JP3090010B2 - エンジン吸気ポートのリークテスト装置 - Google Patents
エンジン吸気ポートのリークテスト装置Info
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Description
シリンダヘッドを貫通して吸気ポートが設けられて外部
からこの吸気ポートを通して燃焼室内に吸気が導入され
る自動車用エンジンにおいて、その吸気ポートでのリー
クを検出するエンジン吸気ポートのリークテスト装置に
関する。
ダヘッドの両側に燃焼室に連通する吸気ポート及び排気
ポートが設けられており、各ポートにそれぞれ吸気バル
ブ及び排気バルブが設けられて開閉自在となっている。
そして、エンジンの駆動時に、この吸気バルブ及び排気
バルブが上下動することで、吸気ポート及び排気ポート
を開閉し、燃焼室内への混合気の吸入及び燃焼ガスの排
出を行う。
場での組立製造後にリークテストを行っている。即ち、
エンジンにはシリンダヘッドやシリンダブロック等にわ
たって流体通路やオイル通路が設けられているが、各部
材の加工誤差や組立精度の不良、搬送時の傷などによっ
てこの流体通路やオイル通路上にリーク部分が発生する
虞がある。このリークテストはこの流体通路やオイル通
路上に発生したリーク部分を検出するためのものであ
る。
通路のリークテストを行う場合には、流体通路の開口
部、例えば、シリンダヘッドでは吸気ポートの入口や排
気ポートの出口をマスキング部材によって閉塞し、閉塞
した流体通路の内部に空気を供給して加圧する。そし
て、この流体通路の内部圧力を検出し、所定の設定圧力
と比較することでリークを検出していた。
ンジンにあっては、吸気ポートに高圧燃料を噴射するこ
とで吸気と混合し、この混合気を燃焼室内へ吸入して着
火していた。このようなエンジンに対して、高圧燃料を
直接燃焼室内に噴射し、吸気ポートから吸入した吸気と
燃焼室内で混合し、この混合気に着火するようにした筒
内噴射式エンジンが近年開発されている。この筒内噴射
式エンジンには吸気ポートを垂直に設けたものがあり、
これにより、燃焼室内で着火性の良い空気流動を生成
し、て希薄燃焼を実現することができる。
ートはロッカカバーとシリンダヘッドに跨がって形成さ
れており、両者の間にはガスケット設けられて互いに密
着して固定されているものの、前述した部材の加工誤差
や組立精度の不良などによってリークが発生する虞があ
る。
カバーとシリンダヘッドとの間のリークを検出すること
はできない。即ち、ロッカカバーとシリンダヘッドとの
間にリークが発生した場合には、各マスキング部材で閉
塞した区画室内での単なる流体の流動であるため、流体
通路の内部圧力は変化せず、リークを検出することはで
きない。
との間でリークが発生した場合には、ロッカカバー及び
シリンダヘッド内の潤滑油が吸気通路内に侵入すること
となり、吸気と共に燃焼室に吸入されて燃焼を阻害して
しまう虞があった。
であって、リークテストの検出精度の向上を図ったエン
ジン吸気ポートのリークテスト装置を提供することを目
的とする。
めの本発明のエンジン吸気ポートのリークテスト装置
は、互いに接合されるロッカカバー及びシリンダヘッド
を貫通して吸気ポートが設けられ、外部から該吸気ポー
トを通して燃焼室内に吸気が導入されるエンジンに用い
られ、前記吸気ポートにおける前記ロッカカバーと前記
シリンダヘッドとの接合部のリークをテストするエンジ
ン吸気ポートのリークテスト装置において、前記ロッカ
カバー側から前記吸気ポート内に挿脱自在であって先端
部が前記ロッカカバーとシリンダヘッドとの接合部を越
えて該シリンダヘッド側の吸気ポートまで挿入可能な挿
入ロッドと、該挿入ロッドの基端部側に設けられて前記
ロッカカバー側の吸気ポートを閉塞可能な第1マスキン
グ部材と、前記挿入ロッドの先端部に設けられて前記シ
リンダヘッド側の吸気ポートを閉塞可能な第2マスキン
グ部材と、前記第1マスキング部材及び第2マスキング
部材によって仕切られた前記接合部を含む吸気ポートの
区画室の圧力を変更する圧力変更手段と、該圧力変更手
段によって所定の圧力に設定された前記区画室内の状態
変化に基づいてリークを検出する検出手段とを具えたこ
とを特徴とするものである。
ッドをロッカカバー側から吸気ポート内に挿入して先端
部をこのロッカカバーとシリンダヘッドとの接合部を越
