JPH10203466A - 補助動力付き自転車 - Google Patents
補助動力付き自転車Info
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- JPH10203466A JPH10203466A JP710497A JP710497A JPH10203466A JP H10203466 A JPH10203466 A JP H10203466A JP 710497 A JP710497 A JP 710497A JP 710497 A JP710497 A JP 710497A JP H10203466 A JPH10203466 A JP H10203466A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- electric motor
- bicycle
- pedal
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M6/00—Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
- B62M6/40—Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
- B62M6/55—Rider propelled cycles with auxiliary electric motor power-driven at crank shafts parts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M11/00—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels
- B62M11/04—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio
- B62M11/14—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears
- B62M11/145—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears built in, or adjacent to, the bottom bracket
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動モータの動力を人力の補助動力として用
いて、人力のペダル漕ぎによる速度を越える速度で自転
車を走行させたい場合に電動モータが作動し、無段変速
で動力を車輪に伝達することができる補助動力付き自転
車を得ること。 【解決手段】 本発明の自転車1Aは、人力を差動ギア
11のアウターギア12に、電動モータ15の動力をイ
ンナーギア13に差動入力として入力し、遊星ギア16
が連結されているフロントスプロケット6、チェーン
8、リアタイヤ5に出力を伝達するように構成されてい
る。
いて、人力のペダル漕ぎによる速度を越える速度で自転
車を走行させたい場合に電動モータが作動し、無段変速
で動力を車輪に伝達することができる補助動力付き自転
車を得ること。 【解決手段】 本発明の自転車1Aは、人力を差動ギア
11のアウターギア12に、電動モータ15の動力をイ
ンナーギア13に差動入力として入力し、遊星ギア16
が連結されているフロントスプロケット6、チェーン
8、リアタイヤ5に出力を伝達するように構成されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータの動力
を人力の補助動力として用いて、人力のペダル漕ぎによ
る速度を越える速度で自転車を走行させたい場合に電動
モータが作動し、無段変速で動力を車輪に伝達すること
ができる補助動力付き自転車に関するものである。
を人力の補助動力として用いて、人力のペダル漕ぎによ
る速度を越える速度で自転車を走行させたい場合に電動
モータが作動し、無段変速で動力を車輪に伝達すること
ができる補助動力付き自転車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の低速で走行させる自転車は、人力
に対し、車輪の回転力を補助する駆動機構を備えた自転
車である。このため、自転車の速度(以下、単に「車
速」と略記する)が変化すると、その車速の変化に比例
してペダルの回転数も変化してしまう。この種の自転車
は比較的低速の車速で走行する間は人が漕げるが、人が
漕げるペダルの回転数には限界(上限)があるため、ギ
ア比を変える変速装置が用いられている。
に対し、車輪の回転力を補助する駆動機構を備えた自転
車である。このため、自転車の速度(以下、単に「車
速」と略記する)が変化すると、その車速の変化に比例
してペダルの回転数も変化してしまう。この種の自転車
