JPH10210176A - 端末用網制御装置 - Google Patents

端末用網制御装置

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JPH10210176A
JPH10210176A JP1221397A JP1221397A JPH10210176A JP H10210176 A JPH10210176 A JP H10210176A JP 1221397 A JP1221397 A JP 1221397A JP 1221397 A JP1221397 A JP 1221397A JP H10210176 A JPH10210176 A JP H10210176A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センター側装置に伝送路を介して接続される
とともに、初期設定情報を記憶した端末機器が接続され
る端末用網制御装置において、センター側装置と通信を
行うための初期設定情報を容易にかつ確実に設定できる
安価な端末用網制御装置を提供する。 【解決手段】 電文式ガスメータ4に記憶された初期設
定データを取り込み、一時データ記憶部15に記憶す
る。記憶された初期設定データに基づいてセンター側シ
ステムCと通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線を利用し
てセンター側装置と接続され、センター側装置との間で
双方向通信であるノーリンギング通信を行い、LPガ
ス、都市ガス、電気および水道等の電文式メータを遠隔
自動検針するための端末用網制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の端末用網制御装置が適用
されるノーリンギング通信システムの構成を示す図であ
る。このノーリンギング通信システムは、センター側シ
ステム(センター側装置)Cではホストコンピュータ1
とセンター側網制御装置2とが接続され、需要家に設置
された端末側システムTでは端末用網制御装置3に電文
式ガスメータ4および電話機5がそれぞれ接続されてい
る。センター側システムCおよび端末側システムTは、
電話回線網を介して接続されている。この電話回線網
は、センター側交換局6とノーリンギングトランク8を
備えた端末側交換局7とにより電話回線Lを介して接続
されて構成されている。
【0003】このような構成において、センター側シス
テムCと端末側システムTとの間でノーリンギング通信
によるデータ伝送が行われる。また、電文式ガスメータ
4からの異常(ガス漏れ等)の通知等は、端末用網制御
装置3からセンター側システムCへ異常が発生する度に
送られる。このように、端末用網制御装置3からセンタ
ー側システムCへデータが送られることを端末発呼とい
う。例えば、電文式ガスメータ4で検針されたデータ
は、端末用網制御装置3からセンター側システムCへ、
例えば1、2ヵ月に1度定期的に送られる。このよう
に、定期的にデータが送られることを端末発呼のうちで
も特に定期発呼という。
【0004】図8は、図7に示す端末用網制御装置3の
内部構成を示すブロック図である。この端末用網制御装
置3は、極性反転信号を検出するための網制御部11、
モデムで構成される通信回路部12、マイクロコンピュ
ータを有する制御部13、ROMで構成され予め定めら
れたプログラムを記憶するプログラム記憶部14、RA
Mで構成され変数データ等を記憶する一時データ記憶部
15、不揮発性のEEPROMで構成される初期設定デ
ータ記憶部16、マイクロコンピュータに対しクロック
を供給する動作用クロック供給部17、時刻を刻むため
の時計用クロック供給部18、マイクロコンピュータに
対して直流電圧を供給する電池19、電池19の電圧を
検出するための電池電圧検出部20、電文式ガスメータ
4とのインターフェースを司るメータインターフェース
部21、初期設定データを入力設定するための網制御装
置用データ設定器22とのインターフェースを司るデー
タ設定器インターフェース部23によって構成されてい
る。なお、図中24は、電文式ガスメータ4が動作する
ための設定データを設定するメータ用データ設定器であ
る。
【0005】上記初期設定データとは、端末用網制御装
置3がセンター側システムCとの通信を行う上で必要な
データをいい、例えば、図10に示されるように、端末
用網制御装置3固有の識別記号または番号(ID)、ノ
ーリンギング通信の呼び出し信号の種別、需要先にある
電話の信号形態がダイヤルパルス信号かプッシュボタン
信号であるかの種別、端末発呼先の電話番号、定期発呼
するための日時および現在の日時等である。
【0006】図9は、図8で示す従来の端末用網制御装
置3の動作内容を示すフローチャートである。簡単に説
