JPH10200124A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH10200124A
JPH10200124A JP487897A JP487897A JPH10200124A JP H10200124 A JPH10200124 A JP H10200124A JP 487897 A JP487897 A JP 487897A JP 487897 A JP487897 A JP 487897A JP H10200124 A JPH10200124 A JP H10200124A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のSOI型MOSトランジスタが集積形成
されてなる半導体装置において、これらのSOI型MO
Sトランジスタの中に分離幅が異なるものがあって、素
子特性のばらつきなどがない半導体装置を実現するこ
と。 【解決手段】SOI層を酸化して素子分離絶縁膜を形成
し、この素子分離絶縁膜により、SOI層を複数のSO
I型MOSトランジスタとなる複数のシリコン活性層3
aに分割する際に、シリコン活性層3aのpn接合部の
端部7となる面から最小加工幅Fだけ離れたところにダ
ミーシリコン活性層3bが形成されるようなマスクパタ
ーンを用い、このマスクパターンをマスクにしてSOI
層を酸化して素子分離絶縁膜4a,4bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SOI基板を用い
た半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高密度化、低消
費電力化が進み、それに伴って回路を構成する個々の素
子の微細化、動作電圧の低電圧化が強く求められてい
る。従来のバルク平面型素子においては、いくつかの素
子縮小則に従い素子の微細化が行なわれてきた。しか
し、素子の微細化がある程度進むと、いくつかの物理的
限界が顕在化し、さらなる微細化が困難となる。
【0003】そこで、よりいっそうの微細化を達成する
ために、新たな素子構造がいくつか提案されている。そ
の1つとして、絶縁膜上に半導体層が形成されてなる基
板、いわゆるSOI基板に形成したSOI型素子があげ
られる。
【0004】図7に、SOI基板を用いて形成した従来
のMOSトランジスタ(SOI型MOSトランジスタ)
の断面図を示す。図中、81はシリコン基板を示してお
り、このシリコン基板81上には、シリコン酸化膜(S
iO2 膜)82を介して、単結晶シリコンからなるシリ
コン活性層83(SOI層)が設けられている。
【0005】このシリコン活性層83上にはゲート酸化
膜84を介してゲート電極85が配設されている。この
ゲート電極85を挟むようにシリコン活性層83には、
ソース・ドレイン拡散層86,87が形成されている。
【0006】また、シリコン活性層83には、シリコン
酸化膜82に達する素子分離絶縁膜88が形成されてい
る。この種のSOI型MOSトランジスタにおいては、
素子の電気特性を向上させるために、シリコン活性層8
3の厚さは150nm程度以下になっている。このよう
なSOI型MOSトランジスタを集積形成する場合に
は、個々の素子を絶縁体分離にて電気的に分離する手法
が通常用いられている。
【0007】ここで、素子分離幅の異なるような絶縁体
分離をLOCOS法により行なう場合には、以下のよう
な問題がある。素子分離幅が狭い素子分離領域のSOI
層には酸化剤が供給され難く、酸化量が減少し、素子分
離が不完全になる。そこで、通常、素子分離幅が狭い領
域に十分な量の酸化剤が供給されるような酸化を行な
う。
【0008】この場合、素子分離幅が広い素子分離領域
のSOI層には、酸化剤が過剰に供給されることにな
る。その結果、素子形成領域のSOI層と素子分離領域
のSOI層との界面においては、素子分離領域のSOI
層の表面から供給される過剰な酸化剤が下地のシリコン
酸化膜にまで達し、SOI層の下部からも酸化が進む。
【0009】したがって、このようなLOCOS法によ
り素子分離を行なうと、図8に示すように、通常とは異
なる断面形状の素子分離絶縁膜88が形成され、シリコ
ン活性層83の端部に寄生素子89が発生する。
【0010】寄生素子89が形成されたトランジスタの
しきい値電圧は、所定の値からずれたものとなる。さら
