JPH10208608A - 漏電リレー - Google Patents

漏電リレー

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JPH10208608A
JPH10208608A JP1121697A JP1121697A JPH10208608A JP H10208608 A JPH10208608 A JP H10208608A JP 1121697 A JP1121697 A JP 1121697A JP 1121697 A JP1121697 A JP 1121697A JP H10208608 A JPH10208608 A JP H10208608A
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zero
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Hitoshi Makinaga
仁 牧永
Wataru Taki
渉 多氣
Kazuharu Sonoda
和晴 園田
Atsuo Kimura
厚生 木村
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各部品の組み込み性が向上し、各部品の組み込
み作業を自動化しやすい漏電リレーを提供する。 【解決手段】プリント基板14と、漏洩電流の検出対象
となる1次側が貫通する方向がプリント基板14の厚さ
方向となる零相変流器26と、零相変流器26を貫通す
る一対の可動接触子7と、固定接触子55と、零相変流
器26の2次側に誘起される電流に応答して出力電流を
発生する電子機器99と、出力電流が通電されて可動接
点50を固定接点8から強制開極する電磁石装置5と、
プリント基板14に設けられて可動接触子7および固定
接触子55にそれぞれ電気的に接続された端子30a〜
30dとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、漏洩電流が流れ
たときに負荷への給電を遮断する漏電リレーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の漏電リレーは、電源の入
出力端子間に介在する一対の可動接点および固定接点
と、電源の入出力端子間の電路を貫挿する出力によりコ
イルが励磁されたときにプランジャを吸引して一対の可
動接点を固定接点から強制開極する電磁石装置とをベー
スに設置し、零相変流器およびその出力を増幅する増幅
器を構成する電子部品からなる電子機器をプリント基板
に実装していた。
【0003】しかし、電子機器および零相変流器をプリ
ント基板に実装し、他の部材をベースに取着しているの
で、各部品を組み込みにくいという問題があり、自動化
が困難であった。これに対して、実開平1-96639 号に示
すように、零相変流器、電子機器、入出力端子、可動接
触子、固定接触子、電磁石装置等をプリント基板に取着
しているものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、零相変流器の
1次側の貫通方向がプリント基板の厚み方向に対して直
交方向であり、零相変流器にプリント基板に取着された
たリード線を貫通させることにより零相変流器をプリン
ト基板に取着しているので、やはり各部品の組み込みが
悪く、自動化が困難であるという欠点があった。
【0005】したがって、この発明の目的は、各部品の
組み込み性が向上し、各部品の組み込み作業を自動化し
やすい漏電リレーを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の漏電リレー
は、プリント基板と、漏洩電流の検出対象となる1次側
が貫通する方向が前記プリント基板の厚さ方向となるよ
うに前記プリント基板に設けられた零相変流器と、可動
接点を有して前記零相変流器を貫通する1次側となる複
数の可動接触子と、前記可動接点に対向する固定接点を
有する固定接触子と、前記プリント基板に実装されて前
記零相変流器の2次側に誘起される漏電検出電流に応答
して所定の出力電流を発生する電子機器と、前記プリン
ト基板に取着され前記出力電流が通電されて励磁するコ
イルを有しこのコイルの励磁により吸引されるプランジ
ャを有して前記可動接点を前記固定接点から強制開極す
る電磁石装置と、前記プリント基板に設けられて前記可
動接触子および前記固定接触子にそれぞれ電気的に接続
された端子とを備えたものである。
【0007】請求項1の漏電リレーによれば、プリント
基板に全部品を取着するとともに零相変流器の1次側が
プリント基板の厚さ方向に貫通するように零相変流器を
プリント基板に配設し、可動接触子を零相変流器に貫通
したため、従来例と比較して部品の組み込み性が向上
