JPH10199105A - ディスク交換型磁気ディスクドライブ用直動型キャリッジアセンブリ - Google Patents

ディスク交換型磁気ディスクドライブ用直動型キャリッジアセンブリ

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JPH10199105A
JPH10199105A JP9001812A JP181297A JPH10199105A JP H10199105 A JPH10199105 A JP H10199105A JP 9001812 A JP9001812 A JP 9001812A JP 181297 A JP181297 A JP 181297A JP H10199105 A JPH10199105 A JP H10199105A
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JP
Japan
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carriage
gimbal
holding
magnetic disk
suspension spring
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Withdrawn
Application number
JP9001812A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Ueyasu
恒雄 上保
Yoshihiro Okano
義▲廣▼ 岡野
Eiichi Yoneyama
栄一 米山
Yoshinori Tangi
芳則 丹木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下側磁気ヘッドに対して一定の上向きの押圧
力を加えることができ、下側ジンバルに対して安定した
ピボット高さを得ることができ、キャリッジ保持台に精
度良く組み付けることが可能なし下側ヘッド支持部を備
えた直動型キャリッジアセンブリを提供する。 【解決手段】 直動型キャリッジアセンブリの下側ヘッ
ド支持部30は、サスペンションバネ31と、下側ジン
バル142用のピボット321を持つ樹脂製のジンバル
保持部32と、キャリッジ保持台19に組み付けられる
樹脂製のキャリッジ組付け部33とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブルディス
クドライブ(以下、FDDと略称する)等のようなディ
スク交換型磁気ディスクドライブに用いられる直動型キ
ャリッジアセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、FDDは、それに挿入さ
れたフレキシブルディスク(以下、FDと略称する)に
対してデータの記録再生を行うための磁気記録再生装置
の一種である。近年、FDの大容量化が進められてお
り、1M〜2Mバイトの記憶容量(以下、通常容量と呼
ぶ)を持つものに対して、128Mバイトの記憶容量
(以下、大容量と呼ぶ)を持つものが開発されている。
これに伴って、FDDとしても、このような大容量FD
に対してデータを記録再生可能なものが開発されてい
る。
【0003】以下においては、大容量FDのみに対して
データを記録再生可能なFDDを高密度専用型FDDと
呼び、通常容量FDのみに対してデータを記録再生可能
なFDDを通常密度専用型FDDと呼ぶことにする。さ
らに、大容量および通常容量の両方のFDに対してデー
タを記録再生可能なFDDを高密度/通常密度兼用型F
DDと呼ぶことにする。なお、高密度専用型FDDと高
密度/通常密度兼用型FDDとを、単に、高密度型FD
Dと総称することにする。
【0004】さて、通常密度専用型FDDと高密度型F
DDとの間の機構上の相違点の1つは、上下一対の磁気
ヘッドを支持するキャリッジアセンブリを、ドライブ内
に挿入されたFDに対して所定の半径方向に沿って移動
する駆動手段の構成にある。すなわち、通常密度専用型
FDDでは駆動手段としてステッピングモータを使用し
ているのに対して、高密度型FDDでは駆動手段として
ボイスコイルモータ(VCM)のようなリニアモータを
使用している。
【0005】以下、高密度型FDDの駆動手段として使
用されるボイスコイルモータについて少し詳細に説明す
る。ボイスコイルモータは、キャリッジアセンブリの後
方に配置され、所定の半径方向と平行な駆動軸の回りに
巻回されたボイスコイルと、このボイルコイルを通して
流れる電流と交叉する磁界を発生するための磁気回路と
を有する。このような構成により、磁気回路で発生され
た磁界と交叉する方向にボイルコイルに電流を流すこと