に、素子分離幅が異なれば、異なる特性の寄生素子が形
成される。これにより、しきい値電圧等の素子特性にば
らつきが生じる。
【0011】また、SOI層の下部からの酸化による体
積膨張により、シリコン活性層83に歪みが生じる。こ
の歪みが生じている部分に応力が集中し、シリコン活性
層83に結晶欠陥が誘起される。この結晶欠陥は、ソー
ス・ドレイン拡散層86,87とシリコン活性層83と
によるpn接合の本来の整流特性を失わせ、リーク電流
をもたらす原因となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のL
OCOS法を用いて分離幅の異なる素子分離絶縁膜を形
成する場合、素子分離幅の狭い素子分離領域のSOI層
が完全に酸化される量の酸化剤を用いていた。
【0013】この結果、分離幅が広い素子分離領域のS
OI層には過剰な酸化剤が供給され、酸化が強く進み、
素子形成領域のSOI層と接する部分の断面形状が、通
常とは異なる形状の素子分離絶縁膜が形成される。
【0014】また、このような素子分離絶縁膜に接した
部分の素子形成領域のSOI層は、酸化の際の体積膨張
により、結晶欠陥が誘起される。したがって、このよう
な素子分離を用いてSOI型MOSトランジスタを集積
形成した半導体装置においては、断面形状の違いによる
しきい値電圧等の素子特性のばらつきや、結晶欠陥によ
るリーク電流等の素子特性の劣化が生じるという問題が
あった。
【0015】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、SOI層を酸化して素
子分離絶縁膜を形成しても、素子特性のばらつきや劣化
を抑制できるpn接合部を有する半導体装置を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
[構成]上記目的を達成するために、本発明に係る半導
体装置(請求項1)は、絶縁層上に形成され、この絶縁
層に達する素子分離絶縁膜により、互いに分離された複
数の島状半導体層を有する半導体装置において、前記複
数の島状半導体層が、pn接合部を有し、かつ該pn接
合部の端部が前記絶縁層および前記素子分離絶縁膜に接
する複数の第1の島状半導体層と、素子が形成されてい
ない第2の島状半導体層とから構成され、かつ前記第1
の島状半導体層の前記pn接合部の端部が存在する面
と、この面に接する前記素子分離絶縁膜の面との界面に
おける断面形状(以下、単に断面形状という)が、前記
複数の第1の島状半導体層において、全て実質的に同じ
であることを特徴とする。
【0017】また、本発明に係る他の半導体装置(請求
項2)は、絶縁層上に形成され、この絶縁層に達する素
子分離絶縁膜により、互いに分離され、pn接合部を有
する複数の島状半導体層を有する半導体装置において、
前記島状半導体層となる半導体層上にマスクパターンを
形成し、このマスクパターンで覆われていない部分を選
択的に絶縁化して、前記素子分離絶縁膜を形成した場合
に、前記第1の島状半導体層の前記pn接合部の端部が
存在する面と、この面に接する前記素子分離絶縁膜の面
との界面における断面形状(以下、単に断面形状とい
う)が、前記複数の島状半導体層において、全て実質的
に同じなるように、前記素子分離絶縁膜および前記島状
半導体層の各々のパターンが選ばれていることを特徴と
する。
【0018】[作用]本発明(請求項1)は、素子が形
成されていない第2の島状半導体層を用いることによ
り、素子分離絶縁膜の形成工程に起因する、素子特性の
ばらつきや劣化を防止するというものである。
【0019】具体的には、複数の第1の島状半導体層
(pn接合部を有する素子が形成される島状半導体層)
だけでは、第1の島状半導体層の素子分離幅は異なる
が、第1の島状半導体層と第2の島状半導体層の間で
は、素子分離幅が同じになるようにする。
【0020】したがって、上記第1、第2の島状半導体
層のパターンを有するレジストパターンをSOI層上に
形成し、このレジストパターンをマスクにして、SOI
層を酸化して素子分離絶縁膜を形成すれば、断面形状
は、複数の第1の島状半導体層において、実質的に全て
同じになり、断面形状の違いによる素子特性のばらつき
を防止できる。また、分離幅が同じであるので、酸化剤
の量を適当に選べば、pn接合部の端部が過剰に酸化さ
れることはなく、素子特性の劣化も防止できる。
