JPH102008A - ユニットボックスフレームの接合構造 - Google Patents
ユニットボックスフレームの接合構造Info
- Publication number
- JPH102008A JPH102008A JP17430396A JP17430396A JPH102008A JP H102008 A JPH102008 A JP H102008A JP 17430396 A JP17430396 A JP 17430396A JP 17430396 A JP17430396 A JP 17430396A JP H102008 A JPH102008 A JP H102008A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- girder
- ceiling
- floor
- unit box
- box frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小梁等を無溶接で接合できて、接合品質の向
上、作業効率の向上、および作業の簡易が図れる接合構
造とする。 【解決手段】 各々鉄骨製とした四隅の柱の上端間およ
び下端間に天井の大梁および床の大梁を接合したユニッ
トボックスフレームにおいて、対向する大梁3A間に設
けられる溝形または角パイプ状の小梁13を次のように
接合する。この小梁13は、対面する一対の側板部13
a,13aを上下板部13b,13bよりも延長させて
その延長部分を外側へ折曲してなる折曲片25を設け
る。この折曲片25を大梁3Aの側面にボルト23で接
合する。
上、作業効率の向上、および作業の簡易が図れる接合構
造とする。 【解決手段】 各々鉄骨製とした四隅の柱の上端間およ
び下端間に天井の大梁および床の大梁を接合したユニッ
トボックスフレームにおいて、対向する大梁3A間に設
けられる溝形または角パイプ状の小梁13を次のように
接合する。この小梁13は、対面する一対の側板部13
a,13aを上下板部13b,13bよりも延長させて
その延長部分を外側へ折曲してなる折曲片25を設け
る。この折曲片25を大梁3Aの側面にボルト23で接
合する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄骨系の住宅等
のユニット工法建物に使用するユニットボックスフレー
ムの接合構造に関する。
のユニット工法建物に使用するユニットボックスフレー
ムの接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニット工法建物に使用するユニ
ットボックスフレームにおいては、対向する大梁間に例
えば角パイプ状の小梁を接合するのに、図15(A)の
ように直接に大梁60の側面に小梁61を溶接したり、
図15(B)のようにボルト挿通孔63を有するエンド
プレート62を小梁61の端部に溶接し、そのエンドプ
レート62を大梁60の側面にボルト64で締結してい
た。また、上下の大梁間に間柱を接合する場合も、ほぼ
同様の構造によって接合していた。
ットボックスフレームにおいては、対向する大梁間に例
えば角パイプ状の小梁を接合するのに、図15(A)の
ように直接に大梁60の側面に小梁61を溶接したり、
図15(B)のようにボルト挿通孔63を有するエンド
プレート62を小梁61の端部に溶接し、そのエンドプ
レート62を大梁60の側面にボルト64で締結してい
た。また、上下の大梁間に間柱を接合する場合も、ほぼ
同様の構造によって接合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような接
合構造では、溶接作業が必要なため、品質が不安定にな
り、溶接の熟練工の確保が容易でなく、作業環境も悪く
なるなどの問題点があった。図15(B)のエンドプレ
ート62によるボルト接合の場合も、そのエンドプレー
ト62の小梁61への取付けに溶接が必要であり、溶接
に伴う各種の問題が生じる。
合構造では、溶接作業が必要なため、品質が不安定にな
り、溶接の熟練工の確保が容易でなく、作業環境も悪く
なるなどの問題点があった。図15(B)のエンドプレ
ート62によるボルト接合の場合も、そのエンドプレー
ト62の小梁61への取付けに溶接が必要であり、溶接
に伴う各種の問題が生じる。
【0004】この発明は、このような課題を解消し、無
溶接で接合できて、接合品質の向上、作業効率の向上、
および作業の簡易化が図れるユニットボックスフレーム
の接合構造を提供することを目的とする。
溶接で接合できて、接合品質の向上、作業効率の向上、
および作業の簡易化が図れるユニットボックスフレーム
の接合構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のユニットボッ
クスフレームの接合構造は、各々鉄骨製とした四隅の柱
の上端間および下端間に天井の大梁および床の大梁を接
合したユニットボックスフレームにおいて、以下の構成
としたものである。請求項1記載の発明は、対向する大
梁間に溝形または角パイプ状の小梁を設けた場合の接合
構造である。この小梁は、対面する一対の側板部を上下
板部よりも延長させてその延長部分を外側へ折曲してな
る折曲片を有するものとする。この折曲片を大梁の側面
にボルト接合する。この構成によれば、小梁の端部に切
欠加工と折曲作業で接合片となる折曲片を形成すること
ができる。そのため、小梁の接合片の形成から大梁への
接合までの全てを無溶接化でき、無溶接でユニットボッ
