JPH0746478Y2 - 円筒状物品の把持装置 - Google Patents

円筒状物品の把持装置

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JPH0746478Y2
JPH0746478Y2 JP724692U JP724692U JPH0746478Y2 JP H0746478 Y2 JPH0746478 Y2 JP H0746478Y2 JP 724692 U JP724692 U JP 724692U JP 724692 U JP724692 U JP 724692U JP H0746478 Y2 JPH0746478 Y2 JP H0746478Y2
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光治 浜高
隆之 後藤
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靜甲株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、異径で多品種の円筒状
物品をそれぞれに対して一律に把持し得る装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】円筒状物品、例えば、液体を充填包装す
る容器またはそのキャップ等は、その内容物の性状や用
途によって様々な形状を呈しているもので、特に、その
首部あるいは胴部の外形は、図5に示すように、千差万
別なものが市場提供されているものであり、これら異径
の円筒状物品に対して処理・加工を施す機械、例えば、
充填機,施蓋機,洗浄機,容器等の切断機は、大型で高
価なこともあって、多種類形状の容器へのそれぞれの処
理・加工においては、前記した一台の機械により前記多
種容器へ対応させて汎用することが一般的である。
【0003】しかし、一種の把持装置30を用いて異なる
物品31の把持を行なおうとすると、物品径の中心に対し
て、小径の円筒状物品31を把持するものは、図6に示す
ように、把持体32,32 の把持位置が正規の把持中心pに
対して,内方のズレた不正把持中心qへ移動し、また、
大径の円筒状物品31を把持するもは、図7に示すよう
に、把持体32,32 の把持位置が正規の把持中心pに対し
て,外方のズレた不正把持中心qへ移動していずれも物
品31に対して、同一中心にて把持することができないも
のであるため、これら異径の円筒状物品31の中心を同一
に把持するためには、それぞれの物品ごとに前記した機
械における把持装置あるいはアタッチメントの交換を行
うことでその汎用性を持たせていたものである。
【0004】しかしながら、前記した把持装置あるいは
アタッチメントの交換には、機械および物品の搬送ライ
ン等関連設備をすべて停止させた後行なわなければなら
ないので、その作業が大掛かりとなる上、交換時間も大
幅に掛かって作業能率が低下する。
【0005】また、最近では、少量多品種の処理・加工
が多くなり、そのための、それぞれ異なる把持装置ある
いはアタッチメントをあらかじめ準備する必要があっ
て、これらの部品管理やその保管スペースに困難を生ず
る問題点があり、その結果、製品のコストアップとなる
ものであった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、異径の円筒状物
品であっても一律にその外周を把持することができるも
のであり、また、物品を挟んでその両側に該物品を把持
する把持体を、一端を軸着した回動アームにより支承さ
せてあって、該回動アームにより前記した把持体をガイ
ドに沿って移動させることにより、常に、把持体の中心
位置が一定になるように当接することができると共に、
把持体を昇降調整手段により載置位置に対して上下移動
させることにより、円筒状物品丈の異なるものをも一律
な把持を行なわせる円筒状物品の把持装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本考案の手段は、フレームにおける円筒状物品の
載置位置の近傍において、該フレームへ回動自在に立設
させた一対の支軸と、これら支軸に基部を固着して前記
載置位置へ前記円筒状物品を挟むように張り出させた一
対の回動アームと、該回動アームの外端部において前記
フレームへ、この回動アームと直交させ、かつ、前記載
置位置の中心へ対応するように取り付けた一対のガイド
と、前記一対の回動アームの外端部へ軸支して、該回動
アームの回動により前記ガイドに沿って前記円筒状物品
に対し進退する一対の把持体と、これら一対の把持体の
内端に設けた略V字状の把持面と、前記支軸に連係させ
て前記一対の回動アームを回動させる駆動手段と、を備
えさせた円筒状物品の把持装置の構成にある。
【0008】また、加工処理機における円筒状物品の載
置位置の近傍において、支持部材へ回動自在に立設させ
た一対の支軸と、これら支軸に基部を固着して前記載置
位置へ、前記円筒状物品を挟むように張り出させた一対
の回動アームと、該回動アームの外端部において前記フ
レームへ、この回動アームと直交させ、かつ、前記載置
位置の中心へ対応するように取り付けた一対のガイド
と、前記一対の回動アームの外端部へ軸支して、該回動
