JPH10204111A - 熱潜在性酸触媒 - Google Patents

熱潜在性酸触媒

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JPH10204111A
JPH10204111A JP2189997A JP2189997A JPH10204111A JP H10204111 A JPH10204111 A JP H10204111A JP 2189997 A JP2189997 A JP 2189997A JP 2189997 A JP2189997 A JP 2189997A JP H10204111 A JPH10204111 A JP H10204111A
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JP
Japan
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compound
acid
group
carbon atoms
formula
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Application number
JP2189997A
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English (en)
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Mitsugi Uejima
貢 上島
Akihiro Osuga
章浩 大須賀
Toshio Yamamoto
登司男 山本
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Original Assignee
NOF Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】毒性が低く、有機溶剤に対して良好な溶解性を
示し、必要とする反応に対して適当な解離温度を有し、
熱潜在的に触媒能を発現し、かつ貯蔵安定性にも優れた
熱潜在性酸触媒を提供する。 【解決手段】(I)環状エーテルを含有する化合物、ス
チレン類、ビニルエーテル類、及びラクトン類から選ば
れる少なくとも1種の化合物、(II)含硫黄化合物、含
窒素化合物、及び含リン化合物から選ばれる少なくとも
1種の化合物、(III)カルボキシル基を有する化合
物、リン酸を有する化合物、スルホン酸を有する化合
物、及びその他の活性プロトンを有する化合物から選ば
れる少なくとも1種の化合物、ただし、(I)成分とし
て環状エーテルを含有する化合物におけるエポキシ化合
物を用い、かつ(II)成分として含硫黄化合物を用いる
場合は、リン酸を有する化合物、スルホン酸を有する化
合物、及びその他の活性プロトンを有する化合物から選
ばれる少なくとも1種の化合物、及び(IV)ルイス酸か
ら構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な熱潜在性酸触
媒に関するものである。さらに詳しくいえば、本発明
は、ルイス酸の空の電子軌道を環状エーテル化合物、ス
チレン類、ビニルエーテル類又はラクトン類及びルイス
塩基の複雑な作用により保護し、かつ加熱時に脱保護し
て活性を発揮する熱潜在性酸触媒に関するものであり、
例えば塗料、インク、接着剤、プラスチック成形品など
の分野に好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、酸触媒により硬化反応が促進され
る熱硬化性組成物においては、貯蔵安定性を改善した
り、可使用時間を長くしたりする目的で、酸触媒の活性
を化学的手法により一時的に抑制し、加熱硬化時にこれ
を開裂させ、再び活性を示すいわゆる熱潜在性触媒を用
いる方法が広く検討されている。このような熱潜在性触
媒としては、例えば、酸−塩基の中和反応を利用して活
性プロトンをブロックしたものや、アルコール類とのエ
ステル化反応を利用して活性プロトンをブロックしたも
の(特公昭52−770号公報)が知られている。ま
た、オニウム塩の熱分解により活性なベンジルカチオン
を生成する熱潜在性酸触媒としては、ベンジルスルホニ
ウム塩型やベンジルピリジニウム塩型のもの(特開昭6
2−192427号公報、特開平1−96169号公
報)が知られている。さらに、市販されている熱潜在性
酸触媒としては、ルイス酸である三フッ化ホウ素のモノ
エチルアミン錯体、三フッ化ホウ素のピリジン錯体が挙
げられる。しかし、酸−塩基の中和反応を利用して活性
プロトンをブロックしたものや、アルコール類とのエス
テル化反応を利用して活性プロトンをブロックしたもの
(特公昭52−770号公報)では、適度な解離温度と
触媒自身の熱安定性を両立した熱潜在性酸触媒を得るこ
とが困難であるという課題を有している。また、ベンジ
ルスルホニウム塩型やベンジルピリジニウム塩型のもの
(特開昭62−192427号公報、特開平1−961
69号公報)は、使用する対イオンに毒性が高い六フッ
化アンチモンを使用する必要があり、また、コストも高
くなるという課題を有している。さらに、市販されてい
る三フッ化ホウ素のモノエチルアミン錯体、三フッ化ホ
ウ素のピリジン錯体では全般に解離温度が高すぎる課題
を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の状況に鑑みてなされたものであり、従来技術の課題
を解決し、毒性が低く、有機溶剤に対して良好な溶解性
を示し、必要とする反応に対して適当な解離温度を有
し、熱潜在的に触媒能を発現し、かつ貯蔵安定性にも優
れた熱潜在性酸触媒を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、ルイス酸の空の電子軌道を保護する
ことに着目し、研究を重ねた結果、環状エーテル化合
物、スチレン類、ビニルエーテル類またはラクトン類と
特定のルイス塩基を組合せ、さらにブレンステッド酸を
組合せることにより、それらの相乗作用により上記目的
を達成できることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、(I)環状エーテルを含有す
る化合物、一般式(1)
【0005】
【化7】
【0006】(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子又
は炭素数1〜20のアルキル基であり、R2は水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜20のアルキル基及びア
ルコキシル基から選ばれる有機基を示す。)で表される
スチレン類、一般式(2)
【0007】
【化8】CHR3=CR4−OR5 (2)
【0008】(式中、R3及びR4はそれぞれ水素原子又
