JPH10199283A - 不揮発性メモリデバイスのための分散チャージポンプ - Google Patents

不揮発性メモリデバイスのための分散チャージポンプ

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JPH10199283A
JPH10199283A JP29560497A JP29560497A JPH10199283A JP H10199283 A JPH10199283 A JP H10199283A JP 29560497 A JP29560497 A JP 29560497A JP 29560497 A JP29560497 A JP 29560497A JP H10199283 A JPH10199283 A JP H10199283A
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JP
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node
output
transistor
voltage
clock signal
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JP29560497A
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English (en)
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Paul Jei-Zen Song
ジェイ ツェン ソン ポール
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Integrated Silicon Solution Inc
Original Assignee
INTEGRATED SILICON SOLUTION
Integrated Silicon Solution Inc
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Publication date
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/06Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using resistors or capacitors, e.g. potential divider
    • H02M3/07Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using resistors or capacitors, e.g. potential divider using capacitors charged and discharged alternately by semiconductor devices with control electrode, e.g. charge pumps
    • H02M3/073Charge pumps of the Schenkel-type
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • G11C16/12Programming voltage switching circuits

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  • Power Engineering (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EEPROMに高電圧を供給する分散チャー
ジポンプを提供する。 【解決手段】 1対の常時オンのパストランジスタ(T
r)の一方の高出力は、ソースがMOSキャパシタ
(C)の一方に接続された内部ノードと、第4Trのゲ
ートに接続された第3Trを導通させる。Cの他端子に
はクロック信号が印加され、第4Trのソースはチャー
ジポンプ出力に、ドレインは高電圧電源ノードに接続さ
れている。Cはクロック信号が高になると内部ノードに
電荷を蓄積し、低になると放電する。放電による内部ノ
ードの電圧の降下が第3Trを導通させ、正クロック相
中に蓄積された電荷の完全放電を防ぐ。その後のクロッ
クで内部ノードの電圧が上昇してしきい値より高くなる
と第4Trが導通し、ポンプ出力が内部ノード上の電圧
を追跡する。第4TrのドレインはVPPに接続されて
いるので、ポンプ出力がVPPより高くなることはでき
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的には、EEP
ROMのような不揮発性半導体メモリシステムに関し、
より詳しく述べれば、不揮発性メモリのためのオンチッ
プ分散チャージポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】当分野においてはEEPROMメモリは
公知である。個々のEEPROMメモリセルは、サブス
トレート上に製造された離間したドレイン及びソースを
有し、それらの間にチャンネル領域を限定している金属
酸化物半導体(“MOS”)を含んでいる。薄いゲート
酸化物の層が、チャンネル領域と、外部には接続されず
に浮いている電荷保持蓄積ゲートとの間に存在してい
る。極めて薄いトンネル用酸化物がドレイン領域の一部
を部分的に覆っており、制御ゲートは少なくとも部分的
に浮動ゲート(FG)を覆い、該ゲートから絶縁されて
いる。実際には、多数のこのようなメモリセルがアドレ
ス可能な行及び列に配列されてメモリアレイを形成して
いる。アレイ内の個々のセルは、書き込み、読み出し、
または消去の目的から、行及び列情報をデコードするこ
