JPH10198451A - リモートコントロール装置 - Google Patents

リモートコントロール装置

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JPH10198451A
JPH10198451A JP327097A JP327097A JPH10198451A JP H10198451 A JPH10198451 A JP H10198451A JP 327097 A JP327097 A JP 327097A JP 327097 A JP327097 A JP 327097A JP H10198451 A JPH10198451 A JP H10198451A
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JP
Japan
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lever
lock
remote control
control device
lock arm
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Application number
JP327097A
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English (en)
Inventor
Yoshiichi Hoshina
芳一 保科
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NITSUPATSU MOOSU KK
Original Assignee
NITSUPATSU MOOSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバーをニュートラルポジション等の所定位
置に確実にロックしておくことができるようなリモート
コントロール装置を提供する。 【解決手段】 レバー12を有するリモートコントロー
ル装置10において、レバー12にロックアーム90と
ロックボタン91が装着されている。ロックアーム90
の下端に凸状の係止部97が設けられている。ハウジン
グ20の下部にロックプレート82が設けられている。
ロックプレート82にはレバー12がニュートラルポジ
ションNにあるときに係止部97が嵌合する凹状の受け
部101が形成されている。ロックボタン91を操作す
ることによってロックアーム90を引き上げたときの
み、係止部97が受け部101から脱出することによ
り、レバー12がニュートラルポジションN以外の方向
に回動できる状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型船舶や車両
あるいは建設機械等を遠隔操作するためのリモートコン
トロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば小型船舶の機関のシフト機構ある
いはスロットル機構を遠隔制御するためのリモートコン
トロール装置として、機械式のものと電子制御式のもの
とが知られている。機械式のリモートコントロール装置
は、運転者が手動操作するレバーの操作角度に応じて、
機関のシフトあるいはスロットル制御用ケーブルが駆動
されるようになっていた。これに対し電子制御式のもの
は、レバーの操作角度に応じてポテンショメータが作動
し、ポテンショメータの出力に基いて機関のシフト制御
用アクチュエータあるいはスロットル制御用アクチュエ
ータが動作するようになっている。
【0003】そして単レバー式と呼ばれるリモートコン
トロール装置の場合、ニュートラルポジション(中立位
置)を境にして、レバーを前方に所定角度まで倒したと
きに機関が前進側にシフトし、このシフト域を越えてさ
らにレバーを前方に倒したときにレバーの操作角度に応
じたスロットル制御がなされるようになっているととも
に、レバーを後方に所定角度まで倒したときに機関が後
進側にシフトし、このシフト域を越えてさらにレバーを
後方に倒したときにレバーの操作角度に応じた後進側の
スロットル制御がなされるようになっている。したがっ
て、停船中などリモートコントロール装置を使わない時
には、機関運転中にレバーがニュートラル位置に保持さ
れている必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記リモートコントロ