えてシリンダヘッド側の吸気ポートに位置させ、第1マ
スキング部材によってロッカカバー側の吸気ポートを閉
塞すると共に、第2マスキング部材によってシリンダヘ
ッド側の吸気ポートを閉塞し、この状態で圧力変更手段
によって第1マスキング部材及び第2マスキング部材に
よって仕切られた吸気ポートの区画室の圧力を変更し、
検出手段によって区画室内の状態変化を検出することで
接合部のリークが検出される。
する。
ト装置に対応するエンジンは、シリンダヘッドの上にロ
ッカカバーが密着して接合され、このロッカカバー及び
シリンダヘッドを貫通して吸気ポートが設けられ、外部
からこの吸気ポートを通して燃焼室内に吸気が導入され
る形式のものである。
ークテスト装置は、ロッカカバー側からエンジンの吸気
ポート内に挿脱自在であって先端部がロッカカバーとシ
リンダヘッドとの接合部を越えてシリンダヘッド側まで
挿入可能な挿入ロッドを設け、この挿入ロッドの基端部
側にロッカカバー側の吸気ポートを閉塞可能な第1マス
キング部材を設ける一方、この挿入ロッドの先端部にシ
リンダヘッド側の吸気ポートを閉塞可能な第2マスキン
グ部材を設け、この第1マスキング部材及び第2マスキ
ング部材によってロッカカバーとシリンダヘッドとの接
合部を含む吸気ポートの一部を仕切って区画室を形成
し、この状態で圧力変更手段によってこの区画室の圧力
を変更し、検出手段によって区画室内の状態変化を検出
することで接合部のリークを検出する。
ロッカカバーとシリンダヘッドとの接合部を含む吸気ポ
ートの一部を区画室として仕切ることで、この接合部の
リークを確実に検出することができる。
段としては、この区画室に流体を供給する流体供給手段
が適当であり、この流体供給手段によって区画室に流体
を供給して加圧し、圧力検出器でこの区画室内の流体圧
力を測定することで、区画室内に仕切られた接合部のリ
ークを検出できる。
に供給する流体としては、圧縮空気が好適であり、装置
が簡単で、且つ、安価とすることができる。
段としては、区画室内の空気を吸引する空気吸引手段と
してもよく、この空気吸引手段によって区画室内の空気
を吸引して負圧とし、圧力検出器でこの区画室内の負圧
力を測定することで、区画室内に仕切られた接合部のリ
ークを検出できる。
第1マスキング部材は、ロッカカバーの外部から吸気ポ
ートの入口を閉塞するものでよく、挿入ロッドに設けて
もよく、挿入ロッドとは別部材として設けてもよいもの
である。
よって移動自在な支持部材によって支持されており、リ
ークテスト時には、流体シリンダによってこの支持部材
がロッカカバーに圧接され、このとき、挿入ロッドがロ
ッカカバー側の入口から吸気ポート内に挿入される。
ール部材が設けられ、このシール部材を介して互いに嵌
合しており、第1マスキング部材はこの挿入ロッド及び
シール部材、支持部材によって構成されることとなり、
リークテスト時には、流体シリンダによってこの支持部
材がロッカカバーに圧接され、このとき、シール部材を
介して嵌合した挿入ロッドと支持部材がロッカカバー側
の吸気ポートの入口を閉塞する。
一端部が区画室に連通する流体通路が設けられており、
流体通路に他端部に圧力変更手段としての流体供給手段
あるいは空気吸引手段を連結することで、リークテスト
時には、区画室に空気を供給して加圧したり、区画室内
の空気を吸引して負圧としたりすることができる。
2マスキング部材は、圧縮流体によって拡大変形する変
形部材であることが好適であり、リークテスト時には、
この変形部材を挿入ロッドと共にシリンダヘッド側の吸
気ポートに挿入された状態で、圧縮流体の供給によって
拡大変形して吸気ポートの内壁面に密着することで吸気
ポートを閉塞することができる。
る供給通路を挿入ロッド内に設けることで、装置を大型
化せずに容易に変形部材を拡大変形することができる。
可能な第1マスキング部材も、シリンダヘッド側の吸気
ポートを閉塞可能な第2マスキング部材と同様に、圧縮
流体によって拡大変形する変形部材としてもよく、且
つ、圧縮流体の供給通路を挿入ロッド内に共通して設け
ることで装置の小型化が図れ、この第1及び第2の変形
部材に挿入ロッド内の供給通路を通して圧縮流体を供給
することで、各変形部材が拡大変形し、吸気ポートの内
壁面に密着してこの吸気ポートを閉塞することができ
る。
