JPH10202391A - 銅または銅合金のろう付け方法 - Google Patents

銅または銅合金のろう付け方法

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JPH10202391A
JPH10202391A JP911597A JP911597A JPH10202391A JP H10202391 A JPH10202391 A JP H10202391A JP 911597 A JP911597 A JP 911597A JP 911597 A JP911597 A JP 911597A JP H10202391 A JPH10202391 A JP H10202391A
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copper
joining
copper alloy
powdered
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Koichi Furutoku
浩一 古徳
慶平 ▲とん▼
Keihei Ton
Hajime Sasaki
元 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑形状を有する銅または銅合金のろう付け
を、容易に、安価に、かつ、低温で行うことのできる銅
または銅合金ろう付け方法を提供するものである。 【解決手段】 化学組成がCu−(6〜15)wt%S
n−(5〜7)wt%Ni−(5〜8)wt%Pで、か
つ、粒度が200メッシュ以下の粉末ろう1又はその混
練物16を、銅または銅合金からなるろう付け接合部
2,3に所定量塗布した後、590〜800℃の温度
で、30分以内の熱処理を施し、その後、冷却すること
によって上記ろう付け接合部2,3を接合するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅または銅合金の
ろう付け方法に係り、特に、粉末状またはペースト状の
ろう材を用いた銅または銅合金のろう付け方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、銅及び/又は銅合金の接合に
は、溶接、拡散接合、ろう付け、はんだ付けなどが用い
られており、中でもろう付けは、特に、電気機器部品、
配管、熱交換器などに幅広く用いられている。
【0003】ここで、銅及び/又は銅合金のろう付けに
用いる“ろう”の材質としては様々な種類のものがある
が、一般的に用いられているのは黄銅ろう、銀ろう、り
ん銅ろうなどであり、また、“ろう”の形状としては、
棒状、線状、帯状、ブレージングシートなど多岐に亘っ
ている。
【0004】ろう付け法には、 ろう材を加熱して接合部に溶かし込んでいく方法、 予め、ろう付け接合部にリング状または帯状のろう
材を配置しておき、その後、加熱することによってろう
材を溶融させ、ろう付け接合部を接合する方法、 ろう材を積層したブレージングシートを用いる方
法、などが挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、銅及び
/又は銅合金のろう付けにおいて、熱交換器、配管回路
などのように極めて接合部の多い機器を接合する際、
の方法である“置きろう”を用いる場合、多点同時ろう
付けが困難であることから生産効率が良好でないばかり
か、ろう付け後の部材の内部に歪みが残留するという問
題があった。
【0006】また、配管回路の接合・製造の際、の方
法である“ろう”のみで形成された“ろうシート”を用
いる場合もあるが、この場合、“ろうシート”にプレ
ス、打抜き加工などを施して予め所定の形状に形成して
おかなければならないため、製造コストが高くなるとい
う問題があった。
【0007】の方法であるブレージングシートを用い
る場合、多点同時ろう付けを行うことはできるものの、
ブレージングシートが高価であると共に、ブレージング
シートがプレス成形用金型を摩耗させ、プレス成形用金
型の寿命を極端に縮めるといった問題があった。
【0008】さらに、銀ろう、りん銅ろうなどのろう材
を用いた場合、ろう付け温度が800℃以上と高くな
る。800℃以上の温度では、接合部材を構成する銅ま
たは銅合金の再結晶組織が粗大化し、著しく軟化するた
め、接合部材の強度低下が避けられないという問題があ
った。
【0009】そこで本発明は、上記課題を解決し、複雑
形状を有する銅または銅合金のろう付けを、容易に、安
価に、かつ、低温で行うことのできる銅または銅合金ろ
う付け方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、化学組成がCu−(6〜15)w
