JPH10195282A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH10195282A
JPH10195282A JP1447597A JP1447597A JPH10195282A JP H10195282 A JPH10195282 A JP H10195282A JP 1447597 A JP1447597 A JP 1447597A JP 1447597 A JP1447597 A JP 1447597A JP H10195282 A JPH10195282 A JP H10195282A
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JP
Japan
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dodecene
resin
group
hept
ene
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Application number
JP1447597A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Otsuki
敏敬 大月
Kiyonobu Kubota
清信 窪田
Yoshinobu Suzuki
義信 鈴木
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JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環状オレフィン系重合体の高耐熱性等の優
れた特性を維持しつつ、有機材料との密着性を改良する
ことができ。このことにより例えば半導体封止、光半導
体封止、光学レンズ、光ファイバー、光ディスクなどに
利用可能な樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)環状ポリオレフィン系樹脂お
よび(B)官能基含有オレフィン共重合体からなる樹脂
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密着性、耐熱性に
優れた樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、耐熱性の透明熱可塑性樹脂とし
て、環状オレフィン系重合体が注目されており、該環状
ポリオレフィン系樹脂としては例えば特開平1ー132
625号公報、特開平1ー132626号公報、特開昭
63ー218726号公報、特開平2ー133413号
公報、特開昭61ー120816号公報、特開昭61ー
115912号公報等に開示されている。環状ポリオレ
フィン系樹脂は、主鎖構造の剛直性に起因する高いガラ
ス転移温度、主鎖構造に嵩高い基を有するため非晶性で
高い透明性を有し、かつ分極率の異方性が小さいことに
よる低複屈折性等の特徴を有している。環状ポリオレフ
ィン系樹脂のこれらの特徴を生かして、光学レンズ、光
ファイバー、光ディスク、光半導体封止等の用途での応
用が進められている。これら分野への応用の中で、金属
材料や他の高分子材料との高い密着性が要求される場合
があり、環状ポリオレフィン系樹脂のかかる密着性のさ
らなる改良が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、環状
ポリオレフィン系樹脂本来の耐熱性、機械的特性を損な
うことなく、密着性に優れた樹脂組成物を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(A)環状ポリオレフィン系樹脂および(B)官能基含
有オレフィン共重合体からなる樹脂組成物を提供するも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂組成物において、
(A)成分としては、環状ポリオレフィン系樹脂が用い
られる。本発明に用いられる環状ポリオレフィン系樹脂
としては、次のような重合体が挙げられる。 化1で表される特定単量体の開環重合体 化1で表される特定単量体と共重合性単量体との開環
共重合体、 前記の開環(共)重合体の水素添加重合体、 前記の開環(共)重合体をフリーデルクラフト反
応により環化した後、水素添加した(共)重合体 化1で表される特定単量体と不飽和二重結合含有化合
物との飽和共重合体
【0006】
【化1】
【0007】〔化1中、R1〜R4は、それぞれ水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜10の炭化水素基、また
はその他の1価の有機基であり、それぞれ同一又は異な
っていてもよい。R1とR2またはR3とR4は、一体化し
て2価の炭化水素基を形成しても良く、R1またはR2
3またはR4とは互いに結合して、単環または多環構造
を形成してもよい。mは0または正の整数であり、pは
0または正の整数である。〕
【0008】<特定単量体>上記化1で表される特定単
量体のうち、好ましいのは、式中、R1およびR3が水素
原子または炭素数1〜10の炭化水素基であり、R2
よびR4が水素原子または一価の有機基であって、R2
よびR4の少なくとも一つは水素原子および炭化水素基
以外の極性を有する極性基を示し、mは0〜3の整数、
pは0〜3の整数であり、より好ましくはm+p=0〜
4、さらに好ましくは0〜2、とくに好ましくは1であ
る。特定単量体のうち、極性基が特に式−(CH2)nC
OORで表される特定の極性基である特定単量体は、得
られる環状ポリオレフィン系重合体の水素添加物が高い
ガラス転移温度と低い吸湿性を有するものとなる点で好
ましい。上記の特定の極性基にかかる式において、Rは
炭素原子数1〜12の炭化水素基、好ましくはアルキル
基である。また、nは通常、0〜5であるがnの値が小
さいものほど、得られる環状ポリオレフィン系重合体の
ガラス転移温度が高くなるので好ましく、さらにnが0
である特定単量体は、その合成が容易である点で、ま
た、得られる環状ポリオレフィン系重合体がガラス転移
温度の高いものとなる点で好ましい。さらに、前記一般
式1においてR1またはR3がアルキル基であることが好
ましく、炭素数1〜4のアルキル、さらに好ましくは1
〜2、特にメチル基であることが好ましく、特にこのア
ルキル基が上記の式−(CH2)nCOORで表せる特定
の極性基が結合した炭素原子と同一の炭素原子に結合さ
れていることが好ましい。また、一般式1においてmが
1である特定単量体は、ガラス転移温度の高い環状ポリ
オレフィン系重合体が得られる点で好ましい。
【0009】上記化1で表わされる特定単量体の具体例
としては、次のような化合物が挙げられる。ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、トリシクロ[5.
