JPH102052A - 建物外壁の水密構造 - Google Patents

建物外壁の水密構造

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Publication number
JPH102052A
JPH102052A JP8155089A JP15508996A JPH102052A JP H102052 A JPH102052 A JP H102052A JP 8155089 A JP8155089 A JP 8155089A JP 15508996 A JP15508996 A JP 15508996A JP H102052 A JPH102052 A JP H102052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
water receiving
vertical
water
water stop
Prior art date
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Pending
Application number
JP8155089A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ueda
滋 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP8155089A priority Critical patent/JPH102052A/ja
Publication of JPH102052A publication Critical patent/JPH102052A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次止水材のコーナー部隙間より雨水が室内
に浸入しないようにする。 【解決手段】 外壁材1の外面における2次止水材であ
る環状ガスケット21の室外寄りに縦の水受け材30を
装着し、前記外壁材1の外面における1次止水材である
湿式シール材22の室内寄りに横の水受け材32を装着
して1次止水材より浸入した雨水を横の水受材32で受
けて縦の水受け材30に流すことで2次止水材に流れな
いようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外壁を構成
する隣接する外壁材間を水密する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の外壁としては複数の外壁材を上下
方向、左右方向に順次隣接して取付け、この隣接する外
壁材間を室外寄りの1次止水材と室内寄りの2次止水材
とで水密するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の2次止水材とし
て環状ガスケットを用いた場合には、4つの外壁材の集
まる十文字状のコーナー部において各環状ガスケットの
コーナー部間に隙間が生じる。このために1次止水材に
よる水密部より浸入した雨水が前述の隙間より室内に流
れ込んで水密性が悪いものとなる。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした建物外壁の水密構造を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、外壁材を上下
方向と左右方向に順次隣接して取付け、この隣接する外
壁材の外面における室外寄りを1次止水材により水密
し、前記隣接する外壁材の外面における室内寄りを2次
止水材により水密し、前記左右に隣接する外壁材の外面
における1次止水材と2次止水材との間で2次止水材寄
りに縦の水受け材を、上下に隣接する外壁材に連続し、
かつ外面に圧接して取付け、前記上下に隣接する外壁材
の外面における1次止水材と2次止水材との間で1次止
水材寄りに横の水受け材を、外面に圧接して取付け、こ
の横の水受け材の長手方向端部を縦の水受け材まで突出
して雨水が縦の水受け材に流れ落ちるようにしたことを
特徴とする建物外壁の水密構造である。
【0006】
【作 用】本発明によれば、1次止水材の水密部等よ
り浸入した雨水は横の水受け材に流れ落ち、その横の水
受け材に沿って縦の水受け材に流れ落ちて縦の水受け材
に沿って流れ落ちる。このようであるから、1次止水材
の水密部等より浸入した雨水が2次止水材まで流れるこ
とがなく、2次止水材を環状ガスケットとしてコーナー
部に隙間がある場合に、その隙間から室内に浸入するこ
とがない。
【0007】また、横の水受け材が横の樋となるし、縦
の水受け材が縦の樋となるので、隣接する外壁材間に浸
入した雨水をスムーズに排水でき、垂直に対して傾斜し
た建物外壁に好適な水密構造となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1と図2に示すように、外壁材
1を上下方向、左右方向に順次隣接して取付けて建物の
外壁2としてある。この最下部の外壁材1の下方にキャ
ッチパン3が取付けてあり、各外壁材1に沿って流れた
雨水はキャッチパン3に流れ込む。この実施の形態にお
いては外壁2は垂直に対して傾斜している。
【0009】前記外壁材1は図3と図4に示すように、
上枠材10と下枠材11と左右の縦枠材12を方形枠組
みした枠体13と、この枠体13の室外側に取付けた室
外側パネル14より成る。
【0010】前記上枠材10、下枠材11、縦枠材12
は矩形断面中空形状で上面10a,11a,12a内側
寄りにL字片15が一体的に設けてあり、そのL字片1
5に室外側パネル14が固着具16で固着してある。上
枠材10、下枠材11、縦枠材12の外面10b,11
b,12bには鉤片17、突出片18、一対の突片19
が室内外側方向に間隔を置いてそれぞれ一体的に設けて
あり、その一対の突片19によって外向凹条溝20を形
成している。
【0011】前記外向凹条溝20には2次止水材である
環状ガスケット21が装着され、隣接する外壁材1の環
状ガスケット21が相互に圧接している。前記隣接する
外壁材1の相対向した鉤片17間には1次止水材である
湿式シール材22が装着され、この湿式シール材22は
