JPH10203419A - 農作業機のボンネット係止構造 - Google Patents
農作業機のボンネット係止構造Info
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- JPH10203419A JPH10203419A JP9009599A JP959997A JPH10203419A JP H10203419 A JPH10203419 A JP H10203419A JP 9009599 A JP9009599 A JP 9009599A JP 959997 A JP959997 A JP 959997A JP H10203419 A JPH10203419 A JP H10203419A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機体に対するボンネットの組付け及び係止を
簡単且つ的確に行う。 【解決手段】 機体1cの前部をボンネット3で覆う農
作業機1の、前記機体1cとボンネット3との間にバネ
材からなる側面視コ字状の係合片35と、該係合片35
に係脱可能に係止される係止杆61とを横設し、ボンネ
ット3を機体1cに着脱可能に取付けるボンネット係止
構造とした。
簡単且つ的確に行う。 【解決手段】 機体1cの前部をボンネット3で覆う農
作業機1の、前記機体1cとボンネット3との間にバネ
材からなる側面視コ字状の係合片35と、該係合片35
に係脱可能に係止される係止杆61とを横設し、ボンネ
ット3を機体1cに着脱可能に取付けるボンネット係止
構造とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用移植機或いは
トラクタ等農作業機の機体の前部を覆うボンネットの係
止構造に関する。
トラクタ等農作業機の機体の前部を覆うボンネットの係
止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のような農作業機のボンネッ
トは、その天板の両側から側壁を垂設して断面下向コ字
状に形成されている。そして、このボンネットを機体に
取付ける取付構造は、機体側に設けた取付部材のネジ孔
にボンネット側から取付ネジを介して複数箇所締着する
ことにより着脱可能に取付ける取付ネジによる取付手
段、又は、前記取付ネジに代えて弾力性を有して凹凸係
合する複数のフック部を有するフックによる取付手段が
用いられている。
トは、その天板の両側から側壁を垂設して断面下向コ字
状に形成されている。そして、このボンネットを機体に
取付ける取付構造は、機体側に設けた取付部材のネジ孔
にボンネット側から取付ネジを介して複数箇所締着する
ことにより着脱可能に取付ける取付ネジによる取付手
段、又は、前記取付ネジに代えて弾力性を有して凹凸係
合する複数のフック部を有するフックによる取付手段が
用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、前記従来のよう
な構成による取付ネジによる取付手段は、ボンネットの
締着固定を固く行うことができる利点がある反面、ネジ
止めに手間がかかりボンネットの着脱作業が煩雑になる
等の欠点がある。一方、フックによる取付手段はボンネ
ットを機体から取り外す際にワンタッチで簡単に行うこ
とができる等の利点があるが、取付けの際にボンネット
の変形や取付部の加工誤差等があると、見え難いボンネ
ット内でのフックの係止が不完全になり易いと共に位置
合わせが煩雑である等の問題がある。
な構成による取付ネジによる取付手段は、ボンネットの
締着固定を固く行うことができる利点がある反面、ネジ
止めに手間がかかりボンネットの着脱作業が煩雑になる
等の欠点がある。一方、フックによる取付手段はボンネ
ットを機体から取り外す際にワンタッチで簡単に行うこ
とができる等の利点があるが、取付けの際にボンネット
の変形や取付部の加工誤差等があると、見え難いボンネ
ット内でのフックの係止が不完全になり易いと共に位置
合わせが煩雑である等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の農作業機のボンネット係止構造は、機体の
前部をボンネットで覆う農作業機において、前記機体と
ボンネットとの間にバネ材からなる側面視コ字状の係合
片と、該係合片に係脱可能に係止される係止杆とを横設