2.1.02,6 ]−8−デセン、テトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、ペンタシク
ロ[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4−ペン
タデセン、ペンタシクロ[7.4.0.12,5 .19,1
2.08,13]−3−ペンタデセン、トリシクロ[4.
4.0.12,5 ]−3−ウンデセン、5−メチルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−エチルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−メトキシカル
ボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
メチル−5−メトキシカルボニルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−シアノビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、8−メトキシカルボニルテトラ
シクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセ
ン、8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−n−プロポ
キシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .1
7,10]−3−ドデセン、8−イソプロポキシカルボニル
テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ド
デセン、8−n−ブトキシカルボニルテトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−メチル
−8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.
12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−メチル−8−n
−プロポキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.1
2,5.17,10]−3−ドデセン、8−メチル−8−イソ
プロポキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,
5.17,10]−3−ドデセン、8−メチル−8−n−ブ
トキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .
17,10]−3−ドデセン、ジメタノオクタヒドロナフタ
レン、エチルテトラシクロドデセン、6−エチリデン−
2−テトラシクロドデセン、トリメタノオクタヒドロナ
フタレン、ペンタシクロ[8.4.0.12,5 .19,1
2.08,13]−3−ヘキサデセン、ヘプタシクロ[8.
7.0.13,6 .110,17 .112,15 .02,7 .011,1
6 ]−4−エイコセン、ヘプタシクロ[8.8.0.1
4,7 .111,18 .113,16 .03,8 .012,17 ]−5−
ヘンエイコセン、5−エチリデンビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、8−エチリデンテトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、5ー
フェニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、8
ーフェニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,1
0]−3−ドデセン、5−フルオロビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−フルオロメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−トリフルオロメ
チルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ペ
ンタフルオロエチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、5,5−ジフルオロビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン、5,6−ジフルオロビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−メチル−5−トリフル
オロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5,6−トリフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン、5,5,6−トリス(フルオロメチル)
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,5,
6,6−テトラフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン、5,5,6,6−テトラキス(トリフルオ
ロメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
5,5−ジフルオロ−6,6−ビス(トリフルオロメチ
ル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,6
−ジフルオロ−5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,5,6−
トリフルオロ−5−トリフルオロメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−フルオロ−5−ペンタ
フルオロエチル−6,6−ビス(トリフルオロメチル)
