JPH10197386A - 加圧された液圧ダンパ管からの流体の漏れを検出する方法 - Google Patents

加圧された液圧ダンパ管からの流体の漏れを検出する方法

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JPH10197386A
JPH10197386A JP34068996A JP34068996A JPH10197386A JP H10197386 A JPH10197386 A JP H10197386A JP 34068996 A JP34068996 A JP 34068996A JP 34068996 A JP34068996 A JP 34068996A JP H10197386 A JPH10197386 A JP H10197386A
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pipe
gas
damping
tube
liquid
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JP34068996A
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Salou Alain
サルー アラン
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FR DES AMORTISSEURS DE CARBON
FR DES AMORTISSEURS DE CARBON SOC
Original Assignee
FR DES AMORTISSEURS DE CARBON
FR DES AMORTISSEURS DE CARBON SOC
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】組立てられたダンパについての効果的な密封試
験を提供する。 【解決手段】減衰液6と適合し管1の外部で検出可能な
潤滑浸透液の薄膜を空の管1の内壁に噴霧し、噴霧され
た管の内部設備を設置し、組み立てられた管1の外部で
の浸透液の存在を検出することによって気体の漏れを検
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、液圧ダンパ
管からの流体の漏れの検出に関し、より詳細には、加圧
された単一管型の液圧ダンパ管からの気体の漏れの検出
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】加圧された単一管型の
液圧ダンパ管が、管内で自由に摺動しO−リングシール
が装着された気体/液体分離ピストン又はダイヤフラム
によって2つの部分に分割されている。管の一方の部分
には、加圧気体(典型的には、窒素ガス)が収容されて
おり、他方の部分には、油のような減衰作動液が充填さ
れている。加圧された気体は、キャビテーションの問題
を防止し、所要の減衰法則を得るのに寄与する。この量
の気体は、例えば、ダイヤフラムの設置を容易にするた
めに管の内壁に減衰油の薄膜が噴霧された後に管の底部
に注入される一定量の液体窒素によって得られる。
【0003】捕捉された気体は、特に管の端部と車輪に
固定するためのアイレットとの間の溶接部のところで、
ダンパ管の微小亀裂から漏れることがある。このような
気体の漏れは、ダンパの正確な作動にとって害となる。
この種の気体の漏れは、ヘリウム又は微小亀裂(従っ
て、微小亀裂の存在)を検出することができる別の気体
を使用して、空の管を系統的に試験することによって検
出される。しかしながら、気体の痕跡を使用するこの試
験方法は、費用のかかる付加的な検査作業のため、ダン
パを組立る方法に関するコストを増大させるという欠点
を有している。本発明は、この課題に対して基本的に異
なる解決策を提供することに関する。本発明の1つの目
的は、開始時から輸送前までの既存の製造ラインに容易
に挿入することができる、組立られたダンパ(或いは、
当業者が通常用いる語を使用すると、“閉鎖された”ダ
ンパ)についての効果的な密封試験を提案することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、気体
と減衰液を収容する加圧された液圧ダンパ管からの流体
の漏れを検出する方法を提案する。減衰液と適合し管の
外部で検出可能な潤滑浸透液の薄膜が、空の管の内壁に
噴霧される。噴霧された管の内部設備(気体、減衰液、
管の内部の機械的な構成要素)が設置され、組立られた
管の外部での浸透液の存在を検出することによって、気
体の漏れが検出される。噴霧された液体は、液体窒素が
管の底部に注入された後にダイヤフラムの管への挿入を
容易にするため、潤滑剤である。潤滑液は、減衰液と適