し、ボンネットを機体に着脱可能に取付けるようにして
いる。
に、本発明の農作業機のボンネット係止構造は、機体の
前部をボンネットで覆う農作業機において、前記機体と
ボンネットとの間にバネ材からなる側面視コ字状の係合
片と、該係合片に係脱可能に係止される係止杆とを横設
し、ボンネットを機体に着脱可能に取付けるようにして
いる。
【0005】また、機体にボンネットを仮載せするセッ
ト面を形成し、該セット面にシール部材を貼着すること
を特徴としている。
ト面を形成し、該セット面にシール部材を貼着すること
を特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。1は乗用田植機(乗用移動農機)であっ
て、前輪1a,後輪1bを有する機体(走行機体)1c
上にエンジン2をボンネット3で覆った状態で搭載する
と共に、その後部にハンドル4a及び運転シート4b等
からなる操縦部4を設置し、機体の後方に苗載台5aか
ら苗を掻取って地面に植えつける植付爪5b及び滑走フ
ロート5c等からなる植付装置5を、昇降機構5dを介
して昇降可能に装着している。
いて説明する。1は乗用田植機(乗用移動農機)であっ
て、前輪1a,後輪1bを有する機体(走行機体)1c
上にエンジン2をボンネット3で覆った状態で搭載する
と共に、その後部にハンドル4a及び運転シート4b等
からなる操縦部4を設置し、機体の後方に苗載台5aか
ら苗を掻取って地面に植えつける植付爪5b及び滑走フ
ロート5c等からなる植付装置5を、昇降機構5dを介
して昇降可能に装着している。
【0007】図1〜図3に示すように、機体1c上に固
定されるエンジン2は、その上方及び側方を機体の前端
部からハンドル4a側に向けて後傾状の斜面に形成した
天板3aと、この両側で一体的に連なる側板3bからな
るボンネット3で覆われており、エンジン2の後方側は
ハンドル4aのステアリングコラム40を後方から覆う
パネルリアカバー41で覆い、前記ボンネット3と該パ
ネルリアカバー41の上方は燃料タンク2aを介装して
覆うようにしている。
定されるエンジン2は、その上方及び側方を機体の前端
部からハンドル4a側に向けて後傾状の斜面に形成した
天板3aと、この両側で一体的に連なる側板3bからな
るボンネット3で覆われており、エンジン2の後方側は
ハンドル4aのステアリングコラム40を後方から覆う
パネルリアカバー41で覆い、前記ボンネット3と該パ
ネルリアカバー41の上方は燃料タンク2aを介装して
覆うようにしている。
【0008】図2,図3に示すように前記ボンネット3
は、機体1cの前側を上方から覆うように形成して設置
されたボンネット取付枠(ステップカバー)6に対し、
後述する構成により前取付部6Fと図9(C)で示す後
取付部6Rとによって着脱可能に取付けられている。前
記ボンネット取付枠6は、エンジン2を内包する開口部
6Kの周囲に起立壁6aを立設すると共に、該起立壁6
aの後部にボンネット3の取付け時に該ボンネット3の
側板3bの下端部を受け止めてスライド案内させるU字
状のボンネットガイド6bを設けている。
は、機体1cの前側を上方から覆うように形成して設置
されたボンネット取付枠(ステップカバー)6に対し、
後述する構成により前取付部6Fと図9(C)で示す後
取付部6Rとによって着脱可能に取付けられている。前
記ボンネット取付枠6は、エンジン2を内包する開口部
6Kの周囲に起立壁6aを立設すると共に、該起立壁6
aの後部にボンネット3の取付け時に該ボンネット3の
側板3bの下端部を受け止めてスライド案内させるU字
状のボンネットガイド6bを設けている。
【0009】また、前記起立壁6aの前部に平坦面状の
段部に形成したセット面(載面)6Sには、耐摩耗性を
有すると共に着色を施した紙片等薄板材からなるシール
部材60を貼着している。このシール部材60は、ボン
ネット3の組付けの際のセット位置を指示する指標とボ
ンネット3を仮載せする受面とを兼ねさせており、ボン
ネット3と機体1cとの取付けを行い易くすると共に、
ボンネット取付枠6のセット面6Sの傷つき防止及び塗
装面の保護を図るようにしている。
段部に形成したセット面(載面)6Sには、耐摩耗性を
有すると共に着色を施した紙片等薄板材からなるシール
部材60を貼着している。このシール部材60は、ボン
ネット3の組付けの際のセット位置を指示する指標とボ