は炭素数1〜20の有機基を示し、同一でも又は異なっ
てもよく、R5は炭素数1〜20の有機基を示し、互い
に結合して環構造を形成してもよい。)で表されるビニ
ルエーテル類、及びラクトン類から選ばれる少なくとも
1種の化合物、(II)一般式(3)
【0009】
【化9】R6−S−R7 (3)
【0010】(式中、R6及びR7はそれぞれ水素原子又
は炭素数1〜40の有機基を示し、同一でも又は異なっ
てもよく、互いに結合しあって環構造を形成してもよ
い。)で表される含硫黄化合物、一般式(4)
【0011】
【化10】N−(R83 (4)
【0012】(式中、R8は炭素数1〜20の有機基を
示し、3個のR8は同一でも又は異なってもよく、互い
に結合しあって環構造を形成してもよい。)で表される
含窒素化合物、及び一般式(5)
【0013】
【化11】P−(R93 (5)
【0014】(式中、R9は炭素数1〜20のアルキル
基、アルコキシル基、アリール基から選ばれる有機基を
示し、3個のR9は同一でも又は異なってもよく、互い
に結合しあって環構造を形成してもよい。)で表される
含リン化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物、
(III)カルボキシル基を有する化合物、リン酸を有す
る化合物、スルホン酸を有する化合物、及びその他の活
性プロトンを有する化合物から選ばれる少なくとも1種
の化合物、ただし、(I)成分として環状エーテルを含
有する化合物におけるエポキシ化合物を用い、かつ(I
I)成分として含硫黄化合物を用いる場合は、リン酸を
有する化合物、スルホン酸を有する化合物、及びその他
の活性プロトンを有する化合物から選ばれる少なくとも
1種の化合物、及び(IV)一般式(6)
【0015】
【化12】(X1n1−M1−(R10n2 (6)
【0016】(式中、M1はホウ素、アルミニウム、ス
ズ、鉛又は遷移元素の原子を示し、Xはハロゲン原子を
示し、Xが複数個ある場合はそれぞれ同一でも又は異な
ってもよく、R10は炭素数1〜40の有機基を示し、R
10が複数個ある場合はそれぞれ同一でも又は異なっても
よく、M1原子にキレート環を形成してもよく、n1及
びn2はそれぞれ0〜6の整数を示し、n1+n2が1
〜6の整数である。)で表されるルイス酸から成ること
を特徴とする熱潜在性酸触媒を提供するものである。以
下、本発明を詳細に説明する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の熱潜在性酸触媒は、前記
一般式(6)で表されるルイス酸の空の電子軌道を保護
することにより熱潜在性を発現することを特徴とする。
さらに、該熱潜在性酸触媒はブレンステッド酸と作用さ
せることにより、有機溶剤に対する溶解性が良好にな
る。すなわち、前記ルイス酸として遷移金属のハロゲン
化物などの無機金属塩を使用した場合、例えば環状エー
テル化合物、前記一般式(3)で表される含硫黄化合
物、前記一般式(6)で表されるルイス酸を混合して得
られる熱潜在性酸触媒は有機溶剤に対する溶解性が悪
く、適用範囲が狭いのに対し、これにブレンステッド酸
を作用させた熱潜在性酸触媒は、有機溶剤に対する溶解
性が改善され、実用性に優れている。本発明の熱潜在性
酸触媒は、(I)成分、(II)成分、(III)成分及び
(IV)成分の4つの成分から構成される。
【0018】本発明に使用される(I)成分は、前記環
状エーテルを含有する化合物、スチレン類、ビニルエー
テル類、又はラクトン類である。これらのうち、環状エ
ーテルを含有する化合物が好ましい。本発明に使用され
る(I)成分の一つである環状エーテルを含有する化合
物としては、エポキシ化合物、オキセタン化合物、テト
ラヒドロフラン化合物などが挙げられる。これらのう
ち、エポキシ化合物が好ましい。そのエポキシ化合物と
しては、例えば、プロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ドなどのアルケンから誘導される脂肪族モノエポキシド
化合物、シクロヘキセンオキシド、セロキサイド200
0(商品名、ダイセル化学工業(株)製)、セロキサイ
ド3000(商品名、ダイセル化学工業(株)製)、リ
カレジンE−8(商品名、新日本理化(株)製)などの
シクロアルケンから誘導される脂環式モノエポキシド化
合物、スチレンオキシド、スチルベンオキシドなどの芳
香族環を有する芳香族モノエポキシド化合物、メチルグ
リシジルエーテル、エチルグリシジルエーテル、プロピ
ルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、オ
クチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテ
ル、アリルグリシジルエーテルなどのグリシジルエーテ
ル類、グリシジルイソブチレート、カージュラーE(商
品名、シェル社製)、グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレートなどのグリシジルエステル類、更に
グリシジルアクリレート、アリルグリシジルアクリレー
トなどの単量体の単独重合体又は他の単量体との共重合
体、ビスフェノール型エポキシ樹脂などが挙げられる。
また、オキセタン化合物としては、例えば、オキセタン
などが挙げられる。また、テトラヒドロフラン化合物と
しては、例えば、テトラヒドロフランやテトラヒドロ−
3−フランメタノール、テトラヒドロフルフリルアセテ
ート、テトラヒドロフルフリルアルコール、テトラヒド
ロフルフリルクロライド、テトラメチルテトラヒドロフ
ランなどの置換テトラヒドロフラン化合物が挙げられ
る。本発明に使用される(I)成分の一つであるスチレ
ン類は、一般式(1)で表される。
【0019】
【化13】
【0020】(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子又
は炭素数1〜20のアルキル基であり、R2は水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜20のアルキル基及びア
ルコキシル基から選ばれる有機基を示す。) 一般式(1)におけるアルキル基の適当な具体例として
は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、、
n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert
−ペンチル、2−メチルブチル、n−ヘキシル、イソヘ
キシル、3−メチルペンチル、エチルブチル、n−ヘプ
チル、2−メチルヘキシル、n−オクチル、イソオクチ
ル、tert−オクチル、2−エチルヘキシル、3−メ
チルヘプチル、n−ノニル、イソノニル、メチルオクチ
ル、エチルヘプチル、n−デシル、n−ウンデシル、n