クスの天井フレームあるいは床フレームを組み立てるこ
とができる。
クスフレームの接合構造は、各々鉄骨製とした四隅の柱
の上端間および下端間に天井の大梁および床の大梁を接
合したユニットボックスフレームにおいて、以下の構成
としたものである。請求項1記載の発明は、対向する大
梁間に溝形または角パイプ状の小梁を設けた場合の接合
構造である。この小梁は、対面する一対の側板部を上下
板部よりも延長させてその延長部分を外側へ折曲してな
る折曲片を有するものとする。この折曲片を大梁の側面
にボルト接合する。この構成によれば、小梁の端部に切
欠加工と折曲作業で接合片となる折曲片を形成すること
ができる。そのため、小梁の接合片の形成から大梁への
接合までの全てを無溶接化でき、無溶接でユニットボッ
クスの天井フレームあるいは床フレームを組み立てるこ
とができる。
【0006】請求項2の発明では、天井大梁と床大梁の
間に角パイプ製の間柱を設けた場合に、間柱の接合を次
のように行う。この間柱の上下端に、前記天井大梁およ
び床大梁が嵌合する切欠を設けると共に、前記間柱の一
対の対面する側板に、前記切欠の縁部から外側へ折れ曲
がって一体に延びる折曲片を設ける。間柱は、この折曲
片で天井大梁および床大梁にボルト接合する。この構成
によれば、間柱の端部に、切欠加工と折曲作業で接合片
となる折曲片を形成できる。そのため、接合片の形成か
ら間柱の大梁への接合までの全てを無溶接化できる。ま
た、天井大梁および床大梁が嵌合する切欠を間柱に設
け、この切欠の形成に伴って間柱の側板に生じる残材部
を折曲して接合片に利用するため、材料の無駄がない。
この構成において、角パイプ製の間柱に代えて、角パイ
プと、この角パイプに溝底面で接合された溝形の曲げプ
レートとでなる合成柱の間柱を用いても良い。この場合
に、合成柱の曲げプレートは角パイプよりも両側へ広が
るウェブ幅を有しかつフランジ幅が前記角パイプに比べ
て十分に狭い溝形のものとする。この合成柱の前記曲げ
プレートを角パイプよりも上下に延出させてその延出部
分と角パイプの端面とでなす上下の切欠状部分に天井大
梁および床大梁を各々配置する。前記角パイプには一対
の対面する側板の上下縁に、外側へ折れ曲がって一体に
延びる折曲片を設け、前記間柱はこの折曲片で天井大梁
および床大梁にボルト接合する。この構成の場合も、接
合片を角パイプと一体のものとして切断および折曲作業
で形成するので、溶接部分が削減される。間柱の曲げプ
レートは、外壁パネルの取付部等に利用される。
間に角パイプ製の間柱を設けた場合に、間柱の接合を次
のように行う。この間柱の上下端に、前記天井大梁およ
び床大梁が嵌合する切欠を設けると共に、前記間柱の一
対の対面する側板に、前記切欠の縁部から外側へ折れ曲
がって一体に延びる折曲片を設ける。間柱は、この折曲
片で天井大梁および床大梁にボルト接合する。この構成
によれば、間柱の端部に、切欠加工と折曲作業で接合片
となる折曲片を形成できる。そのため、接合片の形成か
ら間柱の大梁への接合までの全てを無溶接化できる。ま
た、天井大梁および床大梁が嵌合する切欠を間柱に設
け、この切欠の形成に伴って間柱の側板に生じる残材部
を折曲して接合片に利用するため、材料の無駄がない。
この構成において、角パイプ製の間柱に代えて、角パイ
プと、この角パイプに溝底面で接合された溝形の曲げプ
レートとでなる合成柱の間柱を用いても良い。この場合
に、合成柱の曲げプレートは角パイプよりも両側へ広が
るウェブ幅を有しかつフランジ幅が前記角パイプに比べ
て十分に狭い溝形のものとする。この合成柱の前記曲げ
プレートを角パイプよりも上下に延出させてその延出部
分と角パイプの端面とでなす上下の切欠状部分に天井大
梁および床大梁を各々配置する。前記角パイプには一対
の対面する側板の上下縁に、外側へ折れ曲がって一体に
延びる折曲片を設け、前記間柱はこの折曲片で天井大梁
および床大梁にボルト接合する。この構成の場合も、接
合片を角パイプと一体のものとして切断および折曲作業
で形成するので、溶接部分が削減される。間柱の曲げプ
レートは、外壁パネルの取付部等に利用される。
【0007】これらの構成において、前記天井や床大梁
を溝形鋼製とし、次のように接合しても良い。すなわ
ち、大梁の端部に上下フランジから対向して延びる一対
の折曲片を設け、上下の折曲片にまたがって裏面にこれ
ら折曲片よりも厚手の端部補強板を設ける。この端部補
強板および前記折曲板を貫通するボルトで前記大梁を前
記柱にボルト接合する。この構成の場合、大梁への小梁
の接合や、大梁への間柱の接合だけでなく、柱への大梁
の接合も無溶接で行うことができる。また、大梁のエン
ドプレートとなる部分を上下フランジから延びる折曲片
とこれに重なる端部補強板とで構成するので、このエン
ドプレート部分の形成も無溶接で行え、かつ堅固な構成
とできる。なお、前記大梁の端部にはウェブ部から一体
に延出する接合片を設け、この接合片も柱にボルト接合
することが好ましい。これにより、大梁が柱の2面に接
合されることになり、堅固な接合が行える。また、この
ウェブ部から一体に延出する接合片は、上下フランジか
ら折曲片を形成するときに生じる残材部分で形成できる
ので、材料の無駄がない。
を溝形鋼製とし、次のように接合しても良い。すなわ
ち、大梁の端部に上下フランジから対向して延びる一対
の折曲片を設け、上下の折曲片にまたがって裏面にこれ
ら折曲片よりも厚手の端部補強板を設ける。この端部補
強板および前記折曲板を貫通するボルトで前記大梁を前