ンネット3を仮載せする受面とを兼ねさせており、ボン
ネット3と機体1cとの取付けを行い易くすると共に、
ボンネット取付枠6のセット面6Sの傷つき防止及び塗
装面の保護を図るようにしている。
【0010】そして図4〜図6に示すように、前記ボン
ネット3は、側板3bにエンジン2に対向させて通風口
30を開設しており、該通風口30に図5に示す通気孔
7aを網目板状に多数形成してなる通風板7を着脱可能
に取付けると共に、天板3aの下方部に凹入形成したア
クセサリ取付部31に、図4(C)に示すアクセサリカ
バー32を着脱可能に取付けるようにしている。尚、図
示例においてアクセサリ取付部31の央部には2条の支
え突起31bを突設しており、該支え突起31bによっ
てアクセサリカバー32の中程を安定よく支持するよう
にしている。また、図9示すように前記アクセサリ取付
部31の裏側央部には、前記前取付部6Fに係脱可能に
係合する二股状のバネ板(バネ材)からなる係合片35
を取付ネジ33によって横向きに取付け、一方ボンネッ
ト3の側板3bの後部上方には握り付ネジ等からなる固
定具6Nの嵌挿用の長孔35aを穿設し、この固定具6
Nの締着によって機体1c側から立設した後取付部(取
付フレーム)6Rに、ボンネット3の後部を位置決め固
定するようにしている。
ネット3は、側板3bにエンジン2に対向させて通風口
30を開設しており、該通風口30に図5に示す通気孔
7aを網目板状に多数形成してなる通風板7を着脱可能
に取付けると共に、天板3aの下方部に凹入形成したア
クセサリ取付部31に、図4(C)に示すアクセサリカ
バー32を着脱可能に取付けるようにしている。尚、図
示例においてアクセサリ取付部31の央部には2条の支
え突起31bを突設しており、該支え突起31bによっ
てアクセサリカバー32の中程を安定よく支持するよう
にしている。また、図9示すように前記アクセサリ取付
部31の裏側央部には、前記前取付部6Fに係脱可能に
係合する二股状のバネ板(バネ材)からなる係合片35
を取付ネジ33によって横向きに取付け、一方ボンネッ
ト3の側板3bの後部上方には握り付ネジ等からなる固
定具6Nの嵌挿用の長孔35aを穿設し、この固定具6
Nの締着によって機体1c側から立設した後取付部(取
付フレーム)6Rに、ボンネット3の後部を位置決め固
定するようにしている。
【0011】次に図8,図9を参照し前出の前取付部6
Fの構成について説明する。この前取付部6Fは側面視
逆コ字状に形成した取付片61aの前端に、丸棒状の係
止杆61を前記係合片35の向きに合わせて横向きに固
着すると共に、取付片61aの下端を前記ボンネット取
付枠6の起立壁6aの内側に取付ネジ62によって取付
け固定している。また図8に示すように、前記係止杆6
1は平面視において係合片35と略同巾か或いはこれよ
りも長く形成することにより、係合片35が係止杆61
に嵌まって挟持状に係合した状態において、該係合片3
5は係止杆61を安定よく弾持したまま側方へ調節移動
可能となして、ボンネット3の取付けを簡単且つ適切に
行うことができるようにしている。尚、アクセサリ取付
部31の上端は後方に折り曲げ延出すると共に、その下
面に規制突起31aを取付ネジ33の両側において突出
形成し、該規制突起31aを係合片35の上部に接当さ
せてその回り止めを良好に行うようにしている。
Fの構成について説明する。この前取付部6Fは側面視
逆コ字状に形成した取付片61aの前端に、丸棒状の係
止杆61を前記係合片35の向きに合わせて横向きに固
着すると共に、取付片61aの下端を前記ボンネット取
付枠6の起立壁6aの内側に取付ネジ62によって取付
け固定している。また図8に示すように、前記係止杆6
1は平面視において係合片35と略同巾か或いはこれよ
りも長く形成することにより、係合片35が係止杆61
に嵌まって挟持状に係合した状態において、該係合片3
5は係止杆61を安定よく弾持したまま側方へ調節移動
可能となして、ボンネット3の取付けを簡単且つ適切に
行うことができるようにしている。尚、アクセサリ取付
部31の上端は後方に折り曲げ延出すると共に、その下
面に規制突起31aを取付ネジ33の両側において突出
形成し、該規制突起31aを係合片35の上部に接当さ
せてその回り止めを良好に行うようにしている。
【0012】また、前記ボンネット3の通風口30に取
