JPH10199946A - 半導体装置の評価方法 - Google Patents

半導体装置の評価方法

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JPH10199946A
JPH10199946A JP9000563A JP56397A JPH10199946A JP H10199946 A JPH10199946 A JP H10199946A JP 9000563 A JP9000563 A JP 9000563A JP 56397 A JP56397 A JP 56397A JP H10199946 A JPH10199946 A JP H10199946A
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Kazufumi Maeda
一史 前田
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    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の拡散層領域の形状評価を再現性
よく行うための技術を提供する。 【解決手段】 P型シリコン基板4とN型拡散層領域6
のそれぞれにアルミニウム電極5,7を接続した後、P
型シリコン基板4とN型拡散層領域6の断面をそれぞれ
露出させる。次に、P型シリコン基板4に接続したアル
ミニウム電極5と白金電極1とを直流電源3aの陰極側
に共通して接続し、N型拡散層領域6に接続したアルミ
ニウム電極7を直流電源3aの陽極側に接続する。次
に、この試料のうちP型シリコン基板4とN型拡散層領
域6の断面を露出させた部分をアルコールとフッ酸の混
合液2中に浸し、直流電源3aにより臨界電圧以上の電
圧を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体基板内に
形成された拡散層領域の形状を評価する技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】デバイスの一構成要素である拡散層は、
トランジスタの特性に大きな影響を及ぼすため、その二
次元的又は三次元的な構造を知ることは重要である。拡
散層領域の形状を評価する技術の例としては、劈開した
試料にジルトル液(河東田隆編著、半導体評価技術、p
p.136,137、産業図書、1989)による前処理を施すこと
により顕在化した拡散層を、走査型電子顕微鏡法(SE
M:Scanning Electron Microscopy)によって評価する
方法がある。これは、ジルトル液のシリコンに対するエ
ッチングレートがシリコン中の不純物濃度に依存し、不
純物濃度が高くなるほどエッチングされやすいという性
質を利用したものであり、この方法によると、不純物濃
度が1019atms/cm3レベル以上の拡散層領域を
顕在化することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最先端のデバ
イスにおいては、電界緩和のために半導体基板内に低濃
度の拡散層領域を形成することが多くなっており、上述
のジルトル液による前処理ではこのような低濃度の拡散
層領域は顕在化されないため、拡散層領域の形状評価を
精度よく行うことができないという問題があった。
【0004】また、ジルトル液による前処理を施した場
合は、層間絶縁膜として一般に用いられるシリコン酸化
膜も大きくエッチングされてしまい、デバイス全体の構
造評価を再現性よく行うことが困難であるという問題も
あった。
【0005】この発明は上記のような問題を解消するた
めになされたものであり、半導体基板内に形成された拡
散層領域の形状評価を再現性よく行うことができる技術
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置の評価方法は、(a)N型の第1領域とP型の第2領
域とを有する半導体装置を、少なくとも第1領域を露呈
してフッ酸とアルコールの混合液に浸す工程と、(b)
第2領域に対して高電位又は同電位の混合液に対して、
第1領域を高電位にする工程とを備えることを特徴とす
るものである。
【0007】望ましくは、工程(a)においては、第2
領域も露呈するとよい。
【0008】また望ましくは、第1領域は半導体基板、
第2領域は拡散層領域であり、(c)半導体基板を拡散