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,6−ジ
フルオロ−5−ヘプタフルオロ−iso−プロピル−6
−トリフルオロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン、5−クロロ−5,6,6−トリフルオロビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,6−ジクロ
ロ−5,6−ビス(トリフルオロメチル)ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5,5,6−トリフ
ルオロ−6−トリフルオロメトキシビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5,5,6−トリフルオロ−6
−ヘプタフルオロプロポキシビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン、8−フルオロテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−フルオロメ
チルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3
−ドデセン、8−ジフルオロメチルテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−トリフ
ルオロメチルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,
10]−3−ドデセン、8−ペンタフルオロエチルテトラ
シクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセ
ン、8,8−ジフルオロテトラシクロ[4.4.0.1
2,5 .17,10]−3−ドデセン、8,9−ジフルオロテ
トラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデ
セン、8,8−ビス(トリフルオロメチル)テトラシク
ロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、
8,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−
メチル−8−トリフルオロメチルテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8,8,9
−トリフルオロテトラシクロ[4.4.0.12,5 .1
7,10]−3−ドデセン、8,8,9−トリス(トリフル
オロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,1
0]−3−ドデセン、8,8,9,9−テトラフルオロ
テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ド
デセン、8,8,9,9−テトラキス(トリフルオロメ
チル)テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−
3−ドデセン、8,8−ジフルオロ−9,9−ビス(ト
リフルオロメチル)テトラシクロ[4.4.0.12,5
.17,10]−3−ドデセン、8,9−ジフルオロ−
8,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8,
8,9−トリフルオロ−9−トリフルオロメチルテトラ
シクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセ
ン、8,8,9−トリフルオロ−9−トリフルオロメト
キシテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3
−ドデセン、8,8,9−トリフルオロ−9−ペンタフ
ルオロプロポキシテトラシクロ[4.4.0.12,5 .
17,10]−3−ドデセン、8−フルオロ−8−ペンタフ
ルオロエチル−9,9−ビス(トリフルオロメチル)テ
トラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデ
セン、8,9−ジフルオロ−8−ヘプタフルオロiso
−プロピル−9−トリフルオロメチルテトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8−
クロロ−8,9,9−トリフルオロテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、8,9−ジ
クロロ−8,9−ビス(トリフルオロメチル)テトラシ
クロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、
8−(2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル)
テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ド
デセン、8−メチル−8−(2,2,2−トリフルオロ
エトキシカルボニル)テトラシクロ[4.4.0.12,
5 .17,10]−3−ドデセンなどを挙げることができ
る。これらのうち、得られる重合体の耐熱性の面から、
8−メチルー8ーメトキシカルボニルテトラシクロ
〔4.4.0.12,5.17,1 0〕−3−ドデセン、8−
エチリデンテトラシクロ〔4.4.0.12,5
7,10〕−3−ドデセン、8−エチルテトラシクロ
〔4.4.0.12,5.17,10〕−3−ドデセン、ペン
タシクロ〔7.4.0.12,5.19,12.08,13〕−3
−ペンタデセンが好ましい。
【0010】<共重合性単量体>開環重合工程において
は、上記の特定単量体を単独で開環重合させてもよい
が、当該特定単量体と共重合性単量体とを開環共重合さ
せてもよい。この場合に使用される共重合性単量体の具
体例としては、シクロブテン、シクロペンテン、シクロ
ヘプテン、シクロオクテン、トリシクロ[5.2.1.
