JPH0749286A - エンジンのリークテスト方法 - Google Patents

エンジンのリークテスト方法

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JPH0749286A
JPH0749286A JP19324493A JP19324493A JPH0749286A JP H0749286 A JPH0749286 A JP H0749286A JP 19324493 A JP19324493 A JP 19324493A JP 19324493 A JP19324493 A JP 19324493A JP H0749286 A JPH0749286 A JP H0749286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
amount
cylinder
block
blow
Prior art date
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Pending
Application number
JP19324493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Oda
祐一 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンブロックの気密性を正確に測定す
る。 【構成】 シリンダヘッドを取り外したシリンダブロッ
クCBのデッキ面16をシール板14で閉塞し、バルブ
231 〜234 ,25を開弁してシリンダ171〜17
4 を大気に開放した状態で、エアーフローテスタ21か
らシリンダブロックCB内にエアーを供給してシリンダ
171 〜174 からのエアーの吹き抜け量を測定する。
続いて、シリンダブロックCBにシリンダヘッドを取り
付けたエンジンブロックの内部にエアーフローテスタ2
1からエアーを供給し、前記吹き抜け量を含むエアーの
洩れ量を測定し、この洩れ量から前記吹き抜け量を減算
することにより正味のエアーの洩れ量を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアーフローテスタを
用いてエンジンブロックの気密性を検査するエンジンの
リークテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工場で組み立てられたエンジンブロック
の気密性を確認すべく、エンジンブロックの内部にエア
ーを供給して洩れ量を測定する所謂リークテストが行わ
れる。従来、かかるリークテストは、エアーフローテス
タでエンジンブロックの内部に一定圧のエアーを供給
し、シリンダブロックとシリンダヘッドとの接合面等か
らのエアーの洩れ量を測定することにより行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンブロックの内部に供給されたエアーの一部はピストン
リングから吸気ポート或いは排気ポートを介して大気に
吹き抜けてしまうため、エアーフローテスタで検出され
る値は本来の洩れ量と前記吹き抜け量との合計値にな
り、しかも前記吹き抜け量は個々のエンジンによってか
なりのバラツキがあるため、従来のリークテスト方法で
はエンジンブロックからの正味のエアーの洩れ量を正確
に検出することが困難であった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ピストンリングを介してのエアーの吹き抜け量を除
外し、シリンダブロックとシリンダヘッドとの結合面等
からの正味のエアーの洩れ量を正確に検出し得るエンジ
ンのリークテスト方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、エアーフローテスタを用いてエンジンブ
ロックの気密性を検査するエンジンのリークテスト方法
であって、シリンダヘッドを取り外したシリンダブロッ
クのデッキ面及び大気開放孔を閉塞し、且つシリンダを
大気に開放した状態でシリンダブロック内にエアーを供
給し、ピストンリングからのエアーの吹き抜け量を測定
する第1の工程と、シリンダブロックにシリンダヘッド
を取り付けたエンジンブロック内にエアーを供給し、前
記エアーの吹き抜け量を含むエアーの洩れ量を測定する
第2の工程と、第1の工程で測定したエアーの吹き抜け
量と第2の工程で測定したエアーの洩れ量とを比較し、
エンジンブロックからのエアーの洩れ量を求める第3の
工程と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0007】図1及び図2は本発明の一実施例を示すも
ので、図1はリークテストの第1の工程を示す図、図2
はリークテストの第2の工程を示す図である。
【0008】図1に示すように、エンジンのリークテス
ト装置は、エンジンブロックからシリンダヘッドを取り
外した状態のシリンダブロックCBを支持するパレット
1を備える。パレット1の一側に設けたブラケット2に
は、シリンダブロックCBに形成されたブリーザチャン
バ取付孔3を閉塞する閉塞部材4を有するシリンダ5が
設けられる。パレット1の他側に立設した基板6に固定
したブラケット7には、シリンダブロックCBに形成さ
れたオイルレベルゲージ取付孔8を閉塞する閉塞部材9
を有するシリンダ10が設けられる。
【0009】基板6に設けた支持台11には、一対のス
ライドガイド12,12に摺動自在に嵌合する一対のガ
イドロッド13,13を介してシール板14が支持され
ており、このシール板14は支持台11に設けたシリン
ダ15に接続されて昇降駆動される。シール板14はシ
リンダブロックCBのデッキ面16に密着可能であり、
デッキ面16に開口する4個のシリンダ171 〜1
4 、オイル通路18、ウオータジャケット19…等の
開口部を閉塞する。
【0010】基板6に設けた支持台20にはエアーフロ
ーテスタ21が支持されており、そこから延びてシール
板14に接続されたホース22はシリンダブロックCB
の前記オイル通路18に連通する。シール板14に設け
られた4個のバルブ231 〜234 はホース24を介し
てバルブ25に接続されており、バルブ25を開放した
状態で4個のバルブ231 〜234 の何れかを開放する
と、対応するシリンダ171 〜174 の内部が大気に連
通する。
【0011】次に、上述したエンジンのリークテスト装
置を用いて行われるリークテストの第1の工程を説明す
る。