付けられる通風板7は、図5(A)に示すように全面に
通気孔7aが形成されており、側面視においてボンネッ
ト3の通風口30の形状に合わせた矩形状に形成し、前
部側を長辺として内側に向けて屈曲し、その屈曲面の上
下に後述するボス部36に融通代を有して嵌合する径大
な取付孔70を穿設すると共に、後部側を短辺としてビ
ス止め用の小径な取付孔71を上下に穿設している。そ
して図4,図6に示すように、ボンネット3の通風口3
0の周囲内側には、前部で前記取付孔70に対向する部
位において、ネジ穴36aを有するボス部36をボンネ
ット3から一体的に突出形成すると共に、該ボス部36
は前記通風板7の取付孔70内に遊嵌されるように小径
となし、その高さを通風板7が嵌挿された組付け状態で
可撓筒8の嵌挿代を有するように形成している。
付けられる通風板7は、図5(A)に示すように全面に
通気孔7aが形成されており、側面視においてボンネッ
ト3の通風口30の形状に合わせた矩形状に形成し、前
部側を長辺として内側に向けて屈曲し、その屈曲面の上
下に後述するボス部36に融通代を有して嵌合する径大
な取付孔70を穿設すると共に、後部側を短辺としてビ
ス止め用の小径な取付孔71を上下に穿設している。そ
して図4,図6に示すように、ボンネット3の通風口3
0の周囲内側には、前部で前記取付孔70に対向する部
位において、ネジ穴36aを有するボス部36をボンネ
ット3から一体的に突出形成すると共に、該ボス部36
は前記通風板7の取付孔70内に遊嵌されるように小径
となし、その高さを通風板7が嵌挿された組付け状態で
可撓筒8の嵌挿代を有するように形成している。
【0013】前記可撓筒8はゴム材或いは合成樹脂材で
弾力性を有する筒体に形成し、その長さを、図6(B)
に示すように前記通風板7の組付け状態において、取付
ネジ9がワッシャ90を介して可撓筒8が通風板7の取
付孔70の外周を押圧して固定するとき、ワッシャ90
とボス部36端の間に締め代Hを形成することができ、
且つ通風板7をボンネット3の内面に弾力性を有して押
接固定するようにしている。また、通風口30の後部内
側には取付孔71よりも径大な取付座37がネジ穴を設
けて形成されており、通風板7の取付孔71部分をワッ
シャ92を介して取付ネジ93によって位置決し締着固
定するようにしている。
弾力性を有する筒体に形成し、その長さを、図6(B)
に示すように前記通風板7の組付け状態において、取付
ネジ9がワッシャ90を介して可撓筒8が通風板7の取
付孔70の外周を押圧して固定するとき、ワッシャ90
とボス部36端の間に締め代Hを形成することができ、
且つ通風板7をボンネット3の内面に弾力性を有して押
接固定するようにしている。また、通風口30の後部内
側には取付孔71よりも径大な取付座37がネジ穴を設
けて形成されており、通風板7の取付孔71部分をワッ
シャ92を介して取付ネジ93によって位置決し締着固
定するようにしている。
【0014】この構成からなるボンネット3は、通風板
7をボンネット3の通風口30に対し内側から嵌め合わ
せて、その取付孔70をボス部36に嵌挿させた状態に
おいて、通風板7の後部を取付座37に対し取付ネジ9
3で仮止めしたのち、前記ボス部36に可撓筒8を嵌挿
し、この可撓筒8をワッシャ90を介し取付ネジ9で締
めつけることにより圧縮させて、通風板7の前部を押接
固定をする。この取付けによって通風板7の前部は後部
が仮支持された状態でボンネット3内の形状や撓みに適
応して安定よく弾持固定され、次いで通風板7の後部を
取付ネジ93を増し締めすることによって、前部の安定
取付け姿勢を維持しながら通風板7の取付けを完了する
ことができる。
7をボンネット3の通風口30に対し内側から嵌め合わ
せて、その取付孔70をボス部36に嵌挿させた状態に
おいて、通風板7の後部を取付座37に対し取付ネジ9
3で仮止めしたのち、前記ボス部36に可撓筒8を嵌挿
し、この可撓筒8をワッシャ90を介し取付ネジ9で締
めつけることにより圧縮させて、通風板7の前部を押接
固定をする。この取付けによって通風板7の前部は後部
が仮支持された状態でボンネット3内の形状や撓みに適
応して安定よく弾持固定され、次いで通風板7の後部を
取付ネジ93を増し締めすることによって、前部の安定
取付け姿勢を維持しながら通風板7の取付けを完了する
ことができる。
【0015】そして、通風板7が取付けられたボンネッ