は比較的低速の車速で走行する間は人が漕げるが、人が
漕げるペダルの回転数には限界(上限)があるため、ギ
ア比を変える変速装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、自転車の搭乗
者はその変速装置の変速操作が必要である。しかし、自
転車の走行中にこの変速操作を行うことは、比較的高齢
の者や婦女子にとっては難しく、また、危険である。ま
た、このギアの変速装置は設定されたギアの変速比以外
の変速比を任意に選ぶことや変速比を連続的に変化させ
ることはできない。
者はその変速装置の変速操作が必要である。しかし、自
転車の走行中にこの変速操作を行うことは、比較的高齢
の者や婦女子にとっては難しく、また、危険である。ま
た、このギアの変速装置は設定されたギアの変速比以外
の変速比を任意に選ぶことや変速比を連続的に変化させ
ることはできない。
【0004】本発明はこのような問題点を解決しようと
するものであって、車速が変化してもギア比を無段階で
変化させることができる無段階変速装置を備えた補助動
力付き自転車を得ることを目的とするものである。
するものであって、車速が変化してもギア比を無段階で
変化させることができる無段階変速装置を備えた補助動
力付き自転車を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の補助
動力付き自転車は、人力と電動モータの補助動力とを差
動ギアに差動入力として入力し、前記電動モータ側には
人力により電動モータが逆転することを防止する逆転防
止用クラッチと電動モータの回転数を検出する回転数検
出器とを装着し、ペダル側にはペダル回転数を検出する
回転数検出器を装着し、前記差動ギアの出力側に車輪を
連結して構成し、前記課題を解決している。
動力付き自転車は、人力と電動モータの補助動力とを差
動ギアに差動入力として入力し、前記電動モータ側には
人力により電動モータが逆転することを防止する逆転防
止用クラッチと電動モータの回転数を検出する回転数検
出器とを装着し、ペダル側にはペダル回転数を検出する
回転数検出器を装着し、前記差動ギアの出力側に車輪を
連結して構成し、前記課題を解決している。
【0006】従って、本発明の補助動力付き自転車によ
れば、車速が上がっても、ギアの組み替え等により増速
比を変える必要がない。
れば、車速が上がっても、ギアの組み替え等により増速
比を変える必要がない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5を用いて、本
発明の補助動力付き自転車の実施例を説明する。図1は
本発明の第1実施例の補助動力付き自転車の一部断面図
であり、図2は図1に示したフロントスプロケット部の
一部拡大断面図であり、そして図3は図1及び図2に示
したフロントスプロケット部に組み込まれている無段変
速装置の平面図であり、図4は本発明の第2実施例の補
助動力付き自転車の一部断面図であり、そして図5は図
4に示した補助動力付き自転車に組み込まれている無段
変速装置の構造を示す概念的断面図である。
発明の補助動力付き自転車の実施例を説明する。図1は
本発明の第1実施例の補助動力付き自転車の一部断面図
であり、図2は図1に示したフロントスプロケット部の
一部拡大断面図であり、そして図3は図1及び図2に示
したフロントスプロケット部に組み込まれている無段変
速装置の平面図であり、図4は本発明の第2実施例の補
助動力付き自転車の一部断面図であり、そして図5は図
4に示した補助動力付き自転車に組み込まれている無段
変速装置の構造を示す概念的断面図である。
【0008】先ず、図1を用いて、本発明の第1実施例
の補助動力付き自転車を説明する。図1において、符号
1Aは本発明の第1実施例の補助動力付き自転車(以
下、単に「自転車」と略記する)を指す。この自転車1
Aは、通常の自転車と同様に、クランクシャフト2に固
定されているペダルクランク3と、このペダルクランク
3の先端部に回転自在に連結されているペダル4と、リ
アタイヤ5と、前記ペダル4を漕いで生じる動力をリア
タイヤ5に伝達するフロントスプロケット6とリアスプ
ロケット7とチェーン8などから構成されている他、図
2及び図3に示した無段変速装置10がフロントスプロ
ケット6に組み込まれている。なお、図1では、フロン
トタイヤ、ハンドル、サドルなどを省略した。
の補助動力付き自転車を説明する。図1において、符号
1Aは本発明の第1実施例の補助動力付き自転車(以
下、単に「自転車」と略記する)を指す。この自転車1
Aは、通常の自転車と同様に、クランクシャフト2に固
定されているペダルクランク3と、このペダルクランク
3の先端部に回転自在に連結されているペダル4と、リ
アタイヤ5と、前記ペダル4を漕いで生じる動力をリア
タイヤ5に伝達するフロントスプロケット6とリアスプ
