JP2003027795A - 正規利用者確認システム - Google Patents

正規利用者確認システム

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JP2003027795A
JP2003027795A JP2001220925A JP2001220925A JP2003027795A JP 2003027795 A JP2003027795 A JP 2003027795A JP 2001220925 A JP2001220925 A JP 2001220925A JP 2001220925 A JP2001220925 A JP 2001220925A JP 2003027795 A JP2003027795 A JP 2003027795A
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Japan
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JP2001220925A
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Yasuo Nakajima
靖夫 中嶋
Junji Hashimoto
順次 橋本
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両などの被利用装置の正規の利用者のみ
が、例えば車両ドアロックの解錠や、エンジンの始動な
どを行うことができるようにする正規利用者確認システ
ムを提供すること。 【解決手段】 被利用装置の正規の利用者を確認するた
めの正規利用者確認システムにおいて、運転免許証の画
像データを取得する画像取得手段1と、運転免許証の画
像データが登録されるメモリ3と、画像取得手段1によ
り取得された画像データから認識される運転免許証の画
像が、メモリ3に登録されている運転免許証の画像と一
致するか否かを判定する判定手段(マイコン2)とを装
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は正規利用者確認シス
テムに関し、より詳細には、被利用装置(例えば、車
両)の正規の利用者を確認するための正規利用者確認シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】車両ド
アロックの施錠/解錠やエンジンの始動については、通
常、キーをキーシリンダに差し込むことによって行って
いるが、最近では、利用者が携帯する送信機からコード
信号を送信し、そのコード信号を車両に装備された受信
機で受信し、予め登録されたコード信号と照合すること
によって、遠隔操作で車両ドアロックの施錠/解錠など
を可能にした、いわゆるキーレスエントリーシステムが
開発されている。
【0003】しかしながら、このようなドアの開放やエ
ンジンの始動は、前記キーや前記送信機を持っている者
であれば誰でも行うことができるため、前記キーや前記
送信機が何者かによって盗まれてしまうと、当該車両の
保護が保証されないといった問題があった。
【0004】また、キーレスエントリーシステムを採用
している場合、前記受信機で予め登録されているコード
信号が何者かによって解読されてしまうと、たとえ前記
送信機が盗まれなかったとしても、やはり当該車両の保
護が保証されないといった問題があった。
【0005】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、車両などの被利用装置の正規の利用者のみが、例
えば車両ドアロックの解錠や、エンジンの始動などを行
うことができるようにする正規利用者確認システムを提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る正規利用者確認システム
(1)は、被利用装置の正規の利用者を確認するための
正規利用者確認システムにおいて、運転免許証の画像デ
ータを取得する第1の取得手段、又は第1の送信機から
送信されてくる運転免許証の画像データを受信する第1
の受信手段と、運転免許証の画像データが登録される第
1の記憶手段と、前記第1の取得手段により取得された
画像データ、又は前記第1の受信手段により受信された
画像データから認識される運転免許証の画像が、前記第
1の記憶手段に登録されている運転免許証の画像と一致
するか否かを判定する第1の判定手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0007】上記した正規利用者確認システム(1)に
よれば、前記第1の取得手段により取得された画像デー
タ、又は前記第1の受信手段により受信された画像デー
タから認識される運転免許証の画像と、前記第1の記憶
手段に登録されている運転免許証の画像とが一致するか
否かが判定される。
【0008】すなわち、予め登録されている運転免許証
の所持者のみを、車両などの前記被利用装置の正規の利
用者と判定することができるので、この判定結果を利用
することによって、正規の利用者(予め登録されている
運転免許証の所持者)のみが、例えば、車両ドアロック
の解錠を行うことができるように制限することができ
る。従って、正規の利用者以外の者が、車両のキーを手
に入れたとしてもドアを開けることはできないので、車
両の盗難防止に非常に有効となる。
【0009】また、前記被利用装置に対しアクションを
起こしている者が、正規の利用者と判定されると、車両
ドアロックの解錠が行われるようにしておけば、車両ド
アロックの解錠にキーが不要となるため、キーの保持に
対する気遣いを緩和することができる。
【0010】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(2)は、被利用装置の正規の利用者を確認するため
の正規利用者確認システムにおいて、音声データを取得
する第2の取得手段、又は第2の送信機から送信されて
くる音声データを受信する第2の受信手段と、声紋デー
タ、及びパスワードとしての文字列データが登録される
第2の記憶手段と、前記第2の取得手段により取得され
た音声データ、又は前記第2の受信手段により受信され
た音声データを分析して得られる声紋及び文字列それぞ
れが、前記第2の記憶手段に登録されている声紋及び文
字列それぞれと一致するか否かを判定する第2の判定手
段とを備えていることを特徴としている。
【0011】上記した正規利用者確認システム(2)に
よれば、前記第2の取得手段により取得された音声デー
タ、又は前記第2の受信手段により受信された音声デー
タを分析して得られる声紋及び文字列それぞれと、前記
第2の記憶手段に登録されている声紋及び文字列それぞ
れとが一致するか否かが判定される。
【0012】すなわち、予め声紋を登録しておき、なお
かつパスワードを知っている者のみを、車両などの前記
被利用装置の正規の利用者と判定することができるの
で、この判定結果を利用することによって、正規の利用
者(予め声紋を登録しておき、なおかつパスワードを知
っている者)のみが、例えば、車両ドアロックの解錠を
行うことができるように制限することができる。従っ
て、正規の利用者以外の者が、車両のキーを手に入れた
としてもドアを開けることはできないので、車両の盗難
防止に非常に有効となる。
【0013】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(3)は、被利用装置の正規の利用者を確認するため
の正規利用者確認システムにおいて、指紋の画像データ
を取得する第3の取得手段、又は第3の送信機から送信
されてくる指紋の画像データを受信する第3の受信手段
と、複数の指紋の画像データが登録される第3の記憶手
段と、該第3の記憶手段に登録されている指紋の中か
ら、利用者確認のために用いる指紋を指定する第1の指
定手段と、前記第3の取得手段により取得された画像デ
ータ、又は前記第3の受信手段により受信された画像デ
ータから、前記第1の指定手段により指定された指紋の
画像が検出されるか否かを判定する第3の判定手段とを
備えていることを特徴としている。
【0014】上記した正規利用者確認システム(3)に
よれば、前記第3の記憶手段に登録されている指紋(例
えば、両手10本の指の指紋)の中から前記第1の指定
手段により指定された指紋(例えば、右手親指の指紋)
の画像が、前記第3の取得手段により取得された画像デ
ータ、又は前記第3の受信手段により受信された画像デ
ータから検出されるか否かが判定される。
【0015】すなわち、予め指紋を登録しておき、なお
かつ指定された指紋を知っている者のみを、車両などの
前記被利用装置の正規の利用者と判定することができる
ので、この判定結果を利用することによって、正規の利
用者(予め指紋を登録しておき、なおかつ指定された指
紋を知っている者)のみが、例えば、車両ドアロックの
解錠を行うことができるように制限することができる。
従って、正規の利用者以外の者が、車両のキーを盗んだ
としてもドアを開けることはできないので、車両の盗難
防止に非常に有効となる。
【0016】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(4)は、被利用装置の正規の利用者を確認するため
の正規利用者確認システムにおいて、指紋の画像データ
を取得する第4の取得手段、又は第4の送信機から送信
されてくる指紋の画像データを受信する第4の受信手段
と、複数の指紋の画像データが登録される第4の記憶手
段と、該第4の記憶手段に登録されている指紋の中か
ら、利用者確認のために用いる指紋を複数指定する共
に、これら複数の指紋の照合順序についても指定する第
2の指定手段と、前記第4の取得手段により取得された
複数の画像データ、又は前記第4の受信手段により受信
された複数の画像データから、前記第2の指定手段によ
り指定された指紋の画像が、前記照合順序に従って検出
されるか否かを判定する第4の判定手段とを備えている
ことを特徴としている。
【0017】上記した正規利用者確認システム(4)に
よれば、前記第4の記憶手段に登録されている指紋(例
えば、両手10本の指の指紋)の中から前記第2の指定
手段により指定された指紋(例えば、右手人差し指の指
紋、右手中指の指紋、左手親指の指紋)の画像が、前記
第4の取得手段により取得された複数の画像データ、又
は前記第4の受信手段により受信された複数の画像デー
タから、前記第2の指定手段により指定された照合順序
に従って検出されるか否かが判定される。
【0018】すなわち、予め指紋を登録しておき、なお
かつ指紋検出器に指を右手人差し指、右手中指、左手親
指の順番に押し付けていくことなどを知っている者のみ
を、車両などの前記被利用装置の正規の利用者と判定す
ることができるので、この判定結果を利用することによ
って、正規の利用者(予め指紋を登録しておき、なおか
つ指定された指紋とその照合順序を知っている者)のみ
が、例えば、車両ドアロックの解錠を行うことができる
ように制限することができる。従って、正規の利用者以
外の者が、車両のキーを盗んだとしてもドアを開けるこ
とはできないので、車両の盗難防止に非常に有効とな
る。
【0019】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(5)は、被利用装置の正規の利用者を確認するため
の正規利用者確認システムにおいて、指紋の画像データ
を取得する第5の取得手段、又は第5の送信機から送信
されてくる指紋の画像データを受信する第5の受信手段
と、複数の指紋の画像データが登録される第5の記憶手
段と、前記第5の取得手段により取得された画像デー
タ、又は前記第5の受信手段により受信された画像デー
タから、前記第5の記憶手段に登録されている複数の指
紋の画像が検出されるか否かを判定する第5の判定手段
とを備えていることを特徴としている。
