JPH10208586A - ジョグルスイッチ - Google Patents

ジョグルスイッチ

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JPH10208586A
JPH10208586A JP784897A JP784897A JPH10208586A JP H10208586 A JPH10208586 A JP H10208586A JP 784897 A JP784897 A JP 784897A JP 784897 A JP784897 A JP 784897A JP H10208586 A JPH10208586 A JP H10208586A
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jog
knob
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panel
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JP784897A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Maeyama
佳史 前山
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転操作子を採用するためには前面パネルに
スイッチを直付けする必要があり、配線作業が必要とな
って製造工程が煩雑にならざるをえなかった。 【解決手段】 前面パネル10上にてジョグルノブ20
を回転可能に支持するにあたり、同前面パネル10にお
けるジョグルノブ20の支持部位に凹部11を形成する
とともに当該凹部11内の周縁部には回転中心と同心の
切り欠き部12a〜12cを形成し、また、ジョグルノ
ブ20には先端部位が断面くさび形となる係止爪21a
〜21cを形成して同切り欠き部12a〜12cに挿通
せしめて係止させ、さらに、前面パネル10の内面側に
は同係止爪21a〜21cの回転軌道に沿って傾斜面を
有する傾斜板32を配設することにより、ジョグルノブ
20の回転操作したときに上記係止爪21が傾斜板32
に乗り上がって背面側に押し込み、前面パネル10の背
面側に配設される操作パネル基板40上のタクトスイッ
チ41を確実に押し込み動作させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョグルスイッチ
に関し、特に、ビデオデッキなどにおいて回転操作を可
能にするジョグルスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオデッキなどにおいては、回
転操作で操作可能にしているものが知られている。一般
にビデオデッキの場合はシャシーを兼用する本体筺体と
は別個に前面パネルが使用されており、この前面パネル
上にいくつかの操作子が配置されている。回転操作する
ための回転操作子を前面パネルに配置するにあたり、従
来は、この前面パネルに回転操作子を配設するととも
に、この回転操作子の回転操作を検出するためのスイッ
チを配設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のジョグ
ルスイッチにおいては、回転操作子のために前面パネル
にスイッチを直に配設する必要がある。一方、プッシュ
式の操作子の場合は本体筺体にプッシュスイッチを配設
しておいて前面パネルには操作子だけを配設することが
できるため、配線が不要である。従って、回転操作子の
ためだけに前面パネルに配線作業が必要となり、製造工
程が煩雑になるという課題があった。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、回転操作子を備えるにもかかわらず配線作業は
不要とすることが可能なジョグルスイッチの提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、前面パネル上にてジョグ
ルノブを回転可能に支持するとともに同ジョグルノブの
回転操作に応じて操作パネル基板上に配設されたプッシ
ュスイッチを押し込み動作するジョグルスイッチであっ
て、上記前面パネルにおける上記ジョグルノブの支持部
位には回転中心と同心の扇形の切り欠き部を形成し、上
記ジョグルノブは先端部位が断面くさび形となる係止爪
にて同切り欠き部を挿通せしめて係止させ、上記前面パ
ネルの内面側には同係止爪の回転軌道に沿って配置され
て回転位置に応じて当接可能な傾斜面であって当接時に
は背面側に押し込まれる傾斜板を配設し、同傾斜板の背
面側に上記操作基板上のプッシュスイッチを配設した構
成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、前面パネルにはジョグルノブの支持部位
に回転中心と同心の扇形の切り欠き部を形成してあり、
この切り欠き部位に対してジョグルノブに形成した断面
くさび形の係止爪を挿通せしめて係止させることによ
り、ジョグルノブは転動自在に支持される。一方、前面
パネルの内面側にはジョグルノブの転動に伴って移動す
る係止爪の回転軌道に沿って傾斜板が配設されており、
