JPH10194385A - キャップ締付装置 - Google Patents

キャップ締付装置

Info

Publication number
JPH10194385A
JPH10194385A JP35672396A JP35672396A JPH10194385A JP H10194385 A JPH10194385 A JP H10194385A JP 35672396 A JP35672396 A JP 35672396A JP 35672396 A JP35672396 A JP 35672396A JP H10194385 A JPH10194385 A JP H10194385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
roller
tightening
bottle
heads
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35672396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3298063B2 (ja
Inventor
Kenji Nakagawa
健司 中川
Yuji Yamaguchi
勇次 山口
Shusuke Shirai
秀典 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP35672396A priority Critical patent/JP3298063B2/ja
Publication of JPH10194385A publication Critical patent/JPH10194385A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3298063B2 publication Critical patent/JP3298063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Of Jars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップ締付装置において、異なるサイズの
キャップを締付度合いにより確実に挟持し、多様なサイ
ズのキャップをそれぞれ安定して締付可能とすること。 【解決手段】 キャップ締付装置35において、相対す
る締付ローラ51〜54をそれぞれ支持する複数個のロ
ーラヘッド45、46の少なくとも 1個のローラヘッド
を他のローラヘッドに対して接離する方向に平行移動
し、相対する締付ローラ51〜54を互いに開閉するロ
ーラ開閉装置43を有してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャンプー等のボ
トルにキャップを螺着させるキャップ締付装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平3-46392 号公報に記載の如
くのキャップ締付装置がある。この従来技術は、複数個
の締付ローラでキャップを挟持し、この締付ローラの回
転によりキャップをボトルに螺着させるに際し、相対す
る 4個の締付ローラを互いに開閉させてキャップを挟持
及び開口するローラ開閉装置と、それらの 4個の締付ロ
ーラを強制回転するローラ回転装置とを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 従来技術では、ローラ開閉装置が、揺動アームの先端
部に締付ローラを備え、この揺動アームの揺動により締
付ローラを待機位置からキャップに接する位置まで閉じ
させ、 4個の締付ローラによってキャップを挟持できる
ようにしている。このため、キャップの大小により、締
付ローラがキャップに接する揺動アームの揺動角度が異
なるものとなり、締付ローラは斜めに傾いた片あたり状
態でキャップを挟持することとなる。即ち、異なるサイ
ズのキャップを締付ローラにより確実に挟持することが
できず、安定して締付けできない。
【0004】 4個の締付ローラでキャップを挟持して
該キャップを螺着するに際し、キャップがボトルの雄ね
じ軸方向に引き込まれて沈み込んでいくとき、キャップ
を挟持している締付ローラをキャップの沈み込みに合わ
せて下降させるものとすれば、締付ローラとキャップの
間にそれらの軸方向の相対すべりがなく、キャップの外
周面にこのすべりに基づくスリ疵を生ずる虞れがない。
このとき、従来技術では、締付ローラに回転力を伝達す
る回転軸がスプライン軸にて構成されて伸縮可能とさ
れ、前述の揺動アームの揺動と、上述の締付ローラの下
降とを許容可能としている。ところが、スプライン軸の
外筒と内筒は軸中間部でスプライン結合されていて互い
にくの字に折れて片あたりする傾向にあり、スムースな
伸縮性に欠ける。このため、伸縮回転軸の伸縮性を安定
確保するため、スプライン軸に伸縮保持力を付加する加
圧装置を設けたり、カム機構等によりキャップ締付装置
全体をキャップの沈み込みに合わせて下降させる必要が
あり、複雑である。
【0005】従来技術では、キャップが該キャップに
対して相対回転できるノズルを備えているとき、ノズル
のボトルへの組付位置を規制するため、ノズルが挿入さ
れる切込部を備えた係合部材を備えている。この係合部
材は、ノズル位置規制のための専用部材であり、キャッ
プ締付領域の上部にその設置スペースを占有する等、複
雑である。
【0006】従来技術では、 4個の締付ローラのそれ
ぞれに前述のスプライン軸からなる伸縮回転軸が設けら
れたり、キャップ締付領域の上部のノズル位置規制用係
合部材を設けており、キャップ締付領域の上部スペース
が閉塞状となる。このため、キャップ締付領域の上部
に、ボトルに対するカバーキャップ、中栓等のための打
ち込みキャップセット装置を設けることができない。即
ち、キャップ締付装置は、ボトルに螺着させるねじ込み
キャップだけの専用となってしまい、カバーキャップ、
中栓等の打ち込みキャップに汎用化できない。
【0007】本発明の課題は、キャップ締付装置におい
て、異なるサイズのキャップを締付度合いにより確実に
挟持し、多様なサイズのキャップをそれぞれ安定して締
付可能とすることにある。
【0008】また、本発明の課題は、キャップを螺着す
るに際し、キャップがボトルの雄ねじ軸方向に打ち込ま
れて沈み込んでいくとき、キャップを挟持している締付