ール装置において、レバーが運転者の意思に反して何ら
かの理由によりニュートラル以外のポジションに移動す
ると、機関が不必要に作動してしまう。特に、最近主流
になりつつある電子制御式のリモートコントロール装置
のように、操作レバーに連動するポテンショメータによ
ってシフト制御信号やスロットル制御信号を送出するよ
うにしたものでは、レバー操作力が軽いために操作しや
すい反面、たとえば運転席への乗降時にレバーに身体が
触れただけでレバーがニュートラル以外のポジションに
移動してしまうことがある。また、電子制御式のリモー
トコントロール装置はレバー操作力が軽いため、操作に
不慣れな運転者が使用した場合に、シフト操作のみを行
うつもりでスロットル域までレバーを動かしてしまうこ
とも考えられる。
【0005】従って本発明の目的は、レバーをニュート
ラル等の所定位置に確実にロックしておくことができ、
必要に応じてロック解除を行うことができるようなリモ
ートコントロール装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を果たすため
の本発明は、請求項1に記載したように、取付基板の上
面側に固定される取付面を有するハウジングと、上記ハ
ウジングに回動可能に設けられたレバーを有し、上記レ
バーの操作角度に応じて機関等を制御するトップマウン
トタイプのリモートコントロール装置において、上記レ
バーに装着されかつ上記レバーに沿って移動自在でしか
も下端部が上記レバーの回転軸の下方に延びるロックア
ームおよびこのロックアームを手で操作するために上記
レバーのグリップ部に設けられた操作部を有するロック
操作部材と、上記ロックアームの下端部に設けられてい
て上記レバーの回転軸よりも下側に位置しかつ上記ロッ
クアームと一体に移動する係止部と、上記ハウジングの
上記取付面に固定されるロックプレートに設けられかつ
上記レバーが所望の操作角度にあるときに上記係止部と
係合することにより上記レバーの動き止めをなしかつ上
記ロックアームがロック解除方向に操作された時に上記
係止部との係合が解除される受け部とを具備している。
【0007】上記係止部の一例は、請求項2に記載した
ように上記ロックアームの下端に突設された凸部であ
り、上記受け部は上記ロックプレートに形成された凹部
であって上記レバーがニュートラルポジションにあると
きに上記係止部と嵌合する位置に形成されているとよ
い。このようなロックプレートにおいて、請求項3に記
載したように、上記ロックアームを少し引き上げて上記
係止部と上記受け部との係合を外しかつ上記レバーを前
進側シフトポジションまで倒した状態において上記係止
部が突き当たる位置に設けられた前進側ストッパ壁と、
上記ロックアームを少し引き上げて上記係止部と上記受
け部との係合を外しかつ上記レバーを後進側シフトポジ
ションまで倒した状態において上記係止部が突き当たる
位置に設けられた後進側ストッパ壁とを有しているとよ
い。
【0008】また、好ましくは請求項4に記載したよう
に、上記レバーがシフト域を越えてスロットル域に入っ
たときにレバー操作力を増加させるための制動機構を備
えているとよいし、さらには請求項5に記載したように
上記レバーがニュートラルポジションに位置したときと
前進側シフトポジションおよび後進側シフトポジション
に位置したときにそれぞれレバー操作力を増加させて節
動感を生じさせるためのクリックストップ機構を備えて
いるとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図3に示された小型船舶用のリモ
ートコントロール装置10は、コントロールボックス本
体11の左側に位置する第1機関用のレバー12と、右
側に位置する第2機関用のレバー13とを有している。
コントロールボックス本体11の内部には、一方のレバ
ー12によって駆動される第1機関用のユニット15
と、他方のレバー13によって駆動される第2機関用の
ユニット16が収容されている。これら左右一対のユニ
ット15,16は互いに独立して駆動することができる
がその構造は互いに左右対称であって実質的に共通であ
るから、以下に第1機関用のユニット15を代表して説
明する。
【0010】図2の左半部に第1機関用のユニット15
の内部構造が示されている。この図に示されるように、
コントロールボックス本体11の内部にハウジング20
が収容されており、ハウジング20と裏蓋21によって
回転体22の軸部23が水平方向の軸線回りに回転自在
に支持されている。軸部23の端面にレバー12の回転
