JPH10203417A - ボンネットの通風板取付構造 - Google Patents

ボンネットの通風板取付構造

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JPH10203417A
JPH10203417A JP960097A JP960097A JPH10203417A JP H10203417 A JPH10203417 A JP H10203417A JP 960097 A JP960097 A JP 960097A JP 960097 A JP960097 A JP 960097A JP H10203417 A JPH10203417 A JP H10203417A
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JP
Japan
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mounting
bonnet
ventilation
ventilation plate
hood
Prior art date
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Pending
Application number
JP960097A
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English (en)
Inventor
Yukio Kato
幸雄 加藤
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボンネットの通風口への通風板の取付けを簡
単に行うと共に、両者の熱膨張の差異やエンジンの振動
等によっても取付部に無理な応力が加わることを抑制す
ることができるボンネットの通風板取付構造を提供す
る。 【解決手段】 エンジン2を覆うボンネット3に通風板
7を取付けるにあたり、前記ボンネット3に開設した通
風口30の内側に取付ネジ9を螺挿可能なボス部36を
突設し、該ボス部36に上記通風板7に穿設した取付孔
70を融通可能に嵌挿した状態で可撓筒8を嵌挿すると
共に、取付ネジ9を締着することにより前記可撓筒8を
圧縮させて通風板7をボンネット3に取付けるボンネッ
トの通気板取付構造としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用移植機或いは
トラクタ等の作業機のエンジンを覆うボンネットの通風
板取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のような作業機のエンジンを
覆うボンネットは、その天板の両側から垂設した側壁に
冷却用の通風口をエンジンに対向させて所定の大きさで
開設すると共に、該通風口にボンネット内への塵埃の侵
入を防止するための通風板を貼設し、通風板の網目(通
気孔)から外気をボンネット内に導入すると共に、ボン
ネット内の熱風を機外に排出しエンジンを冷却するよう
に構成されている。また近年、形状が複雑化しているボ
ンネットは、プラスチック材により全体形状を通風口と
共に型形成によって製作されるが、一方通風板は細かい
(小径な)目合いの網目を有しているので前記ボンネッ
トの材質とは異なる打ち抜き鉄板や金網板によって形成
される。そして、両者の取付けは、スポット溶接等の溶
着手段による取付けが不適当であることから、通風板を
ボンネットの通風口の内側に形成したネジ穴に対し取付
ネジで締着することにより取付け固定するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、前記のようなネ
ジ止めによる取付構造でボンネットと通風板を単に固定
すると、両者の加工に誤差や変形等があるとき通風板を
通風孔に適切に取付けることが困難になると共に、無理
に取付けられることとなる。また、材質の異なるボンネ
ットと通風板は組付けられた状態において、エンジンの
運転に伴うボンネット室内の昇温によって互いに異なる
熱膨張変形を生じ、これが激しいエンジンの振動と相挨
って取付部に無理な力や疲労を起こさせ、取付部の破損
を生じたり取付ネジが早期に緩んだりする等の問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のボンネットの通風板取付構造は、第1に、
エンジンを覆うボンネットの通風板取付けにおいて、前
記ボンネットに開設した通風口の内側に取付ネジを螺挿
可能なボス部を突設し、該ボス部に前記通風板に穿設し
た取付孔を融通可能に嵌挿した状態で可撓筒を嵌挿する
と共に、取付ネジを締着することにより前記可撓筒を圧
縮させて通風板をボンネットに取付けるようにしてい
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。1は乗用田植機(乗用移動農機)であっ
て、前輪1a,後輪1bを有する機体(走行機体)1c
上にエンジン2をボンネット3で覆った状態で搭載する
と共に、その後部にハンドル4a及び運転シート4b等
からなる操縦部4を設置し、機体の後方に苗載台5aか
ら苗を掻取って地面に植えつける植付爪5b及び滑走フ
ロート5c等からなる植付装置5を、昇降機構5dを介
して昇降可能に装着している。
【0006】図1〜図3に示すように、機体1c上に固
定されるエンジン2はその上方及び側方を機体の前端部
からハンドル4a側に向けて後傾状の斜面に形成した天
板3aと、この両側で一体的に連なる側板3bからなる
ボンネット3で覆われており、エンジン2の後方側はハ