層領域と混合液との間で薄膜化する工程を更に備えると
よい。
【0009】更に望ましくは、工程(b)においては、
混合液に対して第2領域を低電位にするとよい。
【0010】また、この発明に係る他の半導体装置の評
価方法は、(a)N型の第1領域とP型の第2領域とが
ともに露呈する半導体装置を金属イオン溶液に浸す工程
と、(b)第1領域に対して低電位又は同電位の金属イ
オン溶液に対して、第2領域を低電位にする工程とを備
えるものである。
【0011】望ましくは、工程(b)においては、金属
イオン溶液に対して第1領域を高電位にするとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.まず、拡散層領域を顕在化する原理を説
明する。フッ酸とアルコールの混合液(以下「混合エッ
チャント」と表記する。)中でシリコンを陽極化する
と、ポーラスシリコンの形成反応又はシリコンの電界研
磨反応が起こる。
【0013】ポーラスシリコンの形成反応 ・Si+2F-+4HF+λh→H2SiF6+H2+(2
−λ)e (λ<2、h:正孔、e:電子) シリコンの電界研磨反応 ・Si+4OH-+λh→Si(OH)4+(4−λ)e (λ<4、h:正孔、e:電子) ・Si(OH)4→SiO2+2H2O ・SiO2+6HF→H2SiF6+2H2O ここで、ポーラスシリコンの形成反応又はシリコンの電
界研磨反応のどちらが起こるかはシリコンを陽極化する
際に印加する電圧に依存し、臨界電圧が存在する。即
ち、臨界電圧より高い電圧を印加した場合はシリコンの
電界研磨反応が起こり、低い電圧を印加した場合はポー
ラスシリコンの形成反応が起こる。また、この臨界電圧
はシリコンの不純物濃度に依存し、不純物濃度が低いほ
ど臨界電圧は高くなる。
【0014】例えばP型シリコン基板内にN型拡散層領
域が形成されている試料を混合エッチャントに浸し、P
型シリコン基板及び混合エッチャントに対してN型拡散
層領域が高電位となるように、臨界電圧以上の直流電圧
を印加する。すると、N型拡散層領域は陽極として機能
し、正孔が供給されるため電界研磨されるが、P型シリ
コン基板は陽極として機能せず電界研磨されない。従っ
て、電界研磨の有無によりN型拡散層領域を顕在化する
ことができる。
【0015】図1は、本発明の実施の形態1に係る半導
体装置の評価方法を示す断面図である。まず、P型シリ
コン基板4内にN型拡散層領域6を形成した後、P型シ
リコン基板4上及びN型拡散層領域6上に、例えばシリ
コン酸化膜を堆積して層間絶縁膜8を形成し、これを選
択的に開口する。その後、アルミニウム電極5,7を、
それぞれP型シリコン基板4、N型拡散層領域6に接続
するように形成する。その後P型シリコン基板4とN型
拡散層領域6の断面をそれぞれ露出させて試料が完成す
る。
【0016】次に、P型シリコン基板4に接続したアル
ミニウム電極5と混合エッチャント(例えばアルコール
とフッ酸の混合液を用いることができる。)2中に設け
られた白金電極1とを直流電源3aの陰極側に共通して
接続し、N型拡散層領域6に接続したアルミニウム電極
7を直流電源3aの陽極側に接続する。次に、この試料
のうちP型シリコン基板4とN型拡散層領域6の断面を
露出させた部分を混合エッチャント2中に浸し、直流電
源3aにより臨界電圧以上の電圧を印加する。
【0017】すると、N型拡散層領域6は陽極として機
能し、電界研磨されるのに対し、P型シリコン基板4内
に形成されたPN接合が直流電源3aによって逆バイア
スされているため、P型シリコン基板4は陽極として機
能せず電界研磨されない。
【0018】従って、電界研磨の有無によりN型拡散層
領域6が顕在化され、本処理を行った後の試料の断面を
SEM等によって観察することにより、N型拡散層領域
6の二次元的な評価を行うことができる。
【0019】また、N型拡散層領域6に臨界電圧以上の
高電圧を印加した場合は、低濃度の拡散層領域が顕在化
されるため、従来の技術では不可能であった低濃度N型
拡散層領域の形状評価を行うことができる。
【0020】さらに、このときアルコールが緩衝剤とし
ての役割を果たすため、層間絶縁膜8とフッ酸との化学
反応が抑制され、さらに絶縁物であるシリコン酸化膜か
らなる層間絶縁膜8は電解反応に寄与しないので、層間
絶縁膜8のエッチング量が従来の方法よりも少なく、拡
散層領域の形状評価を行うのに都合が良い。
【0021】以上、P型シリコン基板4内にN型拡散層
