JPH10203931A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH10203931A
JPH10203931A JP9011188A JP1118897A JPH10203931A JP H10203931 A JPH10203931 A JP H10203931A JP 9011188 A JP9011188 A JP 9011188A JP 1118897 A JP1118897 A JP 1118897A JP H10203931 A JPH10203931 A JP H10203931A
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JP
Japan
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hair
polymer
fine particles
amphoteric
water
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JP9011188A
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English (en)
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Toshie Takahashi
俊江 高橋
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)平均粒径0.2μm 以上1μm 未
満の水不溶性ポリマー微粒子 0.001〜10重量
%、及び(B)アニオン性化合物及び/または両性化合
物 0.001〜20重量%を含有する毛髪化粧料。 【効果】 毛髪に自然な艶を付与する効果に優れ、べた
つかず、髪のまとまり性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪に対して自然
な艶を付与する効果に優れ、また、髪のまとまり性を向
上させ、しかも毛髪の損傷を予防・補修することができ
る毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪化粧料には、毛髪に艶を付与した
り、髪のまとまり性を良くするなどの特性を有すること
が強く求められている。従来、毛髪に艶を付与するため
には、油剤やポリマー等を配合したスタイリング剤が用
いられ、毛髪を油剤やポリマーで被覆し、光反射強度を
高める方法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では完全に被覆された部分の反射光は非常に高くなっ
て元々の毛髪の数倍程度の強度を示すことがあり、外観
上不自然に感じられる。また、被覆が不完全で剤が塊状
に付着することもあるが、その場合の反射光はむしろ低
下してしまい、いずれにせよ、本来の毛髪の光沢とは質
感が異なり、不自然な外観になってしまう。また、油剤
やポリマーの皮膜により、べたついたり、髪が束になっ
て汚れたような外観を呈するなど感触や見た目の点でも
問題があった。また、髪のまとまり性を向上させるため
には、シャンプー、ヘアリンス、トリートメント、スタ
イリング剤等に油剤やシリコーンを配合して、これらを
毛髪に吸着させる方法が行われているが、やはり毛髪全
体がべたつくなど、感触が悪くなるという問題があっ
た。
【0004】従って、本発明の目的は、毛髪に対して自
然な艶を付与する効果に優れ、髪のまとまり性を向上さ
せることができる毛髪化粧料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者は鋭意検討を行った結果、特定の水不溶性ポリマ
ー微粒子とアニオン性化合物及び/または両性化合物と
を含有する毛髪化粧料が、毛髪に対して自然な艶を付与
する効果に優れるとともに、毛髪がべたつかずに髪のま
とまりを向上させることができることを見出し、本発明
を完成した。
【0006】毛髪繊維1本1本はキューティクルという
うろこ状の細胞が板状に重なり合った層で覆われてい
る。このキューティクルは人の毛髪では通常5〜10層
重なりあっているが、最外層のものは一部外部に露出し
ている。この露出部分の内、キューティクル細胞の外周
部分は毛軸に対してほぼ垂直に近い角度をなしている。
以降、この部分をエッヂと記す。また、外周部以外は毛
軸に対して約5°程度のゆるやかな角度をなしており、
以降この部分をキューティクル平坦部と記す。露出部分
の面積の殆どはこのキューティクル平坦部である。
【0007】本発明者は、適当な範囲の粒径を有する微
粒子を含む毛髪化粧料で毛髪を処理した場合、その粒子
の多くをキューティクルのエッヂ部分に選択的に吸着さ
せることが可能であることを見出した。この際、この毛
髪化粧料中にアニオン性化合物及び/または両性化合物
を配合することによって、粒子の表面電位を適当な範囲
にコントロールできるとともに、粒子の配合によって起
こるきしみ感、髪が硬くなる感じ等を抑えて毛髪化粧料
としての使用感を良好に保つことができる。
【0008】また、エッヂ部分の高さ(0.2〜1μm
)と同程度の粒径を有する微粒子を用いれば、微粒子
のエッヂへの吸着によってエッヂ部分の急峻な角度が緩
和され、毛髪繊維の平滑性を向上させる結果、艶の向上
及びまとまりが達成できることを見出した。この場合の
艶は、油剤やポリマーの様に毛髪全体を覆ってしまうの
ではなく、毛髪表面の面積の殆どをしめるキューティク
ル平坦部分はそのままで、エッヂの部分の角度のみを緩
和するので、毛髪に光を照射した時の反射光の強度を不
自然なレベルにまで強めることが無く、目的とする髪本
来の自然な艶が得られる。また、皮膜形成による感触の
劣化や、毛髪がくっついて束になるという従来のつや出
し技術の欠点も無い。
【0009】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B): (A)平均粒径0.2μm 以上1μm 未満の水不溶性ポ
リマー微粒子0.001〜10重量%、 (B)アニオン性化合物及び/または両性化合物 0.