ローラがキャップの沈み込みに合わせてスムースに下降
可能とすることにある。
【0009】また、本発明の課題は、キャップに相対回
転できるノズルのボトルへの組付位置を簡易な構成によ
り規制可能とすることにある。
【0010】また、本発明の課題は、締付ローラによる
キャップ締付領域の上部に、簡易な構成により打ち込み
キャップセット装置を設け、キャップ締付装置をカバー
キャップ、中栓等の打ち込みキャップにも汎用化するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数個の締付ローラでキャップを挟持し、この締付
ローラの回転により、キャップをボトルに螺着させるに
際し、相対する締付ローラをそれぞれ支持する複数個の
ローラヘッドの少なくとも 1個のローラヘッドを他のロ
ーラヘッドに対して接離する方向に移動し、相対する締
付ローラを開閉するローラ開閉装置と、複数個の締付ロ
ーラの少なくとも一方を強制回転するローラ回転装置と
を有してなるキャップ締付装置において、前記ローラ開
閉装置が、複数個のローラヘッドの少なくとも 1個のロ
ーラヘッドを他のローラヘッドに対して接離する方向に
平行移動せしめるようにしたものである。
【0012】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記ローラ開閉装置が、ボト
ルに対して昇降する昇降台に相対する 2個の両ローラヘ
ッドをそれぞれ横移動可能に支持し、該昇降台に設けた
開閉駆動部により駆動されるピニオンと、両ローラヘッ
ドのそれぞれに設けたラックとを、該ピニオンの上面と
下面とで噛合いさせてなるようにしたものである。
【0013】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記ローラ回転装置が、ボト
ルに対して昇降する昇降台に設けた回転駆動部とローラ
ヘッドに設けた締付ローラとの間の回転力伝達経路に、
該回転力伝達経路長を伸縮可能とする伸縮回転軸を設け
てなるようにしたものである。
【0014】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の本発明において更に、前記昇降台が架台側に支持さ
れて昇降駆動される第1昇降台と、第1昇降台に上下動
可能に支持される第2昇降台とからなり、第2昇降台に
前記ローラヘッドを支持してなるようにしたものであ
る。
【0015】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の本発明において更に、前記ローラ回転装置の伸縮回
転軸が、コイルばね状のエキスパンダ軸からなるように
したものである。
【0016】請求項6に記載の本発明は、請求項4に記
載の本発明において更に、前記ローラ回転装置の伸縮回
転軸が、昇降台に両端支持されるとともに軸方向にスラ
イドできるスライド回転軸と、スライド回転軸にユニバ
ーサル継手を介して連結された中間回転軸とからなるよ
うにしたものである。
【0017】請求項7に記載の本発明は、請求項1〜6
のいずれかに記載の本発明において更に、前記ローラヘ
ッドが、キャップに付帯されていて該キャップに連れ回
り且つ相対回転できるノズルに衝合し、該ノズルのボト
ルへの組付位置を規制するノズル位置規制部を備えてな
るようにしたものである。
【0018】請求項8に記載の本発明は、請求項1〜7
のいずれかに記載の本発明において更に、前記ローラ回
転装置の回転力伝達経路が、キャップ締付領域の背面側
に偏心配置されてなり、該キャップ締付領域の上部に打
ち込みキャップセット装置を設けてなるようにしたもの
である。
【0019】請求項1に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ローラ開閉装置がローラヘッドを他のローラヘッドに
対して接離する方向に平行移動する。これにより、ロー
ラヘッドの締付ローラは待機位置からキャップに接する
位置まで平行移動して閉じ、キャップの大小に関係なく
常にその全面をキャップにあててキャップを挟持するこ
ととなる。即ち、異なるサイズのキャップを締付ローラ
により確実に挟持し、多様なサイズのキャップをそれぞ
れ安定して締付けることができる。
【0020】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ローラ開閉装置が、 2個のローラヘッドを互いに横移
動可能とし、開閉駆動部により駆動されるピニオンと、
両ローラヘッドのそれぞれに設けたラックとを、該ピニ
オンの上面と下面とで噛合いさせた。従って、コンパク
トな構成により、両ローラヘッドを平行移動できる。
【0021】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ローラ回転装置がローラヘッドに設けた締付ローラの
回転軸を伸縮回転軸としたから、ローラ開閉装置がロー
ラヘッドを平行移動するときに、伸縮回転軸の伸縮によ
りその平行移動を許容できる。
【0022】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 昇降台が架台側に支持されて昇降駆動される第1昇降
台と、第1昇降台に上下動可能に支持される第2昇降台
とからなり、第2昇降台にローラヘッドを支持したか
ら、締付ローラによるキャップの回転動作によりキャッ
プを螺着するに際してキャップがボトルの雄ねじ軸方向
に引き込まれて沈み込んでいくとき、キャップを挟持し
ている締付ローラは第2昇降台の第1昇降台に対する下
降によりキャップの沈み込みに合わせて下降できる。こ
れにより、締付ローラとキャップの間にそれらの軸方向
の相対すべりがなく、キャップの外周面にこのすべりに
基づくスリ疵を生ずる虞れがない。
【0023】尚、この締付ローラによるキャップの回転
動作に先立ち、締付ローラが先ずキャップを挟持した
ら、第1昇降台をキャップの締付代(キャップの上記沈
み込み量+余裕量)だけ前もって下降させておき、これ
により第2昇降台を第1昇降台よりその締付代だけ相対
的に上げておく。そして、続く締付ローラによるキャッ
プの回転動作時に、第2昇降台を重力によりその締付代
だけ下降、即ちキャップの沈み込みに合わせて下降させ
る。
【0024】請求項5に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 上記により、締付ローラによるキャップの回転動作