記柱にボルト接合する。この構成の場合、大梁への小梁
の接合や、大梁への間柱の接合だけでなく、柱への大梁
の接合も無溶接で行うことができる。また、大梁のエン
ドプレートとなる部分を上下フランジから延びる折曲片
とこれに重なる端部補強板とで構成するので、このエン
ドプレート部分の形成も無溶接で行え、かつ堅固な構成
とできる。なお、前記大梁の端部にはウェブ部から一体
に延出する接合片を設け、この接合片も柱にボルト接合
することが好ましい。これにより、大梁が柱の2面に接
合されることになり、堅固な接合が行える。また、この
ウェブ部から一体に延出する接合片は、上下フランジか
ら折曲片を形成するときに生じる残材部分で形成できる
ので、材料の無駄がない。
【0008】上記の大梁と柱との接合部の構造は、上記
の小梁や間柱の接合構造を採用した場合にかかわらず、
鉄骨製とした四隅の柱の上端間および下端間に天井の大
梁および床の大梁を接合したユニットボックスフレーム
において、大梁を溝形鋼としたものに一般に応用するこ
とができる。
の小梁や間柱の接合構造を採用した場合にかかわらず、
鉄骨製とした四隅の柱の上端間および下端間に天井の大
梁および床の大梁を接合したユニットボックスフレーム
において、大梁を溝形鋼としたものに一般に応用するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図11と共に説明する。この例の接合構造は、ユニッ
ト工法建物を構成する図1のようなユニットボックスフ
レーム1に適用したものである。ユニットボックスフレ
ーム1は、角形鋼管からなる4本の柱2と、これらの柱
2の上端間および下端間に接合した溝形鋼製の天井大梁
3A,3Bおよび床大梁4A,4Bとでボックスラーメ
ン状に骨組みされる。
し図11と共に説明する。この例の接合構造は、ユニッ
ト工法建物を構成する図1のようなユニットボックスフ
レーム1に適用したものである。ユニットボックスフレ
ーム1は、角形鋼管からなる4本の柱2と、これらの柱
2の上端間および下端間に接合した溝形鋼製の天井大梁
3A,3Bおよび床大梁4A,4Bとでボックスラーメ
ン状に骨組みされる。
【0010】前記ユニットボックスフレーム1におい
て、桁側の天井大梁3Aおよび床大梁4Aは、それらの
溝が外向きになるように配置して、図2および図3に示
すようにボルト接合する。すなわち、図2のように天井
大梁3Aでは、その端部に上下フランジ3aから対向し
て延びる一対の折曲片5,5と、ウェブ3bから延びる
接合片6とを設ける。上下の折曲片5,5を、これに対
向する柱2の一側面にボルト7で接合し、前記接合片6
を妻側の天井大梁3Bが接合される柱2の側面にボルト
8で接合する。このとき、上下の折曲片5,5の裏面に
はこれら折曲片5よりも厚手の端部補強板9を設け、ま
た、折曲片5で接合する柱2の裏面にも補強板10を設
ける。この補強板10には前記ボルト7が螺合するナッ
ト11を設けておく。また、前記接合片6で接合する柱
2の側面の裏面には、前記ボルト8が螺合するナット1
2を設けておく。これにより、柱2と桁側の天井大梁3
Aとを容易にボルト接合できる。
て、桁側の天井大梁3Aおよび床大梁4Aは、それらの
溝が外向きになるように配置して、図2および図3に示
すようにボルト接合する。すなわち、図2のように天井
大梁3Aでは、その端部に上下フランジ3aから対向し
て延びる一対の折曲片5,5と、ウェブ3bから延びる
接合片6とを設ける。上下の折曲片5,5を、これに対
向する柱2の一側面にボルト7で接合し、前記接合片6
を妻側の天井大梁3Bが接合される柱2の側面にボルト
8で接合する。このとき、上下の折曲片5,5の裏面に
はこれら折曲片5よりも厚手の端部補強板9を設け、ま
た、折曲片5で接合する柱2の裏面にも補強板10を設
ける。この補強板10には前記ボルト7が螺合するナッ
ト11を設けておく。また、前記接合片6で接合する柱
2の側面の裏面には、前記ボルト8が螺合するナット1
2を設けておく。これにより、柱2と桁側の天井大梁3
Aとを容易にボルト接合できる。
【0011】柱2と桁側の床大梁4Aとの接合も、図3
のように床大梁4Aの端部に上下フランジ4aから対向
して延びる一対の折曲片15,15と、ウェブ4bから
延びる接合片16とを設けて接合する。上下の折曲片1
5,15は、これに対向する柱2の一側面にボルト17
で接合し、前記接合片16を、妻側の床大梁4Bが接合
される柱2の側面にボルト18で接合する。折曲片1
5,15の裏面に端部補強板19を設けること、折曲片
15で接合する柱2の側面の裏面に補強板20を設ける
こと、この補強片20に前記ボルト17が螺合するナッ
ト21を設けること、および前記接合片16が接合する
柱2の側面の裏面に前記ボルト18が螺合するナット2
2を設けることは、天井大梁3Aの接合箇所と同様であ
る。これにより、柱2と桁側の床大梁4Aとを容易にボ
ルト接合できる。
のように床大梁4Aの端部に上下フランジ4aから対向
して延びる一対の折曲片15,15と、ウェブ4bから
延びる接合片16とを設けて接合する。上下の折曲片1
5,15は、これに対向する柱2の一側面にボルト17
で接合し、前記接合片16を、妻側の床大梁4Bが接合
される柱2の側面にボルト18で接合する。折曲片1
5,15の裏面に端部補強板19を設けること、折曲片
15で接合する柱2の側面の裏面に補強板20を設ける
こと、この補強片20に前記ボルト17が螺合するナッ
ト21を設けること、および前記接合片16が接合する