領域6が形成されている試料について述べたが、図2に
示すように、N型シリコン基板10内にP型拡散層領域
11が形成されている試料についても、混合エッチャン
ト2及びP型拡散層領域11に対してN型シリコン基板
10が高電位となるように直流電源3bを接続し、断面
を露出させた試料について電界研磨反応を起こさせるこ
とにより、P型拡散層領域11の二次元的な形状評価を
行うことができる。
【0022】実施の形態2.実施の形態1では断面を露
出した試料に対して二次元的な形状評価を行うための方
法を示したが、さらに好適な評価を行うために、三次元
的な形状評価を行うこともできる。
【0023】図3は、本発明の実施の形態2に係る半導
体装置の評価方法を示す断面図である。まず、N型シリ
コン基板10内にP型拡散層領域11を形成した後、N
型シリコン基板10上及びP型拡散層領域11上に、例
えばシリコン酸化膜を堆積して層間絶縁膜8を形成し、
これを選択的に開口する。その後、アルミニウム電極
5,7を、それぞれN型シリコン基板10、P型拡散層
領域11に接続するように形成する。
【0024】次に、P型拡散層領域11の直下の領域に
あるN型シリコン基板10を研磨することにより、N型
シリコン基板10の薄膜化領域9を形成して試料が完成
する。なお、本実施の形態2においては、P型拡散層領
域11を露出させる必要はない。
【0025】次に、P型拡散層領域11に接続したアル
ミニウム電極7と混合エッチャント2中に設けられた白
金電極1とを直流電源3bの陰極側に共通して接続し、
N型シリコン基板10に接続したアルミニウム電極5を
直流電源3bの陽極側に接続する。その後、この試料の
うち薄膜化領域9及びP型拡散層領域11を含むN型シ
リコン基板10を混合エッチャント2中に浸し、直流電
源3bにより臨界電圧以上の電圧を印加する。
【0026】図4は、この反応後の試料の状態を示す断
面図である。実施の形態1と同様に、N型シリコン基板
10は陽極として機能するため電界研磨されるが、さら
に電界研磨が進むとP型拡散層領域11が三次元的に露
出される。一方、N型シリコン基板10とP型拡散層領
域11との接合面であるPN接合が直流電源3bによっ
て逆バイアスされているため、P型拡散層領域11は陽
極として機能せず電界研磨されない。
【0027】このとき、P型拡散層領域11が形成され
ている領域の直下にあるN型シリコン基板10が予め薄
膜化されていたため、P型拡散層領域11の周辺にあっ
たN型シリコン基板10が電界研磨されてP型拡散層領
域11が露出しても、アルミニウム電極5の直下にある
N型シリコン基板10は完全には電界研磨されておら
ず、P型拡散層領域11が完全に露出するまで電圧を印
加し続けることができる。従って、本処理を行った後の
試料を裏面側からSEM、原子間力顕微鏡法(AFM:
Atomic Force Microscopy)等によって観察することに
より、P型拡散層領域11の三次元的な評価を行うこと
ができる。
【0028】実施の形態3.まず、拡散層領域を顕在化
するもう一つの原理を説明する。金属イオン(例えば銅
イオン)溶液中でシリコンを陰極として機能させると、
これに電子が供給されてシリコンの表面に金属(例えば
銅)が析出する。 ・Cu2++2e→Cu (e:電子) 例えばP型シリコン基板内にN型拡散層領域が形成され
ている試料に対して、P型シリコン基板の電位が金属イ
オン溶液及びN型拡散層領域の電位よりも低くなるよう
に電圧を印加してこれを金属イオン溶液中に浸すと、P
型シリコン基板は陰極として機能するため表面に金属が
析出するが、N型拡散層領域は陰極として機能せず、金
属は析出しない。従って、金属の析出の有無によりN型
拡散層領域を顕在化することができる。
【0029】図5は、本発明の実施の形態3に係る半導
体装置の評価方法を示す断面図である。まず、P型シリ
コン基板4内にN型拡散層領域6を形成した後、P型シ
リコン基板4上及びN型拡散層領域6上に、例えばシリ
コン酸化膜を堆積して層間絶縁膜8を形成し、これを選
択的に開口する。その後、アルミニウム電極5,7を、
それぞれP型シリコン基板4、N型拡散層領域6に接続
するように形成し、P型シリコン基板4とN型拡散層領
域6の断面をそれぞれ露出させて試料が完成する。
【0030】次に、P型シリコン基板4に接続したアル
ミニウム電極5を直流電源3cの陰極側に接続し、N型