2, 6 ]−3−デセン、5−エチリデン−2−ノルボル
ネン、ジシクロペンタジエンなどのシクロオレフィンを
挙げることができる。シクロオレフィンの炭素数として
は、4〜20が好ましく、さらに好ましいのは5〜12
である。更にポリブタジエン、ポリイソプレンなどの共
役ジエン化合物、スチレン−ブタジエン共重合体、エチ
レン−非共役ジエン共重合体、ポリノルボルネンなどの
主鎖に炭素−炭素間二重結合を2つ以上含む不飽和炭化
水素系ポリマーなどの存在下に特定単量体を開環重合さ
せてもよい。そして、この場合に得られる開環共重合体
は、そのままでも用いられるが、これをさらに水素添加
して得られた水素添加物は、耐衝撃性の大きい樹脂の原
料として有用である。
【0011】〈不飽和二重結合含有化合物〉さらに、飽
和共重合体よりなる環状オレフィン系重合体を得るため
に、前記特定単量体と共に使用される不飽和二重結合含
有化合物としては、例えばエチレン、プロピレン、ブテ
ンなど好ましくは炭素数2〜12、さらに好ましくは2
〜8のオレフィン系化合物を挙げることができる。特定
単量体/共重合単量体の好ましい使用範囲は、重量比で
100/0〜50/50であり、さらに好ましくは10
0/0〜60/40である。また、特定単量体/不飽和
二重結合含有化合物の好ましい使用範囲は、重量比で9
0/10〜40/60であり、さらに好ましくは85/
15〜50/50である。
【0012】<重合触媒>本発明において、開環重合反
応はメタセシス触媒の存在下に行われる。このメタセシ
ス触媒は、(a)W、MoおよびReの化合物から選ば
れた少なくとも1種と、(b)デミングの周期律表IA
族元素(例えばLi、Na、Kなど)、IIA族元素
(例えばMg、Caなど)、IIB族元素(例えばZ
n、Cd、Hgなど)、III A族元素(例えばB、
Alなど)、IVA族元素(例えばSi、Sn、Pbな
ど)あるいはIVB族元素(例えばTi、Zrなど)の化
合物であって、少なくとも1つの当該元素−炭素結合あ
るいは当該元素−水素結合を有するものから選ばれた少
なくとも1種との組合せからなる触媒である。またこの
場合に触媒の活性を高めるために、後述の添加剤(c)
が添加されたものであってもよい。(a)成分として適
当なW、MoあるいはReの化合物の代表例としては、
WCl6 、MoCl5 、ReOCl3 など特開平1−2
40517号公報に記載の化合物を挙げることができ
る。(b)成分の具体例としては、n−C49 Li、
(C253 Al 、(C252 AlCl 、(C2
51.5 AlCl1.5 、(C25 )AlCl2、メ
チルアルモキサン、LiHなど特開平1−240517
号公報に記載の化合物を挙げることができる。添加剤で
ある(c)成分の代表例としては、アルコール類、アル
デヒド類、ケトン類、アミン類などが好適に用いること
ができるが、更に特開平1−240517号公報に示さ
れる化合物を使用することができる。
【0013】メタセシス触媒の使用量としては、上記
(a)成分と特定単量体とのモル比で「(a)成分:特
定単量体」が、通常1:500〜1:50000となる
範囲、好ましくは1:1000〜1:10000となる
範囲とされる。(a)成分と(b)成分との好ましい割
合は、金属原子比で(a):(b)が1:1〜1:5
0、さらに好ましくは1:2〜1:30の範囲である。
(a)成分と(c)成分との好ましい割合は、モル比で
(c):(a)が0.005:1〜15:1、さらに好
ましくは0.05:1〜7:1の範囲である。
【0014】また、本発明において化1で表される単量
体と不飽和二重結合含有化合物との飽和共重合体を合成
するための触媒としては、バナジウム化合物と有機アル
ミニウム化合物とからなる触媒が用いられる。バナジウ
ム化合物としては、一般式VO(OR)abまたはV
(OR)cd(ただし、RHA炭化水素基、0≦a≦
3、0≦b≦3、2≦a+b≦3、0≦c≦4、0≦d
≦4、3≦c+d≦4)で表されるバナジウム化合物、
あるいはこれらの電子供与体付加物が用いられる。電子
供与体としてはアルコール、フェノール類、ケトン、ア
ルデヒド、カルボン酸、有機酸または無機酸のエステ
ル、エーテル、酸アミド、酸無水物、アルコキシシラン
等の含酸素電子供与体、アンモニア、アミン、ニトリ
ル、イソシアナート等の含窒素電子供与体などが挙げら
れる。有機アルミニウム化合物触媒成分としては、少な
くとも1つのアルミニウム−炭素結合あるいはアルミニ
