JPH10197766A - 光ファイバケーブルのスロット除去工具 - Google Patents

光ファイバケーブルのスロット除去工具

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Publication number
JPH10197766A
JPH10197766A JP9004134A JP413497A JPH10197766A JP H10197766 A JPH10197766 A JP H10197766A JP 9004134 A JP9004134 A JP 9004134A JP 413497 A JP413497 A JP 413497A JP H10197766 A JPH10197766 A JP H10197766A
Authority
JP
Japan
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slot
cutter
base
optical fiber
fiber cable
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9004134A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Mori
和夫 森
Hirotaka Yoshida
宏登 吉田
Migaku Yamazaki
磨 山崎
Shinichi Saito
眞一 斎藤
Mitsuhiro Tabata
光博 田畑
Shogo Ohashi
省吾 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakusan Seisakusho Co Ltd
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co, Hakusan Seisakusho Co Ltd filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication of JPH10197766A publication Critical patent/JPH10197766A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、スロットの剥ぎ取り作業を短
時間に、しかも安全に行うこと。 【解決手段】 主としてベースカバー10、カッターベ
ース20及びカッターホルダー30によってスロット除
去工具が構成されることから、部品点数が極めて少なく
される。ベースカバー10を一方向に回転させたときに
限り、カッターベース20を同方向に回転させるように
したので、カッター31がベースカバー10によって覆
われることから、スロット除去作業時には安全且つ確実
なスロット除去作業が行える。スロット除去作業時にお
いて、カッター31がスロット44の軸方向に対して斜
めに噛み合うため、スロット44に対し、スパイラル形
状の切り込みを入れることができるため、スロット44
の剥ぎとりが容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ルのスロット(溝付きスペーサ)を除去するための光フ
ァイバケーブルのスロット除去工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえばスロット型の光ファ
イバケーブルの敷設工事を行う場合、光ファイバケーブ
ルの中心部分に位置するテンションメンバー周辺のスロ
ットを除去してテンションメンバーを露出させ、更にそ
の露出させたテンションメンバーを引張することで、光
ファイバケーブルが固定されるようになっている。
【0003】すなわち、図8は、このようなスロット型
の光ファイバケーブルの一例を示すものであり、光ファ
イバケーブル40の中心部分に位置するテンションメン
バー45の周囲には複数のスロット溝43を有したスロ
ット44が設けられている。それぞれのスロット溝43
には光ファイバ心線や光ファイバ素線等の線材42が挿
入されており、更に光ファイバ心線や光ファイバ素線等
の線材42の周囲には外被41が被覆されている。
【0004】ちなみに、このようなスロット型のテンシ
ョンメンバー45の周囲のスロット44を除去する場合
には、予め外被41を所定長だけ剥ぎ取っておき、この
剥ぎ取った箇所のスロット44のスロット溝43に沿っ
て切り込みを入れる。このとき、その切り込みはテンシ
ョンメンバー45の近傍までとする。またこのとき、光
ファイバ心線42はスロット44の除去作業に邪魔にな
らないようにスロット44から離しておく。
【0005】そして、その切り込みを入れた部分を任意
の長さで輪切りにした後、ペンチ等を用いてスロット4
4を剥ぎ取り、テンションメンバー45を露出させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のスロット44の除去方法では、スロット44及びテ
ンションメンバー45間の密着力が強いため、スロット
