JPH10195751A - 刺繍枠 - Google Patents

刺繍枠

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JPH10195751A
JPH10195751A JP35911696A JP35911696A JPH10195751A JP H10195751 A JPH10195751 A JP H10195751A JP 35911696 A JP35911696 A JP 35911696A JP 35911696 A JP35911696 A JP 35911696A JP H10195751 A JPH10195751 A JP H10195751A
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embroidery frame
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒物の布地にマーク用布片を刺繍縫付する場
合であっても、マーク切断前後の布地の裏返し及び表返
しの際及びマーク切断作業の際に邪魔にならず、しか
も、刺繍枠に対する布地の展張方向を間違えた場合にも
容易に修正することができる刺繍枠を得る。 【解決手段】 刺繍枠1の内枠3の左右両側部には金具
受具11が固定される。金具受具11には雄ねじ16が
植設され、雄ねじ16にはつまみ17が螺合される。金
具受具11に取付金具20,30を取着するには、取着
部21,31を金具受具11の立上部12とつまみ17
との間の隙間に差し入れ、透孔25,35を雄ねじ16
に掛着させた後、つまみ17を指で回して締め付ける。
取付金具20,30の脱着は、治具を用いない手作業で
行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍ミシンにおい
て布地を展張するために使用される刺繍枠に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図13に示すように、従来の刺繍枠70
は、外枠71とその内側に嵌入する内枠72とから構成
され、内枠72の同図における左右両側部には左右の取
付金具73,79が取着されている。左の取付金具73
は、内枠72の内周面に当てられてねじ止めされる固定
部74と、倒立チャンネル形状に形成されて内枠72及
び外枠71の上面を跨ぐ途中部75と、途中部75から
枠外側へ突出する突出部76とを備える。突出部76の
外側縁の中央部には嵌合切欠77が形成され、後縁の中
央部には係止溝78が形成されている。右の取付金具7
9も同様に、固定部80、途中部81、突出部82、嵌
合切欠83及び係止溝84を備える。
【0003】刺繍枠70に、筒物、例えばユニフォーム
48の布地49を展張する場合には、外枠71をユニフ
ォーム48の内部に配置し、その上に胸部又は背部の布
地49を載せ、その上に内枠72を置き、布地49を刺
繍枠70に対して公知方法で位置決めする。その後、内
枠72を布地49とともに外枠71内に押し込み、外枠
71の内周面と内枠72の外周面との間に布地49を挟
持して、図14に示すように、布地49を刺繍枠70内
に展張し、これに刺繍加工を施すのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この刺繍枠
70には次のような問題があった。 (1)布地49にマーク用布片Aを刺繍縫付したい場合
には、布地49と布片Aとの重なり部分を最小限にして
通気性を良くするため、マーク用布片Aの縫付に先立
ち、布地49からマーク用布片Aより一回り小さいマー
クBを後述のヒートカッター90等で切断してくり貫い
ておく。このとき、ヒートカッター90が当るヒートカ
ット面は見栄えが悪くなったり、後述する切断部固定用
のビニール94が残存したりするため、布地49の表面
aからマークBを切断すると、完成後のユニフォーム4
8の見栄えを劣化させるおそれがある。このため、図1
5に示すように、布地49は裏返して裏面bからマーク
Bを切断する必要がある。
【0005】しかし、刺繍枠70に展張したユニフォー
ム48は、そのサイズによっては、突出部76,82が
布地49に引掛る等して取付金具73,79が邪魔にな
り、裏返すことが困難なことがあった。また、マークB
を切断した後には布地49を再度表に向ける必要があ
り、その作業も同様に困難であった。
【0006】(2)マークBの切断作業には、図16及
び図17に示すような切断装置87が使用される。切断
装置87は本体88及び載置台89とから成り、本体8