ウム−水素結合を有するものから選ばれた少なくとも1
種が用いられる。触媒成分の比率はバナジウム原子に対
するアルミニウム原子の好ましい比(Al/V)は2以
上、さらに好ましくは2〜50、特に好ましくは3〜2
0の範囲である。
【0015】<開環重合反応用溶媒>開環重合反応にお
いて用いられる溶媒(分子量調節剤溶液を構成する溶
媒、特定単量体および/またはメタセシス触媒の溶媒)
としては、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン、ノナン、デカンなどのアルカン類、シクロヘキサ
ン、シクロヘプタン、シクロオクタン、デカリン、ノル
ボルナンなどのシクロアルカン類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、クメンなどの芳香族炭
化水素、クロロブタン、ブロムヘキサン、塩化メチレ
ン、ジクロロエタン、ヘキサメチレンジブロミド、クロ
ロベンゼン、クロロホルム、テトラクロロエチレンなど
のハロゲン化アルカン、アリールなどの化合物、酢酸エ
チル、酢酸n−ブチル、酢酸iso−ブチル、プロピオ
ン酸メチル、ジメトキシエタンなどの飽和カルボン酸エ
ステル類、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
メトキシエタンなどのエーテル類などを挙げることがで
き、これらは単独であるいは混合して用いることができ
る。これらのうち、芳香族炭化水素が好ましい。溶媒の
使用量としては、「溶媒:特定単量体(重量比)」が、
通常1:1〜10:1となる量とされ、好ましくは1:
1〜5:1となる量とされる。
【0016】<分子量調節剤>開環重合体の分子量の調
節は重合温度、触媒の種類、溶媒の種類によっても行う
ことができるが、本発明においては、分子量調節剤を反
応系に共存させることにより調節する。ここに、好適な
分子量調節剤としては、例えばエチレン、プロペン、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテ
ン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセンなどのα−
オレフィン類およびスチレンを挙げることができ、これ
らのうち、1−ブテン、1−ヘキセンが特に好ましい。
これらの分子量調節剤は、単独であるいは2種以上を混
合して用いることができる。分子量調節剤の好ましい使
用量としては、開環重合反応に供される特定単量体1モ
ルに対して0.005〜0.6モル、さらに好ましくは
0.02〜0.5モルとされる。
【0017】本発明で用いられる環状オレフィン系重合
体の好ましい分子量は固有粘度(ηinh)で0.2〜
5、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)で測定したポリスチレン換算の数平均分子量(M
n)は8,000〜100,000、重量平均分子量
(Mw)は20,000〜300,000の範囲のもの
が好適である
【0018】<水素添加触媒>以上のようにして得られ
る開環重合体は、水素添加触媒を用いて水素添加でき
る。水素添加反応は、通常の方法、すなわち、開環重合
体の溶液に水素添加触媒を添加し、これに常圧〜300
気圧、好ましくは3〜200気圧の水素ガスを0〜20
0℃、好ましくは20〜180℃で作用させることによ
って行われる。水素添加触媒としては、通常のオレフィ
ン性化合物の水素添加反応に用いられるものを使用する
ことができる。この水素添加触媒としては、不均一系触
媒および均一系触媒が公知である。不均一系触媒として
は、パラジウム、白金、ニッケル、ロジウム、ルテニウ
ムなどの貴金属触媒物質を、カーボン、シリカ、アルミ
ナ、チタニアなどの担体に担持させた固体触媒を挙げる
ことができる。また、均一系触媒としては、ナフテン酸
ニッケル/トリエチルアルミニウム、ニッケルアセチル
アセトナート/トリエチルアルミニウム、オクテン酸コ
バルト/n−ブチルリチウム、チタノセンジクロリド/
ジエチルアルミニウムモノクロリド、酢酸ロジウム、ク
ロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム、ジク
ロロトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム、ク
ロロヒドロカルボニルトリス(トリフェニルホスフィ
