JPH10203051A - 預金通帳及び預金通帳の真偽判断システム - Google Patents

預金通帳及び預金通帳の真偽判断システム

Info

Publication number
JPH10203051A
JPH10203051A JP793397A JP793397A JPH10203051A JP H10203051 A JPH10203051 A JP H10203051A JP 793397 A JP793397 A JP 793397A JP 793397 A JP793397 A JP 793397A JP H10203051 A JPH10203051 A JP H10203051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passbook
wireless
bankbook
module
confirmation information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP793397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Murohara
勝 室原
Yoshimi Sasaki
芳美 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP793397A priority Critical patent/JPH10203051A/ja
Publication of JPH10203051A publication Critical patent/JPH10203051A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽造、変造が困難で通帳の携帯者と通帳自体
との真偽性の判断を確実に行うことが可能な預金通帳及
びこの預金通帳を利用した預金通帳の真偽判断システム
を提供する。 【解決手段】 預金通帳1内には、偽造が困難な無線I
Cモジュール5が配置してある。この無線ICモジュー
ル5には、例えば携帯者の顔写真6の顔画像データ等の
確認情報を記憶させる。これにより、預金通帳の偽造が
困難となるとともに、携帯者及び通帳自体の真偽性の判
断を確実に行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、預金通帳及び預金
通帳の真偽判断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、預金通帳には、通帳を発行した発
行店名、発行店番号及び預金者の氏名、印、サイン等が
印刷されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の預金通帳では、例えば拾得物等の不正に入
手された預金通帳であっても、認め印さえあればその預
金通帳の不正入手者が預金通帳の真の携帯者であると見
做され、預金を下ろすことが容易に可能であるという問
題がある。また、暗証番号が第三者に知られてしまった
場合においても、このような問題は生ずる。
【0004】さらに、預金通帳に顔写真を貼り付けるこ
とにより、携帯者の正当性、すなわち、預金通帳の真の
携帯者であることを確認する方法もあるが、顔写真のみ
を貼り付けただけでは、偽造、変造の可能性が高く、身
分証明の確実性が低いという問題がある。
【0005】そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされ
たものであり、偽造、変造が困難で通帳の携帯者と通帳
自体との真偽性の判断を確実に行うことが可能な預金通
帳及びこの預金通帳を利用した預金通帳の真偽判断シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の預金通帳は、携帯者を確認するための確認情
報を記憶するIC部と、このIC部に記憶した確認情報
を無線により送信可能な無線アンテナとを具備する無線
ICモジュールが、冊子状に形成された通帳本体内に配
置されていることを特徴とする。
【0007】このように預金通帳内に、偽造が困難な無
線ICモジュールを配置し、この無線ICモジュールに
例えば携帯者の顔写真の顔画像データ等の確認情報を記
憶させることで預金通帳の偽造が困難となるとともに、
携帯者及び通帳自体の真偽性の判断を確実に行うことが
可能となる。
【0008】また、上記課題を解決するために本発明の
預金通帳の真偽判断システムは、携帯者の顔写真付きの
預金通帳の真偽性を判断する預金通帳の真偽判断システ
ムにおいて、前記預金通帳内に配置され、前記携帯者の
顔写真の画像データを含む携帯者の確認情報を記憶する
とともに、この記憶された確認情報を無線により送信可
能な無線ICモジュールと、この無線ICモジュールか
ら送信された確認情報を受信する受信手段と、前記預金
通帳に付されている顔写真の画像を読み取る画像読取手
段と、この画像読取手段により読み取られた顔写真の画
像データと、前記受信手段が受信した前記無線ICモジ
ュール内の確認情報とを比較し、前記預金通帳が真の通
帳であるか否かを判断する判断手段とを有することを特
徴とする。
【0009】このように、通帳に付された顔写真と、通