とによってアクセスされる。
【0003】典型的には、所与の行内のセルのグループ
の制御ゲートは、導電性材料の連続ストリップで形成さ
れている。典型的な行は、例えば、まとまって1バイト
を記憶する8つのセルからなる1グループからなること
ができる。セルの各行は、対応するワード線(“W
L”)が表明された時に限ってアクセスできるようにな
っている。アレイ内の所与の列に関しては、その列内の
全てのセルのドレインリードがいわゆるビット線(“B
L”)に接続され、該線を通してセルが読み出され、消
去される。種々のセルのソースリードは、アレイ内のセ
ルをプログラム/消去するのか、または読み出すのかに
依存して、幾つかの電位レベルの1つを表す仮想接地に
まとめてスイッチできるように接続される。メモリアレ
イにおいては、読み出すために、またはプログラム(例
えば、書き込みまたは消去)するために、その行(また
はワード線)をx軸座標として、またその列(またはビ
ット線)をy座標として指定することによって、個々の
セルがアドレスされ、選択される。例えば 16 kビット
メモリは、128 本のx軸ワード線と、128 本のy軸ビッ
ト線とが存在する 128×128 ビットのアレイからなるこ
とができる。一般的には、メモリセルのブロックは、ワ
ード、ブロック、またはセクタにまとめてグループ化さ
れる。セルアドレス指定は、出力がアレイ内のワード線
及びビット線に接続されているプリコーディングXデコ
ーダ及びプリコーディングYデコーダにアドレスビット
を印加することによって達成される。
【0004】アドレスされたMOSメモリセルへの書き
込みは、制御ゲートが接地され、ドレインが+15Vのよ
うな高い正電位に接続される書き込みモードにおいて行
われる。これにより、電子は浮動ゲートからトンネル用
酸化物を横切ってドレインへトンネルするので、正電荷
が浮動ゲートに残される。その結果、トランジスタが導
通する(即ち、読み出しモード中の重要な電流の流れを
維持する)。典型的には、EEPROMセルは、セルの
制御ゲートを+15Vのような高い正電位に接続し、ドレ
イン、ソース、及びサブストレートを0VDCに接続
し、それによって負電荷をドレイン延長部から浮動ゲー
トへトンネルせしめることによって消去される。読み出
しモードにおいては、制御ゲートを+5Vのような電位
に接続し、ドレイン・ソース電流を読むことによって、
アドレスされたMOSメモリセルの浮動ゲート上に記憶
された電荷が読み出される。記憶されたゲート上の電荷
の存否が、アドレスされたメモリセルからビット線に接
続されているセンス増幅器によって読み出されるバイナ
リ“1”または“0”を限定する。
【0005】読み出し、プログラム、または消去モード
においては、ゲート、ドレイン、及びソース電圧は、ワ
ード線、ビット線、及び多分他の制御線のそれぞれの組
合わせの電圧によって決定される。若干の不揮発性メモ
リシステムでは、EEPROMセルの書き込み及び消去
に必要な高いゲート及びドレイン電圧を得るために分離
した高電圧電源を設け、これらの線を高い正電位(例え
ば、15VDC)に駆動している。単一の2VDC乃至5
VDCの電源だけが設けられている他のEEPROMメ
モリシステムでは、2乃至5V信号を高電圧(例えば、
+15VDC)信号まで「ポンプ」する主チャージポンプ
を通して必要高電圧を得ており、それらをEEPROM
セルの書き込み、または消去するために使用することが
できる。メモリシステムには、0V及びVCCの通常の
論理信号を、それぞれ0Vまたは高電圧状態に変換する
分散チャージポンプも設けられている。
【0006】図2に、単一電源のEEPROMに使用さ
れる上述したような従来技術の分散チャージポンプの回
路図を示す。この回路は2乃至5V入力信号(入力)が
「高」から「低」へ移行することによって動作可能にさ
れ、0VDCから高い正電位へ上昇する出力信号(出
力)を生成する。得られた出力信号はXデコーダによっ
て適切なワード線(WL)に印加されるので、適切なセ
ルをプログラムすることができる。図2に示すチャージ
ポンプは、入力バッファI1、0Vと 0.9Vとの間のし
きい値電圧(Vt MI2 )を有するNMOSエンハンスメ
ントモード・パストランジスタMI2、MOSキャパシ
タMC、及びNMOSエンハンスメントモード・ポンプ
トランジスタMP1及びMP2を含んでいる。同じ回路
の代替バージョンでは、トランジスタMP1及びMP2
はNMOSネイティブモード・トランジスタであること
もできる。ポンピングに必要な入力信号(入力)は、バ
ッファI1の入力から分散チャージポンプに入力され
る。入力バッファI1の出力(ノードX)はトランジス
タMI2のドレインに接続され、トランジスタMI2の
ゲート及びソースはそれぞれVCC(例えば、+5VD
C)及びノードCに接続されている。またノードCは、
チャージポンプの出力(出力)と、トランジスタMP1
のソースと、トランジスタMP2のゲートとに接続され
ている。トランジスタMP2のドレインはVPPノード
(典型的には、単一の電源の2乃至5V出力から主チャ
ージポンプによって生成される例えば、+15VDC)に
接続され、ソースはノードBに接続されている。ノード
Bは、MOSキャパシタMCの一方の端子、及びトラン
ジスタMP1のゲート及びドレインにも接続されてい
る。キャパシタMCの他方の端子(ノードA)にはクロ
ック信号φが印加されている。従って、キャパシタMC
は、クロック信号が「低」から「高」へ移行するとノー
ドBに電荷を蓄積し、クロック信号が「高」から「低」
へ移行すると放電する。
【0007】図3の(A)、(B)、及び(C)は、そ
れぞれ、クロック信号φ、ノードBにおける信号、及び
ノードCにおける出力信号を、電圧対時間プロットで示
している。図2に示す従来技術の回路の動作を、これら