材に供給する圧縮流体を圧縮空気とすることで、装置を
簡単で、且つ、安価とすることができる。
に説明する。
気ポートのリークテスト装置の要部を表す断面、図2に
本実施例のリークテスト装置の要部平面視、図3にリー
クテスト装置の要部側面視、図4に第2マスキング部材
の詳細、図5にリークテスト装置の全体構成を表す正面
視、図6にリークテスト装置の全体構成を表す側面視、
図7に筒内噴射式エンジンの概略を示す。
スト装置に対応するエンジンは筒内噴射式エンジンであ
る。即ち、筒内噴射式エンジン10において、図7に示
すように、シリンダブロック11上にはシリンダガスケ
ット12を介してシリンダヘッド13が図示しないボル
トにより締結固定されており、このシリンダブロック1
1内のシリンダ14内にはピストン15が上下動自在に
嵌合している。
3、ピストン15によって燃焼室21が構成され、この
燃焼室21には吸気ポート22と排気ポート23が接続
され、この吸気ポート22及び排気ポート23には吸気
バルブ24と排気バルブ25の先端部が臨み、燃焼室2
1と各ポート22,23との開閉を行うことができるよ
うになっている。この筒内噴射式エンジン10におい
て、排気ポート23は、通常のエンジンと同様に、シリ
ンダヘッド13の側方に開口しているが、吸気ポート2
2は垂直に立ってシリンダヘッド13及びロッカカバー
26を貫通してその上方に開口している。
って互いに平行をなす一対の吸気用カムシャフト27と
排気用カムシャフト28とが配設され、それぞれ各気筒
ごとに所定のリフト量をもつ吸気カム29と排気カム3
0が一体に形成されている。そして、この一対のカムシ
ャフト27,28はそれぞれ複数のカムキャップ31,
32によって回転自在に支持されている。また、シリン
ダヘッド13にはロッカアーム35,36が装着されて
いる。この各ロッカアーム35,36は吸気カム29と
排気カム30によって駆動し、一端部が吸気バルブ24
及び排気バルブ25の上端部に当接している。更に、シ
リンダヘッド13には先端部が燃焼室21内に臨み、こ
の燃焼室21内に燃料を噴射する燃料噴射弁37が装着
されている。この燃料噴射弁37は図示しない燃料ポン
プから供給された高圧の燃料を燃焼室21内に噴射する
ことができる。
に対応するリークテスト装置について説明する。このリ
ークテスト装置において、図5及び図6に示すように、
下部支持台41と4本の支柱42と上部支持台43とで
架台44が構成され、この架台44にはコンベア45が
設置されている。前述した筒内噴射式エンジン10は少
なくともシリンダブロック11及びシリンダヘッド1
3、ロッカカバー26が組み付けられた状態で治具46
上に載置され、コンベア45に設けられた搬送ローラ4
7によって図5にて右から左へ搬送自在で、且つ、所定
の作業位置で停止してリークテストを行うことができる
ようになっている。
は、エア通路とオイル通路をそれぞれ閉塞して内部を密
封する必要があり、架台44にはエンジン10の外表面
に開口した孔を塞ぐマスキング治具が設けられている。
このマスキング治具のうち、エンジン10の上面部及び
側面部を閉塞するマスキング治具が架台44の上部支持
台43に降下自在設けられている。
下方向に沿うガイドロッド48が固定され、このガイド
ロッド48によって昇降台49が昇降自在に支持され、
昇降シリンダ50によって昇降することができる。この
昇降台49にはエンジン10の側面に形成されたエア通
路及びオイル通路を閉塞する多数のマスキング治具51
が設けられると共に、固定フレーム52内にはエンジン
10の上面に形成されたエア通路及びオイル通路を閉塞
するマスキング治具53,54が設けられている。な
お、55もエンジン10の側面を閉塞するマスキング治
具である。
ポート22を閉塞するものであって、図1乃至図4に示
すように、固定フレーム52と一体に設けられた固定板
61には連結板62によって取付板63が取付けられて
おり、この取付板63にはフック部64及び位置決めピ
ン65によって支持板66が装着されており、更に、こ
の支持板66には下面に支持ブロック67が位置決めピ
ン68によって一体に固定されている。この支持ブロッ
ク67にはエンジン10(シリンダヘッド13、ロッカ
カバー26)の各吸気ポート22に対応した位置に段付
部69aを有する支持孔69が複数形成されている。そ
