JPH10195830A - 道路標識 - Google Patents

道路標識

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JPH10195830A
JPH10195830A JP9015831A JP1583197A JPH10195830A JP H10195830 A JPH10195830 A JP H10195830A JP 9015831 A JP9015831 A JP 9015831A JP 1583197 A JP1583197 A JP 1583197A JP H10195830 A JPH10195830 A JP H10195830A
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JP
Japan
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light
light scattering
sign
emitter
scattering part
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Application number
JP9015831A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Inoue
勝之 井上
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Individual
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、発光体を光散乱部内に埋設するこ
とにより、発光体の発光を拡散させ光散乱部全体が明る
くなるようにして、標識の認識性を高め、透明体で隙間
無く封止することにより壊れにくくした。 【解決手段】 半透明で中実のアクリル樹脂製の光散乱
部1に中央部に達する穴11を設け、その中に発光体2
としてLED21を埋設し、シーラントで封じ込め、L
ED21の端子は点滅回路に接続することにより、光散
乱部全体が光り、発光面積が大きくなるので運転者の視
認性が高まる。光散乱部1の側面に穴12を設け、放射
光が外方に直接放射されるので、ヘッドライトの照射が
あっても標識が認識されやすい。電源を太陽電池とし、
全体を透明体で隙間が生じないように封止したので、完
全防水であり、壊れにくく、かつ、メンテナンスを必要
としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の工事現場な
どで、工事箇所を歩行者や自動車の運転者に知らせた
り、また道路曲線部における視線誘導のための発光式道
路標識に関する。
【0002】
【従来の技術】夜間、道路工事中箇所を通行人、運転者
などに認識させるために道路工事現場などに使用されて
いる発光式の道路標識や、道路の曲線部の線形を運転者
に知らせる視線誘導用の発光体の電力源としては電力線
や乾電池を使用し、電球やLEDなどの発光体を駆動し
て点灯または点滅させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】消費電力の少ないLE
Dが発光体として使用されているが、LED自体が小さ
く、1個の発光体では運転者が見逃してしまうというこ
ともあり、多数のLEDを使用しなければならなかっ
た。
【0004】また、従来の乾電池を使用している発光式
道路標識の場合は、常に乾電池の残留電力量をチェック
しなければならなかった。電池の容量には限りがあるた
め、電池の交換が必要であり、人手を要し煩雑であっ
た。道路工事は、その延長が長い場合もあり、現場に使
用する道路標識の数は多い。それらをひとつひとつ毎日
検査することは労力を要し、面倒であった。また、電力
線によって電力を供給するものについては、電源の手当
や配線の管理が必要であった。
【0005】電源として、太陽電池を使用することが検
討されているが、発光式道路標識は、太陽電池が発電不
能な時間帯である夜間に発光して歩行者や運転者に標識
を認識させるものであるので、昼間、太陽が照射してい
る間に発電した電力を貯蔵しなければならず、そのため
の蓄電池の性能が問題であり、小型で大容量のものが必
要とされた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、発光体を光散乱
部の中空部に埋設することにより、発光体の発光を拡散
させ光散乱部全体が明るくなるようにして、標識の認識
性を高めた。そして、自動車のハイビームが道路標識に
投射されても、道路標識の発光が運転者に認識されるよ
うに、光散乱部の側面に孔を設け、この孔に外方に向け
て発光する発光体を設けた。
【0007】さらに、太陽電池と蓄電部からなる電源部
を設けることによりメンテナンスフリーの道路用標識を
提供する。また、光散乱部の下部に反射体を設け、自動