の図を参照して以下に説明する。始めに(時刻2−
0)、入力信号(図示してない)が「高」から「低」へ
移行すると、それに応答して入力バッファI1は「低」
から「高」への信号(図示してない)を出力し、ノード
Xに印加する。トランジスタMI2のゲートはVCCに
接続されているから、ノードXの「高」信号は常にトラ
ンジスタMI2を通過してノードCに印加され、チャー
ジポンプの出力(出力)に供給される。これは、時刻2
−0に入力信号が「低」から「高」へ移行すると、ノー
ドCの電圧がVCC−Vt MI2 になることを意味してい
る(ここにVt MI2 は、パストランジスタMI2のしき
い値電圧である)。トランジスタMP2は、ゲート(ノ
ードC)とソース(ノードB)との電圧差がそのしきい
値(Vt MP2 )を超えると導通するので、ノードCが
「高」になると直ちにトランジスタMP2が導通し、ノ
ードBの電圧(VB )をVCC−Vt MI2 −Vt MP2
引上げる。このVB レベルは、ソースが未だにそのゲー
ト(ノードB)よりも正であるトランジスタMP1を直
ちに導通させることはない。
【0008】時刻2−1に、クロック信号φがVCCに
上昇し、キャパシタMCを電荷蓄積モードにする。同時
に、既にオンしているトランジスタMP2が電流及び電
荷をVPPノードからノードBへ供給し、VPPから供
給される電荷はキャパシタMCによって蓄積される。こ
の累積された電荷がノードBの電圧(VB )を上昇さ
せ、結局はトランジスタMP1を導通させる。一旦導通
すると、トランジスタMP1は出力信号(ノードC)が
B のしきい値降下(トランジスタMP1の)に到達す
るまで出力信号の電圧を引き上げる(プルアップす
る)。ノードCが引上げられる結果として、クロックφ
が「高」から「低」へ移行した時にMP2はより強くオ
ンになってVB を更に増加させ、クロックφが「低」か
ら「高」へ移行する次の時間にMP1をよりハードに導
通させる(即ち、ノードB及びCは互いにブートストラ
ップし合う)。回路要素MC、MP1、及びMP2のこ
のような構成のために、クロック信号が「高」である間
はVB 及び出力信号は先行レベルよりも高めで安定し、
B は出力電圧のVt MP2 内にある。それ以後のポンピ
ングサイクルの最高VB レベル間の差を“Δ”で示して
ある。
【0009】クロック信号が「低」になると(例えば、
時刻2−2に)、ノードBはキャパシタMCを通して放
電し、ノードBの電圧(VB )は降下し始める。この放
電は(今はオフである)トランジスタMP1によってノ
ードBから分離されている出力信号には影響しない。ク
ロック信号が「低」である間のある点に、ノードBの電
圧は出力電圧からVt MP2 より大きく低下し、トランジ
スタMP2を強く導通させる。一旦トランジスタMP2
が導通すると、それはキャパシタMCによって放電させ
られるよりも遙かに多くの電荷をVPPノードからノー
ドBに供給してVB を安定させる。図2の回路要素は、
何れかのポンピングサイクルの低相中のVB の降下(図
3の(B)に“−ΔB”で示されている)が常に電圧利
得Δよりも小さくなるように選択されている。これは、
各サイクルが上述したように進行すると、その後の複数
のポンピングサイクルでチャージポンプの出力がVPP
+Vt MP2 に到達するまで(図3の(C))上昇し続け
ることができることを意味している。
【0010】以上のように、従来技術は、論理‘1’入
力信号に応答して正の高電圧出力信号を供給する分散チ
ャージポンプを提供している。しかしながら、正の高電
圧出力信号がプログラミングのための最適レベル(即
ち、VPP)よりも高い電圧レベルであるVPP+Vt
MP2 まで到達するので、プログラムされるフラッシュセ
ルに、高電圧に関係する問題をもたらし得る。これらの
高電圧に関係する問題には、降伏、パンチスルー、及び
フィールドトランジスタ導通が含まれる。これらの高電
圧に関係する問題を防ぐために、高電圧電源(VPP)
のレベルを超えない高電圧ポンピング信号を供給する、
不揮発性メモリに使用するための分散チャージポンプに
対する要望が存在している。また、チャージポンプが動
作していない場合にエネルギ消費を制限するような手法
で、上述した要望を満たすチャージポンプに対する要望
も存在している。
【0011】
【発明の概要】本発明は、高電圧電源(VPP)のレベ
ルを超えることがない高電圧ポンピング信号を供給す
る、EPROM/フラッシュメモリに使用される分散チ
ャージポンプに関する。図4を参照して詳しく説明す
る。本発明は、ホストデバイスによってプログラムし、
消去し、そして読み出すことができる複数のメモリセル
を含むEEPROMに使用するための分散チャージポン
プに関する。本発明の分散チャージポンプは、入力バッ
ファ、4つのnチャンネルトランジスタ、及びキャパシ
タを含む。入力バッファは、0VとVCCとの間の入力
信号範囲を有する入力信号をノードXに供給する。第1
の、常時オンのnチャンネルトランジスタMI2のドレ
インは入力バッファの出力(ノードX)に接続され、ゲ
ートはVCC’に接続され、そしてソースは分散チャー
ジポンプの出力(ノードC)に接続されている。入力信
号がVCCにある場合には第1のトランジスタの出力は
VCC’−Vt MI2 ’になり、それ以外の場合には第1
のトランジスタの出力は0Vになる。第2の、常時オン
のnチャンネルトランジスタMI1のドレインは入力バ
ッファの出力に接続され、ゲートはVCC’に接続さ
れ、そしてソースは第1の回路ノード(ノードB)に接
続されている。第2のトランジスタMI1は常時オンで
あるから、入力信号(ノードX)がVCCになると第2
のトランジスタの出力(ノードB)はVCC’−Vt
MI1 ’になる。
【0012】キャパシタの一方の端子は第1のノード
(B)に接続され、他方の端子はクロックに接続されて