−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘプタデシル、n
−オクタデシルなどが挙げられる。また、このアルキル
基には、シクロブチル基、シクロヘキシル基などのシク
ロアルキル基も含まれる。好ましいアルキル基は、炭素
数1〜10のアルキル基であり、具体的には、メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、tert−ブチル、、n−ペンチル、イソペ
ンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、2−メチ
ルブチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、3−メチルペ
ンチル、エチルブチル、n−ヘプチル、2−メチルヘキ
シル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、3−メチル
ヘプチル、n−ノニル、メチルオクチル、エチルヘプチ
ル、n−デシル、シクロヘキシル基が挙げられる。
【0021】一般式(1)におけるアルコキシル基の適
当な具体例としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tertーブト
キシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基などが挙げら
れ、好ましくはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ
プロポキシ、ブトキシ、tertーブトキシである。本
発明に好ましいスチレン類としては、例えば、スチレ
ン、α−メチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メ
チルスチレン、4−メチルスチレン、α−メチル−2−
メチルスチレン、α−メチル−3−メチルスチレン、α
−メチル−4−メチルスチレン、α−メチル−2−エチ
ルスチレン、α−メチル−3−エチルスチレン、α−メ
チル−4−エチルスチレン、2−エチルスチレン、3−
エチルスチレン、4−エチルスチレン、4−ブチルスチ
レン、4−tert−ブチルスチレンなどのアルキルス
チレン類、2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、
4−クロロスチレン、4−クロロ−α−メチルスチレ
ン、4−クロロメチルスチレン、α−ブロモスチレン、
2−ブロモスチレン、3−ブロモスチレン、4−ブロモ
スチレンなどのハロゲン化スチレン類、4−メトキシス
チレン、4−エトキシスチレンなどのアルコキシスチレ
ン類が挙げられる。本発明に使用される(I)成分の一
つであるビニルエーテル類は、一般式(2)で表され
る。
【0022】
【化14】CHR3=CR4−OR5 (2)
【0023】(式中、R3及びR4はそれぞれ水素原子又
は炭素数1〜20の有機基を示し、同一でも又は異なっ
てもよく、R5は炭素数1〜20の有機基を示し、互い
に結合して環構造を形成してもよい。) 有機基としては、例えば、アルキル基、アリール基、ア
ルカリール基が挙げられる。上記アルキル基の適当な具
体例としては、例えば、一般式(1)のR2で記載した
具体例と同様なものが挙げられる。上記アリール基及び
アルカリール基の適当な具体例としては、例えば、フェ
ニル、トリル、キシリル、ナフチルなどのアリール基;
4−メチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,
4,5−トリメチルフェニル、2−エチルフェニル、n
−ブチルフェニル、tert−ブチルフェニル、アミル
フェニル、ヘキシルフェニル、ノニルフェニル、2−t
ert−ブチル−5−メチルフェニル、シクロヘキシル
フェニル、クレジル、オキシエチルクレジル、2−メチ
ル−4−tert−ブチルフェニル、ドデシルフェニル
などが挙げられ、好ましくは炭素数6〜10のフェニ
ル、トリル、キシリル、4−メチルフェニル、3,4−
ジメチルフェニル、3,4,5−トリメチルフェニル、
2−エチルフェニル、n−ブチルフェニル、tert−
ブチルフェニルなどのアリール基、アルカリール基であ
る。
【0024】前記一般式(2)で表されるビニルエーテ
ル類の例としては、例えばメチルビニルエーテル、エチ
ルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソ
プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、
イソブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニル
エーテル、シクロヘキシルビニルエーテルなどの脂肪族
ビニルエーテル化合物、2,3−ジヒドロフラン、3,
4−ジヒドロフラン、2,3−ジヒドロ−2H−ピラ
ン、3,4−ジヒドロ−2−メトキシ−2H−ピラン、
3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチル−2H−ピラン−
2−オン、3,4−ジヒドロ−2−エトキシ−2H−ピ
ラン、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン
酸ナトリウムなどの環状ビニルエーテル化合物などが挙
げられる。本発明に使用される(I)成分の一つである
ラクトン類の具体例としては、例えば、β−プロピオラ
クトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ
−バレロラクトン、γ−ヘプタノラクトン、γ−オクタ
ノラクトン、δ−オクタノラクトン、γ−ノナノラクト
ン、δ−ノナノラクトン、δ−デカノラクトン、α−ヘ
キシル−γ−ブチロラクトン、α−ヘプチル−γ−ブチ
ロラクトン、γ−メチル−γ−デカノラクトン、γ−ウ
ンデカノラクトン、δ−ウンデカノラクトン、γ−ドデ
カノラクトン、δ−ドデカノラクトン、δ−トリデカノ
ラクトン、δ−テトラデカノラクトンなどのが挙げられ
る。本発明に使用される(I)成分である上記の環状エ
ーテル類、スチレン類、ビニルエーテル類、ラクトン類
は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組合せて
用いてもよい。本発明に使用される(II)成分の一つで
ある含硫黄化合物は、一般式(3)で表される。
【0025】
【化15】R6−S−R7 (3)
【0026】(式中、R6及びR7はそれぞれ水素原子又
は炭素数1〜40の有機基を示し、同一でも又は異なっ
てもよく、互いに結合しあって環構造を形成してもよ
い。) 有機基としては、例えば、アルキル基、アリール基、ア
ルカリール基、アルコキシル基、アシル基、アシルオキ
シル基、アルコキシカルボニル基などの有機基、ヒドロ