8はヒートカッター90を備える。載置台89の上部を
成す載置部91の上面には凹所92が設けられ、凹所9
2の上面にはガラス製の配置板93が載設されている。
裏返したユニフォーム48を載置部91に被せ、刺繍枠
70内に展張した布地49を配置板93上に載置すると
ともに、刺繍枠70を配置板93周りの凹所92に収納
する。載置台89を本体88にセットした後、ヒートカ
ッター90で配置板93上の布地49をマークBに沿っ
て熱溶断する。
【0007】しかし、刺繍枠70に展張したユニフォー
ム48は、突出部76,82が布地49に引掛たりはみ
出したりして取付金具73,79が邪魔になるため、載
置部91に被せる際や、布地49を配置板93上に載置
する際や、載置台89を本体88にセットする際に作業
を煩雑にしていた。
【0008】なお、マークB切断後の切断部を固定する
ため布地49の裏面bにはビニール94を貼着し、これ
はマーク用布片Aの縫付後に剥がす。
【0009】(3)マークBを切断したユニフォーム4
8を再度表に向け、マーク用布片Aを刺繍縫付する。こ
の刺繍加工は、図18に示すように、ユニフォーム48
の首を刺繍ミシン60に対して手前側にした状態で、刺
繍枠70を取付金具73,79により駆動ビーム61に
取付けて行なう。取付金具73,79は、突出部76,
82を駆動ビーム61の取付部62に押込んで装着する
が、係止溝78,84には方向性があり、取付部62の
係止ピン65を進入させ得るよう、刺繍ミシン60に向
かって開口している必要がある。
【0010】しかし、図18の下部に二点鎖線で示すよ
うに、布地49を刺繍枠70内に展張する際に内枠72
の配置方向を間違えており、左の取付金具73が同図右
側に、右側の取付金具79が左側にきている場合には、
係止溝78,84は刺繍ミシン60に向かって開口せ
ず、従って係止ピン65を進入させ得ないため、刺繍枠
70を駆動ビーム61に取付けることができない。この
誤った配置を修正するためには、布地49から刺繍枠7
0を一度外して再度正しく展張し直さねばならず、大変
手間がかかっていた。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、筒物の布地にマーク用布片を刺繍縫付する場合であ
っても、マーク切断前後の布地の裏返し及び表返しの際
及びマーク切断作業の際に邪魔にならず、しかも、刺繍
枠に対する布地の展張方向を間違えた場合にも容易に修
正することのできる刺繍枠を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の刺繍枠は、外枠の内周面と内枠の外周面と
の間に布地を挟持して該布地を刺繍枠内に展張するとと
もに、内枠の左右両側部に取着された左右の取付金具に
より刺繍ミシンの駆動ビームに取付けられる刺繍枠であ
って、左右の取付金具を内枠に対し治具を用いない手作
業で脱着可能にする脱着機構を設けたことを特徴として
いる。
【0013】また、左右の取付金具はそれぞれ駆動ビー
ムに対する方向性のある係止部を備え、内枠の左右両側
部に相互に取替取着可能であることが好ましい。
【0014】脱着機構としては、次のものを例示でき
る。 (1)内枠に植設された雄ねじと、取付金具に設けられ
て雄ねじを挿通させる透孔と、雄ねじに螺合される雌ね
じ孔を備えた指で回せるつまみとからなる機構。
【0015】(2)内枠に設けられた雌ねじ孔と、取付
金具に設けられた透孔と、透孔を経て雌ねじ孔に螺合す
る雄ねじと、雄ねじに設けられた指で回せるつまみとか
らなる機構。
【0016】(3)取付金具及び内枠に相対的に設けら
れた磁石と鉄等の磁性体の組合せ、又は磁石と磁石の組
合せ。
【0017】(4)内枠に設けられて、取付金具を内枠
の内周面に押し付けるバネ付アームと、該バネ付アーム
を手動で解除可能なレバーとの組合せ。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施した形態例に
ついて、図面を参照して説明する。なお、本形態例の実
施部位は、従来の形態例と同じくユニフォーム48の布
地49であって、マーク用布片Aが刺繍縫付される。
【0019】まず、図1〜図11に示す第一実施形態の
刺繍枠1は、略四角形をなす外枠2とその内側に嵌入す
る内枠3とから構成され、内枠3の左右両側部に取着さ
れた左右の取付金具20,30により、刺繍ミシン60
における駆動ビーム61の取付部62に取り付けられ
て、前後左右に駆動されるようになっている。
【0020】外枠2及び内枠3は、強度及び弾性の高い
ガラス繊維強化プラスチックで成形されたもので、各辺