ジョグルノブの回転位置によって当該係止爪と傾斜板の
傾斜面とが当接するため、同傾斜板は背面側に押し込ま
れる。すると、この傾斜板の背面側に配設される操作基
板上のプッシュスイッチが押し込み操作される。
【0007】ここにいう前面パネルは回転操作子である
ジョグルノブを配設するパネルを意味し、必ずしも装置
全体における前面パネルである必要はなく、一部であっ
ても良い。また、回転操作子たるジョグルノブについて
は、回転操作されるものであればよく、その形状などは
特に限定されないし、回転操作といっても所定範囲の転
動操作が可能なものであればよい。係止爪や切り欠き部
の他の装着部品などとの関係で適宜変更可能であるが、
その一例として、請求項2にかかる発明は、請求項1に
記載のジョグルスイッチにおいて、上記切り欠き部と上
記係止爪は略均等間隔の三ヶ所に位置せしめた構成とし
てある。
【0008】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、略均等間隔となる三ヶ所に切り欠き部と
係止爪とが配設されると、回転方向や回転軸の前後方向
においても安定してガタなく保持することができる。ま
た、ジョグルノブの操作内容と傾斜板の配置に関する一
例として、請求項3にかかる発明は、請求項1または請
求項2のいずれかに記載のジョグルスイッチにおいて、
上記ジョグルノブは左右に転動するとともに二ヶ所の係
止爪に対応してそれぞれの回動範囲に上記傾斜板を配置
した構成としてある。
【0009】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、ジョグルノブの操作としては左右のいず
れかに転動する操作が可能であり、いずれかの方向への
転動操作に応じて二つの係止爪のいずれか一方がその回
動範囲に配設される傾斜板に対応して当接し、背面側の
プッシュスイッチを押し込み操作する。このような傾斜
板はジョグルノブのために専用に配設する必要はなく、
他の部材を兼用することも可能であり、その一例とし
て、請求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項3のい
ずれかに記載のジョグルスイッチにおいて、上記傾斜板
は、一部に上記前面パネルから突出するプッシュ操作子
を備えるとともに、一部に上記傾斜面を備えた構成とし
てある。
【0010】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、傾斜板の一部にはジョグルノブに対応し
た傾斜面を備えているものの、他の一部には前面パネル
から突出するプッシュ操作子が形成されており、同プッ
シュ操作子では個別に背面側に配設されたプッシュスイ
ッチを押し込み操作すればよい。ところで、ジョグルノ
ブと前面パネルと傾斜板の関係は、少なくともジョグル
ノブと切り欠き部と傾斜板とがこの順番に配設されれば
よく、必ずしも前面パネルが傾斜板と別体である必要は
なく、その一例として、請求項5にかかる発明は、請求
項1〜請求項4のいずれかに記載のジョグルスイッチに
おいて、上記傾斜板は上記前面パネルに形成されるとと
もに、上記前面パネルは支持板を介して上記ジョグルノ
ブを支持する構成としてある。
【0011】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、前面パネルが傾斜板を備えており、この
傾斜板の前面に支持板が配設されつつ、当該支持板に対
してジョグルノブが支持されている。この場合でも、支
持板に形成した切り欠き部に対してジョグルノブの係止
爪が係止され、その背面側に配設されている傾斜板に対
して係止爪が当接することにより、同傾斜板を背面側に
押し込み操作することになる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、回転操作
子たるジョグルノブを配設する場合でも前面パネルに直
にスイッチを配設することは不要であり、配線作業を発
生させないようにすることが可能なジョグルスイッチを
提供することができる。また、回転操作支持体が前面パ
ネルから外れないように保持せしめる役割と、回転可能
にする役割とをともに係止爪と切り欠き部だけで可能と
しており、前面パネルを貫通する係止爪の大きさには限
度が生じている。しかしながら、傾斜板を採用すること
により間接的に同傾斜板を駆動せしめてプッシュスイッ
チを押すことができるようになるが、この傾斜板の大き
さには特に制限がないのでプッシュスイッチを確実に押
し込み操作でき、操作ミスもなくなる。
【0013】また、請求項2にかかる発明によれば、ジ
ョグルノブを安定して保持することができる。さらに、
請求項3にかかる発明によれば、ジョグルノブの転動操
作に応じた最適な傾斜板の配置とすることができる。さ
らに、請求項4にかかる発明によれば、傾斜板を他の用
途にも利用できるのでジョグルノブだけのために配設す
る場合に比べて、製造の手間を低減化させることができ
る。さらに、請求項5にかかる発明によれば、前面パネ
ルと傾斜板とを一体化させて製造することにより、製造
のバリエーションが増加する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるジョグルスイッチを適用したビデオデッキを正面図