ロケット7とチェーン8などから構成されている他、図
2及び図3に示した無段変速装置10がフロントスプロ
ケット6に組み込まれている。なお、図1では、フロン
トタイヤ、ハンドル、サドルなどを省略した。
【0009】前記無段変速装置10を図2及び図3に拡
大して示した。図2に示した無段変速装置10は図3に
示したA−A線上における断面図である。この無段変速
装置10は遊星ギア型の差動ギア11で構成されてい
る。差動ギア11のアウターギア12はそのハブ12A
でクランクシャフト2及びペダルクランク3に固定され
ている。差動ギア11のインナーギア13は比較的半径
が大きいギア(以下、「大ギア」と記す)13Aと比較
的半径が小さいギア(以下、「小ギア」と記す)13B
とが連結ハブ13Cで互いに平行に連結されたU字型の
構造で形成されており、そしてその連結ハブ13Cが軸
受け14を介してアウターギア12のハブ12Aの内周
にに装着されている。
大して示した。図2に示した無段変速装置10は図3に
示したA−A線上における断面図である。この無段変速
装置10は遊星ギア型の差動ギア11で構成されてい
る。差動ギア11のアウターギア12はそのハブ12A
でクランクシャフト2及びペダルクランク3に固定され
ている。差動ギア11のインナーギア13は比較的半径
が大きいギア(以下、「大ギア」と記す)13Aと比較
的半径が小さいギア(以下、「小ギア」と記す)13B
とが連結ハブ13Cで互いに平行に連結されたU字型の
構造で形成されており、そしてその連結ハブ13Cが軸
受け14を介してアウターギア12のハブ12Aの内周
にに装着されている。
【0010】インナーギア13の大ギア13Aは電動モ
ータ15の回転軸の先端部に固定されているギア15A
に噛み合っており、インナーギア13の小ギア13Bと
アウターギア12との間には遊星ギア16が噛み合って
いる。電動モータ15の回転軸には回転数検出器17と
逆転防止用クラッチ18とが装着されている。遊星ギア
16はフロントスプロケット6に固定されている軸16
Aを中心に回転自在に支持されている。また、クランク
シャフト2には回転数検出器19が装着されている。
ータ15の回転軸の先端部に固定されているギア15A
に噛み合っており、インナーギア13の小ギア13Bと
アウターギア12との間には遊星ギア16が噛み合って
いる。電動モータ15の回転軸には回転数検出器17と
逆転防止用クラッチ18とが装着されている。遊星ギア
16はフロントスプロケット6に固定されている軸16
Aを中心に回転自在に支持されている。また、クランク
シャフト2には回転数検出器19が装着されている。
【0011】次に、この無段変速装置10の動作を説明
する。ペダル4に加えられた搭乗者の力(以下、単に
「人力」と記す)はペダルクランク3のクランクシャフ
ト2に伝わり、アウターギア12を介して遊星ギア16
に伝えられる。電動モータ15の動力は逆転防止用クラ
ッチ18を介してギア15Aとインナーギア13の大ギ
ア13Aに伝えられ、これらのギアで減速されてインナ
ーギア13の小ギア13Bを介して遊星ギア16に伝え
られる。前記逆転防止用クラッチ18は一方向クラッチ
であって、電動モータ15の逆転を防止するものであ
る。
する。ペダル4に加えられた搭乗者の力(以下、単に
「人力」と記す)はペダルクランク3のクランクシャフ
ト2に伝わり、アウターギア12を介して遊星ギア16
に伝えられる。電動モータ15の動力は逆転防止用クラ
ッチ18を介してギア15Aとインナーギア13の大ギ
ア13Aに伝えられ、これらのギアで減速されてインナ
ーギア13の小ギア13Bを介して遊星ギア16に伝え
られる。前記逆転防止用クラッチ18は一方向クラッチ
であって、電動モータ15の逆転を防止するものであ
る。
【0012】アウターギア12及びインナーギア13の
回転により遊星ギア16は回転しながら移動する。遊星
ギア16の移動につれ、遊星ギア16の軸16Aも移動
し、フロントスプロケット6が回転させられる。この回
転が図1に示した補助動力付き自転車1Aのチェーン8
を回し、駆動力となる。ペダルの回転数はクランクシャ
フト2に装着されている回転数検出器19で検出され、
電動モータ15の回転数は電動モータ15に装着されて
いる回転数検出器17で検出される。
回転により遊星ギア16は回転しながら移動する。遊星
ギア16の移動につれ、遊星ギア16の軸16Aも移動
し、フロントスプロケット6が回転させられる。この回
転が図1に示した補助動力付き自転車1Aのチェーン8
を回し、駆動力となる。ペダルの回転数はクランクシャ
フト2に装着されている回転数検出器19で検出され、
電動モータ15の回転数は電動モータ15に装着されて
いる回転数検出器17で検出される。
【0013】車速は電動モータ15の回転数とペダル4
の回転数とから得られる。自転車1Aの発進時は車速が
遅いため、ペダル4に対するリアタイヤ5のギア比は低