帳に配置された無線ICモジュール内の確認情報とを比
較することで、預金通帳が真の通帳であるか否かを判断
する。
【0010】さらに、上記課題を解決するために本発明
の預金通帳の真偽判断システムは、携帯者の顔写真付き
の預金通帳の真偽性を判断する預金通帳の真偽判断シス
テムにおいて、前記預金通帳内に配置され、前記携帯者
の顔写真の画像データを含む携帯者の確認情報を記憶す
るとともに、この記憶された確認情報を無線により送信
可能な無線ICモジュールと、この無線ICモジュール
から送信された確認情報を受信する受信手段と、前記預
金通帳の携帯者を撮影する撮影手段と、この撮影手段に
より撮影された携帯者の撮影像と、前記受信手段が受信
した前記無線ICモジュール内の確認情報とを表示する
表示手段と、この表示手段に表示された携帯者の撮影像
と確認情報とを比較し、前記預金通帳の携帯者が前記預
金通帳の真の携帯者であるか否かを判断する判断手段と
を有することを特徴とする。
【0011】このように、預金通帳の携帯者を撮影した
撮影像と、前記預金通帳に配置された無線ICモジュー
ル内の確認情報とを表示比較することで、預金通帳の携
帯者が真の携帯者であるか否かを判断する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】(第1の実施形態)まず、本発明による第
1の実施形態の説明を行う。
【0014】図1は、本発明の実施の一形態に係る預金
通帳の概略の構成図である。
【0015】図1に示した本発明による預金通帳1は、
冊子状に形成された通帳本体の表表紙2の表面に通帳携
帯者(預金者)の顔写真6が付されている。この預金通
帳1の表表紙2に付された顔写真6は、例えば表面に受
像層を塗布して写真像を昇華印刷したものである。
【0016】また、預金通帳1の表表紙2は多層構造と
なっており、その中間層には、無線通信により外部との
データ通信ができる無線ICモジュール5が配置されて
いる。図1の例では無線ICモジュール5が顔写真6の
印刷範囲外に配置されており、顔写真6の印刷範囲の平
坦性が確保されている。尚、ここで配置される無線IC
モジュール5は、表表紙2に限らず裏表紙又は冊子の中
ページに配置してあってもかまわない。
【0017】預金通帳1の表表紙2は、中間に無線IC
モジュール5が配置された多層を成すシート状のもので
あり、例えば2枚の樹脂シート(例えば厚さ50μm程
度のポリエチレンテレフタレート)間に無線ICモジュ
ール5(例えば厚さ0.4mm程度のもの)を挟み、そ
の隙間に樹脂を充填・硬化させることで製作される。こ
のとき隙間に充填する樹脂として、熱可塑性の樹脂を用
いれば、出来上がりは柔軟性に富んだものとなる。ま
た、上記無線ICモジュール5を配置するシート化は、
所定の型枠に無線ICモジュール5を樹脂成形して行う
ようにしてもよい。また、樹脂シートによるラミネート
方式でシート化してもよい。
【0018】無線ICモジュール5は、通帳本体の表表
紙2に付された携帯者の顔写真6の画像データを含む携
帯者の確認情報をデータ圧縮して記憶するとともに、こ
の記憶した確認情報の無線によるデータ通信を可能とす
るものであり、携帯者の確認情報を記憶するIC部4と
無線によるデータ通信を可能とする無線アンテナ3とで
構成されている。
【0019】無線ICモジュール5の無線アンテナ3
は、例えば直径0.05mmの絶縁被覆された銅線を巻
いて構成する。また、無線アンテナ3は、樹脂シー卜の
内側に直接導電ペーストを塗布して構成してもよい。顔
写真6が印刷されているシートの内側に無線アンテナ3
を形成しておけば、偽造のため写真付きシートを剥がす
ことで無線アンテナ3とIC部4との電気的接続がなく
なり、無線通信機能は不能となる。
【0020】また、無線ICモジュール5のIC部4
は、LSIとコンデンサと配線板とで構成されている。
このIC部4のコンデンサとしては、例えば0.6×
0.3×0.3(mm)サイズのチップコンデンサを用
いる。また、このIC部4のコンデンサとしては、ポリ
イミドの上に誘電体薄膜と電極とを交互に形成したフレ
キシブルなシートコンデンサを用いてもよい。
【0021】上記のように預金通帳1を構成することに
より、例えば無線リーダと無線ICモジュール5との間
で画像データの送受信を行い、無線リーダで受信した画
像データをディスプレイに表示し、預金通帳1に印刷さ
れている顔写真と同一であるか否かを目視で判断するこ
とで、預金通帳1が偽造されているか否かを見分けるこ
とができる。
【0022】尚、無線ICモジュール5内の画像データ
と顔写真6の画像が同一であるか否かの判断は目視でも
良いが、スキャナを用いて預金通帳1に印刷されている
顔写真を読み取り、無線ICモジュール5に記憶されて
いる画像データとの電子的なデータのマッチングをとっ
てもよい。
【0023】また、無線ICモジュール5に記憶する確
認情報は顔写真の画像データのみならず、預金通帳1に
印刷されているその他の情報(預金者の氏名、印、サイ
ン等)を記憶してもよい。また、通常の預金通帳1に印
刷されない携帯者の身体特微等の情報をデータ化して記
憶してもよい。これにより、さらに確実に携帯者の確認
を行うことができる。
