定パターンを発生するパターン発生
手段と、前記入力される画像データの出力領域を判別す
る判別手段と、前記判別手段で判別した前記入力される
画像データの出力領域部と、前記パターン発生手段で発
生した特定パターンの出力領域とを比較する比較手段
と、前記比較手段での比較した出力領域に応じて前記入
力される画像データに前記パターン発生手段での発生パ
ターンを付加して出力する出力手段とを備えることを特
徴とする。
【0018】そして例えば、前記判別手段は、入力され
る画像データの画像領域を判別することを特徴とする。
あるいは、前記パターン発生手段で発生する特定パター
ンは、装置を特定するパターンであることを特徴とす
る。そして、前記出力手段は、特定パターンを所定周期
で繰り返し画像データに多重して画像を形成することを
特徴とする。
【0019】また例えば、前記比較手段は、前記判別手
段よりの判別結果と特定パターン発生手段の出力領域よ
り得られた出力値とを比較することを特徴とする。ある
いは、前記出力手段は、前記判別手段の判別結果に応じ
特定パターンを画像データに多重するか否か選択可能と
することを特徴とする。
【0020】更に例えば、前記判別手段は入力される画
像データの画像領域が所定のデータ長あるか否かを判別
し、前記出力手段は前記比較手段の比較結果が前記判別
手段の判別結果が入力される画像データの画像領域が所
定のデータ長あり、かつ前記パターン発生手段の発生パ
ターンの出力領域である場合に前記パターン発生手段の
発生特定パターンを画像データに多重して出力すること
を特徴とする。
【0021】また、更に、前記出力手段の出力を永久可
視表示する印刷出力手段を備えることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0023】<第1の発明の実施の形態例>図1は、本
発明に係る第1の発明の実施の形態例の画像処理装置と
してレーザビームプリンタに適用した場合における信号
処理の概要構成を示す図である。図1に示す本実施の形
態例のレーザビームプリンタは、所定のインターフェー
スケーブルを介して印刷情報等を出力するコンピュータ
と接続されており、例えば、コンピュータが処理した情
報の結果を記録紙の上に出力する端末装置である。
【0024】図1において、201は信号処理部、20
2はレーザドライバ、203はアンプ、204は半導体
レーザ、205はポリゴンミラー、206はf−θレン
ズ、207は反射ミラー、208は感光ドラムである。
【0025】まず、例えばコンピュータよりR(レッ
ド),G(グリーン),B(ブルー)の輝度成分信号の
画像情報が送られてくると、これが信号処理部201に
入力される。信号処理部201においては、入力された
輝度信号に対して所定の信号処理を施し、Y(イエロ
ー),M(マゼンタ),(シアン)およびK(ブラッ
ク)の各濃度信号に変換する。
【0026】信号処理部201で変換されたY,M,C
及びKの画像情報は、レーザドライバ202に送られ
る。レーザドライバ202では、入力されたY,M,C
及びKの画像情報を変調して変調信号をアンプ203に
出力する。アンプ203はレーザドライバ202より出
力された変調信号に従って半導体レーザ204を駆動す
る。
【0027】半導体レーザ204より出力されたレーザ
光は、ポリゴンミラー205、fーθレンズ206、反
射ミラー207を経て感光ドラム208上に結像され、
感光ドラム206上を走査して感光ドラム206上に潜
像を形成する。そして、その後感光ドラム206に形成
された静電潜像は転写ドラム又は転写ベルト等の転写体
209上の記録媒体に転写され、現像されて顕像化さ
れ、その後定着されて永久可視表示として出力される。
【0028】次に、本実施の形態例のレーザビームプリ
ンタにおける実際の印刷行程の概要を図2を参照して説
明する。本実施の形態例では、感光ドラム208と転写
体209を用いて3色(Y,M,C)もしくは4色
(Y,M,C,K)トナーを1色ずつ3回もしくは4回
重ねて転写する重ね現像方式について説明する。
【0029】まず、帯電行程301において、感光ドラ
ム208の表層は導電性基盤に光導電体を積層すること
により構成されているため、不図示の1次帯電器により
感光ドラム208の表面電位が環境条件や感光ドラム履
歴にかかわらず一定となるように、定電流制御及びグリ
ッド制御を行い、感光ドラム208の表面を均一に帯電
する。
【0030】つぎに、露光行程302では、図1に上述
したように画像情報に応じたレーザ光で感光ドラム20
8上を走査することにより、レーザ光に応じた静電気力
で感光ドラム208上に静電潜像が形成される。現像行
程303において、露光行程302で形成された静電潜
像を可視像化するため各色の現像が行われるが現像行程
303の詳細を図3の現像ローラの詳細構成図を参照し
て以下に説明する。
【0031】図3に示す現像ローラ400は、固定マグ
ネット403とその外周を回転する磁性シリンダ(スリ
ーブ)404からなり、トナー402はスリーブ404
との摩擦で帯電する。感光ドラム208とスリーブ40
4との間では数百ミクロンの間隔を保ち、その交番磁界
中でトナー402を飛しょうさせながら、図2に示す露
光行程302で形成された静電潜像にしたがってトナー
402を感光ドラム208上に付着させることにより、
静電潜像を可視像化する。
【0032】以上説明したように図2に示す現像行程3