ン)ルテニウム、ジクロロカルボニルトリス(トリフェ
ニルホスフィン)ルテニウムなどを挙げることができ
る。触媒の形態は粉末でも粒状でもよい。これらの水素
添加触媒は、好ましくは開環重合体:水素添加触媒(重
量比)が、1:1×10-6〜1:2となる割合で使用さ
れる。このように、水素添加することにより得られる水
素添加重合体は優れた熱安定性を有するものとなり、成
形加工時や製品としての使用時の加熱によってはその特
性が劣化することはない。ここに、水素添加率は、通常
50%以上、好ましく70%以上、より好ましくは90
%以上、更に好ましくは95%以上、特に好ましくは9
7%以上である。
【0019】本発明の(B)成分として、特に好ましく
用いられる官能基含有オレフィン共重合体について、以
下に説明する。本発明に用いられる官能基含有オレフィ
ン共重合体は、例えばオレフィン単位とカルボキシル
基、酸無水物基、オキサゾリン基およびエポキシ基の群
からえらばれた少なくとも1種の官能基を有する不飽和
化合物単位を主体とする共重合体である。本共重合体に
用いられるオレフィンとしては、エチレン、プロピレ
ン、1ーブテン、2ーブテン、3,3ージメチルー1ー
ブテン、4ーメチルー1ーブテン、1ーオクテンが好ま
しく、特に好ましくはエチレンである。また、カルボキ
シル基を有する不飽和化合物としては、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、マレイン酸等、モノメチルマ
レート、イタコン酸、酸無水物基を有する不飽和化合物
としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸等、オキサ
ゾリン基含有不飽和化合物としては、ビニルオキサゾリ
ン等、エポキシ基含有不飽和化合物としては、グリシジ
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグ
リシジルエーテル等、が挙げられる。これらの官能基含
有不飽和化合物のなかで好ましいものは、エポキシ基お
よび酸無水物基含有不飽和化合物である。 特に好まし
いものとしては、グリシジルメタクリレート、グリシジ
ルアクリレートなどのエポキシ基含有不飽和化合物が挙
げられる。更に、これらオレフィン化合物と官能基含有
不飽和化合物と共に、酢酸ビニル、等が共重合した3元
共重合体も好適に用いることができる。本発明に用いら
れる官能基含有共重合体中のオレフィン量は、通常30
〜99.5重量%、好ましくは50〜99重量%、さら
に好ましくは60〜98重量%、特に好ましくは65〜
95重量%であり、官能基含有不飽和化合物量は、通常
70〜0.5重量%、好ましくは50〜1重量%、さら
に好ましくは40〜2重量%、特に好ましくは35〜5
重量%である。
【0020】本発明の樹脂組成物中の(A)成分と
(B)成分の重量割合〔(A)/(B)〕は、好ましく
は40/60〜99.99/0.01、より好ましくは
50/50〜99.9/0.1、さらに好ましくは60
/40〜99/1、特により好ましくは65/35〜9
8/2である。(A),(B)成分の使用量がこの範囲
内であると耐熱性、加工性および密着性の改良効果が大
きい。
【0021】本発明の組成物には流動性を改良する目的
で炭化水素樹脂、ポリスチレンオリゴマー、ロジン樹脂
等を添加することができる。本発明で使用する炭化水素
樹脂、ポリスチレンオリゴマー、ロジン樹脂としては、
ポリスチレン換算重量平均分子量が2×104以下、好
ましくは2×104〜100のものであり、かつ常温で
固体のものである。具体例としては、C5系樹脂、C9
樹脂、C5系/C9系混合樹脂、シクロペンタジエン系樹
脂、ビニル置換芳香族系化合物の重合体系樹脂、オレフ
ィン/ビニル置換芳香族系化合物の共重合体系樹脂、シ
クロペンタジエン系化合物/ビニル置換芳香族系化合物
の共重合体系樹脂、あるいは前記樹脂の水素添加物等を
挙げることができる。また、ロジン樹脂としては例え
ば、アピエチン酸、ピマル酸およびその誘導体(水添
体、不均化体、重合体、エステル化体等)が挙げられ
る。これらの炭化水素系樹脂、ポリスチレンオリゴマ
ー、ロジン樹脂のポリスチレン換算重量平均分子量が高
すぎると、環状ポリオレフィン系系樹脂との相溶性が悪
くなり透明性が低減するので好ましくない。また、常温
で液状の炭化水素樹脂等を用いると、樹脂の強度を低下
させやすく、しかも樹脂の表面にブリードするので好ま
しくない。炭化水素樹脂等の配合割合は、環状ポリオレ