【0020】上記した正規利用者確認システム(5)に
よれば、前記第5の取得手段により取得された画像デー
タ、又は前記第5の受信手段により受信された画像デー
タから、前記第5の記憶手段に登録されている複数の指
紋(例えば、右手人差し指の指紋、右手中指の指紋)の
画像が検出されるか否かが判定される。
【0021】すなわち、予め指紋を登録しておき、なお
かつ指紋検出器に右手人差し指と右手中指とを同時に押
し付けることなどを知っている者のみを、車両などの前
記被利用装置の正規の利用者と判定することができるの
で、この判定結果を利用することによって、正規の利用
者(予め指紋を登録しておき、なおかつ指定された複数
の指紋を知っている者)のみが、例えば、車両ドアロッ
クの解錠を行うことができるように制限することができ
る。従って、正規の利用者以外の者が、車両のキーを盗
んだとしてもドアを開けることはできないので、車両の
盗難防止に非常に有効となる。
【0022】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(6)は、被利用装置の正規の利用者を確認するため
の正規利用者確認システムにおいて、顔の画像データを
取得する第6の取得手段、又は第6の送信機から送信さ
れてくる顔の画像データを受信する第6の受信手段と、
顔の画像データが登録される第6の記憶手段と、該第6
の記憶手段に登録されている顔の中から、利用者確認の
ために用いる顔の部位を指定する第3の指定手段と、前
記第6の取得手段により取得された画像データ、又は前
記第6の受信手段により受信された画像データから認識
される顔の部位の画像が、前記第3の指定手段により指
定された顔の部位の画像と一致するか否かを判定する第
6の判定手段とを備えていることを特徴としている。
【0023】上記した正規利用者確認システム(6)に
よれば、前記第6の記憶手段に登録されている顔の中か
ら前記第3の指定手段により指定された顔の部位(例え
ば、右目)の画像が、前記第6の取得手段により取得さ
れた画像データ、又は前記第6の受信手段により受信さ
れた画像データから認識される顔の部位と一致するか否
かが判定される。
【0024】すなわち、予め顔を登録しておき、なおか
つ指定された顔の部位を知っている者のみを、車両など
の前記被利用装置の正規の利用者と判定することができ
るので、この判定結果を利用することによって、正規の
利用者(予め顔を登録しておき、なおかつ指定された顔
の部位を知っている者)のみが、例えば、車両ドアロッ
クの解錠を行うことができるように制限することができ
る。従って、正規の利用者以外の者が、車両のキーを手
に入れたとしてもドアを開けることはできないので、車
両の盗難防止に非常に有効となる。
【0025】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(7)は、被利用装置の正規の利用者を確認するため
の正規利用者確認システムにおいて、顔の画像データを
取得する第7の取得手段、又は第7の送信機から送信さ
れてくる顔の画像データを受信する第7の受信手段と、
顔の画像データが登録される第7の記憶手段と、該第7
の記憶手段に登録されている顔の中から、利用者確認の
ために用いる顔の部位を複数指定する第4の指定手段
と、前記第7の取得手段により取得された画像データ、
又は前記第7の受信手段により受信された画像データか
ら、前記第4の指定手段により指定された複数の部位の
画像が検出されるか否かを判定する第7の判定手段とを
備えていることを特徴としている。
【0026】上記した正規利用者確認システム(7)に
よれば、前記第7の記憶手段に登録されている顔の中か
ら前記第4の指定手段により指定された複数の部位(例
えば、鼻、口)の画像が、前記第7の取得手段により取
得された画像データ、又は前記第7の受信手段により受
信された画像データから検出されるか否かが判定され
る。
【0027】すなわち、予め顔を登録しておき、なおか
つ指定された複数の顔の部位を知っている者のみを、車
両などの前記被利用装置の正規の利用者と判定すること
ができるので、この判定結果を利用することによって、
正規の利用者(予め顔を登録しておき、なおかつ指定さ
れた複数の顔の部位を知っている者)のみが、例えば、
車両ドアロックの解錠を行うことができるように制限す
ることができる。従って、正規の利用者以外の者が、車
両のキーを盗んだとしてもドアを開けることはできない
ので、車両の盗難防止に非常に有効となる。
【0028】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(8)は、上記正規利用者確認システム(1)〜
(7)のいずれかにおいて、画像データ、又は音声デー
タを取得する第8の取得手段と、該第8の取得手段によ
り取得された画像データ、又は音声データを外部へ送信
する第1の送信手段とを含んで構成される前記送信機を
備えていることを特徴としている。
【0029】上記した正規利用者確認システム(8)に
よれば、前記第1〜前記第7のいずれかの送信機が、画
像データ(例えば、運転免許証の画像データ、指紋の画
像データ、顔の画像データ)、又は音声データを取得す
る前記第8の取得手段と、前記第1の送信手段とを含ん
で構成されているので、前記被利用装置(例えば、車
両)から離れた場所で運転免許証や指紋、顔の画像デー
タ、又は音声データを前記第1〜前記第7のいずれかの
送信機へ取り込ませて、前記第1〜前記第7のいずれか
の受信手段を備えたシステム本体側へ送信することがで
きる。従って、利用者の好む場所で自由に取り込み作業
等を行うことができるので、非常に使い勝手の良いもの
とすることができる。
【0030】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(9)は、上記正規利用者確認システム(1)〜
(7)のいずれかにおいて、前記第1〜前記第7のいず
れかの記憶手段に登録されているデータと同じデータが
登録される第8の記憶手段と、該第8の記憶手段に登録
されているデータを外部へ送信する第2の送信手段とを
含んで構成された前記送信機を備えていることを特徴と
している。
【0031】上記した正規利用者確認システム(9)に
よれば、前記第1〜前記第7のいずれかの送信機が、前
記第1〜前記第7のいずれかの記憶手段に登録されてい
るデータ(例えば、運転免許証の画像データ、声紋デー
タ及び文字列データ、指紋の画像データ、顔の画像デー
タ)と同じデータが登録される前記第8の記憶手段と、
前記第2の送信手段とを含んで構成されている。
【0032】すなわち、上記した正規利用者確認システ
ム(8)のように、照合が必要な時に、その都度、運転
免許証の画像データや音声データを前記第1〜前記第7
のいずれかの送信機へ取り込ませて、前記第1〜前記第
7のいずれかの受信手段を備えたシステム本体側へ送信
するのではなく、前記第8の記憶手段に予め登録されて
いるデータ(前記システム本体側で登録されているもの
と同一のデータ)を前記システム本体側へ送信するだけ
であるので、利用者の手間を軽減することができる。
【0033】また、従来のキーレスエントリーシステム
のように、システム本体側に単なるコード信号を登録し
ておくのではなく、複雑形成された画像データや音声デ
ータを登録するので、何者かによってシステム本体側に
登録されているデータが解読されるのを防止することが
できる。
【0034】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(10)は、上記正規利用者確認システム(1)にお
いて、音声データを取得する第9の取得手段と、声紋デ
ータが登録される第9の記憶手段と、前記第9の取得手
段により取得された音声データを分析して得られる声紋
が、前記第9の記憶手段に登録されている声紋と一致す
るか否かを判定する第8の判定手段と、前記第1の判定
手段からの判定結果、及び前記第8の判定手段からの判
定結果に基づいて、所定の処理を行う第1の処理手段と
を備えていることを特徴としている。
【0035】上記した正規利用者確認システム(10)
によれば、前記第1の取得手段により取得された画像デ
ータ、又は前記第1の受信手段により受信された画像デ
ータから認識される運転免許証の画像と、前記第1の記
憶手段に登録されている運転免許証の画像とが一致する
か否かが判定されると共に、前記第9の取得手段により
取得された音声データを分析して得られる声紋と、前記
第9の記憶手段に登録されている声紋とが一致するか否
かが判定され、これら判定結果に基づいて、所定の処理
(例えば、車両ドアロックの解錠)が行われる。
【0036】すなわち、予め運転免許証や声紋を登録し
ておいた者のみを、車両などの前記被利用装置の正規の
利用者と判定することができるので、この判定結果を利
用することによって、正規の利用者(予め運転免許証や
声紋を登録しておいた者)のみが、例えば、車両ドアロ
ックの解錠を行うことができるように制限することがで
きる。従って、正規の利用者以外の者が、車両のキーを
手に入れたとしてもドアを開けることはできないので、
車両の盗難防止に非常に有効となる。
【0037】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(11)は、上記正規利用者確認システム(1)にお
いて、音声データを取得する第10の取得手段と、声紋
データ、及びパスワードとしての文字列データが登録さ
れる第10の記憶手段と、前記第10の取得手段により
取得された音声データを分析して得られる声紋が、前記
第10の記憶手段に登録されている声紋と一致し、さら
に前記音声データを分析して得られる文字列が、前記第
10の記憶手段に登録されているパスワードと一致する
か否かを判定する第9の判定手段と、前記第1の判定手
段からの判定結果、及び前記第9の判定手段からの判定
結果に基づいて、所定の処理を行う第2の処理手段とを
備えていることを特徴としている。
【0038】上記した正規利用者確認システム(11)
によれば、前記第1の取得手段により取得された画像デ
ータ、又は前記第1の受信手段により受信された画像デ
ータから認識される運転免許証の画像と、前記第1の記
憶手段に登録されている運転免許証の画像とが一致する
か否かが判定されると共に、前記第10の取得手段によ
り取得された音声データを分析して得られる声紋及び文
字列それぞれと、前記第10の記憶手段に登録されてい
る声紋及び文字列それぞれとが一致するか否かが判定さ
れ、これら判定結果に基づいて、所定の処理(例えば、
車両ドアロックの解錠)が行われる。
【0039】すなわち、予め運転免許証や声紋を登録し
ておき、なおかつパスワードを知っている者のみを、車
両などの前記被利用装置の正規の利用者と判定すること
ができるので、この判定結果を利用することによって、
正規の利用者(予め運転免許証や声紋を登録しておき、
なおかつパスワードを知っている者)のみが、例えば、
車両ドアロックの解錠を行うことができるように制限す
ることができる。従って、正規の利用者以外の者が、車
両のキーを手に入れたとしてもドアを開けることはでき
ないので、車両の盗難防止に非常に有効となる。
【0040】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(12)は、上記正規利用者確認システム(1)にお
いて、指紋の画像データを取得する第11の取得手段
と、指紋の画像データが登録される第11の記憶手段
と、前記第11の取得手段により取得された画像データ
から認識される指紋の画像が、前記第11の記憶手段に
登録されている指紋の画像と一致するか否かを判定する
第10の判定手段と、前記第1の判定手段からの判定結
果、及び前記第10の判定手段からの判定結果に基づい
て、所定の処理を行う第3の処理手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0041】上記した正規利用者確認システム(12)
