JPH10208745A - 密閉形鉛蓄電池 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池Info
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- JPH10208745A JPH10208745A JP9022198A JP2219897A JPH10208745A JP H10208745 A JPH10208745 A JP H10208745A JP 9022198 A JP9022198 A JP 9022198A JP 2219897 A JP2219897 A JP 2219897A JP H10208745 A JPH10208745 A JP H10208745A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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Abstract
い密閉形鉛蓄電池を提供する。 【解決手段】電槽化成して製造される密閉形鉛畜電池の
負極活物質にオイルを0.05 〜1wt%添加する。
Description
造法の改良に関するものである。
れに対応した光通信網のインフラ整備が急速に進んでい
る。光通信ファイバーは大量の通信能力を持つ半面、配
線点で光信号を電話、パーソナルコンピュータなどの情
報端末向けの電気信号に変換する必要がある。この変換
器には停電時のバックアップ用の非常用電源が欠かせな
いが、これらは電柱上など屋外に設置されて使用される
ことが多い。したがって、この種のバックアップ用電源
に用いられている密閉形鉛蓄電池のおかれている温度環
境は非常に厳しく、特に夏場のような高温環境下では蓄
電池のフロート充電中に電解液の電気分解によるドライ
アップや熱逸走が起こり、蓄電池の機能がそこなわれる
ことがあった。
るドライアップとは電解液中の水分が電気分解によって
失われ、電池の放電容量が低下する現象で、熱逸走とは
温度上昇にともなって充電電流が増加し、充電電流の増
加に伴って電池が異常に発熱し最終的にはドライアップ
をともなって電池が機能しなくなる現象である。これら
の現象、特に熱逸走は60℃以上の高温下で長期間使用
された場合に起こりやすい現象であるが、70℃以上の
高温下では比較的短時間でもその兆候がみられる。そこ
で、上記のような過酷な環境下でも使用に耐えうる電池
の開発が要求されていた。
池とは、すなわち高温下においてもフロート充電電流の
増加が少ない蓄電池であるが、従来の技術だけではこの
ような電池を得ることは困難であった。
るのは電解液の分解による正極での酸素発生量の増大
と、密閉反応効率の向上にともなう負極での酸素吸収反
応速度の増加との相乗効果によるものである。また、上
記反応熱と充電電流の増加にともなうジュール熱の発生
速度が電池の熱放散速度よりも大きくなると電池温度が
周囲温度以上に上昇し、その温度上昇によって充電電流
が増加し、さらなる電池温度の上昇を招くという悪循環
を繰り返し、ついには熱逸走に至ることになることが知
られている。
するもので、未化成の正および負極板を用いて電池を作
製した後、電池に所定の希硫酸を注液して通電すること
により、これらの極板群を電槽内において化成する、い
わゆる電槽化成法で製造される密閉形鉛蓄電池であっ
て、オイルが添加された負極活物質を用いたことを特徴
とするもので、これによって高温下でもフロート充電電
流の増加がみられない、安定した電池性能を有する密閉
形鉛蓄電池を提供するものである。
未化成の正および負極板を用いて電池を作製した後、電
池に所定の希硫酸を注液して通電することにより、これ
らの極板群を電槽内において化成する、いわゆる電槽化
成法で製造される密閉形鉛蓄電池であって、オイルが添
加された負極活物質を用いたことを特徴とするものであ
る。なお、オイルの添加は負極ペーストを混練作製する
際に添加したが、添加量としては0.05〜1wt%が
好ましい。オイルの種類としては動物油系および植物油
系の適用も可能ではあるが、パラフィン油系、ナフテン
油系、オレフィン油系、芳香油系およびシリコン油系が
好ましい。また、市販のオイルには各種添加剤が用いら
れているが、通常用いられている潤滑油添加剤および防
錆油添加剤が適当量含まれているものを使用することが
できる。
格子に鉛蓄電池用の正および負極ペーストをそれぞれ充
填し熟成、乾燥をほどこし、未化成の正負極板を得た。
なお、ここで用いた負極ペーストは次のようにして作製
した。
ンスルホン酸、カーボンブラックを適量添加し、乾式混
合の後、所定量の水および比重1.4の希硫酸を順次投
入して練合した。硫酸バリウム量としては0.1%〜2
%、リグニンスルホン酸量としては0.05〜1%、カ
ーボン量としては0.05〜2%を用いることができ
る。その後、このペーストにオイルを0〜1%添加して
再び練合し表1に示す6種類のペーストを作製した。
の希硫酸を注液して電槽化成を施し、表2に示す〓1〜
6のリテーナ式密閉形鉛蓄電池を得た。あわせて、比較
のため、上記の正および負極板を予め比重1.05の希
硫酸中でタンク化成した後水洗および乾燥を施した即用
式化成済み極板を用いて電池を組み立て、所定の希硫酸
を注液して初充電を施した電池(表2中〓7〜12)も
作製した。
率)、公称電圧2Vの据置用密閉形鉛蓄電池である。
電容量および高率(38A)放電容量を測定し、その
後、熱逸走試験に供した。熱逸走試験とは周囲温度を変
えて定電圧充電を行ない、充電電流および電池温度を測
定し、定電圧充電中の充電電流が安定値を示さずに次第
に増加し、それにともなう発熱によって電池温度が周囲
温度よりも10℃以上高くなった時点を熱逸走状態と判
断して試験を打ち切った。なお、充電電圧は通常のフロ
ート充電時に用いられている2.275V/セルとし、
周囲温度(気相中)は最初60℃とし、その後2.5℃
づつ温度を上げて実施した。試験期間は各温度とも1週
間とした。
℃)、高率放電容量(25℃)、および熱逸走を起こし
た周囲温度(熱逸走温度)を表3に示す。電槽化成品、