t%Sn−(5〜7)wt%Ni−(5〜8)wt%P
で、かつ、粒度が200メッシュ以下の粉末ろう又はそ
の混練物を、銅または銅合金からなるろう付け接合部に
所定量塗布した後、590〜800℃の温度で、30分
以内の熱処理を施し、その後、冷却することによって上
記ろう付け接合部を接合するものである。
【0011】請求項2の発明は、上記混練物が、上記粉
末ろうと有機バインダからなる請求項1記載の銅または
銅合金のろう付け方法である。
【0012】請求項3の発明は、上記有機バインダが5
00℃以下の温度で揮散・消失する有機物からなる請求
項2記載の銅または銅合金のろう付け方法である。
【0013】上記数値範囲を限定した理由を以下に述べ
る。
【0014】粉末ろう中のSn、Ni、Pの化学組成を
それぞれ、6〜15wt%、5〜7wt%、5〜8wt
%と限定したのは、どれか一つでもこの組成範囲を外れ
ると接合の際に金属間化合物が形成し、接合強度の低下
を招き、また、ろうの融点が高くなると共に、ろう付け
接合温度が高くなるためである。
【0015】粉末ろうの粒度を200メッシュ以下と限
定したのは、粒度が200メッシュより大きいと、ろう
粉末の均一塗布が困難となり、かつ、厚さ60μm以下
の塗布が不可能となるためである。
【0016】熱処理温度を590〜800℃と限定した
のは、粉末ろうの融点が500〜650℃であるため、
少なくとも590℃以上の温度が必要であり、590℃
よりも低い温度では、ろうの大半が溶けず接合強度が低
くなり、800℃よりも高い温度では、例え数分であっ
ても接合部材を構成する銅または銅合金が著しく軟化し
て接合部材の強度低下が避けられない。
【0017】熱処理時間を30分以内と限定したのは、
熱処理時間が30分超の熱処理を行うと、銅または銅合
金が著しく軟化して接合部材の強度低下が避けられない
ためである。
【0018】有機バインダの揮散・消失温度を500℃
以下と限定したのは、有機バインダは接合に関係してお
らず、また、ろう材の主成分ではなく、あくまでも粉末
ろうの供給・塗布を容易にするための補助剤であるた
め、ろう材が溶け始める500℃までに有機バインダが
揮散しないと、ろう付け接合部に有機バインダの成分が
残留し、接合強度の低下を招く。
【0019】以上の構成によれば、化学組成がCu−
(6〜15)wt%Sn−(5〜7)wt%Ni−(5
〜8)wt%Pで、かつ、粒度が200メッシュ以下の
粉末ろう又はその混練物を、銅または銅合金からなるろ
う付け接合部に所定量塗布した後、590〜800℃の
温度で、30分以内の熱処理を施し、その後、冷却する
ことによって上記ろう付け接合部を接合するため、複雑
形状を有する銅または銅合金のろう付けを、容易に、安
価に、かつ、低温で行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0021】本発明の銅または銅合金のろう付け方法の
模式図を図1、図2に示す。図1(a)は粉末ろうを塗
布した後の状態を示し、図1(b)は図1(a)に対し
て熱処理を施した後の状態を示し、図2(a)は粉末ろ
う混練物を塗布した後の状態を示し、図2(b)は図2
(a)に対して熱処理を施した後の状態を示している。
尚、図2において、図1と同様の部材には同じ符号を付
している。
【0022】本発明の銅または銅合金のろう付け方法
は、先ず、化学組成がCu−(6〜15)wt%Sn−
(5〜7)wt%Ni−(5〜8)wt%Pとなるよう
に調整した金属合金溶湯を用い、任意の方法で粒度が2
00メッシュ以下の粉末ろう1を作製する。
【0023】金属合金溶湯を粉末化する方法としては特
に限定するものではなく、例えば、所定の化学組成に調
整された合金を溶解した後、その合金溶湯流に水または
ガスを吹き付けることで粉末を得るアトマイズ法が挙げ
られる。この方法では、合金溶湯の冷却速度が速いた
め、多成分系のろう材粉末も成分偏析することなく作製
することが可能である。
【0024】次に、この粉末ろう1又は粉末ろう1と有
機バインダ15の混練物からなる粉末ろう混練物(その
混練物)16を、図1(a)および図2(a)に示すよ
うに、銅または銅合金からなる銅母材(ろう付け接合
部)2,12および銅接合部材(ろう付け接合部)3,
13における銅母材2,12の表面に所定量塗布する。
【0025】粉末ろう1および粉末ろう混練物16の塗
布方法としては特に限定するものではなく、種々の塗装
・塗布方法が使用できる。
【0026】その後、ろう付け接合を行う部分のみ又は
銅母材2,12および銅接合部材3,13の全体に対し
て590〜800℃、30分以内の熱処理を施す。その
後、図1(b)および図2(b)に示すように、冷却し
て粉末ろう1又は粉末ろう混練物16を接合合金相4,