により、この電流と磁界との相互作用に基づいて駆動軸
の延在方向に駆動力が発生する。この駆動力により、ボ
イスコイルモータはキャリッジアセンブリを所定の半径
方向に沿って移動する。
【0006】周知のように、FDは、上下一対の開口部
を持つケースと、このケース内に収容され、上下一対の
開口部を介して上下一対の磁気ヘッドでアクセスされる
磁気ディスク媒体とを含み、この磁気ディスク媒体の表
面には、データを記録するための通路としての同心円状
のトラックが、半径方向に沿って複数形成されている。
トラック幅(トラックピッチ)は、当然、大容量FDの
方が通常容量FDよりも狭い。
【0007】図4および図5を参照して、従来の直動型
キャリッジアセンブリを備えた高密度型FDDについて
説明する。図5は従来の直動型キャリッジアセンブリを
示す図で、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
【0008】図示の高密度型FDDはFD40に対して
データの記録再生を行う装置である。FD40は図4中
の矢印Aで示す方向からFDDのディスクホルダユニッ
ト56中に挿入される。
【0009】挿入されたFD40は、メインフレーム1
1の表面上で回転可能に支持されたディスクテーブルア
センブリ(図示せず)上に、互いの中心軸が一致した状
態で保持される。
【0010】FD40は、円環状の磁気ディスク媒体4
1と、この磁気ディスク媒体41を覆うケース42と、
矢印C方向に摺動可能なシャッタ43とを有し、シャッ
タ43には窓43aが開けられている。シャッタ43は
矢印C方向とは逆方向に図示しないバネによって付勢さ
れている。シャッタ43が矢印C方向に摺動すると、図
4に示すように、シャッタ43の窓43aがケース42
に設けられた開口部42aのところに位置し、開口部4
2aを介して磁気ディスク媒体41を上側および下側磁
気ヘッド(後述する)がアクセスすることが可能とな
る。
【0011】ディスクテーブルアセンブリはメインフレ
ーム11の裏面に設けられたスピンドルモータ(図示せ
ず)によって回転駆動され、これによってFD40の磁
気ディスク媒体41が回転する。また、メインフレーム
の裏面には、多数の電子部品を搭載したプリント配線基
板(図示せず)が取り付けられている。
【0012】図5に示すように、上側磁気ヘッド131
は上側ジンバル141によって揺動可能に上側ヘッド支
持部151の先端部で固定支持され、下側磁気ヘッド1
32は下側ジンバル142によって揺動可能に下側ヘッ
ド支持部152の先端部で支持されている。また、上側
磁気ヘッド131には、上側ヘッド支持部151に取り
付けられた付勢バネ(ヘッドロードバネ)18によっ
て、下向きの押圧力が加えられている。上側ヘッド支持
部151はキャリッジ保持台19上に板バネ(インサー
トバネ)21を介してネジ22によって固定支持されて
いる。このキャリッジ保持台19と下側ヘッド支持部1
52とは一体に形成されている。また、上側ヘッド支持
部151には、FD40が排出された状態においてFD
40を保持するためのディスクホルダユニット56に係
合して、上側磁気ヘッド131を上方へ持ち上げるため
の側方アーム23が取り付けられている。
【0013】上側ヘッド支持部151と、付勢バネ18
と、板バネ21と、側方アーム23と、上側ジンバル1
41との組み合わせを上側キャリッジと呼び、下側ヘッ
ド支持部152と下側ジンバル142との組み合わせを
下側キャリッジと呼ぶ。また、上側キャリッジと下側キ
ャリッジとキャリッジ保持台19との組み合わせを直動
型キャリッジアセンブリと呼ぶ。直動型キャリッジアセ
ンブリはメインフレーム11の表面上でメインフレーム
11から離間して配置されており、上側磁気ヘッド13
1および下側磁気ヘッド132をFD40に対して所定
の半径方向(図4の矢印Bで示す方向)に沿って移動可
能に支持している。
【0014】下側ヘッド支持部152は、その両側下端
で、所定の半径方向Bに対して平行に延在する一対のガ
イドバー(図示せず)によって支持及び案内される。
【0015】上側ヘッド支持部151および下側ヘッド
支持部152は、以下に述べるようなボイスコイルモー
タによって所定の半径方向Bに沿って駆動される。詳細
に説明すると、ボイスコイルモータは直動型キャリッジ
アセンブリの後方に配置され、所定の半径方向Bと平行
な駆動軸の回りに巻回された一対のボイスコイル(図示
せず)と、このボイルコイルを通して流れる電流と交叉
する磁界を発生するための磁気回路20とを有する。こ
のような構成のボイスコイルモータにおいて、磁気回路
20で発生された磁界と交叉する方向にボイルコイルに
電流を流すことにより、この電流と磁界との相互作用に
基づいて駆動軸の延在方向に駆動力が発生する。この駆