【0024】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。
【0025】図2は、本発明の第2の実施形態に係る預
金通帳1aの概略の構成図である。
【0026】図2に示した預金通帳1aは、上記のよう
な通常の無線ICモジュール5の代わりにガラス封入型
の無線ICモジュール5aを通帳の背の部分に配置した
ものである。
【0027】ここで、ガラス封入型無線ICモジュール
5aは、鉄心等のコア51に巻かれた無線アンテナ3と
この無線アンテナ3に接続されたIC部4とを例えば直
径2.2mm程度のガラス管52の中に封入したもので
ある。
【0028】上記のようにガラス封入型のモジュールで
あっても預金通帳1の背の部分に配置すれば冊子が折れ
にくいため、ガラス管は割れることが少なく、その無線
通信機能を阻害することもない。これにより、ガラス封
入型のモジュールであっても上記第1の実施形態による
預金通帳1と同様の効果が得られる。
【0029】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。
【0030】図3は、本発明の第3の実施形態に係る預
金通帳1bの概略の構成図である。
【0031】図3に示した預金通帳1bは、上記第1の
実施形態で示した預金通帳1のように表表紙2に無線I
Cモジュール5を配置するとともに、少なくとも無線ア
ンテナ3の構成面積よりも大きい面積の導電体からなる
導電シート7を裏表紙31に配置したものである。
【0032】ここで、導電シート7は、例えば、厚さ1
0μm程度のアルミ箔等の導電体から成るものである。
また、この導電シート7は、通常預金通帳1bを使用す
る場合、すなわち、冊子を開いた状態では無線通信を可
能とし、冊子を閉じた状態では無線通信が不能となるよ
うに裏表紙31に配置してあるものであり、冊子を閉じ
た状態において無線アンテナ3とシートが重なり合うよ
うになっている。尚、導電シート7は、冊子を閉じた場
合に無線ICモジュール5の無線アンテナ3の配置位置
に重なるように配置してあればよい。従って、導電シー
ト7は、通帳の裏表紙31に限らず、冊子の中ページ部
分に配置されていてもかまわない。
【0033】上記第1の実施形態で説明したような無線
ICモジュール5が配置された預金通帳1においては、
無線リーダーにより非接触でIC部内の情報が容易に読
み出せるため、携帯者がカバン等に預金通帳1を入れた
まま提示の意志がなくても、悪意の第三者により勝手に
記憶情報を読み出される恐れがある。しかしながら、本
実施形態のように、冊子を閉じた状態で無線通信を不能
とする導電シート7を配置した預金通帳1bによれば、
そのような情報の漏洩を防ぐことができる。
【0034】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。
【0035】図4は、本発明の第4の実施形態に係る預
金通帳1cの概略の構成図である。
【0036】図4に示した預金通帳1cは、無線ICモ
ジュール5の無線アンテナ3が表表紙2と裏表紙31に
対称にまたがるように配置したものである。
【0037】このように無線アンテナ3を配置すること
で、無線アンテナ3は通帳を開いた場合に無線通信が可
能なリング形状を成しているとともに、通帳を閉じた場
合には前記リング形状が崩れ無線通信機能が不能とな
る。
【0038】これにより、上記第3の実施形態のような
導電シート7を用いることなく、低コストで情報の漏洩
を防ぐことができる。
【0039】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態について説明する。
【0040】本実施形態では、上記のような構成を有す
る無線ICモジュール付きの預金通帳を用いた預金通帳
の真偽判断システムについて、預金通帳をATM(自動
預出金機)で使用する場合を例に説明する。また、以下
の説明では、預金通帳1の無線ICモジュール5に携帯
者の確認情報として、預金通帳1に印刷された顔写真の
画像データが通帳発行時に圧縮して書き込まれている場
合を例に説明する。
【0041】図5は、本発明に係る預金通帳の真偽判断
システムをATMに適用した場合のシステム構成例を示
すものである。
【0042】本システムは、預金通帳1の真偽性をAT
M10において判断するとともに、預金通帳1の携帯者
の真偽性の確認をATM10にオンライン接続された監
視センター20において行うものである。
【0043】ATM10は、預金通帳1が真の通帳であ
り、かつ預金通帳1の携帯者が預金通帳1の真の携帯者
であると判断された場合に、預金通帳1の規約内容に基
づいた預出金処理を行うものであり、預出金機全体の制
御を行う主制御部11を有し、この主制御部11に無線
リーダ12、入力部13、紙幣・硬貨処理部14、伝送
制御部15、スキャナ部16及び撮影部17が接続され
て概略構成されている。
【0044】無線リーダ12は、預金通帳1の無線IC
モジュール5から送信された画像データ等を受信する受
信手段としての機能を有しており、無線ICモジュール
5から送信された変調送信信号を増幅、復調、デジタル
変換するものである。尚、預金通帳1の無線ICモジュ