軸すなわちレバー軸24が、ねじ25によって固定され
ている。
【0011】回転体22の外周部に駆動ギヤ30が設け
られており、この駆動ギヤ30に被動ギヤ31が噛み合
っている。ハウジング20の下部にロータリ式のポテン
ショメータ35がねじ36によって取付けられている。
このポテンショメータ35の入力軸37に上記被動ギヤ
31が取付けられている。したがってこのポテンショメ
ータ35は、回転体22の回転角度に応じた電気的な信
号を出力することができる。ポテンショメータ35の出
力は、リード線38を介して、機関側のシフト制御用ア
クチュエータとスロットル制御用アクチュエータを制御
するコントローラ(図示せず)に伝送されるようになっ
ている。
【0012】すなわち、レバー12がニュートラルポジ
ションNから前進側シフトポジションFまで倒されたと
きに、ポテンショメータ35の出力に基いて機関のシフ
ト機構が前進側に切換わるようにシフト制御用アクチュ
エータが作動し、レバー12がさらに前方に倒されてス
ロットル域に入ると、レバー12の操作角度に応じたポ
テンショメータ35の出力に基いて、スロットル制御用
アクチュエータが作動してスロットル開度が制御され
る。
【0013】逆に、レバー12が後進側シフトポジショ
ンRまで倒されると、ポテンショメータ35の出力に基
いて機関のシフト機構が後進側に切換わるようにシフト
用アクチュエータが作動し、レバー12がさらに後方に
倒されてスロットル域に入ると、レバー12の操作角度
に応じたポテンショメータ35の出力信号に基いて、ス
ロットル制御用アクチュエータが作動してスロットルの
開度が制御されるといった具合である。この明細書で
は、ニュートラルポジションNを境として前後のシフト
ポジションF,Rにわたるレバー操作範囲をシフト域と
呼ぶ。
【0014】上記ハウジング20に制動機構50(図2
に示す)が設けられている。制動機構50の一例は、調
整ねじ51によって回転体22側に押圧されるウレタン
ゴム等の制動部材52を有し、制動部材52によって回
転体22に適度な摩擦力を与えるものである。この制動
機構50は、レバー12が前述のスロットル域にあると
きに、回転体22を回転させるのに要する力を制動部材
52によって増大できるようにしている。こうすること
により、レバー12がシフト域にあるときにレバー操作
力が軽減され、レバー12がスロットル域にあるときに
はレバー操作力に適度な抵抗を与えることができる。
【0015】回転体22の上部にクリックストップ機構
60が設けられている。このクリックストップ機構60
は、図5等に示されるように回転体22に形成された穴
61と、この穴61に昇降自在に収容されたスライド部
材62と、スライド部材62に回転自在に保持されたロ
ーラ63と、スライド部材62を上方に付勢するばね6
4と、ローラ63を受け入れる三箇所の凹部65,6
6,67などからなる。これらの凹部65,66,67
はハウジング20の内面に形成されている。
【0016】さらに詳しくは、中央に位置する凹部65
はレバー12がニュートラルポジションNにあるときに
ローラ63と嵌合し、前側の凹部66はレバー12が前
進側シフトポジションFまで移動したときにローラ63
と嵌合し、後側の凹部67はレバー12が後進側シフト
ポジションRまで移動したときにローラ63と嵌合する
位置に形成されている。このためレバー12を操作する
際に、レバー12が各ポジションN,F,Rに達した瞬
間に、ばね64の弾力によってローラ63が凹部65,
66,67に係合することにより、レバー12の操作に
要する力が一時的に増加することによって、いわゆる節
動感(クリックストップ感)を得ることができる。
【0017】ハウジング20の外側はアウタケース70
によって覆われている。アウタケース70の上面に表示
パネル部71が設けられており、レバー12が前記3種
類のポジションN,F,Rのうちのいずれに位置してい
るかを、回路基板72(図2に示す)に設けたLED等
の発光体73によって表示できるようにしている。
【0018】このリモートコントロール装置10はロッ
ク機構80を有している。ロック機構80は、レバー1
2に装着されたロック操作部材81と、ハウジング20
の底部に固定されたロックプレート82などからなる。
図4に示すようにロックプレート82は厚手の金属板の
左右両側に一対の立上がり壁83を形成したものであ
り、孔84に挿通されるボルト85と、ナット86など
によってハウジング20の取付面20a側に固定される