し、各部品の組み込み作業が自動化し易くなる。請求項
2の漏電リレーは、請求項1において、前記固定接触子
と前記可動接触子と前記電磁石装置とを前記プリント基
板に取着される基台に取着したものである。
【0008】請求項2の漏電リレーによれば、請求項1
の効果のほか、基台に取着される各部品のブロック化が
図れ、プリント基板に対する組立性が向上する。請求項
3の漏電リレーは、請求項1または請求項2において、
前記可動接触子が一対あり、その各基端が前記プリント
基板に貫通し、その間の前記プリント基板に、前記可動
接触子の幅よりも長い長孔を形成したものである。
【0009】請求項3の漏電リレーによれば、請求項1
または請求項2の効果のほか、プリント基板のパターン
側の可動接触子の基端間の絶縁が図れることとなり、可
動接触子の基端間を近づけることができ、コンパクト化
が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1な
いし図6により説明する。すなわち、この漏電リレー
は、電磁石装置5と、可動接触子7と、プリント基板1
4と、零相変流器26と、端子30a〜30dと、固定
接触子55と、電子機器により構成された増幅器99と
を有する。
【0011】まず、カバー1と、プリント基板14およ
び端子30a〜30dを含むベース2と、弾性体を構成
するコイルばね3と、リセット部材4について説明す
る。カバー1は、ばね支持突起9を設けた比較的浅い裏
カバー10と比較的高さがある表カバー11からなり、
表カバー11が裏カバー10に冠合する。裏カバー10
の側面に係止凹部12を形成し(図4参照)、係止凹部
12に係止する係止爪13を表カバー11の内面に形成
し、表カバー11を裏カバー10に被せると係止爪13
が係止凹部12に係止し、閉じた状態が保持される。ま
た、カバー1の裏カバー10にプリント基板14の周囲
に当接してプリント基板14の略中央部を所定間隔で保
持するプリント基板保持部15を内周面に段設するとと
もに、底面上に1直線上に形成している。また強度的に
支持を必要とする箇所に円筒状のプリント基板支持筒1
6を設け、その頂面にプリント基板14の孔32に嵌合
する突起17を設けている。表カバー11は両側に取付
片18を突設し、取付片18に取付孔19を形成し、ま
た上面の一側に端子露出部20を形成し、その隣接側部
に部材装着孔21〜23を形成している。部品装着孔2
1の孔縁にテストボタン64の割り爪部64を抜止め係
止している。部品装着孔22にはリセット部材4の頭部
35を出没自在に挿通し、部品装着孔23には凸レンズ
77を取付けている。
【0012】ベース2は、ばね支持突起9を挿通する挿
通孔24を形成したプリント基板14を有し、部品の支
持を兼ねた基台をもつコイル枠25をプリント基板14
に設けており、カバー1に収納されている。プリント基
板14は、一対の可動接触子7間に流れる不平衡電流す
なわち漏電検出電流を検出する零相変流器26と、この
零相変流器26の出力を増幅する増幅器を構成する電子
部品からなる電子機器99を表カバー11側に実装し
(図4参照)、裏カバー10側は導電パターンを設けて
いる。零相変流器26は中空部26aの軸方向すなわち
漏洩電流の検出対象となる1次側の貫通方向がプリント
基板14に垂直すなわちその厚さ方向になるようにプリ
ント基板14に取付けられている。コイル枠25は、中
央部に筒部25aを有し、両端部に部品装着部28およ
び部品装着部29を設けている。電子機器99はプリン
ト基板14に実装されて零相変流器26の2次側に誘起
される漏電検出電流に応答して所定の出力電流を発生す
るように、公知の手段により構成している。端子30a
〜30dはプリント基板14に取付けられ、可動接触子
7および固定接触子55にプリント基板14の導電パタ
ーンを介して電気的に接続され、裏カバー10に被せら
れた表カバー11の端子露出部20に露出している。3
1はテストスイッチであり、その可動部がテストボタン
63を押し上げており、テストボタン63を押すことに
より、可動部が固定部に接触し可動接触子7に不平衡電
流を生じさせるように構成している。このプリント基板
14は裏カバー10内に挿入され、図3および図5に示
すようにプリント基板保持部15およびプリント基板支
持筒16に支持されている。また表カバー11が裏カバ
ー10に被さることにより、表カバー11の内面に設け
た押さえ部33でプリント基板14の浮上りを規制して
いる。
【0013】コイルばね3は、プリント基板14が裏カ
バー10に収納されたプリント基板保持部15およびプ
リント基板支持筒16に支持された状態で、プリント基
板14に形成された挿通孔24を通してばね支持突起9
がプリント基板14より突出し、ばね支持突起9の先端
にコイルばね3の一端部が嵌合しコイルばね3の端部は