明すると、設置工事完了後、制御部13は、初期設定デ
ータが設定されているか否かの判別を行い(ステップR
1)、初期設定データが端末用網制御装置3に設定され
ておれば、制御部13は時計をカウント(現在時刻を読
み取ること)し(ステップR2)、カウントしている日
時が定期発呼日時を過ぎているか否かの判別を行う(ス
テップR3)。定期発呼日時は、この場合、初期設定デ
ータ記憶部16に初期設定データとして記憶されてい
る。
【0007】そして、カウントしている日時が定期発呼
日時を過ぎておれば、定期発呼としてセンター側システ
ムCと通信を行い、電文式ガスメータ4から取得した検
針データが送信される(ステップR4)。
【0008】また、電池電圧検出部20により検出され
た電池19の電圧が規定値より低くなる等の端末発呼事
象が発生した場合(ステップR5)、端末発呼としてセ
ンター側システムCと通信を行う(ステップR6)。
【0009】このように、この端末用網制御装置3は、
初期設定データが設定されるまでは有効な動作を開始す
ることができず、初期設定データが設定されてはじめ
て、システムとして機能し、センター側システムCと通
信を行うことができる。したがって、工事設置後には、
必ず、設置工事者によって網制御装置用データ設定器2
2を用いて初期設定データを設定したり、ノーリンギン
グ通信によってセンター側システムCから初期設定デー
タを設定したりしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、網制御
装置用データ設定器22での初期設定データの入力は、
作業者にとって煩わしい作業であり、入力ミスを起こし
たり設定すること自体を忘却したりすることがあった。
また、ノーリンギング通信による方法は、センター側に
いる作業者と需要先にいる工事設置者との連絡が不十分
になる場合があり、必ずしも確実に端末用網制御装置3
に初期設定データを設定できるとは限らなかった。その
ため、容易にかつ確実に初期設定データを設定できる方
法が望まれていた。
【0011】また、端末用網制御装置3は需要先ごとに
設置されるものであるので、その設置台数は多く、1台
分の部品コストを少しでも下げることが要望されてい
た。
【0012】ところで、端末用網制御装置3は、センタ
ー側システムCへ検針データを送信したり、電池19の
容量の残量検査を行ってその検査結果を送信したりする
ための定期発呼を行うために、常に現在の日時を認識す
る必要がある。そのため、内部に時計用クロック供給部
18を具備し、時計をカウントして、定期発呼日時にな
ったかをどうかを常時監視している。
【0013】しかしながら、上記のような時計機能を具
備した場合、常時、時計用クロック供給部18に内蔵さ
れている発振回路を動作させておいて(スタンバイ状態
という。)、1秒毎にマイクロコンピュータを動作させ
時計をカウントする必要があるので、消費電力が大きく
なる。そのため、電池19の寿命が短くなるので、容量
の大きな電池を搭載する必要がありコスト的に問題があ
った。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑み、センター側
装置と通信を行うための初期設定情報を容易にかつ確実
に設定することができる安価な端末用網制御装置の提供
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、センター側装置に伝送路を介して接続されるとと
もに、初期設定情報を記憶した端末機器が接続される端
末用網制御装置であって、端末機器に記憶された初期設
定情報を取り込む第1取込手段と、該初期設定情報に基
づいて前記センター側装置と通信を行う第1通信手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0016】この構成によれば、端末用網制御装置は端
末機器から初期設定情報を取り込み、その初期設定情報
に基づいてセンター側装置と通信を行う。ここで、初期
設定情報とは、端末用網制御装置がセンター側装置との
通信を行う上で必要な情報をいい、端末用網制御装置固
有の識別記号または番号(ID)、定期発呼するための
日時およびノーリンギング通信の際の呼び出し信号等で
ある。
【0017】端末用網制御装置は、このような初期設定
データを端末機器から取り込むので容易にかつ確実に初
期設定情報が設定される。そのため、従来のように初期
設定情報を設定するためのデータ設定器等を用いて設定
する必要がなく、設定のための作業コストおよび部品コ
ストを低減することができる。
【0018】また、第1取込手段としては、端末機器か
ら呼び出し信号を受信したときに取り込み動作を行うよ
うにしてもよい。このようにすれば、端末用網制御装置
は常に初期設定情報を保持記憶しておく必要がないの