キシル基、アミノ基、ニトリル基、カルボキシル基など
の官能基が前記有機基に置換したものなどが挙げられ
る。上記アルキル基、アリール基及びアルカリール基の
具体例としては、例えば、一般式(2)のR3において
記載したものと同様のものが挙げられる。上記アルコキ
シル基の適当な具体例としては、例えば、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、te
rtーブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基な
どが挙げられ、好ましくはメトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tertーブトキシ
である。上記アシル基の適当な具体例としては、ホルミ
ル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、バレリル、イソバレリル、オキサリル、サクシニ
ル、ビバロイル、ステアロイル、ベンゾイル、フェニル
プロピオニル、トルオイル、ナフトイル、フタロイル、
インダンカルボニル、p−メトキシベンゾイル、シクロ
ヘキシルカルボニル基などが挙げられ、好ましくはアセ
チル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリ
ル、イソバレリル、オキサリル、サクシニル、ビバロイ
ル、ステアロイル、ベンゾイル及びシクロヘキシルカル
ボニル基である。
【0027】上記アシルオキシル基の適当な具体例とし
ては、例えばアセトキシ、プロピオニルオキシ、ブタノ
イルオキシ、イソブタノイルオキシ、ヘキサノイルオキ
シ、オクタノイルオキシ、2−エチルヘキサノイルオキ
シ、デカノイルオキシ、ドデカノイルオキシ、ステアロ
イルオキシ、ベンゾイルオキシ、ナフトイルオキシ、シ
クロペンチルカルボニルオキシ、シクロヘキシルカルボ
ニルオキシ、フロイルオキシ、セノイルオキシなどが挙
げられ、好ましくはアセトキシ、プロピオニルオキシ、
ブタノイルオキシ、イソブタノイルオキシ、ヘキサノイ
ルオキシ、オクタノイルオキシ、2−エチルヘキサノイ
ルオキシ、デカノイルオキシ、ドデカノイルオキシ、ス
テアロイルオキシ、ベンゾイルオキシ及びシクロヘキシ
ルカルボニルオキシ基である。上記アルコキシカルボニ
ル基の適当な具体例としては、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポ
キシカルボニル、ブトキシカルボニル、tertーブト
キシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシル
オキシカルボニル、1−シクロプロピルエトキシカルボ
ニル、シクロヘキシルオキシカルボニルなどが挙げら
れ、好ましくはメトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、tertーブトキシカルボニ
ル及びシクロヘキシルオキシカルボニル基である。
【0028】含硫黄化合物の具体例としては、例えば、
メチルスルフィド、エチルスルフィド、n−プロピルス
ルフィド、n−ブチルスルフィド、n−ヘキシルスルフ
ィド、イソプロピルスルフィド、sec−ブチルスルフ
ィド、tert−ブチルスルフィド、n−オクチルスル
フィド、2−エチルヘキシルスルフィドなどのアルキル
スルフィド類、2−(エチルチオ)−エタノール、2,
2’−チオジエタノール、ビス(2−メトキシエチル)
スルフィドなどのヒドロキシアルキルスルフィド及びそ
の誘導体、ジフェニルスルフィド、チオアニソールなど
の芳香族環を有する化合物、メチルチオ酢酸メチル、メ
チルチオプロピオン酸エチル、チオプロピオン酸ジメチ
ルなどカルボン酸エステル部分を含む化合物、チオジプ
ロピオニトリルなどのニトリル基を含む含硫黄化合物、
テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチアピラン、
1,2−オキサチオラン、1,3−オキサチオラン、
1,3−オキサチアン、1,4−オキサチアンなどの環
状の化合物などが挙げられ、好ましくはn−プロピルス
ルフィド、n−ブチルスルフィド、n−ヘキシルスルフ
ィド、イソプロピルスルフィド、sec−ブチルスルフ
ィド、tert−ブチルスルフィド、n−オクチルスル
フィド、2−エチルヘキシルスルフィドなどのアルキル
スルフィド類及び2−(エチルチオ)−エタノール、ビ
ス(2−メトキシエチル)スルフィド、メチルチオ酢酸
メチル、メチルチオプロピオン酸エチル、テトラヒドロ
チオフェン、1,4−オキサチアンが挙げられる。本発
明に使用される(II)成分の一つである含窒素化合物
は、一般式(4)で表される。
【0029】
【化16】N−(R83 (4)
【0030】(式中、R8は炭素数1〜20の有機基を
示し、3個のR8は同一でも又は異なってもよく、互い
に結合しあって環構造を形成してもよい。) 有機基としては、例えば、アルキル基、アリール基、ア
ルカリール基又はアルカノール基が挙げられる。上記ア
ルキル基、アリール基及びアルカリール基の具体例とし
ては、例えば、一般式(2)のR3において記載したも
のと同様のものが挙げられる。上記アルカノール基の具
体例としては、例えば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロ
キシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシ
プロピル、4−ヒドロキシブチル、2−ヒドロキシブチ
ル、2,2−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、5−ヒ
ドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシル、7−ヒド
ロキシヘプチル、8−ヒドロキシオクチル、9−ヒドロ
キシノニル、10−ヒドロキシデシル、11−ヒドロキ
シウンデシル、12−ヒドロキシドデシルなどが挙げら
れるが、好ましくは炭素数1〜10のヒドロキシメチ
ル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、
3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、2−
ヒドロキシブチル、2,2−ジメチル−2−ヒドロキシ
エチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキ
シル、7−ヒドロキシヘプチル、8−ヒドロキシオクチ
ル、9−ヒドロキシノニル、10−ヒドロキシデシルが
挙げられる。該含窒素化合物の具体例としては、例え
ば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−