柱2の側面の裏面に前記ボルト18が螺合するナット2
2を設けることは、天井大梁3Aの接合箇所と同様であ
る。これにより、柱2と桁側の床大梁4Aとを容易にボ
ルト接合できる。
【0012】前記ユニットボックスフレーム1におい
て、妻側の天井大梁3Bおよび床大梁4Bは、それらの
溝が内向きになるように配置して、図2および図3に示
すように柱2に溶接する。また、図1に示すように、対
向する桁側の天井大梁3A,3A間、および床大梁4
A,4A間には、それぞれ角パイプからなる複数本の天
井小梁13および床小梁14を設ける。天井小梁13
は、図2のように対面する一対の側板部13a,13a
を上下板部13b,13bよりも延長させ、その延長部
分を外側へ折曲して折曲片25を形成し、この折曲片2
5を天井大梁3Aの側面すなわちウェブ3bにボルト2
3で接合する。床小梁14は、図3のように対面する一
対の側板部14aの一部を上下板部14b,14bより
も延長させ、その延長部分を外側へ折曲して折曲片26
を形成し、この折曲片26を床大梁4Aの側面すなわち
ウェブ4bにボルト27で接合する。なお、2階を構成
するユニットボックスフレーム1の場合、図4のように
床小梁24を溝形鋼製とし、その対面する一対の側板部
24a,24aを上板部24bよりも延長させ、その延
長部分を外側へ折曲して折曲片28を形成し、この折曲
片28を床大梁4Aの側面にボルト29で接合する。こ
れにより、天井大梁3Aおよび床大梁4Aへの天井小梁
13および床小梁14,24の接合を、無溶接により容
易に行うことができる。
て、妻側の天井大梁3Bおよび床大梁4Bは、それらの
溝が内向きになるように配置して、図2および図3に示
すように柱2に溶接する。また、図1に示すように、対
向する桁側の天井大梁3A,3A間、および床大梁4
A,4A間には、それぞれ角パイプからなる複数本の天
井小梁13および床小梁14を設ける。天井小梁13
は、図2のように対面する一対の側板部13a,13a
を上下板部13b,13bよりも延長させ、その延長部
分を外側へ折曲して折曲片25を形成し、この折曲片2
5を天井大梁3Aの側面すなわちウェブ3bにボルト2
3で接合する。床小梁14は、図3のように対面する一
対の側板部14aの一部を上下板部14b,14bより
も延長させ、その延長部分を外側へ折曲して折曲片26
を形成し、この折曲片26を床大梁4Aの側面すなわち
ウェブ4bにボルト27で接合する。なお、2階を構成
するユニットボックスフレーム1の場合、図4のように
床小梁24を溝形鋼製とし、その対面する一対の側板部
24a,24aを上板部24bよりも延長させ、その延
長部分を外側へ折曲して折曲片28を形成し、この折曲
片28を床大梁4Aの側面にボルト29で接合する。こ
れにより、天井大梁3Aおよび床大梁4Aへの天井小梁
13および床小梁14,24の接合を、無溶接により容
易に行うことができる。
【0013】前記天井大梁3A,3Bと床大梁4A,4
Bとの間には図5に示す間柱31を設ける。この間柱3
1は角パイプ製とし、その上下端に、前記天井大梁3
A,3Bが嵌合する切欠32を形成すると共に、この間
柱31の一対の対面する側板31aに、前記切欠32の
縁部から外側へ折れ曲がって一体に延びる折曲片33を
形成する。この折曲片33を、図6のように天井大梁3
A,3Bの下面および床大梁4A,4Bの上面に当接さ
せ、ボルト34で接合する。これにより、間柱31を無
溶接で天井大梁3A,3Bと、床大梁4A,4Bとの間
に容易に接合できる。前記間柱31は外壁パネル35の
取付部材として利用する。外壁パネル35は、外壁面材
36の裏面周縁に角パイプ製のパネルフレーム37を設
けて構成したものであり、そのパネルフレーム37を前
記間柱31の切欠32に固着具で固定することにより、
間柱31に外壁パネル35を取付ける。外壁パネル35
の裏面における前記パネルフレーム37で囲まれる空間
にはロックウールなどからなる断熱材51を充填する。
Bとの間には図5に示す間柱31を設ける。この間柱3
1は角パイプ製とし、その上下端に、前記天井大梁3
A,3Bが嵌合する切欠32を形成すると共に、この間
柱31の一対の対面する側板31aに、前記切欠32の
縁部から外側へ折れ曲がって一体に延びる折曲片33を
形成する。この折曲片33を、図6のように天井大梁3
A,3Bの下面および床大梁4A,4Bの上面に当接さ
せ、ボルト34で接合する。これにより、間柱31を無
溶接で天井大梁3A,3Bと、床大梁4A,4Bとの間
に容易に接合できる。前記間柱31は外壁パネル35の
取付部材として利用する。外壁パネル35は、外壁面材
36の裏面周縁に角パイプ製のパネルフレーム37を設
けて構成したものであり、そのパネルフレーム37を前
記間柱31の切欠32に固着具で固定することにより、
間柱31に外壁パネル35を取付ける。外壁パネル35
の裏面における前記パネルフレーム37で囲まれる空間
にはロックウールなどからなる断熱材51を充填する。
【0014】図7は、前記ユニットボックスフレーム1
の妻側の天井大梁3Bと床大梁4Bとの間にブレース付
き補強フレーム38を取付けた例を示す。このブレース
付き補強フレーム38は、図8および図9に示すよう
に、溝形鋼からなる縦枠材39および横枠材40をそれ
らの溝が内向きになるように配置して枠状に接合し、さ
らに同じく溝形鋼からなる横桟41およびブレース42
を接合し、中間部には前述した間柱31と同じ構成の間
柱31Aを接合して構成したものである。そのブレース
付き補強フレーム38の取付けは、上下の横枠材40を