くてもよい。従って、電動モータ15は低速で回転させ
るか、或いは作動させない。この時、電動モータ15に
通電していなくても、電動モータ15には逆転防止用ク
ラッチ18が装着されているため、電動モータ15は逆
転することはない。車速が上昇するにしたがい、電動モ
ータ15の回転数を上げる。これによりペダル4の回転
数から見たギア比が上がる。
の回転数とから得られる。自転車1Aの発進時は車速が
遅いため、ペダル4に対するリアタイヤ5のギア比は低
くてもよい。従って、電動モータ15は低速で回転させ
るか、或いは作動させない。この時、電動モータ15に
通電していなくても、電動モータ15には逆転防止用ク
ラッチ18が装着されているため、電動モータ15は逆
転することはない。車速が上昇するにしたがい、電動モ
ータ15の回転数を上げる。これによりペダル4の回転
数から見たギア比が上がる。
【0014】従って、車速が上がっても、従来技術の自
転車のように、ギアを組み替えてギア比を変える必要が
ない。バッテリーの電力が無くなるか、または故障など
により電動モータ15が回転しない場合において、ギア
比は最も小さいままとなるが、本発明の自転車1Aは通
常の自転車としての機能を果たすことはできる。
転車のように、ギアを組み替えてギア比を変える必要が
ない。バッテリーの電力が無くなるか、または故障など
により電動モータ15が回転しない場合において、ギア
比は最も小さいままとなるが、本発明の自転車1Aは通
常の自転車としての機能を果たすことはできる。
【0015】次に、図4及び図5を用いて、本発明の第
2実施例の自転車を説明する。図4において、符号1B
は本発明の第2実施例の自転車を指す。この自転車1B
にも無段変速装置20が組み込まれている。この無段変
速装置20の構成要素は、自動車等で一般的に用いられ
ている、所謂、ディファレンシャルギアと同一の構造の
ものであって、ベベルギア(傘型歯車)で構成された構
造の差動ギア21である。
2実施例の自転車を説明する。図4において、符号1B
は本発明の第2実施例の自転車を指す。この自転車1B
にも無段変速装置20が組み込まれている。この無段変
速装置20の構成要素は、自動車等で一般的に用いられ
ている、所謂、ディファレンシャルギアと同一の構造の
ものであって、ベベルギア(傘型歯車)で構成された構
造の差動ギア21である。
【0016】図5にこの差動ギア21のみを示した。こ
の実施例の差動ギア21は二対のベベルギア22と2
4、26と28とで構成されている。ベベルギア22は
ギアシャフト23に固定され、回転自在に支持されてい
る。ベベルギア24もギアシャフト25に固定され、回
転自在に支持されている。ベベルギア26にはギアシャ
フト27が固定され、ベベルギア28にはギアシャフト
29固定されて、リングギア30に対して回転自在に支
持されている。一対のベベルギア22と24との間で噛
み合い、リングギア30に対して回転自在に支持されて
いるベベルギアは、原理的には1個でもよいが、通常は
3個使用され、図示の実施例では2個のベベルギア2
6、28が使用されている。これらのベベルギア26、
28はそれぞれベベルギア22、24と噛み合ってい
る。
の実施例の差動ギア21は二対のベベルギア22と2
4、26と28とで構成されている。ベベルギア22は
ギアシャフト23に固定され、回転自在に支持されてい
る。ベベルギア24もギアシャフト25に固定され、回
転自在に支持されている。ベベルギア26にはギアシャ
フト27が固定され、ベベルギア28にはギアシャフト
29固定されて、リングギア30に対して回転自在に支
持されている。一対のベベルギア22と24との間で噛
み合い、リングギア30に対して回転自在に支持されて
いるベベルギアは、原理的には1個でもよいが、通常は
3個使用され、図示の実施例では2個のベベルギア2
6、28が使用されている。これらのベベルギア26、
28はそれぞれベベルギア22、24と噛み合ってい
る。
【0017】この無段変速装置20においては、リング
ギア30から出力を得ることになる。次に、この実施例
の無段変速装置20の基本動作を説明する。例えば、ギ
アシャフト23、25が共に矢印Rで示す方向に同じ回
転数で回転する場合、ベベルギア26、28はリングギ
ア30に対して回転せず、リングギア30と一体になっ
てギアシャフト23、25と同一方向に、同一の回転数
で回転する。この場合、ギアシャフト23の回転数に対
し、ギアシャフト25には1/1の出力回転数が得られ
る。
ギア30から出力を得ることになる。次に、この実施例
の無段変速装置20の基本動作を説明する。例えば、ギ
アシャフト23、25が共に矢印Rで示す方向に同じ回
転数で回転する場合、ベベルギア26、28はリングギ
ア30に対して回転せず、リングギア30と一体になっ
てギアシャフト23、25と同一方向に、同一の回転数
で回転する。この場合、ギアシャフト23の回転数に対