によれば、前記第1の取得手段により取得された画像デ
ータ、又は前記第1の受信手段により受信された画像デ
ータから認識される運転免許証の画像と、前記第1の記
憶手段に登録されている運転免許証の画像とが一致する
か否かが判定されると共に、前記第11の取得手段によ
り取得された画像データから認識される指紋の画像と、
前記第11の記憶手段に登録されている指紋の画像とが
一致するか否かが判定され、これら判定結果に基づい
て、所定の処理(例えば、車両ドアロックの解錠)が行
われる。
【0042】すなわち、予め運転免許証や指紋を登録し
ておいた者のみを、車両などの前記被利用装置の正規の
利用者と判定することができるので、この判定結果を利
用することによって、正規の利用者(予め運転免許証や
指紋を登録しておいた者)のみが、例えば、車両ドアロ
ックの解錠を行うことができるように制限することがで
きる。従って、正規の利用者以外の者が、車両のキーを
手に入れたとしてもドアを開けることはできないので、
車両の盗難防止に非常に有効となる。
【0043】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(13)は、上記正規利用者確認システム(1)にお
いて、顔の画像データを取得する第12の取得手段と、
前記第12の取得手段により取得された画像データから
認識される顔の画像が、前記第1の記憶手段に登録され
ている運転免許証の顔の画像と一致するか否か判定する
第11の判定手段とを備え、前記第1の判定手段からの
判定結果、及び前記第11の判定手段からの判定結果に
基づいて、所定の処理を行う第4の処理手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0044】上記した正規利用者確認システム(13)
によれば、前記第1の取得手段により取得された画像デ
ータ、又は前記第1の受信手段により受信された画像デ
ータから認識される運転免許証の画像と、前記第1の記
憶手段に登録されている運転免許証の画像とが一致する
か否かが判定されると共に、前記第12の取得手段によ
り取得された画像データから認識される顔の画像と、前
記第1の記憶手段に登録されている運転免許証の顔の画
像とが一致するか否かが判定され、これら判定結果に基
づいて、所定の処理(例えば、車両ドアロックの解錠)
が行われる。
【0045】すなわち、予め運転免許証を登録しておい
た者のみを、車両などの前記被利用装置の正規の利用者
と判定することができるので、この判定結果を利用する
ことによって、正規の利用者(予め運転免許証を登録し
ておいた者)のみが、例えば、車両ドアロックの解錠を
行うことができるように制限することができる。従っ
て、正規の利用者以外の者が、車両のキーを手に入れた
としてもドアを開けることはできないので、車両の盗難
防止に非常に有効となる。
【0046】また、上記正規利用者確認システム(1)
のように、運転免許証の画像の一致だけで正規の利用者
かであるか否かの判定を行うのではなく、利用者の顔の
画像の一致についても判定要素に加えるのでは、より一
層精度良く前記判定を行うことができる。
【0047】また、利用者の顔の画像の一致の判定につ
いても、上記席利用者確認システム(6)又は(7)の
ように、顔そのものの画像を予め登録していたものを用
いるのではなく、運転免許証にある顔の画像を用いるの
で、予め登録しておくデータを少なくすることができ、
コストの軽減化を図ることができる。
【0048】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(14)は、上記正規利用者確認システム(3)〜
(5)のいずれかにおいて、音声データを取得する第1
3の取得手段と、声紋データ、及びパスワードとしての
文字列データが登録される第12の記憶手段と、前記第
13の取得手段により取得された音声データを分析して
得られる声紋が、前記第12の記憶手段に登録されてい
る声紋と一致し、さらに前記音声データを分析して得ら
れる文字列が、前記第12の記憶手段に登録されている
パスワードと一致するか否かを判定する第12の判定手
段と、前記判定手段からの指紋照合による判定結果、及
び前記第12の判定手段からの音声照合による判定結果
に基づいて、所定の処理を行う第5の処理手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0049】上記した正規利用者確認システム(14)
によれば、指紋の画像、声紋、及びパスワードといった
判定要素に基づいて、前記被利用装置を利用しようとし
ている者が正規の利用者であるか否かの判定を行い、こ
の判定結果に基づいて、所定の処理(例えば、車両ドア
ロックの解錠)が行われる。
【0050】すなわち、予め指紋や声紋を登録してお
き、なおかつパスワードを知っている者のみを、車両な
どの前記被利用装置の正規の利用者と判定することがで
きるので、この判定結果を利用することによって、正規
の利用者(予め指紋や声紋を登録しておき、なおかつパ
スワードを知っている者)のみが、例えば、車両ドアロ
ックの解錠を行うことができるように制限することがで
きる。従って、正規の利用者以外の者が、車両のキーを
手に入れたとしてもドアを開けることはできないので、
車両の盗難防止に非常に有効となる。
【0051】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(15)は、上記正規利用者確認システム(6)又は
(7)において、音声データを取得する第14の取得手
段と、声紋データ、及びパスワードとしての文字列デー
タが登録される第13の記憶手段と、前記第14の取得
手段により取得された音声データを分析して得られる声
紋が、前記第13の記憶手段に登録されている声紋と一
致し、さらに前記音声データを分析して得られる文字列
が、前記第13の記憶手段に登録されているパスワード
と一致するか否かを判定する第13の判定手段と、前記
第6又は前記第7の判定手段からの判定結果、及び前記
第13の判定手段からの判定結果に基づいて、所定の処
理を行う第5の処理手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0052】上記した正規利用者確認システム(15)
によれば、顔の画像、声紋、及びパスワードといった判
定要素に基づいて、前記被利用装置を利用しようとして
いる者が正規の利用者であるか否かの判定を行い、この
判定結果に基づいて、所定の処理(例えば、車両ドアロ
ックの解錠)が行われる。
【0053】すなわち、予め顔や声紋を登録しておき、
なおかつパスワードを知っている者のみを、車両などの
前記被利用装置の正規の利用者と判定することができる
ので、この判定結果を利用することによって、正規の利
用者(予め顔や声紋を登録しておき、なおかつパスワー
ドを知っている者)のみが、例えば、車両ドアロックの
解錠を行うことができるように制限することができる。
従って、正規の利用者以外の者が、車両のキーを手に入
れたとしてもドアを開けることはできないので、車両の
盗難防止に非常に有効となる。
【0054】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(16)は、上記正規利用者確認システム(1)〜
(15)のいずれかにおいて、前記被利用装置が車両で
あり、前記判定手段からの判定結果に基づいて、正規の
利用者が前記被利用装置を利用していると判断される
と、車両ドアロックの解錠、及び/又はエンジンの始動
を行う第1の制御手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0055】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(17)は、上記正規利用者確認システム(1)〜
(15)のいずれかにおいて、前記被利用装置が車両で
あり、前記判定手段からの判定結果に基づいて、正規の
利用者が前記被利用装置を利用していると判断される
と、車両ドアロックの解錠、及び/又はエンジンの始動
を許容する第2の制御手段を備えていることを特徴とし
ている。
【0056】上記した正規利用者確認システム(16)
又は(17)によれば、予め運転免許証や指紋、声紋、
顔などを登録しておいたり、パスワードを知っている者
のみが、車両ドアロックの解錠や、エンジンの始動を行
うことができる。さらに、上記した正規利用者確認シス
テム(16)によれば、正規の利用者が確認されると、
自動的に車両ドアロックが解錠されたり、エンジンが始
動されるので、利用者にとって非常に使い勝手の良いも
のとすることができる。
【0057】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(18)は、上記正規利用者確認システム(1)〜
(17)のいずれかにおいて、前記判定手段からの判定
結果に基づいて、正規の利用者以外の者が前記被利用装
置を利用していると判断されると、警告を促す処理を行
う警告手段を備えていることを特徴としている。
【0058】上記した正規利用者確認システム(18)
によれば、正規の利用者以外の者が前記被利用装置を利
用していると判断されると、警告を促す処理が行われる
ので、車両盗難などの防犯効果を高めることができる。
なお、警告を促す処理としては、警報音(ビープ音)や
クラクションを鳴らしたり、ヘッドランプやハザードラ
ンプを点灯させたり、又は特定の場所(警備会社など)
へ通報することが挙げられる。
【0059】また、本発明に係る正規利用者確認システ
ム(19)は、上記正規利用者確認システム(1)〜
(18)のいずれかにおいて、前記判定手段からの判定
結果に基づいて、正規の利用者以外の者が前記被利用装
置を利用していると判断されると、該被利用装置に装備
されている制御機能の全部、又はその一部の駆動を禁止
させる禁止手段を備えていることを特徴としている。
【0060】上記した正規利用者確認システム(19)
によれば、正規の利用者以外の者が前記被利用装置を利
用していると判断されると、該被利用装置に装備されて
いる制御機能の全部、又はその一部の駆動を禁止させる
ので、車両盗難などの防犯効果を高めることができる。
なお、禁止させるものとしては、エンジン始動や、シフ
トレバー動作、ハンドル動作、遠隔操作などが挙げられ
る。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る正規利用者確
認システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。図
1は、実施の形態(1)に係る正規利用者確認システム
の要部を概略的に示したブロック図である。このシステ
ムは画像取得手段1と、マイコン2と、運転免許証の画
像データが登録されるメモリ3と、車室内に設置されて
いる操作手段4とを含んで構成されている。
【0062】CCDカメラを含んで構成される画像取得
手段1は、カメラのレンズに接近する物体があると活性
化し、レンズに接近した物体の画像を撮影するようにな
っている。画像取得手段1で撮影された画像は、マイコ
ン2へ入力されるようになっており、マイコン2はこの
画像から予めメモリ3に登録されている運転免許証の画
像が検出されるか否かを判定するようになっている。
【0063】また、マイコン2の出力側には、車両ドア
ロックを解錠するためのドアロック駆動装置5、警報音
を発生する警報音発生装置6、及びエンジン始動を一定
時間禁止させるエンジン始動禁止装置7が接続されてお
り、マイコン2からの命令によって、車両ドアロックを
解錠したり、警報音を発生させたり、エンジン始動を禁
止したりすることができるようになっている。
【0064】次に、実施の形態(1)に係る正規利用者
確認システムにおけるマイコン2の行う処理動作<1> を
図2、図3に示したフローチャートに基づいて説明す