時に、第1昇降台に対し、ローラヘッドを備える第2昇
降台が重力によりキャップの締付代だけ下降するに際
し、回転駆動部とローラヘッドの締付ローラとの間の伸
縮回転軸をエキスパンダ軸とした。従って、エキスパン
ダ軸により構成された回転軸はスムースに伸縮でき、第
2昇降台の下降補助力付与装置を必要とせず、簡素であ
る。
【0025】請求項6に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 上記により、締付ローラによるキャップの回転動作
時に、第1昇降台に対し、ローラヘッドを備える第2昇
降台が重力によりキャップの締付代だけ下降するに際
し、回転駆動部とローラヘッドの締付ローラとの間の伸
縮回転軸の一部を、昇降台に両端支持されてスライドで
きるスライド回転軸とした。従って、スライド回転軸に
より構成された回転軸はスムースに伸縮でき、第2昇降
台の下降補助力付与装置を必要とせず、簡素である。
【0026】請求項7に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 キャップが該キャップに対して相対回転できるノズル
を備えているとき、ノズルのボトルへの組付位置を規制
する手段としてのノズル位置規制部をローラヘッドに備
えた。従って、キャップに相対回転できるノズルのボト
ルへの組付位置を簡易な構成により規制することができ
る。
【0027】請求項8に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ローラ回転装置の回転力伝達経路が、キャップ締付領
域の背面側に偏心配置された。これにより、キャップ締
付領域の上部スペースを空きスペースとし、ここにボト
ルに対するカバーキャップ、中栓等のための打ち込みキ
ャップセット装置を設けることとした。従って、締付ロ
ーラによるキャップ締付領域の上部に、簡易な構成によ
り打ち込みキャップセット装置を設け、キャップ締付装
置をカバーキャップ、中栓等の打ち込みキャップにも汎
用化できる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のキャップ締
付設備を示す側面図、図2は図1の平面図、図3はキャ
ップ締付装置を示す正面図、図4は図3の左側面図、図
5は図3の右側面図、図6は図3のローラ回転装置を示
す平面図、図7は図3のローラ開閉装置を示す平面図、
図8はキャップを示す模式図、図9はディップチューブ
付きキャップの締付工程図、図10はディップチューブ
なしキャップの締付工程図、図11は打ち込みキャップ
の打ち込み工程図、図12は第2実施形態のキャップ締
付装置を示す正面図、図13は図12の左側面図、図1
4は第3実施形態のキャップ締付装置を示す正面図、図
15は図14の左側面図である。
【0029】(第1実施形態)(図1〜図11) (キャップ締付設備)(図1、図2) キャップ締付設備10は、キャップ供給機11と、キャ
ップ締付機12とを有する。
【0030】(キャップ供給機)(図1、図2) キャップ供給機11は、架台21の昇降ガイド22に昇
降可能に設けた昇降台23と、昇降台23に前後進可能
に設けた横行台24と、横行台24に設けたキャップ供
給ヘッド25とを有している。キャップ供給ヘッド25
は、 3個のキャップ供給チャック26を有している。こ
れにより、キャップ供給機11は、キャップフィーダ2
7により送られてくるキャップ1を、キャップ供給ヘッ
ド25の3個のキャップ供給チャック26により 3個ず
つチャックし、この 3個のキャップ1をキャップ締付機
12のキャップ締付装置35に供給する。
【0031】(キャップ締付機)(図1、図2) キャップ締付機12は、ボトル供給コンベヤ28を挟む
キャップ供給機11の正面に配置される。キャップ締付
機12は、架台31の昇降ガイド32に昇降可能に設け
た昇降台33を有している。昇降台33は、 3個のキャ
ップ締付装置35を有している。このとき、変形例とし
て、架台31に 3個の互いに独立に昇降できる昇降台3
3を設け、各昇降台33のそれぞれにキャップ締付装置
35を設けるものであっても良い。こうすれば、 3個の
キャップ締付装置35のそれぞれを、それらの必要に応
じて各個独立的に動作できる。キャップ締付装置35
は、キャップ供給機11のキャップ供給チャック26か
ら供給されたねじ込みキャップ1をキャップ挟持チャッ
ク36に受取り、このキャップ1をボトル供給コンベヤ
28により送り込まれてきたボトル2に螺着する。
【0032】尚、ボトル供給コンベヤ28はボトル2を
ボトル保持具29に保持して送給するものであり、 3個
のキャップ締付装置35のキャップ締付領域の下方に 3
個のボトル保持具29を停止し、ボトル保持具29が保
持する各ボトル2を各キャップ締付領域の下方に位置付
ける。
【0033】キャップ締付機12は 3個のキャップ締付
装置35のそれぞれに打ち込みキャップセット装置37
を有している。打ち込みキャップセット装置37は、キ
ャップ供給機11のキャップ供給チャック26がボトル
2の口部に載せたカバーキャップ、中栓等の打ち込みキ
ャップ1をボトル2に打ち込む。
【0034】キャップ供給機12は、架台31の昇降ガ
イド38に昇降可能に設けたしごきチャック39を有し
ている。しごきチャック39は、キャップ1がディップ
チューブを備えるものであるとき、キャップ挟持チャッ
ク36によりキャップ1を挟持した状態下でこのディッ
プチューブをこの上端側から下端側にかけてしごいてス
トレートにし、このディップチューブをボトル2に挿入
容易化する。尚、しごきチャック39は、進退方向(キ
ャップ供給機への接離方向)へも移動可能に構成され、
屈曲したディップチューブも挟持でき、ボトル2の口部
が偏心しているものにも対応可能となっている。
【0035】以下、キャップ締付機12のキャップ締付
装置35について説明する。 (キャップ締付装置)(図3〜図7) キャップ締付装置35は、キャップ挟持チャック36を
構成する複数個の締付ローラ51、52、53、54で
キャップ1を挟持し、この締付ローラ51〜54の回転
によりキャップ1をボトル2に螺着させる。このとき、
キャップ締付装置35は、図3、図4に示す如く、前述
の架台31の昇降ガイド32に昇降駆動されるように設
けた昇降台33に、第1昇降台41を固定し、第1昇降
台41に上下ガイド(リニアガイド)41A及びリニア