し、ギアシャフト25には1/1の出力回転数が得られ
る。
【0018】次に、例えば、ギアシャフト25を固定
し、ギアシャフト23を回転させた場合、ベベルギア2
6、28は一対のベベルギア22、24の間で「ころ」
のように回転させられる。そしてリングギア30はギア
シャフト27、29を介して回転自在に回転する。この
場合のリングギア30の回転数はギアシャフト23の1
/2の回転数となる。このようにギアシャフト25の回
転数を制御することで、ギアシャフト23の回転数に対
するリングギア30の出力回転数を変化させることがで
きる。
し、ギアシャフト23を回転させた場合、ベベルギア2
6、28は一対のベベルギア22、24の間で「ころ」
のように回転させられる。そしてリングギア30はギア
シャフト27、29を介して回転自在に回転する。この
場合のリングギア30の回転数はギアシャフト23の1
/2の回転数となる。このようにギアシャフト25の回
転数を制御することで、ギアシャフト23の回転数に対
するリングギア30の出力回転数を変化させることがで
きる。
【0019】図1に示した自転車1Bには、この無段変
速装置20が組み込まれている。その無段変速装置20
のギアシャフト23にはペダルクランク3及びペダル4
(図4には示されていない。図1、2を参照のこと)を
装着し、これを搭乗者が回転させる。そして回転数検出
器19も装着する。ギアシャフト25には電動モータ1
5を取り付けて、これを回転させる。そして、その電動
モータ15とベベルギア22との間に逆転防止用クラッ
チ18を装着する。これは、例えば、搭乗者がペダル4
に加えるトルクに対し電動モータ15の出力が小さい
か、或いは電源を供給できない場合、電動モータ15が
逆転して搭乗者の人力がリアタイヤ5に伝わらなくなっ
てしまう。これを防止するために逆転防止用クラッチ1
8が装着される。また、ギアシャフト23には、回転数
検出器17も装着されている。リングギア30の外周の
ギアには、被駆動ギア31を介してリアタイヤ5を連結
し、これを回転駆動する。
速装置20が組み込まれている。その無段変速装置20
のギアシャフト23にはペダルクランク3及びペダル4
(図4には示されていない。図1、2を参照のこと)を
装着し、これを搭乗者が回転させる。そして回転数検出
器19も装着する。ギアシャフト25には電動モータ1
5を取り付けて、これを回転させる。そして、その電動
モータ15とベベルギア22との間に逆転防止用クラッ
チ18を装着する。これは、例えば、搭乗者がペダル4
に加えるトルクに対し電動モータ15の出力が小さい
か、或いは電源を供給できない場合、電動モータ15が
逆転して搭乗者の人力がリアタイヤ5に伝わらなくなっ
てしまう。これを防止するために逆転防止用クラッチ1
8が装着される。また、ギアシャフト23には、回転数
検出器17も装着されている。リングギア30の外周の
ギアには、被駆動ギア31を介してリアタイヤ5を連結
し、これを回転駆動する。
【0020】次に、このような構成の自転車1Bの動作
を説明する。この自転車1Bの発進時は、電動モータ1
5の回転数は0である。この時、人力による回転数は1
/2となってリアタイヤ5に伝わる。次に、自転車1B
の車速が、例えば、10Km/hの時、電動モータ15
のリアタイヤ5の回転数と人力によるリアタイヤ5の回
転数とが同一になったとする。この場合は、人力による
回転数は1:1となってリアタイヤ5に伝わる。自転車
1Bの車速が0Km/hから10Km/hまで変化する
のに合わせて、電動モータ15の回転数を0から人力に
よる回転数と同一になるまで連続的に増加させる。これ
により搭乗者にとっては、ギア比は1:2から1:1ま
で無段階に変化することになり、車速が変化してもギア
比の変速操作をする必要がない。
を説明する。この自転車1Bの発進時は、電動モータ1
5の回転数は0である。この時、人力による回転数は1
/2となってリアタイヤ5に伝わる。次に、自転車1B
の車速が、例えば、10Km/hの時、電動モータ15
のリアタイヤ5の回転数と人力によるリアタイヤ5の回
転数とが同一になったとする。この場合は、人力による
回転数は1:1となってリアタイヤ5に伝わる。自転車
1Bの車速が0Km/hから10Km/hまで変化する
のに合わせて、電動モータ15の回転数を0から人力に
よる回転数と同一になるまで連続的に増加させる。これ
により搭乗者にとっては、ギア比は1:2から1:1ま
で無段階に変化することになり、車速が変化してもギア
比の変速操作をする必要がない。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の補助動
力付き自転車は、車速が上昇するにしたがい、電動モー
タの回転数を上げ、これによりペダルの回転数から見た
ギア比が上がる。従って、車速が上がっても、従来技術
の自転車のように、ギアを組み替えてギア比を変える必