ンドル4aのステアリングコラム40を後方から覆うパ
ネルリアカバー41で覆い、前記ボンネット3と該パネ
ルリアカバー41の上方は燃料タンク2aを介装して覆
うようにしている。
【0007】図2,図3に示すように前記ボンネット3
は、機体1cの前側を上方から覆うように形成して設置
されたボンネット取付枠(ステップカバー)6に対し、
後述する構成により前取付部6Fと図9(C)で示す後
取付部6Rとによって着脱可能に取付けられている。前
記ボンネット取付枠6は、エンジン2を内包する開口部
6Kの周囲に起立壁6aを立設すると共に、該起立壁6
aの後部にボンネット3の取付け時に該ボンネット3の
側板3bの下端部を受け止めてスライド案内させるU字
状のボンネットガイド6bを設け、前記起立壁6aの前
部に平坦面の段部に形成したセット面(載面)6Sに、
耐摩耗性を有すると共に着色を施した紙片等薄板材から
なるシール部材60を貼着し、該シール部材60をして
ボンネット3の組付けの際の指標を兼ねる受面にして、
ボンネット取付枠6のセット面6Sの傷つき防止及び塗
装面の保護を図るようにしている。
【0008】そして図4〜図6に示すように、前記ボン
ネット3は、側板3bにエンジン2に対向させて通風口
30を開設しており、該通風口30に図5に示す通気孔
7aを網目板状に多数形成してなる通風板7を着脱可能
に取付けると共に、天板3aの下方部に凹入形成したア
クセサリ取付部31に、図4(C)に示すアクセサリカ
バー32を着脱可能に取付けるようにしている。尚、図
示例においてアクセサリ取付部31の央部には2条の支
え突起31bを突設しており、該支え突起31bによっ
てアクセサリカバー32の中程を安定よく支持するよう
にしている。また、図9示すように前記アクセサリ取付
部31の裏側央部には、前記前取付部6Fに係脱可能に
係合する二股状のバネ板からなる係合片35を取付ネジ
33によって取付け、一方ボンネット3の側板3bの後
部上方には握り付ネジ等からなる固定具6Nの嵌挿用の
長孔35aを穿設し、この固定具6Nの締着によって機
体1c側から立設した後取付部(取付フレーム)6R
に、ボンネット3の後部を位置決め固定するようにして
いる。
【0009】次に図8,図9を参照し前出の前取付部6
Fの構成について説明する。この前取付部6Fは側面視
逆コ字状に形成した取付片61aの前端に丸棒状の係止
杆61を横向きに固着すると共に、取付片61aの下端
を前記ボンネット取付枠6の起立壁6aの内側に取付ネ
ジ62によって取付け固定している。また図8に示すよ
うに、前記係止杆61は平面視において係合片35と略
同巾か或いはこれよりも長く形成することにより、係合
片35が係止杆61に嵌まって挟持状に係合した状態に
おいて、該係合片35は係止杆61を安定よく弾持した
まま側方へ調節移動可能となして、ボンネット3の取付
けを簡単且つ適切に行うことができるようにしている。
尚、アクセサリ取付部31の上端は後方に折り曲げ延出
すると共に、その下面に規制突起31aを取付ネジ33
の両側において突出形成し、該規制突起31aを係合片
35の上部に接当させてその回り止めを良好に行うよう
にしている。
【0010】次に、前記通風板7とボンネット3の通風
口30に対する取付構造について説明する。図5(A)
に示すように全面に通気孔7aを有する通風板7は、側
面視においてボンネット3の通風口30の形状に合わせ
た矩形状に形成し、前部側を長辺として内側に向けて屈
曲し、その屈曲面の上下に後述するボス部36に融通代
を有して嵌合する径大な取付孔70を穿設すると共に、
後部側を短辺としてビス止め用の小径な取付孔71を上
下に穿設している。そして図4,図6に示すように、ボ
ンネット3の通風口30の周囲内側には、前部で前記取
付孔70に対向する部位において、ネジ穴36aを有す
るボス部36をボンネット3から一体的に突出形成する
と共に、該ボス部36は前記通風板7の取付孔70内に
遊嵌されるように小径となし、その高さを通風板7が嵌
挿された組付け状態で可撓筒8の嵌挿代を有するように
形成している。
【0011】前記可撓筒8はゴム材或いは合成樹脂材で
弾力性を有する筒体に形成し、その長さを、図6(B)
に示すように前記通風板7の組付け状態において、取付
ネジ9がワッシャ90を介して可撓筒8が通風板7の取
付孔70の外周を押圧して固定するとき、ワッシャ90
とボス部36端の間に締め代Hを形成することができ、
且つ通風板7をボンネット3の内面に弾力性を有して押
接固定するようにしている。また、通風口30の後部内
側には取付孔71よりも径大な取付座37がネジ穴を設
けて形成されており、通風板7の取付孔71部分をワッ
シャ92を介して取付ネジ93によって位置決し締着固
定するようにしている。
【0012】以上のように構成した本発明の通風板取付
構造は、通風板7をボンネット3の通風口30に対し内
側から嵌め合わせて、その取付孔70をボス部36に嵌
挿させた状態において、通風板7の後部を取付座37に
対し取付ネジ93で仮止めしたのち、前記ボス部36に
可撓筒8を嵌挿し、この可撓筒8をワッシャ90を介し
取付ネジ9で締めつけることにより圧縮させて、通風板
7の前部を押接固定をする。この取付けによって通風板
7の前部は後部が仮支持された状態でボンネット3内の
形状や撓みに適応して安定よく弾持固定され、次いで通
風板7の後部を取付ネジ93を増し締めすることによっ
て、前部の安定取付け姿勢を維持しながら通風板7の取
付けを完了することができる。
【0013】このようにして通風板7が取付けられたボ
ンネット3は、図2,図3の点線で示すように、ボンネ
ット取付枠6のセット面6Sの両側に貼着したシール部