プリント基板14の表面に当接している。
【0014】リセット部材4は、可動枠係止部40を有
し、ベース2にコイルばね3を介して支持され、コイル
ばね3のばね力に抗して移動したリセット位置と復帰位
置との間を移動する。このリセット部材4は、本体4a
の上端部に設けた円柱状の頭部35と、本体4aの側部
に突設した一対のガイド片36と、本体4aの下面に設
けたばね受け突起80と、本体4aのガイド片36の間
の側面に設けた可動枠係止部40からなっている。可動
枠係止部40はプリント基板14と反対向きとなる上向
きに係止面を有し下面側にガイド傾斜面40aを形成し
ている。一方、リセット部材4を摺動自在に位置規制す
るため、コイル枠25の部品装着部29に表カバー11
の部品装着孔22に整合する頭部挿通孔33を形成し、
ガイド片36を摺動自在に係合する縦溝状のガイド部3
4を頭部挿通孔31の下側に形成し、ガイド部34の上
端部をガイド片36の位置規制部としている。そしてコ
イルばね3の上端部をばね受け突起80に係合してリセ
ット部材4を上方に付勢し、ガイド片36をガイド部3
4の上端部に係止し、このとき頭部35が孔33を挿通
し、表カバー11の部品装着孔22より外部に突出して
いる。
【0015】電磁石装置5は、プリント基板14に取着
され電子機器99の出力電流が通電されて励磁するコイ
ル42を有し、このコイル42の励磁により吸引される
プランジャ38を有して可動接点50を固定接点8から
強制開極するもので、具体的には可動枠6をリセット部
材4から離脱して強制開極する。この電磁石装置5は、
プランジャ38がリセット部材4の移動方向と交差する
方向すなわち実施の形態ではプリント基板14に平行に
動作するようにコイル枠25がプリント基板14に配置
され、コイル枠25の中央の筒部25aにコイル42を
巻装し、部品装着部28側よりプランジャ38を挿入し
プランジャ38の後端の細径部38bに復帰ばね46を
嵌着し、コイル枠25の側部に配設される逆U字形のヨ
ーク82の一端部で復帰ばね46の後端を支持しプラン
ジャ38を前方に付勢している。コイル枠25にヨーク
82を装着するために、ヨーク82の一端部83を挿入
させる切欠45をコイル枠25の部品装着部29に形成
するとともに、ヨーク82の他端部84を挿入させる角
形の孔44をコイル枠25に形成している。またプラン
ジャ38の先端の首部38aをヨーク82の他端部84
より突出させるため、他端部84に切欠84aを形成
し、首部38aの付け根側を切欠84aの縁部に係止し
プランジャ38の突出量を規制し、これにより復帰ばね
46によるプランジャ38の復帰位置としている。また
コイル42は不平衡電流を検出する手段である零相変流
器26の2次側にプリント基板14に実装された増幅器
を構成する電子機器99を介して接続されている。した
がって、零相変流器26の1次側に不平衡電流が流れる
と、2次側に漏電を検出する漏電検出電流が発生し、電
子機器99により増幅され、漏電応答電流としてコイル
42に通電されてプランジャ38が復帰ばね46に抗し
て吸引され、プランジャ38の先端部が後退する。なお
コイル枠25の部品装着部28の下面に取付突起57を
設け、プリント基板14に形成した取付孔58に嵌着し
てプリント基板14にコイル枠25を固定している。
【0016】可動枠6は、表示用係合部(70)を有し
リセット部材4と係脱自在に係合するものである。この
可動枠6はリセット部材4の移動方向に移動可能にプラ
ンジャ38の先端に支持され、プランジャ38の復帰状
態でリセット部材4を復帰位置からコイルばね3に抗し
て押圧することにより可動枠係止部40が引っ掛かる受
け部47を有し、プランジャ38の動作により受け部4
7が係止解除される。さらに具体的に説明すると、中央
部に受け部47を有し、その下側にプランジャ38の先
端の頭部38bを上下方向に移動自在に収容する下面開
口の凹部6aを形成し、電磁石装置5側にプランジャ3
8の首部38aを挿通する切欠(図示せず)を形成して
いる。したがって、プランジャ38の首部38aが切欠
に通るように頭部38bを凹部49に挿入すると、可動
枠6が上下方向に移動可能となるがプランジャ38の動
作方向にはプランジャ38の動作に追従することとな
る。受け部47は傾斜面を下面に有し、上面側には可動
枠係止部40のガイド傾斜面40aに摺接するガイド傾
斜面47aを形成している。また表示用係合部は、可動
枠6に水平に対して斜めに形成した傾斜長孔70により
形成している。
【0017】複数の可動接触子7は、可動接点50を介
して零相変流器26を貫通する1次側となるもので、可
動枠6に支持され、コイルばね3よりも弱く、リセット
部材4の付勢方向と反対向きのばね力を有し、可動枠6
がリセット部材4に係合した状態で可動接点50が固定
接触子55の固定接点8に接触する。この可動接触子7