ール5と、無線リーダ12との間の情報の送受信の際に
行われる変調方式はASK変調、PSK変調等いずれで
あってもかまわない。
【0045】入力部13は、CRTディスプレイ上に設
けられたタッチパネル等で構成され、例えば出金希望額
の入力等を行うことができるようになっている。
【0046】紙幣・硬貨処理部14は、金種の判別、紙
幣の真偽性の判断を行うとともに紙幣の集積等を行うも
のである。
【0047】伝送制御部15は、監視センター20との
間で預金通帳1から得られた顔写真データ等の各種情報
の送受信を行うものである。
【0048】スキャナ部16は、預金通帳1に付された
顔写真の画像を読取る画像読取手段である。
【0049】主制御部11は、スキャナ部16により読
み取られた預金通帳1の顔写真の画像データと、無線リ
ーダ12が受信した預金通帳1の無線ICモジュール5
内の顔写真の画像データとを比較し、預金通帳1が真の
通帳であるか否かを判断する第1の判断手段としての機
能を有している。
【0050】撮影部17は、ATM10の利用者の挙動
を監視する監視カメラの役割を果たすとともに、携帯者
の真偽性の判断に必要な携帯者の撮影像を得るためのも
のであり、例えばビデオカメラ等で構成される。
【0051】監視センター20は、複数のATMを接続
してその集中管理等を行うものであり、管理用端末とな
るホストコンピュータ21を有している。
【0052】また、監視センター20のホストコンピュ
ータ21にはディスプレイ22が接続されている。この
ディスプレイ22は、例えば撮影部17により撮影され
た携帯者の撮影像と、無線リーダ12が受信した預金通
帳1の無線ICモジュール内の顔写真の画像データとを
表示するものである。
【0053】次に、本実施形態における真偽判断処理の
手順をフローチャートを用いて説明する。
【0054】図6は、本発明に係る預金通帳の真偽判断
システムをATMに適用した場合の真偽判断処理の手順
を示すフローチャートである。
【0055】まず、ATM10の無線リーダ12におい
て、預金通帳1の無線ICモジュール5内の顔写真の画
像データが読み出される(S1)。
【0056】また、預金通帳1に付された顔写真の画像
がスキャナ部16で読み取られる(S2)。
【0057】そして、主制御部11において、上記各ス
テップにより得られた両方の顔写真の画像データを比較
する(S3)。これにより、預金通帳1が偽造されてい
るか否かを判断する。
【0058】すなわち、ここで両データが不一致だった
場合には、主制御部11は預金通帳1が偽造されている
と判断し、取引を終了する。
【0059】また、両データが一致していた場合には、
主制御部11は、預金通帳1が真の通帳であると判断
し、さらに、無線ICモジュール5内の顔写真の画像デ
ータ(又はスキャナ部16で読み取った顔写真データ)
と、撮影部17が撮影した預金通帳1の携帯者の撮影像
のデータとを監視センター20に送信する。監視センタ
ー20では、ATM10側から送信された両データをデ
ィスプレイ22に表示する(S4)。
【0060】次に、監視センター20では、ディスプレ
イ22に表示された無線ICモジュール5内の顔写真の
画像データと、撮影部17が撮影した預金通帳1の携帯
者の撮影像とを比較し(S5)、これにより、預金通帳
1の携帯者の真偽を判断する。すなわち、両データが不
一致だった場合には、携帯者が不正に預金通帳1を入手
した者と判断する。また、両データが一致していた場合
には、預金通帳1の真の携帯者であると判断する。この
判断情報はホストコンピュータ21から伝送制御部15
を介してATM10の主制御部11に伝達される。主制
御部11は監視センター20において真の携帯者である
と判断された場合のみ預出金処理の取引を続行する。
尚、この携帯者確認後の取引処理は従来のATMと同様
であるため詳細な説明は省略する。
【0061】ここで、上記ステップS5における顔写真
データと撮影像との比較は、監視センター20において
管理者がディスプレイ22を目視することによって行っ
てもよいが、ホストコンピュータ21による電子的なデ
ータのマッチング処理によって行ってもよい。
【0062】また、無線ICモジュール5に記憶された
確認情報が顔写真の画像データのみならず、携帯者の身
体特微等の情報をも記憶している場合には、そのデータ
を真偽性の判断に組み入れても構わない。これにより、
さらに確実に携帯者の確認を行うことができる。
【0063】また、上記ステップS4、S5においての
携帯者の真偽判断に係る処理は、例えば高額な金量の引
き出しを行おうとしている場合にのみ行ってもよい。こ
の場合、例えば、預金通帳1の偽造性の判断を行った後
で、出金希望額の入力を預金通帳1の携帯者に促し、こ
こで入力された出金希望額が一定量(例えば100万円
程度)を越えた場合にのみ監視センター20における携
帯者の真偽判断に係る処理を行うようにするとよい。こ
れにより、監視センター20における監視を必要最小限
にすることができる。
【0064】以上のように、まず、預金通帳に付された
顔写真の画像と、無線ICモジュール内の画像データと
を比較することで、預金通帳が真の通帳であるか否かを
判断し、次に、預金通帳の携帯者を撮影した撮影像と、
