JPH10194747A - 酸化鉄イエロー顔料の製造方法及びその使用 - Google Patents

酸化鉄イエロー顔料の製造方法及びその使用

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JPH10194747A
JPH10194747A JP36378597A JP36378597A JPH10194747A JP H10194747 A JPH10194747 A JP H10194747A JP 36378597 A JP36378597 A JP 36378597A JP 36378597 A JP36378597 A JP 36378597A JP H10194747 A JPH10194747 A JP H10194747A
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iron
chloride
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fecl2
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JP36378597A
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Rolf-Michael Braun
ロルフ−ミヒヤエル・ブラウン
Eckhard Dr Bayer
エクハルト・バイエル
Ulrich Dr Meisen
ウルリヒ・マイゼン
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Bayer AG
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    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
    • C09C1/22Compounds of iron
    • C09C1/24Oxides of iron
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 得られた塩化鉄の経済的な変換により高い品
質の有用物質とすることを可能にする方法を提供する。 【解決手段】 塩化鉄(II)及びアルカリ成分からの
沈殿法による酸化鉄イエロー顔料の調製方法及びその使
用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩化鉄(II)及
びアルカリ成分からの沈殿方法による酸化鉄イエロー顔
料の製造方法及びその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化鉄イエロー顔料の製造のための沈殿
法は、古くから知られている。この方法の典型的な過程
は、例えば Ullmanns Encyclopidie der technische
n Chemie 、第5版、第A20巻、第297頁以下に記
載されている。鋼鉄板の酸洗い(pickling)の間に得ら
れる硫酸鉄(II)又は他に硫酸塩法による二酸化チタ
ンの製造において得られる硫酸鉄(II)が、原料物質
として一般的に用いられている。長年、酸洗い産業にお
いて酸洗い試薬として塩酸の使用に増加傾向が見られ
る。塩化鉄(II)を含む溶液は、従って量の増加が見
られ、これらは可能ならば有用な物質に加工処理される
べきである。その利用のための共通の方法は、高められ
た温度で(典型的には1000℃より高い温度で)の塩
化鉄(II)又は塩化鉄(III)を加水分解によって
酸化する、いわゆる噴霧−焙焼法(spray-roasting pro
cess)である。生成する最終生成物は酸化鉄、典型的に
はヘマタイト及び、有用物質として酸洗い法に戻される
塩酸である。特別な精製手段なしに、加水分解による酸
化時に、硬フェライト(ferrite)の製造に適する酸化
鉄が得られる。軟フェライトをこれらの酸化鉄から製造
する場合、塩化鉄溶液を加水分解の前に追加の精製手段
に付さなければならず、明らかに方法が高価になり、複
雑になる。しかし、塩化鉄としては、大部分質の劣った
ものが益々得られ、それを吸収するフェライト市場の受
容能力は限られており、塩化鉄類の経済的な別の利用方
法が探索されている。塩化鉄溶液の直接処分又は放下
(dumping)は環境上の理由から適当でない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従っ