天井大梁3Bの下面および床大梁4Bの上面にボルト4
3で接合することにより行う。
の妻側の天井大梁3Bと床大梁4Bとの間にブレース付
き補強フレーム38を取付けた例を示す。このブレース
付き補強フレーム38は、図8および図9に示すよう
に、溝形鋼からなる縦枠材39および横枠材40をそれ
らの溝が内向きになるように配置して枠状に接合し、さ
らに同じく溝形鋼からなる横桟41およびブレース42
を接合し、中間部には前述した間柱31と同じ構成の間
柱31Aを接合して構成したものである。そのブレース
付き補強フレーム38の取付けは、上下の横枠材40を
天井大梁3Bの下面および床大梁4Bの上面にボルト4
3で接合することにより行う。
【0015】図10は、前記ユニットボックスフレーム
1の桁側の天井大梁3Aと床大梁4Aとの間に別のブレ
ース付き補強フレーム38Aを取付けた例を示す。この
ブレース付き補強フレーム38Aは、溝形鋼からなる縦
枠材39および横枠材40を各々それらの溝が外向きお
よび内向きになるように配置して枠状に接合すると共
に、同じく溝形鋼からなる横桟41およびブレース42
を接合して構成したものである。このブレース付き補強
フレーム38Aを取付ける場合、図11に示すように、
その補強フレーム38Aの左右両端を補強金物44と共
に、前記天井大梁3Aおよび床大梁4Aのフランジ3
a,4aにボルト45で接合する。
1の桁側の天井大梁3Aと床大梁4Aとの間に別のブレ
ース付き補強フレーム38Aを取付けた例を示す。この
ブレース付き補強フレーム38Aは、溝形鋼からなる縦
枠材39および横枠材40を各々それらの溝が外向きお
よび内向きになるように配置して枠状に接合すると共
に、同じく溝形鋼からなる横桟41およびブレース42
を接合して構成したものである。このブレース付き補強
フレーム38Aを取付ける場合、図11に示すように、
その補強フレーム38Aの左右両端を補強金物44と共
に、前記天井大梁3Aおよび床大梁4Aのフランジ3
a,4aにボルト45で接合する。
【0016】前記補強金物44は、L字状に屈曲した折
板状の金物本体46と、この金物本体46の両側縁で前
記金物本体46の立片46aおよび横片46bに溶接さ
れた一対の平行な補強板47とからなる。前記天井大梁
3Aでは、その下側フランジ3aの内面とウェブ3bの
内面とに接するように前記補強金物46を配置し、前記
ブレース付き補強フレーム38Aの縦枠材39の上端か
ら、天井大梁3Aの下側フランジ3aおよび補強金物4
4を貫通するボルト45にナット48を螺合させること
により、補強金物44と共にブレース付き補強金物38
Aの上端を天井大梁3Aの下側フランジ3aにボルト接
合する。また、天井大梁3Aのウェブ3bおよび補強金
物44を貫通するボルト49にナット50を螺合させる
ことにより、補強金物4を天井大梁3Aのウェブ3b内
面にボルト接合する。
板状の金物本体46と、この金物本体46の両側縁で前
記金物本体46の立片46aおよび横片46bに溶接さ
れた一対の平行な補強板47とからなる。前記天井大梁
3Aでは、その下側フランジ3aの内面とウェブ3bの
内面とに接するように前記補強金物46を配置し、前記
ブレース付き補強フレーム38Aの縦枠材39の上端か
ら、天井大梁3Aの下側フランジ3aおよび補強金物4
4を貫通するボルト45にナット48を螺合させること
により、補強金物44と共にブレース付き補強金物38
Aの上端を天井大梁3Aの下側フランジ3aにボルト接
合する。また、天井大梁3Aのウェブ3bおよび補強金
物44を貫通するボルト49にナット50を螺合させる
ことにより、補強金物4を天井大梁3Aのウェブ3b内
面にボルト接合する。
【0017】また、前記床大梁4Aでは、その上側フラ
ンジ4aの内面とウェブ4bの内面とに接するように前
記補強金物44を配置し、天井大梁3Aの場合と同様
に、補強金物44と共にブレース付き補強フレーム38
Aの下端を床大梁4Aの上側フランジ4aに接合する。
なお、補強金物44の姿勢は、天井大梁3Aの場合と上
下逆にする。
ンジ4aの内面とウェブ4bの内面とに接するように前
記補強金物44を配置し、天井大梁3Aの場合と同様
に、補強金物44と共にブレース付き補強フレーム38
Aの下端を床大梁4Aの上側フランジ4aに接合する。
なお、補強金物44の姿勢は、天井大梁3Aの場合と上
下逆にする。
【0018】このような梁補強構造とすることにより、
鉄骨梁である天井大梁3Aおよび床大梁4Aにおける補
強の必要な箇所だけを、無溶接により簡単に補強でき、
十分な強度を持たせることができる。また、補強金物4
4の接合作業は、ブレース付き補強フレーム38Aの接
合作業を兼ねることになるので、それだけ作業工数を削
減できる。
鉄骨梁である天井大梁3Aおよび床大梁4Aにおける補
強の必要な箇所だけを、無溶接により簡単に補強でき、
十分な強度を持たせることができる。また、補強金物4
4の接合作業は、ブレース付き補強フレーム38Aの接
合作業を兼ねることになるので、それだけ作業工数を削
減できる。
【0019】図12〜図14は、この発明の他の実施形
態を示す。この例は、前記実施形態における角パイプ製
の間柱31に代えて、角パイプ52Aと、この角パイプ
52Aに溝底面で接合された溝形の曲げプレート52B
とでなる合成柱の間柱52を用いたものである。曲げプ
レート52Bは軽量形鋼製とし、角パイプ52Aに重な
り部分を溶接またはボルト等により接合する。この場合
に、合成柱製間柱52の曲げプレート52Bは、角パイ