44の除去すべき寸法が短い場合にはさほど問題とはな
らないが、スロット44の除去すべき寸法が長くなる
と、スロット44の除去が困難となり、スロット44の
除去作業に要する時間が長引いてしまうという不具合が
あった。
【0007】また、スロット44のスロット溝43に沿
って切り込みを入れる際、むき出し状態としたカッター
によって切り込み作業が行われるため、思わぬ怪我を招
いてしまうおそれもある。
【0008】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、簡単な構成で、スロットの剥ぎ取り作業を
短時間に、しかも安全に行うことができる光ファイバケ
ーブルのスロット除去工具を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ベースカバーに摺動自在に嵌合されているカッターベー
スに対し、前記摺動方向に対して直交する方向に回動自
在とされたカッターを有するカッターホルダーが装着さ
れてなることを特徴とする。
【0010】この発明では、ベースカバーに摺動自在に
嵌合されているカッターベースに対し、摺動方向に対し
て直交する方向に回動自在とされたカッターを有するカ
ッターホルダーを装着しているため、主としてベースカ
バー、カッターベース及びカッターホルダーによってス
ロット除去工具が構成されることから、部品点数が極め
て少なくした構成とすることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、前記ベースカバー
には、前記摺動方向に対して長くされた長溝部と、前記
摺動方向に直交する方向に対して短くされた短溝部とを
有する略L字形状のガイド溝が形成されており、前記カ
ッターベースに設けられた支持ピンが前記短溝部側に係
合された状態で、前記ベースカバーを一方向に回転させ
ると前記カッターベースも同方向に回転し、前記ベース
カバーを他方向に回転させると前記支持ピンが前記長溝
部側に移動し、前記ベースカバーに対する前記カッター
ベースの摺動規制が解かれることを特徴とする。
【0012】この発明では、ベースカバーを一方向に回
転させたときに限り、カッターベースを同方向に回転さ
せるようにし、ベースカバーを他方向に回転させたとき
にカッターベースをベースカバーから飛び出させるよう
にしたので、スロット除去作業時にはカッターがベース
カバーによって覆われることから、安全且つ確実なスロ
ット除去作業が行える。
【0013】請求項3記載の発明は、前記カッターホル
ダーには、前記カッターベース側に設けられた支持ピン
に遊嵌支持される楕円円錐形状の通し穴が形成されるこ
とで、前記カッターホルダーが前記摺動方向に対して直
交する方向及び前記摺動方向に沿った方向に回動自在と
されていることを特徴とする。
【0014】この発明では、スロット除去作業時におい
て、カッターホルダーをスロット側に押し込むと、スロ
ットにカッターが噛み合うことにより、カッターホルダ
ーが摺動方向に沿った方向に回動し、スロットの軸方向
に対して斜めに噛み合うため、カッターホルダーをスロ
ット側に押し込みつつ一方向に回転させることで、スロ
ットに対し、スパイラル形状の切り込みを入れることが
できる。
【0015】したがって、スパイラル形状の切り込みの
入れられたスロットに対し、ペンチ等を用いて剥ぎとる
ことにより、スロットの剥ぎとりが容易となる。また、
切り込みがスパイラル形状であるため、切り込みが入れ
られている部分であれば、どの部分からもペンチ等を用
いての剥ぎ取りが可能となる。
【0016】請求項4記載の発明は、前記カッターベー
スに形成されている前記光ファイバケーブルのスロット
が挿入される挿入口には、前記スロットの各種径に合わ
せられたアダプタが着脱自在とされていることを特徴と
する。
【0017】この発明では、カッターベースに形成され
ている光ファイバケーブルのスロットが挿入される挿入
口に対し、スロットの各種径に合わせられたアダプタを
着脱自在に装着可能としたので、スロットの径が異なる
場合であっても、径の合うアダプタを装着することで、
スロット除去作業を確実に行うことができる。
【0018】請求項5記載の発明は、前記カッターは前
記カッターホルダーに対して固定されているとともに、
前記カッターホルダーの前記カッターベースに対する収
納位置が前記カッターベース内部にて一定となるように
規制されていることを特徴とする。
【0019】この発明では、カッターホルダーのカッタ
ーベースに対する収納位置がカッターベース内部にて一
定となるように規制されているため、スロットに対する
カッターの噛み合い量が一定とされることから、たとえ
ばスロットの中心部側にテンションメンバーが位置する
場合であっても、そのテンションメンバーに対して傷を
付けることなくスロットの除去が行える。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の詳細