により示している。同図において、前面パネル10の正
面右上部にジョグルノブ20が装着されており、同ジョ
グルノブ20の下方には水平に二つのプッシュ式操作子
31,31も装着されている。この他、前面パネルには
いくつかのプッシュ式操作子31も備えられている。こ
の前面パネル10は紙面上背面側に位置する図示しない
本体筺体の正面部分を覆蓋するように装着されるもので
あり、各種の操作子を備えるものの配線が必要なプッシ
ュスイッチ類は全て同本体筺体に装着されており、前面
パネル10のジョグルノブ20の転動操作やプッシュ式
操作子31のプッシュ操作は前後方向の移動操作となっ
て本体筺体のプッシュスイッチをオンオフ動作させるよ
うになっている。
【0015】本実施形態においては据え置き形のビデオ
デッキに適用されているが、本発明のジョグルスイッチ
は他の電機機器類においても同様に適用可能であること
はいうまでもない。また、図2では、前面パネル10に
おけるジョグルノブ20の装着位置を示しており、円形
の凹部11が形成されるとともに、同凹部11内の周縁
部分にはそれぞれ連結しない円弧状の切り欠き部12a
〜12cが形成されている。この切り欠き部12a〜1
2cはそれぞれ逆均等間隔に形成されており、図3の背
面図からも明らかなように当該前面パネル10を貫通し
て形成されている。
【0016】ジョグルノブ20は概略円筒状に形成さ
れ、背面側には三つの係止爪21a〜21cが略均等間
隔に延設されている。各係止爪21は前面パネル10の
切り欠き部12a〜12cに対応して形成されており、
円筒形の胴部22を上記凹部11に挿入していくと各係
止爪21a〜21cは切り欠き部12a〜12c内に侵
入する。そして、進入時には各係止爪21a〜21cの
先端部分に形成された内側に突出するくさび形の爪が各
切り欠き部12a〜12cの内周縁部を乗り越えて壁面
に係止する。ここにおいて、各係止爪21a〜21cの
方が各切り欠き部12a〜12cよりも幅狭となってい
るためジョグルノブ20は前面パネル10に対してしが
みつくように支持されるとともに、回転可能となる。む
ろん、各係止爪21a〜21cが各切り欠き部12a〜
12c内にて摺動する程度の可動範囲であり、左右の所
定角度で転動可能な程度である。
【0017】本実施形態においては、三つの係止爪21
と三つの切り欠き部12とを組み合わせてジョグルノブ
20を支持しているが、二つの組み合わせとしたり、四
つ以上の組み合わせとすることも可能である。しかしな
がら、ジョグルノブ20による操作は左右のいずれかへ
の転動操作に過ぎないので、三つの係止爪21と切り欠
き部12の組み合わせぐらいであると操作に必要な回動
範囲を確保しやすい。また、少なくとも三つの組み合わ
せとする均等に前面パネルにしがみつくように保持さ
れ、ガタつきなく安定して支持される。さらに、係止爪
21は内周側に爪を形成しているが外周側に形成するこ
とも可能である。
【0018】前面パネル10の内側面には、図6および
図7にそれぞれ前面と背面を示す中間パネル30が装着
されている。この中間パネル30は、上記係止爪21
b,21cの回転起動に対応するように配置される傾斜
板32,32と上記プッシュ式操作子31,31とを薄
板状とした弾性片31a,32aを介して枠体33内に
て支持するように構成されている。むろん、傾斜板3
2,32やプッシュ式操作子31,31は弾性片31
a,32aを介して枠体33に連結されているため所定
範囲で前後に撓み動作可能となっている。
【0019】ここにおいて、図8は図6におけるiix−i
ix線に沿って切断した断面図を示しており、傾斜板3
2,32は係止爪21b,21cの回動軌跡に沿って形
成されており、それぞれ下端側でより前方に突き出る傾
斜面を備えている。このような傾斜面の意味するところ
は、後述するようにして組み付けた際に、ジョグルノブ
20を左右に転動させると互いに対応する係止爪21
b,21cと傾斜板32,32とが択一的に当接して一
方の傾斜板32を背面側に押し込み操作することにな
る。なお、この背面側には図11に示すように操作パネ
ル基板40が配設されるとともに同操作パネル基板40
上にはプッシュスイッチの一種であるタクトスイッチ4
1が配設されている。
【0020】また、図9は中間プレートの平面図を示し
ており、プッシュ式操作子31,31が並んで前方に突
き出ている状態を示している。このプッシュ式操作子3
1,31は前面パネル10を貫通して前方に突き出るよ
うに配置され、その背面側にも上記操作パネル基板40
とともにタクトスイッチ41が配設されている。本実施
形態においては、中間パネル30に傾斜板32とプッシ
ュ式操作子31とが共に形成されているが、必ずしも両
者を同時に形成する必要はない。しかしながら、このよ
うに従来からプッシュ式操作子31を支持する中間パネ
ル30に対して傾斜板32も同時に形成するようにすれ
ば、個別の作業が必要なくなって作業の繁雑さを低減さ
せることができる。
【0021】前面パネル10に対して前方からジョグル
ノブ20を装着するとともに背面側には中間パネル30
を装着した状態を図10の背面図により示している。ま
た、図11にはこれらのジョグルノブ20と前面パネル