プ52Aよりも両側へ広がるウェブ幅を有しかつフラン
ジ幅が角パイプ52Aに比べて十分に狭い溝形のものと
する。また、曲げプレート52Bは角パイプ52Aより
も上下に延出させ、その延出部分と角パイプの端面とで
なす上下の切欠状部分53に図1のユニットボックスフ
レーム1における天井大梁3A,(3B)および床大梁
4A,(4B)を各々配置する。前記角パイプ52Aに
は一対の対面する側板の上下縁に、外側へ折れ曲がって
一体に延びる折曲片54を設け、前記間柱52はこの折
曲片54で天井大梁3A,(3B)および床大梁4A,
(4B)にボルト接合する。間柱52の曲げプレート5
2Bは、図13に示すように外壁パネル35の取付に利
用される。すなわち、外壁パネル35のパネルフレーム
37における縦フレーム材に取付けた取付金具57を、
曲げプレート52Bと角パイプ52Aの間に形成される
溝部に嵌め込むことにより、外壁パネル35が間柱52
に対して上下に変位可能なように取付けられる。これに
より、風圧荷重や地震等による層間変位が外壁パネル3
5に伝わることを緩和している。間柱52の曲げプレー
ト52Bの下端には、図12のようにそのウェブから延
出した部分を外側へ折曲した折曲片58を設け、外壁パ
ネル35の下端の受けなどに利用する。
態を示す。この例は、前記実施形態における角パイプ製
の間柱31に代えて、角パイプ52Aと、この角パイプ
52Aに溝底面で接合された溝形の曲げプレート52B
とでなる合成柱の間柱52を用いたものである。曲げプ
レート52Bは軽量形鋼製とし、角パイプ52Aに重な
り部分を溶接またはボルト等により接合する。この場合
に、合成柱製間柱52の曲げプレート52Bは、角パイ
プ52Aよりも両側へ広がるウェブ幅を有しかつフラン
ジ幅が角パイプ52Aに比べて十分に狭い溝形のものと
する。また、曲げプレート52Bは角パイプ52Aより
も上下に延出させ、その延出部分と角パイプの端面とで
なす上下の切欠状部分53に図1のユニットボックスフ
レーム1における天井大梁3A,(3B)および床大梁
4A,(4B)を各々配置する。前記角パイプ52Aに
は一対の対面する側板の上下縁に、外側へ折れ曲がって
一体に延びる折曲片54を設け、前記間柱52はこの折
曲片54で天井大梁3A,(3B)および床大梁4A,
(4B)にボルト接合する。間柱52の曲げプレート5
2Bは、図13に示すように外壁パネル35の取付に利
用される。すなわち、外壁パネル35のパネルフレーム
37における縦フレーム材に取付けた取付金具57を、
曲げプレート52Bと角パイプ52Aの間に形成される
溝部に嵌め込むことにより、外壁パネル35が間柱52
に対して上下に変位可能なように取付けられる。これに
より、風圧荷重や地震等による層間変位が外壁パネル3
5に伝わることを緩和している。間柱52の曲げプレー
ト52Bの下端には、図12のようにそのウェブから延
出した部分を外側へ折曲した折曲片58を設け、外壁パ
ネル35の下端の受けなどに利用する。
【0020】なお、この実施形態では、図14に示すよ
うに、ユニットボックスフレーム1の妻面に図7の例に
おけるブレース付き補強フレーム38は用いず、間柱5
2を単独で天井大梁3Bと床大梁4B間に取付け、鋼棒
製のブレース55を、ユニットボックスフレーム1の妻
面の四隅に設けられたブレース接合片56と、間柱52
の中央高さの両側面に設けられたブレース接合片57と
の間に設け、妻面全体に交差状態にブレース55が配置
されるようにしてある。鋼棒製のブレース55は、中間
部にターンバクル(図示せず)を有するものである。こ
の構成の場合も、接合片54を角パイプ52Aと一体の
ものとして切断および折曲作業で形成するので、溶接部
分が削減される。図12〜14の実施形態におけるその
他の構成は図1〜図13の例と同じである。
うに、ユニットボックスフレーム1の妻面に図7の例に
おけるブレース付き補強フレーム38は用いず、間柱5
2を単独で天井大梁3Bと床大梁4B間に取付け、鋼棒
製のブレース55を、ユニットボックスフレーム1の妻
面の四隅に設けられたブレース接合片56と、間柱52
の中央高さの両側面に設けられたブレース接合片57と
の間に設け、妻面全体に交差状態にブレース55が配置
されるようにしてある。鋼棒製のブレース55は、中間
部にターンバクル(図示せず)を有するものである。こ
の構成の場合も、接合片54を角パイプ52Aと一体の
ものとして切断および折曲作業で形成するので、溶接部
分が削減される。図12〜14の実施形態におけるその
他の構成は図1〜図13の例と同じである。
【0021】
【発明の効果】この発明のユニットボックスフレームの
接合構造によると、以上のように、全体をほぼ無溶接で
接合できて、接合品質の向上、作業効率の向上、および
作業の簡易化を図ることができる。
接合構造によると、以上のように、全体をほぼ無溶接で
接合できて、接合品質の向上、作業効率の向上、および
作業の簡易化を図ることができる。
【図1】この発明の一実施形態に係る接合構造が適用さ
れるユニットボックスフレームの斜視図である。
れるユニットボックスフレームの斜視図である。
【図2】(A)は同ユニットボックスフレームにおける
柱と天井大梁、および天井大梁と小梁との接合構造を示
す平面図、(B)は同正面断面図、(C)は同分解斜視
図である。
柱と天井大梁、および天井大梁と小梁との接合構造を示
す平面図、(B)は同正面断面図、(C)は同分解斜視
図である。
【図3】(A)は同ユニットボックスフレームにおける