は所定の曲率半径で外側へ膨らむように湾曲形成され、
四つの角部にもアールが付けられている。外枠2の一つ
の角部には切離部4が設けられ、該切離部4にはその間
隔を調節することにより外枠2を拡縮調節する公知の調
節機構5が設けられている。
【0021】内枠3の上面は左右両側部で段状に突出し
て段部7を形成し、段部7の中央部は段状に凹んで金具
載置凹所8を形成している。金具載置凹所8の中央部は
さらに段状に凹んで上側の受具載置凹所9を形成し、内
枠3の下面は受具載置凹所9に対応する箇所で凹んで下
側の受具載置凹所10を形成している。
【0022】上下の受具載置凹所9,10には、断面コ
字状の金具受具11が取付けられている。金具受具11
は、両端部において内枠3の内周面に当てられる立上部
12と、立上部12の上縁から枠外側に垂設されて上側
の受具載置凹所9に載置される上端部13と、立上部1
2の下縁から枠外側に垂設されて下側の受具載置凹所1
0に載置される下端部14とを備える。
【0023】立上部12の前後両端部は上下端部13,
14の前後端縁より前後に突出しており、この突出した
前後各端部の枠内側面には、上下に2つ並ぶ金具規制突
起15が取付けられている。立上部12の枠内側面の中
央部には雄ねじ16が溶接によって植設され、雄ねじ1
6には雌ねじ孔を備えたつまみ17がねじ込み量を調整
可能に螺合されている。つまみ17には先端側ほど小径
になったテーパー面17aが形成されている。金具受具
11は、上端部13から内枠3の内部を貫通して下端部
14まで伸びる3本の雄ねじ18によって内枠3に固定
されている。なお、左右の金具受具11,11は同一の
ものである。
【0024】内枠3の左右両側部の金具載置凹所8に
は、左右の取付金具20,30が脱着可能に取着されて
いる。図1及び図2における左の取付金具20は、金具
受具11の立上部12の枠内側面に当てられる取着部2
1と、取着部21の上縁から枠外側に垂設されて金具載
置凹所8及び金具受具11の上端部13上に載置される
途中部22と、途中部22の外側縁の中央部から下側に
垂設されてさらに枠外側に屈曲する断面L字状の突出部
23とを備える。取着部21の中央部には、下縁から切
り欠かれた切欠24と、該切欠24に続く透孔25とが
設けられている。透孔25には、開口側ほど大径になっ
たテーパー面25aが形成されている。突出部23の側
縁の中央部には嵌合切欠26が形成され、前記屈曲部分
の後縁の中央部には係止溝27が形成されて後方に開口
している。右の取付金具30も同様に、取着部31、途
中部32、突出部33、切欠34、透孔35、テーパー
面35a、嵌合切欠36及び係止溝37を備える。
【0025】取付金具20,30を取着するには、図2
に示すように、取着部21,31を金具受具11の立上
部12の枠内側面とつまみ17の枠外側面との間の隙間
に上側から差し入れ、切欠24,34を雄ねじ16に落
とし込み、透孔25,35を雄ねじ16に掛着させた
後、つまみ17を指で回して締め付ける。雄ねじ16の
根元に至るまで締め付けられたつまみ17は、図3に示
すように、テーパー面17aが透孔25,35のテーパ
ー面25a,35aと当接して係止するため(一部図示
略)、適切位置に位置決めされるとともに、ねじの緩み
も防止される。これによって、取付金具20,30の枠
内・枠外側への移動はつまみ17によって規制され、前
後方向への移動は金具規制突起15によって規制(位置
決め)され、もって取付金具20,30は金具受具11
上に固定される。反対に、取付金具20,30を金具受
具11から外すには、つまみ17を指で回して緩め、上
記取着方法を逆に行なえばよい。この取付金具20,3
0の脱着は、治具を用いない手作業で容易に行なうこと
ができる。
【0026】なお、取付金具30は、突出部33の嵌合
切欠36及び係止溝37が突出部23の嵌合切欠26及
び係止溝27と逆方向を向いている点においてのみ取付
金具20と異なり、取着部21と取着部31及び途中部
22と途中部32とは同一形状である。従って、左右の
取付金具20,30は相互に取替取着可能であって、取
替取着した場合には、係止溝27,37は図1及び図2
における前方に向かって開口することになる。
【0027】以上のように構成された刺繍枠1を使用し
てユニフォーム48の布地49にマーク用布片Aを刺繍
縫付する方法について、順を追って説明する。
【0028】(1)刺繍枠1に布地49を展張する。こ
れには、まず、調節機構5を操作することにより外枠2
を布地49の厚さに応じた適切な大きさに拡縮調節す
る。次に、この外枠2をユニフォーム48の内部に配置