は基部がベース2に支持され先端部が可動枠25に係合
して可動枠25のリセット部材4の復帰方向への移動に
より押し上げられるとともに押し上げ方向に向いた可動
接点50を先端部に設けている。一対の可動接触子7の
一方は帯板状であって先端側が略Z字形に折曲したよう
に打ち抜かれ、基端側が略直角に板厚方向に折曲されて
いる。他方の可動接触子7も帯板状であるが、全体が略
J字形で先端側が前記した一方の可動接触子7と反対向
きの略Z字形となるように打ち抜かれ、基端側が略直角
に板厚方向に折曲されている。そして一対の可動接触子
7の基端側に孔51を形成し、コイル枠25の部品装着
部28に形成した突起46に孔51を嵌着しかしめ固定
している。また可動接触子7の略Z字に打ち抜かれた部
分よりも先端部の相接近した部分が可動枠25の可動接
触子押圧部48に係合し、さらにその先端側に可動接点
50を固着している。一方可動接触子7の基端側の端部
は零相変流器26の中空部26aを貫通し、プリント基
板14のスルーホール(図示せず)を貫通して図3に示
すように可動接触子7の端部に切起こした抜止め片52
が係止し、裏面の導電パターンにはんだ付けされてい
る。この可動接触子7は導電パターンを介して外部接続
端子30a,30bに接続されている。
【0018】プリント基板14において一対の可動接触
子7の基端間に可動接触子7の幅よりも長い長孔89を
プリント基板14に形成し(図4参照)、可動接触子7
の絶縁を確保している。固定接触子55は略逆L字形に
形成され、水平となる上片に可動接点50が対向する固
定接点8が固着されている。コイル枠25の部品装着部
29の両側下面に凹溝56が形成され、凹溝56の内側
面に固定接触子55の上片の両側を挿入する溝56aを
形成し(図3参照)、固定接点8を凹溝56内に位置さ
せている。
【0019】ここで、コイル枠25は前記した固定接触
子55と可動接触子7と電磁石装置5をプリント基板1
4に取着する基台を構成している。また固定接触子55
の下端部がプリント基板14のスルーホールに貫通され
て下端部に切起こした抜止め片90により抜止めされて
取付られ、導電パターンにはんだ付けされ、導電パター
ンを介して外部端子30c,30dに接続されている。
そしてこの固定接触子55はコイル枠25の突起57と
ともにコイル枠25の固定を兼ねるものである。なおコ
イル枠25は前記したように表カバー11の内面の押さ
え突起91によりヨーク82が押さえられ(図3)、ま
た表カバー11の内面で部品装着部29が押さえられ、
表カバー11を裏カバー10に固定することにより裏カ
バー10と表カバー11との間にプリント基板14およ
びコイル枠25が挟持される。なお、59は凹溝56の
溝56aに係止する固定接触子55の抜止め爪である。
【0020】表示部材68は、軸支部93に軸支される
軸部69を有し、表示用係合部である傾斜長孔70に係
合する係合片71を有しさらに表示部72を有する。こ
の表示部材68は中間に設けた軸部69が基台である部
品装着部29に設けた軸支持部92の先端に略半円筒状
に切欠形成した軸支部93とプリント基板14との間に
回転自在に挟持支持され、一端側に設けた係合片71が
可動枠6に水平に対して斜めに形成した傾斜長孔70に
係合し、反対側端部に設けた表示部72が表カバー11
の表示穴となる部品装着孔23に対向している。
【0021】漏電リレーの動作について図6により説明
する。図6(a)はリセッ部材4の可動枠係止部41に
可動枠6の受け部47が係止している状態であり、コイ
ルばね3のばね力により可動接触子7が押し上げられて
可動接点50が固定接点8に接触している。したがっ
て、端子30a,30bと端子30c,30dとの間に
電流が流れ、漏洩電流がないときは一対の可動接触子7
間は平衡電流が流れるため零相変流器26の2次側に漏
電応答電流が誘起されない。漏洩電流があると、不平衡
電流が可動接触子7に流れ零相変流器26の2次側に検
出電流として漏電応答電流が誘起され、これが増幅器に
より増幅されてコイル42に励磁電流が流れる。このた
め、図6(a)の矢印のようにプランジャ38が吸引さ
れ後退動作し、可動枠係止部41から受け部47が外れ
る。その結果、可動接触子7のばね力により可動枠6が
プランジャ38の頭部38bにガイドされて下方に移動
し、可動接点50が固定接点8から離れて図6(b)に
示すようになる。これにより端子30a,30bと端子
30c,30d間の電流が停止し漏電遮断され、この電
流の停止によりコイル42に励磁電流が流れなくなる
と、プランジャ38が復帰ばね46により復帰し、図6
(c)に示すようになる。この状態でリセット部材4を
コイルばね3を圧縮して押圧しリセット位置に移動させ
ると、可動枠係止部40と受け部47がガイド傾斜面4
0a,47aに沿って摺動し可動枠係止部40が受け部