柱と床大梁、および床大梁と小梁との接合構造を示す平
面図、(B)は同正面断面図である。
柱と床大梁、および床大梁と小梁との接合構造を示す平
面図、(B)は同正面断面図である。
【図4】(A)同ユニットボックスフレームにおける2
階での床大梁と小梁との接合構造を示す平面図、(B)
は同正面断面図である。
階での床大梁と小梁との接合構造を示す平面図、(B)
は同正面断面図である。
【図5】(A)〜(C)は同ユニットボックスフレーム
に接合する間柱の側面図、平面図および平面図である。
に接合する間柱の側面図、平面図および平面図である。
【図6】(A)は同ユニットボックスフレームにおける
妻側の天井大梁と床大梁との間への前記間柱の接合構造
を示す縦断面図、(B)は同桁側の天井大梁と床大梁と
の間への前記間柱の接合構造を示す縦断面図である。
妻側の天井大梁と床大梁との間への前記間柱の接合構造
を示す縦断面図、(B)は同桁側の天井大梁と床大梁と
の間への前記間柱の接合構造を示す縦断面図である。
【図7】同ユニットボックスフレームへのブレース付き
補強フレームの接合構造を示す正面図である。
補強フレームの接合構造を示す正面図である。
【図8】(A)は同補強フレームの中間部接合構造を示
す縦断面図、(B)は同正面図である。
す縦断面図、(B)は同正面図である。
【図9】(A)は同補強フレームの側端部接合構造を示
す縦断面図、(B)は同正面図である。
す縦断面図、(B)は同正面図である。
【図10】前記ユニットボックスフレームへの他のブレ
ース付き補強フレームの接合構造を示す正面図である。
ース付き補強フレームの接合構造を示す正面図である。
【図11】(A)は同補強フレームの接合構造の詳細を
示す正面図、(B)は同縦断面図である。
示す正面図、(B)は同縦断面図である。
【図12】(A)はこの発明の他の実施形態における間
柱の背面図、(B)は同側面図、(C)は同平面図、
(D)は同下面図、(E)は同間柱における角パイプの
平面図、(F)は同間柱における角パイプの下面図であ
る。
柱の背面図、(B)は同側面図、(C)は同平面図、
(D)は同下面図、(E)は同間柱における角パイプの
平面図、(F)は同間柱における角パイプの下面図であ
る。
【図13】同間柱への外壁パネルの取付状態を示す部分
斜視図である。
斜視図である。
【図14】ユニットボックスフレームの変形例にかかる
妻面の正面図である。
妻面の正面図である。
【図15】(A)は従来例の斜視図、(B)は他の従来
例の分解斜視図である。
例の分解斜視図である。
1…ユニットボックスフレーム、2…柱、3A,3B…
天井大梁、4A,4B…床大梁、5,15…折曲片、
7,17…ボルト、9,19…端部補強板、13…天井
小梁、14,24…床小梁、25,26,28…折曲
片、31…間柱、32…切欠、33…折曲片
天井大梁、4A,4B…床大梁、5,15…折曲片、
7,17…ボルト、9,19…端部補強板、13…天井
小梁、14,24…床小梁、25,26,28…折曲
片、31…間柱、32…切欠、33…折曲片
Claims (5)
- 【請求項1】 各々鉄骨製とした四隅の柱の上端間およ
び下端間に天井の大梁および床の大梁を接合したユニッ
トボックスフレームにおいて、対向する大梁間に溝形ま
たは角パイプ状の小梁を設け、この小梁は、対面する一
対の側板部を上下板部よりも延長させてその延長部分を
外側へ折曲してなる折曲片を有するものとし、この折曲
片を大梁の側面にボルト接合したユニットボックスフレ
ームの接合構造。 - 【請求項2】 各々鉄骨製とした四隅の柱の上端間およ
び下端間に天井の大梁および床の大梁を接合したユニッ
トボックスフレームにおいて、天井大梁と床大梁の間に
角パイプ製の間柱を設け、この間柱の上下端に、前記天
井大梁および床大梁が嵌合する切欠を設けると共に、前
記間柱の一対の対面する側板に、前記切欠の縁部から外
側へ折れ曲がって一体に延びる折曲片を設け、前記間柱
はこの折曲片で天井大梁および床大梁にボルト接合した
ユニットボックスフレームの接合構造。 - 【請求項3】 各々鉄骨製とした四隅の柱の上端間およ
び下端間に天井の大梁および床の大梁を接合したユニッ
トボックスフレームにおいて、天井大梁と床大梁の間に
間柱を設け、この間柱は、角パイプと、この角パイプに
溝底面で接合されて前記角パイプよりも両側へ広がるウ
ェブ幅を有しかつフランジ幅が前記角パイプに比べて十
分に狭い溝形の曲げプレートとでなる合成柱とし、この
合成柱の前記曲げプレートを角パイプよりも上下に延出
させてその延出部分と角パイプの端面とでなす上下の切
欠状部分に天井大梁および床大梁を各々配置し、前記角
パイプの一対の対面する側板の上下縁に、外側へ折れ曲
がって一体に延びる折曲片を設け、前記間柱はこの折曲
片で天井大梁および床大梁にボルト接合したユニットボ
ックスフレームの接合構造。 - 【請求項4】 前記大梁を溝形鋼製とし、これら大梁の
端部に上下フランジから対向して延びる一対の折曲片を
設け、上下の折曲片にまたがって裏面にこれら折曲片よ
りも厚手の端部補強板を設け、この端部補強板および前
記折曲板を貫通するボルトで前記大梁を前記柱にボルト
接合した請求項1または請求項2または請求項3記載の
ユニットボックスフレームの接合構造。 - 【請求項5】 各々鉄骨製とした四隅の柱の上端間およ
び下端間に天井の大梁および床の大梁を接合したユニッ
トボックスフレームにおいて、前記大梁を溝形鋼製と
し、これら大梁の端部に上下フランジから対向して延び
る一対の折曲片を設け、上下の折曲片にまたがって裏面
