JPS62280964A - 個体識別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は個体識別装置に関するものであり。

例えば、ある特定の場所に出入りすることが許可された
者に対する入場許可カードやキャッシュディスペンサ装
置において使用されるバンキングカード等について、そ
の正当な保持・使用者を識別することのできる個体識別
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種の個体識別装置としては、例えば、ある所
定の場所におけるゲートの開門のために、出入りを許可
されている者にのみそのための暗証番号を、予め教えて
おくことがある。

そして、前記暗証番号を知っている者、すなわち出入り
を許可されている者は、前記ゲートに付設されている１
例えば、テンキ一式のキーボードからなる入力装置によ
って前記知らされている暗証番号を入力し、この暗証番
号を受入れた適当なデータ処理装置によって前記入力さ
れた暗証番号の当否を検査してから、正当と認められた
ときには、前記ゲートを開けて入場可能にされる。また
、別のやり方としては、前記出入りを許可されている者
に対して個別に特定のカードを発行して携帯させておき
、ある所定の場所に入ろうとするときには、ゲートに付
設されたカードリーダに手持ちのカードを挿入してその
内容を読取り、その結果に依存してゲートを開けるよう
にすることがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の個体識別装置は上記のように構成され、動作され
るものであることから、所定の暗証番号を関係者にだけ
知らせておくやり方ではその対象者を余り増加させるこ
とができず、また、関係者に特定のカードを携帯させて
おくやり方では、その偽造や・盗難等の事態が生じたと
きには全く無防備になってしまうという問題点があった
０ この発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
であって、対象者の数を制限することがなく、また、特
定のカードを携帯させることを必要とせずに、短時間で
確実に対象者を識別することができる個体識別装置を得
ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る個体識別装置は、指紋が押捺されたこと
を検出して所定の検出信号を生じさせる押捺検出手段と
、上記検出信号を計数して所定の計数信号を生じさせる
計数手段と、押捺された指紋のパターンを検出して対応
のパターンデータを生じさせるパターン検出手段と、上
記の各種検出操作を制御する検出制御手段と、上記パタ
ーンデータを記憶するパターンデータ記憶手段と、対象
者の特定の指の指紋のパターンデータについて所定の組
合せおよび回数にしたがって基準データとして記憶する
基準データ記憶手段と、判定制御のための判定制御手段
と、上記判定制御手段の支配下で上記パターンデータ記
憶手段に記憶されたパターンデータと上記基準データと
の照合をする判定手段とからなるものである。

〔作　用〕

この発明によれば、対象者の特定の１本または複数本の
指の指紋のパターンデータが、所定の組合せおよび回数
にしたがって、基準データとして基準データ記憶手段に
記憶されており。

対象者が押捺する指紋のパターンデータとの照合が上記
基準データとの間で行われて、上記対象者の正常性の如
何が判定される。

〔実施例〕

第１図は、この発明の一実施例の概略構成を示すブロッ
ク図である。この第１図において、（１）は押捺検出手
段であって、指紋が押捺されたことを検出して所定の検
出信号を出力させるもの、（２）は計数手段であって、
押捺検出手段（１）からの検出信号の数を計数して、そ
れに対応する計数信号を出力させるもの、（３）はパタ
ーン検出手段であって、指紋のパターンを検出して、そ
れに対応するパターンデータを出力させるもの、（４）
はパターンデータ記憶手段であって、パターン検出手段
（６）からの前記パターンデータを記憶させるもの、（
５）は検出制御手段であって、押捺検出手段（１）から
の検出信号および計数手段（２）からの計数信号に基づ
き、ある所定の回数だけの指紋パターンを検出するよう
に、パターン検出手段（３）およびパターンデータ記憶
手段（４）を制御するものである。また、（６）は基準
データ記憶手段であって、ある所定の回数だけ、任意の
組合せをもって指紋のパターンデータを登録しであるも
の、（７）は判定手段であって、パターンデータ記憶手
段（４）の内容上基準データ記憶手段（６）の内容とを
比較判定し、その結果に依存して所定の判定信号（８）
を出力させるもの、（９）は判定制御手段であって、パ
ターン検出手段（３）からのパターンデータを所定回数
だけ検出した後で１判定手段（７）が所要の比較判定を
行なうように、パターンデータ記憶手段（４）および基
準データ記憶手段（６）を制御するものである。