001〜20重量% を含有する毛髪化粧料を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(A)の
水不溶性ポリマー微粒子としては、例えばシリコーン樹
脂、メタクリル酸アルキルエステル重合体、アクリル酸
アルキルエステル重合体、スチレンの重合体、及びこれ
らと重合し得る重合性モノマーとの共重合体、キトサン
−メタクリル酸共重合体等のポリマーの微粒子などが挙
げられる。
【0011】これらのうち、シリコーン樹脂としては、
シロキサン結合で3次元に架橋した構造を有する水不溶
性シリコーン樹脂を用いることができ、例えば東芝シリ
コーン社製トスパール、信越化学工業社製KMP59
0、東レ・ダウコーニング社製トレフィルRなどの市販
品を使用することができる。
【0012】また、メタクリル酸アルキルエステル重合
体を構成するメタクリル酸アルキルエステルとしては、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n
−ヘキシル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸n−ラウリル等が挙
げられる。同様に、アクリル酸アルキルエステル重合体
を構成するアクリル酸アルキルエステルとしては、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸n−ヘキシル、
アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸n−ラウリル等が挙げられる。メタクリ
ル酸アルキルエステル重合体としては、ポリメチルメタ
クリレート、ポリエチルメタクリレート等が好ましく、
特にポリメチルメタクリレートが好ましい。アクリル酸
アルキルエステル重合体としては、ポリメチルアクリレ
ート、ポリエチルアクリレート等が好ましい。アクリル
酸アルキルエステルまたはメタクリル酸アルキルエステ
ルと重合し得るモノマーとしては、例えばスチレン等を
挙げることができ、その好ましい共重合体としては、例
えばスチレン−ブチルメタクリレート共重合体を挙げら
れる。スチレンと重合し得るモノマーとしては、例えば
ジビニルベンゼン等を挙げることができ、その好ましい
共重合体としてはスチレン−ジビニルベンゼン共重合体
等が挙げられる。
【0013】これらの水不溶性ポリマー微粒子は、平均
粒径が0.2μm 以上1μm 未満であることが必要であ
り、好ましくは0.3〜0.9μm である。0.2μm
未満では十分な平滑性向上効果が得られず、1μm 以上
では毛髪に吸着する微粒子数が減少し、平滑性を向上さ
せることはできず、毛髪に十分な艶やまとまり性を与え
ることができない。またこれらの微粒子の粒度分布は8
0%以上が平均粒径の±30%の範囲内にあることが、
光沢付与効果の点から好ましい。
【0014】なお本発明で平均粒径とは、走査型電子顕
微鏡を用いて、以下の方法により測定した値をいう。ま
ず電子顕微鏡用試料を常法により作成する。すなわち1
0,000倍の視野に20〜80個の粒子を数えること
ができるように微粒子懸濁液を調製し、試料台に塗布す
る。
【0015】
【数1】
【0016】また、微粒子の形状は特に制限されず、球
状、不定形、偏平形、板状等のいずれでもよく、その構
造も中空構造、多孔性等のいずれであってもよい。更
に、微粒子は表面改質や多孔性を付与するための化学処
理、または吸油能や吸水能を付与するための化学処理を
施したものを使用することもできる。
【0017】これらの微粒子は、1種または2種以上を
組合わせて用いることができる。
【0018】本発明の毛髪化粧料において、これらの水
不溶性ポリマー微粒子は、全組成中に0.001〜10
重量%、好ましくは0.01〜5重量%配合される。
0.001重量%未満では十分な効果が得られず、10
重量%を超えるときしみ、硬さなどがでてきて髪の感触
が劣ってくるので好ましくない。
【0019】本発明で用いられる成分(B)のアニオン
性化合物としては通常毛髪化粧料等に用いられるアニオ
ン性界面活性剤、アニオン性ポリマー等が挙げられる。
ここでアニオン性界面活性剤としては、通常シャンプー
組成物等に用いられるものであれば特に制限されず、以
下の(i)〜(xi)に示すものが挙げられる。 (i)平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖
または分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩。 (ii)平均炭素数10〜20の直鎖または分岐鎖のアル
キル基またはアルケニル基を有し、1分子内に平均0.
