JPH10209065A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JPH10209065A
JPH10209065A JP912797A JP912797A JPH10209065A JP H10209065 A JPH10209065 A JP H10209065A JP 912797 A JP912797 A JP 912797A JP 912797 A JP912797 A JP 912797A JP H10209065 A JPH10209065 A JP H10209065A
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ring
resin
furnace
boat cap
boat
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Hidehiro Yanagawa
秀宏 柳川
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間使用しても反応管の炉口部をシールす
るOリングが変形したり、外れたりしないようにする。 【解決手段】 Oリング押え12を二重構造にして、石
英製ボートキャップ6に接する内側のOリング押え13
はボートキャップ6を損傷しないように弾性のあるテフ
ロン等の樹脂製とし、樹脂製Oリング押え13の外側の
Oリング押え14は、樹脂製Oリング押え13の変形を
防止するためにステンレス等の金属製とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は拡散、化学気相成長
を行うための半導体製造装置に係り、特に縦型炉の炉口
部をシールするOリングを押えるOリング押えに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3で縦型炉を具備した半導体製造装置
の概略を説明する。筐体1内部の上方に縦型炉2が設け
られ、縦型炉2の下方にボートエレベータ3が設けられ
る。このボートエレベータ3の昇降スライダ4には炉口
蓋5が設けられ、炉口蓋5には石英製のボートキャップ
6を介して石英製のボート7が載置される。このボート
7には被処理物であるウェーハ8が水平姿勢で多段に挿
入され保持される。ボートエレベータ3はウェーハ8が
挿入されたボート7を縦型炉2に挿入し、ボート7を挿
入することで炉口蓋5で縦型炉2の下部に開口した炉口
部を閉塞する。縦型炉2内でウェーハ8に所要の処理が
なされ、処理が完了するとボートエレベータ3によりボ
ート7が引き出される。
【0003】上述した縦型炉の炉口部16について図2
により説明する。縦型炉を構成する反応管9の内部にボ
ートキャップ6を介してボート7を収納させる。炉口蓋
5はボートエレベータ(図示せず)に設けられ、炉口蓋
5上には石英製のボートキャップ6が設けられる。反応
管9の下端にはフランジ9aが形成され、該フランジ9
aはボートキャップ6の下端に形成されたフランジ6a
にOリング10を介して当接可能となっている。このO
リング10は、ボートキャップ6のフランジ6aの周端
上部に形成された段差15に設けられる。この段差15
に設けられたOリング10を押し込むために、ボートキ
ャップ6のフランジ6aの外側にOリング押え11が設
けられる。Oリング押え11は、また、フランジ6aに
接してボートキャップ6を固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
縦型炉の炉口部16では、石英製ボートキャップ6と石
英製反応管9とをOリング10でシールしているが、こ
のOリング10を固定するためにOリング押え11が設
けられている。このOリング押え11は同時に石英製ボ
ートキャップ6を固定する役割を持つため、石英を損傷
しない弾性のテフロン等の樹脂で作られている。
【0005】しかし、樹脂で作られているOリング押え
11は高温にさらされるため長時間高温下で使用すると
変形し、Oリング押え11の交換頻度が多くなり、メン
テナンス時間が増加していた。また、変形が高じてOリ
ング10が外れ、製品ウェーハへの悪影響が出るという
問題も起きていた。
【0006】本発明の目的は、上述した従来技術の問題
点を解消して、長時間高温下で使用しても反応管の炉口
部をシールするOリングが変形したり、外れたりしない
ようにした半導体製造装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、石英製反応管
のフランジの下面に、炉口蓋上に設けた石英製ボートキ
ャップのフランジをOリングを介して当接可能とし、O
リング押えが上記Oリングを押えるとともに上記ボート
キャップに接してボートキャップを固定するようにした
半導体製造装置において、上記Oリング押えを二重構造
として、Oリング及び石英製ボートキャップに接する内
側のOリング押えは樹脂製とし、樹脂製Oリングの外側
のOリング押えは金属製としたものである。
【0008】樹脂製のOリング押えを金属製のOリング
押えで押えているので、長時間高温下で使用しても樹脂
製のOリング押えは変形せず、Oリングが外れるという
ことがない。また石英製ボートキャップは樹脂製のOリ
ング押えと接しているので破損することもない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の半導体製造装置の
実施形態を説明する。本実施形態の半導体製造装置の基
本構造は従来例と同じであり、異なる点は、縦型炉の炉
口部のOリング押えを二重構造とした点である。
【0010】図1に炉口部16の要部図を示す。炉口蓋
5上には石英製のボートキャップ6が設けられる。石英
製ボートキャップ6のフランジ6aの周端上部に段差1
5が形成され、その段差15にOリング10が設けら
れ、図示しない反応管と炉口蓋5とをシールする。炉口
蓋5上の周端に、フランジ6aの周端上部に設けたOリ
ング10を押え込むと共に、フランジ6aの周端面と接
してボートキャップ6を固定するOリング押え12が設
けられる。
【0011】このOリング押え12は従来樹脂製の単体
で構成されていたが、これをテフロン等からなる樹脂製
Oリング押え13と、ステンレス等からなる金属製Oリ
ング押え14との二重構造とする。内側の樹脂製Oリン
グ押え13は、その上部でOリング10と接してOリン
グ10を押え込むとともに、その下部でボートキャップ
6のフランジ6aの周端面と接してボートキャップ6を
固定する。外側の金属製Oリング押え14は樹脂製Oリ
ング押え13と接触して樹脂製Oリング押え13の背面
全面を押え込むようになっている。
【0012】このようにOリング10及び石英製ボート
キャップ6のフランジ6aに接するOリング押え13は
弾性のある樹脂製とし、その外側を金属製のOリング押
え14として、金属製Oリング押え14で樹脂製Oリン
グ押え13をバックアップするようにしたので、熱によ
る樹脂製Oリング押え13が変形したり、Oリング10
が外れたりするのを有効に防止することができる。
【0013】なお、上述した実施の形態ではOリング押
えを二重構造としたが、それ以上の多重構造としてもよ
い。また、樹脂製Oリングと金属製Oリングとは別体と
してもよいが、金属製Oリングの内側に樹脂製Oリング
を密着形成して両者を一体化してもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、Oリング押えを、樹脂
製Oリング押えと金属製Oリング押えとからなる二重構
造にしたので、長時間高温下で使用してもOリング押え
が変形したり外れたりすることがなく、また石英製ボー
トキャップを破損する虞もない。したがってOリングに
起因する製品ウェーハへの悪影響がなくなり、Oリング
押えの交換頻度も少なくなり、メンテナンス時間を削減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による炉口部のOリングに
よるシール構造の要部を示す断面図である。
【図2】従来例の炉口部のOリングによるシール構造を
示す断面図である。
【図3】縦型炉を有する半導体製造装置の概略を示す斜
視図である。
【符号の説明】
5 炉口蓋 6 ボートキャップ 10 Oリング 12 Oリング押え 13 樹脂製Oリング押え 14 金属製Oリング押え

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石英製反応管のフランジの下面に、炉口蓋
    上に設けた石英製ボートキャップのフランジをOリング
    を介して当接可能とし、Oリング押えが上記Oリングを
    押えるとともに上記ボートキャップに接してボートキャ
    ップを固定するようにした半導体製造装置において、 上記Oリング押えを二重構造として、Oリング及び石英
    製ボートキャップに接する内側のOリング押えは樹脂製
    とし、樹脂製Oリングの外側のOリング押えは金属製と
    した半導体製造装置。
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