JPH10195500A - 革製造のための組成物 - Google Patents

革製造のための組成物

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JPH10195500A
JPH10195500A JP9351218A JP35121897A JPH10195500A JP H10195500 A JPH10195500 A JP H10195500A JP 9351218 A JP9351218 A JP 9351218A JP 35121897 A JP35121897 A JP 35121897A JP H10195500 A JPH10195500 A JP H10195500A
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leather
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JP9351218A
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Reiner Komforth
コムフォルス ライナー
Alain Lauton
ルートン アラン
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TFL Ledertechnik GmbH and Co KG
Original Assignee
TFL Ledertechnik GmbH and Co KG
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    • C14SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
    • C14CCHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
    • C14C3/00Tanning; Compositions for tanning
    • C14C3/02Chemical tanning
    • C14C3/28Multi-step processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C14SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
    • C14CCHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
    • C14C3/00Tanning; Compositions for tanning
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C14SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
    • C14CCHEMICAL TREATMENT OF HIDES, SKINS OR LEATHER, e.g. TANNING, IMPREGNATING, FINISHING; APPARATUS THEREFOR; COMPOSITIONS FOR TANNING
    • C14C9/00Impregnating leather for preserving, waterproofing, making resistant to heat or similar purposes
    • C14C9/02Impregnating leather for preserving, waterproofing, making resistant to heat or similar purposes using fatty or oily materials, e.g. fat liquoring

Abstract

(57)【要約】 革を同時的に再鞣かつ加脂するための組成物を提供す
る。この組成物は、その他の革処理剤を含有することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、前なめしされた革またはペルト
を、同時的に再鞣と加脂とをするための組成物、その組
成物の製造方法、ならびに革またはペルト製造のために
その組成物を使用する方法に関する。
【0002】革の製造においては、前なめしされたハイ
ドが通常中和され、次に再鞣され、加脂され、そして、
所望の場合には、このあと染色され、そしてさらに加工
される。中和で始まるこれらの作業は、多くの場合別々
の浴で実施されるか、あるいは1つの浴内において逐次
実施される。しかし、これらの作業を1つの浴で同時的
に実施することもできる。これらの作業において使用さ
れる処理用剤は、通常固体または液体の形態で個別に使
用される。なぜならば、それらの剤の均質な混合物を製
造することが困難であるからである。実際に、加脂剤は
ほとんど例外なく液体であるか、または少なくともワッ
クス状であり、既存の方法では固体成分、たとえば中和
剤および再鞣剤と共に加工することはできない。すなわ
ち、これらの成分を均質に分散させ、そして十分長期間