顔写真の画像データとを比較することで、預金通帳の携
帯者が真の携帯者であるか否かを判断する。これによ
り、通帳の携帯者と通帳自体との真偽性の判断を確実に
行うことが可能となる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の預金通帳に
よれば、預金通帳内に、偽造が困難な無線ICモジュー
ルを配置し、この無線ICモジュールに例えば携帯者の
顔写真の顔画像データ等の確認情報を記憶させることで
預金通帳の偽造が困難となるとともに、預金通帳を身分
証明証として使うことができ、携帯者及び通帳自体の真
偽性の判断を確実に行うことが可能となる。
【0066】また、例えば預金通帳内に導電シートを配
置することで、通帳が閉じている状態においては無線通
信機能を不能とすることができ、所持者の提示意志なく
第三者に無線ICモジュール内の記憶情報が勝手に読み
出される恐れを少なくすることができる。
【0067】また、本発明の預金通帳の真偽判断システ
ムによれば、通帳に付された顔写真と、通帳に配置され
た無線ICモジュール内の確認情報とを比較すること
で、預金通帳が真の通帳であるか否かを判断することが
できる。
【0068】さらに、預金通帳の携帯者を撮影した撮影
像と、預金通帳に配置された無線ICモジュール内の確
認情報とを比較することで、預金通帳の携帯者が真の携
帯者であるか否かを判断することができる。これによ
り、通帳の携帯者と通帳自体との真偽性の判断を確実に
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る預金通帳の概略
の構成図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る預金通帳の概略
の構成図
【図3】本発明の第3の実施形態に係る預金通帳の概略
の構成図
【図4】本発明の第4の実施形態に係る預金通帳の概略
の構成図
【図5】本発明に係る預金通帳の真偽判断システムをA
TMに適用した場合のシステム構成例を示す図
【図6】本発明による真偽判断処理の手順を示すフロー
チャート
【符号の説明】
1 預金通帳 2 表紙 3 無線アンテナ 4 IC部 5 無線ICモジュール 5a ガラス封入型無線ICモジュール 6 顔写真 7 導電シート 10 ATM 11 主制御部 12 無線リーダ 13 入力部 14 紙幣・硬貨処理部 15 伝送制御部 16 スキャナ部 17 撮影部 20 監視センター 21 ホストコンピュータ 22 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 19/07 G06K 19/00 R G07D 9/00 436 H

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯者を確認するための確認情報を記憶
    するIC部と、このIC部に記憶した確認情報を無線に
    より送信可能な無線アンテナとを具備する無線ICモジ
    ュールが、冊子状に形成された通帳本体内に配置されて
    いることを特徴とする預金通帳。
  2. 【請求項2】 携帯者の顔写真が付された冊子状の通帳
    本体と、 この通帳本体内に配置され、前記通帳本体に付された携
    帯者の顔写真の画像データを含む携帯者の確認情報を記
    憶するIC部とこのIC部に記憶された確認情報を無線
    により送信可能な無線アンテナとを具備する無線ICモ
    ジュールと、 を有することを特徴とする預金通帳。
  3. 【請求項3】 前記無線ICモジュールは、樹脂シート
    間に挟み込まれ、その隙間に熱可塑性の樹脂が充填・硬
    化されてシート状を成していることを特徴とする請求項
    1又は2記載の預金通帳。
  4. 【請求項4】 前記無線ICモジュールは、前記IC部
    と無線アンテナとがガラス管の中に封入されたガラス封
    入型の無線ICモジュールであり、前記ガラス管が前記
    通帳本体の背の部分に配置されることを特徴とする請求
    項1又は2記載の預金通帳。
  5. 【請求項5】 前記無線ICモジュールの無線アンテナ
    は、通帳を開いた場合に無線通信が可能なリング形状を
    成しているとともに、通帳を閉じた場合には前記リング
    形状が崩れ前記無線通信機能が不能となるように前記通
    帳本体内に配置されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の預金通帳。
  6. 【請求項6】 冊子状に形成された通帳本体と、 この通帳本体内に配置され、携帯者を確認するための確
    認情報を記憶するIC部とこのIC部に記憶された確認
    情報を無線により送信可能な無線アンテナとを具備する
    無線ICモジュールと、 前記通帳本体内に配置され、通帳を閉じた場合に前記無
    線アンテナと重なることで前記無線ICモジュールの無
    線通信機能を不能とする導電シートと、 を有することを特徴とする預金通帳。
  7. 【請求項7】 携帯者の顔写真付きの預金通帳の真偽性
    を判断する預金通帳の真偽判断システムにおいて、 前記預金通帳内に配置され、前記携帯者の顔写真の画像