ようになっている。
【0019】ロック操作部材81は、レバー12の長手
方向に沿うプレート状のロックアーム90と、ロックア
ーム90の上端に設けられた操作部として機能するロッ
クボタン91と、ロックボタン91を下方に付勢するリ
ターンばね92などを備えている。ロックボタン91
は、レバー12のグリップ部93の下面側に昇降可能に
設けられている。ロックアーム90はレバー12に設け
られた長手方向に沿う溝94に沿ってレバー12の長手
方向にスライド自在である。
【0020】図6に示すように、ロックアーム90の下
端部95はレバー軸24の下方に延びており、この下端
部95に縦長の長円形(小判形)の貫通孔96が形成さ
れている。この貫通孔96にレバー軸24が挿通されて
おり、貫通孔96の上下方向の長さ範囲内でロックアー
ム90がレバー12の長手方向にスライドできるように
なっている。ロックアーム90の下端部95には、レバ
ー軸24よりも下側の位置に凸状の係止部(凸部)97
が形成されている。
【0021】一方、ロックプレート82の立上がり壁8
3には、レバー12の下端部を受け入れる半円形の内周
面をもつ凹部100と、この凹部100の内周面の円弧
の途中に形成された凹状の受け部(凹部)101とが形
成されている。受け部101は係止部97と嵌合できる
形状であり、かつ、レバー12がニュートラルポジショ
ンNに位置しているときに係止部97が嵌合できる位置
に形成されている。
【0022】図6(A)に示すように係止部97が受け
部101と嵌合した状態では、レバー12がニュートラ
ルポジションNに保持される。図6(B)に示すように
係止部97が受け部101から脱出した状態では、レバ
ー12がニュートラルポジションN以外の方向に移動す
ることが可能となる。
【0023】上記のように構成されたトップマウントタ
イプのリモートコントロール装置10は、図1に示され
るようにボルト85とナット86によって船体側の取付
基板105の上面側からゴム製のシール部材106を介
して固定される。その際にロックプレート82とシール
部材106は、ハウジング20の取付面20aに重合さ
れた状態で、ボルト85およびナット86によって取付
基板105に共締めされる。なお、図2において右側に
位置する第2機関用のユニット16の構成は、前述の第
1機関用のユニット15と共通であるため説明は省略す
る。
【0024】次に、上記リモートコントロール装置10
の作用について説明する。図1および図6(A)に示す
ように、レバー12がニュートラルポジションNにある
とき、ロックボタン91を操作しない状態では、ロック
アーム90はリターンばね92の弾力によって下方に移
動しており、ロックアーム90の下端の係止部97がロ
ックプレート82の受け部101に嵌合している。この
ためレバー12はニュートラルポジションNに保持され
る。
【0025】レバー12のグリップ部93を手で握り、
ロックボタン91を引き上げると、図6(B)に示すよ
うに、ロックアーム90がロック解除方向に移動するこ
とによって、係止部97が受け部101から外れる。こ
のため、レバー12がニュートラルポジションN以外の
位置に移動できる状態となる。例えば機関のシフトを前
進側に切換えたい場合、レバー12を前進側シフトポジ
ションFまで倒すと、ギヤ30,31を介してポテンシ
ョメータ35の入力軸37が回転することにより、機関
のシフト機構を前進側に切換える信号が送出される。レ
バー12をさらに前方に倒すと、レバー12が前進側の
スロットル域に入ることにより、ポテンショメータ35
の回転角度に応じて機関のスロットル開度が制御され
る。
【0026】逆に、機関のシフトを後進側に切換えたい
場合、レバー12を後進側シフトポジションRまで倒
す。こうするとポテンショメータ35の入力軸37が逆
回転することにより、機関のシフト機構を後進側に切換
える信号が送出される。レバー12をさらに後方に倒す
と、レバー12が後進側のスロットル域に入ることによ
り、ポテンショメータ35の回転角度に応じて機関のス
ロットル開度が制御される上記リモートコントロール装
置10によれば、レバー12をニュートラルポジション
Nに確実に保持することができ、前進あるいは後進時の
ようにレバー12を操作する必要があるときのみ、グリ
ップ部93のロックボタン91を操作することによって
レバー12を回動させることができる状態になる。この
ため、レバー12が運転者の意思に反して不用意に移動
してしまうことを回避できる。