を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する図に
おいて、図8と共通する部分には同一符号付し重複する
説明を省略する。
【0021】図1乃至図4は、本発明の光ファイバケー
ブルのスロット除去工具(以下、単に除去工具という)
の一実施の形態を示すものである。
【0022】これらの図に示すように、除去工具のベー
スカバー10の外周全面にはローレット加工が施されて
おり、滑り止め効果が高められている。
【0023】ベースカバー10内部には、カッター31
を有したカッターホルダー30を回動自在に支持してい
るカッターベース20が摺動自在に収容されている。
【0024】ここで、カッターホルダー30のカッター
ベース20に対する収まり位置は、カッターホルダー3
0の下端部33がカッターベース20の支持段部25に
当接することで規制されており、後述する挿入孔22の
中心部に対するカッター31の位置が一定とされてい
る。
【0025】また、ベースカバー10に形成されている
略L字形状のガイド溝11には、カッターベース20に
取り付けられたガイド支持ピン21が係合されている。
そして、ベースカバー10を矢印a方向に回すと、ガイ
ド支持ピン21がガイド溝11の短溝部11a側に係合
することで、カッターベース20も同方向に回転するよ
うになっている。
【0026】一方、ベースカバー10を矢印b方向に回
すと、ガイド支持ピン21がガイド溝11の短溝部11
aから外れ、ガイド支持ピン21が長溝部11b側に沿
ってベースカバー10の軸方向に移動可能とされるた
め、カッターベース20がベースカバー10に対してベ
ースカバー10の軸方向である矢印c,d方向に移動自
在となっている。
【0027】カッターベース20には、光ファイバケー
ブル40の挿入孔22に連通した挿入口23が設けられ
ている。また、その挿入口23には、光ファイバケーブ
ル40の径に応じたアダプタ50が着脱自在に設けられ
ており、アダプタ50を付け替えることで、光ファイバ
ケーブル40の各種径に応じた挿入口23の大きさが得
られるようになっている。
【0028】更に、カッターベース20の前端面には、
支持ピン24が装着されている。この支持ピン24に
は、図5及び図6に示すように、カッターホルダー30
の楕円円錐状の通し穴32が係合されている。
【0029】これにより、ベースカバー10を光ファイ
バケーブル40に対して矢印c方向に押し付けつつ矢印
a方向に回転させると、カッターホルダー30が通し穴
32側を支点として矢印f方向に回動するため、光ファ
イバケーブル40のスロット44に対してスパイラル形
状の切れ込みを入れることができるようになっている。
【0030】一方、ベースカバー10を矢印d方向に戻
しつつ同一方向に回転させることで、図6のように、カ
ッターホルダー30が通し穴32側を支点として矢印e
方向に回動するため、スロット44がカッター31によ
って輪切りされるようになっている。
【0031】但し、この状態では、カッター31がスロ
ット44に食い込んでいるため、光ファイバケーブル4
0に対して除去工具を矢印d方向に引くことはできない
が、図1のように、ベースカバー10からカッターベー
ス20を引き出した状態で、カッターホルダー30を引
き出すことにより、光ファイバケーブル40から除去工
具を離すことができるようになっている。
【0032】続いて、以上のような構成の除去工具の使
用方法について説明する。まず、図3に示したように、
カッターベース20の挿入口23から光ファイバケーブ
ル40を挿入する。このとき、上述したように、予め外
被41を所定長だけ剥ぎ取っておき、この剥ぎ取った箇
所のスロット44をカッターベース20の挿入口23か
ら差し込む。
【0033】次いで、ベースカバー10を光ファイバケ
ーブル40に対して矢印c方向に押し込みつつ矢印a方
向に回転させると、カッターホルダー30のガイド支持
ピン21がガイド溝11の短溝部11a側に係合し、同
方向に回転する。
【0034】これにより、カッターホルダー30のカッ
ター31がスロット44に食い込むとともに、カッター
ホルダー30が通し穴32側を支点として矢印f方向に
回動するため、スロット44にはスパイラル形状の切れ
込みが入れられる。
【0035】このとき、上述したように、カッターホル
ダー30のカッターベース20に対する収まり位置は、
カッターホルダー30の下端部33がカッターベース2
0の支持段部25に当接することで規制されており、挿
入孔22の中心部に対するカッター31の位置が一定と
されていることから、テンションメンバー45に対して
傷を付けることなくスロット44へのスパイラル形状の
切れ込みを入れることができる。
【0036】スロット44に対するスパイラル形状の切
り込みを所定長だけ行った後、ベースカバー10を矢印
d方向に若干戻しつつ同一方向方向である矢印a方向に
回転させる。これにより、図6のように、カッターホル
ダー30が通し穴32側を支点として矢印e方向に回動
するため、スロット44がカッター31によって輪切り
される。