して、この各支持孔69内には挿入ロッド70が軸方向
に沿って移動自在ではあるが、頭部70aが段付部69
aに当接して移動規制がなされ、且つ、規制ピン71に
よって周方向移動不能となっている。更に、挿入ロッド
70の上部に一体形成された支持部70bには圧縮スプ
リング72が装着され、この挿入ロッド70を下方に付
勢支持している。なお、支持孔69と挿入ロッド70と
の間、並びに、支持ブロック67の下面であって支持孔
69の外周辺にはシール部材としてのOリング73,7
4がそれぞれ装着されている。
ッカカバー26側から吸気ポート22内に挿脱自在であ
って先端部がロッカカバー26とシリンダヘッド13と
の接合部(ガスケット38)を越えてシリンダヘッド側
の吸気ポート22bまで挿入可能となっている。そし
て、この挿入ロッド70の先端部には上下一対の支持片
75a,75bが規制ピン76によって周方向に位置決
めされ、挿入ロッド70の先端に形成したボルト部にナ
ット77が締結されることによって固定されており、こ
の上下の支持片75a,75bの間には圧縮流体によっ
て拡大変形する弾性部材78が装着されている。更に、
挿入ロッド70内には軸方向に沿って空気通路79が形
成され、この空気通路79の一端部は外部に開口して空
気供給装置(例えば、エアポンプなど)80に連結され
る一方、他端部は挿入ロッド70の先端部に装着された
上下の支持片75a,75b及び弾性部材78によって
密封された部屋に連通している。従って、空気供給装置
80から空気通路79を通ってこの部屋に圧縮空気を供
給することで、弾性部材78を拡大変形させ、吸気ポー
ト22の内壁面に密着することができる。
22aを閉塞可能な第1マスキング部材は、ロッカカバ
ー26の上面から圧接する支持ブロック67及び挿入ロ
ッド70、Oリング73,74等によって構成されてい
る。また、シリンダヘッド13側の吸気ポート22bを
閉塞可能な第2マスキング部材は、弾性部材78等によ
って構成されている。そして、この第1マスキング部材
と第2マスキング部材によって接合部(ガスケット3
8)を含む吸気ポート22の一部を区画室81として仕
切ることができる。
って空気通路82が形成され、この空気通路82の一端
部は外部に開口して圧力変更手段としての空気供給装置
(例えば、エアポンプなど)83に連結される一方、他
端部は下面に開口してロッカカバー26側の吸気ポート
22a、即ち、区画室81に連通可能となっている。従
って、空気供給装置83から空気通路82を通ってこの
区画室81に圧縮空気を供給することで、区画室81内
の空気圧を高めることができる。更に、区画室81内に
は空気圧力を測定する圧力検出器84が設けられてお
り、この圧力検出器84はリークテスタ85に接続され
ている。このリークテスタ85は区画室81内の測定圧
力と予め設定された設定圧力とを比較して接合部(ガス
ケット38)等でのリークを検出するものである。
材78等によって閉塞したシリンダヘッド13側の吸気
ポート22bも図示しない圧力検出器及びリークテスタ
85によってリークを検出することができる。
ング治具53はエンジン10のオイル孔39を閉塞する
ものであって、マスキング部材91が支持軸92によっ
て固定板61に昇降自在に支持され、且つ、圧縮スプリ
ング93によって下方に付勢支持されている。そして、
マスキング部材91には一端部がオイル孔39内に連通
する空気通路94が形成され、この空気通路94の他端
部は図示しない空気供給装置に接続されている。
よる筒内噴射式エンジン10のリークテストについて説
明する。図5及び図6に示すように、筒内噴射式エンジ
ン10はシリンダブロック11及びシリンダヘッド1
3、ロッカカバー26等が組み付けられた状態でパレッ
ト46上に載置され、コンベア45上を搬送ローラ47
によって搬送され、所定の作業位置で停止する。する
と、昇降シリンダ50によって昇降台49と共に各マス
キング治具51及び固定フレーム52内のマスキング治
具53,54が下降して作動し、エンジン10のエア通
路及びオイル通路がそれぞれ閉塞される。
図1に示すように、固定板61に支持された支持ブロッ
ク67が下降すると、各挿入ロッド70がエンジン10
の吸気ポート22に挿入され、且つ、支持ブロック61
の下面がロッカカバー26の上面に密着する。すると、
支持ブロック67及び挿入ロッド70、Oリング73,
74等によって構成された第1マスキング部材により、
ロッカカバー26側の吸気ポート22aが閉塞される。
また、各挿入ロッド70は先端部がロッカカバー26側
の吸気ポート22から侵入してロッカカバー26とシリ
ンダヘッド13との接合部(ガスケット38)を越え、
シリンダヘッド13側の吸気ポート22bに位置する。
そして、空気供給装置80から空気通路79を通して圧
縮空気を供給することで、弾性部材78が拡大変形し、
吸気ポート22の内壁面に密着し、この第2マスキング
部材によってシリンダヘッド13側の吸気ポート22b
が閉塞される。
カバー26とシリンダヘッド13との接合部(ガスケッ
ト38)の両側が第1マスキング部材と第2マスキング
部材によって閉塞されることで、この接合部(ガスケッ
ト38)を含む吸気ポート22の一部が区画室81とし
て仕切られる。従って、この状態で、空気供給装置83
から空気通路82を通してこの区画室81に圧縮空気を
供給することで、区画室81内の空気圧を所定圧力に設
定する。そして、圧力検出器84が区画室81内の空気
圧を測定し、リークテスタ85は区画室81内の測定圧
力と予め設定された設定圧力とを比較して接合部(ガス
ケット38)等でリークがあるかどうかを検出する。
定板61の下降時にマスキング部材91がエンジン10
のオイル孔39に圧接してこれを閉塞し、図示しない空
気供給装置から空気通路94を通してオイル孔39内に
圧縮空気を供給して加圧し、図示しないリークテスタに
よってリークを検出する。
うに請求項1の発明のエンジン吸気ポートのリークテス
ト装置によれば、ロッカカバー及びシリンダヘッドを貫
通して吸気ポートが設けられて外部からこの吸気ポート
を通して燃焼室内に吸気が導入されるエンジンに対し
て、ロッカカバー側から吸気ポート内に挿脱自在であっ
て先端部がロッカカバーとシリンダヘッドとの接合部を
越えてシリンダヘッド側の吸気ポートまで挿入可能な挿
入ロッドを設け、この挿入ロッドの基端部側にロッカカ
バー側の吸気ポートを閉塞可能な第1マスキング部材を
設ける一方、先端部にシリンダヘッド側の吸気ポートを
閉塞可能な第2マスキング部材を設けると共に、各マス
キング部材によって仕切られた接合部を含む吸気ポート
の区画室の圧力を変更する圧力変更手段及び所定の圧力
に設定された区画室内の状態変化に基づいてリークを検
出する検出手段とを設けたので、各マスキング部材によ
って仕切られた接合部を含む吸気ポートの区画室の状態
変化を検出することで接合部のリークを簡単に検出する
ことができ、且つ、リークテストの検出精度の向上を図
ることができる。
供給する流体供給手段として検出手段を区画室内の流体
圧力を測定する圧力検出器とすると、簡単な装置で接合
部のリークを確実に検出することができる。
画室に供給される流体を圧縮空気とすると、装置を簡素
化して、且つ、安価とすることができる。
の空気を吸引する空気吸引手段とし、検出手段を区画室
内の流体圧力を測定する圧力検出器とすると、区画室内
に仕切られた接合部のリークを容易に検出することがで
きる。
トのリークテスト装置によれば、第1マスキング部材に
よってロッカカバーの外部から吸気ポートの入口を閉塞
するようにしたので、簡単な装置で吸気ポートの入口を
確実に閉塞することができる。
支持してこの支持部材を流体シリンダによってロッカカ
バーに対して圧接自在とすると、支持部材の昇降動作に
よって容易に吸気ポートの閉塞を行うことができる。
を介して支持部材に嵌合させてこの挿入ロッド及びシー
ル部材、支持部材によって第1マスキング部材を構成す
ると、支持部材をロッカカバーに圧接することで容易に
ロッカカバー側の吸気ポートの入口を閉塞することがで
きる。
と区画室とを連通する流体通路を設けると、別途、流体
通路のために配管することなく、装置を簡素化すること
ができる。
トのリークテスト装置によれば、シリンダヘッド側の吸
気ポートを閉塞可能な第2マスキング部材を圧縮流体に
よって拡大変形する変形部材としたので、容易にシリン
ダヘッド側の吸気ポートを閉塞することができる。
供給通路を挿入ロッド内に設けると、装置を大型化せず
に容易に変形部材を拡大変形することができる。
トのリークテスト装置によれば、ロッカカバー側の吸気
ポートを閉塞可能な第1マスキング部材とシリンダヘッ
ド側の吸気ポートを閉塞可能な第2マスキング部材を圧
縮流体によって拡大変形する変形部材とし、各変形部材
に圧縮流体を供給する供給通路を挿入ロッド内に共通し
て設けたので、装置を大型化することなく、吸気ポート
を確実に閉塞することができる。
体を圧縮空気とすると、装置を簡単で、且つ、安価とす
ることができる。
リークテスト装置の要部を表す断面図である。
る。
る。
る。
材) 69 支持孔 70 挿入ロッド 72 圧縮スプリング 78 弾性部材(第2マスキング部材) 79 空気通路 80 空気供給装置 81 区画室 82 空気通路 83 空気供給装置(圧力変更手段) 84 圧力検出器 85 リークテスタ(検出手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに接合されるロッカカバー及びシリ
ンダヘッドを貫通して吸気ポートが設けられ、外部から
該吸気ポートを通して燃焼室内に吸気が導入されるエン
ジンに用いられ、前記吸気ポートにおける前記ロッカカ
バーと前記シリンダヘッドとの接合部のリークをテスト
するエンジン吸気ポートのリークテスト装置において、
前記ロッカカバー側から前記吸気ポート内に挿脱自在で
あって先端部が前記ロッカカバーとシリンダヘッドとの
接合部を越えて該シリンダヘッド側の吸気ポートまで挿
入可能な挿入ロッドと、該挿入ロッドの基端部側に設け
られて前記ロッカカバー側の吸気ポートを閉塞可能な第
1マスキング部材と、前記挿入ロッドの先端部に設けら
れて前記シリンダヘッド側の吸気ポートを閉塞可能な第
2マスキング部材と、前記第1マスキング部材及び第2
マスキング部材によって仕切られた前記接合部を含む吸
気ポートの区画室の圧力を変更する圧力変更手段と、該
圧力変更手段によって所定の圧力に設定された前記区画
室内の状態変化に基づいてリークを検出する検出手段と
を具えたことを特徴とするエンジン吸気ポートのリーク
テスト装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のエンジン吸気ポートのリ
ークテスト装置において、前記第1マスキング部材は前
記ロッカカバーの外部から前記吸気ポートの入口を閉塞
することを特徴とするエンジン吸気ポートのリークテス
ト装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のエンジン吸気ポートのリ
ークテスト装置において、前記シリンダヘッド側の吸気
ポートを閉塞可能な第2マスキング部材は圧縮流体によ
って拡大変形する変形部材であることを特徴とするエン
ジン吸気ポートのリークテスト装置。 - 【請求項4】 請求項1記載のエンジン吸気ポートのリ
ークテスト装置において、前記ロッカカバー側の吸気ポ
ートを閉塞可能な第1マスキング部材と前記シリンダヘ
ッド側の吸気ポートを閉塞可能な第2マスキング部材は
圧縮流体によって拡大変形する変形部材であり、該各変
形部材に圧縮流体を供給する供給通路が前記挿入ロッド
内に共通して設けられたことを特徴とするエンジン吸気
ポートのリークテスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07317681A JP3090010B2 (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | エンジン吸気ポートのリークテスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07317681A JP3090010B2 (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | エンジン吸気ポートのリークテスト装置 |
Publications (2)
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JPH09159565A JPH09159565A (ja) | 1997-06-20 |
JP3090010B2 true JP3090010B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
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