タンク化成品ともにオイルの添加量が1%以下であれば
20hR放電容量および高率放電容量ともに大きな違い
はないが、オイルの添加量が増えるにしたがって特に高
率放電容量の低下が大きくなることから、これよりも添
加量を増やすことは好ましくないと考えられる。また、
電槽化成品においてオイルを0.05%以上添加した本
発明による電池(〓2〜6)は熱逸走温度が77.5℃
以上であり従来品に比べて優れた熱逸走特性を示した。
上したのは、活物質表面にオイル皮膜を形成することに
よって酸素還元反応を起こりにくくし、高温下における
充電電流の上昇を抑制できたためと思われる。
2)の熱逸走温度は本発明品に比べて低いが、タンク化
成後の電解液にはオイルを吸着したカーボンブラックが
浮遊していたことから考えてオイルの一部が化成中に負
極活物質から脱離したためと思われる。
炭化水素の基油に各種添加剤を混合した市販のメカニッ
クオイルである。オイルの種類としては動物油系および
植物油系の適用も可能ではあるが、耐酸性等に優れてい
るパラフィン系、ナフテン系およびオレフィン系のいわ
ゆる石油系のほか、芳香油系およびシリコン油系が好ま
しい。また、上述したように市販のオイルには各種添加
剤が用いられているが、通常用いられている潤滑油添加
剤および防錆油添加剤が適当量含まれているものを使用
することができる。
添加剤として用いられているオイルは化成・水洗・乾燥
(真空乾燥)後の負極活物質(海綿状金属鉛)の大気中
酸化を防ぐために添加されるものであり、本発明のよう
に耐熱逸走特性の向上を目的として用いられているもの
ではない。したがって、従来には電槽化成用の負極活物
質添加剤としてオイルを用いることはなく、上記タンク
化成の技術は本発明とは何ら関係ない。
よる、電槽化成法で製造される密閉形鉛蓄電池であっ
て、オイルが添加された負極活物質を用いたことを特徴
とする密閉形鉛蓄電池はフロート充電使用中の熱逸走が
起こり難く、安定した電池性能を長期間維持できる等、
その工業的価値は大なるものである
Claims (3)
- 【請求項1】未化成の正および負極板を用いて電池を作
製した後、電池に所定の希硫酸を注液して通電すること
により、これらの極板群を電槽内において化成する、い
わゆる電槽化成法で製造される密閉形鉛蓄電池であっ
て、オイルが添加された負極活物質を用いたことを特徴
とする密閉形鉛蓄電池。 - 【請求項2】オイルの添加量が0.05〜1wt%であ
ることを特徴とする請求項1記載の密閉形鉛蓄電池。 - 【請求項3】添加するオイルがパラフィン油系もしくは
ナフテン油系もしくはオレフィン油系もしくは芳香油系
もしくはシリコン油系であることを特徴とする請求項1
または2記載の密閉形鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02219897A JP4000613B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 密閉型鉛蓄電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02219897A JP4000613B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 密閉型鉛蓄電池の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10208745A true JPH10208745A (ja) | 1998-08-07 |
JP4000613B2 JP4000613B2 (ja) | 2007-10-31 |
Family
ID=12076108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02219897A Expired - Lifetime JP4000613B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 密閉型鉛蓄電池の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4000613B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004192870A (ja) * | 2002-12-09 | 2004-07-08 | Japan Storage Battery Co Ltd | 鉛蓄電池およびその製造方法 |
JP2007095626A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Furukawa Battery Co Ltd:The | 鉛蓄電池の製造方法 |
JP2013048082A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-03-07 | Gs Yuasa Corp | 鉛蓄電池 |
WO2018199125A1 (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-01 | 株式会社Gsユアサ | 鉛蓄電池 |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP02219897A patent/JP4000613B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018199125A1 (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-01 | 株式会社Gsユアサ | 鉛蓄電池 |
JPWO2018199125A1 (ja) * | 2017-04-28 | 2020-03-12 | 株式会社Gsユアサ | 鉛蓄電池 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4000613B2 (ja) | 2007-10-31 |
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