JPH10205079A - 屋根用隅飾り具の製造方法 - Google Patents
屋根用隅飾り具の製造方法Info
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- JPH10205079A JPH10205079A JP2312597A JP2312597A JPH10205079A JP H10205079 A JPH10205079 A JP H10205079A JP 2312597 A JP2312597 A JP 2312597A JP 2312597 A JP2312597 A JP 2312597A JP H10205079 A JPH10205079 A JP H10205079A
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Abstract
のつなぎを容易とし、かつ化粧飾りとして優れた屋根用
隅飾り具の製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 折曲成形可能な板材にて両側端部に所要
の角度の側方突出部を有し、かつ上方に一対の垂直部を
有すると共に、下方にこの垂直部の延長線上に所要の角
度の頂部を形成した下方突出部を有する張出部をそれぞ
れ形成し、前記一対の垂直部間に一対の山形状突出部を
連続して形成し、さらに前記下方突出部間に係止鈎部を
周辺に有する隅飾り部を突出形成してなる屋根用隅飾り
具本体を形成し、さらに前記一対の上方垂直部と下方突
出部の頂部とを結ぶ線上を互いに表面側にそれぞれ折曲
し、かつ前記一対の上方山形状突出部の頂部の延長線上
を互いに裏面側にそれぞれ折曲し、さらに前記隅飾り部
の係止鈎部を裏面側にそれぞれ重合折曲して屋根用隅飾
り具を製造することを特徴とするものである。
Description
方法に関するものである。
図11の斜視図に示すように折曲可能な薄金属板をもっ
て下端に係止部50aを折曲形成した化粧カバー50を
形成し、これを降り棟を中心として、切り揃えた金属屋
根板51,51の両側端部の隙間に差し込んで、前記化
粧カバー50の係止部50aを前記金属屋根板51,5
1の下縁51a,51aに係止取付けている。また、従
来の第2の屋根用隅飾り具としては、図12の組立断面
図に示すようなものがある。すなわち、この図において
は、所要の角度を有する降り棟の裏板52の上に、一対
の棟板53を固定し、この棟板53の上から折曲可能な
薄金属板をもって同図示のように形成した屋根用隅飾り
具54を嵌合して金属屋根板55,55を共に挟み包ん
でいる。また、従来の第3の屋根用隅飾り具として、図
13の概略断面図に示すようなものがある。すなわち、
この図においては、現場でハゼ組み加工をするものであ
り、折曲可能な薄金属板をもって同図示のように差し込
み側部分56とハゼ側部分57とからるように折曲形成
されている。
従来技術で製造された屋根用隅飾り具は、施工に手間が
掛かり、水漏れなども発生しやすい問題点があった。ま
た、上記第2の従来技術で製造された屋根用隅飾り具
は、部品点数が多く、施工が厄介であり、コスト高とな
り、金属屋根板55の伸縮によって屋根用隅飾り具54
が破壊する恐れがあり、強度的に弱く、水漏れなども発
生しやすいなどの問題点があった。また、上記第3の従
来技術で製造された屋根用隅飾り具は、現場での加工が
厄介であり、組立施工も面倒で、熟練工の手間が掛かる
などの問題点があった。
の製造方法は、上記課題を解決することを目的とし、折
曲成形可能な板材にて両側端部に所要の角度の側方突出
部を有し、かつ上方に一対の垂直部を有すると共に、下
方にこの垂直部の延長線上に所要の角度の頂部を形成し
た下方突出部を有する張出部をそれぞれ形成し、前記一
対の垂直部間に一対の山形状突出部を連続して形成し、
さらに前記下方突出部間に係止鈎部を周辺に有する隅飾
り部を突出形成してなる屋根用隅飾り具本体を形成し、
さらに前記一対の上方垂直部と下方突出部の頂部とを結
ぶ線上を互いに表面側にそれぞれ折曲し、かつ前記一対
の上方山形状突出部の頂部の延長線上を互いに裏面側に
それぞれ折曲し、さらに前記隅飾り部の係止鈎部を裏面
側にそれぞれ重合折曲して屋根用隅飾り具を製造するこ
とを特徴とする。
いて、前記屋根用隅飾り具本体における隅飾り部の係止
鈎部を裏面側にそれぞれ複数回重合折曲形成したことを
特徴とする。
いて、前記屋根用隅飾り具本体における隅飾り部の係止
鈎部に係止片部を適宜形成したことを特徴とする。
製造方法の実施の形態を一実施例について詳細に説明す
るが、本発明は以下の一実施例に限定されるものではな