レール42Aを介して第2昇降台42を上下動可能に支
持している。そして、キャップ締付装置35は、キャッ
プ挟持チャック36を構成する締付ローラ51〜54の
ためのローラ開閉装置43とローラ回転装置44とを有
している。
【0036】ローラ開閉装置43は、第1昇降台41に
対して上下動する第2昇降台42に相対する 2個の両ロ
ーラヘッド45、46をそれぞれ横行ガイド(リニアガ
イドとリニアレール)100を介して横移動可能に支持
し、該第2昇降台42の裏面に設けた開閉駆動モータ4
7の出力時に固定されて駆動されるピニオン48と、両
ローラヘッド45、46のそれぞれに設けたラック45
A、46Aとを、ピニオン48の上面と下面とに噛合い
させている。そして、図4、図5、図7に示す如く、一
方のローラヘッド45には 2個の締付ローラ51、52
が、他方のローラヘッド46には 2個の締付ローラ5
3、54が互いに相対して支持されている。締付ローラ
51、53、54はそれらの回転軸51A、53A、5
4Aによりローラヘッド45、46に強制駆動可能に支
持され、締付ローラ52は支軸52Aによりローラヘッ
ド45に空転可能に支持される。ローラ開閉装置43
は、開閉駆動モータ47により両ローラヘッド45、4
6を互いに接離する方向に平行移動し、相対する締付ロ
ーラ51、52と締付ローラ53、54をそれらが挟む
キャップ締付領域に対して互いに開閉可能とする。これ
により、締付ローラ51、52と締付ローラ53、54
は、キャップ1を挟持するキャップ挟持チャック36を
形成する。
【0037】ローラ回転装置44は、第1昇降台41に
設けた回転駆動モータ61と、第2昇降台42側の両ロ
ーラヘッド45、46に設けた締付ローラ51と締付ロ
ーラ53、54との間の回転力伝達経路に、該回転力伝
達経路を伸縮可能とする伸縮回転軸62、63を設け、
両ローラヘッド45、46の平行移動を許容しながら、
締付ローラ51と締付ローラ53、54を前述した如く
に強制駆動可能としている。このとき、第1昇降台41
側では、伸縮回転軸62、63の上端軸62A、63A
が第1昇降台41の軸受台41Bに支持され、上端軸6
2A、63Aにはプーリ64、65が固定されるととも
に、アイドルプーリ66A〜66Cが支持され、回転駆
動モータ61の出力軸に固定のプーリ67に巻き回され
たタイミングベルト67Aがそれらのプーリ64、6
5、66A〜66Cに巻き回され、モータ61により伸
縮回転軸62、63を駆動可能としている。また、第2
昇降台42側には、第2昇降台42に横移動可能に支持
されている両ローラヘッド45、46のそれぞれに伸縮
回転軸62、63の下端軸62B、63Bを支持し、下
端軸62Bに伝達された回転力をギア68A、68Bを
介して前述した締付ローラ51の回転軸51Aに伝達し
て締付ローラ51を強制回転可能とするとともに(図
4、図7)、下端軸63Bに伝達された回転力をギア6
9A、69B、69C、アイドルギア69Dを介して前
述した締付ローラ53、54の回転軸53A、54Aに
伝達して締付ローラ53、54を強制回転可能としてい
る。これにより、ローラ回転装置44は、ローラヘッド
45の締付ローラ51と、ローラヘッド46の締付ロー
ラ53、54を強制回転可能とする(図5、図7)。
【0038】ここで、上述の伸縮回転軸62、63は、
上端軸62A、63Aと下端軸62B、63Bとの間に
コイルばね状のエキスパンダ軸62C、63Cを設けて
構成されている。エキスパンダ軸62C、63Cの上端
部は上端軸62A、63Aの先端突起部71まわりに装
着されて上端軸62A、63Aのフランジ部72に固着
され、エキスパンダ軸62C、63Cの下端部は下端軸
62B、63Bの先端突起部73まわりに装着されて下
端軸62B、63Bのフランジ部74に固着されて構成
される(図3)。
【0039】また、キャップ締付装置35にあっては、
ローラヘッド45の側面をノズル位置規制部81として
いる。ローラヘッド45のノズル位置規制部81は、キ
ャップ挟持チャック36の締付ローラ51、52と締付
ローラ53、54がキャップ1を挟持して回転し、キャ
ップ1をボトル2に螺着させるとき、キャップ1に付帯
されていて該キャップ1に連れ回り且つ相対回転できる
ノズル1Dに衝合して、該ノズル1Dの上記連れ回りを
制止することにて、ノズル1Dのボトル2への組付位置
を規制する。
【0040】また、キャップ締付装置35にあっては、
ローラヘッド45、46の締付ローラ51、53、54
を強制回転するために、第1昇降台41側の回転駆動モ
ータ61とローラヘッド45、46の締付ローラ51、
53、54との間に設けられる回転力伝達経路を形成す
るのに、第1昇降台41側から延在されてくる回転力を
それらの締付ローラ51、53、54に直結せず、キャ
ップ締付領域の背面側に設けた上述の伸縮回転軸62、
63をギア列68A、68B、69A〜69Cを介して
締付ローラ51、53、54に接続した。即ち、ローラ
回転装置44の回転伝達経路(62、63)をキャップ
締付領域の背面側に偏心配置し、該キャップ締付領域の
上部に前述した打ち込みキャップセット装置37を設け
た。打ち込みキャップセット装置37は、第2昇降台4
2に固定されるエアシリンダからなり、打ち込みヘッド
37Aを備えている。打ち込みキャップセット装置37
は、オーバーキャップ、中栓等の打ち込みキャップ1を
ボトル2に打ち込み可能とする。
【0041】尚、キャップ締付装置35にあっては、第
1昇降台41に対する第2昇降台42の上動端を規制す
るため、第1昇降台41の側にショックアブソーバ83
を、第2昇降台42の側にストッパボルト84を備え、
ストッパボルト84がショックアブソーバ83に衝合し
たときにこれを緩衝的に制止可能としている。
【0042】以下、キャップ締付機12の使用態様につ
いて説明する。 (A) ディップチューブ付きねじ込みキャップの締付方法
(図8、図9) この締付方法は、図8のねじ込みキャップ1について用
いられる。図8のキャップ1は、ボトル2の口部に螺着
され、ポンプ部1Aの下端部からディップチューブ1B
が延びるとともに、ポンプ部1Aの上部にノズルヘッド
1Cが設けられたものである。キャップ1をボトル2に
螺着し、ノズルヘッド1Cを手のひらで押し込むものと
するとポンプ部1Aが働き、内容物をディップチューブ
1Bから吸い込み、ノズルヘッド1Cのノズル1Dから
吐出可能とする。このとき、ノズル1Dは、キャップ1