10と中間パネル30、およびその背面側に位置する操
作パネル基板40のタクトスイッチ41の位置関係を示
しており、組立状態において傾斜板32を背面側に押し
込めば上方のタクトスイッチ41が押し込み操作され、
プッシュ式操作子31を背面側に押し込めば下方のタク
トスイッチ41が押し込み操作されることが分かる。な
お、操作パネル基板40は各種基板とともに図示しない
本体筺体に固着されており、前面パネル10を同本体筺
体に固定したときに傾斜板32やプッシュ式操作子31
などが各位置に配設されているタクトスイッチ41と対
面するように位置合わせされている。
【0022】本実施形態においては、プッシュスイッチ
としてタクトスイッチ41を採用しているが、むろん他
のスイッチ素子であっても構わない。また、操作パネル
基板40は必ずしも本体筺体に固定されるものでなくて
もよく、少なくとも前面パネル10の組付工程とは分離
して複数のプッシュスイッチを配設され、一体的に前面
パネル10に装着されるものであっても良い。このよう
な場合でもジョグルノブ20の組付自体には直にスイッ
チを配設する必要がなくなる点で共通するからである。
【0023】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。本体筺体の側では操作パネル基板40を固
定する製造工程を完了しておき、前面パネル10の側で
は前面側のジョグルノブ20の取り付けと背面側の中間
パネル30の組付とを完了しておく。そして、本体筺体
に対して前面パネル10を固定すると、ジョグルノブ2
0の係止爪21b(21c)と傾斜板32とタクトスイ
ッチ41とは図12に示すようにそれぞれ前後方向にて
当接した状態で位置する。なお、図12はこれらの要部
のみが分かりやすいように断面状態と正面透視状態とを
並べて示している。
【0024】図に示すようにジョグルノブ20が中間状
態にあるときには係止爪21bは傾斜板32における上
端の平面部位に当接している。従って、傾斜板32は可
動範囲における前方に位置し、微少距離を隔てて背面側
のタクトスイッチ41から離れている。しかしながら、
ジョグルノブ20を図示反時計周り方向に転動させる
と、係止爪21bは円弧を描きながら移動して傾斜板3
2における傾斜面上に乗り上がる。係止爪21b自体は
爪によって前面パネル10にしがみつくように係止して
いるため、前方に移動することはできず、この結果、図
13に示すように傾斜板32が背面側に押し込まれるこ
とになる。すると、当該傾斜板32の背面側に位置する
タクトスイッチ41を背面側に押し込むことになり、オ
ン・オフさせることができる。むろん、ジョグルノブ2
0を時計周り方向に転動させたときにはもう一方の係止
爪21cが他方の傾斜板32を押し込み操作して背面側
に位置するもう一方のタクトスイッチ41を背面側に押
し込むことになる。
【0025】ここにおいて係止爪21b,21cの先端
を傾斜面にしておいて転動時にタクトスイッチ41に当
接するようにすることも不可能ではない。しかしなが
ら、係止爪21は前面パネル10の切り欠き部12を貫
通しつつ回動可能に係止する関係上、大きなものとする
ことができないのは明らかである。従って、自ずから係
止爪21については小さなものにならざるをえなくなる
が、小さくするとタクトスイッチ41との位置合わせが
厳格になってケースの精度を高くしなければならなくな
ってくる。このような精度の向上は極めてコスト高とな
るし、製造工程自体がかなり煩雑になってくる。これに
対して回動軌跡に沿って傾斜板32を配置することによ
り、組立精度を現状のままとして容易に製造できる。
【0026】また、本体筺体の側ではプッシュ式操作子
31の操作もジョグルノブの転動操作も全てプッシュ式
の操作となっているだけであるので、プッシュ式操作子
を備えるモデルと、回転操作を備えるモデルとと同じ操
作パネル基板40のまま製品化できるので、いわゆる面
換えが容易に行えるというメリットもある。ところで、
図14は本発明の変形例を示している。同図に示すビデ
オデッキでは前面パネル110に対して傾斜板132が
一体的に形成され、前面パネル110に対して前面側か
ら支持板部材150を係合支持させるとともにこの支持
板部材150に対してジョグルノブ120を装着してい
る。プッシュ式操作子を採用するについても、前面パネ
ル110には弾性片を形成しておき、別部材などによっ
てプッシュ式操作子を形成する場合があり、このような
場合には別部材たる支持板部材150にてジョグルノブ
120を支持するようにして本発明を実施できるように
なる。むろん、この場合においても回転操作子たるジョ
グルノブ120を採用しつつ前面パネル110には直に
スイッチを配する必要がなくなるし、本体筺体に保持さ
れる操作パネル基板140上のタクトスイッチ141を
押し込み操作可能となる。
【0027】このように、前面パネル10上にてジョグ
ルノブ20を回転可能に支持するにあたり、同前面パネ
ル10におけるジョグルノブ20の支持部位に凹部11
を形成するとともに当該凹部11内の周縁部には回転中
心と同心の切り欠き部12a〜12cを形成し、また、
ジョグルノブ20には先端部位が断面くさび形となる係
止爪21a〜21cを形成して同切り欠き部12a〜1