5〜8モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド、エチレンオキサイドとプロピ
レンオキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比
で、あるいはエチレンオキサイドとブチレンオキサイド
が0.1/9.9〜9.9/0.1の比で付加したアル
キルまたはアルケニルエーテル硫酸塩。
【0020】(iii)平均炭素数10〜20のアルキル
基またはアルケニル基を有するアルキルまたはアルケニ
ル硫酸塩。 (iv)平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオ
レフィンスルホン酸塩。 (v)平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するア
ルカンスルホン酸塩。 (vi)平均10〜24の炭素原子を1分子中に有する飽
和または不飽和脂肪酸塩。
【0021】(vii)次の式で表わされるアミドエーテ
ルカルボン酸型界面活性剤
【0022】
【化1】
【0023】〔式中、R1 は直鎖または分岐鎖の炭素数
8〜22のアルキル基またはアルケニル基、アルキル
(C8〜C9)フェニル、R2CONH-CH2-CH2-(式中、R2
炭素数11〜21の直鎖または分岐鎖のアルキル基また
はアルケニル基である)基を表わし、aは2〜24の
数、bは0〜6の数を示し、Aは水素原子、ナトリウ
ム、カリウム、リチウム、マグネシウム、モノエタノー
ルアミン、アンモニウムまたはトリエタノールアミンの
残基を表わす〕
【0024】(viii)平均10〜20の炭素原子から成
るアルキル基またはアルケニル基を有するα−スルホ脂
肪酸塩またはエステル。 (ix)炭素数8〜24のアシル基、及び遊離カルボン酸
残基を有するN−アシルアミノ酸型界面活性剤。 (x)炭素数8〜24のアルキル基またはアルケニル基
を有するリン酸モノまたはジエステル型界面活性剤。 (xi)炭素数8〜22の高級アルコール若しくはそのエ
トキシレートなどのスルホコハク酸エステルまたは高級
脂肪酸アミド由来のスルホコハク酸エステル。
【0025】これらのアニオン性界面活性剤のアニオン
性残基の対イオンとしては、ナトリウム、カリウム等の
アルカリ金属イオン、カルシウム、マグネシウム等のア
ルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、炭素数2
または3のアルカノール基を1〜3個有するアルカノー
ルアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノール
アミンなど)を挙げることができる。
【0026】また、アニオン性ポリマーとしては、ビニ
ルアルキルエーテル−マレイン酸コポリマー、特にメチ
ルビニルエーテル−マレイン酸コポリマーが好ましい。
このコポリマーはビニルエーテルとマレイン酸無水物と
の共重合体を加水分解することにより得られ、ガントレ
ッツANまたはESとして市販されている。またこれら
のポリマーは、例えばエチル、ブチルまたはイソブチル
基等がより部分的にエステル化されていてもよい(例え
ばガントレッツES225)。また、アニオン性ポリマ
ーとしては、更に酢酸ビニル−クロトン酸コポリマー、
酢酸ビニル−ネオドデカン酸ビニル−クロトン酸コポリ
マー(レシン系として知られている);アクリル酸ナト
リウム−ビニルアルコールコポリマー(ハイダゲンFと
して知られている);ポリスチレンスルホン酸ナトリウ
ム(フレキサン130として知られている);エチルア
クリレート−アクリル酸−N−tert−ブチルアクリ
ルアミドコポリマー(ウルトラホールドとして知られて
いる);ビニルピロリドン−酢酸ビニル−イタコン酸コ
ポリマー;アクリル酸−アクリルアミドコポリマーまた
はそのナトリウム塩(レテンとして知られている)等が
挙げられる。
【0027】また、両性化合物としては、通常毛髪化粧
料に用いられる両性界面活性剤、両性ポリマー等が挙げ
られる。ここで両性界面活性剤としては、カルボベタイ
ン型界面活性剤、スルホベタイン型界面活性剤等が挙げ
られ、また両性ポリマーとしては例えばN−オクチルア
クリルアミド−(メタ)アクリル酸−tert−ブチル
アミノエチルメタクリレートコポリマー(アンフォーマ
ーとして知られている);メタクリロイルエチルベタイ
ン−アルキルメタクリレートコポリマー(ユカフォーマ
ーとして知られている);より具体的にはメタクリロイ
ルエチルベタイン−ブチルメタクリレートコポリマー
(ユカフォーマーAm75);カルボン酸またはスルホ
ン酸を有するモノマーのコポリマー、より具体的には
(メタ)アクリル酸または/及びイタコン酸と、モノも
しくはジ−アルキルアミノアルキル(メタ)アクリレー
トまたはジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルア
ミド等のアミノ基含有モノマーとのコポリマー;N−オ
クチルアクリルアミド、メチルメタクリレート、ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、N−tert−ブチルア
ミノエチルメタクリレート及びアクリル酸のコポリマ
ー;及び米国特許3,927,199号記載のコポリマ
ー等が挙げられる。
【0028】これらのアニオン性化合物及び両性化合物
は、1種または2種以上を組合わせて用いることがで
き、全組成中に0.001〜20重量%、好ましくは
0.005〜15重量%配合される。0.001重量%
未満では十分な効果が得られず、20重量%を超えると
べたつくなど感触が悪くなる。
【0029】本発明の毛髪化粧料には、前記成分のほ
か、通常の毛髪化粧料に用いられる成分、例えば炭化水