にわたり種々の温度条件において満足できる貯蔵安定性
を保証しうる混合物を得ることはできなかった。
【0003】今回、革の湿式ドレッシングがきわめて簡
単化できる新規な組成物が見い出された。すなわち、た
だ1つの組成物を使用して、再鞣と加脂とが、さらに所
望適当な場合には、その他の処理も、同時的に実施する
ことが可能である。その理由は、本組成物を少なくとも
8倍量の10乃至60℃の水に加えた時に、再鞣剤と加
脂剤とが均質混合物を与えるような形で、本発明による
組成物が、それらを含有しているからである。
【0004】驚くべきことに、本組成物が使用された場
合には、相乗効果がある。すなわち、従来公知の再鞣剤
および加脂剤が使用されているという事実にもかかわら
ず、これらの化学物質を個々に使用した場合に比較し
て、本発明の組成物を使用した場合には、実際上、再鞣
剤および加脂剤の量を顕著に減らすことが可能である。
特に、本発明の組成物が使用された場合には、特に脂肪
乳化性が向上されて加脂剤の使用量は少なくてすむ。本
新規組成物は、すぐれた貯蔵安定性を有しており、固体
組成物の場合には耐霜性(frost-proof) である。
【0005】さらに、本発明の組成物を使用すると、個
々の処理工程のために特定の組成物を使用する場合に比
較して、運送および貯蔵の必要が大幅に減少され、そし
て取扱いが非常に簡単である。さらに加えて、本組成物
を使用すると水と時間とを60%まで節約することが可
能となり、しかも、得られる革の品質の再現性が改善さ
れる。さらに、本新規組成物の使用によって、処理剤の
革内部への浸透と分散とが促進および/または向上され
る。この結果、たとえば、染料の革内部への浸透がより
良く達成される。さらに、革の他の重要な特性、たとえ
ば耐水性、かぶり(fogging) 性、ドレッシング・フィル
ムの接着強度、伸張性および強度の向上、さらには単位
面積あたりの質量などに有利な影響を与える。
【0006】したがって、本発明は、革またはペルトを
製造するための組成物において、(a)再鞣剤、(b)
加脂剤、および所望により、(c)その他の添加剤を含
有しており、そして10乃至60℃において、少なくと
も8倍量の水に加えた時に均質な混合物を与えるような
形で存在していることを特徴とする組成物を提供する。
【0007】本新規組成物は、10乃至60℃におい
て、水の中に撹拌して、通常的に混入することによっ
て、均質に分散可能であり、そして革処理の間、安定な
懸濁物または分散物を形成することができる。ここにお
いて、撹拌による通常的混入とは、革工業において使用
されている撹拌器を使用して単に撹拌配合することを意
味する。
【0008】本新規組成物は、好ましくは、水に加えた
時に再鞣剤と加脂剤とを含有しているミセルを形成する
ような形で存在する。
【0009】分散物または懸濁物中においては、好まし
くは、粒子の50%が15μm以下のサイズを有する。
特に好ましい新規組成物は、水に加えた時に、粒子の9
0%が40μm以下の粒子サイズを有するミセルを形成
するような組成物である。
【0010】本新規組成物は、湿式ドレッシングすなわ
ち前なめしされた革、たとえば青革およびウエットホワ
イトのために準備されたいわゆる半仕上げ品の処理のた
めに適している。
【0011】再鞣剤は、天然起源のものでも、合成のも
のでもよい。適当なものは、現在普通に使用されている
化合物であり、たとえば植物タンニン剤、芳香族合成タ
ンニン剤、樹脂なめし剤、反応性なめし剤、無機なめし
剤、重合体なめし剤などである。
【0012】適当な植物タンニン剤はミモザ、ケプラチ
ョ、オーク、チェストナットまたはマツ樹皮から得られ
るなめし剤である。特に適当な植物タンニン剤は、ピロ
ガロールまたはピロカテコールを含有しているものであ
る。
【0013】適当な芳香族合成タンニン剤は、スルホン
化芳香族化合物を−単独または他の通常未スルホン化芳
香族化合物と一緒に−ホルムアルデヒドおよび/または
尿素と縮合して得られる化合物である。
【0014】この目的のために適当な芳香族化合物の例
は、ナフタレン、ビフェニル、テルフェニル、フェノー
ル、クレゾール、4、4’−ジヒドロキシジフェニルス
ルホン、β−ナフトール、ジヒドロキシベンゼン、レソ
ルシノール、2、2−ビス(ヒドロキシフェニル)プロ
パン、およびジアリールエーテルたとえばジフェニルエ
ーテルおよびジトリルエーテル(これらは、それ自体公
知の方法でスルホン化されていてもよい)などである。
【0015】特に適当なアニオン芳香族合成タンニン剤
は、以下の化合物である: (I)スルホン化フェノールまたはクレゾールとホルム
アルデヒドとの縮合生成物、 (II)ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮
合生成物、 (III)アリールスルホン酸または(ヒドロキシ)アリー
ルスルホン酸を加えた、4、4’−ジヒドロキシジフェ
ニルスルホンのホルムアルデヒド縮合生成物、 (IV)ハロゲン化アラールキルを加えた、スルホ含有芳
香族ヒドロキシ化合物のホルムアルデヒド縮合生成物、 (V)フェノールおよびフェノールスルホン酸の尿素−
ホルムアルデヒド縮合生成物、 (VI)フェノールとスルホン化剤との反応生成物、ここ
においてフェノール:SO3 のモル比は(1):(1.