に連れ回り且つ相対回転できる。
【0043】(1) キャップ供給機11のキャップ供給チ
ャック26が供給してくるキャップ1を、原位置にある
キャップ挟持チャック36、しごきチャック39にて挟
持する(図9(A)、(B))。キャップ挟持チャック
36は、ローラ開閉装置43により締付ローラ51、5
2と締付ローラ53、54との間にキャップ1を挟持す
る。
【0044】(2) キャップ供給チャック26がキャップ
1を開放する。そして、しごきチャック39を下降さ
せ、ディップチューブ1Bを上端側から下端側にかけて
しごいてストレート状にする(図9(C))。しごきチ
ャック39は待避位置に後退する。
【0045】(3) 昇降台33(41、42)を下降さ
せ、キャップ挟持チャック36が挟持するキャップ1を
下降し、上記(2) によりストレート状になったディップ
チューブ1Bをボトル2に挿入する(図9(D))。昇
降台33の下降により、キャップ1がボトル2の口部に
載った後、尚一定量(キャップ1の締付代)(キャップ
1がボトル2に螺着されることによる沈み込み量+余裕
量)だけ昇降台33(第1昇降台41)を下降継続し、
第2昇降台42を第1昇降台41に対してこの一定量分
だけ相対的に持ち上げておく。
【0046】(4) ローラ回転装置44によりキャップ挟
持チャック36の締付ローラ51、53、54を強制回
転し、締付ローラ51、52と締付ローラ53、54が
挟持しているキャップ1をボトル2に螺着する(図9
(E))。このとき、第2昇降台42はキャップ1の螺
着による上記沈み込み量だけ第1昇降台41に対して重
力で下降する。また、キャップ1に連れ回るノズル1D
は、ローラヘッド45の側面のノズル位置規制部81で
制止されてボトル2に対する組付位置を規制される。
【0047】(5) キャップ挟持チャック36、しごきチ
ャック39を原位置に戻す(図9(F))。
【0048】(B) ディップチューブなしキャップの締付
方法(図10) この締付方法は、ディップチューブを備えないねじ込み
キャップ1に対して用いられる。この場合、しごきチャ
ック39は終始待避位置に停留せしめられる。
【0049】(1) キャップ供給機11のキャップ供給チ
ャック26が供給してくるキャップ1を、原位置にある
キャップ挟持チャック36にて挟持する(図10
(A)、(B))。
【0050】(2) キャップ供給チャック26がキャップ
1を開放する(図10(C))。
【0051】(3) 昇降台33(41、42)を下降さ
せ、キャップ挟持チャック36が挟持するキャップ1を
下降する(図10(D))。昇降台33の下降により、
キャップ1がボトル2の口部に載った後、尚一定量(キ
ャップ1の締付代)(キャップ1がボトル2に螺着され
ることによる沈み込み量+余裕量)だけ昇降台33(第
1昇降台41)を下降継続し、第2昇降台42を第1昇
降台41に対してこの一定量分だけ相対的に持ち上げて
おく。
【0052】(4) ローラ回転装置44によりキャップ挟
持チャック36の締付ローラ51、53、54を強制回
転し、締付ローラ51、52と締付ローラ53、54が
挟持しているキャップ1をボトル2に螺着する(図10
(E))。このとき、第2昇降台42はキャップ1の螺
着による上記沈み込み量だけ第1昇降台41に対して重
力で下降する。
【0053】(5) キャップ挟持チャック36を原位置に
戻す(図10(F))。
【0054】(C) 打ち込みキャップの打ち込み方法(図
11) この打ち込み方法は、カバーキャップ、中栓等の打ち込
みキャップ1について用いられる。この場合、キャップ
挟持チャック36の締付ローラ51、52と締付ローラ
53、54は終始全開位置に維持され、しごきチャック
39は終始待避位置に停留せしめられる。
【0055】(1) キャップ供給機11のキャップ供給チ
ャック26が供給してくる打ち込みキャップ1(カバー
キャップ、中栓等)をボトル2の口部に載せる(図11
(A)、(B))。
【0056】(2) 昇降台33(41、42)を下降させ
る(図11(C))。
【0057】(3) 打ち込みキャップセット装置37の打
ち込みヘッド37Aを伸長させ、キャップ供給チャック
26がボトル2の口部に載せて保持しているキャップ1
を打ち込みヘッド37Aによりボトル2の口部に打ち込
む(図11(D))。
【0058】(4) 打ち込みキャップセット装置37の打
ち込みヘッド37Aを収縮し、キャップ供給チャック2
6を開く(図11(E))。
【0059】(5) 昇降台33(41、42)を原位置に
戻す(図11(F))。
【0060】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 ローラ開閉装置43がローラヘッド45、46を他の
ローラヘッドに対して接離する方向に平行移動する。こ
れにより、ローラヘッド45、46の締付ローラ51〜
54は待機位置からキャップ1に接する位置まで平行移
動して閉じ、キャップ1の大小に関係なく常にその全面
をキャップ1にあててキャップ1を挟持することとな
る。即ち、異なるサイズのキャップ1を締付ローラ51
〜54により確実に挟持し、多様なサイズのキャップ1
をそれぞれ安定して締付けることができる。
【0061】ローラ開閉装置43が、 2個のローラヘ
ッド45、46を互いに横移動可能とし、開閉駆動モー
タ47により駆動されるピニオン48と、両ローラヘッ
ド45、46のそれぞれに設けたラック45A、46A
とを、該ピニオン48の上面と下面とで噛合いさせた。
従って、コンパクトな構成により、両ローラヘッド4
5、46を平行移動できる。
【0062】ローラ回転装置44がローラヘッド4
5、46に設けた締付ローラ51〜54の回転軸を伸縮
回転軸62、63としたから、ローラ開閉装置43がロ
ーラヘッド45、46を平行移動するときに、伸縮回転
軸62、63の伸縮によりその平行移動を許容できる。
【0063】昇降台33が架台31側に支持されて昇
降駆動される第1昇降台41と、第1昇降台41に上下
動可能に支持される第2昇降台42とからなり、第2昇
降台42にローラヘッド45、46を支持したから、締
付ローラ51〜54によるキャップ1の回転動作により
キャップ1を螺着するに際してキャップ1がボトル2の
雄ねじ軸方向に引き込まれて沈み込んでいくとき、キャ
ップ1を挟持している締付ローラ51〜54は第2昇降
台42の第1昇降台41に対する下降によりキャップ1