バックアップ材23で受けている。
【0012】図4に示すように、左右に隣接する外壁材
1の相対向した縦枠材12における外面12bの室内寄
り、例えば突出片18と突片19との間の部分に縦の水
受け材30が装着してある。
【0013】この縦の水受け材30はEPDM、塩ビ、
天然ゴム等の弾性材料によって断面ほぼV字状の長尺材
となり、その縦の水受け材30の両端部31が縦枠材1
2の外面12bに圧接されて室外側向きに装着してあ
る。この縦の水受け材30は上下に隣接する外壁材1間
に亘って連続し、キャッチパン3に雨を流す縦の樋を構
成している。
【0014】図3に示すように、上下に隣接する外壁材
1の相対向した上枠材10の外面10b、下枠材11の
外面11bにおける室外寄り、例えば鉤片17と突出片
18との間に横の水受け材32が装着してある。
【0015】前記の横の水受け材32はEPDM、塩
ビ、天然ゴム等の弾性材によって断面ほぼV字状の長尺
材(縦の水受け材30と同一)となり、その横の水受け
材32の両端部33が外面10b,11bに圧接し、底
部34が相対向した突出片18間に圧接して室外側向き
に装着してある。。
【0016】前記横の水受け材32は図5に示すよう
に、縦の水受け材30まで突出する長さで、雨水を縦の
水受け材30に流す横の樋としてある。
【0017】図6に示すように、横の水受け材32の突
出端部にヒレ状の水切り部材35を設け、横の水受け材
32に沿って流れた雨水を縦の水切り材30に確実に排
出できるようにしても良い。
【0018】前記縦の水受け材30、横の水受け材32
は薄肉で断面ほぼV字状としてあるので、外壁材1を取
付けた後に縦の水受け材30を室外側から相対向した突
出片18間より押し込んで装着できるし、横の水受け材
32を室外側から相対向した鉤片17間より押し込んで
装着できる。
【0019】
【発明の効果】1次止水材の水密部等より浸入した雨水
は横の水受け材に流れ落ち、その横の水受け材に沿って
縦の水受け材に流れ落ちて縦の水受け材に沿って流れ落
ちる。このようであるから、1次止水材の水密部等より
浸入した雨水が2次止水材まで流れることがなく、2次
止水材を環状ガスケットとしてコーナー部に隙間がある
場合に、その隙間から室内に浸入することがない。
【0020】また、横の水受け材が横の樋となるし、縦
の水受け材が縦の樋となるので、隣接する外壁材間に浸
入した雨水をスムーズに排水でき、垂直に対して傾斜し
た建物外壁に好適な水密構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す建物外壁の正面図で
ある。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】縦・横の水受け材の重なり部を示す斜視図であ
る。
【図6】横の水受け材に水切り部材を設けた例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1…外壁材、2…建物外壁、3…キャッチパン、21…
環状ガスケット(2次止水材)、22…湿式シール材
(1次止水材)、30…縦の水受け材、32…横の水受
け材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁材を上下方向と左右方向に順次隣接
    して取付け、この隣接する外壁材の外面における室外寄
    りを1次止水材により水密し、前記隣接する外壁材の外
    面における室内寄りを2次止水材により水密し、 前記左右に隣接する外壁材の外面における1次止水材と
    2次止水材との間で2次止水材寄りに縦の水受け材を、
    上下に隣接する外壁材に連続し、かつ外面に圧接して取
    付け、 前記上下に隣接する外壁材の外面における1次止水材と
    2次止水材との間で1次止水材寄りに横の水受け材を、
    外面に圧接して取付け、 この横の水受け材の長手方向端部を縦の水受け材まで突
    出して雨水が縦の水受け材に流れ落ちるようにしたこと
    を特徴とする建物外壁の水密構造。
JP8155089A 1996-06-17 1996-06-17 建物外壁の水密構造 Pending JPH102052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8155089A JPH102052A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 建物外壁の水密構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP8155089A JPH102052A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 建物外壁の水密構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH102052A true JPH102052A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15598414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8155089A Pending JPH102052A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 建物外壁の水密構造

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JP (1) JPH102052A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015040466A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 株式会社日本ピット 屋外用パネル
CN105839821A (zh) * 2016-06-07 2016-08-10 中国航空规划设计研究总院有限公司 一种开缝石材幕墙封口系统及幕墙系统及其施工方法

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