JPH10201134A - 電源切替回路 - Google Patents

電源切替回路

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JPH10201134A
JPH10201134A JP9003170A JP317097A JPH10201134A JP H10201134 A JPH10201134 A JP H10201134A JP 9003170 A JP9003170 A JP 9003170A JP 317097 A JP317097 A JP 317097A JP H10201134 A JPH10201134 A JP H10201134A
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Takao Kojima
孝男 小島
Shiyouichi Tatsuya
祥一 立谷
Kazuhiko Noguchi
一彦 野口
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Takaoka Toko Co Ltd
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Toko Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は接点切替時の短絡電流を防ぐため、電
磁接触器、タイマ、複数のリレー等を用いていたため、
大型化されるとともにコストアップを招いていた。 【解決手段】 変圧器の一次側巻線と互いに異なる2つ
電源の出力端との間に接続され、一方の電源により操作
コイルが励磁されるa接点およびb接点を有し、そのa
接点を一方の電源の出力端と変圧器の一次側巻線との間
に接続し、b接点を他方の電源の出力端と変圧器の一次
側巻線との間に接続した電源切替回路において、変圧器
の一次側巻線を分割して2回路とし、一方の巻線回路N
Aと一方の電源Aとを前記a接点を介して接続するとと
もに、他方の巻線回路NBと他方の電源Bとを前記b接
点を介して接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器のバック
アップ用に2系統の電源を備えた場合に、その電源の切
替をするための電源切替回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電源切替回路として、図3に示す
ものがある。これは互いに異なる商用電源A、Bを備
え、それぞれの一方の出力線を互いに接続して共通線と
し、他方の出力線をリレー接点を介し切替可能にして、
それぞれを変圧器Trの一次側に接続したものである。
これらの接点は、開閉動作時にアークが発生して開閉タ
イミングが遅れることがあり、その場合は電源Aと電源
Bが短絡される。しかも、短絡したときの両電源の位相
が一致すると、過大な電流が流れることになる。そのた
め従来の電源切替回路では、接点容量の大きい電磁接触
器を用いている。また、電磁接触器の操作用コイルMC
は、一方の電源の出力に並列に接続される。
【0003】図示例では電源Aに操作用コイルMCを接
続し、それにより駆動されるa接点を電源A側に、b接
点を電源B側にそれぞれ接続することにより、電源Aに
より操作用コイルMCが通電されている間は、a接点が
閉じてb接点が開き、電源Aが変圧器Trに接続され
る。この状態から電源Aがダウンすると、操作用コイル
MCの励磁がなくなり、a接点およびb接点がともに復
帰して、電源Bが変圧器Trに接続される。また、電源
Aが復旧すると、操作用コイルMCが再び励磁されて、
a接点およびb接点が作動し、元のように電源Aが変圧
器Trに接続される。すなわちこの電源切替回路では、
電源Aを優先して変圧器Trに接続するように構成され
ている。
【0004】また、他の従来例として、図4に示すもの
がある。これは図3の電磁接触器の代わりに、リレーと
タイマーを用いたことにより、a接点の動作タイミング
を調整可能にしたものである。すなわち、電源Aがダウ
ンして復旧する際に、リレーによりb接点が開かれると
アークが発生しb接点の開のタイミングが遅れる。その
ため、その遅れ分を予めタイマにセットしておくことに
より、a接点の閉じるタイミングを遅らせて、a接点お
よびb接点がともに閉じられる瞬間がないようにしたも
のである。なお、この従来例でタイマの代わりにリレー
を複数個組み合わせて、b接点の動作タイミングを遅ら
せる構成とする場合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電源切