素、高級アルコール、エステル類、シリコーン油等の油
分;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、ポリエチレングリコール等の保湿剤;
ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤等の界面活性
剤;抗フケ剤、ビタミン類等の薬効剤;パラベン類等の
防腐剤;水溶性高分子等の増粘剤;染料、顔料等の着色
剤;グリコールエステル等のパール化剤;その他キレー
ト剤、各種調合香料等を、本発明の効果を損なわない範
囲で適宜配合することができる。
【0030】本発明の毛髪化粧料は、通常の方法に従っ
て製造することができ、ヘアリンス剤、ヘアコンディシ
ョナー、ヘアトリートメント、リンスインシャンプーな
どとすることができる。
【0031】
【実施例】以下に本発明の実施例を示して本発明を更に
詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定される
ものではない。
【0032】実施例1 下記の成分及び配合量からなるシャンプーを常法により
調製した。 重量% ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(2.5E.O.) 14 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 1 安息香酸ナトリウム 1 香料 適量 pH調整剤 適量 スチレン−ジビニルベンゼン−ステアリルメタクリレート微粒子*1 0.4 イオン交換水 バランス *1:平均粒径0.7μmの球状粒子
【0033】比較例1 実施例1のスチレン−ジビニルベンゼン−ステアリルメ
タクリレート微粒子を使用せず、それ以外は実施例1と
同様にシャンプーを調製した。
【0034】実施例2 下記の成分及び配合量のシャンプーを常法によって調製
した。 重量% アルキルポリグルコシド 5 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン 12 ラウリン酸 1 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 1 ユカフォーマーAM-75 1 キトサン−メタクリル酸共重合体微粒子*2 1 pH調整剤 適量 香料 適量 イオン交換水 バランス *2:平均粒径0.5μmの偏平形粒子
【0035】比較例2 実施例2のキトサン−メタクリル酸共重合体微粒子を使
用せず、それ以外は実施例2と同様にシャンプーを調製
した。
【0036】試験例1 モニターの頭髪を半分に分け、片方に実施例のシャンプ
ー、もう片方に比較例のシャンプーを用いて洗髪した。
乾燥後、それぞれのモニターについて評価者10人が、
髪の艶の自然さ、髪のまとまりについて目視評価を行っ
た。結果を表1に示す。なお、表中の数字は、それぞれ
の評価を下した人数である。
【0037】
【表1】
【0038】表1より実施例1は比較例1より、実施例
2は比較例2より髪に自然な艶、まとまりを与えること
ができることが確認された。
【0039】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、配合される水不
溶性ポリマー微粒子が毛髪のキューティクルエッヂ部分
に選択的に吸着することにより、毛髪に自然な艶を付与
し、毛髪がべたつくことなく良好な感触で、髪のまとま
り性を向上させることができる。また、微粒子にあらか
じめ油剤等を吸収させておくことにより、損傷し易いキ
ューティクルエッヂ部分にのみ油剤等を吸着させ、その
損傷補修効果を効率良く発揮させることも可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)平均粒径0.2μm 以上1μm 未満の水不溶性ポ
    リマー微粒子0.001〜10重量%、 (B)アニオン性化合物及び/または両性化合物 0.
    001〜20重量% を含有する毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(A)の水不溶性ポリマー微粒子
    が、シリコーン樹脂、メタクリル酸アルキルエステル重
    合体、アクリル酸アルキルエステル重合体、スチレンの
    重合体、及びこれらと重合し得る重合性モノマーとの共
    重合体、並びにキトサン−メタクリル酸共重合体から選
    ばれるポリマーの微粒子である請求項1記載の毛髪化粧
    料。
JP9011188A 1997-01-24 1997-01-24 毛髪化粧料 Pending JPH10203931A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2798586A1 (fr) * 1999-09-20 2001-03-23 Oreal Compositions capillaires comprenant des plaquettes organiques, insolubles et deformables
JP5900326B2 (ja) * 2010-04-06 2016-04-06 ライオン株式会社 毛髪化粧料

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WO2001021142A1 (fr) * 1999-09-20 2001-03-29 L'oreal Compositions capillaires comprenant des plaquettes organiques, insolubles et deformables
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