1乃至2.2)である、 (VII)スルホン化ジアリールエーテルとホルムアルデヒ
ドとの縮合生成物、 (VIII)スルホン化−ビフェニルまたは−テルフェニルと
ホルムアルデヒドとの縮合生成物、 (IX)4、4’−ジヒドロキシフェニルスルホンおよび
スルホン化4、4’−ジヒドロキシフェニルスルホンと
ホルムアルデヒドとの縮合生成物。 (X)ジアリールエーテルスルホン酸および4、4’−
ジヒドロキシジフェニルスルホンのホルムアルデヒド縮
合生成物; (XI) アリールスルホン酸またはヒドロキシアリールス
ルホン酸を加えた、フェノールのホルムアルデヒド縮合
生成物。
【0016】これらの縮合生成物は、遊離酸の形、好ま
しくはスルホン酸の形であるか、または塩の形、特にア
ンモニウム塩、リチウム塩、カリウム塩または、特に好
ましくは、ナトリウム塩の形である。
【0017】これら縮合生成物は、たとえばウルマンの
エンサイクロペディア[Ullmanns Enzyklopaedie der t
echnischen Chemie 第16巻,(4), 第138-140頁(1979)
から公知であるか、または、そこに示されている参考文
献に記載されている方法によって製造することができ
る。
【0018】適当な樹脂なめし剤の例は、窒素含有有機
化合物たとえば尿素、チオ尿素、ジシアンジアミドまた
はメラミンとホルムアルデヒドまたは他の簡単なオキソ
化合物とのカチオン縮合生成物である。
【0019】他の適当な樹脂なめし剤の例は、窒素含有
有機化合物たとえば尿素、チオ尿素、ジシアンジアミド
またはメラミンとホルムアルデヒドまたは他の簡単なオ
キソ化合物およびアニオン化合物、たとえばフェノー
ル、芳香族スルホン酸のアルカリ金属塩、スルホンアミ
ド、リグニンスルホナート、亜硫酸塩または亜硫酸水素
塩と縮合して得られるアニオン化合物である。特に好ま
しい樹脂なめし剤は、尿素とホルムアルデヒドとの縮合
生成物およびジシアンジアミドをベースとした樹脂なめ
し剤である。
【0020】適当な反応性なめし剤の例は、モノ−、ジ
−およびポリアルデヒド、特にグルタールアルデヒド、
多官能性イソシアネート、アルキルスルホクロライド、
比較的高分子量のアルキルスルホナート、ならびにモノ
マービニル誘導体、アクリル誘導体、およびそれらの重
合体である。
【0021】適当な無機再鞣剤は、公知のクロム塩、ア
ルミニウム塩、鉄塩またはジルコニウム塩である。たと
えば、クロム(III) 塩化物または硫酸塩、クロムミョウ
バン、非塩基性または塩基性アルミニウム塩化物または
硫酸塩、鉄(III) 塩化物または硫酸塩、ジルコニウムオ
キソ塩化物および硫酸ジルコニウムなどである。
【0022】重合体再鞣剤の例は、ポリアクリレート、
アクリレートの共重合体、ポリウレタンまたはポリブタ
ジェンなどである。これらの再鞣剤は公知であり、ほと
んどが市場において入手可能である。
【0023】本新規組成物に使用されるなめし剤は、好
ましくは植物タンニン剤、芳香族合成なめし剤または反
応性なめし剤である。
【0024】適当な加脂剤は、革の加脂のために通常使
用されている常用の剤であり、好ましくは以下のもので
ある: (a)動物脂肪、たとえば魚油、牛脚油、羊毛脂または
ラード油をベースとした加脂剤、(b)植物脂肪、たと
えばひまし油、やし油またはオリーブ油をベースとした
加脂剤、(c)合成加脂剤たとえばパラフィン系炭化水
素の塩素化およびスルホ塩素化生成物,合成脂肪酸エス
テルおよびエステル油、(d)鉱油およびその他の石油
化学製品。
【0025】これらの加脂剤は、硫酸化、亜硫酸化また
はスルホン酸形成によって、水に溶解可能または乳化可
能なように変性されているのが好ましい。一部が乳化特
性を有しており、この部分が残りの部分のための乳化剤
として働くような加脂混合物を使用することも可能であ
る。この目的のために適当な生成物の例は、硫酸化脂肪
アルコールである。これら加脂剤は、水溶液またはエマ
ルジョンとして使用するのが好ましい。
【0026】革の製造のための本新規組成物は、いずれ
の場合にも、単一の中和剤、再鞣剤および加脂剤を含有
することができる。あるいはまた、いずれの場合にも、
これら成分の2つまたはそれ以上の混合物を含有するこ
ともできる。実際上、これらの物質が純物質であること
はまれであり、むしろいくつかの多少とも類似する化合