替回路は、前者の場合、電磁接触器を用いるため全体の
容積が大きくなるとともにコストアップになるという不
都合があった。また、後者の場合は、電磁接触器を用い
ないので、容積等が増大することはないものの、タイマ
の設定が面倒である。すなわち、アークの発生には再現
性が乏しいため、短絡を確実に防ごうとするとタイマ設
定時間を長くしなければならず、その場合は、両電源と
も変圧器Trに接続されない期間が増大することにな
り、本来の電源をバックアップする目的からはずれてし
まう。そのため、タイマの設定時間にも上限があり、最
小限の短絡期間の発生はやむをえなかった。具体的に
は、2つの電源が短絡された場合に発生する電流は10
0Aに達することもあり、そのための対策が必要であっ
た。そこで、接点切替時のタイミング不良により2つの
電源が短絡されても大電流の流れることのない電源切替
回路の開発が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るために、本発明は、変圧器の一次側巻線と互いに異な
る2つ電源の出力端との間に接続され、一方の電源によ
り操作コイルが励磁されるa接点とb接点とを有し、そ
のa接点を一方の電源の出力端と変圧器の一次側巻線と
の間に接続し、そのb接点を他方の電源の出力端と変圧
器の一次側巻線との間に接続した電源切替回路におい
て、変圧器の一次側巻線を分割して2回路とし、一方の
巻線回路と一方の電源とを前記a接点を介して接続する
とともに、他方の巻線回路と他方の電源とを前記b接点
を介して接続する。それにより、接点切替時に、2つの
電源がとともに変圧器に接続される期間が発生しても、
変圧器の一次側巻線は互いに別回路となり、その分、イ
ンピーダンスが増大して電流の増大が抑制される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1に示す。
この実施形態では、電源が接続される変圧器Trの一次
側巻線を巻線NAと巻線NBとに2分割し、それぞれを
100Vの商用電源Aと電源Bに接続する。すなわち、
電源A,Bと巻線NA,NBとを接続するそれぞれ一方
の配線を互いに接続して共通にし、電源Aと巻線NAの
他方の配線上にリレー接点aを接続し、電源Bと巻線N
Bの他方の配線上にリレー接点bを接続する。また、こ
れら接点a,bの操作用コイルRyをともに電源Aに接
続したものである。
【0008】ここで、変圧器Trの鉄心断面積を適当な
値に設定し、一次側の巻線NAを100、巻線NBを1
00、二次側の巻線を24とした巻数比で設計すると、
電源A,Bいずれの場合も一次側の電圧が100Vであ
れば二次側の電圧は24Vに変圧されて負荷に供給され
る。この実施形態では、変圧器Tr単体が、従来の変圧
器に比べて、見かけ上200V/24V変圧比相当とな
り一次巻線は2倍の巻数になるものの、もともと一次巻
線は二次巻線に対し断面積の小さい電線を使用している
ので、変圧器Trの容積は若千の増加ですむ。
【0009】次に、この実施形態の動作について説明す
る。図1において、電源Aと電源Bとから同時に電圧が
印加された場合、両接点の操作コイルRyが電源Aによ
り励磁され、a接点は閉じられ、b接点は開かれる。そ
の結果、電源Aが選択されて変圧器Trの巻線NAが通
電状態となる。また、電源Bのみから電圧が印加された
場合は、操作コイルRyが励磁されないため、a接点は
開かれた状態に、b接点は閉じられた状態にそれぞれ復
帰する。その結果、電源Bが選択されて変圧器Trの巻
線NBが通電状態となる
【0010】次にこの状態から電源Aの電圧が復帰する
と、操作コイルRyが励磁されて、a接点、b接点が作
動して電源Aから巻線NAへ通電されると同時に、電源
Bから巻線NBへの通電が断たれる。すなわち、この回
路では、電源Aおよび巻線NAが優先される。ここで、
電源Aにより操作コイルRyが励磁されて、a接点が閉
じ、b接点が開かれる場合について考えてみると、b接
点は開かれた瞬間にアークを発生し、わずかの期間では
あるが引き続き導通状態が保たれる。同時にその間もa
接点は閉じられているため、a接点、b接点がともに閉
じられて、電源Aと電源Bが短絡状態となる。しかしな
がら、この実施形態では、後述するように、電源Aと電
源Bが短絡されても、それによる電流増大を最小限にす
ることができる。
【0011】図2(a)は電源Aと変圧器Trの一次巻
線NAとで形成される閉回路を、図2(b)は電源Bと
変圧器Trの一次巻線NBとで形成される開回路を、そ