【0021】また、本発明(請求項2)は、上記発明
(請求項1)のように従来ないもの(第2の島状半導体
層)を用いるのではなく、もともとある素子分離絶縁
膜、島状半導体層のパターン(平面形状や幅)を工夫す
ることにより、素子特性のばらつきや劣化を防止するも
のである。
【0022】具体的には、pn接合部の端部となる領域
の部分に供給される酸化剤の量が、各島状半導体層に対
応したそれぞれの断面形状の全てが同じ形状かつ正常の
形状(寄生素子が形成されない形状)となるようなパタ
ーンを選ぶ。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るSOI型MOSトランジスタを示す平面図である。
また、図2、図3は、それぞれ図1のSOI型MOSト
ランジスタのA−A´断面図、B−B´断面図である。
また、図4は素子形成前のSOI基板を示している。
【0024】これを製造工程に従って説明すると、ま
ず、図4に示すような、シリコン基板1、埋め込み酸化
膜(SiO2 膜)2およびシリコン活性層3からなるS
OI基板を形成する。
【0025】このようなSOI基板は、例えば、SIM
OX法または張り合わせ法を用いて形成する。また、シ
リコン活性層3は、熱酸化法とNH4 Fを用いて、元の
SOI層の表面を除去したもので、その厚さは150n
m程度である。
【0026】次にシリコン活性層3上にマスクパターン
を形成する。このマスクパターンは、図1に示すよう
に、SOI型MOSトランジスタが形成される領域の島
状のシリコン活性層3a、および素子が形成されない疑
似的な素子形成領域の島状のシリコン活性層(以下、ダ
ミーシリコン活性層という)3b以外の領域を覆うパタ
ーンである。
【0027】ダミーシリコン活性層3bは、図中丸で囲
まれたpn接合部(ソース・ドレイン拡散層とチャネル
領域のシリコン活性層との接合部)の端部7が形成され
る領域のシリコン活性層3aの面と対向する部分に形成
される。ダミーシリコン活性層3bとpn接合部の端部
7が形成される領域のシリコン活性層3aの面との間の
距離(分離幅)は、最小加工寸法Fである。
【0028】図には示していないが、このようなシリコ
ン活性層3aとダミーシリコン活性層3bを必要な数だ
け形成し、かつ2つのシリコン活性層3aの間の距離が
異なるものがある。2つのシリコン活性層3aの間の距
離がFであるとこにはダミーシリコン活性層3bは形成
しない。すなわち、各2つのシリコン層の間の距離がF
になるようにダミーシリコン活性層3bを形成する。
【0029】ダミーシリコン活性層3bのチャネル方向
の寸法は、シリコン活性層3aのそれよりも小さくても
よい。要は、ダミーシリコン活性層3bとpn接合部の
端部7が形成される領域のシリコン活性層3aとの間の
距離がFとなればよい。したがって、pn接合部の端部
7が形成されない領域のシリコン活性層3aとその隣の
他のシリコン活性層3aとの間の距離は必ずしもFであ
る必要はない。
【0030】次に上記マスクパターンをマスクにし、シ
リコン活性層3aとダミーシリコン活性層3bとの間の
シリコン層が完全に酸化され、かつ過剰に酸化されない
程度の量の酸化剤を用いて、素子分離絶縁膜4a,4b
を形成する。
【0031】このような酸化であれば、前記ダミーシリ
コン活性層3bと対向した部分のシリコン活性層3a
と、この部分のシリコン活性層3aに接した素子分離絶
縁膜4bとの界面における断面形状(以下、単に断面形
状という)は正常通りになり、かつ各SOI型MOSト
ランジスタに対応した上記断面形状は全てほぼ等しくな
る。
【0032】これにより、寄生素子(ハンプ現象)によ
る素子特性のばらつきや、pn接合部の端部に結晶欠陥
が発生し、pn接合が劣化することによるリーク電流の
増大等の素子特性の劣化を防止できるようになる。
【0033】次にシリコン活性層3aのチャネル領域
に、しきい値電圧を調整するための不純物イオンを注入
した後、シリコン活性層3a上にゲート酸化膜5、ゲー
ト電極6を順次形成する。
【0034】次にゲート電極6をマスクにして、シリコ
ン活性層3aに不純物イオンを注入した後、TRA等の
アニールにより、シリコン活性層3aに注入した不純物
イオンを活性化し、ソース・ドレイン電極8,9を形成
する。
【0035】最後に、全面に層間絶縁膜10を形成した
後、ゲート配線11、ソース・ドレイン電極(不図示)