いる。クロックは、キャパシタにクロック信号を供給す
る。キャパシタは、クロック信号が「高」である場合に
はノードBに電荷を蓄積し、クロック信号が「低」であ
る場合には放電する。第3のnチャンネルトランジスタ
MP2のドレインはVPPノードに接続され、ゲートは
分散チャージポンプ出力(C)に接続され、そしてソー
スはノード(B)に接続されている。この第3のトラン
ジスタMP2は、入力信号(X)が「高」であり、MP
2のゲート(ノードC)とソース(ノードB)との電圧
差がMPのしきい値電圧よりも大きい場合に、電荷をV
PPから第1のノードへ供給する。これは、クロックが
「高」であっても、または「低」であっても発生し得
る。第4のnチャンネルトランジスタMP1のドレイン
はVPPノードに接続され、ゲートは第1のノード
(B)に接続され、そしてソースは分散チャージポンプ
出力(C)に接続されているので、第1のノード電圧が
より高い場合にはこの第4のトランジスタMP1はより
強く導通し、分散ポンプ出力をVPPに向かって引き上
げるが、決してVPPより高くすることはない。
【0013】キャパシタ、第3及び第4のトランジスタ
は、クロックが「高」である時に第3のトランジスタM
P2が電荷を第1のノード(B)へ結合し、第4のトラ
ンジスタMP1を導通せしめてチャージポンプ出力
(C)を引き上げる。またこれらの同じ要素は、クロッ
クが「低」の時にキャパシタが放電して第1のノード
(B)の電圧を引下げ(プルダウンし)、第3のトラン
ジスタMP2が導通してある電荷をVPPノードから第
1のノード(B)へ結合し、それによって第1のノード
(B)の電圧が、先にクロックが「高」であった間に増
加した程大きく降下するのを阻止するように構成されて
いる。この構成により、その後のクロックサイクル中
に、出力電圧(C)はそれがVPPに到達するまで、そ
してVPPを超えることなく上昇する。
【0014】本発明の別の実施例においては、上述した
分散チャージポンプは、2入力NANDゲートを更に含
み、このNANDゲートの第1の入力は入力バッファの
出力に接続され、第2の入力はクロック信号と同一周期
のマスタクロック信号を供給するマスタクロックノード
に接続されている。NANDゲートの出力はクロックノ
ードに接続されている。このNANDゲートは、入力信
号が「高」である場合に限ってキャパシタにクロック信
号を供給するようし、入力信号が「低」である時のキャ
パシタからの漏洩を排除し、動作可能でない時のチャー
ジポンプによるエネルギ消費を減少させる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明を実現することが可能なEE
PROM、またはフラッシュメモリセルアーキテクチャ
のブロック線図である。このアーキテクチャは、メモリ
アレイ10、及びメモリアレイ10と相互作用する種々
の構成要素を含んでいる。これらの構成要素は、Xデコ
ーダ20、Yデコーダ50、プリデコーダ40、センス
増幅器60、出力バッファ70、I/Oパッド80、入
力バッファ90、プログラミングデータインタフェース
100、及びセンス線SLを含む。Xデコーダ20、Y
デコーダ50、インタフェース100、及びセンス線S
Lは各々、本発明によって実現することができるチャー
ジポンプ110を含んでいる。メモリアレイ10は、セ
ルMX0,Y0 及びMX0,Y7 のような複数のMOSメモリセ
ルMX,Y を含んでいる。各セルは、ソース及びドレイン
領域、浮動ゲート(FGで示す)、及び制御ゲート(C
Gで示す)を有している。所与の水平(即ち、x軸)行
内の複数のこれらのセルの制御ゲートは全て導体11に
接続され、導体11の一方の端はTW0のようなデプレッ
ションモード、エンハンスメントモード、またはネイテ
ィブnチャンネルセンス線選択用トランジスタのソース
に接続されている。TW0は、−3V乃至 0.9Vのしきい
値電圧を有することができる。各セルのドレインはビッ
ト線スイッチングトランジスタTBi(下添字“Bi”
は、ビット線スイッチングトランジスタTBiが接続され
ているメモリセルのビット指標を表している)のソース
に接続され、各セルのソースは仮想接地ノード(VGN
D)に接続されている。この仮想接地ノードは、ドレイ
ンがこのVGNDノードに接続されているトランジスタ
T10を通して、いろいろなモード従属電圧レベルにセ
ットすることができるようになっている。ワード線スイ
ッチングトランジスタTW0のゲートはXデコーダ20に
よって制御されるワード線(例えば、WL0)に接続さ
れ、ドレインはセンス線ジェネレータ(図示してない)
によって制御されるセンス線(SL)に接続されてい
る。ビット線スイッチングトランジスタTBiのゲートは
同一ワード線に接続され、ドレインはYデコーダ50に
よって対応するビット線(BLi)出力に接続される。
特定のセルMX,Y をプログラムするのか、消去するの
か、または読み出すのかは、そのセルに接続されている
ビット線及びワード線スイッチングトランジスタへのS
L、WL、及びBLi 信号入力の電圧レベルに依存す
る。
【0016】例えば、図1に示すメモリアーキテクチャ
では、メモリセルMX0,Y0 は、その関連ワード線及びビ
ット線選択を正の高電圧レベル( 15 VDC)にセット
し、同時にセンス線を0VDCにセットし、VGNDノ
ードを浮かし、そしてプログラミングデータ回路100
が高電位( 15 VDC)を送出することによって、書き
込まれる。これらの条件の下では、ビット線スイッチン
グトランジスタTB0が導通して 15 V−Vt をその関連
メモリセルMX0,Y0 のドレインへ送る。同時にワード線
スイッチングトランジスタTW0も導通して0VDC信号
を、メモリセルMX0,Y0 の制御ゲートへのセンス線へ印
加する。その結果、ドレイントンネル用酸化物領域がゲ