2cに挿通せしめて係止させ、さらに、前面パネル10
の内面側には同係止爪21a〜21cの回転軌道に沿っ
て傾斜面を有する傾斜板32を配設することにより、ジ
ョグルノブ20の回転操作したときに上記係止爪21が
傾斜板32に乗り上がって背面側に押し込み、前面パネ
ル10の背面側に配設される操作パネル基板40上のタ
クトスイッチ41を確実に押し込み動作させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるジョグルスイッチ
を採用したビデオデッキの正面図である。
【図2】同ビデオデッキにおける前面パネルの正面図で
ある。
【図3】同ビデオデッキにおける前面パネルの背面図で
ある。
【図4】ジョグルノブの単品正面図である。
【図5】ジョグルノブの単品平面図である。
【図6】中間プレートの単品正面図である。
【図7】中間プレートの単品背面図である。
【図8】図6におけるiix−iix線断面図である。
【図9】中間プレートの単品平面図である。
【図10】前面パネルの組立完了状態の背面図である。
【図11】ジョグルノブと前面パネルと中間パネルと操
作パネル基板の位置関係を示す断面図である。
【図12】非転動操作時におけるジョグルノブと傾斜板
とタクトスイッチの位置関係を示す説明図である。
【図13】転動操作時におけるジョグルノブと傾斜板と
タクトスイッチの位置関係を示す説明図である。
【図14】変形例にかかるジョグルノブと前面パネルと
中間パネルと操作パネル基板の位置関係を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10…前面パネル 12(12a〜12c)…切り欠き部 20…ジョグルノブ 21(21a〜21c)…係止爪 30…中間パネル 31…プッシュ式操作子 31a…弾性片 32…傾斜板 32a…弾性片 40…操作パネル基板 41…タクトスイッチ 110…前面パネル 120…ジョグルノブ 132…傾斜板 140…操作パネル基板 141…タクトスイッチ 150…支持板部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面パネル上にてジョグルノブを回転可
    能に支持するとともに同ジョグルノブの回転操作に応じ
    て操作パネル基板上に配設されたプッシュスイッチを押
    し込み動作するジョグルスイッチであって、上記前面パ
    ネルにおける上記ジョグルノブの支持部位には回転中心
    と同心の扇形の切り欠き部を形成し、上記ジョグルノブ
    は先端部位が断面くさび形となる係止爪にて同切り欠き
    部を挿通せしめて係止させ、上記前面パネルの内面側に
    は同係止爪の回転軌道に沿って配置されて回転位置に応
    じて当接可能な傾斜面であって当接時には背面側に押し
    込まれる傾斜板を配設し、同傾斜板の背面側に上記操作
    基板上のプッシュスイッチを配設したことを特徴とする
    ジョグルスイッチ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のジョグルスイッチ
    において、上記切り欠き部と上記係止爪は略均等間隔の
    三ヶ所に位置することを特徴とするジョグルスイッチ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載のジョグルスイッチにおいて、上記ジョグルノブ
    は左右に転動するとともに二ヶ所の係止爪に対応してそ
    れぞれの回動範囲に上記傾斜板を配置したことを特徴と
    するジョグルスイッチ。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のジョグルスイッチにおいて、上記傾斜板は、一部に
    上記前面パネルから突出するプッシュ操作子を備えると
    ともに、一部に上記傾斜面を備えることを特徴とするジ
    ョグルスイッチ。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のジョグルスイッチにおいて、上記傾斜板は上記前面
    パネルに形成されるとともに、上記前面パネルは支持板
    を介して上記ジョグルノブを支持することを特徴とする
    ジョグルスイッチ。
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JP (1) JPH10208586A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7474353B2 (en) 2003-08-19 2009-01-06 Funai Electric Co., Ltd. Digital camera and switch device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7474353B2 (en) 2003-08-19 2009-01-06 Funai Electric Co., Ltd. Digital camera and switch device

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