て、得られる塩化鉄の経済的な変換により高品質の有用
な物質とすることを可能にする方法を提供することであ
る。
【0004】驚くべきことに、沈殿工程中に特定の核が
存在すれば、得られる塩化鉄(II)は酸化鉄イエロー
顔料の製造に有用であることが見出された。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、存在する鉄の
30%〜80%が沈殿するまで、塩化鉄(II)水溶液
からアルカリ成分を用いて、鉄(II)化合物、好まし
くは水酸化鉄又は炭酸鉄を沈殿させ、そして酸化剤によ
り鉄(II)化合物を酸化することにより酸化鉄イエロ
ー顔料を製造するための酸化鉄核を製造する方法であっ
て、塩化鉄(II)溶液が、0.05mg/g FeCl2
〜0.5mg/g FeCl2 の有機炭素が塩化鉄(II)
溶液中に存在するような量で脂肪族アミン類を含むこと
を特徴とする方法を提供する。
【0006】例えば200g/リットルの FeCl2 濃度
の FeCl2 水溶液は、好ましくはこの溶液に基いて10
〜1000ppmのアミン起源の有機炭素を含む。
【0007】使用する脂肪族アミンは1級ならびに2級
又は3級アミン類であることができる。
【0008】使用する脂肪族アミンは好ましくは異なる
脂肪族アミン類の混合物である。
【0009】混合物は好ましくは非分岐状アルキル基を
有するアミン類であり、そのアルキル基はメチルないし
デシル基であり、及び/又はそれに対応するアルカノー
ルアミン類及び/又は天然起源の又は合成脂肪酸のアミ
ン類及び/又は幾つかのアミノ基を有する脂肪族アミン
類からなる。
【0010】混合物は好ましくは1種〜4種の脂肪族ア
ミン類からなる。
【0011】本発明はまた、塩化鉄(II)溶液とアル
カリ成分との、酸化鉄核の存在下での反応及び酸化剤に
よる酸化による酸化鉄イエロー顔料の製造方法であっ
て、用いる酸化鉄核が本発明に従う方法により製造され
る酸化鉄核であることを特徴とする方法を提供する。
【0012】塩化鉄(II)溶液は特に好ましくは0.
05mg/g FeCl2 〜0.5mg/g FeCl2 の有機炭
素が塩化鉄(II)溶液中に存在するような量で脂肪族
アミン類を含む。
【0013】驚くべきことに、核の製造における脂肪族
アミン類の使用は、β−FeOOH の優先的形成(preferen
tial formation)を導き、それは塩化鉄(II)溶液及
びアルカリ成分を添加しながら、より高められた温度で
変換させることによってα−FeOOH に変換される。この
方法では、コンクリートなどの建築材料の着色、分散染
料の製造又はプラスチック及び紙の着色に特に適する酸
化鉄イエロー顔料が得られる。さらに、硫酸鉄(II)
の代わりに塩化鉄(II)を使用することによってかな
り高い空時収量(space-time yields)が得られる。
【0014】FeCl2 溶液は、好ましくは50〜500g
/l FeCl2 、特に好ましくは150〜350g/l Fe
Cl2 の濃度を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に従う酸化鉄イエロー顔料
の製造方法は、以下のように行うのが特に好ましい。
【0016】A.核の製造 例えばメチルアミンなどのアルキルアミン、例えばジエ
タノールアミンなどのアルカノールアミン、例えばココ
ナッツ脂肪酸アミン(coconut fatty acid amine)など
の脂肪酸アミン及び例えばポリエチレンポリアミンなど
のポリアルキルポリアミンからなる混合物を、有機炭化
水素の含量が10〜1000ppmの間となるような量
で塩化鉄(II)溶液に加える。これに関して、例えば
最初の成分は、2〜20重量%の量で存在させ、他の成
分は0〜20重量%の量で存在させることができる。残
りは、水及び0.1〜2.5重量%の量の界面活性物質
(例えば脂肪酸のスルホネートが好ましい)からなる。
この溶液を沈殿温度まで加熱し、沈殿は好ましくは25
℃〜50℃で起きる。
【0017】沈殿それ自体はアルカリ成分の使用によっ
てもたらされる。アルカリ金属もしくはアルカリ土類金
属の酸化物、炭酸塩もしくは水酸化物、又はガス状のも
しくは水溶液状のアンモニアを、アルカリ成分として使
用することができる。典型的には、水溶性化合物の場合
又は水溶液を用い、難溶性化合物の場合には水性懸濁液
を用いる。沈殿は、好ましくは、1時間当り及び FeCl2