る。但し、処理動作<1> は通常モードのときに画像取得
手段1で取得された画像データがマイコン2へ入力され
たときに行う処理動作である。
【0065】まず、画像取得手段1から出力された画像
データに対し画像処理を行い(ステップS1)、画像デ
ータに運転免許証の画像データが含まれているか否かを
判断し(ステップS2)、運転免許証の画像データが含
まれていないと判断すれば、そのまま処理動作<1> を終
了する。
【0066】一方、運転免許証の画像データが含まれて
いると判断すれば、その運転免許証の画像データを抽出
し(ステップS3)、抽出した運転免許証の画像と、メ
モリ3に登録されている運転免許証の画像とを照合し
(ステップS4)、一致するか否かを判断し(ステップ
S5)、これら画像が一致すると判断すれば、車両ドア
ロックを解錠するように、ドアロック駆動装置5を制御
し(ステップS6)、他方、これら画像が一致しないと
判断すれば、ステップS11(図3)へ進む。
【0067】ステップS11ではタイマtが所定の時間
t’(例えば、5分)経過しているか否かを判断し(ス
テップS11)、タイマtが所定の時間t’経過してい
ると判断すれば、タイマtを0にセットすると共に(ス
テップS12)、カウンタcを1にセットする(ステッ
プS13)。
【0068】一方、タイマtが所定の時間t’経過して
いないと判断すれば、カウンタcに1を加え(ステップ
S14)、カウンタcが所定の回数c’(例えば、3
回)以上になったか否かを判断し(ステップS15)、
カウンタcが所定の回数c’以上になった、すなわち5
分間に3回、メモリ3に登録されていない運転免許証が
カメラレンズに近付けられたと判断すれば、警報音を鳴
らすように、警報音発生装置6を制御するといった警告
処理を行うと共に(ステップS16)、一定時間、エン
ジン始動ができないように、エンジン始動禁止装置7を
制御するといった禁止制御を行う(ステップS17)。
他方、カウンタcが所定の回数c’以上になっていない
と判断すれば、そのまま処理動作<1> を終了する。
【0069】次に、運転免許証の画像をメモリ3に登録
する場合のマイコン2の行う処理動作<2> を図4に示し
たフローチャートに基づいて説明する。まず、車室内に
設置されている操作手段4によって所定の操作が行わ
れ、ユーザーにより運転免許証の登録を行う旨の指示が
あったか否かを判断し(ステップS21)、前記指示が
なかったと判断すれば、そのまま処理動作<2> を終了
し、一方、前記指示があったと判断すれば、本システム
を画像登録モードとなるようにモードを変更し(ステッ
プS22)、その後、画像取得手段1で取得された画像
データが入力されたか否か(すなわち、画像取得手段1
を構成するCCDカメラのレンズに何らかの物体が近付
けられたか否か)を判断する(ステップS23)。
【0070】画像データが入力されていないと判断すれ
ば、ステップS23へ戻り、他方、画像データが入力さ
れたと判断すれば、画像データに対し画像処理を行い
(ステップS24)、画像データに運転免許証の画像デ
ータが含まれているか否かを判断し(ステップS2
5)、運転免許証の画像データが含まれていると判断す
れば、その運転免許証の画像データを抽出し(ステップ
S26)、抽出した運転免許証の画像をメモリ3に登録
し(ステップS27)、その後、本システムを通常モー
ドへ戻す(ステップS28)。他方、運転免許証の画像
データが含まれていないと判断すれば、ステップS2
6、S27を飛ばして、本システムを通常モードへ戻す
(ステップS28)。
【0071】上記実施の形態(1)に係る正規利用者確
認システムによれば、画像取得手段1により取得された
画像データから認識される運転免許証の画像と、メモリ
3に登録されている運転免許証の画像とが一致するか否
かが判定される。
【0072】すなわち、予め登録されている運転免許証
の所持者のみを、車両の正規の利用者と判定することが
できるので、正規の利用者(予め登録されている運転免
許証の所持者)のみが、車両ドアロックの解錠を行うこ
とができるように制限することができる。従って、正規
の利用者以外の者が、車両のキーを手に入れたとしても
ドアを開けることはできないので、車両の盗難防止に非
常に有効となる。
【0073】図5は、実施の形態(2)に係る正規利用
者確認システムの要部を概略的に示したブロック図であ
る。このシステムは音声入力手段11と、マイコン12
と、声紋データ、及びパスワードとしての文字列データ
が登録されるメモリ13と、車室内に設置されている操
作手段14とを含んで構成されている。
【0074】マイクロフォンを含んで構成される音声入
力手段11は、マイクロフォンに接近する物体があると
活性化するようになっている。音声入力手段段11から
入力された音声データについては、マイコン12へ入力
されるようになっており、マイコン12はこの音声デー
タを分析して得られる声紋及び文字列それぞれが、予め
メモリ13に登録させてある声紋及び文字列それぞれと
一致するか否かを判定するようになっている。
【0075】また、マイコン12の出力側には、車両ド
アロックを解錠するためのドアロック駆動装置5、警報
音を発生する警報音発生装置6、及びエンジン始動を一
定時間禁止させるエンジン始動禁止装置7が接続されて
おり、マイコン12からの命令によって、車両ドアロッ
クを解錠したり、警報音を発生させたり、エンジン始動
を禁止したりすることができるようになっている。
【0076】次に、実施の形態(2)に係る正規利用者
確認システムにおけるマイコン12の行う処理動作<3>
を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。但
し、処理動作<3> は通常モードのときに音声入力手段1
1から入力された音声データがマイコン12へ入力され
たときに行う処理動作である。
【0077】まず、音声入力手段11から出力された音
声データに対し音声処理を行い(ステップS31)、声
紋データと文字列データとを抽出し(ステップS32、
S33)、抽出した声紋データとメモリ13に登録され
ている声紋データとを照合し(ステップS34)、一致
するか否かを判断し(ステップS35)、これら声紋が
一致すると判断すれば、次に、抽出した文字列データと
メモリ13に登録されている文字列データとを照合し
(ステップS36)、一致するか否かを判断し(ステッ
プS37)、これら文字列が一致すると判断すれば、車
両ドアロックを解錠するように、ドアロック駆動装置5
を制御する(ステップS38)。
【0078】他方、ステップS35、S37において、
声紋又は文字列(パスワード)が一致しないと判断すれ
ば、ステップS11(図3)へ進み、所定の時間t’の
間に所定の回数c’以上、メモリ13に登録されていな
い声紋やパスワードの入力があったと判断した場合に
は、所定の警告処理や所定の禁止制御を行う。
【0079】次に、声紋及びパスワードをメモリ13に
登録する場合のマイコン12の行う処理動作<4> を図7
に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、車
室内に設置されている操作手段14によって所定の操作
が行われた、ユーザーにより声紋及びパスワードを登録
する旨の指示があったか否かを判断し(ステップS4
1)、前記指示がなかったと判断すれば、そのまま処理
動作<4> を終了し、一方、前記指示があったと判断すれ
ば、本システムを音声登録モードとなるようにモードを
変更し(ステップS42)、その後、音声入力手段11
から音声データが入力されたか否かを判断する(ステッ
プS43)。
【0080】音声データが入力されていないと判断すれ
ば、ステップS43へ戻り、他方、音声データが入力さ
れたと判断すれば、音声データに対し音声処理を行い
(ステップS44)、声紋データと文字列データとを抽
出し(ステップS45、S46)、抽出した声紋データ
と文字列データとをメモリ13に登録し(ステップS4
7)、その後、本システムを通常モードへ戻す(ステッ
プS48)。
【0081】なお、ここでは音声入力手段11から入力
された音声データから得られる文字列をパスワードとし
て、メモリ13に登録するようにしているが、別の実施
の形態では、パスワードについては、音声入力手段11
から入力されたものではなく、別の入力手段を通じて登
録しておくようにしても良い。
【0082】上記実施の形態(2)に係る正規利用者確
認システムによれば、音声入力手段11から入力された
音声データを分析して得られる声紋及び文字列それぞれ
と、メモリ13に登録されている声紋及び文字列それぞ
れとが一致するか否かが判定される。
【0083】すなわち、予め声紋を登録しておき、なお
かつパスワードを知っている者のみを、車両の正規の利
用者と判定することができるので、正規の利用者(予め
声紋を登録しておき、なおかつパスワードを知っている
者)のみが、例えば、車両ドアロックの解錠を行うこと
ができるように制限することができる。従って、正規の
利用者以外の者が、車両のキーを手に入れたとしてもド
アを開けることはできないので、車両の盗難防止に非常
に有効となる。
【0084】図8は、実施の形態(3)に係る正規利用
者確認システムの要部を概略的に示したブロック図であ
る。このシステムは画像取得手段21と、マイコン22
と、指紋の画像データが登録されるメモリ23と、メモ
リ28と、車室内に設置されている操作手段24と、表
示手段29とを含んで構成されている。
【0085】CCDカメラを含んで構成される画像取得
手段21は、カメラのレンズに物体を押し付けると活性
化し、レンズに押し付けられた物体の画像を撮影するよ
うになっている。画像取得手段21で撮影された画像に
ついては、マイコン22へ入力されるようになってお
り、マイコン22はこの画像から、ユーザーにより予め
指定されている指紋(例えば、右手親指の指紋)の画像
が検出されるか否かを判定するようになっている。
【0086】なお、前記指定については、メモリ23に
登録されている指紋(例えば、両手10本の指の指紋)
の中から、操作手段24を用いることによってユーザー
が自由に指定することができ、指定された指紋の画像デ
ータは、メモリ28に登録されるようになっている。
【0087】また、マイコン22の出力側には、車両ド
アロックを解錠するためのドアロック駆動装置5、警報
音を発生する警報音発生装置6、及びエンジン始動を一
定時間禁止させるエンジン始動禁止装置7が接続されて
おり、マイコン22からの命令によって、車両ドアロッ
クを解錠したり、警報音を発生させたり、エンジン始動
を禁止したりすることができるようになっている。
【0088】次に、実施の形態(3)に係る正規利用者
確認システムにおけるマイコン22の行う処理動作<5>
を図9に示したフローチャートに基づいて説明する。但
し、処理動作<5> は通常モードのときに画像取得手段2
1で取得された画像データがマイコン22へ入力された
ときに行う処理動作である。
【0089】まず、画像取得手段21から出力された画
像データに対し画像処理を行い(ステップS51)、画
像データに指紋の画像データが含まれているか否かを判
断し(ステップS52)、指紋の画像データが含まれて
いないと判断すれば、そのまま処理動作<5> を終了す
る。
【0090】一方、指紋の画像データが含まれていると
判断すれば、その指紋の画像データを抽出する(ステッ
プS53)。なお、このとき2以上の指紋がある場合に
は、2以上全ての指紋の画像を抽出する。次に、メモリ
28に登録されている指紋の画像データに基づいて、ユ
ーザーにより予め指定されている指紋の画像一つ一つ
を、ステップS53で抽出した指紋の画像と照合してい
き(ステップS54)、抽出した指紋の中から(すなわ
ち、画像取得手段21で取得された画像から)指定され
ている指紋の画像が全て検出されるか否かを判断する
(ステップS55)。