の沈み込みに合わせて下降できる。これにより締付ロー
ラ51〜54とキャップ1の間にそれらの軸方向の相対
すべりがなく、キャップ1の外周面にこのすべりに基づ
くスリ疵を生ずる虞れがない。
【0064】尚、この締付ローラ51〜54によるキャ
ップ1の回転動作に先立ち、締付ローラ51〜54が先
ずキャップ1を挟持したら、第1昇降台41をキャップ
1の締付代(キャップ1の上記沈み込み量+余裕量)だ
け前もって下降させておき、これにより、第2昇降台4
2を第1昇降台41よりその締付代だけ相対的に上げて
おく。そして、続く締付ローラ51〜54によるキャッ
プ1の回転動作時に、第2昇降台42を重力によりその
締付代だけ下降、即ちキャップ1の沈み込みに合わせて
下降させる。
【0065】上記により、締付ローラ51〜54に
よるキャップ1の回転動作時に、第1昇降台41に対
し、ローラヘッド45、46を備える第2昇降台42に
重力によりキャップ1の締付代だけ下降するに際し、回
転駆動モータ61とローラヘッド45、46の締付ロー
ラ51〜54との間の伸縮回転軸62、63をエキスパ
ンダ軸62C、63Cとした。従って、エキスパンダ軸
62C、63Cにより構成された回転軸62、63はス
ムースに伸縮でき、第2昇降台42の下降補助力付与装
置等を必要とせず、簡素である。
【0066】キャップ1が該キャップ1に対して相対
回転できるノズル1Dを備えているとき、ノズル1Dの
ボトル2への組付位置を規制する手段としてのノズル位
置規制部81をローラヘッド45に備えた。従って、キ
ャップ1に相対回転できるノズル1Dのボトル2への組
付位置を簡易な構成により規制することができる。
【0067】ローラ回転装置44の回転力伝達経路
が、キャップ1締付領域の背面側に偏心配置された。こ
れにより、キャップ1締付領域の上部スペースを空きス
ペースとし、ここにボトル2に対するカバーキャップ
1、中栓等のための打ち込みキャップセット装置37を
設けることとした。従って、締付ローラ51〜54によ
るキャップ締付領域の上部に、簡易な構成により打ち込
みキャップセット装置37を設け、キャップ締付装置を
カバーキャップ1、中栓等の打ち込みキャップ1にも汎
用化できる。
【0068】(第2実施形態)(図12、図13) 第2実施形態が第1実施形態と実質的に異なる点は、ロ
ーラ回転装置44の回転駆動モータ61、上端軸62
A、63A、プーリ64、65、66Cとを第2昇降台
42に固定した支持台90に支持し、ローラ回転装置4
4の伸縮回転軸62、63を第2昇降台42の支持台9
0に支持した上端軸62A、63Aをスライド回転軸と
し、このスライド回転軸62A、63Aと、両ローラヘ
ッド45、46のそれぞれに支持されている下端軸62
B、63Bとを、上下のユニバーサル継手91、92を
介して中間回転軸62C、63Cにて連結したことにあ
る。スライド回転軸62A、63Aは、図12に示す如
く、上下の軸受93、94により両端支持され、プーリ
64、65のキー溝64A、65Aにスライドキー9
5、95を係合して軸方向にスライド可能とされてい
る。スライド回転軸62A、63Aの上端部にはフラン
ジ96が固定されている。図12は、スライド回転軸6
2A、63Aのフランジ96が支持台90に衝合する、
スライド回転軸62A、63Aのスライド下降端にある
ことを示している。
【0069】尚、第2実施形態において、第2昇降台4
2の下降ストッパ板97が第1昇降台41に衝合可能と
され、第1昇降台41に対する第2昇降台42の下降端
が規制される。また、打ち込みキャップセット装置37
は第2昇降台42の支持台90に固定されている。
【0070】従って、本実施形態によれば、第1実施形
態の前述した作用〜に加え、以下の作用がある。即
ち、締付ローラ51〜54によるキャップ1の回転動作
時に、第1昇降台41に対し、ローラヘッド45、46
を備える第2昇降台42が重力によりキャップ1の締付
代だけ下降するに際し、回転駆動モータ61とローラヘ
ッド45、46の締付ローラ51〜54との間の伸縮回
転軸62、63の一部を、第2昇降台42に両端支持さ
れてスライドできるスライド回転軸62A、63Aとし
た。従って、スライド回転軸62A、63Aにより構成
された回転軸62、63はスムースに伸縮でき、第2昇
降台42の下降補助力付与装置等を必要とせず、簡素で
ある。
【0071】(第3実施形態)(図14、図15) 第3実施形態が第1実施形態と実質的に異なる点は、ロ
ーラ回転装置44の伸縮回転軸62、63が、上端軸6
2A、63Aと下端軸62B、63Bとの間にスプライ
ン軸62C、63Cを設けたことにある。スプライン軸
62C、63Cは、スプライン外筒101とスプライン
内筒102とからなり、スプライン外筒101の上端部
を上ユニバーサル継手103により上端軸62A、63
Aに結合し、スプライン内筒102の下端部を下ユニバ
ーサル継手104により下端軸62B、63Bに結合し
てある。
【0072】従って、本実施形態によれば、第1実施形
態の前述した作用〜と同様の作用がある。
【0073】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、第
1昇降台41と第2昇降台42は互いに分割せず一体化
されてなるものであっても良い。このとき、キャップ締
付装置の締付ローラによりキャップを挟持して該キャッ
プを螺着する際のキャップの沈み込みは、一体化された
昇降台の全体をこのキャップの沈み込みに合せて下降す
ることにより、キャップを挟持している締付ローラをそ
のキャップの沈み込みとともに下降させることとしても
良い。但し、締付ローラは必ずしもこのキャップの沈み
込みとともに下降させることを必要としない。
【0074】尚、本発明のキャップ締付装置を、回転可
能な架台上に複数配置して構成されるロータリー式キャ
ッパーとして用いても良い。
【0075】また、本発明の実施において、キャップ締
付装置が備えるローラヘッドは 2個以上いくつであって
も良く、少なくとも 1個のローラヘッドを他のローラヘ
ッドに対して接離する方向に平行移動するものであれば
良い。また、各ローラヘッドは 1個以上いくつの締付ロ
ーラを備えるものであっても良い。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、キャップ
締付装置において、異なるサイズのキャップを締付度合
いにより確実に挟持し、多様なサイズのキャップをそれ