【0037】スロット44に対する輪切りを終えた後、
カッターベース20の挿入口23から光ファイバケーブ
ル40を引き抜く。この場合、図3の状態からベースカ
バー10を矢印b方向に回転させてガイド支持ピン21
をガイド溝11の短溝部11aから外し、図2のよう
に、ガイド支持ピン21を長溝部11b側に沿ってベー
スカバー10の軸方向に移動させ、ベースカバー10の
みを矢印d方向に移動させる。
【0038】次いで、図1のように、カッターホルダー
30を回動させてスロット44に対するカッター31の
食い込みを解除することにより、光ファイバケーブル4
0をカッターベース20の挿入口23から引き抜くこと
ができる。
【0039】そして、カッターベース20の挿入口23
から引き抜いた光ファイバケーブル40のスパイラル形
状の切り込みの入れられたスロット44に対し、ペンチ
等を用いて剥ぎとることにより、スロット44の剥ぎと
りが容易に行われる。この場合、スパイラル形状の切り
込みが入れられている部分であれば、どの部分からもペ
ンチ等を用いての剥ぎ取りが可能となる。
【0040】これにより、図7に示すように、スロット
44の剥ぎとりによってテンションメンバー45を容易
に露出させることができる。
【0041】このように、本実施の形態では、ベースカ
バー10に摺動自在に嵌合されているカッターベース2
0に対し、摺動方向に対して直交する方向に回動自在と
されたカッター31を有するカッターホルダー30を装
着しているため、主としてベースカバー10、カッター
ベース20及びカッターホルダー30によってスロット
除去工具が構成されることから、部品点数が極めて少な
くした構成とすることができる。
【0042】また、本実施の形態では、ベースカバー1
0を一方向に回転させたときに限り、カッターベース2
0を同方向に回転させるようにし、ベースカバー10を
他方向に回転させたときにカッターベース20をベース
カバー10から飛び出させるようにしたので、カッター
31がベースカバー10によって覆われることから、ス
ロット除去作業時には安全且つ確実なスロット除去作業
が行える。
【0043】更に、本実施の形態では、スロット除去作
業時において、カッターホルダー30をスロット44側
に押し込むと、スロット44にカッター31が噛み合う
ことにより、カッターホルダー30が摺動方向に沿った
方向に回動し、スロット44の軸方向に対して斜めに噛
み合うため、カッターホルダー30をスロット44側に
押し込みつつ一方向に回転させることで、スロット44
に対し、スパイラル形状の切り込みを入れることができ
る。
【0044】したがって、スパイラル形状の切り込みの
入れられたスロット44に対し、ペンチ等を用いて剥ぎ
とることにより、スロット44の剥ぎとりが容易となる
るばかりか、切り込みがスパイラル形状であるため、切
り込みが入れられている部分であれば、どの部分からも
ペンチ等を用いての剥ぎ取りが可能となる。
【0045】更にまた、本実施の形態では、カッターベ
ース20に形成されている光ファイバ40のスロット4
4が挿入される挿入口23に対し、スロット44の各種
径に合わせられたアダプタ50を着脱自在に装着可能と
したので、スロット44の径が異なる場合であっても、
径の合うアダプタ50を装着することで、スロット除去
作業を確実に行うことができる。
【0046】また、本実施の形態では、カッターホルダ
ー30のカッターベース20に対する収納位置がカッタ
ーベース内部にて一定となるように規制されているた
め、スロット44に対するカッター31の噛み合い量が
一定とされることから、スロット44の中心部側に位置
するテンションメンバー45に対して傷を付けることな
くスロットの除去が行える。なお、本実施の形態では、
本発明のスロット除去工具を、スロット44の除去に適
用した場合について説明したが、この例に限らず、外被
等の他の層の除去を行う場合に用いるようにしてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バケーブルのスロット除去工具光ファイバケーブルのス
ロット除去工具によれば、ベースカバーに摺動自在に嵌
合されているカッターベースに対し、摺動方向に対して
直交する方向に回動自在とされたカッターを有するカッ
ターホルダーを装着しているため、主としてベースカバ
ー、カッターベース及びカッターホルダーによってスロ
ット除去工具が構成されることから、部品点数が極めて
少なくした構成とすることができる。
【0048】また、ベースカバーを一方向に回転させた
ときに限り、カッターベースを同方向に回転させるよう
にし、ベースカバーを他方向に回転させたときにカッタ
ーベースをベースカバーから飛び出させるようにしたの
で、スロット除去作業時にはカッターがベースカバーに
よって覆われることから、安全且つ確実なスロット除去
作業が行える。
【0049】更に、スロット除去作業時において、カッ
ターホルダーをスロット側に押し込むと、スロットにカ
ッターが噛み合うことにより、カッターホルダーが摺動
方向に沿った方向に回動し、スロットの軸方向に対して