1モル当たり1〜10モルのアルカリ成分に相当する
沈殿速度で起きる。一般に、塩化鉄(II)の全部が沈
殿するのではなく、30%〜80%、特に好ましくは4
0%〜60%の度合で沈殿が生成する。沈殿の終局に、
形成される鉄(II)成分(好ましくは水酸化鉄(I
I)又は炭酸鉄(II))を酸化剤によって酸化する。
22、硝酸塩、次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩、塩素酸塩
又は過塩素酸塩、酸素、オゾン又は空気が酸化剤として
用いられる。特に好ましい態様は大気中の酸素の使用を
含む。酸化の終点は、懸濁液のpH値が急激に低下する
ことによって検出することができる。形成される核は、
製造条件によって、α−FeOOH 及びβ−FeOOH からなる
が、それは好ましくは単離せず、未反応の塩化鉄(I
I)がまだ存在する全体と一緒に顔料の製造に用いる。
反応は種々の型の装置中で行うことができる。攪拌バッ
チ−操作タンク反応器が好ましい。一連の攪拌反応器も
また非常に大量の製造に用いることができる。アルカリ
成分及び塩化鉄(II)溶液の混合もまた、静電混合機
(static mixers)又は他の混合装置によってバイパス
で、又は回転ポンプ中でも行える。アルカリ成分の添加
及び酸化剤の添加もまたバイパスで行うことができ、そ
してこの場合には上記の混合装置を使用することができ
る。 B.顔料の製造 好ましくは全ての核中の鉄(すなわち、水和された酸化
鉄及び未反応の FeCl2)の3倍から40倍モル量に相当
する添加量で、塩化鉄(II)を上記の核に加える。こ
の懸濁液を攪拌しながら加熱して60℃〜85℃の間の
温度にし、この温度に達した後、Aで既に記載した酸化
剤の1種で酸化する。同時に0.01〜0.4pH/時
の速度で、アルカリ成分(例えば、アルカリ金属もしく
はアルカリ土類金属の水酸化物もしくは炭酸塩又はNH
3)を添加してpH値を増加させ、最終のpH値を3.
0〜5.0にする。酸化速度は酸化剤の添加速度、温
度、タンク中での完全な混合及びpH値に依存するが、
好ましくは1時間当たり0.5〜10モル%の鉄(I
I)塩の間であるべきである。もし酸化速度が下限値よ
りもかなり低いと、反応が非経済的になり;もし酸化速
度が上限値よりも非常に有意に高いと、望ましくない赤
色がかった(red-tinted)酸化鉄顔料が得られる。酸化
は懸濁液の鉄(II)含量が3モル%未満になり次第終
了する。100%までの過剰の酸化反応は経済的に有用
でなく、明らかに行うことができない。核の顔料への変
換は、一般に核を製造するために用いた反応器中で行う
ことができる。
【0018】もし充分な塩化鉄(II)が入手できない
場合、塩化鉄(II)を核の製造及び顔料の製造の両方
において、部分的に硫酸鉄(II)に置き換えることが
できる。しかしながら、塩化鉄(II)の使用が好まし
い態様である。
【0019】所定の製造条件の適当な変形によって、異
なる粒子径及びその結果異なる色合いの広いスペクトル
の酸化鉄イエロー顔料を製造することができる。
【0020】顔料懸濁液を既知の濾過、乾燥及び粉砕の
工程によって処理する。
【0021】得られる酸化鉄イエロー顔料は、コンクリ
ートの着色に特に適する。さらにまた、プラスチック及
び紙の染色又は分散染料又は絵の具及び染料の製造に用
いることができる。
【0022】以下の実施例によって本発明をより詳細に
説明する。
【0023】
【実施例】
I.核の製造 大気中の酸素での気曝のための気体−分配装置を備えた
攪拌タンク中に、ポリエチレンポリアミン[CAS-No. 68
603-67-68]5重量%、ココナッツ脂肪酸アミン[CAS-N
o. 61791-14-8]2.5重量%、メチルアミン8重量%
及びドデシルスルホン酸ラウリル0.7重量%からなる
水性混合物0.29リットルを、320g/l FeCl2
を含む塩化鉄(II)水溶液600リットルに添加す
る。
【0024】この混合物は塩化鉄(II)溶液中65p
pmの有機炭素含量を生じさせる。溶液を攪拌しながら
34℃に加熱する。300g/l NaOHを含む水酸
化ナトリウム溶液162リットルを前記溶液に44分間
かけて注入する(pumped into)。沈殿工程の終わり
に、この混合物を3.5Nm3/時の空気で気曝する。
沈殿後、pH値は6.3であり、反応の終末には2.8
に下がる。反応時間は320分である。反応生成物の8
0%はβ−FeOOHであり、20%がα−FeOOH