ぞれ安定して締付可能とすることにある。
【0077】また、本発明によれば、キャップを螺着す
るに際し、キャップがボトルの雄ねじ軸方向に打ち込ま
れて沈み込んでいくとき、キャップを挟持している締付
ローラがキャップの沈み込みに合わせてスムースに下降
可能とすることができる。
【0078】また、本発明によれば、キャップに相対回
転できるノズルのボトルへの組付位置を簡易な構成によ
り規制することができる。
【0079】また、本発明によれば、締付ローラによる
キャップ締付領域の上部に、簡易な構成により打ち込み
キャップセット装置を設け、キャップ締付装置をカバー
キャップ、中栓等の打ち込みキャップにも汎用化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態のキャップ締付設備を示す
側面図である。
【図2】図2は図1の平面図である。
【図3】図3はキャップ締付装置を示す正面図である。
【図4】図4は図3の左側面図である。
【図5】図5は図3の右側面図である。
【図6】図6は図3のローラ回転装置を示す平面図であ
る。
【図7】図7は図3のローラ開閉装置を示す平面図であ
る。
【図8】図8はキャップを示す模式図である。
【図9】図9はディップチューブ付きキャップの締付工
程図である。
【図10】図10はディップチューブなしキャップの締
付工程図である。
【図11】図11は打ち込みキャップの打ち込み工程図
である。
【図12】図12は第2実施形態のキャップ締付装置を
示す正面図である。
【図13】図13は図12の左側面図である。
【図14】図14は第3実施形態のキャップ締付装置を
示す正面図である。
【図15】図15は図14の左側面図である。
【符号の説明】
1 キャップ 1D ノズル 2 ボトル 31 架台 33 昇降台 35 キャップ締付装置 37 打ち込みキャップセット装置 41 第1昇降台 42 第2昇降台 43 ローラ開閉装置 44 ローラ回転装置 45、46 ローラヘッド 45A、46A ラック 47 開閉駆動モータ(開閉駆動部) 48 ピニオン 51〜54 締付ローラ 61 回転駆動モータ(回転駆動部) 62、63 伸縮回転軸 81 ノズル位置規制部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の締付ローラでキャップを挟持
    し、この締付ローラの回転により、キャップをボトルに
    螺着させるに際し、 相対する締付ローラをそれぞれ支持する複数個のローラ
    ヘッドの少なくとも 1個のローラヘッドを他のローラヘ
    ッドに対して接離する方向に移動し、相対する締付ロー
    ラを開閉するローラ開閉装置と、 複数個の締付ローラの少なくとも一方を強制回転するロ
    ーラ回転装置とを有してなるキャップ締付装置におい
    て、 前記ローラ開閉装置が、複数個のローラヘッドの少なく
    とも 1個のローラヘッドを他のローラヘッドに対して接
    離する方向に平行移動せしめることを特徴とするキャッ
    プ締付装置。
  2. 【請求項2】 前記ローラ開閉装置が、 ボトルに対して昇降する昇降台に相対する 2個の両ロー
    ラヘッドをそれぞれ横移動可能に支持し、 該昇降台に設けた開閉駆動部により駆動されるピニオン
    と、両ローラヘッドのそれぞれに設けたラックとを、該
    ピニオンの上面と下面とで噛合いさせてなる請求項1記
    載のキャップ締付装置。
  3. 【請求項3】 前記ローラ回転装置が、 ボトルに対して昇降する昇降台に設けた回転駆動部とロ
    ーラヘッドに設けた締付ローラとの間の回転力伝達経路
    に、該回転力伝達経路長を伸縮可能とする伸縮回転軸を
    設けてなる請求項2記載のキャップ締付装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降台が架台側に支持されて昇降駆
    動される第1昇降台と、第1昇降台に上下動可能に支持
    される第2昇降台とからなり、第2昇降台に前記ローラ
    ヘッドを支持してなる請求項3記載のキャップ締付装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ローラ回転装置の伸縮回転軸が、コ
    イルばね状のエキスパンダ軸からなる請求項4記載のキ
    ャップ締付装置。
  6. 【請求項6】 前記ローラ回転装置の伸縮回転軸が、昇
    降台に両端支持されるとともに軸方向にスライドできる
    スライド回転軸と、スライド回転軸にユニバーサル継手
    を介して連結された中間回転軸とからなる請求項4記載
    のキャップ締付装置。
  7. 【請求項7】 前記ローラヘッドが、キャップに付帯さ
    れていて該キャップに連れ回り且つ相対回転できるノズ
    ルに衝合し、該ノズルのボトルへの組付位置を規制する
    ノズル位置規制部を備えてなる請求項1〜6のいずれか
    に記載のキャップ締付装置。
  8. 【請求項8】 前記ローラ回転装置の回転力伝達経路
    が、キャップ締付領域の背面側に偏心配置されてなり、
    該キャップ締付領域の上部に打ち込みキャップセット装
    置を設けてなる請求項1〜7のいずれかに記載のキャッ
    プ締付装置。
JP35672396A 1996-12-27 1996-12-27 キャップ締付装置 Expired - Fee Related JP3298063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35672396A JP3298063B2 (ja) 1996-12-27 1996-12-27 キャップ締付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35672396A JP3298063B2 (ja) 1996-12-27 1996-12-27 キャップ締付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10194385A true JPH10194385A (ja) 1998-07-28