合しなければならない。すなわち、潤滑液は、減衰液の
物理的性質を損なってはならない。本発明では、“浸
透”液は、毛管作用によってダンパ管の壁の微小亀裂を
通過することができる液体である。浸透液が、例えば光
学的な明視化によって管の外部で検出可能であるので、
微小亀裂が管の気体収容部分にある場合には、浸透液の
検出は、ダンパ管の壁の微小亀裂の存在を検出する1つ
の方法となる。
【0005】従って、本発明は、気体の痕跡を使用する
のではなく液体の漏れの検出によって気体の漏れを検出
することができる点で注目される。換言すれば、本発明
は、気体の漏れの検出を液体の漏れの検出に置き換えて
いる。従って、本発明は、進行した後数週間(或いは数
カ月間)は漏れないが突然“ガス漏れ”し始める“漏れ
やすい”ダンパ管の検出を可能にするという顕著な利点
を有している。噴霧された潤滑剤は、一定期間の間、微
小亀裂を遮断し、気体の漏れを一時的に阻止する。噴霧
された残滓が除去された後にのみ、気体は微小亀裂から
漏れてくる。しかしながら、噴霧された潤滑剤が気体の
漏れを一時的に阻止する場合には、潤滑剤は、管の外部
に結露を発生させるため、毛管作用によって微小亀裂の
内部を濡らす。この外部の結露の検出により、漏れの可
能性のあるダンパを製造段階で検出することができる。
【0006】浸透液は、上述のような適合性が保証され
た減衰液を含んでいるのが特に有利である。ダンパの組
立、即ち閉鎖の際に外壁に油残滓を通常有する、組立ら
れた管の外部での浸透液の存在の検出を容易にするた
め、浸透液は、減衰液と減衰液と適合する着色剤の混合
物を含んでいるのが好ましい。本発明では、適合する着
色剤は、減衰油又は減衰液の物理的性質を損なわず、か
つ、減衰油と均一な混合物(即ち、別々の相を有しない
混合物)を形成する着色剤である。例えば、フルオレセ
インのような蛍光着色剤を使用してもよい。その際、管
の外部での浸透液の存在は、紫外線を使用して光学的に
検出することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の他の利点及び特徴は、添
付図面を参照しながら非限定的な実施の形態の詳細な説
明を読めば明らかになるであろう。図1に示されるよう
に、単一管型の入れ子式液圧ダンパが、一端がアイレッ
ト2によって固定されたシリンダ又は管1を備えてい
る。シリンダ1内を自由に摺動する気体/液体分離ピス
トン又はダイヤフラム3が、O−リングシール4を備え
ており、シリンダを2つの部分に分割している。一方の
部分5には、加圧気体(典型的には、窒素ガス)が収容
されており、他方の部分には、例えばエッソ社からエッ
ソール22又はエッソール23として販売されている減
衰作動液(典型的には、油)が充填されている。
【0008】別のピストン7が、ロッド8の端部に固定
されており、シリンダ1内でのロッド8の移動は、固定
手段10によりシリンダに固定され、動的シール11と
関連した案内又は閉鎖部材9によって案内されている。
ロッド8の上端は、固定ピンに固定されている。ダンパ
を作動させるために、ピストン7は、弁13(通常は、
フロート弁)と協働する作動液用の恒久的な通路12を
有している。窒素ガスが漏れる微小亀裂は一般に、アイ
レットと管1の底部との間の溶接部に発生する。特に、
管の底部が別個に取付けられた部分である場合には、微
小亀裂は、管の底部を取付ける溶接部に発生することも
ある。このような型式のダンパを組立る従来の方法にお
いては、まず空の管の内壁に減衰作動油の薄膜を噴霧
し、次いで管の底部に所定量の液体窒素を充填し、液体
窒素は、温度が十分に上昇した後に窒素ガスに転化され
る。噴霧された減衰作動油により、ダイヤフラムは、管
の底部が液体窒素と接触するまで管内を摺動する。次い
で、減衰油を充填し、ピストンを備えたロッドを設置
し、案内部材9によって管の上端を閉鎖することによっ
て、ダンパの完全な閉鎖がプレスで行われる。
【0009】次いで、ダンパは、塗装前に、(当業者に
は通常シェンク試験と呼ばれる)荷重/速度減衰法則を
検証する試験を行う。即ち、ダンパに及ぼされる荷重
が、管内の弁ピストンの移動速度の関数として測定され
る。本発明の好ましい実施の形態においては、所定濃度
のフルオレセインが、空の管の内壁に噴霧される、例え
ばエッソール22又はエッソール23のような減衰作動
油に加えられる。したがって、作動油とフルオレセイン
の完全に均一な潤滑混合物が、空の管の内壁に噴霧され
る(図2の工程21)。1容積%のフルオレセイン濃度
により満足すべき結果が得られるが、検出および減衰作
動油との適合性の両方の観点により、フルオレセイン濃
度は、0.5〜3容積%の範囲でもよい。0.5容積%
以下では、検出は、依然として可能ではあるが、一層困