斜めに噛み合うため、カッターホルダーをスロット側に
押し込みつつ一方向に回転させることで、スロットに対
し、スパイラル形状の切り込みを入れることができるこ
とから、スパイラル形状の切り込みの入れられたスロッ
トに対し、ペンチ等を用いて剥ぎとることにより、スロ
ットの剥ぎとりが容易となる。
【0050】したがって、簡単な構成で、スロットの剥
ぎ取り作業を短時間に、しかも安全に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブルのスロット除去工
具の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のカッターホルダーを閉じた状態を示す斜
視図である。
【図3】図1のカッターベースに光ファイバケーブルを
挿入した状態を示す斜視図である。
【図4】図1の光ファイバケーブルのスロット除去工具
を示す正面図である。
【図5】図1のカッターホルダーを示す断面図である。
【図6】図1のカッターホルダーを示す図である。
【図7】図3の光ファイバケーブルのスロットが除去さ
れた状態を示す図である。
【図8】従来のスロット型の光ファイバケーブルの一例
を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ベースカバー 11 ガイド溝 11a 短溝部 11b 長溝部 20 カッターベース 21 ガイド支持ピン 22 挿入孔 23 挿入口 25 支持段部 30 カッターホルダー 31 カッター 32 通し穴 33 下端部 40 光ファイバケーブル 41 外被 42 線材 43 スロット溝 44 スロット 45 テンションメンバー 50 アダプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 宏登 東京都豊島区高田三丁目18番14号 株式会 社白山製作所内 (72)発明者 山崎 磨 東京都豊島区高田三丁目18番14号 株式会 社白山製作所内 (72)発明者 斎藤 眞一 神奈川県川崎市川崎区小田栄2−1−1 昭和電線電▲覧▼株式会社内 (72)発明者 田畑 光博 神奈川県川崎市川崎区小田栄2−1−1 昭和電線電▲覧▼株式会社内 (72)発明者 大橋 省吾 神奈川県川崎市川崎区小田栄2−1−1 昭和電線電▲覧▼株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースカバーに摺動自在に嵌合されてい
    るカッターベースに対し、前記摺動方向に対して直交す
    る方向に回動自在とされたカッターを有するカッターホ
    ルダーが装着されてなることを特徴とする光ファイバケ
    ーブルのスロット除去工具。
  2. 【請求項2】 前記ベースカバーには、前記摺動方向に
    対して長くされた長溝部と、前記摺動方向に直交する方
    向に対して短くされた短溝部とを有する略L字形状のガ
    イド溝が形成されており、 前記カッターベースに設けられた支持ピンが前記短溝部
    側に係合された状態で、前記ベースカバーを一方向に回
    転させると前記カッターベースも同方向に回転し、 前記ベースカバーを他方向に回転させると前記支持ピン
    が前記長溝部側に移動し、前記ベースカバーに対する前
    記カッターベースの摺動規制が解かれることを特徴とす
    る請求項1記載の光ファイバケーブルのスロット除去工
    具。
  3. 【請求項3】 前記カッターホルダーには、前記カッタ
    ーベース側に設けられた支持ピンに遊嵌支持される楕円
    円錐形状の通し穴が形成されることで、前記カッターホ
    ルダーが前記摺動方向に対して直交する方向及び前記摺
    動方向に沿った方向に回動自在とされていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の光ファイバケーブルのスロ
    ット除去工具。
  4. 【請求項4】 前記カッターベースに形成されている前
    記光ファイバのスロットが挿入される挿入口には、前記
    スロットの各種径に合わせられたアダプタが着脱自在と
    されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    光ファイバケーブルのスロット除去工具。
  5. 【請求項5】 前記カッターは前記カッターホルダーに
    対して固定されているとともに、前記カッターホルダー
    の前記カッターベースに対する収納位置が前記カッター
    ベース内部にて一定となるように規制されていることを
    特徴とする請求項1、2、3又は4記載の光ファイバケ
    ーブルのスロット除去工具。
JP9004134A 1997-01-13 1997-01-13 光ファイバケーブルのスロット除去工具 Withdrawn JPH10197766A (ja)

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