ートを高い正電位( 15 V−Vt )に制御し、浮動ゲー
トFGから電子を引出し、書き込みが完了した後にはF
G上に正の電荷が残される。この書き込みプロセス中、
VGNDノードは浮くことができるので、セル内をドレ
イン・ソース直流電流が流れることはない。
【0017】同様に、セルMX0,Y0 は、その関連ワード
線を正の高電圧レベルに保持し、センス線を0VDCに
セットし、VGNDを 15 VDCにセットし、そしてビ
ット線BL0を0に接地することによって、インタフェ
ース100からのデータを消去することができる。この
ようにすると、高い制御ゲートがドレイントンネル用酸
化物領域を高め、浮動ゲート内へ電子をトンネルさせる
ので、消去手順が完了した後には負の電荷が残される。
各ワード線は、x軸高電圧デコーダによって選択的に、
プログラム、読み出し、または消去電圧レベルに引上げ
られるか、または引下げられる。例えば、図1におい
て、ワード線WL0及びWL1はそれぞれデコーダ20
及び20’によって制御される。各デコーダ20は、チ
ャージポンプ110aも含んでおり、これらは上述した
ように、EEPROMセルをプログラム及び消去するの
に必要な正の高電圧信号を供給する。好ましい実施例の
チャージポンプ110aに関しては図4及び5を参照し
て後述する。
【0018】図1のメモリは、プリデコーダ40をも含
んでいる。プリデコーダ40は、マイクロプロセッサ計
算システム(図示してない)のようなホストデバイスか
ら入力アドレス情報を受信し、デコードされた信号をX
デコーダ20へ出力する。それに応答して適切なXデコ
ーダ20は、上述したように関連ワード線を必要電圧レ
ベルに引き上げる。詳しく述べると、正の高電圧Xデコ
ーダ20は、メモリアレイ10内の選択されたワード線
WLを、プログラム/書き込みモードでは約+15 VD
C(即ち、VPP)に引上げ、読み出しモードではVC
C(例えば、≒+5VDC)に引上げる。もしプログラ
ム/書き込みモード中にワード線30が選択されなけれ
ば、デコーダ20はそのワード線を0VDCに引下げ
る。Yデコーダ50も、ホストデバイスからアドレス情
報を受信する。普通の手法で、アレイ内のある列内の複
数のセルのソース領域は一緒に接続されていて、ビット
線(BL)を形成している。Yデコーダ50からの出力
は、例えばMY0のようなy軸選択トランジスタを導通さ
せる。y軸選択トランジスタは、ビット線信号をセンス
増幅器60の入力に印加し、アドレス選択されたセルM
X0,Y0 内に記憶されている情報のビットを読み出させ
る。代わりに、もしセルMX0,Y7 を読み出すのであれ
ば、Yデコーダ50は選択トランジスタMY7を導通させ
る。図面を簡易化する目的で、図1には2本のビット線
BL0及びBL7だけしか示されていないが、実際のア
レイ10は極めて多くのビット線を含んでいよう。Xデ
コーダと同様に、各Yデコーダもチャージポンプ110
bを含んでいるが、その好ましい実施例を図4及び5を
参照して後述する。
【0019】読み出し動作モードでは、センス増幅器出
力は、出力バッファ70を通して供給される。アドレス
されたセルMX,Y に記憶されている“0”または“1”
信号は入力/出力パッド80へ供給され、ホストデバイ
スはそこから情報にアクセスすることができる。アレイ
10内に記憶させるデータは、ホストデバイスによって
入力/出力パッド80へ供給され、データはそこから入
力バッファ90へ供給される。バッファ90の出力はイ
ンタフェース100へ送られ、インタフェース100は
アレイに適当なプログラミングデータを供給する。メモ
リセルに書き込むには、対応するビット線上に高電圧
(例えば、15V)が現れることが必要であるから、イン
タフェース100は5V入力を必要レベルまでポンプす
る分散チャージポンプ110cも含んでいる。
【0020】図1に示すシステムは、プログラム/書き
込みモード、消去モード、または読み出しモードの何れ
かを命令するモード信号もホストデバイスから受信す
る。図4に上述したメモリ内、特にX及びYデコーダ2
0、50、プログラミングデータインタフェース10
0、及びセンス線SL内に組み込むことができる本発明
の分散チャージポンプの回路図を示す。回路110は入
力信号(入力)の「高」から「低」への移行によって動
作可能にされ、0VDCからVPPまで上昇する出力信
号(出力)を生成する。これは、図2及び3を参照して
説明したVPPを超える出力信号を供給する従来技術の
チャージポンプとは対照的である。得られた出力信号
は、正の高電圧Xデコーダ(図1)によって適切なワー
ド線(WL)へ供給されるので、適切なセルをプログラ
ムすることができる。
【0021】図4のチャージポンプは、入力バッファI
1、NMOSエンハンスメントモード・パストランジス
タMI1及びMI2、MOSキャパシタMC、及び2つ
のNMOSエンハンスメントモード・ポンプトランジス
タMP1及びMP2を含む。好ましい実施例では、これ
らのデバイスは 0.2乃至 0.8VDCのしきい値電圧を有
している。入力バッファI1は反転用バッファであり、
その出力ノードXはトランジスタMI1及びMI2のド
レイン、即ち入力に接続されている。トランジスタMI
1のソース、即ち出力(ノードB)は、MOSキャパシ
タMCのゲートと、トランジスタMP1のゲートと、ト
ランジスタMP2のソースとに接続されている。トラン
ジスタMP1のソース、即ち出力はノードCに接続さ
れ、ノードCは分散チャージポンプの出力(出力)及び
トランジスタMP2のゲートにも接続されている。チャ
ージポンプへの他方の入力は、ノードAにおいてMOS
キャパシタの他方の端子に印加されているクロック信号
φ(図5の(A)に示す)、トランジスタMI1及びM
I2のゲートに印加されているVCC’、及び出力チャ