03において、静電潜像のトナーによる可視像化が行わ
れる。
【0033】次に、図2に示す転写行程304におい
て、供給行程309より供給された記録媒体である転写
体209上のプリント用紙を同期をとりながら感光ドラム
208に接触させ、転写帯電器でプリント用紙の表面に
トナーと反対極性の電荷を与えることにより感光ドラム
208上のトナーをプリント用紙に写し取る。可視像が
写し取られた感光ドラム208は、続くドラムクリーニ
ング行程306において、感光ドラム208上の残留ト
ナーを不図示のクリーニングブレードにより除去する。
【0034】尚、これまでの露光行程302、現像行程
303、転写行程304、及びクリーニング行程306
の各工程は、使用される色数に応じて例えばY,M,C
なら3回Y,M,C,Kなら4回繰り返される。そし
て、全ての色について転写が終了したら、次の分離行程
305で、上述の転写行程304においてトナー像が転
写された転写体209上のプリント用紙を転写体209
より分離する。
【0035】最後に、定着行程307において、プリン
ト用紙上に転写されたトナーに対して不図示の定着ロー
ラにより加熱定着が施され、トナー像がプリント用紙に
定着される。その後、排紙行程308でトナー像が定着
されたプリント用紙が排出される。
【0036】以上、説明した各工程を実行することによ
り、本実施の形態例におけるカラー印刷が終了する。
【0037】次に、本発明の実施の形態例に特有の構成
である図1に示す信号処理部201における特定パター
ン付加及び画像判別について、以下に説明する。
【0038】図4に、本実施の形態例の信号処理部20
1の詳細構成ブロック図を示す。図4において、105
は加算器、106はFiFoメモリ構造を有するメモ
リ、107は主走査カウンタ、108は副走査カウン
タ、109は特定パターンを発生する特定パターン発生
器、110はアドレス制御部、111は比較判別回路、
202は画像信号に応じて半導体レーザを駆動するレー
ザドライバ、209は信号処理部201に入力される
R,G,Bの各画像データをそれぞれ対応するY,M,
C及びKの各画像信号に変換する画像データ処理部であ
る。
【0039】画像データ処理部209は、LOG変換部
101〜103及びUCR(UnderColore Remove)部1
04を含んでいる。
【0040】以上の構成を備える信号処理部201にお
いて、まず、R,G,Bの画像データが画像データ処理
部209のLOG変換部101,102,103に入力
される。LOG変換部101,102,103は、LU
T(ルックアップテーブル)ROM(読み出し専用メモ
リ)で構成されており、入力されたR,G,Bの輝度信
号がY,M,Cの濃度データに変換される。
【0041】また、UCR部104は、公知の下色除去
法を用いて、入力された3原色信号(Y,M,C)にマ
スキング処理を施し、UCR処理後のY,M,C及びK
の信号を順次出力する。この信号はメモリ106に一旦
書き込まれる。ここで、このメモリ106の記憶容量
は、従来例で述べている特定パターンが格納されている
メモリ容量(MXN)と同一若しくはそれ以上である。
【0042】メモリ106に記憶された多値の画像デー
タは、主走査カウンタ107及び副走査カウンタ108
によって制御されるアドレス制御部110よりのアドレ
ス情報に従って読み出され、加算器105に出力され
る。一方、予め特定パターン発生器109に記憶された
画像データに付加すべき特定パターンは、主走査カウン
タ107及び副走査カウンタ108よりのカウント情報
に従って読み出され、ゲート111に出力される。そし
て、後述する比較判別回路111の制御タイミングに従
って特定パターン出力タイミングで特定パターン発生器
109より発生した特定パターンが加算器105に出力
される。なお、特定パターン発生器109より出力され
る特定パターンについては、その発生タイミングは上述
した図8に示す従来例と同様である。
【0043】そして、加算器105によってメモリ10
6より読み出された画像データと、比較判別回路111
を通過した特定パターンとが加算され、レーザドライバ
202に出力される。図1に示すレーザ204からはこ
のレーザドライバ202への入力信号に対応した光が照
射される。
【0044】なお、主走査カウンタ107及び副走査カ
ウンタ108に入力されるHSync信号は、主走査方
向の同期信号であり、“H”の区間において主走査開始
位置を定めている。また、副走査カウンタ108に入力
されるVSync信号は、副走査方向の同期信号であ
り、“H”の区間において画像が有効である画像有効期
間を定めている。
【0045】主走査カウンタ107は、HSync信号
によりリセットされ、クロック(CLK)信号によりn
ビットカウンタとしてアドレスを発生する。また、副走
査カウンタ108は、VSyncによりリセットされ、
HSync信号によりカウントアップすることにより、
画像ラインを形成する。
【0046】以上の構成を備える本実施の形態例におけ
る1ラインにおける画像データ長の判別手法について説
明する。
【0047】図4に示す主走査カウンタ107によるア
ドレス制御110をタイミングチャート図5に示す。図
5において、第1ラインの画像データは8アドレス分の
画素データを有している。第2ラインの画像データは7
アドレス分の画素データを有している。従って、このア