で、そのための記憶部を省略することができ、端末用網
制御装置の部品コストを低減することができる。
【0019】本発明による他の課題解決手段は、センタ
ー側装置に伝送路を介して接続されるとともに、日時情
報を記憶した端末機器が接続される端末用網制御装置で
あって、外部から呼び出し信号を受信したときに端末機
器から日時情報を取り込む第2取込手段と、該日時情報
に基づいてセンター側装置と通信を行う第2通信手段と
を備えることを特徴とするものである。
【0020】この構成によれば、端末用網制御装置は、
外部、例えばセンター装置から呼び出し信号を受信した
場合に端末機器から日時情報を取り込み、その日時情報
に基づいてセンター側装置と通信を行う。このようにす
れば、端末用網制御装置は、日時を刻む時計機能を所有
する必要がない。そのため、部品コストを低減すること
ができる。
【0021】また、第2通信手段としては、日時情報と
予め設定された設定日時情報とを比較し、日時が設定日
時を過ぎている場合に、センター側装置と通信を行うよ
うにしてもよい。上記の構成によれば、端末機器がもつ
情報、例えば電文式ガスメータにおける検針データを定
期的にセンター側装置へ送信することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0023】<第1実施形態>本発明の第1実施形態を
示す端末用網制御装置が適用されたシステム構成は、
「従来の技術」の欄で説明した図7に示す構成と基本的
に同様である。そのため、以下の説明においては同図を
再び参照する。
【0024】図1は、第1実施形態に係る端末用網制御
装置3の内部構成を示すブロック図である。この端末用
網制御装置3は、極性反転信号を検出するための網制御
部11、モデムで構成される通信回路部12、マイクロ
コンピュータを有する制御部13、ROMで構成され予
め定められてプログラムを記憶するプログラム記憶部1
4、RAMで構成され変数データ等を記憶する一時デー
タ記憶部15、マイクロコンピュータに対しクロックを
供給するための動作用クロック供給部17、時刻を刻む
ための時計用クロック供給部18、マイクロコンピュー
タに対して直流電圧を供給する電池19、電池19の電
圧を検出するための電池電圧検出部20、電文式ガスメ
ータ4とのインターフェースを司るメータインターフェ
ース部21によって構成されている。すなわち、図8の
従来の端末用網制御装置3の構成と比較して、初期設定
データ記憶部16およびデータ設定器用インターフェー
ス部23が省略されている。なお、図中24は、電文式
ガスメータ4が動作するための設定データを設定するメ
ータ用データ設定器である。
【0025】制御部13は、電文式ガスメータ4から初
期設定データを取り込む第1取り込み手段としての取り
込み機能と、その初期設定データに基づいて電文式ガス
メータ4から端末発呼すべき情報をセンター側システム
Cに送信する第1通信手段としての通信機能とを有して
いる。
【0026】通常、電文式ガスメータ4は、メータ用デ
ータ設定器24によって、例えば、図11に示す設定デ
ータ、すなわち、電文式ガスメータ4固有の識別記号ま
たは番号(ID)、ガスボンベの残量が残り少ない場合
に警告を発するときの基準となるレベル値、ガスが連続
使用された場合に警告を発するときの基準となる時間、
検針情報の通報先電話番号、定期的に検針する日時およ
び現在の日時等が設定される。
【0027】この中には、電文式ガスメータ4固有の識
別番号、検針情報の通報先の電話番号、定期検針日時ま
たは現在の日時等、「従来の技術」の欄で説明した端末
用網制御装置3が初期設定データとして設定されるデー
タと、機能的に重複するデータが含まれている。そのた
め、端末用網制御装置3および電文式ガスメータ4それ
ぞれに重複するデータを、電文式ガスメータ4において
のみ保持記憶しておき、必要に応じて端末用網制御装置
3にその情報を送るようにしてもシステムとしての動作
に問題はない。そのため、従来のように初期設定情報を
設定するデータ設定器等を用いて設定する必要がなく、
設定のための作業コストおよび部品コストを低減するこ
とができる。
【0028】図2は、端末用網制御装置3の動作内容の
一例を示すフローチャートである。このフローチャート
においては、既に端末用網制御装置3の設置工事は完了
し、設置工事者は、メータ用データ設定器24を用い
て、電文式ガスメータ4に図11に示す設定データを設
定していることが前提となる。
【0029】端末発呼事象が発生すると、制御部13
は、電文式ガスメータ4に対して初期設定データの読み
出しコマンドを送信する(ステップS1)。この場合の
初期設定データとしては、端末用網制御装置3がセンタ
ー側システムCと通信を行うのに必要なデータ、具体的
にはID、端末発呼先、すなわちセンター側網制御装置