【0027】また、レバー12をスロットル域あるいは
シフト域からニュートラルポジションNに戻したとき
に、ばね92の弾力によってロックアーム90の係止部
97が自動的にロックプレート82の受け部101に嵌
合するため、ロック状態に戻ることができる。
【0028】図7はロックプレート82の変形例を示し
ている。このロックプレート82は前記実施形態と同様
のニュートラルポジション用の受け部101以外に、前
進側シフトポジション用の受け部110と、後進側シフ
トポジション用の受け部111を備えている。前進側シ
フトポジション用の受け部110には、レバー12が前
進側シフトポジションFまで移動したときに係止部97
の後端が突き当たる前進側ストッパ壁112を設けてい
る。後進側シフトポジション用の受け部111には、レ
バー12が後進側シフトポジションRまで移動したとき
に係止部97が突き当たる後進側ストッパ壁113を設
けている。
【0029】したがって、図7(A)に示すようにレバ
ー12がニュートラルポジションNにあるときには、ロ
ックアーム90の係止部97がロックプレート82の受
け部101に嵌合することにより、レバー12がニュー
トラルポジションNに保持される。また、ロックアーム
90を少し引き上げることによって係止部97をニュー
トラル用の受け部101から脱出させたときには、レバ
ー12を図7(B)に示す前進側シフトポジションFあ
るいは図7(C)に示す後進側シフトポジションRまで
移動させることができる状態になる。そしてロックアー
ム90をさらに引き上げると、係止部97がストッパ壁
112,113と干渉しない位置まで移動することによ
り、図7(D)に示すようにレバー12をスロットル域
まで回動させることが可能となる。
【0030】したがってこの実施形態によれば、ニュー
トラルポジションN以外に、前進側シフトポジションF
および後進側シフトポジションRにおいてもレバー12
をロックさせることができ、レバー12が各ポジション
F,Rからスロットル域方向に不用意に移動してしまう
ことが回避される。
【0031】なお、係止部97がシフト用の受け部11
0(または111)に位置しているときに、所定値を越
える力でレバー12をスロットル域の方向に操作したと
き、係止部97がストッパ壁112(または113)を
乗り上げることによって、ロックボタン91を操作しな
くてもレバー12をスロットル域まで移動させることが
できるように、係止部97とストッパ壁112,113
との接触部に適度な傾斜を設けてもよい。
【0032】上記したように、受け部101,110,
111の態様はユーザの要望や機関の形態に応じて選択
すればよく、前述の実施形態以外にも種々の形態でロッ
ク機構80を構成できることは言うまでもない。また本
発明は、前記実施形態で述べたような2本のレバー1
2,13を有する2機関用のリモートコントロール装置
10に限ることはなく、単一機関用のリモートコントロ
ール装置にも同様に適用できる。単一機関用のリモート
コントロール装置の場合、図2に示す左右一対のユニッ
ト15,16のうち一方側のみを使用すればよい。また
本発明は、機械式のリモートコントロール装置に適用す
ることも可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、レバ
ーを所定のポジションに確実に保持することができ、運
転者の意思に反してレバーが移動してしまうことを防止
でき、特に電子制御式のリモートコントロール装置のよ
うにレバー操作に要する力が軽くてすむリモートコント
ロール装置において大きな効果がある。そしてロックプ
レートをハウジングの取付面に重ねるようにしているか
ら、ロック機構が不要な場合にはロックプレートをハウ
ジングの取付面に設けないことで容易に対処できる。
【0034】請求項2に記載の構成によれば、ニュート
ラルポジションにおいてレバーをロックすることがで
き、レバーが不用意に前進あるいは後進側のシフトポジ
ションに移動してしまうことが回避される。
【0035】請求項3に記載の構成によれば、ニュート
ラルポジション以外に、シフト域とスロットル域との境
界位置にてレバーをロックすることができ、レバーが不
用意にスロットル域に入ってしまうことが回避される。
【0036】請求項4に記載したように制動機構を備え
ていれば、スロットル域にてレバー操作力に適度な抵抗
を与えることができるので、レバーをシフト域からスロ
ットル域まで移動させたときにレバーが移動し過ぎてし
まうことが回避され、シフト域においてはレバーの操作