14とし、銅母材2,12と銅接合部材3,13を接合
するものである。
【0027】熱処理雰囲気は、熱処理の際に粉末ろう1
の成分であるCu、Sn、Ni、Pを酸化してしまう酸
化性雰囲気以外であれば特に限定するものではなく、例
えば、還元性雰囲気、不活性ガス雰囲気、真空などが挙
げられる。
【0028】粉末ろう混練物16を構成する有機バイン
ダ15としては、500℃以下の温度で揮散・消失する
有機物からなるものであれば特に限定するものではない
が、例えば、ポリブデン、グリセリン、流動パラフィ
ン、および金属板や金属管の圧延・引抜の際に潤滑油と
して使用される鉱油などが挙げられる。
【0029】粉末ろう1又は粉末ろう混練物16の塗布
厚さ・量は特に限定するものではないが、銅母材2,1
2と銅接合部材3,13を接合することが可能な厚さ・
量であればよい。
【0030】尚、銅母材2,12および銅接合部材3,
13を構成する銅または銅合金の化学組成および銅母材
2,12および銅接合部材3,13の形状・肉厚など
は、特に制限するものではなく、適宜選択されるもので
ある。
【0031】本発明の銅または銅合金のろう付け方法に
よれば、ろう材として粉末状の粉末ろう1又はペースト
状の粉末ろう混練物16を用いて銅母材2,12と銅接
合部材3,13間のろう付けを行うため、ろう材の成形
加工およびブレージングシートの作製も不要で、安価に
ろう付けを行うことができる。
【0032】また、ろう材として粉末状の粉末ろう1又
はペースト状の粉末ろう混練物16を用いているため、
ろう付け接合部の形状の制約が無く、熱交換器のような
接合箇所が多くて複雑形状を有する銅母材2,12と銅
接合部材3,13間のろう付けも容易に行うことができ
る。
【0033】さらに、ろう材として用いている粉末状の
粉末ろう1又はペースト状の粉末ろう混練物16の融点
が500〜650℃であり、一般的なろう材である銀ろ
う、りん銅ろう等と比較してかなり融点が低いため、銅
母材2,12と銅接合部材3,13間のろう付けをCu
の再結晶組織が粗大化しない(銅が軟化しない)温度域
(590〜800℃)で行うことができる。
【0034】次に本発明の他の実施の形態を説明する。
【0035】他の実施の形態の銅または銅合金のろう付
け方法の構造図を図3に示す。図3(a)は粉末ろう混
練物を塗布した後の状態を示し、図3(b)は図3
(a)に対して熱処理を施した後の状態を示している。
尚、図1および図2と同様の部材には同じ符号を付して
いる。
【0036】本発明の銅または銅合金のろう付け方法に
おいては、粉末ろう1又は粉末ろう混練物16を銅母材
2,12のみに塗布しているが、銅母材のみへの塗布と
いうように特に限定するものではなく、図3(a)、
(b)に示すように、粉末ろう混練物16を銅母材22
および銅接合部材23の両方に塗布し、その後、熱処理
を施してろう付け接合を行ってもよい。
【0037】本実施の形態の銅または銅合金のろう付け
方法においても、本発明の銅または銅合金のろう付け方
法と同様の作用効果を得ることができることは言うまで
もない。
【0038】
【実施例】
(実施例1)アトマイズ法により作製した粒度が200
メッシュ以下、融点が627℃、かつ、化学組成がCu
−9.2wt%Sn−5.5wt%Ni−7.0wt%
Pの粉末ろうを、図1に示したように、無酸素銅からな
る銅母材のろう付け接合部表面に、厚さが85μmとな
るように塗布する。その後、N2 −10%H2 還元性雰
囲気中で700℃×3minの熱処理を施すことによっ
て、粉末ろうが溶解し、粉末ろうの成分であるSn、N
i、Pが銅母材および銅接合部材のCuと反応して接合
合金相を形成する。この接合合金相によって、ろう付け
接合を行う。
【0039】(実施例2)アトマイズ法により作製した
粒度が200メッシュ以下、融点が647℃、かつ、化
学組成がCu−7.9wt%Sn−6.0wt%Ni−
7.0wt%Pの粉末ろうとポリブデンからなる有機バ
インダを、重量比7:3の割合となるように混練して粉
末ろう混練物を作製する。その後、図2に示したよう
に、りん脱酸銅からなる銅母材のろう付け接合部表面
に、この粉末ろう混練物を厚さが95μmとなるように
塗布する。その後、真空中で710℃×2minの熱処
理を行うことによって、粉末ろう混練物中のボリブデン
が揮散した後に粉末ろうが溶解し、粉末ろうの成分であ
るSn、Ni、Pが銅母材および銅接合部材のCuと反
応して接合合金相を形成する。この接合合金相によっ
て、ろう付け接合を行う。
【0040】(実施例3)アトマイズ法により作製した
粒度が200メッシュ以下、融点が647℃、かつ、化
学組成がCu−7.9wt%Sn−6.0wt%Ni−
7.0wt%Pの粉末ろうとポリブデンからなる有機バ