【0091】指定されている指紋の画像が全て検出され
たと判断すれば、車両ドアロックを解錠するように、ド
アロック駆動装置5を制御し(ステップS56)、他
方、指定されている指紋の画像全ては検出されなかった
と判断すれば、ステップS11(図3)へ進み、所定の
時間t’の間に所定の回数c’以上、指定されていない
指紋の入力があったり、指紋の入力が不十分であったと
判断した場合には、所定の警告処理や所定の禁止制御を
行う。
【0092】次に、指紋の画像をメモリ23に登録する
場合のマイコン22の行う処理動作<6> を図10に示し
たフローチャートに基づいて説明する。まず、車室内に
設置されている操作手段24によって所定の操作が行わ
れ、ユーザーにより指紋の登録を行う旨の指示があった
か否かを判断し(ステップS61)、前記指示がなかっ
たと判断すれば、そのまま処理動作<6> を終了し、一
方、前記指示があったと判断すれば、本システムを画像
登録モードとなるようにモードを変更し(ステップS6
2)、カウンタkを0にセットし(ステップS63)、
その後、画像取得手段21で取得された画像データが入
力されたか否か(すなわち、画像取得手段21を構成す
るCCDカメラのレンズに何らかの物体が押し付けられ
たか否か)を判断する(ステップS64)。
【0093】画像データが入力されていないと判断すれ
ば、ステップS64へ戻り、他方、画像データが入力さ
れたと判断すれば、画像データに対し画像処理を行い
(ステップS65)、画像データに指紋の画像データが
含まれているか否かを判断し(ステップS66)、指紋
の画像データが含まれていると判断すれば、その指紋の
画像データを抽出し(ステップS67)、抽出した指紋
の画像をカウンタkに対応させてメモリ23に登録し
(ステップS68)、カウンタkに1を加える(ステッ
プS69)。
【0094】次に、カウンタkが10以上であるか否
か、すなわち両手の指(10本)の指紋全ての登録を完
了したか否かを判断し(ステップS70)、登録を完了
したと判断すれば、本システムを通常モードへ戻し(ス
テップS71)、一方、登録を完了していないと判断す
れば、再び画像取得手段21で取得された画像データが
入力されたか否かを判断し(ステップS72)、画像デ
ータが入力されていないと判断すれば、ステップS72
へ戻り、他方、画像データが入力されたと判断すれば、
ステップS65へ戻る。また、ステップS66におい
て、入力された画像データに指紋の画像データが含まれ
ていないと判断すれば、ステップS67〜S70を飛ば
して、ステップS72へ進む。
【0095】次に、照合に用いる指紋を指定する場合の
マイコン22の行う処理動作<7> を図11に示したフロ
ーチャートに基づいて説明する。まず、車室内に設置さ
れている操作手段24によって所定の操作が行われ、ユ
ーザーにより照合に用いる指紋の指定を行う旨の指示が
あったか否かを判断し(ステップS81)、前記指示が
なかったと判断すれば、そのまま処理動作<7> を終了
し、一方、前記指示があったと判断すれば、カウンタk
1 を0にセットし(ステップS82)、メモリ23に登
録されている指紋の画像を表示手段29へ表示する(ス
テップS83)。これにより、ユーザーは表示手段29
に表示されている指紋の画像を見ながら、照合に用いる
指紋を指定することができる。
【0096】次に、操作手段24によって所定の操作が
行われ、ユーザーによる指紋の選択があったか否かを判
断し(ステップS84)、指紋の選択がなかったと判断
すれば、ステップS84へ戻り、他方、指紋の選択があ
ったと判断すれば、選択された指紋の画像データをメモ
リ23から読み出し(ステップS85)、読み出した指
紋の画像データをメモリ28に登録し(ステップS8
6)、カウンタk1 に1を加える(ステップS87)。
【0097】その後、再び操作手段24によって所定の
操作が行われ、ユーザーによる指紋の選択があったか否
かを判断し(ステップS88)、指紋の選択がなかった
と判断すれば、操作手段24によって所定の操作が行わ
れ、ユーザーによる選択終了の指示があったか否かを判
断し(ステップS89)、選択終了の指示があったと判
断すれば、カウンタk1 の値をメモリ28に登録する
(ステップS90)。これにより、ユーザーにより指定
された指紋の個数を照合のときに利用することができる
(図9のステップS54)。一方、ステップS89にお
いて、選択終了の指示がなかったと判断すれば、ステッ
プS88へ戻る。また、ステップS88において、ユー
ザーにより指紋の選択があったと判断すれば、ステップ
S85へ戻る。
【0098】上記実施の形態(3)に係る正規利用者確
認システムによれば、メモリ23に登録されている指紋
(例えば、両手10本の指の指紋)の中からユーザーに
より指定された指紋(例えば、右手親指の指紋)の画像
が、画像取得手段21により取得された画像データから
検出されるか否かが判定される。
【0099】すなわち、予め指紋を登録しておき、なお
かつ指定された指紋を知っている者のみを、車両の正規
の利用者と判定することができるので、正規の利用者
(予め指紋を登録しておき、なおかつ指定された指紋を
知っている者)のみが、例えば、車両ドアロックの解錠
を行うことができるように制限することができる。従っ
て、正規の利用者以外の者が、車両のキーを盗んだとし
てもドアを開けることはできないので、車両の盗難防止
に非常に有効となる。
【0100】また、上記実施の形態(3)に係る正規利
用者確認システムでは、指定されている指紋の画像デー
タをメモリ28に登録するようになっているが、別の実
施の形態に係る正規利用者確認システムでは、指定され
ている指紋の画像データそのものではなく、指定された
指紋の種類情報だけをメモリ28に登録するようにして
も良い。
【0101】次に、実施の形態(4)に係る正規利用者
確認システムについて説明する。但し、実施の形態
(4)に係る正規利用者確認システムの構成について
は、マイコン22、操作手段24、及びメモリ28を除
いて、図8に示した正規利用者確認システムと同様であ
るため、マイコン、メモリ、及び操作手段には異なる符
号を付し、その他の説明を省略する。
【0102】画像取得手段21で撮影された画像につい
ては、マイコン22Aへ入力されるようになっており、
マイコン22Aはこの画像から、ユーザーにより予め指
定されている指紋の画像が、予め指定されている照合順
序に従って検出されるか否かを判定するようになってい
る。
【0103】なお、これら指定については、メモリ23
に登録されている指紋(例えば、両手10本の指の指
紋)の中から、操作手段24を用いることによってユー
ザーが自由に行うことができ、これら指定情報(すなわ
ち、指定された指紋の画像データ、及びこれら指紋の照
合順序に関する情報)については、メモリ28Aに登録
されるようになっている。
【0104】また、マイコン22Aの出力側には、車両
ドアロックを解錠するためのドアロック駆動装置5、警
報音を発生する警報音発生装置6、及びエンジン始動を
一定時間禁止させるエンジン始動禁止装置7が接続され
ており、マイコン22Aからの命令によって、車両ドア
ロックを解錠したり、警報音を発生させたり、エンジン
始動を禁止したりすることができるようになっている。
【0105】次に、実施の形態(4)に係る正規利用者
確認システムにおけるマイコン22Aの行う処理動作<8
> を図12に示したフローチャートに基づいて説明す
る。但し、処理動作<8> は通常モードのときに画像取得
手段21で取得された画像データがマイコン22Aへ入
力されたときに行う処理動作である。
【0106】まず、カウンタk2 を0にセットし(ステ
ップS91)、画像取得手段21から出力された画像デ
ータに対し画像処理を行い(ステップS92)、画像デ
ータに指紋の画像データが含まれているか否かを判断し
(ステップS93)、指紋の画像データが含まれていな
いと判断すれば、そのまま処理動作<8> を終了する。
【0107】一方、指紋の画像データが含まれていると
判断すれば、その指紋の画像データを抽出し(ステップ
S94)、次に、メモリ28Aに登録されている情報に
基づいて、k2 番目に照合すべき指紋の画像データを読
み出し(ステップS95)、ステップS94で抽出した
指紋の画像と照合し(ステップS96)、抽出した指紋
が(すなわち、画像取得手段21でk2 番目に取得され
た画像から)ステップS95で読み出した指紋の画像と
一致するか否かを判断する(ステップS97)。
【0108】これら指紋の画像が一致すると判断すれ
ば、ステップS98へ進み、他方、これら指紋の画像が
一致しないと判断すれば、ステップS11(図3)へ進
み、所定の時間t’の間に所定の回数c’以上、指定さ
れていない指紋の入力があったり、指紋の入力が不十分
であったと判断した場合には、所定の警告処理や所定の
禁止制御を行う。
【0109】ステップS98では、カウンタk2 に1を
加え、次に、カウンタk2 がn1 以上であるか否か、す
なわち指紋の照合がn1 回一致したか否かを判断し(ス
テップS99)、指紋の照合がn1 回一致したと判断す
れば、車両ドアロックを解錠するように、ドアロック駆
動装置5を制御し(ステップS100)、他方、指紋の
照合はまだn1 回一致していないと判断すれば、再び画
像取得手段21で取得された画像データが入力されたか
否かを判断し(ステップS101)、画像データが入力
されていないと判断すれば、ステップS101へ戻り、
他方、画像データが入力されたと判断すれば、ステップ
S92へ戻る。
【0110】なお、指紋の画像をメモリ23に登録する
場合のマイコン22Aの行う処理動作については、図1
0に示した実施の形態(2)に係る正規利用者確認シス
テムにおけるマイコン22の行う処理動作<6> と同様で
あるので、ここではその説明を省略する。
【0111】次に、照合に用いる指紋を指定する場合の
マイコン22Aの行う処理動作<9>を図13に示したフ
ローチャートに基づいて説明する。まず、車室内に設置
されている操作手段24によって所定の操作が行われ、
ユーザーによる照合に用いる指紋の指定を行う旨の指示
があったか否かを判断し(ステップS111)、前記指
示がなかったと判断すれば、そのまま処理動作<9> を終
了し、一方、前記指示があったと判断すれば、カウンタ
3 を0にセットし(ステップS112)、メモリ23
に登録されている指紋の画像を表示手段29へ表示する
(ステップS113)。これにより、ユーザーは表示手
段29に表示されている指紋の画像を見ながら、照合に
用いる指紋を指定することができる。
【0112】次に、操作手段24によって所定の操作が
行われ、ユーザーによる指紋の選択があったか否かを判
断し(ステップS114)、指紋の選択がなかったと判
断すれば、ステップS114へ戻り、他方、指紋の選択
があったと判断すれば、選択された指紋の画像データを
メモリ23から読み出し(ステップS115)、読み出
した指紋の画像データを、カウンタk3 に対応させてメ
モリ28Aに登録し(ステップS116)、カウンタk
3 に1を加える(ステップS117)。
【0113】次に、カウンタk3 がn1 以上であるか否
か、すなわち利用者確認のために用いる指紋をn1 個指
定したか否か判断し(ステップS118)、n1 個指定
したと判断すれば、処理動作<9> を終了し、一方、n1
個指定していないと判断すれば、ステップS114へ戻
り、再び操作手段24によって所定の操作が行われ、ユ
ーザーによる指紋の選択があったか否かを判断する。
【0114】上記実施の形態(4)に係る正規利用者確
認システムによれば、メモリ23に登録されている指紋
(例えば、両手10本の指の指紋)の中からユーザーに
より指定された指紋(例えば、右手人差し指の指紋、右
手中指の指紋、左手親指の指紋)の画像が、画像取得手
段21で取得された複数の画像データから、ユーザーに
より指定された照合順序に従って検出されるか否かが判
定される。