ト3は、エンジン2の運転に伴うボンネット室内の昇温
によって、材質の異なるボンネット3と通風板7との熱
膨張変形に差異が生じても、通風板7は圧縮された可撓
筒8で弾持されていることにより、ボス部36と取付孔
70とで形成される融通代によって、自由にズラシ移動
して差異を調整することができるので、取付部に無理な
負荷をかけることなく破損等を防止することができると
共に、エンジン2の激しい振動によっても可撓筒8がこ
れを緩衝し両者のビビリ振動や取付ネジ等の緩みを良好
に防止することができる。
ト3は、エンジン2の運転に伴うボンネット室内の昇温
によって、材質の異なるボンネット3と通風板7との熱
膨張変形に差異が生じても、通風板7は圧縮された可撓
筒8で弾持されていることにより、ボス部36と取付孔
70とで形成される融通代によって、自由にズラシ移動
して差異を調整することができるので、取付部に無理な
負荷をかけることなく破損等を防止することができると
共に、エンジン2の激しい振動によっても可撓筒8がこ
れを緩衝し両者のビビリ振動や取付ネジ等の緩みを良好
に防止することができる。
【0016】前記の如く通風板7が取付けられたボンネ
ット3の機体1cへの取付けは、図2,図3の点線で示
すように、ボンネット取付枠6のセット面6Sの両側に
貼着したシール部材60上に、ボンネット3の前方下端
の両側を位置を合わせながら載置した状態で後方を上方
からエンジン2に被せ、両側板3bの後部をボンネット
取付枠6のボンネットガイド6bに受け持たせながら後
方に向けて押し込むと、ボンネット3側の係合片35の
二股状の開口を丸棒状の係止杆61に接合することがで
き、これ以上の押し込みにより係合片35はその弾性に
抗して拡開し係止杆61を挟持状に的確に係止すると共
に、ボンネット3の前方下端をセット面6Sより離間さ
せた実線で示す適正組付け姿勢にすることができる。
ット3の機体1cへの取付けは、図2,図3の点線で示
すように、ボンネット取付枠6のセット面6Sの両側に
貼着したシール部材60上に、ボンネット3の前方下端
の両側を位置を合わせながら載置した状態で後方を上方
からエンジン2に被せ、両側板3bの後部をボンネット
取付枠6のボンネットガイド6bに受け持たせながら後
方に向けて押し込むと、ボンネット3側の係合片35の
二股状の開口を丸棒状の係止杆61に接合することがで
き、これ以上の押し込みにより係合片35はその弾性に
抗して拡開し係止杆61を挟持状に的確に係止すると共
に、ボンネット3の前方下端をセット面6Sより離間さ
せた実線で示す適正組付け姿勢にすることができる。
【0017】この状態において、固定具6Nを長孔35
aを通して後取付部6Rに締めつけ固定することによっ
て、ボンネット3の機体1cへの取付けを簡単且つ速や
かに完了することができると共に、乗用田植機1の運転
に伴うエンジン2の振動等によってもボンネット3の支
持を安定よく行い、共振を良好に防止することができ
る。また、前記ボンネット3の取付けにおいて、該ボン
ネット3とボンネット取付枠6との左右方向の位置決め
を行う際に、バネ部材で側面視コ字状に形成された係合
片35と丸棒状の係止杆61とは互いに横設され、その
長さ方向に相対位置がずれた状態でも係合係止を自由に
行うことができるので、ボンネット3とボンネット取付
枠6の変形や組付け誤差等があっても、両者の組付け及
び係止を簡単且つ的確に行うことができる等の利点があ
る。
aを通して後取付部6Rに締めつけ固定することによっ
て、ボンネット3の機体1cへの取付けを簡単且つ速や
かに完了することができると共に、乗用田植機1の運転
に伴うエンジン2の振動等によってもボンネット3の支
持を安定よく行い、共振を良好に防止することができ
る。また、前記ボンネット3の取付けにおいて、該ボン
ネット3とボンネット取付枠6との左右方向の位置決め
を行う際に、バネ部材で側面視コ字状に形成された係合
片35と丸棒状の係止杆61とは互いに横設され、その
長さ方向に相対位置がずれた状態でも係合係止を自由に
行うことができるので、ボンネット3とボンネット取付
枠6の変形や組付け誤差等があっても、両者の組付け及
び係止を簡単且つ的確に行うことができる等の利点があ
る。
【0018】また、図示例に示すボンネット3はボンネ
ット取付枠6から取り外してエンジン2部分を開放する