ブチルアミン、ジメチル−n−オクチルアミンなどのア
ルキルアミン、ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメ
チルアニリンなどの芳香族アミン、トリエタノールアミ
ンなどのヒドロキシアルキルアミン、ピリジン、2−ピ
コリン、3−ピコリン、4−ピコリン、N−メチルピペ
リジン、N−メチルピロリジン、N−メチルイミダゾー
ル、N−メチルモルホリンなどの環状の含窒素化合物な
どが挙げられる。本発明に使用される(II)成分の一つ
である含リン化合物は、一般式(5)で表される。
【0031】
【化17】P−(R93 (5)
【0032】(式中、R9は炭素数1〜20のアルキル
基、アルコキシル基、アリール基から選ばれる有機基を
示し、3個のR9は同一でも又は異なってもよく、互い
に結合しあって環構造を形成してもよい。) 上記アルキル基及びアリール基の具体例としては、例え
ば、一般式(2)のR3において記載したものと同様な
ものが挙げられ、アルコキシル基の具体例としては、例
えば、一般式(1)のR2において記載したものと同様
なものが挙げられる。含リン化合物の具体例としては、
例えば、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィ
ン、トリプロピルホスフィン、トリ−n−ブチルホスフ
ィン、トリ−tert−ブチルホスフィンなどのアルキ
ルホスフィン、トリフェニルホスフィンなどの芳香族環
を有する含リン化合物、トリメチルホスファイト、トリ
エチルホスファイト、トリ−n−プロピルホスファイ
ト、トリ−n−ブチルホスファイト、トリフェニルホス
ファイトなどのアルコキシル基を有する含リン化合物な
どが挙げられる。本発明に使用される(II)成分である
含硫黄化合物、含窒素化合物、含リン化合物は、1種単
独で用いてもよいし、2種以上を組合せて用いてもよ
い。
【0033】本発明に使用される(III)成分の一つで
あるカルボキシル基を有する化合物の具体例としては、
例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸、2−エチルヘキシ
ル酸、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノー
ル酸、リノレン酸、アクリル酸、メタクリル酸、モノク
ロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、安息香酸、
フルオロ安息香酸、クロロ安息香酸、ブロモ安息香酸、
ニトロ安息香酸、サリチル酸などの一価のカルボン酸化
合物、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、デカメチレンジカルボン酸、フタル
酸、マレイン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、テ
トラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルヘ
キサヒドロフタル酸、イタコン酸、メサコン酸、フマル
酸などの多価カルボン酸化合物、カルボキシル基含有ア
クリル樹脂、カルボキシル基含有ポリエステル樹脂など
が挙げられる。この中でも比較的低分子量の一価のカル
ボン酸化合物が好ましく、特に分子量3000以下の一
価又は多価のカルボン酸化合物が好ましい。
【0034】本発明に使用される(III)成分の一つで
あるリン酸を有する化合物の具体例としては、例えば、
リン酸などの三価のリン酸化合物、メチルリン酸、エチ
ルリン酸、n−プロピルリン酸、イソプロピルリン酸、
n−ブチルリン酸、tert−ブチルリン酸、n−へキ
シルリン酸、n−オクチルリン酸、2−エチルへキシル
リン酸、n−デシルリン酸、フェニルリン酸、アクリロ
イルリン酸、メタクリロイルリン酸、アクリロイルエチ
ルリン酸、メタクリロイルエチルリン酸などの二価のリ
ン酸化合物、ジメチルリン酸、ジエチルリン酸、ジ−n
−プロピルリン酸、ジイソプロピルリン酸、ジ−n−ブ
チルリン酸、ジ−tert−ブチルリン酸、ジ−n−ヘ
キシルリン酸、ジ−n−オクチルリン酸、ジ(2−エチ
ルへキシル)−リン酸、ジ−n−デシルリン酸、ジフェ
ニルリン酸などの一価のリン酸化合物、リン酸基含有ア
クリル樹脂などが挙げられる。この中でも比較的低分子
量の一価、二価のリン酸化合物が好ましく、特に分子量
が3000以下の一価又は二価のリン酸化合物が好まし
い。
【0035】本発明に使用される(III)成分の一つで
あるスルホン酸を有する化合物の具体例としては、例え
ば、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン
酸、エタンスルホン酸、n−プロパンスルホン酸、イソ
プロパンスルホン酸、n−ブタンスルホン酸、n−ペン
タンスルホン酸、n−ヘキサンスルホン酸、n−ヘプタ
ンスルホン酸、n−オクタンスルホン酸、n−ノナンス
ルホン酸、n−デカンスルホン酸などのアルキルスルホ
ン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ドデ
シルベンゼンスルホン酸などの芳香族環を含有するスル
ホン酸などが挙げられる。
【0036】本発明に使用される(III)成分の一つで
あるその他の活性プロトンを有する化合物の具体例とし
ては、例えば、マロン酸ジメチル、マロン酸メチルエチ
ル、マロン酸ジエチル、マロン酸メチルプロピル、マロ
ン酸エチルプロピル、マロン酸ジプロピルなどのアルキ
ルマロン酸誘導体、アセチレン、プロピン、1−ブチ
ン、1−ペンチン、1−ヘキシンなどのアルキン化合
物、1−フェノル、2−クロロフェノール、3−クロロ
フェノール、4−クロロフェノール、2−ブロモフェノ
ール、3−ブロモフェノール、4−ブロモフェノール、
2−シアノフェノール、3−シアノフェノール、4−シ
アノフェノール、2−ニトロフェノール、3−ニトロフ
ェノール、4−ニトロフェノール、チオフェノール、2
−クレゾール、3−クレゾール、4−クレゾール、サリ
チルアルデヒドなどのフェノール誘導体が挙げられる。
本発明に使用される(III)成分であるブレンステッド
酸は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組合せて
用いてもよい。本発明に使用される(III)成分は、上
記のカルボキシル基を有する化合物、リン酸を有する化
合物、スルホン酸を有する化合物、及びその他の活性プ
ロトンを有する化合物から選ばれる少なくとも1種の化
合物であるが、(I)成分として環状エーテルを含有す
る化合物におけるエポキシ化合物を用い、かつ(II)
成分として含硫黄化合物を用いる場合は、リン酸を有す
る化合物、スルホン酸を有する化合物、及びその他の活
性プロトンを有する化合物から選ばれる少なくとも1種
の化合物である。本発明に使用される(IV)成分である