ージポンプ(図示してない)によって生成されたVPP
を含む。VCC’はVCCに一定に保持することも、ま
たは好ましい実施例におけるように、書き込み及び消去
モードではVCCに、そして読み出しモードでは全VC
C信号が出力ノードに現れるようにVCC+Vt に保持
することもできる。
【0022】図5の(A)、(B)、及び(C)は、そ
れぞれ、クロック信号φ、ノードBの信号、及びノード
Cの出力信号の、電圧対時間プロットを示している。図
4の好ましい実施例の動作を、これらの図を参照して以
下に説明する。時刻3−0に入力信号が「高」から
「低」へ移ると、入力バッファI1はノードXに「低」
から「高」へ移る信号を生成し、この信号はトランジス
タMI2及びMI1へ供給される。トランジスタMI1
のゲートは常にVCC’にあるから、トランジスタMI
1はノードXからの入力論理‘1’に対応する電圧をノ
ードBと、キャパシタMCのゲートとに供給する。勿
論、キャパシタMCがノードBに接続されているため
に、ノードBの電圧は入力信号が移行しても徐々にしか
上昇しない。トランジスタMI2のゲートもVCC’に
接続されているので、MI2はノードXからの入力論理
‘1’に対応する電圧をノードCに供給する。ノードC
にはキャパシタは接続されていないから、入力信号の移
行と共にノードCの電圧は急速にVCC’−Vt MI2
で上昇する(ここに、Vt MI2 はパストランジスタMI
2のしきい値電圧である)。ノードCが、少なくともV
t だけノードBよりも高い場合にはトランジスタMP2
が導通し、電流がVPPからノードBへ流れる。この電
流の流れは、ノードB上に電荷の蓄積を可能にする。そ
の結果クロック信号が「低」から「高」へ移行すると、
ノードBの電位はキャパシタMCによって上昇せしめら
れる。トランジスタMP1は、ノードBの電圧が、少な
くともVt MP1 (トランジスタMP1のしきい値)だけ
出力電圧を超えるまでは導通しない。これは、第1のポ
ンピングサイクルの高クロック相中のある時点までは発
生し得ない。
【0023】図5の(B)に示すように、クロック信号
φ(図5の(A))のその後のサイクル中に、ノードB
の電圧はほぼVCCから、一連の正及び負のステップを
経て正の高電圧レベル(VPP)まで上昇する。ノード
Cの出力電圧(図5の(C)に示す)を、0VDCから
電圧レベルVPPまでポンプするように増加させ続けさ
せるためには、正のステップサイズは負のステップサイ
ズよりもある正の量(Δ)だけ大きくなければならな
い。好ましい実施例では、ΔはノードBにおける結合比
(Y)の関数である。この結合比は、キャパシタMCが
蓄積した電荷とノードBの電圧(VB )との間の関係、
クロック信号の振幅(Vφ)、及び2つのトランジスタ
MP1及びMP2のしきい値(それぞれ、Vt MP1 及び
Vt MP2 )を定量化したものである。この関数は以下の
式(1)によって表される。
【0024】 Δ=Y×Vφ−Vt MP1 −Vt MP2 (1) 上昇傾向を維持するためには、Δは0より大きいか、ま
たは等しくなければならないので、式(1)は以下の式
(2)のように書き直すことができる。 Y×Vφ≧Vt MP1 +Vt MP2 (2) 従って、好ましい実施例では、トランジスタMP1及び
MP2、及びキャパシタMCは、式(2)を常に満足す
るように製造されている。換言すれば、ノードB上の電
圧の増加を、MP1及びMP2の組合わされたしきい値
よりも大きくし、クロックサイクルの負の部分中にMP
2が導通してノードB内へ電荷を漏洩させるようにしな
ければならない。例えば図5の(B)の時刻3−1にV
CCまで上昇するクロック信号φは、キャパシタMCを
電荷蓄積モードにする効果を有している。同時に、既に
オンであるトランジスタMP2がVPPノードからノー
ドBへ電流及び電荷を供給し、VPPから供給された電
荷はキャパシタMCによって蓄積される。この累積され
た電荷はノードBの電圧(VB )を上昇させ、トランジ
スタMP1を導通させる。一旦導通すると、トランジス
タMP1は出力信号(ノードC)の電圧を、それがVB
のしきい値(即ち、Vt MP1 )内に到達するまで引上げ
る。換言すれば、トランジスタMP1は、ノードBの増
加する電圧を出力信号が追跡できるようにしているので
ある。ノードCが引上げられる結果として、MP2がよ
り強く導通してVB を更に増加させるので、MP1は更
にハードに導通する(即ち、ノードB及びCは互いにブ
ートストラップし合う)。回路の構成要素MC、MP
1、及びMP2がこのように構成されているので、クロ
ック信号が「高」である間にVB及び出力信号は先行レ
ベルよりも高めで安定し、VB は出力電圧のVt MP2
にある。その後のポンピングサイクルにおけるVB の差
は、前述したようにΔで表されている。
【0025】クロック信号が(例えば、時刻3−2にお
いて)「低」に移ると、ノードBはキャパシタMCを通
して放電し、ノードBの電圧(VB )は降下し始める。
この放電は、(今はオフである)トランジスタMP1に
よってノードBから切り離されている出力信号(図5の
(C))には影響を与えない。クロック信号が「低」で
ある間にVB は出力電圧からVt MP2 より大きく低下
し、トランジスタMP2を強く導通させる。一旦トラン
ジスタMP2が導通すると、それはキャパシタMCが放
電させるよりも多くの電荷をVPPからノードBへ供給
し、VB を安定させる。これは、その後のポンピングサ
イクルでチャージポンプの出力をVPPに到達するまで
上昇させ続けることができるが、それ以上にはさせない
ことを意味している。これが従来の技術に優る主要な長
所である。ノードBの電圧が上昇すると、トランジスタ
MP1のゲートはノードBと同一の電圧に維持され、こ
れは図2の従来技術と同様にVPPを超え得る。しかし
ながら、トランジスタMP1のドレインがVPPに接続