ドレス値をカウントする事により、1ラインの有効画像
データ長を把握する事ができる。
【0048】アドレス制御部110の詳細構成を図6に
示す。なお、以下に説明する各種の制御信号は、アドレ
ス制御部110に備えられた不図示のタイミング制御回
路で生成され、各構成に供給されている。
【0049】本実施の形態例においては、まずライトア
ドレスカウンタ901にてメモリ106の書き込みアド
レスが管理されている。そして、書き込まれた画像デー
タ量を把握するために、ライトアドレスカウンタ901
にて更新された最終アドレス値を、一旦HSync信号
に同期させてホールドするラッチ回路902と、書き込
まれたデータをR−CLK信号に同期して読み出すリー
ドアドレスカウンタ903と、ラッチ回路902にラッ
チれたライトアドレス値とリードアドレスカウンタ90
3のリードアドレス値とを比較する比較器(コンパレー
タ)904を備えている。
【0050】図5に示すタイミングチャートにおいて、
HSync信号が“Low”レベルである期間にW−C
LK信号の立ち下がりタイミングに同期して生成される
W−RST信号によりライトアドレスカウンタ901を
リセットする。その後、W−CLK信号に同期して送ら
れてくる画像データ処理部209よりの画像データ(W
−Data)が入力され、W−CLK信号の立ち下がり
でメモリ106にこの画像データを書き込む。それと同
時に、ライトアドレスカウンタ901もインクリメント
される。尚、W−CLK信号は、画像データ(W−Da
ta)の数だけ発生するように構成されている。
【0051】その後、ライトアドレスカウンタ901に
書き込まれた最終アドレス値を上述したようにしてHS
ync信号の立ち下がりタイミングでラッチ回路902
にラッチし、ホールドする。つぎに、HSync信号の
“Low”レベルの期間にリードアドレスカウンタ90
3をR−CLK信号の立ち上がりタイミングに同期した
R−RST信号にてリセットする。
【0052】ここでは、図5に示すように、W−RST
信号よりも先にR−RST信号が出力され、先にリード
アドレスカウンタ903がリセットされる。その後、メ
モリ106からR−CLK信号の立ち上がりに同期して
画像データが読み出され、リードアドレスカウンタ90
3もインクリメントされる。これと同時に、ラッチ回路
902にラッチホールドされたライトアドレスカウンタ
901の最終アドレスカウント値とリードアドレスカウ
ンタ903のリードアドレス値とが比較器904にて比
較される。比較器904では、読み出されたアドレスデ
ータとラッチ回路902にラッチされたラッチアドレス
値とが一致するまで出力が“Low”レベルに保持さ
れ、一致した時に出力が“Hi”レベルとなる。つま
り、ここでライン単位で画像データ長を検出する事がで
きる。
【0053】なお、以上の説明においては、説明を簡略
化する為に1ラインにおける画像データ長の検出を例に
説明を行ったが、本発明の実施の形態は以上の例に限定
されるものではなく、n(例えば6)ラインの画像デー
タ長の検出も可能なことは勿論である。この場合には、
基本的に前述の方式をnライン分カスケード接続する事
により、可能である。
【0054】次に、比較判別回路111による前述した
ライン単位での画像データ長と特定パターン発生器10
9が発生する特定パターンの判別、通過制御について説
明する。以下は、6ライン単位に画像の有無を判別し、
特定パターンのアドオンを制御する例である。
【0055】図7に比較判別回路111の詳細構成を示
す。図7において、701は6入力のオア回路、702
は特定パターンの出力を制御する特定パターン出力回路
である。
【0056】まず、6ライン分の画像データ長をオア回
路701にそれぞれ入力する。ここでは、図11のよう
に画像が存在するときには“Low”を、画像が存在し
ないときには“Hi(Hight)”を入力する構成であ
る。よって、特定パターンを印刷すべき画像領域が“L
ow”レベルとして出力することが可能となり、オア回
路701により6ライン分の画像データ長特定パターン
を(印刷すべき画像領域が6ライン分存在すること)を
検出する事が可能となる。
【0057】逆にオア回路701の出力“Hi”の場合
は、特定パターンを印刷するべきでない画像領域である
ことを検出できる。
【0058】なお、本発明の実施の形態例における特定
パターンは、8ビット階調の画像データにアドオンされ
るためのパターンとして、図11の702出力に示され
るような1単位のドット列としておく。これは、濃度保
存型のパターンである。なお、上記のドット列のアドオ
ンは公知であるため詳細説明は省略する。
【0059】つぎに、特定パターン発生器109から出
力された特定パターンと、オア回路701からの出力を
次段の特定パターン出力回路702に入力し、これによ
り特定パターンをマスクするか否かの判別を行ってい
る。即ち、オア回路701の出力が“Low”(6ライ
ンとも画像のある部分)である画像領域が6ライン分存
在しない場合には特定パターンがマスクされることにな
る。
【0060】なお、上記マスク処理が施された特定パタ
ーン出力回路702からの出力は、加算器105に出力
され、第1〜第6の各ラインのイエロー画像(ここでは
8ビット階調とする)にアドオンされる。
【0061】この様に、印刷画像領域を検出し、特定パ
ターンを多重するか否かのマスク処理をする事により、