    データを含む携帯者の確認情報を記憶するとともに、こ
    の記憶された確認情報を無線により送信可能な無線IC
    モジュールと、 この無線ICモジュールから送信された確認情報を受信
    する受信手段と、 前記預金通帳に付されている顔写真の画像を読み取る画
    像読取手段と、 この画像読取手段により読み取られた顔写真の画像デー
    タと、前記受信手段が受信した前記無線ICモジュール
    内の確認情報とを比較し、前記預金通帳が真の通帳であ
    るか否かを判断する判断手段と、 を有することを特徴とする預金通帳の真偽判断システ
    ム。
  8. 【請求項8】 携帯者の顔写真付きの預金通帳の真偽性
    を判断する預金通帳の真偽判断システムにおいて、 前記預金通帳内に配置され、前記携帯者の顔写真の画像
    データを含む携帯者の確認情報を記憶するとともに、こ
    の記憶された確認情報を無線により送信可能な無線IC
    モジュールと、 この無線ICモジュールから送信された確認情報を受信
    する受信手段と、 前記預金通帳の携帯者を撮影する撮影手段と、 この撮影手段により撮影された携帯者の撮影像と、前記
    受信手段が受信した前記無線ICモジュール内の確認情
    報とを表示する表示手段と、 この表示手段に表示された携帯者の撮影像と確認情報と
    を比較し、前記預金通帳の携帯者が前記預金通帳の真の
    携帯者であるか否かを判断する判断手段と、 を有することを特徴とする預金通帳の真偽判断システ
    ム。
  9. 【請求項9】 携帯者の顔写真付きの預金通帳の真偽性
    を判断する預金通帳の真偽判断システムにおいて、 前記預金通帳内に配置され、前記携帯者の顔写真の画像
    データを含む携帯者の確認情報を記憶するとともに、こ
    の記憶された確認情報を無線により送信可能な無線IC
    モジュールと、 この無線ICモジュールから送信された確認情報を受信
    する受信手段と、 前記預金通帳に付されている顔写真の画像を読み取る画
    像読取手段と、 この画像読取手段により読み取られた顔写真の画像デー
    タと、前記受信手段が受信した前記無線ICモジュール
    内の確認情報とが一致するか否かを比較し、前記預金通
    帳が真の通帳であるか否かを判断する第1の判断手段
    と、 前記預金通帳の携帯者を撮影する撮影手段と、 この撮影手段により撮影された携帯者の撮影像と、前記
    受信手段が受信した前記無線ICモジュール内の確認情
    報とを表示する表示手段と、 この表示手段に表示された携帯者の撮影像と確認情報と
    を比較し、前記預金通帳の携帯者が前記預金通帳の真の
    携帯者であるか否かを判断する第2の判断手段と、 を有することを特徴とする預金通帳の真偽判断システ
    ム。
  10. 【請求項10】 携帯者の顔写真付きの預金通帳の真偽
    性を判断する預金通帳の真偽判断システムにおいて、 前記預金通帳内に配置され、前記携帯者の顔写真の画像
    データを含む携帯者の確認情報を記憶するとともに、こ
    の記憶された確認情報を無線により送信可能な無線IC
    モジュールと、 この無線ICモジュールから送信された確認情報を受信
    する受信手段と、 前記預金通帳に付されている顔写真の画像を読み取る画
    像読取手段と、 この画像読取手段により読み取られた顔写真の画像デー
    タと、前記受信手段が受信した前記無線ICモジュール
    内の確認情報とが一致するか否かを比較し、前記預金通
    帳が真の通帳であるか否かを判断する第1の判断手段
    と、 前記預金通帳の携帯者を撮影する撮影手段と、 この撮影手段により撮影された携帯者の撮影像と、前記
    受信手段が受信した前記無線ICモジュール内の確認情
    報とを表示する表示手段と、 この表示手段に表示された携帯者の撮影像と確認情報と
    を比較し、前記預金通帳の携帯者が前記預金通帳の真の
    携帯者であるか否かを判断する第2の判断手段と、 前記第1及び第2の判断手段により、前記預金通帳が真
    の通帳であり、かつ前記預金通帳の携帯者が前記預金通
    帳の真の携帯者であると判断された場合に、前記預金通
    帳に基づいた預出金処理を行う預出金機と、 を有することを特徴とする預金通帳の真偽判断システ
    ム。
JP793397A 1997-01-20 1997-01-20 預金通帳及び預金通帳の真偽判断システム Pending JPH10203051A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP793397A JPH10203051A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 預金通帳及び預金通帳の真偽判断システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP793397A JPH10203051A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 預金通帳及び預金通帳の真偽判断システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10203051A true JPH10203051A (ja) 1998-08-04