際に、固定具6Nの固定を解除した状態において係止杆
61を中心として後方を持ち上げ回動すると、ボンネッ
ト3の前部下端がボンネット取付枠6のセット面6Sに
接当して、該接当部を支点に梃子の作用を以て係合片3
5を係止杆61から簡単に離脱させることができるもの
である。
ット取付枠6から取り外してエンジン2部分を開放する
際に、固定具6Nの固定を解除した状態において係止杆
61を中心として後方を持ち上げ回動すると、ボンネッ
ト3の前部下端がボンネット取付枠6のセット面6Sに
接当して、該接当部を支点に梃子の作用を以て係合片3
5を係止杆61から簡単に離脱させることができるもの
である。
【0019】そして、前記のようなボンネット3の着脱
作業を行うとき、前記セット面6Sに貼着されたシール
部材60は、ボンネット3の組付けの際のセット位置を
指示する指標になると共に、ボンネット3を仮載せする
保護用の受面となるので、ボンネット3のボンネット取
付枠6への着脱作業を行い易くすると共に、セット面6
Sの損傷を簡単且つ廉価な構成で良好に防止することが
できる。尚、係合片35と係止杆61の取付けは図示例
のものに限ることなく、例えば係合片35をボンネット
取付枠6側に設けると共に、係止杆61をボンネット3
側に設けてもよいものである。
作業を行うとき、前記セット面6Sに貼着されたシール
部材60は、ボンネット3の組付けの際のセット位置を
指示する指標になると共に、ボンネット3を仮載せする
保護用の受面となるので、ボンネット3のボンネット取
付枠6への着脱作業を行い易くすると共に、セット面6
Sの損傷を簡単且つ廉価な構成で良好に防止することが
できる。尚、係合片35と係止杆61の取付けは図示例
のものに限ることなく、例えば係合片35をボンネット
取付枠6側に設けると共に、係止杆61をボンネット3
側に設けてもよいものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したことによ
り、次のような効果を奏する。請求項1の発明により、
機体とボンネットとの間にバネ材からなる側面視コ字状
の係合片と、該係合片に係脱可能に係止される係止杆と
を横設して取付けられるボンネットは、係合片と係止杆
との係合によりボンネットの変形や機体との組付け誤差
等があっても組付け及び係止を簡単且つ的確に行うこと
ができる。
り、次のような効果を奏する。請求項1の発明により、
機体とボンネットとの間にバネ材からなる側面視コ字状
の係合片と、該係合片に係脱可能に係止される係止杆と
を横設して取付けられるボンネットは、係合片と係止杆
との係合によりボンネットの変形や機体との組付け誤差
等があっても組付け及び係止を簡単且つ的確に行うこと
ができる。
【0021】請求項2の発明により、機体のセット面に
シール部材を貼着することにより、ボンネットの組付け
の際のセット位置を指示する指標になると共に、ボンネ
ットを仮載せする保護用の受面となるので、ボンネット
の機体への取付け作業を行い易くすると共に、セット面
の損傷を簡単且つ廉価な構成で良好に防止することがで
きる。
シール部材を貼着することにより、ボンネットの組付け
の際のセット位置を指示する指標になると共に、ボンネ
ットを仮載せする保護用の受面となるので、ボンネット
の機体への取付け作業を行い易くすると共に、セット面
の損傷を簡単且つ廉価な構成で良好に防止することがで
きる。
【図1】本発明に係わるボンネット係止構造を有するボ
ンネットを装着した乗用田植機の側面図。
ンネットを装着した乗用田植機の側面図。
【図2】ボンネットの装着状態を示す側面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】(A)は一部破断をして示すボンネットの側面
図。(B)は(A)の正面図。(C)はアクセサリカバ
ーの正面図。
図。(B)は(A)の正面図。(C)はアクセサリカバ
ーの正面図。
【図5】(A)は通風板の側面図。(B)は(A)の平
面図。(C)は(A)の前側面図。
面図。(C)は(A)の前側面図。
【図6】(A)は通風板の取付構造を示す分解斜視図。
(B)は(A)の組付け状態を示す断面図。(C)は通
風板の後部の取付構造を示す断面図。
(B)は(A)の組付け状態を示す断面図。(C)は通
風板の後部の取付構造を示す断面図。
【図7】(A)はボンネット取付枠の側面図。(B)は