アームの回動により前記ガイドに沿って前記円筒状物品
に対し進退する一対の把持体と、これら一対の把持体の
内端に設けた略V字状の把持面と、前記した支軸に連係
させて前記一対の回動アームを回動させる駆動手段と、
前記支持部材へ連係させた昇降調整手段と、を備えさせ
た円筒状物品の把持装置の構成にある。
【0009】
【作用】前記のように構成される本考案の円筒状物品の
把持装置は以下に述べる作用を奏する。
【0010】本考案の円筒状物品の把持装置は、処理・
加工機において取り付けられるもので、駆動手段の操作
に伴って支軸に支承された回動アームは、該装置におけ
る載置位置において供給された円筒状物品を把持する方
向、すなわち、内方へ向かって回動し始める。
【0011】このとき、前記回動アームへ支軸により取
り付けられた把持体は、フレームへ前記回動アームと直
交するように取り付けられたガイドに沿って、円筒状物
品の中心位置へ向かいつつ移動し、その一対の把持面が
該円筒状物品の両側から対抗的で均一に当接して所定圧
により把持される。
【0012】また、前記支持部材へ昇降調整手段を連係
させることにより、該支持部材に取り付けた把持体の把
持高さを任意に変換させて、図5に示すような、円筒状
物品丈の異なるものであっても一律な把持が行なわれる
ものである。
【0013】
【実施例】次に本考案に関する円筒状物品の把持装置の
一実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】本考案の円筒状物品の把持装置Aは、円筒
状物品1、例えば、図5に示すように、容器1に液体ま
たは流体を充填する充填機,この容器1にキャップ1aを
施して巻締,冠着する施蓋機,容器の洗浄機,容器等の
切断機等のいわゆる加工処理機Bに採用されるものであ
る。
【0015】図1〜3においてAは、本考案に係る実施
例装置で、前記した加工処理機B、例えば、施蓋機に用
いられるものであって、該施蓋機Bにおいてフレーム2
の支持部材8へ立設させた一対の支軸3,3と、一対の
回動アーム4,4と、前記支持部材8にそれぞれ設けた
ガイド5,5と、前記一対の回動アーム4,4にそれぞ
れ取り付けた把持体6,6と、前記支軸3,3に連係さ
せた駆動手段7とにより基本的に構成される。
【0016】前記支軸3,3は、前記装置Aにおける円
筒状物品1の載置位置2aの近傍において、そのフレーム
2より延設させた支持部材8へ所定間隔で一対を回動自
在に立設してある。
【0017】前記した一対の回動アーム4,4は、前記
一対の支軸3,3にその基部を固着させ、前記載置位置
2aに供給した前記円筒状物品1を両側より挟むように張
り出させて、前記した支軸3,3を中心として所定の範
囲内を揺動し得るように構成される。
【0018】前記したガイド5,5は、前記回動アーム
4,4の外端部に対応させて、前記フレーム2の支持部
材8へ該回動アーム4,4の長手方向と直交させると共
に、前記載置位置2aに供給された円筒状物品1径の中心
へ相対するように取り付けてある。
【0019】前記した一対の把持体6,6は、前記円筒
状物品1の外周に当接して前記した施蓋機Bによるキャ
ップ1aの巻締めや押し込み時に、この他力により載置位
置2aの円筒状物品1が回転、または、移動やズレを起こ
さないように把持しておくもので、平板状に形成してそ
の両側縁を前記ガイド5,5へ摺動自在に挿嵌し、その
中間部において前記回動アーム4,4と略同一方向に穿
設した長孔9,9へ、前記回動アーム4,4の外端部の
支軸10,10に取り付けたコロ12,12を移動自在に係合さ
せてあって、前記回動アーム4,4の揺動に伴って円筒
状物品1に対して自在に進退し得るものである。
【0020】そして、この把持体6,6の内端部、すな
わち、円筒状物品1への対応面側には、略V字状に形成
した把持面13,13をそれぞれ設けてあって、円筒状物品
1の外周に対して該把持面13,13 のそれぞれの二点(両
面では四点)が当接することにより、前記円筒状物品1
が外周より確実に把持されると共に、図3に示すよう
に、載置位置1aにおいて該円筒状物品1はこの正規の把
持中心pが多少ずれていても、前記した把持面13,13 の
内方への移動に伴って円筒状物品1は自動的に正規な把
持中心pへと移動修正される。
【0021】前記した駆動手段7は、前記載置位置2aに
おいて円筒状物品1の把持タイミングに合わせて回動ア
ーム4,4を揺動させるもので、円筒状物品1への施蓋
機Bの旋回途中においてその回転を利用するものであ
り、図1および図4に示すように、前記支軸3,3の上
端における一方へ取り付けたレバー14の外端にコロ15を
軸支し、このコロ15を前記施蓋機Bの中空固定軸16に取
り付けた円板カム17の周端へ弾機的に当接してあって、
前記支軸3,3に取り付けた連係歯車18,18 の噛合によ
り相対的に連動して開閉される。
【0022】なお、図4において19は施蓋機Bにおける
キャップ1aの巻締手段で、本考案実施例の把持装置Aが
作動しているとき、あらかじめ供給されたキャップ1aを
把持して円筒状物品1(ボトル)の口元へ対応させて巻
き締めまたは押し込みを行なわせる。
【0023】また、前記把持面13,13 には、ゴム系の滑
り止め(図示せず)をそれぞれ貼着して円筒状物品1の
把持を確実にすることもある。