し、その上に胸部又は背部の布地49を載せ、その上に
内枠3を軽く置く。そして、布地49を刺繍枠1に対し
て公知方法で位置決めした後、内枠3を布地49ととも
に外枠2内に押し込み、外枠2の内周面と内枠3の外周
面との間に布地49を挟持して、図4に示すように、布
地49を刺繍枠1内に展張する。なお、ユニフォーム4
8のサイズによっては、以下に説明する裏返し作業時等
に取付金具20,30が邪魔になるため、布地49の展
張に先立ち、内枠3から取付金具20,30を外してお
く。
【0029】(2)布地49からマーク用布片Aより一
回り小さいマークBを切断する。これには、まず、布地
49の表面aを保護するため、図5に示すように、ユニ
フォーム48を裏返して布地49の裏面bを表に向け
る。
【0030】マークBの切断に使用する切断装置50
は、本体51及び載置台52とから成り、本体51はヒ
ートカッター53を備える。載置台52は、図6に示す
ように、基部54と、基部54から立設される支持部5
5と、上部の載置部56とを備える。載置部56の上面
には凹所57が設けられ、凹所57の上面にはガラス製
の配置板58が載設されている。なお、切断装置50の
詳細な構造及び機能については本発明と直接関係が無い
ので説明を省略する。
【0031】裏返したユニフォーム48を載置台52の
載置部56に被せ、図7に示すように、刺繍枠1内に展
張した布地49を配置板58上に載置するとともに、刺
繍枠1を配置板58周りの凹所57に収納する。続い
て、図8に示すように、載置台52を本体51にセット
した後、ヒートカッター53で配置板58上の布地49
をマークBに沿って熱溶断する。マークB切断後の切断
部を固定するため、布地49の裏面bにビニール59を
貼着する。そして、ユニフォーム48を再度表に向け、
内枠3の左右両端部に取付金具20,30を取着する。
【0032】(3)図9に示すように、刺繍枠1を刺繍
ミシン60の駆動ビーム61の前端部に設けられた取付
部62に取付ける。図10及び図11に示すように、取
付部62において、63は金属製の支持板、64は支持
板の上面に張られたポリエチレン樹脂製のシート部材、
65は支持板63に植設されシート部材64より突出し
た係止ピン65である。66は駆動ビーム61に片持ち
支持され途中から二股に分かれた板ばね部材、67は板
ばね部材66の下面に取着されたポリエチレン樹脂製の
半円柱状の嵌合部材であって、該嵌合部材67は板ばね
部材66により常に下方へ付勢されている。
【0033】ユニフォーム48の首を刺繍ミシン60に
対して手前側にした状態で、取付金具20,30の突出
部23,33の前記屈曲部分の後縁をシート部材64の
上面に載せ、突出部23,33を取付部62に押込む
と、係止溝27,37に係止ピン65が進入して係止し
(一部図示略)、刺繍枠1の左右方向の移動を規制す
る。また、嵌合切欠26,36に嵌合部材67が嵌まり
込んで係止し(一部図示略)、刺繍枠1の前後方向及び
上下方向の移動を規制する。従って、刺繍枠1は容易に
かつ確実に取付けられる。
【0034】なお、左右の取付金具20,30はそれぞ
れ駆動ビーム61に対する方向性のある係止溝27,3
7を備えるので、布地49を刺繍枠1内に展張する際に
内枠3の配置方向を間違えており、図9に二点鎖線で示
すように、左の取付金具20が同図右側に、右の取付金
具30が左側にきている場合には、係止溝27,37は
係止ピン65に向かって開口せず、刺繍枠1を駆動ビー
ム61に取付けることができない。この場合には、取付
金具20,30をそれぞれ内枠3から外し、相互に取替
えて再度内枠3に取着すれば、係止溝27,37が係止
ピン65に向かって開口する正しい配置に容易に修正す
ることができる。
【0035】(4)布地49にマーク用布片Aを刺繍縫
付した後、ビニール59をアイロンで剥がす。なお、マ
ーク用布片Aの刺繍方法については、本発明と直接関係
が無いので説明を省略する。
【0036】本形態例の刺繍枠1によれば、取付金具2
0,30は治具を用いない手作業で容易に脱着可能なの
で、必要に応じて取外せば、ユニフォーム48を裏返し
たり表返したりする際にも邪魔にならず、また、切断装
置50での切断作業時にも邪魔にならない。さらに、左
右の取付金具20,30はそれぞれ駆動ビーム61に対
する方向性のある係止溝27,37を備えるが、刺繍枠
1に対する布地49の展張方向を間違えた場合であって
も、取付金具20,30を相互に取替取着するだけで駆
動ビーム61に対する方向を修正できるので、従来のよ
うに布地49を展張し直す必要が無い。