物の工業的混合物であるので、それら成分は通常は混合
物である。
【0027】再鞣剤と加脂剤とのほかに、本新規革処理
組成物はその他の添加剤、たとえば中和剤、キャリヤ
ー、着色剤、含浸剤、ドレッシング剤またはドレッシン
グ助剤を含有することができる。
【0028】適当な中和剤は、強酸性の前なめしされた
革を温和に中和しうる公知化合物である。適当な中和剤
は、たとえば強酸性の前なめしされた革のpHを、中性pH
7にまで上げることなく、たとえば4.5に上げるよう
な化合物である。本新規組成物のための適当な中和剤の
例は、無機または有機弱酸のアルカリ金属塩、芳香族ス
ルホン酸または脂肪族モノ−またはジ−カルボン酸であ
る。好ましいものは、重炭酸ナトリウムまたはカリウ
ム、ギ酸ナトリウムまたはカリウム、酢酸ナトリウムま
たはカリウム、シュウ酸、マロン酸、アジピン酸、また
は縮合スルホン化フェノールなどである。特に適当な中
和剤は重炭酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、酢酸、アジ
ピン酸またはスルホン化ジフェニールスルホンである。
【0029】適当なキャリヤ−の例は塩化ナトリウム、
ボウ硝、ギ酸ナトリウム、タンパク質粉末、スターチ、
カオリン、多糖、グルコースまたはゼラチンである。
【0030】適当な着色剤は、通常使用されている革用
着色剤であり、たとえば天然染料および合成染料、たと
えばアニオン染料、金属錯塩染料、直接染料、カチオン
染料、または硫化染料、あるいは顔料である。着色剤と
いう文言は、顔料すなわち水に多く溶けない着色剤をも
含有する。
【0031】同様に含浸剤も公知の組成物であって、革
工業において使用されている。たとえば、水、有機溶剤
または土ほこりに対する保護剤、摩耗、すれ、またはそ
の他の機械的損傷に対する耐性向上剤である。
【0032】ドレッシング剤の例は、熱安定性または耐
光堅牢性を向上させる剤、および引火性を低下させる剤
あるいは静電防止剤を含む。適当なドレッシング剤の例
は、下塗り剤たとえばポリアクリレート、ブタジェン共
重合体、またはポリウレタン、あるいは仕上げ剤たとえ
ばカゼイン、ニトロセルロースまたはポリウレタン調合
物などである。適当なドレッシング助剤は、同じく公知
で、実際に使用されている製品である。たとえば、浸透
剤、プライマーおよびフィラー、粘着防止剤、シックナ
ー、安定剤、柔軟剤、マット仕上げ剤、ハンドル剤(han
dle agents) および定着剤(fixing agents) などであ
る。
【0033】革製造のための本新規組成物は、好ましく
は下記成分を含有する: (a)再鞣剤 10乃至80重量%、 (b)加脂剤 5乃至50重量%、 (c)その他の添加剤 0乃至55重量%。 40℃以下の温度において固体である組成物が好ましい
が、本新規組成物は適当な溶剤、好ましくは水を使用し
た溶液、分散物またはエマルジョンの形で使用すること
もできる。
【0034】革の製造のために特に適当な新規組成物
は、下記成分を含有する: (a)再鞣剤 10乃至60重量%、 (b)加脂剤 10乃至45重量%、 (c)中和剤 10乃至40重量%、 (d)その他の添加剤 0乃至40重量%。 とりわけ、下記成分を含有する組成物が好ましい。 (a)再鞣剤 20乃至60重量%、 (b)加脂剤 10乃至40重量%、 (c)中和剤 10乃至25重量%、 (d)その他の添加剤 2乃至35重量%。 上記におけるパーセントは、いずれも革処理のための組
成物の全体の重量を基準にした数字である。
【0035】本新規組成物は、それ自体公知の方法で製
造される。たとえば、再鞣剤、加脂剤、および所望によ
りその他の添加剤を、希釈されていない形で相互に混合
することによって製造することができる。この場合、再
鞣剤、加脂剤およびその他の添加剤は、得られた組成物
が10乃至60℃において、少なくとも8倍量の水に添
加された時に、均質混合物を与えるように選択されなけ
ればならない。
【0036】しかしながら、再鞣剤、加脂剤、その他の
添加剤を、溶液または懸濁物、あるいは分散物の形で使
用し、これらを混合し、しかるのちその混合物を乾燥す
るのが好ましい。
【0037】溶液、懸濁物または分散物の場合、使用さ
れる好ましい溶剤は水であるが、モノアルコールまたは
多価アルコールまたは炭化水素などの有機溶剤も適当で