ルイス酸は、一般式(6)で表される。
【0037】
【化18】(X1n1−M1−(R10n2 (6)
【0038】(式中、M1はホウ素、アルミニウム、ス
ズ、鉛又は遷移元素の原子を示し、Xはハロゲン原子を
示し、Xが複数個ある場合はそれぞれ同一でも又は異な
ってもよく、R10は炭素数1〜40の有機基を示し、R
10が複数個ある場合はそれぞれ同一でも又は異なっても
よく、M1原子にキレート環を形成してもよく、n1及
びn2はそれぞれ0〜6の整数を示し、n1+n2が1
〜6の整数である。) 遷移元素は、IUPACの新しい周期律表で第4周期か
ら第6周期のうち3〜12族に属する原子であり、具体
的には、スカンジウム、イットリウム、ランタノイド、
チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオ
ブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステン、マ
ンガン、テクネチウム、レニウム、鉄、ルテニウム、オ
スミウム、コバルト、ロジウム、イリジウム、ニッケ
ル、パラジウム、白金、銅、銀、金、亜鉛、カドミウ
ム、水銀である。M1の好ましいものは、ホウ素、アル
ミニウム、スズ、鉛、チタン、亜鉛、鉄、銅、ジルコニ
ウムであり、特に好ましいものはアルミニウム、スズ、
チタン、亜鉛、ジルコニウムである。
【0039】X1のハロゲン原子としては、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素などが挙げられ、好ましくはフッ素、
塩素及び臭素である。R10の有機基の好ましいものは、
炭素数1〜18の有機基であり、特に好ましいものは、
炭素数1〜10の有機基である。この有機基としては、
例えばアルキル基、アリール基、アルカリール基、アル
コキシル基、アシル基、アシルオキシル基、アルコキシ
カルボニル基が挙げられ、好ましくはアルキル基、アル
コキシル基、アシル基、アシルオキシル基である。上記
アルキル基、、アリール基及びアルカリール基の具体例
としては、例えば、一般式(2)のR3において記載し
たものと同様のものが挙げられ、また、上記アルコキシ
ル基、アシル基、アシルオキシ基、及びアルコキシカル
ボニル基の具体例としては、例えば、一般式(3)のR
6において記載した具体例と同様のものが挙げられる。
【0040】ルイス酸の適当な具体例としては、例え
ば、三フッ化ホウ素、三塩化アルミニウム、塩化第一チ
タン、塩化第二チタン、塩化第一鉄、塩化第二鉄、塩化
亜鉛、臭化亜鉛、塩化第一スズ、塩化第二スズ、臭化第
一スズ、臭化第二スズなどの金属ハロゲン化物、トリア
ルキルホウ素、トリアルキルアルミニウム、ジアルキル
ハロゲン化アルミニウム、モノアルキルハロゲン化アル
ミニウム、テトラアルキルスズなどの有機金属化合物、
ジイソプロポキシエチルアセトアセテートアルミニウ
ム、トリス(エチルアセトアセテート)アルミニウム、
イソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)アルミ
ニウム、モノアセチルアセトナト・ビス(エチルアセト
アセテート)アルミニウム、トリス(n−ブチルアセト
アセテート)アルミニウム、モノエチルアセチルアセテ
ート・ビス(アセチルアセトナト)アルミニウム、トリ
ス(アセチルアセトナト)アルミニウム、トリス(プロ
ピオニルアセトナト)アルミニウム、アセチルアセトナ
ト・ビス(プロピオニルアセトナト)アルミニウム、ジ
イソプロポキシ・ビス(プロピオニルアセトナト)チタ
ニウム、ジイソプロポキシ・ビス(アセチルアセトナ
ト)チタニウム、テトラキス(n−プロピルアセトアセ
テート)ジルコニウム、テトラキス(アセチルアセトナ
ト)ジルコニウム、テトラキス(エチルアセトアセテー
ト)ジルコニウム、ジクロロ・ビス(アセチルアセトナ
ト)スズ、ジブチル・ビス(アセチルアセトナト)ス
ズ、トリス(アセチルアセトナト)鉄、トリス(アセチ
ルアセトナト)クロム、トリス(アセチルアセトナト)
ロジウム、ビス(アセチルアセトナト)亜鉛、トリス
(アセチルアセトナト)コバルトなどの金属キレート化
合物、ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズエス
テルマレート、ナフテン酸マグネシウム、ナフテン酸カ
ルシウム、ナフテン酸マンガン、ナフテン酸鉄、ナフテ
ン酸コバルト、ナフテン酸銅、ナフテン酸亜鉛、ナフテ
ン酸ジルコニウム、ナフテン酸鉛、オクチル酸カルシウ
ム、オクチル酸マンガン、オクチル酸鉄、オクチル酸コ
バルト、オクチル酸亜鉛、オクチル酸ジルコニウム、オ
クチル酸スズ、オクチル酸鉛、ラウリン酸亜鉛、ステア
リン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステ
アリン酸カルシウム、ステアリン酸コバルト、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸鉛などの金属石鹸が挙げられ
る。これらのうち好ましいものは、ホウ素、アルミニウ
ム、スズ、チタン、亜鉛及びジルコニウムのキレート化
合物、金属石鹸、ハロゲン化物が挙げられる。該ルイス
酸は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
【0041】熱潜在性酸触媒を製造する際の各成分の混
合比は、特に限定されるものではないが、(IV)成分の
ルイス酸のM1原子に対し、(I)成分の環状エーテル
化合物、スチレン類、ビニルエーテル類及びラクトン類
の官能基及び(II)成分の含硫黄化合物、含窒素化合物
及び含リン化合物のヘテロ原子の当量比がそれぞれ0.
2〜10の範囲にあることが好ましく、特に各々0.5
〜5の範囲にあることが好ましい。この当量比が0.2
未満であると貯蔵時にルイス酸の活性を充分抑制できな
いことがある。また、この当量比が10を超えると、加
熱時に触媒を発生しにくくなることがある。また、該熱
潜在性酸触媒において、(IV)成分のルイス酸のM1
子に対する(III)成分のブレンステッド酸の当量比は
特に限定されるものではないが、0.05〜10の範囲
にあることが好ましく、特に0.1〜5の範囲にあるこ
とが好ましい。この当量比が0.05未満となる場合に
は、熱潜在性酸触媒の有機溶媒に対する溶解性が不十分
になることがある。また、この当量比が10を超えると
貯蔵時にルイス酸の活性を充分抑制できなくなる。
【0042】該熱潜在性酸触媒は、溶剤の存在下あるい
は不存在下で(I)成分の環状エーテルを含有する化合
物、スチレン類、ビニルエーテル類またはラクトン類と
(II)成分の含硫黄化合物、含窒素化合物または含リン
化合物、(III)成分のブレンステッド酸及び(IV)成
分のルイス酸の各成分を任意の順序で混合することによ
り容易に製造することができる。この中でも、(I)成