拡散層領域6に接続したアルミニウム電極7と金属イオ
ン溶液(例えば硫酸銅水溶液、硝酸銅水溶液)12中に
設けられた白金電極1とを直流電源3cの陽極側に共通
して接続する。次に、この試料のうちP型シリコン基板
4とN型拡散層領域6の断面を露出させた部分を金属イ
オン溶液12中に浸し、直流電源3cにより電圧を印加
する。
【0031】すると、P型シリコン基板4は陰極として
機能するため表面に金属が析出するのに対し、P型シリ
コン基板4とN型拡散層領域6との接合面であるPN接
合が直流電源3cによって逆バイアスされているため、
N型拡散層領域6は陰極として機能せず、表面に金属は
析出しない。従って、本処理を行った後の試料の断面を
SEM又は反射型電子顕微鏡法(REM:Reflection E
lectron Microscopy)等によって観察すれば、シリコン
と金属とのコントラストの差によりN型拡散層領域6の
二次元的な形状評価を行うことができる。
【0032】なお、シリコンと金属とのコントラストの
差は原子番号の違いによるもので、例えば金属が銅であ
る場合は、原子番号が大きい銅のほうが明るく観察され
る。また、オージェ電子分光法、X線マイクロアナリシ
ス等の分析装置でシリコンと銅をマッピングしても、拡
散層の二次元的な評価を行うことができる。
【0033】以上、P型シリコン基板4内にN型拡散層
領域6が形成されている試料について述べたが、図6に
示すように、N型シリコン基板10内にP型拡散層領域
11が形成されている試料についても、P型拡散層領域
11の電位がN型シリコン基板10及び金属イオン溶液
12の電位よりも低くなるように直流電源3eを接続
し、断面を露出させた試料について金属の析出反応を起
こさせることにより、P型拡散層領域11の二次元的な
形状評価を行うことができる。
【0034】実施の形態4.実施の形態1ではP型シリ
コン基板4と混合エッチャント2とを同電位にしていた
ため、P型シリコン基板4がフッ酸によってわずかにエ
ッチングされ得るが、拡散層領域の形状評価を再現性よ
く行うためには、P型シリコン基板4のエッチングを完
全に防ぐことが望ましい。
【0035】図7は、本発明の実施の形態4に係る半導
体装置の評価方法を示す断面図である。図7に示すよう
に、混合エッチャント2中に設けられた白金電極1とP
型シリコン基板4との間に、白金電極1の電位、即ち混
合エッチャント2の電位がP型シリコン基板4の電位よ
りも高くなるように直流電源3dを挿入し、P型シリコ
ン基板4を陰極として機能させることで、P型シリコン
基板4がフッ酸によってエッチングされることを完全に
防ぐことができる。
【0036】従って、例えば、P型シリコン基板4とN
型拡散層領域6との接合面であるPN接合においてリー
ク電流が生じた場合であっても、直流電源3aがP型シ
リコン基板4を陽極として機能させP型シリコン基板4
が電界研磨される、ということを完全に防ぐことがで
き、N型拡散層領域6の二次元的な形状評価をさらに精
度よく行うことができる。
【0037】以上、P型シリコン基板4内にN型拡散層
領域6が形成されている試料について述べたが、図8に
示すように、N型シリコン基板10内にP型拡散層領域
11が形成されている試料についても、P型拡散層領域
11及びN型シリコン基板10を混合エッチャント2に
対してそれぞれ低電位、高電位となるように直流電源3
e,3bを接続し、断面を露出させた試料について電界
研磨反応を起こさせることにより、P型拡散層領域11
の二次元的な形状評価を精度よく行うことができる。
【0038】実施の形態5.実施の形態2ではP型拡散
層領域11と混合エッチャント2とを同電位にしていた
ため、P型拡散層領域11がフッ酸によってわずかにエ
ッチングされ得るが、拡散層領域の形状評価を再現性よ
く行うためには、P型拡散層領域11のエッチングを完
全に防ぐことが望ましい。
【0039】図9は、本発明の実施の形態5に係る半導
体装置の評価方法を示す断面図である。図9に示すよう
に、混合エッチャント2中に設けられた白金電極1とP
型拡散層領域11との間に、白金電極1の電位、即ち混
合エッチャント2の電位がP型拡散層領域11の電位よ
りも高くなるように直流電源3eを挿入し、P型拡散層
領域11を陰極として機能させることで、P型拡散層領
域11がフッ酸によってエッチングされることを完全に
防ぐことができる。
【0040】従って、例えば、N型シリコン基板10と
P型拡散層領域11との接合面であるPN接合において
リーク電流が生じた場合であっても、直流電源3bがP
型拡散層領域11を陽極として機能させP型拡散層領域
11が電界研磨される、ということを完全に防ぐことが
でき、P型拡散層領域11の三次元的な形状評価をさら
に精度よく行うことができる。
【0041】実施の形態6.実施の形態3ではN型拡散
層領域6と金属イオン溶液12とを同電位にしていたた
め、N型拡散層領域6の表面にわずかに金属が析出し得
るが、拡散層領域の形状評価を再現性よく行うために
は、N型拡散層領域6の表面における金属の析出を完全
に防ぐことが望ましい。
【0042】図10は、本発明の実施の形態6に係る半
導体装置の評価方法を示す断面図である。図10に示す
ように、金属イオン溶液12中に設けられた白金電極1
とN型拡散層領域6との間に、N型拡散層領域6の電位
が白金電極1の電位、即ち金属イオン溶液12の電位よ
りも高くなるように直流電源3fを挿入し、N型拡散層
領域6を陽極として機能させることで、N型拡散層領域
6の表面に金属が析出することを完全に防ぐことができ
る。
【0043】従って、例えば、P型シリコン基板4とN
型拡散層領域6との接合面であるPN接合の接合面にお
いてリーク電流が生じた場合であっても、直流電源3c
がN型拡散層領域6を陰極として機能させN型拡散層領
域6の表面に金属が析出する、ということを完全に防ぐ
ことができ、N型拡散層領域6の二次元的な形状評価を
さらに精度よく行うことができる。
【0044】以上、P型シリコン基板4内にN型拡散層
領域6が形成されている試料について述べたが、図11
に示すように、N型シリコン基板10内にP型拡散層領
域11が形成されている試料についても、P型拡散層領
域11及びN型シリコン基板10を金属イオン溶液12
に対してそれぞれ低電位、高電位とように直流電源3
e,3gを接続し、断面を露出させた試料について金属
の析出反応を起こさせることにより、P型拡散層領域1
1の二次元的な形状評価をさらに精度よく行うことがで
きる。
【0045】以上のように、本発明のごとく拡散層領域
を顕在化するための手段として電気化学反応を用いるこ
とにより、拡散層領域の不純物濃度が低濃度であっても
その形状評価を精度よく行うことができる。
【0046】
【発明の効果】この発明のうち請求項1に係るものによ
れば、第1領域は陽極として機能し、また少なくとも第
1領域は露呈されているためフッ酸により電界研磨され
る。一方、半導体装置において第1領域と第2領域とが
成すPN接合が逆バイアスされるため、第2領域は陽極
として機能せず電界研磨されない。よって、電界研磨の
有無を観察することにより、第1領域と第2領域との境
界についての形状評価を行うことができる。
【0047】しかも、電位差を上昇させることで低濃度
の拡散層領域が電界研磨され、従来不可能であった低濃
度の拡散層領域の形状評価をも行うことができる。
【0048】また、この発明のうち請求項2に係るもの
によれば、ともに露呈された第1領域及び第2領域のう
ち第1領域のみが陽極として機能し電界研磨される。従
って、電界研磨の有無を観察することにより、第1領域
と第2領域との境界についての二次元的な形状評価を行
うことができる。
【0049】また、この発明のうち請求項3に係るもの
によれば、陽極として機能する半導体基板のみが電界研
磨され、このとき拡散層領域の直下にある半導体基板が
予め薄膜化されているため、拡散層領域が完全に露出す
るまで電界研磨を施すことができる。よって、拡散層領
域が完全に露出した後の構造を観察することにより、拡
散層領域の三次元的な形状評価を行うことができる。
【0050】また、この発明のうち請求項4に係るもの
によれば、第2領域の電位が混合液の電位よりも低いの
で、PN接合の接合面においてリーク電流が生じた場合
であっても第2領域が陽極として機能しない。従って、
第2領域が電界研磨されることを完全に防ぐことがで
き、半導体装置の形状評価をさらに精度よく行うことが
できる。
【0051】この発明のうち請求項5に係るものによれ
ば、半導体装置において第1領域と第2領域とが成すP
N接合が逆バイアスされるため、ともに露呈された第1
及び第2領域のうちの第2領域のみが陰極として機能
し、その表面に金属が析出する。よって、金属の析出の
有無を観察することにより、第1領域と第2領域との境
界についての二次元的な形状評価を行うことができる。