車のヘッドライトの投射光によって道路標識を運転者に
認識させるようにした。標識をメンテナンスフリーとす
るため、標識全体を透明体内に封止し、ソリッドとした
ため、防水が完全であり、落下させても破壊されない強
固な標識とすることができた。
【0008】
【作用】光散乱部内に埋設した発光体から発せられた光
線は、散乱して光散乱部全体が光っているように見え、
発光面が大きくなるため運転者からの視認性が改善され
た。光散乱部内にLEDなどの発光体を埋設したので、
標識全体がソリッドとなり、破壊されにくくなり、落下
させても壊れることがなく、また、防水性が完全であ
る。
【0009】電力源として、太陽電池が太陽光で発電し
た電気エネルギを電気二重層コンデンサに蓄え、夜間に
その電力を使用して発光させるようにした。太陽電池
は、曇天であってもLEDなどの発光体を発光させるの
に十分な電力を発電できるものを使用する。
【0010】光散乱部の側面部に穴に発光体を設けたの
で、発光体からの直接光が外部に放射され、自動車のヘ
ッドランプの光が当たっても、発光体を運転者が認識で
きるようになった。光散乱部の下部側に設けた反射体
は、自動車のヘッドライトの放射光を反射し、標識の自
己発光とともに標識の視認性をさらに高め、運転者の視
線誘導を的確におこなえる。
【0011】側面部の発光体と下部側の反射体との組み
合わせにより、自動車のヘッドライトが上向きの場合は
ライトからの光が反射体で再帰反射して運転者に標識を
認識させる。ヘッドライトが下向きで反射体による反射
光が運転者に十分な反射光が届かない場合は、側面部の
発光体からの光線が運転者に標識を認識させるので、高
齢の運転者に対してもカーブなどにおいて視線誘導が有
効に行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】本願発明を図面に従って説明す
る。図1に示すように、半透明で中実のアクリル樹脂製
の光散乱部1に中央部に達する穴11を設け、その中に
発光体2としてLED21を埋設し、シーラントで封じ
込めてある。LED21は点滅回路に接続されている。
光散乱部1の側面に穴12を適宜数設け、放射光が外方
に向くようにLED22、22を設置する。この穴にレ
ンズを設けて放射光を集束するようにしてもよい。
【0013】太陽電池3は、円形又は多角形の道路標識
の周面部に複数設けてある。標識の上面側に太陽電池を
設けると、積雪地帯では太陽電池が雪で覆われてしまい
発電できなくなるので標識の側面または光散乱部1の下
部側に設ける必要がある。または、図3に示すように光
散乱部1の上面に急斜面4を設け、この部分に太陽電池
3を設置することにより雪が積もるのを防止し、太陽電
池3が雪で覆われるのを防ぐ。
【0014】太陽電池3の数は、点灯させるLEDなど
の発光体の数、及び、蓄電容量を考慮して定める。ま
た、日照が数日間なくともよいように太陽電池の素子の
数を検討する。光散乱部1の下部には反射体5が設けて
ある。反射体5はガラスビーズや光反射テープなどで構
成される。標識全体を光散乱部の形状に合わせたポリカ
ーボネートの透明体で包み込み、底蓋を嵌合させ、隙間
をシールして完全に密封する。
【0015】発光体の駆動回路は、太陽電池、過電圧防
止回路、逆流防止ダイオード、電気二重層コンデンサ、
電圧検知回路、低電圧回路、光センサ、点滅回路で構成
されている。太陽電池は、太陽光などの光を受けて発電
する。その端子は過電圧防止回路と逆流防止のダイオー
ドを介して電気二重層コンデンサに接続されている。電
気二重層コンデンサの端子には電圧検知回路が接続さ
れ、端子電圧を検知する。電気二重層コンデンサの残存
電気量は、その端子電圧が蓄電量に指数比例するので端
子電圧を監視することによって、蓄電量を知ることがで
きる。LEDは、点滅回路を介して電源である電気二重
層コンデンサに接続されている。
【0016】電気二重層コンデンサの端子電圧が一定値
より低くなったとき、すなわち残存蓄電量が少量になっ
たことを知らせるための回路を設ける。この回路をLE
Dに接続し、通常の点滅とは違った間隔で点滅させた
り、長い点灯と短い点灯を交互に繰り返すなどにより、
残りの電気量が少なくなったことを知らせることができ
る。
【0017】電源の電圧が一定値以下となった場合、す
なわち、夜になったとか、周囲が暗くなったと判定され
ると、点滅回路が作動するようにしてあるので、夜にな
ると、標識は自動的に点滅を開始する。電源と負荷であ
るLEDの間に光センサを設け、光センサの受光量によ
り、周囲の明暗を判定し、点滅回路が作動するようにし
てもよい。いずれにしても外部が暗くなると自動的に点
滅回路が作動するようにしておく。
【0018】電気二重層コンデンサと負荷であるLED
の間には押圧式のスイッチが設けてあり、このスイッチ
をポールの先端等に取り付けたときに作用する押圧力で
LED点滅回路を閉じるようにしてある。従って、実際
に工事現場で使用しないときには、取り付けのポール等