分の環状エーテルを含有する化合物、スチレン類、ビニ
ルエーテル類又はラクトン類及び(II)成分の含硫黄化
合物、含窒素化合物または含リン化合物を予め混合した
後、(IV)成分のルイス酸を混合するか、あるいは、
(II)成分の含硫黄化合物、含窒素化合物または含リン
化合物と(IV)成分のルイス酸を予め混合した後、
(I)成分の環状エーテルを含有する化合物、スチレン
類、ビニルエーテル類またはラクトン類を混合する製造
方法が好ましい。また、(III)成分のブレンステッド
酸の混合順序は、任意にとることができるが、この中で
も、(I)成分の環状エーテルを含有する化合物、スチ
レン類、ビニルエーテル類又はラクトン類と(II)成分
の含硫黄化合物、含窒素化合物又は含リン化合物及び
(IV)成分のルイス酸の各成分を予め混合した後に(II
I)成分のブレンステッド酸を混合することが好まし
い。さらに、熱潜在性酸触媒の製造において、2成分、
3成分、必要に応じて4成分、あるいは5成分以上を混
合した後に、室温〜100℃の範囲で10分〜10時間
加熱を行うとルイス酸の熱潜在化反応がより促進されて
好ましいことがある。ここで用いる溶媒としては、例え
ば、脂肪族炭化水素系溶剤、芳香族炭化水素溶剤、エー
テル系溶剤、アルコール系溶剤、エステル系溶剤、ケト
ン系溶剤、及びこれらの混合溶剤などが挙げられる。ま
た、溶剤の使用量は適宜選定すればよいが、通常熱潜在
性酸触媒が1〜90重量%となるようにすることが好ま
しい。
【0043】該熱潜在性酸触媒においては、(IV)成分
のルイス酸に対する(I)成分の環状エーテルを含有す
る化合物、スチレン類、ビニルエーテル類またはラクト
ン類と(II)成分の含硫黄化合物、含窒素化合物または
含リン化合物の熱潜在化作用は、複雑であるが、例え
ば、エポキシ基を含有する化合物及び含硫黄化合物の硫
黄原子の非共有電子対の双方の効果によりルイス酸の空
の電子軌道を保護することから、熱潜在性が発現される
と推測される。また、ブレンステッド酸が熱潜在性酸触
媒の有機溶剤に対する溶解性を著しく改良する作用は、
熱潜在性酸触媒の配位子あるいはその一部が変化するこ
とにより溶解性が変化すると推測される。さらに、該熱
潜在性酸触媒は加熱下においては分解し、ルイス酸を再
生すると推測される。このため、該熱潜在性酸触媒は加
熱時にのみ酸触媒活性を示す。該熱潜在性酸触媒は、熱
硬化性組成物の長期に亘り貯蔵安定性を良好に保ち、か
つ低温、短時間で硬化する際に硬化反応を促進し、硬化
物に良好な化学性能及び物理性能を付与する目的で使用
される。そのため、該熱潜在性酸触媒は50℃以上の温
度で触媒活性を示す化合物が望ましい。該熱潜在性酸触
媒が50℃未満の温度で触媒活性を示す場合、得られる
組成物は貯蔵中に増粘したり、ゲル化するなど好ましく
ない事態を引き起こすおそれがある。なお、該熱潜在性
酸触媒は、構成成分の量、種類を変化させることによ
り、触媒活性を示す温度を容易に調整できる。また、該
熱潜在性酸触媒は安価な材料、例えば、スチレン類や含
窒素化合物を用いることが可能である。
【0044】該熱潜在性酸触媒は、ルイス酸により反応
が促進される反応全てに適用可能である。ルイス酸によ
り活性化される反応としては、例えば、縮合反応、重縮
合反応、付加反応、付加重合反応が挙げられる。具体的
には、エステル化反応、アミド化反応、イミド化反応、
エステル交換反応、エーテル交換反応、アセタール交換
反応などが挙げられる。より具体的には、エポキシ基、
イソシアナート基、ビニルエーテル基を有する化合物な
どと付加反応や付加重合反応を起こす活性水素含有基、
例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基、
イミノ基、シラノール基などを有する化合物との付加反
応や付加重合反応が挙げられる。さらに、エポキシ基を
有する化合物と1−アルコキシエステル基を有する化合
物の付加反応、エポキシ基、ビニルエーテル基、環状エ
ステル基、スピロオルソエステル基、スピロオルソカー
バナート基、オキサゾリン基、環状アセタール基、環状
ケタール基、ビシクロオルソエステル基などを有する化
合物のカチオン重合反応などが挙げられる。
【0045】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。なお、本発明は、これらの例によって何ら制
限されるものではない。
【0046】実施例1、2 熱潜在性酸触媒A、Bの製造 フラスコに表1に示すルイス塩基、ブレンステッド酸を
入れ、室温で撹拌した。次に、表1に示すルイス酸をメ
チルイソブチルケトン/酢酸エチル(重量比:1/1)
混合溶媒により予め10重量%の濃度に希釈した後滴下
し、1時間撹拌した。その後、メチルイソブチルケトン
により予め50重量%の濃度に希釈したスチレン類また
はビニルエーテル化合物を滴下し、さらに3時間撹拌し
た。最後に溶媒を留去することにより表1記載の熱潜在
性酸触媒A、Bを得た。この様に作成した熱潜在性酸触
媒は、表1に示すように各種有機溶剤に対し良好な溶解
性を示した。
【0047】実施例3〜7 熱潜在性酸触媒C〜Gの製造 フラスコに表1に示すエポキシ基を有する化合物、ルイ
ス塩基、ブレンステッド酸を入れ、室温で撹拌した。次
に、表1に示すルイス酸をメチルイソブチルケトン/酢
酸エチル(重量比:1/1)混合溶媒により予め10重
量%の濃度に希釈した後滴下し、その後さらに3時間撹
拌した。最後に溶媒を留去することにより表1記載の熱
潜在性酸触媒C〜Gを得た。この様に作成した熱潜在性
酸触媒は、表1及び表2に示すように各種有機溶剤に対
し良好な溶解性を示した。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】実施例8 熱硬化性樹脂の製造 (1)エポキシ基を含有する樹脂の製造 温度計、還流冷却器、撹拌機、滴下ロートを備えた4つ
口フラスコにキシレン30.76重量部を加え、撹拌
下、80℃に保温した。その後、グリシジルメタクリレ
ート29.80重量部、2−エチルへキシルメタクリレ
ート28.01重量部、ラウリルメタクリレート2.1
7重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.66重量
部、キシレン40重量部を混合溶解したモノマー溶液を
2時間かけて滴下した。滴下終了後、80℃の温度で1
時間保温し、キシレン4.30重量部、アゾイソブチロ
ニトリル0.30重量部の混合溶液を加え、さらに80
℃の温度で1時間保温することにより樹脂溶液Aを得
た。
【0051】(2)ブロックカルボン酸基を含有する樹
脂の製造 温度計、還流冷却器、撹拌機、滴下ロートを備えた4つ
口フラスコにキシレン25.76重量部、ペンタエリス
リトール9.37重量部、ヘキサヒドロフタル酸無水物
38.57重量部を加え、撹拌下、120℃に保温し、