要がない。バッテリーの電力が無くなるか、または故障
などにより電動モータが回転しない場合には、ギア比は
最も小さいままとなるが、本発明の自転車は通常の自転
車としての機能を果たすことはできる。
力付き自転車は、車速が上昇するにしたがい、電動モー
タの回転数を上げ、これによりペダルの回転数から見た
ギア比が上がる。従って、車速が上がっても、従来技術
の自転車のように、ギアを組み替えてギア比を変える必
要がない。バッテリーの電力が無くなるか、または故障
などにより電動モータが回転しない場合には、ギア比は
最も小さいままとなるが、本発明の自転車は通常の自転
車としての機能を果たすことはできる。
【図1】 図1は本発明の第1実施例の補助動力付き自
転車の一部断面図である。
転車の一部断面図である。
【図2】 図1に示したフロントスプロケット部の一部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図3】 図1及び図2に示したフロントスプロケット
部に組み込まれている無段変速装置の平面図である。
部に組み込まれている無段変速装置の平面図である。
【図4】 本発明の第2実施例の補助動力付き自転車の
一部断面図である。
一部断面図である。
【図5】 図4に示した補助動力付き自転車に組み込ま
れている無段変速装置の構造を示す概念的断面図であ
る。
れている無段変速装置の構造を示す概念的断面図であ
る。
1A…本発明の第1実施例の(補助動力付き)自転車、
1B…本発明の第2実施例の(補助動力付き)自転車、
2…クランクシャフト、3…ペダルクランク、4…ペダ
ル、5…リアタイヤ、6…フロントスプロケット、7リ
アスプロケット、8…チェーン、10,20…無段変速
装置、11,21…差動ギア、アウターギア、13…イ
ンナーギア、14…軸受け、15…電動モータ、16…
遊星ギア、17…回転数検出器、18…逆転防止用クラ
ッチ、19…回転数検出器、22,24,26,28…
ベベルギア、23,25,27,29…ギアシャフト、
30…リングギア、31…被駆動ギア
1B…本発明の第2実施例の(補助動力付き)自転車、
2…クランクシャフト、3…ペダルクランク、4…ペダ
ル、5…リアタイヤ、6…フロントスプロケット、7リ
アスプロケット、8…チェーン、10,20…無段変速
装置、11,21…差動ギア、アウターギア、13…イ
ンナーギア、14…軸受け、15…電動モータ、16…
遊星ギア、17…回転数検出器、18…逆転防止用クラ
ッチ、19…回転数検出器、22,24,26,28…
ベベルギア、23,25,27,29…ギアシャフト、
30…リングギア、31…被駆動ギア
Claims (1)
- 【請求項1】 人力と電動モータの補助動力とを差動ギ
アに差動入力として入力し、前記電動モータ側には人力
により電動モータが逆転することを防止する逆転防止用
クラッチと電動モータの回転数を検出する回転数検出器
とを装着し、ペダル側にはペダル回転数を検出する回転
数検出器を装着し、前記差動ギアの出力側に車輪を連結
して構成されていることを特徴とする補助動力付き自転
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP710497A JPH10203466A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 補助動力付き自転車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP710497A JPH10203466A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 補助動力付き自転車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10203466A true JPH10203466A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11656790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP710497A Pending JPH10203466A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 補助動力付き自転車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10203466A (ja) |
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- 1997-01-20 JP JP710497A patent/JPH10203466A/ja active Pending
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