【0024】図4において20は前記した支持部材8の昇
降調整手段で、前記施蓋機Bの中空固定軸16の内部に挿
嵌した操作軸21の上部における螺軸22を、前記した巻締
手段19等を備えた施蓋機Bにおける昇降体23のめねじ体
24へ螺着し、下部にベベルギア等の換向部材25,25を介
してフレーム2へ回転軸26を取り付け、該回転軸26の外
端に操作ハンドル27を取り付けてあって、このハンドル
27の操作により前記螺軸22に螺合した昇降体23が固定軸
16に沿って任意に昇降するものである。
【0025】
【考案の効果】前述のように構成される本考案の円筒状
物品の把持装置は、回動アームに取り付けられた把持体
の移動により、大径から小径の円筒状物品の把持が均一
に行なえ、しかも、その把持位置も常に円筒状物品径の
中心に対して一律になされるため、前記異径の円筒状物
品の把持が単一の装置により行なわれる。
【0026】そのため、従来のように、円筒状物品の外
径が変わるたびに把持装置やアタッチメントを交換する
必要が無くなり、これに要する作業時間やその手間が不
要となって、大幅な省人化が計れ、少量多品種の円筒状
物品への加工・処理には極めて有効である。
【0027】また、前記把持装置やアタッチメントの交
換が無くなるので、これらの準備や管理および管理に必
要な収納スペースや、その作業員も不要となるからコス
トダウンの目的が達せられる。
【0028】更に、把持体を有する支持部材を昇降調整
手段により載置位置に対して上下移動させることによ
り、円筒状物品丈の異なるものをも一律な把持を行なわ
せることがワンタッチになされるものである。等の格別
な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に関する円筒状物品の把持装置の一実施
例を示すもので、小径円筒状物品を把持した状態の平面
図である。
【図2】図1における側面図である。
【図3】図1における大径円筒状物品を把持した状態の
平面図である。
【図4】本考案に関する円筒状物品の把持装置の一実施
例を採用した施蓋機の一部縦断側面図である。
【図5】本考案の一実施例装置に使用される円筒状物品
の外形を線図で示す説明図である。
【図6】従来の物品把持装置の使用状態例を示すもの
で、小径円筒状物品を把持した状態の平面図である。
【図7】図6における大径円筒状物品を把持した状態の
平面図である。
【符号の説明】
1 円筒状物品 2 フレーム 2a 載置位置 3,3 支軸 4,4 回動アーム 5,5 ガイド 6,6 把持体 7 駆動手段 8 支持部材 13,13 把持面 20 昇降調整部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工処理機における円筒状物品の載置位
    置の近傍において、支持部材へ回動自在に立設させた一
    対の支軸と、これら支軸に基部を固着して前記載置位置
    へ、前記円筒状物品を挟むように張り出させた一対の回
    動アームと、該回動アームの外端部において前記フレー
    ムへ、この回動アームと直交させ、かつ、前記載置位置
    の中心へ対応するように取り付けた一対のガイドと、前
    記一対の回動アームの外端部へ軸支して、該回動アーム
    の回動により前記ガイドに沿って前記円筒状物品に対し
    進退する一対の把持体と、これら一対の把持体の内端に
    設けた略V字状の把持面と、前記支軸に連係させて前記
    一対の回動アームを回動させる駆動手段とを備えさせた
    ことを特徴とする円筒状物品の把持装置。
  2. 【請求項2】 加工処理機における円筒状物品の載置位
    置の近傍において、支持部材へ回動自在に立設させた一
    対の支軸と、これら支軸に基部を固着して前記載置位置
    へ、前記円筒状物品を挟むように張り出させた一対の回
    動アームと、該回動アームの外端部において前記フレー
    ムへ、この回動アームと直交させ、かつ、前記載置位置
    の中心へ対応するように取り付けた一対のガイドと、前
    記一対の回動アームの外端部へ軸支して、該回動アーム
    の回動により前記ガイドに沿って前記円筒状物品に対し
    進退する一対の把持体と、これら一対の把持体の内端に
    設けた略V字状の把持面と、前記支軸に連係させて前記
    一対の回動アームを回動させる駆動手段と、前記支持部
    材へ連係させた昇降調整手段とを備えさせたことを特徴
    とする円筒状物品の把持装置。
JP724692U 1992-02-21 1992-02-21 円筒状物品の把持装置 Expired - Lifetime JPH0746478Y2 (ja)

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JPH0567487U JPH0567487U (ja) 1993-09-07
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KR101865334B1 (ko) * 2016-08-26 2018-06-07 윤선규 자동확관장치

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