混合物の酸価(ピリジン/水(重量比:9/1)混合液
で約50重量倍に希釈し、90℃で30分間加熱処理し
た溶液を水酸化カリウム標準溶液で滴定)が200以下
になるまで反応させる。反応終了後、反応液の温度を6
0℃まで下げ、2−エチルへキシルリン酸0.10重量
部を加え、滴下ロートにてイソブチルビニルエーテル2
6.20重量部を30分かけて滴下する。混合物の酸価
が15以下になったところで反応は終了し、ブロックカ
ルボン酸を含有する樹脂溶液Bを得た。上記の樹脂溶液
A、Bの官能基量が等しくなるように樹脂溶液A、Bを
混合し、この樹脂溶液100重量部に、熱潜在性酸触媒
Aを1.0重量部加え、全成分を撹拌し、触媒を完全に
溶解させる。次に、この混合物をキシレンにより1ポイ
ズに希釈することで熱硬化性組成物溶液を得た。
【0052】熱硬化性樹脂の性能検討 このようにして製造した熱硬化性樹脂をアルミ板上に塗
布し、140℃で20分間の硬化条件で焼き付けた後、
ヌープ硬度(島津製作所(株)製、M型微小硬度計によ
る)を測定したところ、表2に示すように充分な硬度を
有する塗膜が得られた。さらに、上記の熱硬化性樹脂溶
液を40℃で30日間密封貯蔵した後、粘度を測定した
ところ、表2に示すようにほとんど粘度増加は認められ
なかった。また、貯蔵後の熱硬化性樹脂をアルミ板上に
塗布し、140℃で20分間の硬化条件で焼き付けた
後、ヌープ硬度を測定したところ、表2に示すように貯
蔵後も優れた硬度を示した。すなわち、本発明の熱潜在
製酸触媒は優れた貯蔵安定性を有する。
【0053】実施例9〜14 実施例8の熱潜在性酸触媒を表1及び表2に示した熱潜
在性酸触媒B〜Gに置き換えて、同様の操作を行ったと
ころ、表3及び表4に示すように若干の増粘、貯蔵後の
高度低下を誘発する触媒もあるが、ほとんどの触媒は良
好な熱潜在性を示した。
【0054】比較例1 実施例8と同様の操作を熱潜在性酸触媒を添加せずに行
った。その結果、この熱硬化性樹脂は表5に示すように
良好な貯蔵安定性を示すが、硬化が全く進行しないこと
が確認された。
【0055】比較例2 実施例8の熱潜在性酸触媒をオクチル酸亜鉛に置き換え
て、同様の操作を行ったところ、表5に示すように充分
な硬度を有する塗膜が得られたが、貯蔵中に著しい粘度
増加が見られた。
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】
【表5】
【0059】
【発明の効果】本発明の熱潜在性酸触媒は、有害な物質
を副生せず、有機溶剤に対し良好な溶解性を示し、かつ
低温硬化性に優れる上、貯蔵安定性にも優れるので縮合
反応、重縮合反応、付加反応、付加重合反応、カチオン
重合反応などの熱潜在性酸触媒として有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)環状エーテルを含有する化合物、
    一般式(1) 【化1】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜
    20のアルキル基であり、R2は水素原子、ハロゲン原
    子、炭素数1〜20のアルキル基及びアルコキシル基か
    ら選ばれる有機基を示す。)で表されるスチレン類、一
    般式(2) 【化2】CHR3=CR4−OR5 (2) (式中、R3及びR4はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜
    20の有機基を示し、同一でも又は異なってもよく、R
    5は炭素数1〜20の有機基を示し、互いに結合して環
    構造を形成してもよい。)で表されるビニルエーテル
    類、及びラクトン類から選ばれる少なくとも1種の化合
    物、(II)一般式(3) 【化3】R6−S−R7 (3) (式中、R6及びR7はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜
    40の有機基を示し、同一でも又は異なってもよく、互
    いに結合しあって環構造を形成してもよい。)で表され
    る含硫黄化合物、一般式(4) 【化4】N−(R83 (4) (式中、R8は炭素数1〜20の有機基を示し、3個の
    8は同一でも又は異なってもよく、互いに結合しあっ
    て環構造を形成してもよい。)で表される含窒素化合
    物、及び一般式(5) 【化5】P−(R93 (5) (式中、R9は炭素数1〜20のアルキル基、アルコキ
    シル基、アリール基から選ばれる有機基を示し、3個の
    9は同一でも又は異なってもよく、互いに結合しあっ
    て環構造を形成してもよい。)で表される含リン化合物
    から選ばれる少なくとも1種の化合物、(III)カルボ
    キシル基を有する化合物、リン酸を有する化合物、スル
    ホン酸を有する化合物、及びその他の活性プロトンを有
    する化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物、ただ
    し、(I)成分として環状エーテルを含有する化合物に
    おけるエポキシ化合物を用い、かつ(II)成分として
    含硫黄化合物を用いる場合は、リン酸を有する化合物、
    スルホン酸を有する化合物、及びその他の活性プロトン
    を有する化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物、
    及び(IV)一般式(6) 【化6】(X1n1−M1−(R10n2 (6) (式中、M1はホウ素、アルミニウム、スズ、鉛又は遷
    移元素の原子を示し、Xはハロゲン原子を示し、Xが複
    数個ある場合はそれぞれ同一でも又は異なってもよく、
    10は炭素数1〜40の有機基を示し、R10が複数個あ
    る場合はそれぞれ同一でも又は異なってもよく、M1
    子にキレート環を形成してもよく、n1及びn2はそれ
    ぞれ0〜6の整数を示し、n1+n2が1〜6の整数で
    ある。)で表されるルイス酸から成ることを特徴とする
    熱潜在性酸触媒。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005507029A (ja) * 2001-10-30 2005-03-10 バイエル・インコーポレーテツド イソブチレンに基づくポリマーの製造のための遷移金属不含の開始剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005507029A (ja) * 2001-10-30 2005-03-10 バイエル・インコーポレーテツド イソブチレンに基づくポリマーの製造のための遷移金属不含の開始剤

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