難となる。3容積%以上では、混合物の潤滑品質が劣化
することがある。
【0010】次いで、上述のように、普通の方法でダン
パの閉鎖(窒素ガスの充填、ダイヤフラムの装着、減衰
作動油の充填、および弁ピストンと閉塞具の設置)を行
う(工程22)。次いで、組立た管について、荷重−速
度試験を行う。噴霧された減衰作動油とフルオレセイン
の混合物の存在を管の外部で検出する試験(工程23)
は、荷重−速度試験の前、或いは、荷重−速度試験の後
であって輸送前の製造プロセスの工程の際のいずれにお
いて行ってもよいが、荷重−速度試験と同時に漏れ検出
試験を行うのが好ましい。管の外部に混合物が検出され
ない場合は、管に微小亀裂が存在しないか、或いは微小
亀裂が高温又は低温において気体が漏れない程に極めて
小さいかのいずれかを意味する。他方、所定寸法よりも
大きな微小亀裂が存在する場合には、気体は、低温にお
いてさえ(即ち、ダンパが使用されていないときでさ
え)漏れるであろう。微小亀裂がこれらの中間の寸法を
有する場合には、微小亀裂の検出は、フルオレセイン混
合物の粘度が減少するため、“ホット”試験の際(即
ち、使用の際)に容易にされる。
【0011】減衰作動油とフルオレセインの混合物は、
適当な源(例えば、ウッドランプ)からの紫外線放射で
管を照射することによって非常に簡単な方法で検出され
る。管の外部にフルオレセインが見えると、微小亀裂
(従って、気体の漏れ)が存在する。本発明は、この気
体の漏れの検出と同時に、動的シール11のところでの
欠陥シールの検出(即ち、減衰液の漏れの検出)を可能
にする。この目的のため、噴霧する作動油、並びに、管
の上部に充填される減衰液に、フルオレセイン着色剤を
加えなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】加圧される単一管型の液圧ダンパ管の長さ方向
略断面図である。
【図2】本発明の方法の1つの実施の形態の概略フロー
図である。
【符号の説明】
1 管 2 アイレット 3 気体/液体分離ピストン又はダイヤフラム 4 O−リングシール 5 気体 6 減衰液 7 ピストン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体5と減衰液6を収容する加圧された
    液圧ダンパ管からの流体の漏れを検出する方法であっ
    て、減衰液6と適合し管の外部で検出可能な潤滑浸透液
    の薄膜を空の管1の内壁に噴霧し、噴霧された管の内部
    設備を設置し、組立られた管の外部での浸透液の存在を
    検出することによって気体5の漏れを検出することを特
    徴とする方法。
  2. 【請求項2】 潤滑浸透液が減衰液6を含んでいること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 浸透液が、減衰液6と減衰液に適合する
    着色剤との混合物であることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 着色剤が蛍光着色剤であり、紫外線放射
    を使用して浸透液の存在を検出することを特徴とする請
    求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 着色剤が、所定濃度のフルオレセインで
    あることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 管1の内部設備の設置の工程が、管の一
    部に減衰液6を充填する工程と、管を閉鎖部材9によっ
    て閉鎖する工程とを有する、請求項4又は5に記載の方
    法において、前記充填工程において蛍光着色剤を減衰液
    6に加え、紫外線放射を使用して、閉鎖部材9の高さの
    ところで減衰液6の漏れを検出することを特徴とする方
    法。
  7. 【請求項7】 ダンパの作動試験の際、流体の漏れを検
    出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 特に単一管型ダンパ管のような加圧され
    た液圧ダンパ管からの気体の漏れを検出するため、前記
    管の外部でのダンパ管の減衰液と適合する潤滑浸透液の
    存在を紫外線放射を使用して光学的に検出するための、
    例えばフルオレセインのような蛍光着色剤の使用。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101364894B1 (ko) * 2012-11-29 2014-02-20 현대다이모스(주) 윤활 상태 확인 방법
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