く、その実施態様を多少変えるように設計変更すること
は可能である。図1〜図8は、本発明の一実施例を示
し、図1は、本発明の屋根用隅飾り具を製造するための
折曲可能な板材からなる屋根用隅飾り具本体の一実施例
を示す展開平面図である。図2は屋根用隅飾り具本体に
おける一対の上方垂直部と下方突出部の頂点とを結ぶ線
上を互いに表面側にそれぞれ折曲し、かつ一対の上方山
形状突出部の頂部の延長線上を互いに裏面側にそれぞれ
折曲した状態を示す表面図であり、図3は、同裏面図で
ある。図4は、さらに隅飾り部の係止鈎部を裏面側にそ
れぞれ重合折曲した状態を示す表面図であり、図5は、
同裏面図である。図6は、中心線部を降り棟の角度に対
応する角度に折曲した状態を示す表面図であり、図7
は、同正面図である。図8は、本発明の製造方法により
製造した屋根用隅飾り具を寄棟屋根の降り棟に使用した
状態を示す斜視図である。
飾り具本体(例えば所要厚の金属板、プラスチック板、
その他適宜の材質からなる板材)で、図1に示すような
展開状態においては、両側端部に所要の角度の側方突出
部11を有し、かつ上方に一対の垂直部12を有すると
共に、下方にこの垂直部12の延長線上に所要の角度の
頂部を形成し下方突出部13を有する張出部14をそれ
ぞれ形成し、前記一対の垂直部12間に一対の山形状突
出部15を連続して形成し、さらに前記下方突出部13
間に係止鈎部16を周辺に一体に有する隅飾り部17を
突出形成している。前記隅飾り部17の係止鈎部16に
は、2つの第1係止片部18および第2係止片部19が
一体に形成している。図1に示す20,20、21,2
1、22,22、23,23は、それぞれ各仮想折曲線
である。なお、第1係止片部18、第2係止片部19の
形状や数量や位置は、必要に応じて適宜変えられること
勿論である。
隅飾り具本体10を図2〜図3に示すように前記一対の
上方垂直部12と下方突出部13の頂部13aとを結ぶ
線上の図1に示す第1仮想折曲線20,20を互いに表
面側にそれぞれ折曲すると共に、前記一対の上方山形状
突出部15の頂部15aの延長線上の図1に示す第2仮
想折曲線21,21を互いに裏面側にそれぞれ折曲し
て、隅飾り重合部25,25を形成する。
り部17の係止鈎部16を、図1に示す第3仮想折曲線
22,22および第4仮想折曲線23,23の部分にて
裏面側にそれぞれ複数回重合折曲すると共に、前記隅飾
り部17の係止鈎部16に一体に適宜形成している2つ
の第1係止片部18、第2係止片部19を内側にそれぞ
れ折曲係止する。
線部26を図8に示す例えば寄棟屋根27の降り棟27
aの角度に対応する所定の角度に折曲することにより、
一枚板からなる屋根用隅飾り具24を得る。このように
して製造され屋根用隅飾り具24は、一枚板で形成され
ているので、部品数が少なくてすみ、加工も容易で、か
つ安価に供給できる。また、前記屋根用隅飾り具24
は、予め工場で製造しておくことにより施工に当たって
は、ワンタッチ工程で手間が掛からないなどの効果があ
る。また、前記屋根用隅飾り具24を使用すれば、屋根
板のつなぎが容易となり、化粧飾りとしても優れてい
る。
屋根用隅飾り具24を使用して寄棟屋根27を施工する
第1および第2の手順について説明するための部分説明
図である。前記屋根用隅飾り具24を、前記寄棟屋根2
7の降り棟27aに順次取付ける場合は、まず、図9に
示すように、最下位の屋根用隅飾り具24を、降り棟2
7aの屋根下地板28の上に載置し、前記隅飾り重合部
25,25と前記張出部14,14との間にそれぞれ形
成されている間隙に、長尺状金属屋根板29,29を左
右からそれぞれ挿入し、これらの長尺状金属屋根板2
9,29のエッジ部29a,29aを、屋根取付け金具
30,30を介して釘などで屋根下地板28にそれぞれ
固定する。
屋根用隅飾り具24の次に同様の屋根用隅飾り具24を
降り棟27aの屋根下地板28の上に載置して、同様に
前記隅飾り重合部25,25と前記張出部14,14と
の間にそれぞれ形成されている間隙に、長尺状金属屋根
板29,29を左右からそれぞれ挿入し、これらの長尺
状金属屋根板29,29のエッジ部29a,29aを、
屋根取付け金具30,30を介して釘などで屋根下地板
28,28にそれぞれ固定する。このように、前記屋根
用隅飾り具24および長尺状金属屋根板29,29を順
次最上部まで葺上げて図8に示すような寄棟屋根27を
施工する。したがって、施工にあたっては、現場で板金
加工を要しないから、ワンタッチ工程で極めて簡単とな
り、熟練工の手間を煩わせないなどの効果がある。
枚板で容易に形成することができるので部品数が少なく