第２図は、上記実施例の動作を説明するためのフローチ
ャート図である。以下、この第２図を参照しながら、上
記実施例の動作をごついて説明する。いま、計数手段（
２）にはある所定の数Ｎがあらかじめ設定されており（
Ｓ２０）、押捺検出手段（１）は指紋の押捺がなされた
か否かを検出している（Ｓ２１）。そして、指紋の押捺
がなされたことを検出すると、検出制御手段（５）はパ
ターン検出手段（３）を制御して、指紋のパターンに対
応するパターンデータを検出するようにしく８２２）、
このパターンデータをパターンデータ記憶手段（４）に
記憶するようにしく５Ｚ６）、かつ、計数手段（２）の
設定数値（当初はＮ）から１を減じるようにする（Ｓ２
４）。このときに、計数手段（２）は検出制御手段（５
）に対して所定の計数信号を出力する。また、（Ｓ２５
）において、計数手段（２）の設定数値がＯでないとき
には、（Ｓ２１）に戻って指紋の押捺がなされたか否か
を検出し、前記設定数値がＯであるときζこは、（Ｓ２
６：Ｎこ移行して、判定制御手段（９）によって支配さ
れることになる。そして、判定制御手段（９）はパター
ンデータ記憶手段（４）および基準データ記憶手段（６
）を制御し、パターンデータおよび基準データを夫々に
出力させて両者の比較を行ない（Ｓ２６）、判定手段（
７）によって前記両者の一致の如何を判定しく５２７）
、一致したときには判定信号（８）として一致判定信号
を出力させ（３２８）、また。

一致しなかったときには不一致判定信号を出力させる（
Ｓ２９）。

第３図は、上記実施例に適用することのできるパネル（
３０）上に各種装置が配列されたものの例示図である。

この第３図において、指紋押捺板（３１）は適当な感圧
スイッチからなるものであり、未使用時には、シャッタ
開閉装置（３２）で駆動されるシャッタ（３３）によっ
て、その表面がカバーされている。また、シャッタ（６
６）の裏面にはスクイジ（３りが設けられており、シャ
ッタ（３３）の開閉動作に合わせて指紋押捺板（３１）
の表面を清掃するようにされる。（３５）は入力回数表
示装置であって、指紋を押捺した回数がこれによって表
示される。（３６）はアラーム表示装置であって、指紋
の押捺がなされる毎に適当な音響信号が発生されて、指
紋の押捺がなされたことを確認できるようにされる。（
３７）は一致表示装置であって、例えば、指紋が一致し
たときには緑色灯が点灯し、一致しなかったときには赤
色灯が点灯するようにされる。また、　　（３８）はス
イッチであって、シャッタ（３３）の開閉の指示や、指
紋が一致しなかったときの必要な情報の再入力のために
用いられるものである。

第４図は、上記実施例に適用することのできる指紋パタ
ーン検出装置の要部を示す概略図である。この第４図に
おいて、指紋押捺板（４１）の表面には適当な材料から
なる指紋検出面（４１Ａ）が設けられている。シャッタ
（４３）はシャッタ開閉装置（４２）によって操作され
て、指紋押捺板（４１）をカバーしたり、または、露出
したりする。

シャッタ（４６）の下゛端部には、指紋押捺板（４１）
と対向するようにスクイジ（４４）が設けられており。

シャッタ（４３）の開閉動作に合せて指紋検出面（４１
Ａ）を清掃するようにされる。照明装置（４５）は指紋
押捺板（４１）の後方に配設されており、指紋検出面（
４１Ａ）を裏面から照射することにより、押捺された指
紋のパターンの解像度が向上するようにされる。このよ
うな指紋のパターンは、適当なレンズ系（４６）を介し
て２次元のＣＣＤセンサ（４７）の像検出面に結像され
るとともに、前記指紋のパターンを表わす光信号を、こ
れに対応する電気信号に変換させる。

第５図は、上記実施例のより詳細な構成を示すブロック
図である。この第５図において、パターン検出装置（５
０３）に含まれているものは、指紋押捺検出装置（５４
１）、シャッタ開閉装置（５４２）　、照明装置（５４
５）および指紋パターン検出装置（５４６）が含まれて
おり、その構成や動作のし方等については、前記第４図
に示されているものと同様である。パターンデータ記憶
装置（５０４）　、検出制御装置（ｓｏｓ）　、基準デ
ータ記憶装置（５０６）、判定装置（５０７）および判
定制御装置（５０９）は、夫々に、前記第１図における
対応の諸手段と同様な機能を果すものである。入力回数
表示装置（５３５）、アラーム表示装置（５３６）、一
致表示装置（５３７）および多機能スイッチ（５３８）
は、夫々に、前記第３図における対応の諸手段と同様な
作用をするものである。また、入力回数カウンタ（５５
５Ａ）は指紋の押捺回数を示すためのものであって、こ
れに対応する値が入力回数表示装置（５５５）に表示さ
れる。さらに、タイマ（５３５Ｅ）はある所定の時間管
理のための基、準時設定手段であって、指紋の押捺動作
がある一定時間（例えば１０ミリ秒）にわたってなされ
ているか否か、指紋の一致がとれなかったことが表示さ
れてから一定時間（例えば３秒）内に多機能スイッチが
押されたか否か、というような時間管理がなされる。こ
＼で、検出制御装置（５０５）および判定制御装置（５
０９）の制御の態様についてまとめておく。先ず、検出
制御装置（５０５）についてみると、各種表示装置の表
示制御、スイッチの状態の検出制御、シャッタの開閉制
御等に加えて１判定制御装置（５０９）から指紋不一致
という結果がもたらされたときには、ある一定時間内に
多機能スイッチが押されたことに伴ない、指紋パターン
の検出の再実行制御をする。