動力により、ボイスコイルモータは直動型キャリッジア
センブリを所定の半径方向Bに沿って移動させる。
【0016】高密度型FDDは、FD40に備えられた
シャッタ43を開閉するシャッタ駆動機構と、FD40
を排出するためのイジェクタ機構と、イジェクト後に直
動型キャリッジアセンブリをロックするためのキャリッ
ジロック機構とを含む。
【0017】図示しないレバーユニットはイジェクトレ
バーとロックレバーとを有する。イジェクトレバーは、
シャッタ43を開閉するシャッタ駆動機構の要素と、F
D40をFDDから排出するためのイジェクタ機構の要
素とを兼用している。ロックレバーは直動型キャリッジ
アセンブリの近傍に配置され、イジェクト時に直動型キ
ャリッジアセンブリをロックするためのものである。
【0018】イジェクタ機構は、高密度型FDDのフロ
ントベゼル(図示せず)の外面に突き出しているイジェ
クトボタン54と、このフロントベゼルの受入れ口(図
示せず)から挿入されたFD40をその一面が対向する
ように位置づけるイジェクトプレート55と、一端がイ
ジェクトプレート55に係合し、他端がディスクホルダ
ユニット56に係合したイジェクトバネ(図示せず)と
を有する。なお、イジェクトプレート55は奥行き方向
の先端にラック55aを備え、このラック55aはメイ
ンフレーム11の表面上で回転可能に支持されたピニオ
ン58と係合する。レバーユニットはばね機構(図示せ
ず)により反時計方向に付勢されている。
【0019】図4に示すように、FD40を高密度型F
DDのディスクホルダユニット56中に挿入したとす
る。すなわち、FD40を図4の矢印Aで示す方向に押
し込むと、シャッタ43の右側縁上端にイジェクトレバ
ーの先端が係合し、FD40の移動に伴って、レバーユ
ニットは時計方向に回動する。これに伴って、シャッタ
43はイジェクトレバーの先端により矢印Cで示す方向
に摺動する。
【0020】FD40が高密度型FDDのディスクホル
ダユニット56中に完全に収納されると、ディスクホル
ダユニット56が降下し、FD40は図示しないディス
クロック機構によりこの状態でディスクホルダユニット
56に保持される。このとき、側方アーム23とディス
クホルダユニット56との係合が解除され、シャッタ4
3の窓43aがケース42の開口部42aの真上に位置
するので、上側磁気ヘッド131はシャッタ43の窓4
3aおよびケース42の開口部42aを介して、磁気デ
ィスク媒体41と接触する。なお、シャッタ43は、図
4に一点鎖線で示す位置にあるようにばね部材(図示せ
ず)で付勢されている。
【0021】図5に示すように、従来の直動型キャリッ
ジアセンブリにおいては、図4に示す高密度型FDDの
ディスクホルダユニット56内に挿入されたFD40の
ケース42内に収容された磁気ディスク媒体41に対し
て、上側キャリッジは、上側磁気ヘッド131を上側ヘ
ッド支持部151の先端部で付勢バネ18によって下向
きの押圧力を加えて支持しているが、下側キャリッジ
は、下側磁気ヘッド132を下側ジンバル142によっ
て揺動可能に下側ヘッド支持部152の先端部で支持す
るだけである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の直動型キャリッジアセンブリでは、上側キャリッジは
上側磁気ヘッド131に対して下向きの押圧力を加えた
状態で上側磁気ヘッド131を支持しているが、下側キ
ャリッジは下側磁気ヘッドを支持しているだけである。
下側磁気ヘッドに対しても上向きの押圧力を加えるため
に、下側ヘッド支持部をバネ部材で構成することが容易
に考えられる。しかしながら、下側ヘッド支持部を単に
バネ部材で構成しただけでは、一定の上向きの押圧力を
得ることは困難である。また、バネ部材では下側ジンバ
ル142のピボット高さを安定して得ることが困難とな
る。さらに、バネ部材では、それをキャリッジ保持台1
9に精度良く組み付けることが困難である。
【0023】したがって、本発明の課題は、上述した従
来の問題点に鑑み、下側磁気ヘッドに対して一定の上向
きの押圧力を加えることができる下側キャリッジ備え
た、ディスク交換型磁気ディスクドライブ用直動型キャ
リッジアセンブリを提供することにある。
【0024】本発明の他の課題は、下側ジンバルに対し
て安定したピボット高さを得ることができる下側キャリ
ッジ備えた、ディスク交換型磁気ディスクドライブ用直
動型キャリッジアセンブリを提供することにある。
【0025】本発明のもっと他の課題は、キャリッジ保
持台に精度良く組み付けることが可能な下側キャリッジ
備えた、ディスク交換型磁気ディスクドライブ用直動型
キャリッジアセンブリを提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ディス