れぞれ等価回路的に模擬した図である。図において、電
源Aと電源BのインピーダンスをそれぞれZA,ZB、
変圧器Trの一次側の巻線NAと巻線NBの巻線インピ
ーダンスをそれぞれZTA,ZTB、変圧器Trの二次
側巻線インピーダンスをZT(一次換算)、変圧器Tr
の励磁インピーダンスをZo(一次換算)、負荷インピ
ーダンスをZb(一次換算)とする。
【0012】それにより、両閉回路がa接点とb接点間
でアーク短絡した瞬間の電流は、電気回路論の重ね合わ
せの理により、各閉回路ごとの電圧とインピーダンスと
により流れる電流の総和となる。また、実施形態で対象
にしている回路は、変圧器二次巻線インピーダンスと変
圧器励磁インピーダンス及びこの種の負荷のインピーダ
ンスの値が小さいので、それらを無視することができ
る。その結果、短絡電流は、電源Aと電源B間で、主に
変圧器Trの一次巻線NAと一次巻線NBとで形成され
る直列回路を流れ、その近似値は、次式により求められ
る。
【0013】
【数1】短絡電流=(電源A電圧十電源B電圧)/(Z
A+ZB+ZTA+ZTB)
【0014】ここで、電源Aと電源Bの電圧は100V
であり、通常この種の変圧器の一次巻線インピーダンス
は5Ω程度であり、また、電源インピーダンスも十分小
さい値なので無視すると、最大短絡電流は、次式の値と
なり、大幅に低減できる。
【0015】
【数2】短絡電流=200V/(5Ω+5Ω)=20A
【0016】なお、短絡時に一瞬ではあるが、変庄器T
rの一次側の巻線全体に最高で200Vが印加される
が、一次/二次総巻数比が200V/24V相当の変圧
比に設定してあり、鉄心飽和による回路の異常現象も心
配無く、変圧器Trの二次側に接続されている負荷に対
しても著しい電圧変動がなくなる。また、接点切替時
の、短絡時間も一瞬なので、変圧器Trの一次巻線に対
し、通電容量を増すためとくに断面積の大きい電線を使
用する必要もない。こうして、短絡電流が一瞬流れた後
に、b接点が完全に開放しa接点が接触して電源Aに切
り替わり、変庄器Trの巻線NAへ入力された電力は1
00V/24Vに変圧されて負荷に供給される。
【0017】このようにして、上述した実施形態では、
電源Aと電源B間で短絡が発生しても、短絡電流が変圧
器巻線インピーダンスにより抑制されるため、小容量の
ACリレーの使用が可能となる。また、本発明では、変
圧器Trの容積は若千増加するものの、回路全体では、
従来例のように電磁接触器や複数のリレーを組合わせる
ことがなくなり、小容量のリレー1個の使用ですみ、電
源切替回路のコストダウン及び回路の小型化が可能とな
る。なお、実施形態では2系統の電源を切り替えるため
片切りの切替回路を用いたが、両切りの切替回路の場合
も同様に適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、2つ
の電源が接続される変圧器の一次側巻線を2分割して電
源と巻線をそれぞれ対応させて接続したことにより、接
点切替時に、2つの電源がとともに変圧器に接続される
期間が発生しても、変圧器の一次側巻線が互いに別回路
となり、その分、インピーダンスが増大して電流の増大
が抑制される。その結果、従来用いていた電磁接触器、
タイマやリレーからなる遅延回路が不要となり、その
分、小型化とコストダウンが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図である。
【図2】図1の回路構成を示すブロック図である。
【図3】従来例を示す図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
A,B 電源 a,b 接点 NA,NB 一次側巻線 Ry 操作用コイル Tr 変圧器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器の一次側巻線と互いに異なる2つ
    電源の出力端との間に接続され、一方の電源により操作
    コイルが励磁されるa接点とb接点とを有し、そのa接
    点を一方の電源の出力端と変圧器の一次側巻線との間に
    接続し、そのb接点を他方の電源の出力端と変圧器の一
    次側巻線との間に接続した電源切替回路において、 変圧器の一次側巻線を分割して2回路とし、一方の巻線
    回路と一方の電源とを前記a接点を介して接続するとと
    もに、他方の巻線回路と他方の電源とを前記b接点を介
    して接続したことを特徴とする電源切替回路。
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