次に１判定制御装置（５０９）についてみると、検出さ
れた指紋パターンのデータが、既に登録されている１人
または複数人の指紋パターンのデータ（基準データ）の
いずれかと一致しているか否かの判定制御をする。

第６図に示されているフローチャート図は。

前記第５図においてその構成がより詳細に示されたもの
の動作を説明するためのものである。

この第６図の指紋パターンの検出の過程において、「一
定時間指紋が押捺されているか？」なるステップは、ス
イッチ類の押下に伴なうチャタリングの影響を防止する
ためのものであり、また、「一定時間指紋が押捺されて
いないか？」なるステップも同様な目的のためのもので
ある。

こ＼で、スイッチ類のチャタリングについて触れておく
と、スイッチが１度押されると、スイッチの接点は接断
がしばらくの間くり返されて、スイッチが何回も押され
たような態様で通電が断続される現象であって、通常の
スイッチにあっては、１０ミリ秒以内にこのような現象
が消失するようにされている。そして、上記された２個
のステップをとることにより、指紋の押捺動作の遅速の
如何に拘わらず、１回の押捺動作による指紋のパターン
データの取込みが１回だけ行なわれることが確実になさ
れる。また、「人物認識に伴なう動作を実行」なるステ
ップについてみると、これは、例えば許容された者だけ
が出入りすることのできる部屋の出入口の開閉や、キャ
ッシュディスペンサの動作等のさいの人物認識に相当す
るものである。また、基準データ記憶手段（６）には、
対象者の例えば右手の八指し指および中指について交互
に２回ずつそれらの指紋のパターンデータが登録されて
おり。

前記対象者は、必要に応じて前記特定の指の指紋の押捺
を、登録′された順番および回数だけ行なうことにより
、短時間で確実に一致照合がとられることになる。

〔発明の効果〕

以上説明されたように、この発明に係る個体識別装置は
、指紋が押捺されたことを検出して所定の検出信号を生
じさせる押捺検出手段と、上記検出信号を計数して所定
の計数信号を生じさせる計数手段と、押捺された指紋の
パターンを検出して対応のパターンデータを生じさせる
パターン検出手段と、上記の各種検出操作を制御する検
出制御手段と、上記パターンデータを記憶するパターン
データ記憶手段と、対象者の特定の指の指紋のパターン
データについて所定の組合せおよび回数にしたがって基
準データとして記憶する基準データ記障手段と一判定制
御のための判定制御手段と、上記判定制御手段の支配下
で上記パターンデータ記憶手段に記憶されたパターンデ
ータと上記基準データとの照合をする判定手段とからな
るものであって、対象者の特定の１本または複数本の指
の指紋のパターンデータが、所定の組合せおよび回数に
したがって、基準データとして基準データ記憶手段に記
憶されており、対象者が押捺する指紋のパターンデータ
との照合が上記基準データとの間で行なわれて、上記対
象者の正当性の如何が判を制限することなく、また、特
定のカードの携帯を必要とすることもなく、短時間で確
実に対象者を識別することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例の概略構成を示すブロッ
ク図、第２図は、上記実施例の動作を説明するためのフ
ローチャート図、第３図は、上記実施例に適用可能な各
種装置が配列されたパネルの例示図、第４図は、上記実
施例に適用可能な指紋パターン検出装置の要部を示す概
略図、第５図は、上記実施例をより詳細に示すブロック
図、第６図は、上記第５図のものの動作を説明するため
のフローチャート図である。 （１）は押捺検出手段、（２）は計数手段、（３）はパ
ターン検出手段、（４）はパターンデータ記憶手段。 （５）は検出制御手段、（６）は基準データ記憶手段。 （７）は判定手段、（８）は判定信号、（９）は判定制
御手段。 肚騨山箭Ｌ　　−霊−１−、’＋−’−−１ノ櫨乎ム社
号訂１．ＬＩ朝／゛＼　　二欠ノＬ／　７　ｕ　ヨ／坏
八宜牡毘３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 指紋が押捺されたことを検出して所定の検出信号を生じ
   させる押捺検出手段と、上記検出信号を計数して所定の
   計数信号を生じさせる計数手段と、押捺された指紋のパ
   ターンを検出して対応のパターンデータを生じさせるパ
   ターン検出手段と、上記の各種検出操作を制御する検出
   制御手段と、上記パターンデータを記憶するパターンデ
   ータ記憶手段と、対象者の特定の指の指紋のパターンデ
   ータについて所定の組合せおよび回数にしたがって基準
   データとして記憶する基準データ記憶手段と、判定制御
   のための判定制御手段と、上記判定制御手段の支配下で
   上記パターンデータ記憶手段に記憶されたパターンデー
   タと上記基準データとの照合をする判定手段とからなる
   個体識別装置。