【0037】図12に示す第二実施形態の刺繍枠40
は、取付金具20,30が鉄製であって、取着部21,
31が切欠及び透孔を備えず、金具受具11の立上部1
2の枠内側面に磁石41が接着された点においてのみ第
一実施形態と相違するものである。従って、第一実施形
態と共通の部分については、図12に第一実施形態と同
一符号を付して説明を省略する。本形態例では、取着部
21,31の枠外側面を立上部12の枠内側面に当てて
磁力で吸着させることにより、取付金具20,30を金
具受具11に固定する。該吸着は手作業で解くことがで
き、本形態例の刺繍枠40によっても第一実施形態と同
様の効果が得られる。
【0038】その他、本発明は上記実施形態に限定され
るものではなく、例えば次のように発明の趣旨から逸脱
しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)第一実施形態の雄ねじ16とつまみ17に代え
て、頭部に指で回せるつまみを一体的に備えた雄ねじを
使用し、該雄ねじを枠内側から透孔25,35を経て金
具受具11に設けられた雌ねじ孔にねじ込み量を調整可
能に螺合してもよい。
【0039】(2)第二実施形態の磁石41を取付金具
20,30の方に接着し、金具受具11を鉄製にしても
よく、取付金具20,30及び金具受具11の双方に磁
石41を接着してもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の刺繍枠は、上記の通り構成され
ているので、筒物の布地にマーク用布片を刺繍縫付する
場合であっても、マーク切断前後の布地の裏返し及び表
返しの際及びマーク切断作業の際に邪魔にならず、しか
も、刺繍枠に対する布地の展張方向を間違えた場合にも
容易に修正することができるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第一実施形態の刺繍枠を示
す斜視図である。
【図2】同刺繍枠の要部拡大斜視図である。
【図3】(a)は同刺繍枠の要部拡大断面図であり、
(b)は(a)の分解断面図である。
【図4】同刺繍枠に布地を展張した際の平面図である。
【図5】同刺繍枠に展張された布地を裏返した際の平面
図である。
【図6】第一実施形態で使用する切断装置の載置台の斜
視図である。
【図7】布地を展張した同刺繍枠を切断装置の載置台に
載置した際の断面図である。
【図8】同刺繍枠に展張された布地からマークを切断す
る際の概略斜視図である。
【図9】布地を展張した同刺繍枠を刺繍ミシンに取付け
る際の平面図である。
【図10】刺繍ミシンの取付部の側面図である。
【図11】図9の要部拡大斜視図である。
【図12】第二実施形態の刺繍枠を示す要部拡大斜視図
である。
【図13】従来の刺繍枠を示す斜視図である。
【図14】同刺繍枠に布地を展張した際の平面図であ
る。
【図15】同刺繍枠に展張された布地を裏返した際の平
面図である。
【図16】従来例で使用する切断装置の載置台の斜視図
である。
【図17】同刺繍枠に展張された布地からマークを切断
する際の概略斜視図である。
【図18】布地を展張した同刺繍枠を刺繍ミシンに取付
ける際の平面図である。
【符号の説明】
1 刺繍枠 2 外枠 3 内枠 16 雄ねじ 17 つまみ 17a テーパー面 20 取付金具 24 切欠 25 透孔 25a テーパー面 26 嵌合切欠 27 係止溝 30 取付金具 34 切欠 35 透孔 35a テーパー面 36 嵌合切欠 37 係止溝 40 刺繍枠 41 磁石 49 布地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠の内周面と内枠の外周面との間に布
    地を挟持して該布地を刺繍枠内に展張するとともに、前
    記内枠の左右両側部に取着された左右の取付金具により
    刺繍ミシンの駆動ビームに取付けられる刺繍枠におい
    て、前記左右の取付金具を前記内枠に対し治具を用いな
    い手作業で脱着可能にする脱着機構を設けたことを特徴
    とする刺繍枠。
  2. 【請求項2】 前記左右の取付金具はそれぞれ前記駆動
    ビームに対する方向性のある係止部を備え、前記内枠の
    左右両側部に相互に取替取着可能である請求項1記載の
    刺繍枠。
JP35911696A 1996-12-27 1996-12-27 刺繍縫付方法及び刺繍枠 Expired - Fee Related JP3891367B2 (ja)

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