【0052】また、この発明のうち請求項6に係るもの
によれば、第1領域の電位が金属イオン溶液の電位より
も高いので、PN接合の接合面においてリーク電流が生
じた場合であっても、第1領域は陰極として機能しな
い。従って、第1領域の表面に金属が析出することを完
全に防ぐことができ、半導体装置の形状評価をさらに精
度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の評
価方法を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の評
価方法を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の評
価方法を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の評
価方法を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係る半導体装置の評
価方法を示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3に係る半導体装置の評
価方法を示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4に係る半導体装置の評
価方法を示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態4に係る半導体装置の評
価方法を示す断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態5に係る半導体装置の評
価方法を示す断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態6に係る半導体装置の
評価方法を示す断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態6に係る半導体装置の
評価方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 白金電極、2 混合エッチャント、3a〜3g 直
流電源、4 P型シリコン基板、5,7 アルミニウム
電極、6 N型拡散層領域、8 層間絶縁膜、10 N
型シリコン基板、11 P型拡散層領域、9 薄膜化領
域、12 金属イオン溶液。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)N型の第1領域とP型の第2領域
    とを有する半導体装置を、少なくとも前記第1領域を露
    呈してフッ酸とアルコールの混合液に浸す工程と、 (b)前記第2領域に対して高電位又は同電位の前記混
    合液に対して、前記第1領域を高電位にする工程とを備
    える半導体装置の評価方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(a)においては、前記第2領
    域も露呈することを特徴とする、請求項1記載の半導体
    装置の評価方法。
  3. 【請求項3】 前記第1領域は半導体基板、前記第2領
    域は拡散層領域であり、 (c)前記半導体基板を前記拡散層領域と前記混合液と
    の間で薄膜化する工程を更に備える、請求項1記載の半
    導体装置の評価方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(b)においては、前記混合液
    に対して前記第2領域を低電位にすることを特徴とす
    る、請求項1から3のいずれか一つに記載の半導体装置
    の評価方法。
  5. 【請求項5】 (a)N型の第1領域とP型の第2領域
    とがともに露呈する半導体装置を金属イオン溶液に浸す
    工程と、 (b)前記第1領域に対して低電位又は同電位の前記金
    属イオン溶液に対して、前記第2領域を低電位にする工
    程とを備える半導体装置の評価方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(b)においては、前記金属イ
    オン溶液に対して前記第1領域を高電位にすることを特
    徴とする、請求項5記載の半導体装置の評価方法。
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