されているために、そのゲート電圧がどれ程高くなろう
とも、そのトランジスタのソース電圧は決してVPPを
超えることはできない。従って、出力は本発明の分散チ
ャージポンプによってVPPに確立され、過大なワード
線ポンピング電圧によるフラッシュメモリ問題は排除さ
れる。
【0026】好ましい実施例は、VPPを超えることが
ない高電圧信号を供給するチャージポンプに対する要望
に答えている。しかしながら、トランジスタMP2及び
キャパシタMCのしきい値が極めて低いので、入力信号
が「低」の時(即ち、ポンプが動作可能ではない時)で
あっても、クロック信号が「低」である時に少量の電流
がVPPノードからキャパシタMCへ流れることがで
き、チャージポンプは不要な、且つ望ましくない電力を
消費するようになる。図6に示す代替実施例は、このよ
うな不要な電力消費を防いでいる。図6に示す代替実施
例では、NANDゲートを設けて電力消費を減少させて
いる。NANDゲートの一方の入力にはクロック信号φ
が印加され、他方の入力は入力バッファI1の出力に接
続されている。NANDゲートの出力φ’は、ノードA
においてキャパシタMCの一方の端子に接続されてい
る。従って、チャージポンプが動作不能にされている限
り(即ち、入力が「高」であれば)、NANDゲートは
クロック信号φをブロックして「高」信号φ’を供給す
るために、キャパシタMCからの漏洩が阻止される。チ
ャージポンプが動作可能になると(即ち、入力が「低」
になると)、NANDゲートは入力クロック信号φと同
一のゲートされたクロック信号φ’を供給するが、クロ
ック信号φ’とφとは 180°の相差がある。
【0027】特許請求の範囲に記載された本発明の範囲
及び思想から逸脱することなく、上述した実施例には多
くの変更及び変化を考案することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施できるEEPROMシステムのブ
ロック線図である。
【図2】不揮発性メモリのための従来技術のチャージポ
ンプのブロック線図である。
【図3】(A)は図2のノードAに供給されるクロック
信号の電圧対時間プロットであり、(B)はチャージポ
ンプが動作可能である時の図2のノードBの電圧のプロ
ットであり、(C)は図2のチャージポンプのノードC
に供給される出力信号のプロットである。
【図4】本発明の分散チャージポンプの好ましい実施例
のブロック線図である。
【図5】(A)は図4のノードAに供給されるクロック
信号の電圧対時間プロットであり、(B)はチャージポ
ンプが動作可能である時の図4のノードBの電圧のプロ
ットであり、(C)は図4のチャージポンプのノードC
に供給される出力信号のプロットである。
【図6】本発明の分散チャージポンプの代替実施例のブ
ロック線図である。
【符号の説明】 10 メモリアレイ 11 導体 20 Xデコーダ 30 ワード線 40 プリデコーダ 50 Yデコーダ 60 センス増幅器 70 出力バッファ 80 I/Oパッド 90 入力バッファ 100 プログラミングデータインタフェース 110 チャージポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストデバイスによってプログラムし、
    消去し、そして読み出すことができる複数のメモリセル
    を含む不揮発性メモリアレイに使用するための分散チャ
    ージポンプであって、 0VDCとVCCとの間の入力信号範囲を有する入力信
    号を供給する入力バッファと、 ドレインが上記入力バッファの出力に接続され、ゲート
    がVCC’ノードに接続され、そしてソースが上記分散
    チャージポンプの出力に接続されていて、上記入力信号
    が上記VCCにある時に上記ソース電圧、即ち出力電圧
    がほぼ上記VCCになる第1のnチャンネルトランジス
    タと、 ドレインが上記入力バッファの出力に接続され、ゲート
    が上記VCC’ノードに接続され、そしてソースが第1
    の回路ノードに接続されていて、上記入力信号が上記V
    CCにある時に上記ソース電圧、即ち出力電圧がほぼ上
    記VCCになる第2のnチャンネルトランジスタと、 一方の端子が上記第1のノードに接続され、第2の端子
    がクロック信号を供給するクロックに接続されていて、
    上記クロック信号が高である時には上記第1のノードに
    電荷を蓄積し、上記クロック信号が低である時には放電
    するキャパシタと、 ドレインがVPPノードに接続され、ゲートが上記分散
    チャージポンプ出力に接続され、そしてソースが上記第
    1のノードに接続されている第3のnチャンネルトラン
    ジスタと、を備え、 上記第3のトランジスタは、上記第1のノードと上記チ
    ャージポンプ出力との間の電圧差が上記第3のnチャン
    ネルトランジスタのしきい値を超えると上記第1のノー
    ドを上記VPPノードに結合し、上記結合は上記クロッ
    ク信号が高から低へ移った時に上記第1のノードに電荷
    を供給して上記キャパシタによって蓄積させ、それによ
    って上記第1のノードの電圧を上昇せしめて上記クロッ
    ク信号が高から低へ移った時に上記キャパシタが放電す
    ることによって生ずる上記第1のノードにおける電圧損
    失を部分的にオフセットさせるようになっており、 ドレインが上記VPPノードに接続され、ゲートが上記
    第1のノードに接続され、そしてソースが上記分散チャ
    ージポンプ出力に接続されている第4のnチャンネルト
    ランジスタ、を更に備え、 上記第4のトランジスタは、上記第1のノードがより高
    い電圧になるとより強く導通し、それによって上記分散
    チャージポンプ出力を上記VPPノードに設定されてい