ク交換型磁気ディスクドライブ内に挿入された磁気ディ
スクのケース内に収容された磁気ディスク媒体に対し
て、前記ケースに開けられた開口部を介してデータの書
込み/読出しを行うための上側磁気ヘッドおよび下側磁
気ヘッドを、それぞれ、上側キャリッジおよび下側キャ
リッジの先端側で支持する直動型キャリッジアセンブリ
であって、前記下側キャリッジは前記下側磁気ヘッドを
揺動可能に保持する下側ジンバルと、後端部でキャリッ
ジ保持台に組み付けられ、先端部で前記磁気ヘッドを前
記下側ジンバルを介して支持する下側ヘッド支持部とを
有する、前記直動型キャリッジアセンブリにおいて、前
記下側ヘッド支持部は、サスペンションバネと;該サス
ペンションバネの先端部に設けられた、前記下側ジンバ
ル用のピボットを持つ樹脂製のジンバル保持部と;前記
サスペンションバネの後端部に設けられた、前記キャリ
ッジ保持台に組み付けられる樹脂製のキャリッジ組付け
部と;を有することを特徴とするディスク交換型磁気デ
ィスクドライブ用直動型キャリッジアセンブリが得られ
る。
【0027】上記ディスク交換型磁気ディスクドライブ
用直動型キャリッジアセンブリにおいて、前記サスペン
ションバネと前記ジンバル保持部と前記キャリッジ組付
け部とは一体に成形されていることが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0029】図1は本発明の一実施の形態に係る直動型
キャリッジアセンブリの下側キャリッジに用いられる下
側ヘッド支持部30を示す図であり、(a)は底面図、
(b)は一部断面側面図である。
【0030】本実施の形態では、直動型キャリッジアセ
ンブリの上側キャリッジとしては、図5に示したものを
使用する。
【0031】図示の下側ヘッド支持部30は、サスペン
ションバネ31と、このサスペンションバネ31の先端
部に設けられた樹脂製のジンバル保持部32と、サスペ
ンションバネの後端部に設けられた樹脂製のキャリッジ
組付け部33とから成る。ジンバル保持部32は、後述
するように、下側ジンバル用のピボットを持っている。
また、キャリッジ組付け部33は、後述するキャリッジ
保持台に組み付けられる。サスペンションバネ31とジ
ンバル保持部32とキャリッジ組付け部33とは一体成
形されている。
【0032】サスペンションバネ31は、後端側から先
端側へいくにつれて先細くなる先細の形状をしており、
主面を形成する平板状のバネ本体311と、バネ本体3
11の両側縁で主面に対して略直角に折り曲げられたフ
ランジ312とから成る。なお、このフランジ312は
サスペンションバネ31後端部には設けられていない。
またサスペンションバネ31の先端部は、図1(a)の
点線で示されるように、“T”字型の形状をしている。
【0033】キャリッジ組付け部33は、サスペンショ
ンバネ31の後端部が差し込まれるバネ保持部331
と、キャリッジ保持台に固定されるキャリッジ取付け部
332と、バネ保持部331とキャリッジ取付け部33
2とを連結する連結部333と、キャリッジ取付け部3
32および連結部333の両側端に設けられた略三角形
状の一対の側板334と、バネ保持部331および連結
部333の両側端に設けられた略三角形状の一対の側板
335とから成る。キャリッジ取付け部332は取付け
孔332aをもつ。図1(b)かから明らかなように、
バネ保持部331と連結部333との夾角は略直角であ
るが、キャリッジ取付け部332と連結部333との夾
角は鈍角である。
【0034】このように、下側ヘッド支持部30の中間
部がサスペンションバネ31から成っているので、下側
キャリッジの固有振動周波数をサーボ制御周波数範囲よ
り高いところに持っていくことができる。したがって、
FDDの動作中、下側キャリッジが振動するのを防止す
ることができる。
【0035】図2は図1に示した下側ヘッド支持部30
に下側ジンバル142と下側磁気ヘッド132とを取り
付けた状態を示す。図2において、(a)は平面図、
(b)側断面図である。
【0036】図2(b)から明らかなように、ジンバル
保持部32はピボット321を持つ。ジンバル保持部3
2は樹脂製なので、ピボット321を正確に容易に作る
ことができる。したがって、下側ジンバル142に対し
て安定したピボット321の高さを得ることができる。
【0037】図3は図2に示した下側ヘッド支持部30
をキャリッジ保持台19に組付けた状態を示す断面図で
ある。キャリッジ組付け部33で下側ヘッド支持部30
はキャリッジ保持台19に組付けられる。このとき、キ
ャリッジ取付け部332は、その取付け孔332aを貫
通するネジ35によってキャリッジ保持台19に固定さ