2の電話番号、日時データ等である。
【0030】読み出しコマンドを送信すると、電文式ガ
スメータ4からレスポンスとして初期設定データが返送
され、そのデータをメータインターフェース部21を介
して受信する(ステップS2)。次いで、受信したデー
タを一時データ記憶部15に格納する(ステップS
3)。
【0031】そして、端末用網制御装置3は、一時デー
タ記憶部15に格納されている設定データに基づいて、
センター側システムCと通信を行う(ステップS4)。
すなわち、センター側網制御装置2にダイヤルし、セン
ター側システムCとの回線が接続されると、ID、電文
式ガスメータ4から取得したデータ、例えばガス漏れ等
の異常通知等をセンター側システムCへ送信する。そし
て、送信が完了すれば次の処理に進む。
【0032】このように、端末用網制御装置3は、セン
ター側システムCとの通信を行う上で必要なデータを、
電文式ガスメータ4から取得する。そのため、容易にか
つ確実に初期設定データを端末用網制御装置3に設定で
きる。また、従来のように網制御装置用データ設定器2
2を用いて工事設置者によって人為的に設定したり、ノ
ーリンギング通信によって設定しなくてもよい。したが
って、網制御装置用データ設定器22が不要となるの
で、部品コストおよび作業コストを低減することができ
る。特に、通常、網制御装置用データ設定器22は、工
事設置者1人に対して1台ずつ持つことになるので、部
品コストを大幅に低減することができる。
【0033】また、網制御装置用データ設定器22が不
要となるので、従来必要であった端末用網制御装置3内
のデータ設定器インターフェース部23も省略すること
ができる。さらに、この第1実施形態によれば、電文式
ガスメータ4からの初期設定データを端末発呼が発生し
た場合にその都度取り込むので、初期設定データを一時
記憶データ部15に記憶しておけばよい。そのため、初
期設定データ記憶部16を省略することができる。した
がって、端末用網制御装置3の部品コストの低減化を図
ることができる。特に、端末用網制御装置3は需要先ご
とに設置されるものであるので、大幅にコストを低減す
ることができる。
【0034】なお、上記第1実施形態では、初期設定デ
ータ記憶部16およびデータ設定器インターフェース部
23が端末用網制御装置3内に構成されていてもよい。
【0035】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態を説明する。第2実施形態に係る端末用網制御装置
3の特徴は、第1実施形態のように端末発呼の事象が発
生した時点で、その都度電文式ガスメータ4から初期設
定データを取り込まないで、設置工事後に初期設定デー
タが設定されていなければ初期設定データを設定する点
にある。そのため、端末発呼の事象が発生した時点で
は、既に初期設定データは取り込まれているので、端末
発呼発生からセンター側システムCへのデータの送信所
要時間を短縮することができる。なお、第2実施形態の
端末用網制御装置3の構成は、第1実施形態の端末用網
制御装置3の構成と同様である。
【0036】図3は、第2実施形態に係る端末用網制御
装置3の動作内容の一例を示すフローチャートである。
設置工事が完了すれば、初期設定データが設定されてい
るか否かの判別が行われる(ステップT1)。初期設定
データが設定されていない場合、制御部13は、電文式
ガスメータ4に対して初期設定データの読み出しコマン
ドを送信する(ステップT2)。この場合の初期設定デ
ータとしては、ID、センター側網制御装置2の電話番
号、定期発呼日時等である。
【0037】読み出しコマンドを送信すると、電文式ガ
スメータ4からレスポンスとして初期設定データが返送
され、そのデータをメータインターフェース部21を介
して受信する(ステップT3)。そして、受信したデー
タを一時データ記憶部15に格納する(ステップT
4)。
【0038】一方、ステップT1において、既に初期設
定データが設定されていると判別された場合は、ステッ
プT2〜T4の処理は行わないでステップT5に進む。
ステップT5では、端末発呼の事象が発生したか否かの
判別が行われ、端末発呼事象が発生すれば、一時データ
記憶部15に格納されている初期設定データに基づい
て、センター側システムCと通信を行う(ステップT
6)。すなわち、センター側網制御装置2にダイヤル
し、センター側システムCとの回線が接続されると、I
D、電文式ガスメータ4から取得したデータ等をセンタ
ー側システムCへ送信する。そして、送信が完了すれば
次の処理に進む。
【0039】このように、この第2実施形態において
は、端末発呼が発生する前に初期設定データが端末用網
制御装置3に設定されているので、センター側システム
Cにデータを送信する際に、その送信所要時間を短縮す