材60上に、ボンネット3の前方下端の両側を位置を合
わせながら載置した状態で後方を上方からエンジン2に
被せ、両側板3bの後部をボンネット取付枠6のボンネ
ットガイド6bに受け持たせながら後方に向けて押し込
むことにより、ボンネット3の係合片35を前取付部6
Fの係止杆61に簡単に係合させることができる。この
状態において、固定具6Nを長孔35aを通して後取付
部6Rに締めつけ固定することによって、ボンネット3
は機体1cへの取付けを完了することができ乗用田植機
1の作業を良好に行うことができる。
【0014】前記のようにして通風板7が取付けられた
ボンネット3は、エンジン2の運転に伴うボンネット室
内の昇温によって、材質の異なるボンネット3と通風板
7との熱膨張変形に差異が生じても、通風板7は圧縮さ
れた可撓筒8で弾持されていることにより、ボス部36
と取付孔70とで形成される融通代によって、自由にズ
ラシ移動して差異を調整することができるので、取付部
に無理な負荷をかけることなく破損等を防止することが
できると共に、エンジン2の激しい振動によっても可撓
筒8がこれを緩衝し両者のビビリ振動や取付ネジ等の緩
みを良好に防止することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したことによ
り、次のような効果を奏する。請求項1の発明により、
エンジンを覆うボンネットの通風板取付けにおいて、前
記ボンネットに開設した通風口の内側に取付ネジを螺挿
可能なボス部を突設し、該ボス部に前記通風板に穿設し
た取付孔を融通可能に嵌挿した状態で可撓筒を嵌挿する
と共に、取付ネジを締着することにより前記可撓筒を圧
縮させて通風板をボンネットに取付けるようにしたの
で、ボンネットのボス部と通風板の取付孔の両者に加工
誤差や変形等があっても、両者を可撓筒の弾性力と取付
孔の融通代によって適切に接合することができ、通風板
7を取付ネジの締着により前記可撓筒を圧縮させながら
簡単且つ良好に固定することができる。また、ボンネッ
トと通風板を異なる材質によって形成した場合でも、両
者の熱膨張の差異を可撓筒と取付孔によって調整するこ
とができるので、エンジンの振動等によっても取付部に
無理な応力が加わることを抑制することができ、取付部
の破損や取付ネジの緩み等の発生を良好に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる通風板取付構造を有するボンネ
ットを装着した乗用田植機の側面図。
【図2】ボンネットの装着状態を示す側面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】(A)は一部破断をして示すボンネットの側面
図。(B)は(A)の正面図。(C)はアクセサリカバ
ーの正面図。
【図5】(A)は通風板の側面図。(B)は(A)の平
面図。(C)は(A)の前側面図。
【図6】(A)は本発明に係わる通風板の取付構造を示
す分解斜視図。(B)は(A)の組付け状態を示す断面
図。(C)は通風板の後部の取付構造を示す断面図。
【図7】(A)はボンネット取付枠の側面図。(B)は
(A)の平面図。
【図8】(A)は前取付部の構造を示す背面図。(B)
は(A)の分解斜視図。
【図9】(A)は前取付部に対するボンネットの取付け
姿勢を示す側面図。(B)は係合片と係止杆との係合状
態を示す側面図。(C)はボンネットの後部の取付構造
を示す断面図。
【符号の説明】
1 乗用田植機(乗用移動農機) 1c 機体(走行機体) 2 エンジン 3 ボンネット 6 ボンネット取付枠 6F 前取付部 6N 固定具 6R 後取付部 6S セット面 7 通風板 7a 通気孔 8 可撓筒8 9 取付ネジ 30 通風口 35 係合片 35a 長孔 36 ボス部 60 シール部 61 係止杆 61a 取付片 70 取付孔 90 ワッシャ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを覆うボンネットの通風板取付
    けにおいて、前記ボンネットに開設した通風口の内側に
    取付ネジを螺挿可能なボス部を突設し、該ボス部に前記
    通風板に穿設した取付孔を融通可能に嵌挿した状態で可
    撓筒を嵌挿すると共に、取付ネジを締着することにより
    前記可撓筒を圧縮させて通風板をボンネットに取付ける
    ボンネットの通風板取付構造。
JP960097A 1997-01-22 1997-01-22 ボンネットの通風板取付構造 Pending JPH10203417A (ja)

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JP (1) JPH10203417A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013070627A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Kubota Corp 水田作業機
JP2014108081A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 乗用型田植機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013070627A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Kubota Corp 水田作業機
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