れる。そして、サスペンションバネ31の後端部がバネ
保持部331で図3に示すように折り曲げられる。キャ
リッジ組付け部33は樹脂製なので、正確に容易に加工
できる。したがって、下側キャリッジをキャリッジ保持
台19に対して精度良く組付けることができる。
【0038】一方、キャリッジ保持台19は水平方向に
延在するバネ支持部191を有する。バネ支持部191
はその先端部で下方に突出した突起部191aを持つ。
下側ヘッド支持部30のサスペンションバネ31は、こ
のバネ支持部191に沿ってバネ支持部191と平行に
水平方向に延在し、上記突起部191aに係合する。こ
のような構造なので、下側磁気ヘッド132に対して一
定の上向きの押圧力を加えることができる。
【0039】本発明は上述した実施形態に限定せず、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更・変形が可
能なのは勿論である。例えば、本発明による直動型キャ
リッジアセンブリは、高密度型FDDにのみ適用される
訳ではなく、通常密度型FDDにも適用可能であるのは
勿論である。また、本発明による直動型キャリッジアセ
ンブリは、FDDにのみ適用される訳ではなく、FDD
以外のディスク交換型磁気ディスクドライブにも適用可
能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、下側ヘッド支持部を、サスペンションバネと樹脂
製のジンバル保持部と樹脂製のキャリッジ組付け部とで
構成したので、下側磁気ヘッドに対して一定の上向きの
押圧力を加えることができる。また、ジンバル保持部が
樹脂製なので、下側ジンバルに対して安定したピボット
高さを得ることができる、さらに、キャリッジ組付け部
も樹脂製なので、キャリッジ保持台に精度良く組み付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による直動型キャリッジア
センブリの下側キャリッジに用いられる下側ヘッド支持
部を示す図であり、(a)は底面図、(b)は一部断面
側面図である。
【図2】図1に示した下側ヘッド支持部に下側ジンバル
142と下側磁気ヘッド132とを取り付けた状態を示
す図で、(a)は平面図、(b)側断面図である。
【図3】図2に示した下側ヘッド支持部をキャリッジ保
持台に組付けた状態を示す断面図である。
【図4】従来の直動型キャリッジアセンブリを備えたF
DDを示す平面図である。
【図5】従来の直動型キャリッジアセンブリを示す図
で、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
【符号の説明】
30 下側ヘッド支持部 31 サスペンションバネ 32 ジンバル保持部 321 ピボット 33 キャリッジ組付け部
フロントページの続き (72)発明者 丹木 芳則 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク交換型磁気ディスクドライブ内
    に挿入された磁気ディスクのケース内に収容された磁気
    ディスク媒体に対して、前記ケースに開けられた開口部
    を介してデータの書込み/読出しを行うための上側磁気
    ヘッドおよび下側磁気ヘッドを、それぞれ、上側キャリ
    ッジおよび下側キャリッジの先端側で支持する直動型キ
    ャリッジアセンブリであって、前記下側キャリッジは前
    記下側磁気ヘッドを揺動可能に保持する下側ジンバル
    と、後端部でキャリッジ保持台に組み付けられ、先端部
    で前記磁気ヘッドを前記下側ジンバルを介して支持する
    下側ヘッド支持部とを有する、前記直動型キャリッジア
    センブリにおいて、 前記下側ヘッド支持部は、サスペンションバネと;該サ
    スペンションバネの先端部に設けられた、前記下側ジン
    バル用のピボットを持つ樹脂製のジンバル保持部と;前
    記サスペンションバネの後端部に設けられた、前記キャ
    リッジ保持台に組み付けられる樹脂製のキャリッジ組付
    け部と;を有することを特徴とするディスク交換型磁気
    ディスクドライブ用直動型キャリッジアセンブリ。
  2. 【請求項2】 サスペンションバネと前記ジンバル保持
    部と前記キャリッジ組付け部とは一体に成形されている
    請求項1に記載のディスク交換型磁気ディスクドライブ
    用直動型キャリッジアセンブリ。
JP9001812A 1997-01-09 1997-01-09 ディスク交換型磁気ディスクドライブ用直動型キャリッジアセンブリ Withdrawn JPH10199105A (ja)

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