ることができる。
【0040】また、第1実施形態と同様に、初期設定デ
ータを電文式ガスメータ4から取り込むので、工事設置
者による初期設定データの設定入力が不要になり、網制
御装置用データ設定器22、データ設定器インターフェ
ース部23および初期設定データ記憶部16を省略する
ことができる。したがって、第1実施形態同様、作業コ
ストや部品コストを大幅に削減することができる。
【0041】<第3実施形態>図4は、本発明の第3実
施形態にかかる端末用網制御装置3の構成を示すブロッ
ク図である。この端末用網制御装置3の構成上の特徴
は、図8の従来の端末用網制御装置3の構成と比べて、
時計用クロック供給部18が設けられていない点にあ
る。すなわち、時計用クロック供給部18を設ける代わ
りに、時計用クロック供給部18から供給されるのと同
等の日時データを電文式ガスメータ4から取り込むよう
にしている。その他の構成は、図8の従来の端末用網制
御装置3の構成と同様である。
【0042】制御部13は、外部から呼び出し信号を受
信したときに電文式ガスメータ4から日時データを取り
込む第2取込手段としての取り込み機能と、その日時デ
ータに基づいてセンター側システムCと通信を行う第2
通信手段としての通信機能とを有する。
【0043】図5は、第3実施形態に係る端末用網制御
装置3の動作内容の一例を示すフローチャートである。
設置工事が完了すれば、初期設定データが工事設置者に
よるデータ設定器からの入力、またはノーリンギング通
信によるセンター側システムCからの入力により初期設
定データ記憶部16に設定される(ステップP1)。こ
の場合の初期設定データとしては、ID、定期発呼日時
等である。
【0044】次に、網制御部11によって極性反転信号
が検出されたか、またはセンター側システムCから呼び
出し信号が送られたか否かの判別が行われる(ステップ
P2)。網制御部11によって極性反転信号または呼び
出し信号が検出されれば、制御部13は、電文式ガスメ
ータ4に対して日時データの読み出しコマンドを送信す
る(ステップP3)。
【0045】読み出しコマンドを送信すると、電文式ガ
スメータ4からレスポンスとして現在の時刻である日時
データが返送され、端末用網制御装置3はそのデータを
メータインターフェース部21を介して受信する(ステ
ップP4)。そして、受信した日時データを一時データ
記憶部15に格納する(ステップP5)。
【0046】次いで、ステップP6において、格納され
た日時データが定期発呼日時を過ぎているか否かの判別
が行われる。日時データが定期発呼日時を過ぎていなけ
れば、ステップP2に戻る。一方、日時データが定期発
呼日時を過ぎておれば、端末用網制御装置3は、定期発
呼として、センター側システムCと通信を行う(ステッ
プP7)。すなわち、センター側網制御装置2にダイヤ
ルし、センター側システムCとの回線が接続されると、
ID、電文式ガスメータ4から取得した検針データ等を
センター側システムCへ定期発呼として送信する。そし
て、送信が完了すれば次の処理に進む。
【0047】このように、第3実施形態では、極性反転
信号またはセンター側システムCからの呼び出し信号等
による電話回線Lの状態変化により、制御部13は動作
状態となり、電文式ガスメータ4の日時データを受信す
る。そのため、端末用網制御装置3では、従来のように
時計機能をもつ必要がなく、すなわち、時計用クロック
供給部18を省略することができ、端末用網制御装置3
の部品コストを低減することができる。また、時計機能
を持たないのでマイクロコンピュータの消費電力を軽減
でき、電池19の寿命も延びる。そのため、容量の小さ
い電池を搭載すればよいことになり、端末用網制御装置
3の部品コストを低減することができる。
【0048】なお、端末用網制御装置3に取り込まれる
日時データは、端末用網制御装置3に取り込まれた時点
で、リアルタイム的な精度はなくなっている。しかし、
電文式ガスメータ4の検針データは緊急性を有するもの
ではないので、日時データに精度がなくてもよい。例え
ば定期発呼は、1、2ケ月に一度の割合で行うものであ
るが、1日に1回以上の電話の呼び出しが需要先にあれ
ば、その電話の呼び出しによって、定期発呼を行うかど
うかを判別することができる。
【0049】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、第1実施形態および第3実施形態の構成を組み合わ
せるようにしてもよい。すなわち、端末発呼時には、初
期設定データを電文式ガスメータ4から取り込み、定期
発呼時には、日時データを電文式ガスメータ4から取り
込むようにしてもよい。このようにすれば、図6に示す
ように、図8の従来の端末用網制御装置3の構成と比較
して、初期設定データ記憶部16、時計用クロック供給