【0012】パレット1上にシリンダブロックCBを載
置し、ブリーザチャンバ取付孔3をシリンダ5で駆動さ
れる閉塞部材4で閉塞するとともに、オイルレベルゲー
ジ取付孔8をシリンダ10で駆動される閉塞部材9で閉
塞する。続いて、シリンダ15を駆動してシール板14
を下降させ、シリンダブロックCBのデッキ面16を閉
塞することにより、シリンダブロックCBの内部を大気
から遮断する。そして、バルブ231 〜234 及びバル
ブ25を全て閉弁した状態で、エアーフローテスタ21
からホース22を介して供給される所定圧力のエアー
を、オイル通路18からシリンダブロックCBの内部に
導入する。
【0013】このとき、シリンダブロックCBの気密が
完全であればエアーフローテスタ21で測定されるエア
ーの洩れ量は0になるが、例えばシリンダブロックCB
の下部に結合されるオイルパンの取付部からエアーが洩
れていれば、その洩れ量がエアーフローテスタ21によ
って測定される。而して、シリンダブロックCBに気密
不良箇所がある場合には、リークテストを一旦中止して
不良箇所の補修が行われる。
【0014】さて、シリンダブロックCBの気密が完全
であることが確認されると、エアーフローテスタ21で
シリンダブロックCBの内部にエアーを供給しながらバ
ルブ25を開弁し、更に4個のバルブ231 〜234
うちの1個(例えばバルブバルブ231 )を開弁する。
これにより、シリンダブロックCB内のエアーが、シリ
ンダ171 に摺合するピストンのピストンリングからバ
ルブ231 ,25を介して大気に吹き抜け、その吹き抜
け量がエアーフローテスタ21によって測定される。続
いて、残りの3個のバルブ232 〜234 を順次閉弁す
ることにより、各々のシリンダ172 〜174 からの吹
き抜け量を測定する。このとき、各シリンダ171 〜1
4 の吹き抜け量に異常値が発見されれば、そのシリン
ダ171〜174 に摺合するピストンのピストンリング
に不具合がある可能性があるため、その確認及び補修が
行われる。
【0015】次に、エアーフローテスタ21でシリンダ
ブロックCBの内部にエアーを供給しながら全てのバル
ブ25,231 〜234 を同時に開弁し、4個のシリン
ダ171 〜174 からのトータルの吹き抜け量を測定す
る。
【0016】上述のようにして、シリンダブロックCB
のトータルの吹き抜け量が測定されると、シリンダブロ
ックCBにシリンダヘッドCHを組み付けてエンジンブ
ロックEBを完成させ、リークテストの第2の工程に移
行する。
【0017】図2に示すように、パレット1上に載置し
たエンジンブロックEBのシリンダヘッドCHに設けた
ブリーザチューブ接続口26に、エアーフローテスタ2
1のホース22を接続してエアーを供給する。このと
き、シリンダブロックCBとシリンダヘッドCHとの接
続部やシリンダヘッドCH各部の気密が完全であれば、
エアーフローテスタ21で測定されるエアーの洩れ量は
第1の工程で測定したトータルの吹き抜け量に等しくな
る。
【0018】従って、続くリークテストの第3の工程に
おいて、第1の工程で測定した吹き抜け量と第2の工程
で測定した洩れ量とを比較し、両者が一致していればエ
ンジンブロックEBの正味の洩れ量が0で気密性が完全
であると判断される。また第2の工程で測定した洩れ量
が第1の工程で測定した吹き抜け量を上回っていれば、
その差がシリンダブロックCBとシリンダヘッドCHと
の接続部、或いはシリンダヘッドCH各部からのエアー
の正味の洩れ量に相当することになる。従って、前記差
が所定値以上である場合には、エンジンブロックEBの
気密性に問題があると判断されて補修が行われる。
【0019】而して、第1の工程でピストンリングから
の吹き抜け量を測定するとともに、第2の工程で前記吹
き抜け量を含む全体の洩れ量を測定しているので、第3
の工程で全体の洩れ量から吹き抜け量を減算することに
より、正味の洩れ量を精密に求めることができる。
【0020】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、先ず第
1の工程でシリンダヘッドを取り外したシリンダブロッ
クのデッキ面及び大気開放孔を閉塞し、且つシリンダを
大気に開放した状態でシリンダブロック内にエアーフロ
ーテスタでエアーを供給することにより、ピストンリン
グからのエアーの吹き抜け量を測定し、続いて第2の工
程でシリンダブロックにシリンダヘッドを取り付けたエ
ンジンブロック内にエアーフローテスタでエアーを供給
することにより、前記エアーの吹き抜け量を含むエアー
の洩れ量を測定し、更に第3の工程で第1の工程で測定
したエアーの吹き抜け量と第2の工程で測定したエアー
の洩れ量とを比較することにより、吹き抜け量の大小に
関わらずに正味の洩れ量を精密に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リークテストの第1の工程を示す図
【図2】リークテストの第2の工程を示す図
【符号の説明】
CB シリンダブロック CH シリンダヘッド EB エンジンブロック 3 ブリーザチャンバ取付孔(大気開放孔) 8 オイルレベルゲージ取付孔(大気開放孔) 16 デッキ面 171 〜174 シリンダ 21 エアーフローテスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアーフローテスタ(21)を用いてエ
    ンジンブロック(EB)の気密性を検査するエンジンの
    リークテスト方法であって、 シリンダヘッド(CH)を取り外したシリンダブロック
    (CB)のデッキ面(16)及び大気開放孔(3,8)
    を閉塞し、且つシリンダ(171 〜174 )を大気に開
    放した状態でシリンダブロック(CB)内にエアーを供
    給し、ピストンリングからのエアーの吹き抜け量を測定
    する第1の工程と、 シリンダブロック(CB)にシリンダヘッド(CH)を
    取り付けたエンジンブロック(EB)内にエアーを供給
    し、前記エアーの吹き抜け量を含むエアーの洩れ量を測
    定する第2の工程と、 第1の工程で測定したエアーの吹き抜け量と第2の工程
    で測定したエアーの洩れ量とを比較し、エンジンブロッ
    ク(EB)からの正味のエアーの洩れ量を求める第3の
    工程と、を備えたことを特徴とするエンジンのリークテ
    スト方法。
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