【0115】すなわち、予め指紋を登録しておき、なお
かつカメラのレンズに指を右手人差し指、右手中指、左
手親指の順番に押し付けていくことなどを知っている者
のみを、車両の正規の利用者と判定することができるの
で、正規の利用者(予め指紋を登録しておき、なおかつ
指定された指紋とその照合順序を知っている者)のみ
が、車両ドアロックの解錠を行うことができるように制
限することができる。従って、正規の利用者以外の者
が、車両のキーを盗んだとしてもドアを開けることはで
きないので、車両の盗難防止に非常に有効となる。
【0116】また、上記実施の形態(4)に係る正規利
用者確認システムでは、指定されている指紋の画像デー
タをメモリ28Aに登録するようになっているが、別の
実施の形態に係る正規利用者確認システムでは、指定さ
れている指紋の画像データそのものではなく、指定され
た指紋の種類情報だけをメモリ28Aに登録するように
しても良い。
【0117】図14は、実施の形態(5)に係る正規利
用者確認システムの要部を概略的に示したブロック図で
ある。このシステムは画像取得手段21と、マイコン3
2と、指紋の画像データが登録されるメモリ33と、車
室内に設置されている操作手段34とを含んで構成され
ている。
【0118】CCDカメラを含んで構成される画像取得
手段21は、カメラのレンズに物体を押し付けると活性
化し、レンズに押し付けられた物体の画像を撮影するよ
うになっている。画像取得手段21で撮影された画像に
ついては、マイコン32へ入力されるようになってお
り、マイコン32はこの画像から予めメモリ33に登録
させてある複数の指紋(例えば、右手親指の指紋、人差
し指の指紋)の画像が検出されるか否かを判定するよう
になっている。
【0119】また、マイコン32の出力側には、車両ド
アロックを解錠するためのドアロック駆動装置5、警報
音を発生する警報音発生装置6、及びエンジン始動を一
定時間禁止させるエンジン始動禁止装置7が接続されて
おり、マイコン32からの命令によって、車両ドアロッ
クを解錠したり、警報音を発生させたり、エンジン始動
を禁止したりすることができるようになっている。
【0120】次に、実施の形態(5)に係る正規利用者
確認システムにおけるマイコン32の行う処理動作<10>
を図15に示したフローチャートに基づいて説明する。
但し、処理動作<10>は通常モードのときに画像取得手段
21で取得された画像データがマイコン32へ入力され
たときに行う処理動作である。
【0121】まず、画像取得手段21から出力された画
像データに対し画像処理を行い(ステップS121)、
画像データに指紋の画像データが含まれているか否かを
判断し(ステップS122)、指紋の画像データが含ま
れていないと判断すれば、そのまま処理動作<10>を終了
する。
【0122】一方、指紋の画像データが含まれていると
判断すれば、その指紋の画像データを抽出する(ステッ
プS123)。次に、メモリ33に予め登録されている
複数の指紋の画像一つ一つを、ステップS123で抽出
した指紋の画像と照合していき(ステップS124)、
抽出した指紋の中から(すなわち、画像取得手段21で
取得された画像から)指定されている指紋の画像が全て
検出されるか否かを判断する(ステップS125)。
【0123】指定されている指紋の画像が全て検出され
たと判断すれば、車両ドアロックを解錠するように、ド
アロック駆動装置5を制御し(ステップS126)、他
方、指定されている指紋の画像全ては検出されなかった
と判断すれば、ステップS11(図3)へ進み、所定の
時間t’の間に所定の回数c’以上、指定されていない
指紋の入力があったり、指紋の入力が不十分であったと
判断した場合には、所定の警告処理や所定の禁止制御を
行う。
【0124】次に、指紋の画像をメモリ33に登録する
場合のマイコン32の行う処理動作<11>を図16に示し
たフローチャートに基づいて説明する。まず、車室内に
設置されている操作手段34によって所定の操作が行わ
れ、ユーザーによる指紋の登録を行う旨の指示があった
か否かを判断し(ステップS131)、前記指示がなか
ったと判断すれば、そのまま処理動作<11>を終了し、一
方、前記指示があったと判断すれば、本システムを画像
登録モードとなるようにモードを変更し(ステップS1
32)、カウンタk4 を0にセットし(ステップS13
3)、その後、画像取得手段21で取得された画像デー
タが入力されたか否か(すなわち、画像取得手段21を
構成するCCDカメラのレンズに何らかの物体が押し付
けられたか否か)を判断する(ステップS134)。
【0125】画像データが入力されていないと判断すれ
ば、ステップS134へ戻り、他方、画像データが入力
されたと判断すれば、画像データに対し画像処理を行い
(ステップS135)、画像データに指紋の画像データ
が含まれているか否かを判断し(ステップS136)、
指紋の画像データが含まれていると判断すれば、その指
紋の画像データを抽出し(ステップS137)、抽出し
た指紋の画像をメモリ33に登録し(ステップS13
8)、カウンタk4 に1を加える(ステップS13
9)。
【0126】次に、カウンタk4 が2以上であるか否
か、すなわち少なくとも2本の指の指紋の登録を完了し
たか否かを判断し(ステップS140)、登録を完了し
ていないと判断すれば、ステップS134へ戻り、再び
画像取得手段21で取得された画像データが入力された
か否かを判断する。
【0127】一方、2本以上の指の指紋の登録を完了し
たと判断すれば、ステップS141へ進んで、画像取得
手段21で取得された画像データが入力されたか否かを
判断し(ステップS141)、画像データが入力されて
いないと判断すれば、操作手段34によって所定の操作
が行われ、ユーザーによる登録を終了する旨の指示があ
ったか否かを判断し(ステップS142)、前記指示が
あったと判断すれば、本システムを通常モードへ戻して
(ステップS143)、処理動作<11>を終了し、一方、
前記指示がなかったと判断すれば、ステップS141へ
戻る。また、ステップS136において、入力した画像
データに指紋の画像データが含まれていないと判断すれ
ば、ステップS137〜S139を飛ばして、ステップ
S140へ進む。
【0128】上記実施の形態(5)に係る正規利用者確
認システムによれば、画像取得手段21で取得された画
像データから、メモリ33に登録されている複数の指紋
(例えば、右手人差し指の指紋、右手中指の指紋)の画
像が検出されるか否かが判定される。
【0129】すなわち、予め指紋を登録しておき、なお
かつカメラのレンズに右手人差し指と右手中指とを同時
に押し付けることなどを知っている者のみを、車両の正
規の利用者と判定することができるので、正規の利用者
(予め指紋を登録しておき、なおかつ指定された複数の
指紋を知っている者)のみが、例えば、車両ドアロック
の解錠を行うことができるように制限することができ
る。従って、正規の利用者以外の者が、車両のキーを盗
んだとしてもドアを開けることはできないので、車両の
盗難防止に非常に有効となる。
【0130】図17は、実施の形態(6)に係る正規利
用者確認システムの要部を概略的に示したブロック図で
ある。このシステムは画像取得手段41と、マイコン4
2と、顔の画像データが登録されるメモリ43と、メモ
リ48と、車室内に設置されている操作手段44と、表
示手段29とを含んで構成されている。
【0131】CCDカメラを含んで構成される画像取得
手段41は、カメラのレンズに接近する物体があると活
性化し、レンズに接近した物体の画像を撮影するように
なっている。画像取得手段41で撮影された画像につい
ては、マイコン42へ入力されるようになっており、マ
イコン42はこの画像から、ユーザーにより予め指定さ
れている顔の部位(例えば、右目)の画像が検出される
か否かを判定するようになっている。
【0132】なお、前記指定については、メモリ43に
登録されている顔の中から、操作手段44を用いること
によってユーザーが自由に行うことができ、指定された
顔の部位の画像データについては、メモリ48に登録さ
れるようになっている。
【0133】また、マイコン42の出力側には、車両ド
アロックを解錠するためのドアロック駆動装置5、警報
音を発生する警報音発生装置6、及びエンジン始動を一
定時間禁止させるエンジン始動禁止装置7が接続されて
おり、マイコン42からの命令によって、車両ドアロッ
クを解錠したり、警報音を発生させたり、エンジン始動
を禁止したりすることができるようになっている。
【0134】次に、実施の形態(6)に係る正規利用者
確認システムにおけるマイコン42の行う処理動作<12>
を図18に示したフローチャートに基づいて説明する。
但し、処理動作<12>は通常モードのときに画像取得手段
41で取得された画像データがマイコン42へ入力され
たときに行う処理動作である。
【0135】まず、画像取得手段41から出力された画
像データに対し画像処理を行い(ステップS151)、
画像データに顔(又はその部位)の画像データが含まれ
ているか否かを判断し(ステップS152)、顔(又は
その部位)の画像データが含まれていないと判断すれ
ば、そのまま処理動作<12>を終了する。
【0136】一方、顔(又はその部位)の画像データが
含まれていると判断すれば、その部位の画像データを抽
出する(ステップS153)。なお、このとき2以上の
部位がある場合には、2以上全ての部位の画像を抽出す
る。次に、メモリ48に登録されている顔の部位の画像
データに基づいて、ユーザーにより予め指定されている
部位の画像一つ一つを、ステップS153で抽出した部
位の画像と照合していき(ステップS154)、抽出し
た部位の中から(すなわち、画像取得手段41で取得さ
れた画像から)指定されている部位の画像が全て検出さ
れるか否かを判断する(ステップS155)。
【0137】指定されている部位の画像が全て検出され
たと判断すれば、車両ドアロックを解錠するように、ド
アロック駆動装置5を制御し(ステップS156)、他
方、指定されている部位の画像全ては検出されなかった
と判断すれば、ステップS11(図3)へ進み、所定の
時間t’の間に所定の回数c’以上、指定されていない
部位の入力があったり、部位の入力が不十分であったと
判断した場合には、所定の警告処理や所定の禁止制御を
行う。
【0138】次に、指紋の画像をメモリ43に登録する
場合のマイコン42の行う処理動作<13>を図19に示し
たフローチャートに基づいて説明する。まず、車室内に
設置されている操作手段44によって所定の操作が行わ
れ、ユーザーによる顔の登録を行う旨の指示があったか
否かを判断し(ステップS161)、前記指示がなかっ
たと判断すれば、そのまま処理動作<13>を終了し、一
方、前記指示があったと判断すれば、本システムを画像
登録モードとなるようにモードを変更し(ステップS1
62)、その後、画像取得手段41で取得された画像デ
ータが入力されたか否か(すなわち、画像取得手段41
を構成するCCDカメラのレンズに何らかの物体が接近
したか否か)を判断する(ステップS163)。
【0139】画像データが入力されていないと判断すれ
ば、ステップS163へ戻り、他方、画像データが入力
されたと判断すれば、画像データに対し画像処理を行い
(ステップS164)、画像データに顔の画像データが
含まれているか否かを判断し(ステップS165)、顔
の画像データが含まれていると判断すれば、その顔の画
像データを抽出し(ステップS166)、抽出した顔の
画像をメモリ48に登録し(ステップS167)、その
後、本システムを通常モードへ戻す(ステップS16
8)。他方、ステップS165において、顔の画像デー
タが含まれていないと判断すれば、ステップS166、
S167を飛ばして、本システムを通常モードへ戻す
(ステップS168)。
【0140】次に、照合に用いる顔の部位を指定する場
合のマイコン42の行う処理動作<13>を図20に示した