ある。たとえば、混合は10乃至60℃の温度において
実施されるが、好ましくは室温、たとえば約15乃至2
5℃において混合される。混合後、懸濁物または分散物
の各成分が均質分散されていることが必要である。これ
は、必要な場合には、適当な手段を援用して、たとえば
特定の撹拌器あるいは超音波処理を使用して達成するこ
とができる。
【0038】乾燥は、常法で実施されるが、通常は、混
合物の成分の均一分布が保持されるような条件下におい
て実施される必要がある。すべての成分が水に容易に溶
解可能である場合、あるいは容易に乳化可能または分散
可能である場合には、乾燥の仕方は無関係である。乾燥
が迅速に行われる方法を使用するのが好ましい。好まし
くは、乾燥は、約80乃至140℃、特に好ましくは1
00乃至120℃において噴霧乾燥によって実施され
る。
【0039】最初にキャリヤー物質、たとえば塩化ナト
リウム、ボウ硝、ギ酸ナトリウム、タンパク質粉末また
はスターチを装填し、その上に溶液、懸濁物または分散
剤をスプレーし、そしてそれと同時に、またはその後
に、乾燥を行うこともできる。
【0040】これらの方法によって、本新規組成物は粉
末または顆粒の形で得られる。これら粉末または顆粒
は、そのまま革製造のための水浴を仕立てるために使用
することができる。これら組成物はホコリを立てず、容
易に水中に均質分散され、そして長い貯蔵時間かつ約4
0℃以上の温度においてさえ自由流動性を保つ。また、
キャリヤーが使用されていないか、または非塩の形の化
合物がキャリヤー物質として使用された場合には、本新
規組成物は無塩または低塩の形で製造することができ
る。これは、その後の処理、たとえば同時的または後続
の染色に関して有利である場合が多く、かつまた環境に
負担をかけないですむ。
【0041】本新規組成物は、各種のタイプの革製造の
ために適当である。たとえば、山羊、羊、成牛または豚
のフル・グレイン、軽度または重度に再鞣された革また
はベロア革の製造に適している。本組成物を使用してあ
らゆる用途の革、たとえば靴、家具、車、衣服、鞄など
を製造するための革を製造することができる。本新規組
成物は、毛にほとんど影響を与えることなく、ペルトを
再鞣および加脂するためにも同様に適している。
【0042】革の製造は、湿式ドレッシングのための公
知常用のあらゆる機械、たとえばバット、Dosamat,鞣機
またはミキサーを使用して実施することができる。
【0043】革製造は、たとえば次のような操作順序で
行われる。すなわち、たとえば青革またはウエットホワ
イトの前なめしされた革を、基質の重量を基準にして、
50乃至300%の10乃至50℃の水に入れ、これに
本新規組成物を5乃至30%添加し、そしてこの温度に
おいて、循環させながら、30乃至180分間作用させ
る。次に、所望により、ギ酸1乃至3%を15分間にわ
たり、2回にわけて添加し、そして処理を40乃至60
分間続ける。このあと、浴を排出し、革を100乃至3
00%の水で5乃至10分間洗い、この洗滌液を排水
し、そして革を常法により仕上げをする。
【0044】再鞣剤と加脂剤以外にはまったく他の活性
成分を含有していない新規組成物を使用した場合には、
後続工程、たとえば中和、染色およびドレッシングの工
程を常法どおり実施することができる。
【0045】したがって、さらに本発明は、革またはペ
ルトの製造方法をも提供し、その方法は、水性浴中にお
いて、前なめしされた革またはペルトを、(a)再鞣
剤、(b)加脂剤、および所望により、(c)その他の
添加剤を含有しており、そして10乃至60℃におい
て、少なくとも8倍量の水に加えた時に、均質な混合物
を与えるような形で存在している組成物を用いて処理す
ることを包含する。
【0046】本発明の方法によれば、再鞣剤と加脂剤と
をそれぞれ別の工程において使用して処理が実施された
場合に得られる革と同等、またはそれより良品質の革が
得られる。 以下、本発明を実施例によってさらに説明
する。これら実施例は本発明を限定するものではない。
実施例中の部およびパーセントは重量ベースである。
【0047】実施例1 下記成分を、室温において混合して、均質混合物をつく