フィン系樹脂100重量部に対して、通常0.01〜6
0重量部、好ましくは0.1〜30重量部である。本発
明の樹脂組成物の配合方法は、例えば、二軸押出し機、
ロール混練機などによる配合や、環状ポリオレフィン系
樹脂の溶液に炭化水素樹脂等の溶液をブレンドしてペレ
ット化する方法などが挙げられる。また、本発明の樹脂
組成物には、機械的性質を向上させる目的で、ガラス繊
維、炭素繊維、金属繊維、金属フレーク、ガラスビー
ズ、ワラストナイト、ロックフィラー、炭酸カルシウ
ム、タルク、シリカ、マイカ、ガラスフレーク、ミルド
ファイバー、カオリン、硫酸バリウム、黒鉛、二硫化モ
リブデン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛ウィスカー、チ
タン酸カリウムウィスカーなどの充填材を、1種単独で
使用することも、あるいは2種以上を混合して用いるこ
ともできる。
【0022】次に、本発明の樹脂組成物には、公知の難
燃剤、抗菌剤、木粉、カップリング剤、酸化防止剤、可
塑剤、着色剤、滑剤、帯電防止剤、シリコンオイル、発
泡剤などの添加物を配合することができる。
【0023】本発明の樹脂組成物は、各種押し出し機、
バンバリーミキサー、ニーダー、ロール、フィーダール
ーダーなどを用い、各成分を混練りすることにより得ら
れる。混練り温度は、好ましくは100〜350℃、さ
らに好ましくは150〜300℃である。また、各成分
を混練りするに際しては、各成分を一括して混練りして
もよく、数回に分けて添加混練りしてもよい。混練り
は、押し出し機を用い多段添加式で混練りしてもよく、
またバンバリーミキサー、ニーダーなどで混練りし、そ
の後、押し出し機でペレット化することもできる。本発
明の製造法により製造される組成物は、公知の成形手
段、例えば射出成形、圧縮成形、押出成形法などを用い
て成形品を作製することができる。
【0024】また、作製された組成物の表面に、無機化
合物、シランカップリング剤などの有機シリコン化合
物、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、メラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂などからな
るハードコート層を形成することができる。ハードコー
ト層の形成手段としては、熱硬化法、紫外線硬化法、真
空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法
などの公知の方法を挙げることができる。これによっ
て、成形品の耐熱性、光学特性、耐薬品性、耐摩耗性お
よび透湿性などを向上させることができる。
【0025】本発明の製造法により製造される組成物の
用途は特に限定されるものではなく、広い範囲にわたっ
て使用することができ、例えば、メガネレンズ、一般カ
メラ用レンズ、ピックアップレンズ、ビデオカメラ用レ
ンズ、望遠鏡レンズ、レーザビーム用レンズなどのレン
ズ類、光学式ビデオディスク、オーディオディスク、文
書ファイルディスク、メモリディスクなどの光ディスク
類、OHPフィルム等の光学フィルムなどの光学材料、
フォトインタラプター、フォトカプラー、LEDランプ
等の光半導体封止材、ICカード等のICメモリーの封
止材として特に好適に使用することができる。
【0026】以下、本発明の実施例について説明する
が、本発明がこれらによって制限されるものではない。
【0027】〔参考例1〕特定単量体として下記化2で
表される8ーメチルー8ーメトキシカルボニルテトラシ
クロ[4.4.0.12,5.17,10]ー3ードデセン
250部と1ーヘキセン 41部をトルエン 750部
を、窒素置換した反応容器に仕込み、60℃に加熱し
た。これに、トリエチルアルミニウム(1.5モル/
l)のトルエン溶液 0.62部、 tBuOH/Me
OHで変性(tBuOH/MeOH/W=0.35/
0.3/1;モル比)したWCl6溶液(濃度0.05
モル/l)3.7部を加え、80℃で3時間加熱攪拌し
て、開環重合体溶液(a)を得た。この重合反応におけ
る重合転化率は97%であり、重合体の固有粘度(ηin
h)は0.45であった。
【0028】
【化2】
【0029】〔参考例2〕参考例1で得られた重合体溶
液(a)4000部をオートクレーブに入れ、これにR
uHCl(CO)[P(C65330.48部を加
え、水素ガス圧を100Kg/cm2、反応温度165