フローチャートに基づいて説明する。まず、車室内に設
置されている操作手段44によって所定の操作が行わ
れ、ユーザーによる照合に用いる顔の部位の指定を行う
旨の指示があったか否かを判断し(ステップS17
1)、前記指示がなかったと判断すれば、そのまま処理
動作<13>を終了し、一方、前記指示があったと判断すれ
ば、カウンタk5 を0にセットし(ステップS17
2)、メモリ43に登録されている顔の画像を表示手段
29へ表示する(ステップS173)。これにより、ユ
ーザーは表示手段29に表示されている顔の画像を見な
がら、照合に用いる顔の部位を指定することができる。
【0141】次に、操作手段44によって所定の操作が
行われ、ユーザーによる顔の部位の選択があったか否か
を判断し(ステップS174)、部位の選択がなかった
と判断すれば、ステップS174へ戻り、他方、部位の
選択があったと判断すれば、選択された部位の画像デー
タをメモリ43から読み出し(ステップS175)、読
み出した部位の画像データをメモリ48に登録し(ステ
ップS176)、カウンタk5 に1を加える(ステップ
S177)。
【0142】その後、再び操作手段44によって所定の
操作が行われ、ユーザーによる部位の選択があったか否
かを判断し(ステップS178)、部位の選択がなかっ
たと判断すれば、操作手段44によって所定の操作が行
われ、ユーザーにより選択終了の指示があったか否かを
判断し(ステップS179)、選択終了の指示があった
と判断すれば、カウンタk5 の値をメモリ48に登録す
る(ステップS180)。これにより、ユーザーにより
指定された顔の部位の個数を照合のときに利用すること
ができる(図18のステップS154)。一方、ステッ
プS179において、選択終了の指示がなかったと判断
すれば、ステップS178へ戻る。また、ステップS1
78において、ユーザーによる顔の部位の選択があった
と判断すれば、ステップS175へ戻る。
【0143】上記実施の形態(6)に係る正規利用者確
認システムによれば、メモリ43に登録されている顔の
中からユーザーにより指定された、1又は複数の顔の部
位(例えば、右目)の画像が、画像取得手段41により
取得された画像データから検出されるか否かが判定され
る。
【0144】すなわち、予め顔を登録しておき、なおか
つ指定された顔の部位を知っている者のみを、車両の正
規の利用者と判定することができるので、正規の利用者
(予め顔を登録しておき、なおかつ指定された顔の部位
を知っている者)のみが、例えば、車両ドアロックの解
錠を行うことができるように制限することができる。従
って、正規の利用者以外の者が、車両のキーを手に入れ
たとしてもドアを開けることはできないので、車両の盗
難防止に非常に有効となる。
【0145】また、上記実施の形態(5)に係る正規利
用者確認システムでは、指定されている顔の部位の画像
データをメモリ48に登録するようになっているが、別
の実施の形態に係る正規利用者確認システムでは、指定
されている部位の画像データそのものではなく、指定さ
れた部位の箇所だけをメモリ48に登録するようにして
も良い。
【0146】上記実施の形態(1)〜(6)のいずれか
に係る正規利用者確認システムにおいては、運転免許証
の画像、音声(声紋、パスワード)、指紋の画像、顔の
画像といった情報に基づいて、正規利用者であるか否か
の確認を行うようにしているが、別の実施の形態に係る
正規利用者確認システムでは、これら情報を組み合わせ
たものに基づいて、正規利用者であるか否かの確認を行
うようにしても良く、さらには、顔の部位の画像を照合
するにあたって、運転免許証にのっている顔の画像を用
いるようにしても良い。
【0147】また、上記実施の形態(1)〜(6)のい
ずれかに係る正規利用者確認システムにおいては、シス
テム本体部に画像取得手段1、21、41、又は音声取
得手段11を装備しているが、別の実施の形態に係る正
規利用者確認システムでは、図21に示したように、シ
ステム本体部に受信手段55を設け、画像取得手段(音
声入力手段)52、送信手段53、及び画像取得手段
(音声入力手段)52で取得されたデータの画像処理
(音声処理)を施し、所定のデータを送信手段53を介
してシステム本体部へ送信するマイコン54を含んで構
成される携帯可能な送信機51から送られてくるデータ
に基づいて、正規利用者の確認を行うようにしても良
い。
【0148】また、さらに別の実施の形態に係る正規利
用者確認システムでは、図22に示したように、予め照
合に用いる画像データが登録されるメモリ62、送信手
段53、及びメモリ62に登録されているデータを読み
出して、読み出したデータを送信手段53を介してシス
テム本体部へ送信するマイコン64を含んで構成される
送信機61から送られてくるデータに基づいて、正規利
用者の確認を行うようにしても良い。
【0149】なお、送信機61のメモリ62に照合用の
画像データや音声データを登録させる方法としては、例
えば、システム本体部のマイコン2、12、22、22
A、32、42と送信機61側のマイコン64とを接続
可能な構成にし、各種データをメモリ3、13、28、
28A、33、48に登録するタイミングでマイコン6
4に前記データを送信し、マイコン64が前記データを
受信すると、メモリ62に前記データを登録するような
構成にすれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る正規利用者確
認システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係る正規利用者確認システ
ムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャ
ートである。
【図3】実施の形態(1)に係る正規利用者確認システ
ムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャ
ートである。
【図4】実施の形態(1)に係る正規利用者確認システ
ムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャ
ートである。
【図5】実施の形態(2)に係る正規利用者確認システ
ムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図6】実施の形態(2)に係る正規利用者確認システ
ムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャ
ートである。
【図7】実施の形態(2)に係る正規利用者確認システ
ムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャ
ートである。
【図8】実施の形態(3)に係る正規利用者確認システ
ムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図9】実施の形態(3)に係る正規利用者確認システ
ムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャ
ートである。
【図10】実施の形態(3)に係る正規利用者確認シス
テムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチ
ャートである。
【図11】実施の形態(3)に係る正規利用者確認シス
テムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチ
ャートである。
【図12】実施の形態(4)に係る正規利用者確認シス
テムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチ
ャートである。
【図13】実施の形態(4)に係る正規利用者確認シス
テムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチ
ャートである。
【図14】実施の形態(5)に係る正規利用者確認シス
テムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図15】実施の形態(5)に係る正規利用者確認シス
テムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチ
ャートである。
【図16】実施の形態(5)に係る正規利用者確認シス
テムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチ
ャートである。
【図17】実施の形態(6)に係る正規利用者確認シス
テムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図18】実施の形態(6)に係る正規利用者確認シス
テムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチ
ャートである。
【図19】実施の形態(6)に係る正規利用者確認シス
テムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチ
ャートである。
【図20】実施の形態(6)に係る正規利用者確認シス
テムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフローチ
ャートである。
【図21】別の実施の形態に係る正規利用者確認システ
ムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図22】さらに別の実施の形態に係る正規利用者確認
システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
1、21、41、52 画像取得手段 2、12、22、22A、32、42、54、64 マ
イコン 3、13、23、28、28A、33、43、48、6
2 メモリ 4、14、24、24A、34、44 操作手段 5 ドアロック駆動装置 6 警報音発生装置 7 エンジン始動禁止装置 11 音声入力手段 29 表示手段 51、61 送信機 53 送信手段 55 受信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 25/04 604 B60R 25/04 604 25/10 619 25/10 619 G06T 1/00 G06T 1/00 A 7/00 7/00 P G08B 13/00 G08B 13/00 B Fターム(参考) 2E250 AA21 BB05 BB08 BB10 BB59 BB65 BB69 CC11 CC28 DD01 DD07 DD08 DD09 DD10 EE02 EE03 EE04 EE12 EE15 FF06 FF08 FF09 FF11 FF18 FF22 FF24 FF25 FF34 FF36 FF39 HH01 JJ03 KK03 LL00 LL01 SS01 SS09 TT01 TT03 5B050 AA07 BA16 CA05 EA18 FA10 GA02 5C084 AA04 AA09 BB04 DD11 EE06 FF02 GG57 GG78 HH17 5L096 BA15 BA16 BA17 DA02 HA07 JA13 LA05 LA11

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被利用装置の正規の利用者を確認するた
    めの正規利用者確認システムにおいて、 運転免許証の画像データを取得する第1の取得手段、又
    は第1の送信機から送信されてくる運転免許証の画像デ
    ータを受信する第1の受信手段と、 運転免許証の画像データが登録される第1の記憶手段
    と、 前記第1の取得手段により取得された画像データ、又は
    前記第1の受信手段により受信された画像データから認
    識される運転免許証の画像が、前記第1の記憶手段に登