Family

ID=11679329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP793397A Pending JPH10203051A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 預金通帳及び預金通帳の真偽判断システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10203051A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1253550A1 (en) * 2001-04-26 2002-10-30 Cfph, L.L.C. System and method for accessing financial propectus data
JP2002342737A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Nec Corp 人監視方法及び人監視システム
JP2003027795A (ja) * 2001-07-23 2003-01-29 Fujitsu Ten Ltd 正規利用者確認システム
JP2003296677A (ja) * 2002-04-05 2003-10-17 Konica Corp 記憶体を保持したプリントシートおよびプリント方法
JP2003534617A (ja) * 2000-05-24 2003-11-18 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 買い手を身元確認するための装置および方法
JP2005279975A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 National Printing Bureau スキミング防止冊子及び挿入部材
JP2005349700A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Toshiba Corp 通帳類印刷装置及び印刷方法
JP2006175694A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Taiyo Seiki Kk 表紙用シート
JP2007513420A (ja) * 2003-12-02 2007-05-24 アエスカ エス.ア. 無線周波数識別装置を有する本人確認用冊子
JP2008087396A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Toppan Printing Co Ltd Icチップ付き冊子
JP2008097228A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Oki Electric Ind Co Ltd 通帳印刷システム及び該システムにより印刷される通帳
JP2012150835A (ja) * 2012-04-05 2012-08-09 Oki Electric Ind Co Ltd 通帳印刷システム
CN103956005A (zh) * 2014-04-26 2014-07-30 王美金 一种多银行重要凭证发放设备的方法和系统

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003534617A (ja) * 2000-05-24 2003-11-18 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 買い手を身元確認するための装置および方法
US7640203B2 (en) 2001-04-26 2009-12-29 Cfph, Llc Accessing data from a financial prospectus
US7349873B2 (en) 2001-04-26 2008-03-25 Cfph, Llc Methods and systems for accessing financial prospectus data
US8005735B2 (en) 2001-04-26 2011-08-23 Cfph, Llc Encrypting and storing data from a financial prospectus
EP1253550A1 (en) * 2001-04-26 2002-10-30 Cfph, L.L.C. System and method for accessing financial propectus data
JP2002342737A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Nec Corp 人監視方法及び人監視システム
JP2003027795A (ja) * 2001-07-23 2003-01-29 Fujitsu Ten Ltd 正規利用者確認システム
JP2003296677A (ja) * 2002-04-05 2003-10-17 Konica Corp 記憶体を保持したプリントシートおよびプリント方法
JP4685026B2 (ja) * 2003-12-02 2011-05-18 アエスカ エス.ア. 無線周波数識別装置を有する本人確認用冊子
JP2007513420A (ja) * 2003-12-02 2007-05-24 アエスカ エス.ア. 無線周波数識別装置を有する本人確認用冊子
JP2005279975A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 National Printing Bureau スキミング防止冊子及び挿入部材
JP2005349700A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Toshiba Corp 通帳類印刷装置及び印刷方法
JP2006175694A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Taiyo Seiki Kk 表紙用シート
JP2008087396A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Toppan Printing Co Ltd Icチップ付き冊子
JP2008097228A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Oki Electric Ind Co Ltd 通帳印刷システム及び該システムにより印刷される通帳
JP2012150835A (ja) * 2012-04-05 2012-08-09 Oki Electric Ind Co Ltd 通帳印刷システム
CN103956005A (zh) * 2014-04-26 2014-07-30 王美金 一种多银行重要凭证发放设备的方法和系统
CN103956005B (zh) * 2014-04-26 2016-05-04 王美金 一种多银行重要凭证发放设备的方法和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6068192A (en) Tamper resistant smart card and method of protecting data in a smart card
JPH10203051A (ja) 預金通帳及び預金通帳の真偽判断システム
US7577612B2 (en) Self service terminal
CN1252640C (zh) 电子信用卡
DE102010060637B4 (de) Batteriezelle einer Batteriepackung mit Fälschungsschutz und dessen Identifikationssystem sowie Identifikationsverfahren
US6273339B1 (en) Tamper resistant smart card and method of protecting data in a smart card
AU2009307727A1 (en) System and method for credit card user identification verification
EP2370936B1 (fr) Objet portable intelligent comportant des données de personnalisation graphique
US9898721B2 (en) Display system with security features
JP2006202014A (ja) 電子マネー機能を有する携帯端末装置の認証システム
JP4890774B2 (ja) 金融取引システム
US8931688B2 (en) System and method for currency validation
EP1276054A1 (en) Personal authentication system
CN101196745A (zh) 图像形成装置和包括其的假票据管理系统
JP2007026138A (ja) 不正カードの利用防止システムおよびatm
KR20110045871A (ko) 유가증권 진위 판단 방법, 장치 및 그 기록 매체
JPH1125273A (ja) 無人取引システム
JP4748523B2 (ja) 窓口申請交付システムおよび窓口申請交付方法およびプログラムおよび記録媒体
JP3565694B2 (ja) 無人取引システム
JP4078913B2 (ja) 非接触icタグを用いた電子くじシステム
JP2001331644A (ja) 新規メンバー座の開設システム
JP4954388B2 (ja) カード作成装置
CN216957104U (zh) 一种智慧柜员机的服务管理系统
CN101000701A (zh) 用于避免挡住安全摄像机和非法取款的自动金融交易设备和方法
JP7484573B2 (ja) 真贋判定装置およびプログラム