JPH10204387A

JPH10204387A - 両面接着カットシート

Info

Publication number: JPH10204387A
Application number: JP4837197A
Authority: JP
Inventors: Toru Inoue; 井上　　徹
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-01-27
Filing date: 1997-01-27
Publication date: 1998-08-04

Abstract

(57)【要約】【課題】剥がしやすく、貼り着けが容易で、小物の処
理作業が楽にできる両面接着シートを提供する。【解決手段】四角形状の両面粘着シート（１）の一面
を、該両面粘着シート（１）の辺ｃ１（８）より大なる
辺ａ１（４）を有する四角形状の剥離紙Ａ（２）で被覆
し、両面粘着シート（１）の他面を、該両面粘着シート
（１）の辺ｃ１（８）より大なる辺ｂ１（６）を有する
四角形状の剥離紙Ｂ（３）で被覆することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、両面粘着シート
の両面を剥離紙で被覆した、両面接着カットシートに関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、小さい物を貼り合わせたり、写真
を貼り着けたりする場合には、両面接着テープを、小さ
く切って使用していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の両面接着テープ
は、粘着テープと剥離紙の幅が同じで密着しているた
め、剥がすのに手間がかかり、上手く剥がれない場合も
あった。本発明は、こうした欠点を除くためになされた
ものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】四角形状の両面粘着シー
ト（１）の一面を、該両面粘着シート（１）の辺ｃ１
（８）より大なる辺ａ１（４）を有する四角形状の剥離
紙Ａ（２）で被覆する。そして、両面粘着シート（１）
の他面を、該両面粘着シート（１）の辺ｃ１（８）より
大なる辺ｂ１（６）を有する四角形状の剥離紙Ｂ（３）
で被覆する。本発明は、以上のような構成よりなる、両
面接着カットシートである。

【０００５】

【発明の実施の形態】剥離紙Ａ（２）または剥離紙Ｂ
（３）を剥がすと、内部の両面粘着シート（１）が現れ
る。残りの剥離紙Ａ（２）または剥離紙Ｂ（３）を剥が
し、両面粘着シート（１）を目的の箇所に貼り着ける。
剥離紙の一辺が両面粘着シート（１）より長いため、両
面粘着シート（１）から簡単に除去することができる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。（イ）両面粘着加工を施した両面粘着シート（１）
を、四角形状に形成する。（ロ）剥離紙Ａ（２）を、両面粘着シート（１）の辺
ｃ１（８）より大なる辺ａ１（４）を有する四角形状
に、形成する。（ハ）剥離紙Ｂ（３）を、両面粘着シート（１）の辺
ｃ１（８）より大なる辺ｂ１（６）を有する四角形状
に、形成する。（ニ）両面粘着シート（１）の辺ｃ１（８）と剥離紙
Ａ（２）の辺ａ１（４）、及び両面粘着シート（１）の
辺ｃ２（９）と剥離紙Ａ（２）の辺ａ２（５）が重合す
るように、両面粘着シート（１）の一面を、剥離紙Ａ
（２）で被覆する。（ホ）両面粘着シート（１）の辺ｃ１（８）と剥離紙
Ｂ（３）の辺ｂ１（６）、及び両面粘着シート（１）の
辺ｃ２（９）と剥離紙Ｂ（３）の辺ｂ２（７）が重合す
るように、両面粘着シート（１）の他面を、剥離紙Ｂ
（３）で被覆する。本発明は以上のような構造で、これを使用する時は、指
先で剥離紙Ａ（２）または剥離紙Ｂ（３）を剥がす。す
ると、内部に挟まれていた両面粘着シート（１）が現れ
る。残りの剥離紙Ａ（２）または剥離紙Ｂ（３）を同様
に剥がし、両面粘着シート（１）を目的の箇所に貼り着
ける。剥離紙の一辺が両面粘着シート（１）より長いた
め、剥離紙を、両面粘着シート（１）から簡単に除去す
ることができる。

【０００７】なお、図５に示すように、両面粘着シート
（１）の辺ｃ１（８）は、剥離紙Ａ（２）の辺ａ１
（４）及び剥離紙Ｂ（３）の辺ｂ１（６）より小である
わけであるが、両面粘着シート（１）の他の一辺ｃ２
（９）も剥離紙Ａ（２）の辺ａ２（５）及び剥離紙Ｂ
（３）の辺ｂ２（７）より小に形成してもよい。

【０００８】また、両面粘着シート（１）の辺ｃ１
（８）と剥離紙Ａ（２）の辺ａ１（４）及び剥離紙Ｂ
（３）の辺ｂ１（６）、両面粘着シート（１）の辺ｃ２
（９）と剥離紙Ａ（２）の辺ａ２（５）及び剥離紙Ｂ
（３）の辺ｂ２（７）のそれぞれ二辺が重合状態となる
わけであるが、図６に示すように、両面粘着シート
（１）の辺ｃ２（９）と剥離紙Ａ（２）の辺ａ２（５）
及び剥離紙Ｂ（３）の辺ｂ２（７）の各一辺のみ重合さ
せるだけでもよいし、図７に示すように、両面粘着シー
ト（１）を剥離紙Ａ（２）及び剥離紙Ｂ（３）の中央付
近に完全に挟み込み、両面粘着シート（１）のどの一辺
も、剥離紙の一辺と重合させなくともよい。

【０００９】さらに、図８、９に示すように、剥離紙Ａ
（２）の辺ａ１（４）と剥離紙Ｂ（３）の辺ｂ１（６）
の長さに差をつけてもよい。こうすることにより、剥離
紙の除去が、いっそう楽になる。

【００１０】なお、本発明の目的は、小さいものなどの
貼り合わせを簡単にする両面接着シートの提供であるた
め、全体の大きさは、一辺が１ｃｍ〜３ｃｍ程度が望ま
しいが、１ｃｍ以下であっても、また、３ｃｍ以上であ
っても差し支えなく、用途に適合させて使い分けること
ができれば、非常に便利である。また、両面接着カット
シート全体の形は、四角形であれば正方形や長方形等で
もよく、また、四角形に限らず、三角形に形成してもよ
い。

【００１１】

【発明の効果】両面粘着シートを、それよりも大きい剥
離紙で被覆したため、剥離紙の除去が簡単で、両面接着
が容易である。また、１枚ずつのカットシートであるた
め、カッターやはさみなどの道具も必要なく、携帯にも
便利である。全体の大きさを変化させることによって、
文房具としてだけでなく、工業用など様々な場合に対応
でき、利用価値も高い。従って、きわめて簡便な接着具
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の分解斜視図である。

【図３】本発明の側面図である。

【図４】本発明のＡ−Ａ断面図である。

【図５】本発明の他の実施例を示す斜視図である。

【図６】本発明の他の実施例を示す斜視図である。

【図７】本発明の他の実施例を示す斜視図である。

【図８】本発明の他の実施例を示す斜視図である。

【図９】本発明の他の実施例を示す側面図である。

【符号の説明】

１両面粘着シート２剥離紙Ａ３剥離紙Ｂ４辺ａ１５辺ａ２６辺ｂ１７辺ｂ２８辺ｃ１９辺ｃ２

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】四角形状の両面粘着シート（１）の一面
を、該両面粘着シート（１）の辺ｃ１（８）より大なる
辺ａ１（４）を有する四角形状の剥離紙Ａ（２）で被覆
し、両面粘着シート（１）の他面を、該両面粘着シート
（１）の辺ｃ１（８）より大なる辺ｂ１（６）を有する
四角形状の剥離紙Ｂ（３）で被覆した、両面接着カット
シート。