印刷画像領域のみに特定パターンを多重する事が可能と
なる。
【0062】以上説明した様に本発明の実施の形態例に
よれば、印刷出力する画像部分のみに特定パターンを所
定の周期で繰り返し多重し、印刷領域以外では、パター
ンを多重しない事が可能となる。即ち、紙幣や有価証券
などのイメージ画像が所定の画像領域にしか印刷されな
い場合に、この印刷領域には特定パターンを所定の周期
で繰り返し多重し、印刷領域外では多重しないように制
御するので、印刷領域外のパターンが目立つようなこと
がなく、安定した高品位な出力画像を得ることができ
る。また、これと共に、不必要なトナーの消費を抑える
ことが可能となる。
【0063】<他の発明の実施の形態例>本発明は上述
の第1実施の形態例に限定されるものではなく、以下に
説明するような場合にも有効である。
【0064】上述の第1の発明の実施の形態例では、印
刷画像領域を所定の比較判別回路111で検出していた
が本発明はこの例に限らず、例えば画像濃度判別回路を
用いても同様な効果を得る事が可能である。
【0065】更に、上述の第1の発明の実施の形態例に
おいては、画像データから、印刷画像領域を検出し判断
された場合に限り前記特定パターンを付加していたが、
フルカラー画像と判断された場合、即ち、Y,M,C,
K全てデータが存在する時のみ、前記特定パターンを付
加する構成にても第1の発明の実施の形態例と同様な効
果が得られることは容易に発案できる。
【0066】更に、付加する特定パターンとして、装置
固有の製造番号もしくはこれを符号化したものはもちろ
ん、装置を特定するための情報であれば何でも、使用可
能である。即ち、本発明においては、入力された画像デ
ータに基づき画像を判断し特定パターンを付加するか否
かを選択する事を特徴としている。
【0067】更に、本発明に係る第1の発明の実施の形
態例として、レーザビームプリンタについて述べている
が、本発明はもちろんこれに限定されるものではなく、
インクジェットプリンタやドットマトリックスプリン
タ、ファクシミリなど他の画像形成装置にも適用でき
る。
【0068】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0069】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0070】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0071】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0072】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0073】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力された画像データに基づき画像を判別し画像データに
所定の特定パターンを多重した画像データと特定パター
ンを多重しない画像データを出力することが可能とな
る。
【0075】これにより、画像データを出力する場合の
み、特定パターンを多重する一方、画像データが存在し
ない場合は特定パターンを多重しないので、より安定し
た高品位な出力画像を得る事ができる。更に、特定パタ
ーンを出力するトナー等の消費をセーブする事も可能と
なる。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例における画
像形成装置の概要ブロック図である。
【図2】本実施の形態例における印刷行程の概要を示す
ブロック図である。
【図3】本実施の形態例における現像ローラの詳細構成
を示す図である。
【図4】本実施の形態例における図1に示す信号処理部
の詳細構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態例における画像メモリ部のタイミ
ング図である。
【図6】本実施の形態例における画像メモリ部のアドレ
ス制御部の詳細構成を示す図である。
【図7】本実施の形態例における図4に示す比較判別回
路の詳細構成を示す図である。
【図8】従来の特定パターン付加部の基本構成を示すブ
ロック図である。
【図9】特定パターンメモリの展開イメージを表わす図
である。
【図10】特定パターンが印刷用紙上に展開されるイメ
ージ図である。
【図11】比較判別回路の動作タイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
101〜103 LOG変換部 104 UCR部 105、1105 加算器 106 メモリ 107、1212 主走査カウンタ 108、1213 副走査カウンタ 109、1210 特定パターン発生器 110、1211 アドレス制御部 111 比較判別回路 201 画像信号処理部 202、1212 レーザドライバ部 203 変調増幅器 204 レーザ出力端子 205 ポリゴンミラー 206 f−θレンズ 207 反射ミラー 208 感光ドラム 209 画像データ処理部 301 帯電行程 302 レーザ露光行程 303 現像行程 304 転写行程 305 分離行程 306 ドラムクリーニング行程 307 定着行程 308 排紙行程 309 給紙行程 400 現像ローラ 401 ブレード 402 トナー 403 マグネット 404 スリーブ 701、702 オア回路 901 ライトアドレスカウンタ 902 リードアドレスカウンタ 903 リードアドレスカウンタ 904 比較器 1204 半導体レーザ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 前記入力された画像データに基づき、該画像データの示