を形成して完成する。本実施形態のプロセスは、基本的
には、酸化により素子分離絶縁膜を形成する際のマスク
パターンが従来と異なるだけ、工程数が増加したり、工
程が複雑になることはない。
【0036】したがって、本実施形態によれば、SOI
層を酸化して素子分離絶縁膜を形成し、素子間の距離が
異なるSOI型MOSトランジスタを形成しても、素子
特性のばらつきや劣化が抑制されたSOI型MOSトラ
ンジスタが集積形成されてなる半導体装置を容易に実現
できるようになる。
【0037】なお、本実施形態ではチャネルのタイプに
ついては特に規定しなかったが、pチャネル、nチャネ
ルどちらのタイプでも本発明は有効である。また、本実
施形態では、ダミーシリコン活性層内に素子が形成され
ていない場合について説明したが、素子のpn接合が素
子分離絶縁膜に接しない構造であれば、ダミーシリコン
活性層内に素子が形成されていても良い。 (第2の実施形態)図5は、本発明の第2の実施形態に
係るSOI型MOSトランジスタを示す平面図である。
【0038】第1の実施形態では、従来構造にはないダ
ミーシリコン活性層を追加することにより、素子特性の
ばらつきや劣化を防止したが、本実施形態では、シリコ
ン活性層および素子分離絶縁膜のパターン(平面形状、
幅など)を工夫することにより、素子特性のばらつきや
劣化を防止する。
【0039】すなわち、本実施形態の特徴は、隣り合う
2つの島状のシリコン活性層21で挟まれた素子分離絶
縁膜22のチャネル幅方向の幅W1を、隣り合う2つの
島状のシリコン活性層21で挟まれた素子分離絶縁膜2
2のチャネル長方向の幅W2よりも小さくしたことにあ
る。微細化のためには、幅W1はFであることが好まし
い。
【0040】なお、図中、23はゲート電極配線、24
はゲートコンタクト、16,17はソース・ドレインコ
ンタクトを示している。このようなパターンであれば、
図中丸で囲んだシリコン活性層21のpn接合部の端部
27が存在する面19と、この面に接する素子分離絶縁
膜22の面との界面における断面形状(以下、単に断面
形状という)を正常通り、かつ各SOI型MOSトラン
ジスタのそれぞれの断面形状を全てほぼ同じにできる。
【0041】すなわち、シリコン活性層21となる領域
のSOI層を選択的に覆うマスクパターンを形成し、こ
のマスクパターンをマスクして、素子分離領域のSOI
層が完全に絶縁化され、かつ過剰に酸化されない程度の
量の酸化剤を用いて酸化を行なえば、断面形状を正常通
り、かつ各SOI型MOSトランジスタのそれぞれの断
面形状を全てほぼ同じにできる。
【0042】本実施形態のプロセスは、基本的には、酸
化により素子分離絶縁膜を形成する際のマスクパターン
が従来と異なるだけ、工程数が増加したり、工程が複雑
になることはない。
【0043】したがって、本実施形態によれば、SOI
層を酸化して素子分離絶縁膜を形成する場合において、
素子特性のばらつきや劣化が抑制されたSOI型MOS
トランジスタからなる半導体装置を容易に実現できるよ
うになる。
【0044】なお、幅W1を広くすることによっても、
各断面形状を同じ形状で正常通りのものとすることがで
きる。例えば、シリコン活性層13の厚さが100nm
であれば、各幅W1の各々を1μm以上とすればよい。
1μm以上であれば、各シリコン活性層21間の幅W1
の値が異なっても、酸素の供給量は最終的には同じにな
るので、各断面形状のを同じ形状で正常通りのものとす
ることができる。 (第3の実施形態)図6は、本発明の第3の実施形態に
係るSOI型MOSトランジスタを示す平面図である。
【0045】本実施形態が第2の実施形態と異なる点
は、素子分離絶縁膜22がシリコン活性層13により部
分的に囲まれたような領域20を有し、この領域20に
pn接合部の端部27が存在することにある。
【0046】第2の実施形態と同様に、シリコン活性層
21となる領域のSOI層を選択的に覆うマスクパター
ンを形成し、このマスクパターンをマスクして、酸化剤
を用いて酸化を行なうと、上記マスクパターンによって
領域20には酸化剤が供給され難くなり、過剰な酸化を
防止できる。この結果、各断面形状を同じ形状、かつ正
常通りのものとすることが可能となり、第2の実施形態
と同様な効果が得られる。
【0047】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態では、SOI型