インダを、重量比7:3の割合となるように混練して粉
末ろう混練物を作製する。その後、図2に示したよう
に、無酸素銅からなる銅母材および銅接合部材の各ろう
付け接合部表面に、この粉末ろう混練物をそれぞれ厚さ
が55μm、45μmとなるように塗布する。その後、
不活性ガス(N2 )雰囲気中で710℃×3minの熱
処理を行うことによって、粉末ろう混練物中のボリブデ
ンが揮散した後に粉末ろうが溶解し、粉末ろうの成分で
あるSn、Ni、Pが銅母材および銅接合部材のCuと
反応して接合合金相を形成する。この接合合金相によっ
て、ろう付け接合を行う。
【0041】(比較例1)アトマイズ法により作製した
化学組成がCu−9.0wt%Sn−9.0wt%Ni
−7.0wt%Pの粉末ろうとポリブデンからなる有機
バインダを、重量比7:3の割合となるように混練して
粉末ろう混練物を作製する。その後は、実施例2と同様
にしてろう付け接合を行う。
【0042】(比較例2)熱処理条件を真空中、850
℃×3minとする以外は、実施例2と同様にしてろう
付け接合を行う。
【0043】実施例1〜3および比較例1、2によって
得られたろう付け接合部の接合強度および銅母材および
銅接合部材の強度について評価を行った。
【0044】実施例1〜3によって得られたろう付け接
合部の接合強度は十分な強度を有していた。また、銅母
材および銅接合部材の強度についても、銅の軟化が見受
けられず、十分な強度を有していた。
【0045】これに対して、比較例1によって得られた
ろう付け接合部の接合強度は約148MPaであり、実
施例2の接合強度(約214MPa)と比較して31%
低下していた。また、粉末ろうの融点は732℃であ
り、実施例1〜3の粉末ろうの融点と比較すると100
℃程度高くなっており、銅母材および銅接合部材におけ
るCuの再結晶組織の粗大化が問題となってくる。
【0046】また、比較例2においては、銅母材および
銅接合部材の銅が著しく軟化しており、銅母材および銅
接合部材の強度は、実施例2における銅母材および銅接
合部材の強度と比較して40%低下していた。
【0047】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0048】(1) 本発明の銅または銅合金のろう付
け方法によれば、ろう材として粉末状の粉末ろう又はペ
ースト状の粉末ろう混練物を用いてろう付け接合部のろ
う付けを行うことによって、ろう材の成形加工およびブ
レージングシートの作製も不要で、安価にろう付けを行
うことができる。
【0049】(2) ろう材として粉末状の粉末ろう又
はペースト状の粉末ろう混練物を用いており、ろう付け
接合部の形状の制約が無く、熱交換器のような接合箇所
が多くて複雑形状を有するろう付け接合部のろう付けも
容易に行うことができる。
【0050】(3) ろう材として用いている粉末状の
粉末ろう又はペースト状の粉末ろう混練物の融点が50
0〜650℃であり、一般的なろう材である銀ろう、り
ん銅ろう等と比較してかなり融点が低く、ろう付け接合
部のろう付けをCuの再結晶組織が粗大化しない(銅が
軟化しない)温度域(590〜800℃)で行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の銅または銅合金ろう付け方法の模式図
である。
【図2】本発明の銅または銅合金ろう付け方法の模式図
である。
【図3】他の実施の形態の銅または銅合金ろう付け方法
の模式図である。
【符号の説明】
1 粉末ろう 2,12,22 銅母材(ろう付け接合部) 3,13,23 銅接合部材(ろう付け接合部) 4,14,24 接合合金相 16,26 粉末ろう混練物(その混練物)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学組成がCu−(6〜15)wt%S
    n−(5〜7)wt%Ni−(5〜8)wt%Pで、か
    つ、粒度が200メッシュ以下の粉末ろう又はその混練
    物を、銅または銅合金からなるろう付け接合部に所定量
    塗布した後、590〜800℃の温度で、30分以内の
    熱処理を施し、その後、冷却することによって上記ろう
    付け接合部を接合することを特徴とする銅または銅合金
    のろう付け方法。
  2. 【請求項2】 上記混練物が、上記粉末ろうと有機バイ
    ンダからなる請求項1記載の銅または銅合金のろう付け
    方法。
  3. 【請求項3】 上記有機バインダが500℃以下の温度
    で揮散・消失する有機物からなる請求項2記載の銅また
    は銅合金のろう付け方法。
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