    す画像の有効領域を判別する判別手段と、 前記判別手段により判別された有効領域に対して所定の
    特定パターンをアドオンするアドオン手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記有効領域は、前記判別手段が画像が
    印刷されるべきと判別した領域であることを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像データを入力する入力ステップと、 前記入力された画像データに基づき、該画像データの示
    す画像の有効領域を判別する判別ステップと、 前記判別ステップにより判別された有効領域に対して所
    定の特定パターンをアドオンするアドオンステップとを
    有することを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 入力される画像データに所定の特定パタ
    ーンを付加する付加手段を有する画像処理装置におい
    て、 前記所定の特定パターンを発生するパターン発生手段
    と、 前記入力される画像データの出力領域を判別する判別手
    段と、 前記判別手段で判別した前記入力される画像データの出
    力領域部と、前記パターン発生手段で発生した特定パタ
    ーンの出力領域とを比較する比較手段と、 前記比較手段での比較した出力領域に応じて前記入力さ
    れる画像データに前記パターン発生手段での発生パター
    ンを付加して出力する出力手段とを備えることを特徴と
    する画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記判別手段は、入力される画像データ
    の画像領域を判別することを特徴とする請求項4記載の
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記パターン発生手段で発生する特定パ
    ターンは、装置を特定するパターンであることを特徴と
    する請求項4または5のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段は、特定パターンを所定周
    期で繰り返し画像データに多重して画像を形成すること
    を特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記比較手段は、前記判別手段よりの判
    別結果と特定パターン発生手段の出力領域より得られた
    出力値とを比較することを特徴とする請求項4乃至7の
    いずれかに記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記出力手段は、前記判別手段の判別結
    果に応じ特定パターンを画像データに多重するか否か選
    択可能とすることを特徴とする請求項4乃至8のいずれ
    かに記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記判別手段は入力される画像データ
    の画像領域が所定のデータ長あるか否かを判別し、前記
    出力手段は前記比較手段の比較結果が前記判別手段の判
    別結果が入力される画像データの画像領域が所定のデー
    タ長あり、かつ前記パターン発生手段の発生パターンの
    出力領域である場合に前記パターン発生手段の発生特定
    パターンを画像データに多重して出力することを特徴と
    する請求項4記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 更に、前記出力手段の出力を永久可視
    表示する印刷出力手段を備えることを特徴とする請求項
    4乃至請求項10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 入力される画像データに所定の特定パ
    ターンを付加する付加手段を有する画像処理装置におけ
    る画像処理方法であって、 入力される画像データの画像領域が所定のデータ長ある
    か否かを判別し、入力される画像データの画像領域が所
    定のデータ長あり、かつ前記パターン発生手段の発生パ
    ターンの出力領域である場合に前記パターン発生手段の
    発生特定パターンを画像データに多重して出力すること
    を特徴とする画像処理方法。
JP9006502A 1997-01-17 1997-01-17 画像処理装置及び方法 Withdrawn JPH10210268A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012165311A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Kyocera Document Solutions Inc 画像処理装置、画像形成装置、および画像処理方法

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