47に係合し、リセット部材4の押圧を離すとコイルば
ね3の復帰作用により可動枠25を引上げ、これに伴っ
て可動接触子7を押し上げ、可動接点50が固定接点8
に接触し、図6(a)のリセット完了状態となる。
【0022】また、可動枠25の前記の動作に連動して
係合片71が移動するため接点表示部材68が軸部69
を支点に回動し、図5に示すように表示部72が部品装
着孔23の下側に位置してオフ表示を行い、可動枠25
が可動接点50が接触するように上昇動作すると、表示
部材68が回動して表示部72が表示窓23から離れ
る。
【0023】この実施の形態によれば、プリント基板1
4に全部品を取着するとともに零相変流器26の1次側
がプリント基板14の厚さ方向に貫通するように零相変
流器26をプリント基板14に配設し、可動接触子7を
零相変流器26に貫通したため、従来例と比較して部品
の組み込み性が向上し、各部品の組み込み作業が自動化
し易くなる。
【0024】また固定接触子55と可動接触子7と電磁
石装置5とをプリント基板14に取着される基台に取着
したため、基台に取着される各部品のブロック化が図
れ、プリント基板14に対する組立性が向上する。さら
に可動接触子7が一対あり、その各基端がプリント基板
14に貫通し、その間のプリント基板14に、可動接触
子7の幅よりも長い長孔89を形成したため、プリント
基板14のパターン側の可動接触子7の基端間の絶縁が
図れることとなり、可動接触子7の基端間を近づけるこ
とができ、コンパクト化が図れる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の漏電リレーによれば、プリン
ト基板に全部品を取着するとともに零相変流器の1次側
がプリント基板の厚さ方向に貫通するように零相変流器
をプリント基板に配設し、可動接触子を零相変流器に貫
通したため、従来例と比較して部品の組み込み性が向上
し、各部品の組み込み作業が自動化し易くなる。
【0026】請求項2の漏電リレーによれば、請求項1
の効果のほか、基台に取着される各部品のブロック化が
図れ、プリント基板に対する組立性が向上する。請求項
3の漏電リレーによれば、請求項1または請求項2の効
果のほか、プリント基板のパターン側の可動接触子の基
端間の絶縁が図れることとなり、可動接触子の基端間を
近づけることができ、コンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の分解斜視図である。
【図2】その部分拡大図である。
【図3】組立状態の断面図である。
【図4】表カバーを外した状態の平面図である。
【図5】可動接点が開離した状態の断面図である。
【図6】漏電リレーの動作を説明する説明図てある。
【符号の説明】
5 電磁石装置 7 可動接触子 8 固定接点 14 プリント基板 25 基台となるコイル枠 26 零相変流器 30a〜30d端子 38 プランジャ 42 コイル 50 可動接点 55 固定接触子 89 長孔 99 電子機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 厚生 三重県津市大字半田564番地の1 三重金 属工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板と、漏洩電流の検出対象と
    なる1次側が貫通する方向が前記プリント基板の厚さ方
    向となるように前記プリント基板に設けられた零相変流
    器と、可動接点を有して前記零相変流器を貫通する1次
    側となる複数の可動接触子と、前記可動接点に対向する
    固定接点を有する固定接触子と、前記プリント基板に実
    装されて前記零相変流器の2次側に誘起される漏電検出
    電流に応答して所定の出力電流を発生する電子機器と、
    前記プリント基板に取着され前記出力電流が通電されて
    励磁するコイルを有しこのコイルの励磁により吸引され
    るプランジャを有して前記可動接点を前記固定接点から
    強制開極する電磁石装置と、前記プリント基板に設けら
    れて前記可動接触子および前記固定接触子にそれぞれ電
    気的に接続された端子とを備えた漏電リレー。
  2. 【請求項2】 前記固定接触子と前記可動接触子と前記
    電磁石装置とを前記プリント基板に取着される基台に取
    着した請求項1記載の漏電リレー。
  3. 【請求項3】 前記可動接触子は一対有し、その各基端
    が前記プリント基板に貫通し、前記可動接触子の間の前
    記プリント基板に、前記可動接触子の幅よりも長い長孔
    を形成した請求項1または請求項2記載の漏電リレー。
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