である。相の構成をX線粉末回折分析法によって同定す
る。これらの核はそれ以上の処理をせずに顔料調製に直
接用いる。
【0025】II.顔料の調製 Iで得られた核53リットルを、pH調節装置及び気曝
のための気体−分配装置を備えた攪拌タンクに入れる。
塩化鉄(II)溶液(Iのものと同じ)128リットル
をこの核の懸濁液に注入する。300g/リットルの濃
度の水酸化ナトリウム溶液を、懸濁液のpH値が1時間
当たり0.2単位の速度で上昇するような速度で加え
る。同時に、懸濁液を320リットル/時で導入された
空気によって酸化する。pH値が3.65に達したとき
に、pH値の上昇を停止させる。水酸化ナトリウム溶液
を用いてこのpH値を一定に維持する。気曝を維持す
る。鉄(II)含量が3モル%より低くなったときに、
反応を終結させる。
【0026】得られる酸化鉄イエロー顔料を濾過し、水
で洗浄し、噴霧乾燥する。この生成物は、建設産業にお
いてそのままの使用するのに適する。他の使用のために
は、強力な摩砕(intensive grinding)を行うのがよ
い。
【0027】生成物は、FeSO4 溶液(例えば、Bayferro
x(登録商標)920、Bayer AGの製品)を用いる沈
殿法によって調製された既知の生成物と同等の良好な特
性(色強度、色合い等)を有している。
【0028】なお、本発明の主な特徴及び態様は次の通
りである。
【0029】1.a)有機炭素対塩化鉄(II)の比率
が約0.05mg/g〜約0.5mg/gであるような
少なくとも1種の有機炭化水素脂肪族アミンを含む塩化
鉄(II)の水溶液を提供する工程; b)存在する鉄(II)の約30%〜約80%が沈殿す
るまでアルカリ成分によって該水溶液から鉄(II)化
合物を沈殿させる工程;及び c)鉄(II)化合物を酸化剤で酸化する工程を含む塩
化鉄(II)溶液から酸化鉄核を製造する方法。
【0030】2.脂肪族アミンが1級アミン、2級アミ
ン、3級アミン及びそれらの混合物からなる群より選ば
れる上記第1項に記載の方法。
【0031】3.脂肪族アミンが非分岐状アルキルアミ
ン類、非分岐状アルカノールアミン類、アミノ脂肪酸
類、少なくとも2個のアミノ基を有するアミン類及びこ
れらの混合物からなる群より選ばれる上記第2項に記載
の方法。
【0032】4.非分岐状アルキル基がC1〜C10アル
キル基からなる群から選ばれる上記第3項に記載の方
法。
【0033】5.アミノ脂肪酸類が天然起源又は合成脂
肪酸から誘導される上記第3項に記載の方法。
【0034】6.脂肪族アミン類の混合物が4種までの
異なるタイプのアミン類を含む上記第2項に記載の方
法。
【0035】7.酸化鉄核が主としてβ−FeOOH を含む
上記第1項に記載の方法。
【0036】8.塩化鉄(II)溶液が約50g/リッ
トル〜500g/リットルの間の FeCl2 濃度を有する
上記第1項に記載の方法。
【0037】9.塩化鉄(II)溶液が約150g/リ
ットル〜350g/リットルの FeCl2濃度を有する上記
第8項に記載の方法。
【0038】10.さらに塩化鉄(II)水溶液に界面
活性物質を添加することを含む上記第1項に記載の方
法。
【0039】11.界面活性物質が脂肪酸スルホネート
である上記第10項に記載の方法。
【0040】12.アルカリ成分がアルカリ金属又はア
ルカリ土類金属の酸化物、炭酸塩又は水酸化物、及びア
ンモニアからなる群より選ばれる上記第1項に記載の方
法。
【0041】13.存在する鉄(II)の約40%〜約
60%を沈殿させる上記第1項に記載の方法。
【0042】14.鉄(II)沈殿物が水酸化鉄(I
I)又は炭酸鉄(II)を含む上記第1項に記載の方
法。
【0043】15.酸化剤が過酸化水素、硝酸塩、次亜
塩素酸塩、亜塩素酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩、酸素、
オゾン及び空気からなる群より選ばれる上記第1項に記
載の方法。
【0044】16.さらに工程a)における溶液に硫酸
鉄(II)の水溶液を添加することを含む上記第1項に
記載の方法。
【0045】17.上記第1項に記載の酸化鉄核を製造
する工程、及びそこにさらに塩化鉄(II)水溶液及び
アルカリ成分を添加して酸化することによって(with o
xidation)顔料を形成する工程を含む酸化鉄イエロー顔
料の製造方法。
【0046】18.塩化鉄(II)溶液が鉄鋼板の酸洗
い又はクロライド法による二酸化チタンの製造の副生成
物である上記第1項の方法。
【0047】19.上記第17項に記載の方法によって
製造された酸化鉄イエロー顔料。
【0048】20.上記第19項に記載の顔料を含む建
築材料、プラスチック又は紙の着色剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリヒ・マイゼン ドイツ47829クレーフエルト・ブレスラウ アーシユトラーセ31

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)有機炭素対塩化鉄(II)の比率が
    約0.05mg/g〜約0.5mg/gであるような少
    なくとも1種の有機炭化水素脂肪族アミンを含む塩化鉄
    (II)の水溶液を提供する工程; b)存在する鉄(II)の約30%〜約80%が沈殿す
    るまでアルカリ成分によって該水溶液から鉄(II)化
    合物を沈殿させる工程;及び c)鉄(II)化合物を酸化剤で酸化する工程を含むこ
    とを特徴とする塩化鉄(II)溶液から酸化鉄核を製造
    する方法。
  2. 【請求項2】 脂肪族アミンが1級アミン、2級アミ
    ン、3級アミン及びそれらの混合物からなる群より選ば
    れる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 酸化鉄核が主としてβ−FeOOH を含む請
    求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 塩化鉄(II)溶液が約50g/リット
    ル〜500g/リットルの間の FeCl2 濃度を有する請
    求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 さらに塩化鉄(II)水溶液に界面活性
    物質を添加することを含む請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 アルカリ成分がアルカリ金属又はアルカ
    リ土類金属の酸化物、炭酸塩又は水酸化物、及びアンモ
    ニアからなる群より選ばれる請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 存在する鉄(II)の約40%〜約60
    %を沈殿させる請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 鉄(II)沈殿物が水酸化鉄(II)又
    は炭酸鉄(II)を含む請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 酸化剤が過酸化水素、硝酸塩、次亜塩素
    酸塩、亜塩素酸塩、塩素酸塩、過塩素酸塩、酸素、オゾ
    ン及び空気からなる群より選ばれる請求項1に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 さらに工程a)における溶液に硫酸鉄
    (II)の水溶液を添加することを含む請求項1に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の酸化鉄核を製造する
    工程、及びそこにさらに塩化鉄(II)の水溶液及びア
    ルカリ成分を添加して酸化することによって顔料を形成
    する工程を含むことを特徴とする酸化鉄イエロー顔料の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法によって製造
    された酸化鉄イエロー顔料。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の顔料を含むことを
    特徴とする建築材料、プラスチック又は紙の着色剤。
JP36378597A 1996-12-19 1997-12-17 酸化鉄イエロー顔料の製造方法及びその使用 Pending JPH10194747A (ja)

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BR (1) BR9706376A (ja)
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DE (2) DE19652953C2 (ja)
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