から標識を外しておくと、LEDの点滅回路は作動しな
い。
【0019】
【発明の効果】光散乱部内に埋設した発光体から発せら
れた光線は散乱して光散乱部全体が光っているように見
え、発光面が大きくなるため運転者からの視認性が大き
く改善された。光散乱部内の穴内にLEDなどの発光体
を埋設し、シールしてあるので、標識全体がソリッドと
なり、破壊されにくくなり、落下させても壊れることが
なくなり、防水が完全となりメンテナンスフリーとなっ
た。
【0020】光散乱部の側面部に穴に発光体を設けたの
で、発光体からの直接光が外部に放射され、自動車のヘ
ッドランプの光が投射されるような場合であっても、発
光体を運転者が認識することができる。光散乱部の下部
側に設けた反射体は、自動車のヘッドライトの放射光を
反射し、標識の自己発光とともに標識の視認性をさらに
高め、運転者の視線誘導を的確におこなえる。
【0021】太陽電池を利用して発光素子を駆動するエ
ネルギーを得るため電池交換を必要とせず、標識全体を
透明体で封止してソリッドとしたため、耐水性が高く、
強度も大きくなり、取り扱いが容易になった。自動車の
衝突があっても従来のプラスチック製の中空部を有する
ようなもののように破壊されることがなくなり、寿命が
長くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の標識の実施例の斜視図
【図2】本発明の正面図
【図3】上部に急斜面を設けた標識
【符号の説明】
1 光散乱部 2 発光体 21 LED 3 太陽電池 4 急斜面 5 反射体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光散乱部と、光散乱部の内部に発光体が
    埋設してあり、発光体の発光により光散乱部全体が光る
    ようにしてあり、さらに、太陽電池と蓄電部からなる電
    源部を有する道路標識。
  2. 【請求項2】 請求項1の道路標識において、蓄電部は
    電気二重層コンデンサである道路標識。
  3. 【請求項3】 太陽電池の出力が一定値以下のとき、点
    滅回路が作動する請求項1〜2の道路標識。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の道路標識において、光散
    乱部の側面部に孔が設けてあり、この孔に外方に向けて
    発光する発光体が設けてある道路標識。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の道路標識において、発光
    体の下部に反射体が設けてある道路標識。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の道路標識において、全体
    が透明体内に封止されている道路標識。
JP9015831A 1997-01-13 1997-01-13 道路標識 Pending JPH10195830A (ja)

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JP9015831A JPH10195830A (ja) 1997-01-13 1997-01-13 道路標識

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JP9015831A JPH10195830A (ja) 1997-01-13 1997-01-13 道路標識

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JPH10195830A true JPH10195830A (ja) 1998-07-28

Family

ID=11899799

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JP9015831A Pending JPH10195830A (ja) 1997-01-13 1997-01-13 道路標識

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JP (1) JPH10195830A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446725Y1 (ko) 2007-12-24 2009-11-24 주식회사 서영엔지니어링 시선유도표지병
JP2010114230A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 太陽電池装置及び車両感知装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446725Y1 (ko) 2007-12-24 2009-11-24 주식회사 서영엔지니어링 시선유도표지병
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