にこれら折曲片よりも厚手の端部補強板を設け、この端
部補強板および前記折曲片を貫通するボルトで前記大梁
を柱にボルト接合し、かつ前記大梁の端部にウェブ部か
ら一体に延出する接合片を設け、この接合片を前記柱に
ボルト接合したユニットボックスフレームの接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17430396A JPH102008A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | ユニットボックスフレームの接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17430396A JPH102008A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | ユニットボックスフレームの接合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102008A true JPH102008A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15976311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17430396A Pending JPH102008A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | ユニットボックスフレームの接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH102008A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4788919A (en) * | 1985-06-13 | 1988-12-06 | Aalborg Vaerft A/S | Fluidized bed reactor and process for the operation of a fluidized bed reactor |
JP2023039667A (ja) * | 2021-09-09 | 2023-03-22 | ヒロホー株式会社 | 角パイプの接合構造とそれを用いた搬送容器 |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP17430396A patent/JPH102008A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4788919A (en) * | 1985-06-13 | 1988-12-06 | Aalborg Vaerft A/S | Fluidized bed reactor and process for the operation of a fluidized bed reactor |
JP2023039667A (ja) * | 2021-09-09 | 2023-03-22 | ヒロホー株式会社 | 角パイプの接合構造とそれを用いた搬送容器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5767538B2 (ja) | 鋼材の連結構造、付帯構造物及びユニット建物 | |
JP3122209B2 (ja) | 柱梁接合構造 | |
JPH1144002A (ja) | ブレース接合構造 | |
JP2004011217A (ja) | 鉄骨建築物及び柱と梁の接合構造 | |
JP2004169298A (ja) | 柱と梁の接合構造、柱と梁の接合方法 | |
JP2908756B2 (ja) | 梁補強構造および補強金物 | |
JPH102008A (ja) | ユニットボックスフレームの接合構造 | |
JPH0819718B2 (ja) | 住宅ユニットにおける柱と梁との接合部材 | |
JP3346364B2 (ja) | 柱梁接合構造 | |
JPH11159000A (ja) | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合構造 | |
JPH09189075A (ja) | 角形鋼管柱とh形断面梁の接合構造 | |
JP3959010B2 (ja) | 建物の構造 | |
JP2601105B2 (ja) | 鉄骨部材接合金物 | |
KR101371198B1 (ko) | 조립식 사각강관 구조재 | |
JP3130352B2 (ja) | 建物ユニットにおける柱梁接合金具およびその製造方法 | |
JPH09291592A (ja) | 柱梁ブレース接続金物 | |
JPH09105175A (ja) | 鋼管柱の柱梁接合構造 | |
JP3359417B2 (ja) | 建物ユニット、ユニット建物及びユニット建物の施工方法 | |
JP3232594U (ja) | 接合構造 | |
JP3346359B2 (ja) | 柱梁接合部および柱用h形鋼 | |
JP2634731B2 (ja) | 建物ユニットの柱梁接合構造 | |
JP2807206B2 (ja) | 外壁パネル | |
JP2001065193A (ja) | 制震壁 | |
JP2626853B2 (ja) | 柱梁接合構造 | |
JPH08199689A (ja) | ユニットボックスフレームの補強構造 |