る: 中和剤(芳香族スルホン酸と脂肪族ジカルボン酸との混合物の約35%水溶液) 12.5部 浸透助剤(芳香族スルホン酸の縮合生成物の約50%水溶液) 12.5部 再鞣剤(植物タンニン剤とタンニン作用を有する芳香族スルホンの縮合生成物と の混合物の約50%水溶液) 10.0部 再鞣剤(フェノールスルホン酸と芳香族ヒドロキシスルホンとの縮合生成物の約 55%水溶液) 15.0部 加脂剤(亜硫酸化天然脂肪および合成脂肪をベースとした加脂剤の約50%水溶 液) 47.5部 加脂剤のための安定剤(硫酸化脂肪アルコール) 2.5部 この混合物を、大気圧下、110℃において噴霧乾燥し
て粉末を得る。この粉末は、青革およびウエットホワイ
ト、特に家具用革および自動車の内装用革ならびに靴革
製造のための青革およびウエットホワイトの湿式ドレッ
シングのために適当である。
【0048】実施例2 下記成分を、室温において混合して均質混合物をつく
る: 中和剤(芳香族スルホン酸と脂肪族ジカルボン酸との混合物の約35%水溶液) 12.5部 浸透助剤(芳香族スルホン酸の縮合生成物の約50%水溶液) 12.5部 再鞣剤(アクリレート共重合体の約30%水溶液) 10.0部 再鞣剤(芳香族ヒドロキシスルホンとスルホン酸との縮合生成物の約55%水溶 液) 15.0部 加脂剤(亜硫酸化天然脂肪と合成脂肪とをベースとした加脂剤の約50%水溶液) 47.5部 加脂剤のための安定剤(硫酸化脂肪アルコール) 2.5部 この混合物を、大気圧下、110℃において噴霧乾燥し
て粉末を得る。この粉末は、青革およびウエットホワイ
ト、特に家具用革および自動車内装用革ならびに靴革製
造のための青革およびウエットホワイトの湿式ドレッシ
ングのために適当である。
【0049】実施例3 下記成分を、室温において混合して均質混合物をつく
る: 再鞣剤(スルホンと環式化合物のスルホン酸との縮合生成物の約50%水溶液) 24.0部 再鞣剤(植物タンニン剤とタンニン作用を有する芳香族スルホンの縮合生成物と の混合物の約50%水溶液) 20.0部 液体メラミン樹脂 20.0部 再鞣剤(アクリレート共重合体の約30%水溶液) 12.0部 加脂剤(亜硫酸化天然脂肪と合成脂肪とをベースとした加脂剤の約50%水溶液) 24.0部 この混合物を、大気圧下、110℃において噴霧乾燥し
て粉末を得る。この粉末は、特に靴上革製造のための青
革およびウエットホワイトの湿式ドレッシングのために
適当である。
【0050】実施例4 青革(成牛)の試料片を、バット中において、30℃
で、水180%の中に置き、そして重炭酸ナトリウム
1.5%を添加する。10分後、実施例1の組成物10
%を添加し、そして試料革を30℃において60分間処
理する。次いで、水100%を添加し、そして温度を6
0℃に上げる。ギ酸2%を2つに分けて、10分間にわ
たって添加し、処理を30分間続ける。このあと、浴を
排出し、試料革を、200%の冷水で5分間すすぎ洗い
し、通常どおり仕上げる。これにより得られた革は、中
和、再鞣および加脂を逐次個別に実施する従来法で製造
された革よりも、はるかに柔軟であった。しかも、製造
コストが安価であるにもからわらず、引裂き強度が向上
しており、同時にかぶり値(fogging values)が低く優れ
ていた。
【0051】実施例5 下記成分を、室温において混合して均質混合物をつく
る: 中和剤(芳香族スルホン酸と脂肪族ジカルボン酸との混合物の約35%水溶液) 12.5部 浸透助剤(芳香族スルホン酸の縮合生成物の約50%水溶液)12.5部 再鞣剤(植物タンニン剤とタンニン作用を有する芳香族スルホンの縮合生成物と の混合物の約50%水溶液) 10.0部 再鞣剤(フェノールスルホン酸と芳香族ヒドロキシスルホンとの縮合生成物の約 55%水溶液) 15.0部 加脂剤(亜硫酸化天然脂肪とを合成脂肪をベースとした加脂剤の約50%水溶液) 47.5部 加脂剤のための安定剤(硫酸化脂肪アルコール) 2.5部 黒色染料C.I.アシッド・ブラック210を40重量%含有する水性染料調合 物 32.0部 カーボンブラック約50重量%を含有する水性染料調合物 4.0部。 この混合物を、大気圧下、110℃において噴霧乾燥し
た。実施例1の組成物の代わりに、上記の混合物約24
0%を使用して実施例4と同様に操作を実施した。黒色
に均染された革を得た。革内部への染料の浸透は、中
和、再鞣し、加脂および染色を、それぞれ別々に逐次実
施して従来法により製造された革よりもはるかに良好で
あった。