℃の条件で3時間加熱攪拌した。得られた反応溶液を冷
却した後、水素ガスを放圧し、水素添加重合体溶液
(b)を得た。こうして得られた水素添加添加重合体を
大量のメタノール中に注いで、重合体を凝固させた。こ
うして得られた水素添加重合体A−1の水素化率は実質
上100%であった。
【0030】〔参考例3〕特定単量体として8ーエチリ
デンテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ー3
ードデセン 200部を用いたこと以外は参考例1と同
様にして開環重合反応させ、重合体溶液(c)を得た。 〔参考例4〕重合体溶液(a)に代えて、重合体溶液
(c)を用いたこと以外は参考例2と同様に水素添加反
応を行い、水素添加重合体A−2を得た。
【0031】〔参考例5〕攪拌翼、ガス導入管、温度計
および滴下ロートを備えた反応容器を窒素ガスで十分に
置換し、この反応容器内に、モレキュラーシーブにより
脱水乾燥させたシクロヘキサン2000部を入れ、窒素
雰囲気下,テトラシクロドデセン75部、エチルアルミ
ニウムセスキクロリドのn−ヘキサン溶液(1mol/
l)6.6部を加えた。次いで、反応容器の内温を10
℃に保った状態で、反応器内に、ガス導入管から、エチ
レンと窒素の混合ガス(エチレン:10l/Hr、窒
素:40l/Hr)を10分間通した。この溶液にVO
(OC25)Cl2のn−ヘキサン溶液(0.07mo
l/l)23部を滴下ロートより滴下して共重合反応を
開始し、前記混合ガスを通しながら反応を行った。反応
開始後、30分経過後に反応溶液に少量のメタノールを
添加して重合反応を停止させた後、この重合溶液を大量
のメタノール中に注ぎ、重合体A−3を凝固、回収し
た。
【0032】
【実施例】以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の
実施例に何等制約されるものではない。なお、実施例
中、部および%は特に断らない限り重量基準である。ま
た、実施例中の各種評価は、次のようにして測定した値
である。密着性 ガラス布基材エポキシ基板上に約0.5mmの厚さに各
組成物をプレス成形法により積層し、密着性をエポキシ
基板からの矧がれ易さで評価した。密着性としては、
○:はがれにくい、△:若干の力を加えればはがれる、
×:簡単にはがれるの指標で評価した。また、同成形品
をレッドインクに24時間含浸させた後、封止部分の何
%にレッドインクが含浸したかで評価した。
【0033】官能基含有エチレン共重合体 日石レクスパールRAー3150 (GMA含有量15重
量%、融点100℃) 日石レクスパールRAー7150 (GMA含有量15重
量%、融点95℃)
【0034】実施例1〜6、比較例1〜3 表3〜4に示す配合処方で、ニーダーを用い、設定温度
260℃で溶融混練りし、その後、フィーダールーダー
でペレット化した。こうして作製した環状ポリオレフィ
ン樹脂組成物を用いて、エポキシ基板との積層品を作製
し、密着性を評価した。評価結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、環状オレフィン
系重合体の高耐熱性等の優れた特性を維持しつつ、有機
材料との密着性を改良することができ。このことにより
例えば半導体封止、光半導体封止、光学レンズ、光ファ
イバー、光ディスクなどの分野での環状オレフィン系重
合体の応用分野の拡大に貢献することができ、工業的価
値は極めて高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)環状ポリオレフィン系樹脂および
    (B)官能基含有オレフィン共重合体からなる樹脂組成
    物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001124925A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Jsr Corp 波長板
WO2003035751A1 (fr) * 2001-10-22 2003-05-01 Polyplastics Co., Ltd. Composition de resine a base d'olefines cycliques resistante aux chocs et moulages

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