(A)の平面図。
(A)の平面図。
【図8】(A)は前取付部の構造を示す背面図。(B)
は(A)の分解斜視図。
は(A)の分解斜視図。
【図9】(A)は前取付部に対するボンネットの取付け
姿勢を示す側面図。(B)は係合片と係止杆との係合状
態を示す側面図。(C)はボンネットの後部の取付構造
を示す断面図。
姿勢を示す側面図。(B)は係合片と係止杆との係合状
態を示す側面図。(C)はボンネットの後部の取付構造
を示す断面図。
1 乗用田植機(乗用移動農機) 1c 機体(走行機体) 2 エンジン 3 ボンネット 6 ボンネット取付枠 6F 前取付部 6N 固定具 6R 後取付部 6S セット面 7 通風板 7a 通気孔 8 可撓筒8 9 取付ネジ 30 通風口 35 係合片 35a 長孔 36 ボス部 60 シール部 61 係止杆 61a 取付片 70 取付孔 90 ワッシャ
Claims (2)
- 【請求項1】 機体の前部をボンネットで覆う農作業機
において、前記機体とボンネットとの間にバネ材からな
る側面視コ字状の係合片と、該係合片に係脱可能に係止
される係止杆とを横設し、ボンネットを機体に着脱可能
に取付けることを特徴とする農作業機のボンネット係止
構造。 - 【請求項2】 機体にボンネットを仮載せするセット面
を形成し、該セット面にシール部材を貼着する請求項1
の農作業機のボンネット係止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9009599A JPH10203419A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 農作業機のボンネット係止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9009599A JPH10203419A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 農作業機のボンネット係止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10203419A true JPH10203419A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11724791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9009599A Pending JPH10203419A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 農作業機のボンネット係止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10203419A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021127026A (ja) * | 2020-02-14 | 2021-09-02 | 株式会社丸山製作所 | ボンネットの着脱機構 |
CN114158319A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-03-11 | 山西农业大学山西有机旱作农业研究院 | 一种用于农田轮作的开沟机设备 |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP9009599A patent/JPH10203419A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021127026A (ja) * | 2020-02-14 | 2021-09-02 | 株式会社丸山製作所 | ボンネットの着脱機構 |
CN114158319A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-03-11 | 山西农业大学山西有机旱作农业研究院 | 一种用于农田轮作的开沟机设备 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Effective date: 20040618 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 |