【0052】実施例6 下記成分を、室温において混合して均質混合物をつく
る: 植物タンニン剤 3.5部 再鞣剤(タンニン作用を有する芳香族スルホンの縮合生成物の約50%水溶液) 15.0部 再鞣剤(アクリレート共重合体の約40%水溶液) 5.5部 中和剤(芳香族スルホン酸と脂肪族ジカルボン酸との混合物の約50%水溶液) 26.5部 浸透助剤(芳香族スルホン酸の縮合生成物の約40%水溶液) 5.5部 加脂剤(亜硫酸化天然脂肪と合成脂肪とをベースとした加脂剤の約50%水溶液) 30.5部 キャリヤー(ボウ硝) 13.0部。 この混合物を大気圧下、110℃において噴霧乾燥して
粉末を得る。この粉末は、特に靴上革製造のための青革
およびウエットホワイトの湿式ドレッシングのために適
当である。
【0053】実施例7 1.9mmまでシェービングした青革(成牛)の試料片
を、バット中において、30℃で水30%中に置き、実
施例6の組成物15%を添加し、この革を30℃におい
て30分間処理した。つぎに、黒色粉末染料C.I.ブ
ラック210を3%添加し、30℃において90分間処
理した。このあと、水200%を加え、そして温度を6
0℃に上げた。10分間かけてギ酸1%を添加し、処理
を30分間続けた。このあと、浴を排出し、革を200
%の冷水で5分間すすぎ洗いし、通常どおり仕上げた。
これにより得られた革は、中和、再鞣および加脂を逐次
個別に実施する従来法で製造された革よりも、はるかに
柔軟であった。

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 革またはペルトを製造するための組成物
    であって、(a)再鞣剤、(b)加脂剤、および所望に
    より、(c)その他の添加剤を含有しており、そして1
    0乃至60℃において、少なくとも8倍量の水に加えた
    時に、均質な混合物を与えるような形で存在している組
    成物。
  2. 【請求項2】 10乃至60℃において、水の中に撹拌
    して、通常的に混入することによって均質に分散されう
    る請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 水に加えた時に、再鞣剤と加脂剤とを含
    有しているミセルを形成する請求項1または2記載の組
    成物。
  4. 【請求項4】 水に撹拌混入した時に、粒子の50%が
    15μm以下の粒子サイズを有する分散物または懸濁物
    を与える請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 水に撹拌混入した時に、粒子の90%が
    40μm以下の粒子サイズを有する分散物または懸濁物
    を与える請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組成
    物。
  6. 【請求項6】 40℃以下の温度において固体である請
    求項1乃至5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 その他の添加剤として中和剤を含有して
    いる請求項1乃至6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 中和剤として、無機または有機弱酸のア
    ルカリ金属塩、芳香族スルホン酸または脂肪族モノ−ま
    たはジ−カルボン酸を含有している請求項7記載の組成
    物。
  9. 【請求項9】 中和剤として、重炭酸ナトリウムまたは
    カリウム、ギ酸ナトリウムまたはカリウム、酢酸ナトリ
    ウムまたはカリウム、シュウ酸、アジピン酸、または縮
    合スルホン化フェノールを含有している請求項8記載の
    組成物。
  10. 【請求項10】 中和剤として、重炭酸ナトリウム、ギ
    酸ナトリウム、酢酸、アジピン酸、またはスルホン化ジ
    フェニールスルホンを含有している請求項9記載の組成
    物。
  11. 【請求項11】 再鞣剤として、植物タンニン剤、芳香
    族合成タンニン剤、樹脂なめし剤、反応性なめし剤、ま
    たは無機鞣剤または重合体なめし剤を含有している請求
    項1乃至10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 再鞣剤として、植物タンニン剤、芳香