    るVPPレベルに向かって引上げ、 上記第4のトランジスタ、第3のトランジスタ、及びキ
    ャパシタは、上記クロック信号が高から低へ移った時に
    上記第3のトランジスタによって供給される電荷に起因
    して、上記第1のノード電圧が先行サイクルにおいて上
    記クロック信号が低から高へ移った時よりも高く上昇
    し、それによって上記出力電圧が上記VPPレベルまで
    着実に上昇することを可能ならしめるが、それ以上には
    上昇させないように構成されていることを特徴とする分
    散チャージポンプ。
  2. 【請求項2】 第1の入力が上記入力バッファの出力に
    接続され、第2の入力が上記クロック信号と同一周期の
    マスタクロック信号を供給するマスタクロックノードに
    接続され、そして出力が上記クロックノードに接続され
    ている2入力NANDゲートを更に備え、上記NAND
    ゲート出力は上記入力信号が高である時に上記クロック
    信号を上記キャパシタに供給して、上記入力信号が低で
    ある時の上記キャパシタからの漏洩を排除するようにな
    っている請求項1に記載の分散チャージポンプ。
  3. 【請求項3】 上記メモリセルに対してプログラム及び
    消去動作が遂行されている時は上記VCC’ノードはほ
    ぼVCCにセットされ、 上記メモリセルに対して読み出し動作が遂行されている
    時は上記VCC’ノードはほぼ上記第1及び第2のトラ
    ンジスタのしきい値降下分だけ上記VCCより高くセッ
    トされるようになっている請求項1または2に記載の分
    散チャージポンプ。
  4. 【請求項4】 ホストデバイスによってプログラムし、
    消去し、そして読み出すことができる複数のメモリセル
    を含む不揮発性メモリアレイに使用するための分散チャ
    ージポンプであって、上記分散チャージポンプは、VC
    Cレベル入力信号を上記メモリアレイ全体に供給するの
    に適する高電圧出力信号にポンプするようになってお
    り、上記分散チャージポンプは、 一方の端子が第1のノードに接続され、第2の端子がク
    ロック信号を供給するクロックに接続されていて、上記
    クロック信号が高である時には上記第1のノードに電荷
    を蓄積し、上記クロック信号が低である時には放電する
    キャパシタと、 上記入力信号によって駆動される入力と、上記第1のノ
    ード及び上記分散チャージポンプ出力にそれぞれ接続さ
    れている2つの出力とを有する回路と、を備え、 上記回路は、上記入力信号の移行に応答して上記出力に
    第1及び第2の高信号をそれぞれ出力するように構成さ
    れ、 上記キャパシタは、上記第1のノードへの上記第1の高
    信号出力を、上記分散チャージポンプ出力への上記第2
    の高信号出力よりも緩やかに上昇させるようにしてお
    り、 ドレインがVPPノードに接続され、ゲートが上記分散
    チャージポンプ出力に接続され、そしてソースが上記第
    1のノードに接続されている第3のnチャンネルトラン
    ジスタ、を更に備え、 上記第3のトランジスタは、上記第1のノードと上記チ
    ャージポンプ出力との間の電圧差が上記第3のnチャン
    ネルトランジスタのしきい値を超えた時に上記第1のノ
    ードを上記VPPノードに結合し、上記結合は上記クロ
    ック信号が低である時に上記第1のノードに電荷を供給
    して上記キャパシタによって蓄積させ、それによって上
    記第1のノードの電圧を上昇せしめて上記クロック信号
    が低である時に上記キャパシタの放電によってもたらさ
    れる上記第1のノードにおける電圧損失を減少させるよ
    うになっており、 ドレインが上記VPPノードに接続され、ゲートが上記
    第1のノードに接続され、そしてソースが上記分散チャ
    ージポンプ出力に接続されている第4のnチャンネルト
    ランジスタ、を更に備え、 上記第4のトランジスタは、上記第1のノードがより高
    い電圧になるとより強く導通し、それによって上記分散
    チャージポンプ出力を上記VPPノードに設定されてい
    るVPPレベルに向かって引上げ、 上記第4のトランジスタ、第3のトランジスタ、及びキ
    ャパシタは、上記クロック信号が低である時に上記第3
    のトランジスタによって供給される電荷に起因して、上
    記クロック信号が高である時の上記第1のノード電圧が
    上記クロック信号が低である時に降下する上記第1のノ
    ード電圧よりも高く上昇し、それによって上記出力電圧
    が上記VPPレベルまで着実に上昇することを可能なら
    しめるが、それ以上には上昇させないように構成されて
    いることを特徴とする分散チャージポンプ。
  5. 【請求項5】 第1の入力が上記入力バッファの出力に
    接続され、第2の入力が上記クロック信号と同一周期の
    マスタクロック信号を供給するマスタクロックノードに
    接続され、そして出力が上記クロックノードに接続され
    ている2入力NANDゲートを更に備え、上記NAND
    ゲート出力は上記入力信号が高である時に限って上記ク
    ロック信号を上記キャパシタに供給して、上記入力信号
    が低である時の上記キャパシタからの漏洩を排除するよ
    うになっている請求項4に記載の分散チャージポンプ。
JP29560497A 1996-10-31 1997-10-28 不揮発性メモリデバイスのための分散チャージポンプ Pending JPH10199283A (ja)

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