部18およびデータ設定器インターフェース部23等を
省略することができ、より一層端末用網制御装置3の部
品コストの低減化および小型化を図ることができる。
【0050】また、例えば、電文式ガスメータに限ら
ず、電文式で通信機能が有り、設定データや日時データ
を持つメータであれば、水道、温水または電気等を検針
するメータ等であってもよい。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
または2の端末用網制御装置によると、初期設定情報を
端末機器から取り込むので、容易にかつ確実に初期設定
情報を設定することができる。また、例えば、工事設置
者がデータ設定器等を用いて初期設定データを設定する
必要がないことから、工事設置者は煩わしい設定入力の
作業から解放され、たとえ初期設定情報の設定を忘却し
てもシステムとして支障なく機能する。そのため、作業
コストの低減化を図ることができる。
【0052】しかも、データ設定器をはじめ端末用網制
御装置内のデータ設定器のインターフェース部および初
期設定情報を常時記憶するための記憶部を省略すること
ができるので、部品コストの低減化を図ることができ
る。したがって、非常に安価な端末用網制御装置を提供
することができる。
【0053】また、請求項3の発明によれば、日時情報
を端末機器から取り込むので、時刻計時機能、すなわち
時計を具備する必要はないので、部品コストを低減する
ことができる。さらに、例えばマイクロコンピュータが
時計を計時する必要がないので、その消費電力を軽減で
き、電池の寿命も延ばすことができ、結果的に容量の小
さい電池を搭載すればよい。そのため、安価な端末用網
制御装置を提供できる。
【0054】また、請求項4の発明によれば、取り込ま
れた日時情報を設定日時情報と比較し、日時が設定日時
を過ぎている場合に、センター側装置と通信を行うの
で、端末機器がもつ情報、例えば電文式ガスメータにお
ける検針データを定期的にセンター側装置へ送信するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る端末用網制御装置
の構成を示す図
【図2】第1実施形態に係る端末用網制御装置の制御内
容を示すフローチャート
【図3】第2実施形態に係る端末用網制御装置の制御内
容を示すフローチャート
【図4】第3実施形態に係る端末用網制御装置の構成を
示す図
【図5】第3実施形態に係る端末用網制御装置の制御内
容を示すフローチャート
【図6】端末用網制御装置の構成の変形例を示す図
【図7】従来の端末用網制御装置が適用されるノーリン
ギング通信システムの構成図
【図8】従来の端末用網制御装置の構成を示す図
【図9】従来の端末用網制御装置の制御内容を示すフロ
ーチャート
【図10】端末用網制御装置の初期設定データの一例を
示す図
【図11】電文式ガスメータの設定データの一例を示す
【符号の説明】
3 端末用網制御装置 4 電文式ガスメータ 13 制御部 15 一時データ記憶部 C センター側システム L 電話回線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センター側装置に伝送路を介して接続さ
    れるとともに、初期設定情報を記憶した端末機器が接続
    される端末用網制御装置であって、前記端末機器に記憶
    された初期設定情報を取り込む第1取込手段と、該初期
    設定情報に基づいて前記センター側装置と通信を行う第
    1通信手段とを備えたことを特徴とする端末用網制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1取込手段は、前記端末機器から
    呼び出し信号を受信したときに取り込み動作を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の端末用網制御装置。
  3. 【請求項3】 センター側装置に伝送路を介して接続さ
    れるとともに、日時情報を記憶した端末機器が接続され
    る端末用網制御装置であって、外部から呼び出し信号を
    受信したときに前記端末機器から日時情報を取り込む第
    2取込手段と、該日時情報に基づいて前記センター側装
    置と通信を行う第2通信手段とを備えることを特徴とす
    る端末用網制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第2通信手段は、前記日時情報と予
    め設定された設定日時情報とを比較し、日時が設定日時
    を過ぎている場合に、前記センター側装置と通信を行う
    ことを特徴とする請求項3記載の端末用網制御装置。
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