素子がSOI型MOSトランジスタの場合について説明
したが、本発明は、SOI型バイポーラトランジスタや
SOI型MES素子などの他のSOI型素子の場合にも
適用できる。
【0048】また、上記実施形態では、半導体層の主成
分がシリコン、絶縁膜の主成分がSiO2 であるSOI
基板の場合について説明したが、本発明は他の材料系の
SOI(Semiconductor On Insulator)基板にも適用可能
である。また、SOS基板のように、埋め込み酸化膜の
ないタイプのSOI基板を用いてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、S
OI層を酸化して素子分離絶縁膜を形成しても、素子特
性のばらつきや劣化を抑制できる半導体装置を実現でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るSOI型MOS
トランジスタを示す平面図
【図2】図1のSOI型MOSトランジスタのA−A´
断面図
【図3】図1のSOI型MOSトランジスタのB−B´
断面図
【図4】図1のSOI型MOSトランジスタの作成に用
いるSOI基板を示す断面図
【図5】本発明の第2の実施形態に係るSOI型MOS
トランジスタを示す平面図
【図6】本発明の第3の実施形態に係るSOI型MOS
トランジスタを示す平面図
【図7】従来のSOI型MOSトランジスタを示す断面
【図8】従来のSOI型MOSトランジスタの問題点を
説明するための断面図
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…埋め込み酸化膜 3a…シリコン活性層 3b…ダミーシリコン活性層 4a…素子分離絶縁膜 4b…素子分離絶縁膜 5…ゲート酸化膜 6…ゲート電極 7…pn接合部の端部 8…ソース・ドレイン拡散層 9…ソース・ドレイン拡散層 10…層間絶縁膜 11…ゲート配線 21…シリコン活性層 22…素子分離絶縁膜 23…ゲート電極配線 24…ゲートコンタクト 25…ソース・ドレイン拡散層 26…ソース・ドレイン拡散層 27…pn接合部の端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁層上に形成され、この絶縁層に達する
    素子分離絶縁膜により、互いに分離された複数の島状半
    導体層を有する半導体装置において、 前記複数の島状半導体層は、pn接合部を有し、かつ該
    pn接合部の端部が前記絶縁層および前記素子分離絶縁
    膜に接する複数の第1の島状半導体層と、素子が形成さ
    れていない第2の島状半導体層とから構成され、 かつ前記第1の島状半導体層の前記pn接合部の端部が
    存在する面と、この面に接する前記素子分離絶縁膜の面
    との界面における断面形状が、前記複数の第1の島状半
    導体層において、全て実質的に同じであることを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】絶縁層上に形成され、この絶縁層に達する
    素子分離絶縁膜により、互いに分離され、pn接合部を
    有する複数の島状半導体層を有する半導体装置におい
    て、 前記島状半導体層となる半導体層上にマスクパターンを
    形成し、このマスクパターンで覆われていない部分を選
    択的に絶縁化して、前記素子分離絶縁膜を形成した場合
    に、 前記島状半導体層の前記pn接合部の端部が存在する面
    と、この面に接する前記素子分離絶縁膜の面との界面に
    おける断面形状が、前記複数の島状半導体層において、
    全て実質的に同じなるように、前記素子分離絶縁膜およ
    び前記島状半導体層の各々のパターンが選ばれているこ
    とを特徴とする半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100373287B1 (ko) * 2000-04-03 2003-02-25 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 반도체 장치, 그 제조 방법 및 더미 영역의 배치 방법

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