JP3298063B2 JP3298063B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=18450461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35672396A Expired - Fee Related JP3298063B2 (ja) 1996-12-27 1996-12-27 キャップ締付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3298063B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001086A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Bab-Hitachi Industrial Co 自動組付装置及び自動組付方法
CN104030212A (zh) * 2014-05-21 2014-09-10 成都中牧生物药业有限公司 用于实现铝箔盖安装的夹紧机构
CN104030207A (zh) * 2014-05-21 2014-09-10 成都中牧生物药业有限公司 铝箔盖包装机构
JP2017024784A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 澁谷工業株式会社 キャッピングヘッド
CN108328543A (zh) * 2017-01-20 2018-07-27 澁谷工业株式会社 旋盖头
KR102257366B1 (ko) * 2020-08-04 2021-06-03 주식회사 토탈이엔지 캡핑기
KR20220010241A (ko) * 2020-07-17 2022-01-25 윤정원 펌프캡 투입장치
CN114477045A (zh) * 2022-01-18 2022-05-13 浙江鼎泰药业股份有限公司 一种具有镇痛作用的有机凝胶加工设备

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001086A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Bab-Hitachi Industrial Co 自動組付装置及び自動組付方法
CN104030212A (zh) * 2014-05-21 2014-09-10 成都中牧生物药业有限公司 用于实现铝箔盖安装的夹紧机构
CN104030207A (zh) * 2014-05-21 2014-09-10 成都中牧生物药业有限公司 铝箔盖包装机构
CN104030212B (zh) * 2014-05-21 2015-12-30 成都中牧生物药业有限公司 用于实现铝箔盖安装的夹紧机构
CN104030207B (zh) * 2014-05-21 2015-12-30 成都中牧生物药业有限公司 铝箔盖包装机构
JP2017024784A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 澁谷工業株式会社 キャッピングヘッド
CN108328543A (zh) * 2017-01-20 2018-07-27 澁谷工业株式会社 旋盖头
CN108328543B (zh) * 2017-01-20 2021-06-08 澁谷工业株式会社 旋盖头
KR20220010241A (ko) * 2020-07-17 2022-01-25 윤정원 펌프캡 투입장치
KR102257366B1 (ko) * 2020-08-04 2021-06-03 주식회사 토탈이엔지 캡핑기
CN114477045A (zh) * 2022-01-18 2022-05-13 浙江鼎泰药业股份有限公司 一种具有镇痛作用的有机凝胶加工设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3298063B2 (ja) 2002-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2022134148A1 (zh) 异形件六自由度智能组装系统
JP3298063B2 (ja) キャップ締付装置
JPH07156994A (ja) 検体容器閉栓方法およびその装置
JP2002302227A (ja) 袋詰め包装機における袋移送装置及びグリッパー用無端チェーン
JPH08195589A (ja) 電子部品装着装置
IN168652B (ja)
JP4151764B2 (ja) キャップ締付装置
JP3690769B2 (ja) キャップ締付装置
JP4880968B2 (ja) 物品保持回転装置
US20210299888A1 (en) Workpiece supply-and-discharge device
CN212051539U (zh) 一种淬火槽工件淬火搬运系统
CN114474437A (zh) 单晶硅上料自适应夹持转运装置及方法
JP4194414B2 (ja) キャッピング装置
JP3593208B2 (ja) 3次元芯合わせ装置
CN213841770U (zh) 用于锁止炉门和炉体的连接结构及立式加热炉
JP4343514B2 (ja) ローディング装置
KR100395549B1 (ko) 트레이 피더 교환장치
JP2004142048A (ja) ローディング装置
JPH0872987A (ja) ベルト式キャッパー
CN220362594U (zh) 一种可抓取旋进式的机械爪
JP2542841B2 (ja) 工作機械
JPH11105984A (ja) キャップ締め装置におけるキャッパー
JPH0746478Y2 (ja) 円筒状物品の把持装置
CN212609432U (zh) 一种跟随式旋盖头装置
JP4751284B2 (ja) キャッピング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020326

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120419

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130419

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130419

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140419

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees