JPH10194698A - 走行式建機の荷重検出装置 - Google Patents

走行式建機の荷重検出装置

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JPH10194698A
JPH10194698A JP53897A JP53897A JPH10194698A JP H10194698 A JPH10194698 A JP H10194698A JP 53897 A JP53897 A JP 53897A JP 53897 A JP53897 A JP 53897A JP H10194698 A JPH10194698 A JP H10194698A
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JP
Japan
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load
supported
pressure sensor
construction machine
boom
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Application number
JP53897A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Matsumura
哲雄 松村
Yoshiyuki Shimizu
義之 清水
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NAGANO KOGYO KK
Original Assignee
NAGANO KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搭乗位置に左右されることなく常に正確な荷重
を検出して本来使用できる荷重の大きさが制限される不
具合を解消するとともに、安定した動作を確保する。 【解決手段】ブーム2の先端部に一端部が支持されたバ
スケット3の荷重Wを検出する圧力センサ4を備える走
行式建機、例えば、走行式の高所作業車Mの荷重検出装
置1を構成するに際して、特に、バスケット3の一端部
に設けた被支持部3sをブーム2の先端部により鉛直方
向へ変位自在に支持するとともに、被支持部3sの下方
に当該被支持部3sにより加圧される圧力センサ4を配
設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブームの先端部に一
端部が支持されたバスケットの荷重を検出する圧力セン
サを備える走行式建機の荷重検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すようなブーム51の先
端部に一端部が片持状に支持されたバスケット54を備
える走行式の高所作業車は知られている。
【0003】この種の高所作業車は、ブーム51の先端
部に水平軸52により回動自在に支持される可動ブラケ
ット53を備え、この可動ブラケット53によりバスケ
ット54の一端部に設けた被支持部54sが支持される
とともに、バスケット54はブーム51と可動ブラケッ
ト53間に架設した上下首振シリンダ(油圧シリンダ)
55によって常に水平に維持される。
【0004】また、上下首振シリンダ55(油圧回路)
には荷重検出装置60を構成する油圧センサ56を付設
し、この油圧センサ56によりバスケット54に作業者
が搭乗した際の荷重Wを検出するとともに、検出した荷
重(検出荷重)が予め設定した限界荷重に達したなら、
警報を発したり或いは運転を強制的に停止させることに
より、高所作業車の転倒を回避していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の荷重検出装置60は、バスケット54に搭乗した作業
者の位置によって、上下首振シリンダ55に付与される
荷重(トルク)の大きさが異なることから、油圧センサ
56から得る検出荷重の大きさも変動する。このため、
限界荷重に達していないにも拘わらず警報が発せられた
り運転が停止し、本来使用できる荷重の大きさが制限さ
れてしまうとともに、動作が不安定になって、作業者に
不安を与えてしまうなどの問題があった。なお、このよ
うな問題を解決するため、バスケットに正規の搭乗位置
を表示することも行われているが、現実には実効性に乏
しい。
【0006】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、搭乗位置に左右されること
なく常に正確な荷重を検出することにより、本来使用で
きる荷重の大きさが制限される不具合を解消するととも
に、安定した動作を確保することができる走行式建機の
荷重検出装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、ブーム2の先端部に一端部が支持されたバスケット
3の荷重Wを検出する圧力センサ4を備える走行式建
機、例えば、走行式の高所作業車Mの荷重検出装置1を
構成するに際して、特に、バスケット3の一端部に設け
た被支持部3sをブーム2の先端部により鉛直方向へ変
位自在に支持するとともに、被支持部3sの下方に当該
被支持部3sにより加圧される圧力センサ4を配設した
ことを特徴とする。これにより、バスケット3の荷重W
は圧力センサ4に直接付与されるため、検出荷重は搭乗
位置に左右されることなく、常に正確な荷重が検出され
る。
【0008】この場合、好適な実施の形態により、ブー
ム2の先端部に設けた上ブラケット片5と下ブラケット
片6間に架設した鉛直方向の支持軸7に、被支持部3s
をスライド変位自在に装填するとともに、下ブラケット
片6の上面に圧力センサ4を配設する。また、被支持部
3sと支持軸7間にはベアリング8を介在させる。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0010】まず、本実施例に係る荷重検出装置1を含
む走行式の高所作業車(走行式建機)Mの構成につい
て、図1〜図4を参照して説明する。
【0011】20は走行機であり、クローラーベルト方
式の自走部21と、この自走部21の上方にターンテー
ブル22を介して支持される車体部23を備える。
【0012】一方、車体部23の前端部にはブーム2を
備える。ブーム2は屈折式に連結した第一ブーム部24
と第二ブーム部25を備え、第二ブーム部25はさらに
伸縮式に構成するとともに、先端部にはアーム部26を
有する。なお、27は第一ブーム部24を起伏させる第
一起伏シリンダ,28は第二ブーム部25を起伏させる
第二起伏シリンダである。
【0013】また、アーム部26の先端部(ブーム2の
先端部)には、水平軸31を介して可動ブラケット30
を回動自在に取付ける。さらに、可動ブラケット30の
前端部には上ブラケット片5と下ブラケット片6を一体
に設け、この上ブラケット片5と下ブラケット片6間に
鉛直方向の支持軸7を架設する。そして、この支持軸7
にバスケット3の一端部に設けた被支持部3sをスライ
ド変位自在に装填する。この場合、図3に示すように被
支持部3sは上下方向に所定の厚さを有し、内部に配し
たベアリング8を介して支持軸7に装填する。なお、3
2はアーム部26と可動ブラケット30間に架設するこ
とにより、バスケット3を水平に維持するための上下首
振シリンダ,33は可動ブラケット30とバスケット3
間に架設することにより、バスケット3を支持軸7を支
点に旋回変位させる左右首振シリンダである。
【0014】さらに、下ブラケット片6の上面であって
被支持部3sの下方には、当該被支持部3sにより加圧
される圧力センサ4を配設する。この場合、圧力センサ
4は全体をドーナツ形状にし、中心の空隙に支持軸7を
挿通させる。なお、圧力センサ4は加圧力による被検出
媒体の変形量(歪量)を検出する歪センサ等を利用でき
る。
【0015】他方、図4は信号処理系を示す。40はコ
ンピュータ部である。コンピュータ部40の入力部には
圧力センサ4を接続するとともに、出力部には警報部4
1及び停止制御部42を接続する。警報部41はコンピ
ュータ部40の制御信号によりアラーム音を鳴らしたり
アラームランプを点灯させる機能を有するとともに、停
止制御部42は運転を強制的に停止させる機能を有す
る。なお、警報部41及び停止制御部42はいずれか一
方であってもよい。
【0016】次に、本実施例に係る荷重検出装置1の動
作について説明する。
【0017】今、図2において、バスケット3に作業者
が搭乗した場合を想定する。この場合、バスケット3に
かかる鉛直方向の荷重Wは、被支持部3sを介して圧力
センサ4に直接付与され、圧力センサ4により当該荷重
Wがそのまま検出される。したがって、搭乗位置に左右
されることなく常に正確な荷重を検出でき、本来使用で
きる荷重の大きさが制限される不具合を解消できるとと
もに、安定した動作を確保できる。
【0018】一方、圧力センサ4により検出された荷重
(検出荷重)はコンピュータ部40に付与され、当該検
出荷重と予め設定した限界荷重が比較される。そして、
検出荷重が限界荷重に達したら、コンピュータ部40は
警報部41及び停止制御部42に制御信号を付与し、ア
ラーム音を鳴らしたりアラームランプを点灯させるとと
もに、運転を強制的に停止させる制御を行う。
【0019】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更できる。例えば、実施例は走行式建
機として高所作業車を例示したが、走行式建機とはバス
ケットに荷物等を積んで運搬する走行式荷物運搬車等の
各種類似機械を含む概念である。
【0020】
【発明の効果】このように、本発明に係る走行式建機の
荷重検出装置は、バスケットの一端部に設けた被支持部
をブームの先端部により鉛直方向へ変位自在に支持する
とともに、被支持部の下方に当該被支持部により加圧さ
れる圧力センサを配設したため、次のような顕著な効果
を奏する。
【0021】 搭乗位置に左右されることなく常に正
確な荷重を検出できるため、本来使用できる荷重の大き
さが制限される不具合を解消できる。
【0022】 常に安定した動作を確保できるため、
作業者は安心して作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る荷重検出装置に備える圧力セン
サ及びその周辺の側面図、
【図2】本実施例に係る荷重検出装置を備える高所作業
車の全体側面図、
【図3】同荷重検出装置に備える圧力センサ及びその周
辺の一部断面側面図、
【図4】同荷重検出装置における信号処理系のブロック
図、
【図5】従来の技術に係る荷重検出装置を備える高所作
業車の一部を示す側面図、
【符号の説明】
1 荷重検出装置 2 ブーム 3 バスケット 3s 被支持部 4 圧力センサ 5 上ブラケット片 6 下ブラケット片 7 支持軸 8 ベアリング W 荷重 M 高所作業車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームの先端部に一端部が支持されたバ
    スケットの荷重を検出する圧力センサを備える走行式建
    機の荷重検出装置において、前記バスケットの一端部に
    設けた被支持部を前記ブームの先端部により鉛直方向へ
    変位自在に支持するとともに、前記被支持部の下方に当
    該被支持部により加圧される前記圧力センサを配設した
    ことを特徴とする走行式建機の荷重検出装置。
  2. 【請求項2】 前記ブームの先端部に設けた上ブラケッ
    ト片と下ブラケット片間に架設した鉛直方向の支持軸
    に、前記被支持部をスライド変位自在に装填するととも
    に、前記下ブラケット片の上面に前記圧力センサを配設
    したことを特徴とする請求項1記載の走行式建機の荷重
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記被支持部と前記支持軸間にはベアリ
    ングを介在させることを特徴とする請求項2記載の走行
    式建機の荷重検出装置。
  4. 【請求項4】 走行式の高所作業車に適用したことを特
    徴とする請求項1記載の走行式建機の荷重検出装置。
JP53897A 1997-01-07 1997-01-07 走行式建機の荷重検出装置 Pending JPH10194698A (ja)

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