JP3601926B2 - 半導体製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は拡散、化学気相成長を行うための半導体製造装置に係り、特に縦型炉の炉口部をシールするOリングを押えるOリング押えに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3で縦型炉を具備した半導体製造装置の概略を説明する。筐体1内部の上方に縦型炉2が設けられ、縦型炉2の下方にボートエレベータ3が設けられる。このボートエレベータ3の昇降スライダ4には炉口蓋5が設けられ、炉口蓋5には石英製のボートキャップ6を介して石英製のボート7が載置される。このボート7には被処理物であるウェーハ8が水平姿勢で多段に挿入され保持される。ボートエレベータ3はウェーハ8が挿入されたボート7を縦型炉2に挿入し、ボート7を挿入することで炉口蓋5で縦型炉2の下部に開口した炉口部を閉塞する。縦型炉2内でウェーハ8に所要の処理がなされ、処理が完了するとボートエレベータ3によりボート7が引き出される。
【0003】
上述した縦型炉の炉口部16について図2により説明する。縦型炉を構成する反応管9の内部にボートキャップ6を介してボート7を収納させる。炉口蓋5はボートエレベータ(図示せず)に設けられ、炉口蓋5上には石英製のボートキャップ6が設けられる。反応管9の下端にはフランジ9aが形成され、該フランジ9aはボートキャップ6の下端に形成されたフランジ6aにOリング10を介して当接可能となっている。このOリング10は、ボートキャップ6のフランジ6aの周端上部に形成された段差15に設けられる。この段差15に設けられたOリング10を押し込むために、ボートキャップ6のフランジ6aの外側にOリング押え11が設けられる。Oリング押え11は、また、フランジ6aに接してボートキャップ6を固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来の縦型炉の炉口部16では、石英製ボートキャップ6と石英製反応管9とをOリング10でシールしているが、このOリング10を固定するためにOリング押え11が設けられている。このOリング押え11は同時に石英製ボートキャップ6を固定する役割を持つため、石英を損傷しない弾性のテフロン等の樹脂で作られている。
【0005】
しかし、樹脂で作られているOリング押え11は高温にさらされるため長時間高温下で使用すると変形し、Oリング押え11の交換頻度が多くなり、メンテナンス時間が増加していた。また、変形が高じてOリング10が外れ、製品ウェーハへの悪影響が出るという問題も起きていた。
【0006】
本発明の目的は、上述した従来技術の問題点を解消して、長時間高温下で使用しても反応管の炉口部をシールするOリングが変形したり、外れたりしないようにした半導体製造装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、石英製反応管のフランジの下面に、炉口蓋上に設けた石英製ボートキャップのフランジをOリングを介して当接可能とし、Oリング押えが上記Oリングを押えるとともに上記ボートキャップに接してボートキャップを固定するようにした半導体製造装置において、上記Oリング押えを二重構造として、Oリング及び石英製ボートキャップに接する内側のOリング押えは樹脂製とし、樹脂製Oリングの外側のOリング押えは金属製としたものである。
【0008】
樹脂製のOリング押えを金属製のOリング押えで押えているので、長時間高温下で使用しても樹脂製のOリング押えは変形せず、Oリングが外れるということがない。また石英製ボートキャップは樹脂製のOリング押えと接しているので破損することもない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の半導体製造装置の実施形態を説明する。本実施形態の半導体製造装置の基本構造は従来例と同じであり、異なる点は、縦型炉の炉口部のOリング押えを二重構造とした点である。
【0010】
図1に炉口部16の要部図を示す。炉口蓋5上には石英製のボートキャップ6が設けられる。石英製ボートキャップ6のフランジ6aの周端上部に段差15が形成され、その段差15にOリング10が設けられ、図示しない反応管と炉口蓋5とをシールする。炉口蓋5上の周端に、フランジ6aの周端上部に設けたOリング10を押え込むと共に、フランジ6aの周端面と接してボートキャップ6を固定するOリング押え12が設けられる。
【0011】
このOリング押え12は従来樹脂製の単体で構成されていたが、これをテフロン等からなる樹脂製Oリング押え13と、ステンレス等からなる金属製Oリング押え14との二重構造とする。内側の樹脂製Oリング押え13は、その上部でOリング10と接してOリング10を押え込むとともに、その下部でボートキャップ6のフランジ6aの周端面と接してボートキャップ6を固定する。外側の金属製Oリング押え14は樹脂製Oリング押え13と接触して樹脂製Oリング押え13の背面全面を押え込むようになっている。
【0012】
このようにOリング10及び石英製ボートキャップ6のフランジ6aに接するOリング押え13は弾性のある樹脂製とし、その外側を金属製のOリング押え14として、金属製Oリング押え14で樹脂製Oリング押え13をバックアップするようにしたので、熱による樹脂製Oリング押え13が変形したり、Oリング10が外れたりするのを有効に防止することができる。
【0013】
なお、上述した実施の形態ではOリング押えを二重構造としたが、それ以上の多重構造としてもよい。また、樹脂製Oリングと金属製Oリングとは別体としてもよいが、金属製Oリングの内側に樹脂製Oリングを密着形成して両者を一体化してもよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、Oリング押えを、樹脂製Oリング押えと金属製Oリング押えとからなる二重構造にしたので、長時間高温下で使用してもOリング押えが変形したり外れたりすることがなく、また石英製ボートキャップを破損する虞もない。したがってOリングに起因する製品ウェーハへの悪影響がなくなり、Oリング押えの交換頻度も少なくなり、メンテナンス時間を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による炉口部のOリングによるシール構造の要部を示す断面図である。
【図2】従来例の炉口部のOリングによるシール構造を示す断面図である。
【図3】縦型炉を有する半導体製造装置の概略を示す斜視図である。
【符号の説明】
5 炉口蓋
6 ボートキャップ
10 Oリング
12 Oリング押え
13 樹脂製Oリング押え
14 金属製Oリング押え
Claims (1)
- 石英製反応管のフランジの下面に、炉口蓋上に設けた石英製ボートキャップのフランジをOリングを介して当接可能とし、Oリング押えが上記Oリングを押えるとともに上記ボートキャップに接してボートキャップを固定するようにした半導体製造装置において、
上記Oリング押えを二重構造として、Oリング及び石英製ボートキャップに接する内側のOリング押えは樹脂製とし、樹脂製Oリングの外側のOリング押えは金属製とした半導体製造装置。
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JP00912797A JP3601926B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP00912797A JP3601926B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 半導体製造装置 |
Publications (2)
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JPH10209065A JPH10209065A (ja) | 1998-08-07 |
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ID=11711976
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---|---|---|---|
JP00912797A Expired - Fee Related JP3601926B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 半導体製造装置 |
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JP (1) | JP3601926B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101667524B (zh) * | 2008-09-03 | 2011-09-14 | 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 | 一种反应腔室及应用该反应腔室的等离子体处理设备 |
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JP4268069B2 (ja) | 2003-10-24 | 2009-05-27 | 東京エレクトロン株式会社 | 縦型熱処理装置 |
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1997
- 1997-01-22 JP JP00912797A patent/JP3601926B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN101667524B (zh) * | 2008-09-03 | 2011-09-14 | 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 | 一种反应腔室及应用该反应腔室的等离子体处理设备 |
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