JPH10199037A - Cdにおけるレーザー乱反射光の吸収構造 - Google Patents

Cdにおけるレーザー乱反射光の吸収構造

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JPH10199037A
JPH10199037A JP8360026A JP36002696A JPH10199037A JP H10199037 A JPH10199037 A JP H10199037A JP 8360026 A JP8360026 A JP 8360026A JP 36002696 A JP36002696 A JP 36002696A JP H10199037 A JPH10199037 A JP H10199037A
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JP
Japan
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black
laser
irregularly reflected
reflected light
transparent substrate
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Application number
JP8360026A
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English (en)
Inventor
Keiji Oishi
啓二 大石
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Abstract

(57)【要約】 [課題] レーザー乱反射光を効率よく、しかも確実に
吸収し、音楽再生時の音質向上を計ることのできるCD
におけるレーザー乱反射光の吸収構造を提供するもので
ある。 [解決手段] 再生時におけるレーザー乱反射光を吸収
すべく、CDの保護膜層あるいは透明基板を黒色とする
CDにおけるレーザー乱反射光の吸収構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD(コンパク
トディスク)の保護膜層あるいは透明基板を黒色にする
ことで、再生時におけるレーザー乱反射光の吸収をより
効果的に行い、これにより音楽再生時の音質向上を計る
CDにおけるレーザー乱反射光の吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDを再生した時、光ディスプレ
ーヤーから放射されたレーザー光の一部が、光ディスク
内の反射膜層に到達した後、透明基板内で拡散し、外周
エッジ部と内周部にて反転し、再び正規レーザー光が照
射された地点に戻っていた。また、反射膜層を透過し保
護膜層との境目にて反射し正規レーザー光に、影響を与
えるものや保護膜層とレーベル印刷層の境目にて同様の
乱反射があった。そして、これらの不要乱反射レーザー
光が戻つてくるレーザー光の強弱によって、信号の読み
取りをする光ディスプレーヤーの読み取り精度を著しく
低下させ、音質に悪影響を与え、いわゆるCD(コンパ
クトディスク)のデジタルくさい音と言われる一因とな
っている。具体的には、中高音のキンキンとした不自然
で不愉快な音、そして微細な音の欠落、全体としての情
報量の少なさである。このCD(コンパクトディスク)
内に、発生するレーザー光の乱反射が音質に及ぼす悪影
響を、軽減する方法として、CD(コンパクトディス
ク)などには、レーザー光の赤色(波長780nm)を
吸収しやすい色として補色である緑色ゴムリングをCD
(コンパクトディスク)の外周エッジ部にはめ込んだ
り、緑色のペンで外周エッジ部分や内周エッジ部中央の
クランプエリアに塗るなどの手法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンパクトディスクプ
レーヤーレーザー光(波長780nm)を緑色(波長5
30〜498nm)にてCD内に発生する乱反射光の吸
収をはかる構造は最良の構造ではない。なぜならば本
来、コンパクトディスクプレーヤーに用いられているレ
ーザー光波長(780nm)の補色は、青を帯びた緑色
(波長498nm〜493nm)で、緑色にてコンパク
トディスクプレーヤーに用いられているレーザー光の乱
反射を吸収しても効果が少ない。また、青を帯びた緑色
にてCD内のレーザー乱反射光を吸収する構造は色の濃
度によっても吸収率が異なり染料の選定が困難であり外
来光の影響も受けやすく不向きと言える。そして、保護
膜層は透明であり、光(レーザー光)に対して無防備で
あるので、乱反射のおきやすい構造となっている。光
が、反射膜層をつき抜け保護膜層まで達している事実
は、レーベル方向から照射した光が信号読み取り方向か
ら容易にペンライト等を使用し確認出来ることからも明
らかである。この発明は、上記問題点に鑑みなされたも
ので、その目的はCDの保護膜層あるいは透明基板を黒
色にすることによりレーザー乱反射光を効率よく、しか
も確実に吸収し、音楽再生時の音質向上を計ることので
きるCDにおけるレーザー乱反射光の吸収構造を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
の手段として、再生時におけるレーザー乱反射光を吸収
すべく、CDの保護膜層あるいは透明基板を黒色とする