    族合成なめし剤、または反応性なめし剤を含有している
    請求項11記載の組成物。
  13. 【請求項13】 加脂剤として、(a)動物脂肪をベー
    スとした加脂剤、(b)植物脂肪をベースとした加脂
    剤、(c)合成加脂剤、または(d)鉱油または石油化
    学製品を含有している請求項1乃至12のいずれか1項
    に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 水に溶解可能または乳化可能になるよ
    うに硫酸化、亜硫酸化またはスルホン酸形成によって変
    性された形の加脂剤が使用されている請求項13記載の
    組成物。
  15. 【請求項15】 その他の添加剤として、キャリヤ−、
    着色剤、含浸剤、ドレッシング剤またはドレッシング助
    剤を含有している請求項1乃至14のいずれか1項に記
    載の組成物。
  16. 【請求項16】 キャリヤ−として、塩化ナトリウム、
    ボウ硝、ギ酸ナトリウム、タンパク質粉末またはスター
    チを含有している請求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 その他の添加剤として、着色剤を含有
    している請求項1乃至16のいずれか1項に記載の組成
    物。
  18. 【請求項18】 着色剤として、天然染料、合成アニオ
    ンまたは金属錯塩、直接染料、または硫化染料、または
    顔料を含有している請求項17記載の組成物。
  19. 【請求項19】 下記成分を含有する革製造のための組
    成物 (a)再鞣剤 10乃至80重量%、 (b)加脂剤 5乃至50重量%、 (c)その他の添加剤 0乃至55重量%。
  20. 【請求項20】 下記成分を含有する請求項1乃至19
    のいずれか1項に記載の組成物 (a)再鞣剤 10乃至60重量%、 (b)加脂剤 10乃至45重量%、 (c)中和剤 10乃至40重量%、 (d)その他の添加剤 0乃至40重量%。
  21. 【請求項21】 下記成分を含有する請求項20記載の
    組成物 (a)再鞣剤 20乃至60重量%、 (b)加脂剤 10乃至40重量%、 (c)中和剤 10乃至25重量%、 (d)その他の添加剤 2乃至35重量%。
  22. 【請求項22】 再鞣剤、加脂剤、および所望によりそ
    の他の添加剤を、希釈されていない形で相互に混合する
    工程を包含する請求項1乃至21のいずれか1項に記載
    の組成物の製造方法。
  23. 【請求項23】 再鞣剤、加脂剤および任意のその他の
    添加剤を、溶液または懸濁物あるいは分散物の形で使用
    し、これらを相互に混合し、そのあと該混合物を乾燥す
    る工程を包含する請求項1乃至21のいずれか1項に記
    載の固体組成物の製造方法。
  24. 【請求項24】 混合後、その溶液、懸濁物または分散
    物を超音波処理にかける請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】 乾燥工程が、分離を伴わずに、溶液、
    懸濁物または分散物が乾燥されるように実施される請求
    項23または24記載の方法。
  26. 【請求項26】 乾燥が、噴霧乾燥によって実施される
    請求項23乃至25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前なめしされた革またはペルトを、水
    性液中において請求項1乃至21のいずれか1項に記載
    の組成物を用いて処理する工程を包含する革またはペル
    トの製造方法。
  28. 【請求項28】 前なめしされた革またはペルトを、再
    鞣剤と加脂剤とを含むミセルを含有する水性液中におい
    て処理する請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】 請求項27または28記載の方法によ
    って、または請求項1乃至21のいずれか1項に記載の
    組成物を使用して、製造された革またはペルト。
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