てすみ、加工が容易で、かつ予め工場で製作できるので
安価に供給できると共に、施工に際してもワンタッチ工
程で手間が掛からないなどの効果がある。また、施工後
に雨水が浸入しにくくなり、屋根板のつなぎが容易とな
り、化粧飾りとしても優れているなどの効果がある。
ける隅飾り部の係止鈎部に係止片部を適宜形成している
ので、この係止片部を内側に折曲することにより前記係
止鈎部を裏面側に確実に重合折曲して固定することがで
き、機械的強度を向上させると共に、屋根用隅飾り具と
しての纏まりが良くなり、作業上の取扱いも簡便となる
などの効果がある。
可能な板材からなる屋根用隅飾り具本体の一実施例を示
す展開平面図である。
と下方突出部の頂点とを結ぶ線上を互いに表面側にそれ
ぞれ折曲し、かつ一対の上方山形状突出部の頂部の延長
線上を互いに裏面側にそれぞれ折曲した状態を示す表面
図である。
曲した状態を示す表面図である。
した状態を示す表面図である。
具を寄棟屋根の降り棟に使用した状態を示す斜視図であ
る。
具を使用して寄棟屋根を施工する第1の手順について説
明するための部分説明図である。
り具を使用して寄棟屋根を施工する第2の手順について
説明するための部分説明図である。
ある。
図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 折曲成形可能な板材にて両側端部に所要
の角度の側方突出部を有し、かつ上方に一対の垂直部を
有すると共に、下方にこの垂直部の延長線上に所要の角
度の頂部を形成した下方突出部を有する張出部をそれぞ
れ形成し、前記一対の垂直部間に一対の山形状突出部を
連続して形成し、さらに前記下方突出部間に係止鈎部を
周辺に有する隅飾り部を突出形成してなる屋根用隅飾り
具本体を形成し、さらに前記一対の上方垂直部と下方突
出部の頂部とを結ぶ線上を互いに表面側にそれぞれ折曲
し、かつ前記一対の上方山形状突出部の頂部の延長線上
を互いに裏面側にそれぞれ折曲し、さらに前記隅飾り部
の係止鈎部を裏面側にそれぞれ重合折曲して屋根用隅飾
り具を製造することを特徴とする屋根用隅飾り具の製造
方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の屋根用隅飾り具の製造方
法において、前記屋根用隅飾り具本体における隅飾り部
の係止鈎部を裏面側にそれぞれ複数回重合折曲形成した
ことを特徴とする屋根用隅飾り具の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の屋根用隅飾り具の製造方
法において、前記屋根用隅飾り具本体における隅飾り部
の係止鈎部に係止片部を適宜形成したことを特徴とする
屋根用隅飾り具の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02312597A JP3766886B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 屋根用隅飾り具の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02312597A JP3766886B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 屋根用隅飾り具の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10205079A true JPH10205079A (ja) | 1998-08-04 |
JP3766886B2 JP3766886B2 (ja) | 2006-04-19 |
Family
ID=12101804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02312597A Expired - Lifetime JP3766886B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 屋根用隅飾り具の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3766886B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP02312597A patent/JP3766886B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3766886B2 (ja) | 2006-04-19 |
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