ものである。また、CDの透明基板の中心孔から外方向
に向って、最初のビット信号が記録されている地点まで
と、プログラムエリア外周に約1mm位を加え、そこか
ら外周エッジ部を含んだそれぞれの区間を黒色とするも
のである。さらにまた、CDの保護膜層の全部あるいは
一部を黒色とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に基にこの発明のCD
におけるレーザー乱反射光の吸収構造を詳細に説明す
る。CD1の透明基板2の中心孔2aから外方向に向っ
て、最初のビット信号2bが記録されている地点までの
区間3と、プログラムエリア外周2cに約1mm位を加
えた地点2dから外周エッジ部2eまでの区間4とを、
それぞれ黒色に形成してなるCDにおけるレーザー乱反
射光の吸収構造である。
【0006】黒色はあらゆる光(レーザー光)を最も効
率よく吸収する色であり、黒色に形成した区間4におい
ては、外方向に拡散したレーザー乱反射光Aを吸収する
と共に、黒色に形成した区間3においては、内方向に拡
散したレーザー乱反射光Bを吸収するものである。
【0007】つぎに、他の実施例を説明する。CD21
の透明基板22の上部に形成された反射膜層5とレーベ
ル印刷層6との間の保護膜層7を黒色に形成してなるC
Dにおけるレーザー乱反射光の吸収構造である。
【0008】上記構造の場合、黒色に形成した保護膜層
7に、反射膜層5を突き抜けたレーザー乱反射光Cが吸
収されるものである。
【0009】なお、上記実施例における区間3及び4に
おいては黒色の顔料を混合して成形するか、あるいは黒
色のインキ等を表面に塗布する。保護膜層7においては
主に紫外線硬化樹脂を使用しており、黒色の顔料を混合
して成形すればよい。また、区間3及び4と保護膜層7
を組合せることにより、より効果が出る。さらに、黒色
のみではなく緑色や他の色と組合せることも一考であ
る。
【0010】
【発明の効果】この発明は、以下に述べる効果を有す
る。 1).CDの保護膜層あるいは透明基板の一部を黒色に
することによりレーザー乱反射光を効率よく、しかも確
実に吸収することができる。 2).CDの読み取り精度の向上を計ることができる。 3).音楽再生時の音質を向上することができるる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すCDにおけるレー
ザー乱反射光の吸収構造の要部縦断正面図。
【図2】この発明の第2実施例を示すCDにおけるレー
ザー乱反射光の吸収構造の要部縦断正面図。
【符号の説明】
1−−−CD 2−−−透明基板 3−−−区間 4−−−区間 5−−−反射膜層 6−−−レーベル印刷層 7−−−保護膜層 A−−−レーザー乱反射光 B−−−レーザー乱反射光 C−−−レーザー乱反射光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生時におけるレーザー乱反射光を吸収
    すべく、CDの保護膜層あるいは透明基板を黒色とする
    CDにおけるレーザー乱反射光の吸収構造。
  2. 【請求項2】 CDの透明基板の中心孔から外方向に向
    って、最初のビット信号が記録されている地点までと、
    プログラムエリア外周に約1mm位を加え、そこから外
    周エッジ部を含んだそれぞれの区間を黒色とする請求項
    1記載のCDにおけるレーザー乱反射光の吸収構造。
  3. 【請求項3】 CDの保護膜層の全部あるいは一部を黒
    色とする請求項1記載のCDにおけるレーザー乱反射光
    の吸収構造。
JP8360026A 1996-12-27 1996-12-27 Cdにおけるレーザー乱反射光の吸収構造 Pending JPH10199037A (ja)

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JP8360026A JPH10199037A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 Cdにおけるレーザー乱反射光の吸収構造

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JP8360026A JPH10199037A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 Cdにおけるレーザー乱反射光の吸収構造

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JP8360026A Pending JPH10199037A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 Cdにおけるレーザー乱反射光の吸収構造

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JP (1) JPH10199037A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013020687A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Makoto Takeuchi 黒色塗装付き光学式ディスク

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