    録されている運転免許証の画像と一致するか否かを判定
    する第1の判定手段とを備えていることを特徴とする正
    規利用者確認システム。
  2. 【請求項2】 被利用装置の正規の利用者を確認するた
    めの正規利用者確認システムにおいて、 音声データを取得する第2の取得手段、又は第2の送信
    機から送信されてくる音声データを受信する第2の受信
    手段と、 声紋データ、及びパスワードとしての文字列データが登
    録される第2の記憶手段と、 前記第2の取得手段により取得された音声データ、又は
    前記第2の受信手段により受信された音声データを分析
    して得られる声紋及び文字列それぞれが、前記第2の記
    憶手段に登録されている声紋及び文字列それぞれと一致
    するか否かを判定する第2の判定手段とを備えているこ
    とを特徴とする正規利用者確認システム。
  3. 【請求項3】 被利用装置の正規の利用者を確認するた
    めの正規利用者確認システムにおいて、 指紋の画像データを取得する第3の取得手段、又は第3
    の送信機から送信されてくる指紋の画像データを受信す
    る第3の受信手段と、 複数の指紋の画像データが登録される第3の記憶手段
    と、 該第3の記憶手段に登録されている指紋の中から、利用
    者確認のために用いる指紋を指定する第1の指定手段
    と、 前記第3の取得手段により取得された画像データ、又は
    前記第3の受信手段により受信された画像データから、
    前記第1の指定手段により指定された指紋の画像が検出
    されるか否かを判定する第3の判定手段とを備えている
    ことを特徴とする正規利用者確認システム。
  4. 【請求項4】 被利用装置の正規の利用者を確認するた
    めの正規利用者確認システムにおいて、 指紋の画像データを取得する第4の取得手段、又は第4
    の送信機から送信されてくる指紋の画像データを受信す
    る第4の受信手段と、 複数の指紋の画像データが登録される第4の記憶手段
    と、 該第4の記憶手段に登録されている指紋の中から、利用
    者確認のために用いる指紋を複数指定する共に、これら
    複数の指紋の照合順序についても指定する第2の指定手
    段と、 前記第4の取得手段により取得された複数の画像デー
    タ、又は前記第4の受信手段により受信された複数の画
    像データから、前記第2の指定手段により指定された指
    紋の画像が、前記照合順序に従って検出されるか否かを
    判定する第4の判定手段とを備えていることを特徴とす
    る正規利用者確認システム。
  5. 【請求項5】 被利用装置の正規の利用者を確認するた
    めの正規利用者確認システムにおいて、 指紋の画像データを取得する第5の取得手段、又は第5
    の送信機から送信されてくる指紋の画像データを受信す
    る第5の受信手段と、 複数の指紋の画像データが登録される第5の記憶手段
    と、 前記第5の取得手段により取得された画像データ、又は
    前記第5の受信手段により受信された画像データから、
    前記第5の記憶手段に登録されている複数の指紋の画像
    が検出されるか否かを判定する第5の判定手段とを備え
    ていることを特徴とする正規利用者確認システム。
  6. 【請求項6】 被利用装置の正規の利用者を確認するた
    めの正規利用者確認システムにおいて、 顔の画像データを取得する第6の取得手段、又は第6の
    送信機から送信されてくる顔の画像データを受信する第
    6の受信手段と、 顔の画像データが登録される第6の記憶手段と、 該第6の記憶手段に登録されている顔の中から、利用者
    確認のために用いる顔の部位を指定する第3の指定手段
    と、 前記第6の取得手段により取得された画像データ、又は
    前記第6の受信手段により受信された画像データから認
    識される顔の部位の画像が、前記第3の指定手段により
    指定された顔の部位の画像と一致するか否かを判定する
    第6の判定手段とを備えていることを特徴とする正規利
    用者確認システム。
  7. 【請求項7】 被利用装置の正規の利用者を確認するた
    めの正規利用者確認システムにおいて、 顔の画像データを取得する第7の取得手段、又は第7の
    送信機から送信されてくる顔の画像データを受信する第
    7の受信手段と、 顔の画像データが登録される第7の記憶手段と、 該第7の記憶手段に登録されている顔の中から、利用者
    確認のために用いる顔の部位を複数指定する第4の指定
    手段と、 前記第7の取得手段により取得された画像データ、又は
    前記第7の受信手段により受信された画像データから、
    前記第4の指定手段により指定された複数の部位の画像
    が検出されるか否かを判定する第7の判定手段とを備え
    ていることを特徴とする正規利用者確認システム。
  8. 【請求項8】 画像データ、又は音声データを取得する
    第8の取得手段と、該第8の取得手段により取得された
    画像データ、又は音声データを外部へ送信する第1の送
    信手段とを含んで構成された前記送信機を備えているこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の正
    規利用者確認システム。
  9. 【請求項9】 前記第1〜前記第7のいずれかの記憶手
    段に登録されているデータと同じデータが登録される第
    8の記憶手段と、 該第8の記憶手段に登録されているデータを外部へ送信
    する第2の送信手段とを含んで構成された前記送信機を
    備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの
    項に記載の正規利用者確認システム。
  10. 【請求項10】 音声データを取得する第9の取得手段
    と、 声紋データが登録される第9の記憶手段と、 前記第9の取得手段により取得された音声データを分析
    して得られる声紋が、前記第9の記憶手段に登録されて
    いる声紋と一致するか否かを判定する第8の判定手段
    と、 前記第1の判定手段からの判定結果、及び前記第8の判
    定手段からの判定結果に基づいて、所定の処理を行う第
    1の処理手段とを備えていることを特徴とする請求項1
    記載の正規利用者確認システム。
  11. 【請求項11】 音声データを取得する第10の取得手
    段と、 声紋データ、及びパスワードとしての文字列データが登
    録される第10の記憶手段と、 前記第10の取得手段により取得された音声データを分
    析して得られる声紋が、前記第10の記憶手段に登録さ
    れている声紋と一致し、さらに前記音声データを分析し
    て得られる文字列が、前記第10の記憶手段に登録され
    ているパスワードと一致するか否かを判定する第9の判
    定手段と、 前記第1の判定手段からの判定結果、及び前記第9の判
    定手段からの判定結果に基づいて、所定の処理を行う第
    2の処理手段とを備えていることを特徴とする請求項1
    記載の正規利用者確認システム。
  12. 【請求項12】 指紋の画像データを取得する第11の
    取得手段と、 指紋の画像データが登録される第11の記憶手段と、 前記第11の取得手段により取得された画像データから
    認識される指紋の画像が、前記第11の記憶手段に登録
    されている指紋の画像と一致するか否かを判定する第1
    0の判定手段と、 前記第1の判定手段からの判定結果、及び前記第10の
    判定手段からの判定結果に基づいて、所定の処理を行う
    第3の処理手段とを備えていることを特徴とする請求項
    1記載の正規利用者確認システム。
  13. 【請求項13】 顔の画像データを取得する第12の取
    得手段と、 前記第12の取得手段により取得された画像データから
    認識される顔の画像が、前記第1の記憶手段に登録され
    ている運転免許証の顔の画像と一致するか否か判定する
    第11の判定手段とを備え、 前記第1の判定手段からの判定結果、及び前記第11の
    判定手段からの判定結果に基づいて、所定の処理を行う
    第4の処理手段とを備えていることを特徴とする請求項
    1記載の正規利用者確認システム。
  14. 【請求項14】 音声データを取得する第13の取得手
    段と、 声紋データ、及びパスワードとしての文字列データが登
    録される第12の記憶手段と、 前記第13の取得手段により取得された音声データを分
    析して得られる声紋が、前記第12の記憶手段に登録さ
    れている声紋と一致し、さらに前記音声データを分析し
    て得られる文字列が、前記第12の記憶手段に登録され
    ているパスワードと一致するか否かを判定する第12の
    判定手段と、 前記判定手段からの指紋照合による判定結果、及び前記
    第12の判定手段からの音声照合による判定結果に基づ
    いて、所定の処理を行う第5の処理手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかの項に記載の
    正規利用者確認システム。
  15. 【請求項15】 音声データを取得する第14の取得手
    段と、 声紋データ、及びパスワードとしての文字列データが登
    録される第13の記憶手段と、 前記第14の取得手段により取得された音声データを分
    析して得られる声紋が、前記第13の記憶手段に登録さ
    れている声紋と一致し、さらに前記音声データを分析し
    て得られる文字列が、前記第13の記憶手段に登録され
    ているパスワードと一致するか否かを判定する第13の
    判定手段と、 前記第6又は前記第7の判定手段からの判定結果、及び
    前記第13の判定手段からの判定結果に基づいて、所定
    の処理を行う第5の処理手段とを備えていることを特徴
    とする請求項6又は請求項7記載の正規利用者確認シス
    テム。
  16. 【請求項16】 前記被利用装置が車両であり、 前記判定手段からの判定結果に基づいて、正規の利用者
    が前記被利用装置を利用していると判断されると、車両
    ドアロックの解錠、及び/又はエンジンの始動を行う第
    1の制御手段を備えていることを特徴とする請求項1〜
    15のいずれかの項に記載の正規利用者確認システム。
  17. 【請求項17】 前記被利用装置が車両であり、 前記判定手段からの判定結果に基づいて、正規の利用者
    が前記被利用装置を利用していると判断されると、車両
    ドアロックの解錠、及び/又はエンジンの始動を許容す
    る第2の制御手段を備えていることを特徴とする請求項
    1〜15のいずれかの項に記載の正規利用者確認システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記判定手段からの判定結果に基づい
    て、正規の利用者以外の者が前記被利用装置を利用して
    いると判断されると、警告を促す処理を行う警告手段を
    備えていることを特徴とする請求項1〜17のいずれか
    の項に記載の正規利用者確認システム。
  19. 【請求項19】 前記判定手段からの判定結果に基づい
    て、正規の利用者以外の者が前記被利用装置を利用して
    いると判断されると、該被利用装置に装備されている制
    御機能の全部、又はその一部の駆動を禁止させる禁止手
    段を備えていることを特徴とする請求項1〜18のいず
    れかの項に記載の正規利用者確認システム。
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