力を軽減させることができる。
【0037】請求項5に記載したようにクリックストッ
プ機構を備えていれば、レバー操作中にレバーが各ポジ
ションに位置したときに、レバーのグリップ部を把持し
ている手の感触によって所望のポジションに切換わった
ことを認識できるので、ロック機構の操作部(例えばロ
ックボタン)を操作するタイミングなどを把握しやすく
なり、操作性が一段と向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のリモートコントロール
装置の一部を断面で示す側面図。
【図2】 図1中のII−II線に沿う断面図。
【図3】 図1に示されたリモートコントロール装置の
斜視図。
【図4】 図1に示されたリモートコントロール装置に
使われるロックプレートの斜視図。
【図5】 図2中のV−V線に沿う断面図。
【図6】 図1に示されたリモートコントロール装置の
ロックアームの動作を示す断面図。
【図7】 ロックプレートの変形例を示す断面図。
【符号の説明】
10…リモートコントロール装置 12,13…レバー 20…ハウジング 22…回転体 35…ポテンショメータ 50…制動機構 60…クリックストップ機構 80…ロック機構 81…ロック操作部材 82…ロックプレート 90…ロックアーム 91…ロックボタン(操作部) 93…グリップ部 97…係止部 101,110,111…受け部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付基板の上面側に固定される取付面を有
    するハウジングと、 上記ハウジングに回動可能に設けられたレバーを有し、
    上記レバーの操作角度に応じて機関等を制御するリモー
    トコントロール装置において、 上記レバーに装着されかつ上記レバーに沿って移動自在
    でしかも下端部が上記レバーの回転軸の下方に延びるロ
    ックアームおよびこのロックアームを手で操作するため
    に上記レバーのグリップ部に設けられた操作部を有する
    ロック操作部材と、 上記ロックアームの下端部に設けられていて上記レバー
    の回転軸よりも下側に位置しかつ上記ロックアームと一
    体に移動する係止部と、 上記ハウジングの上記取付面に固定されるロックプレー
    トに設けられかつ上記レバーが所望の操作角度にあると
    きに上記係止部と係合することにより上記レバーの動き
    止めをなしかつ上記ロックアームがロック解除方向に操
    作された時に上記係止部との係合が解除される受け部
    と、 を具備したことを特徴とするリモートコントロール装
    置。
  2. 【請求項2】上記係止部は上記ロックアームの下端に突
    設された凸部であり、上記受け部は上記ロックプレート
    に形成された凹部であって上記レバーがニュートラルポ
    ジションにあるときに上記係止部と嵌合する位置に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のリモートコ
    ントロール装置。
  3. 【請求項3】上記ロックプレートは、上記ロックアーム
    を少し引き上げて上記係止部と上記受け部との係合を外
    しかつ上記レバーを前進側シフトポジションまで倒した
    状態において上記係止部が突き当たる位置に設けられた
    前進側ストッパ壁と、上記ロックアームを少し引き上げ
    て上記係止部と上記受け部との係合を外しかつ上記レバ
    ーを後進側シフトポジションまで倒した状態において上
    記係止部が突き当たる位置に設けられた後進側ストッパ
    壁とを有していることを特徴とする請求項2記載のリモ
    ートコントロール装置。
  4. 【請求項4】上記レバーがシフト域を越えてスロットル
    域に入ったときにレバー操作力を増加させるための制動
    機構を備えていることを特徴とする請求項1記載のリモ
    ートコントロール装置。
  5. 【請求項5】上記レバーがニュートラルポジションに位
    置したときと前進側シフトポジションおよび後進側シフ
    トポジションに位置したときにそれぞれレバー操作力を
    増加させて節動感を生じさせるためのクリックストップ
    機構を備えていることを特徴とする請求項1記載のリモ
    ートコントロール装置。
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